JP3313255B2 - 自動塗布方法に用いるコーティング剤 - Google Patents

自動塗布方法に用いるコーティング剤

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JP3313255B2 JP00384895A JP384895A JP3313255B2 JP 3313255 B2 JP3313255 B2 JP 3313255B2 JP 00384895 A JP00384895 A JP 00384895A JP 384895 A JP384895 A JP 384895A JP 3313255 B2 JP3313255 B2 JP 3313255B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車体面及び
ガラス面に撥水性を付与するための自動塗布方法に用い
自動車用コーティング剤に関する。特に自動洗車機に
使用しコーティングをするのに適した自動車用コーティ
ング剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動車等の車体面に対し撥水性を有
する皮膜を施すコーティング剤としては、古くは、艶出
しワックスとして、ロウを主体とした固形状のものが使
用されていた。その後、シリコーンオイルを撥水皮膜成
分として、これに種々の成分を配合した溶液、乳化液又
は懸濁液のコーティング剤が開示されている。例えば、
シリコーン化合物、ロウ及びカチオン界面活性剤を加え
た乳化液を用いた自動車の門型洗車機用コーティング剤
(特開昭63-11249号公報)、シリコーンオイルに脂肪酸
ビスアミド類を配合した液状の艶出し剤(特開平2-1855
79号公報)等である。自動車の車体表面をシロキサン類
ポリマーを主成分とするコーティング剤を塗布し、その
コーティング剤の塗布面を加熱して、艶出しコーティン
グする方法(特開平4-122475号公報)また、非多孔性基
質例えばガラス、金属、セラミック、プラスチック等を
保護し、これを撥水性にする処理剤として、アルキルポ
リシロキサンに硫酸、リン酸、芳香族スルホン酸、脂肪
族スルホン酸、塩酸を加えた液剤(特公昭50-15473号公
報)等が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のコーティ
ング剤は、自動車等の車体面に付着性が悪くこれらのコ
ーティング剤を塗布後、塗布面を手又は洗車ブラシ等で
ブラッシングをしなければ十分にコーティング皮膜を付
着することができなかった。そして、これらのコーティ
ング剤を使用する場合は、一般に水又は洗剤を含んだ水
により洗車した後コーティング処理を行うものであり、
コーティング剤が車体面に対する付着性が悪いため、洗
車後車体に付着した洗浄水を除去、乾燥してからコーテ
ィングする必要があった。このように、従来のコーティ
ング剤はコーティングの十分な効果を得るには極めて煩
雑な操作が必要であった。本発明は、車体面に付着性が
優れ、かつガラス面にも付着性がよく、これらの煩雑な
操作を省き、更には洗車と同時に車体面並びにガラス面
にコーティング処理を行うことのできる自動塗布方法に
用いる自動車用コーティング剤を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上述の目的を
達成するために鋭意研究の結果、ジメチルポリシロキサ
ンのメチル基の一部にアミノアルキル基、又は、アミノ
アルキル置換アミノアルキル基を導入したポリシロキサ
を非イオン界面活性剤で乳化した乳化液にアルキルア
ンモニウム塩を加えた自動車用コーティング剤は、自動
車等の車体表面並びにガラス面に対する付着性が優れ、
撥水性の優れた皮膜を形成する知見を得て自動塗布に使
用できる自動車用コーティング剤を完成した。
【0005】本発明は、ジメチルポリシロキサンのメチ
ル基の一部にアミノアルキル基、又は、アミノアルキル
置換アミノアルキル基を導入したポリシロキサン(以
下、単に「アミノ変性シリコーンオイル」とする)を非
イオン界面活性剤で乳化した乳化液に
【化1】 (式中、Rは炭素数1〜3を有するアルキル基、R′は
炭素数8〜30を有する飽和又は不飽和炭化水素基、R″
は炭素数8〜30を有する飽和又は不飽和炭化水素基又は
炭素数1〜3を有するアルキル基、Xはハロゲン原子を
示す。)及び
【化2】 R′−NH3 +X′- (式中、R′は前述と同意義を有する、X′はハロゲン
原子又は酢酸イオンを示す。) で示される化合物よりなる群から選ばれる1種又は2種
以上のアルキルアンモニウム塩を加えたことを特徴とす
る自動塗布方法に用いる自動車用コーティング剤であ
る。
【0006】アミノ変性シリコーンオイルのアルキルア
ミノ基を有するものは、「反応性シリコーンオイル、製
品名、X−22シリーズ」、アミノアルキル置換アミノア
ルキル基を有するものは、「反応性シリコーンオイル、
製品名、KFシリーズ」(信越化学工業(株)製品)とし
て市販されている。本発明には、これらのアミノ変性シ
リコーンオイルの何れも使用することができる。好適な
ものとしては、上記KFシリーズのアミノ変性有機基と
して、アミノアルキル置換アミノアルキル基のアミノ変
性シリコーンオイルが挙げられる。
【0007】本発明に使用されるアルキルアンモニウム
塩は〔化1〕及び〔化2〕で示されるアルキルアンモニ
ウム塩である。 〔化1〕に含まれる化合物としては、ジオクチルジメチ
ルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニ
ウムクロライド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロ
ライド、ジテトラデシルジメチルアンモニウムクロライ
ド、ジヘキサデシルジメチルアンモニウムクロライド、
ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジエ
イコシルジメチルアンモニウムクロライド、ジテトラコ
シルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクタコシル
ジメチルアンモニウムクロライド、ジオレイルジメチル
アンモニウムクロライド、オクチルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、デシルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド、テ
トラデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ヘキサ
デシルトリメチルアンモニウムクロライド、オクタデシ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、エイコシルトリ
メチルアンモニウムクロライド、テトラコシルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、オクタコシルトリメチルア
ンモニウムクロライド、オレイルトリメチルアンモニウ
ムクロライド等が挙げられる。特に、ジオクタデシルジ
メチルアンモニウムクロライド、オクダデシルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、ジドデカシルジメチルアン
モニウムクロライド等が好適である。
【0008】〔化2〕に含まれる化合物としては、オク
チルアミン酢酸塩、デシルアミン酢酸塩、ドデシルアミ
ン酢酸塩、ドデシルアミン塩酸塩、テトラデシルアミン
酢酸塩、ヘキサデシルアミン酢酸塩、オクタデシルアミ
ン塩酸塩、オクタデシルアミン酢酸塩、エイコシルアミ
ン塩酸塩、テトラコシルアミン酢酸塩、オクタコシルア
ミン酢酸塩、オレイルアミン酢酸塩等が挙げられる。特
に、オクタデシルアミン酢酸塩、オクタデシルアミン塩
酸塩、ドデシルアミン酢酸塩、ドデシルアミン塩酸塩等
が好適である。
【0009】本発明のアミノ変性シリコーンオイルの乳
化に使用される非イオン界面活性剤としては、一般に使
用される非イオン界面活性剤のポリエチレングリコール
アルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリ
ドを何れも使用することができる。中でもポリエチレン
グリコールアルキルエーテルが好適である。
【0010】本発明の自動車用コーティング剤は、上記
アミノ変性シリコーンオイルを非イオン界面活性剤によ
り乳化液とするには一般の方法により調製することがで
きる。即ち、アミノ変性シリコーンオイルに対し通常の
乳化剤の使用量20〜30重量%とを使用して、撹拌する、
なお、市販のアミノ変性シリコーンオイルエマルジョン
も使用することができる。かくして得られたアミノ変性
シリコーンオイル乳化液に上記〔化1〕、〔化2〕で示
されるアルキルアンモニウム塩の1種又は2種以上を加
える、この場合のアルキルアンモニウム塩の添加量は、
本発明の自動車用コーティング剤を車体のコーティング
に使用する場合の使用条件により適宜調製する。例えば
自動洗車機による場合は、本発明の自動車用コーティン
グ剤を20〜50倍に希釈して散布され、その0.1〜1.0重量
%程度になるように加える。本発明の自動車用コーティ
ング剤の調製において、他の助剤、例えば防腐剤等を加
えても良い。
【0011】本発明の自動車用コーティング剤は、門型
洗車機、連続洗車機、スプレー洗車機、更に半自動のス
プレー式等の自動塗布方法に極めて便利に使用すること
ができる。本発明の自動車用コーティング剤を門型洗車
機に使用する場合は、洗車の洗浄工程の最後の段階でコ
ーティング処理を行なう。本発明の自動車用コーティン
グ剤はこの段階で20〜50倍に希釈されて洗車機備付けの
供給器より噴霧塗布される。本発明の自動車用コーティ
ング剤は塗布するのみの操作で十分車体に付着し、ブラ
シ等で擦り本剤を車体付着させる必要がなく、また、本
剤の撥水性により、門型洗車機による送風乾燥により、
水が飛ばされるのでこの水を拭き取る必要もない。
【0012】本発明の成分であるアミノ変性シリコーン
オイルは本発明の自動車用コーティング剤の皮膜成分を
形成する。このアミノ変性シリコーンオイルは非イオン
界面活性剤により乳化され、この乳化されているアミノ
変性シリコーンオイルがアルキルアンモニウム塩との相
乗作用により、車体表面及びガラス表面に極めて優れた
付着性を示し、かつその塗布面が水に対する撥水性が優
れ従来の液状コーティング剤のように、塗布後ブラッシ
ング等の必要がなく、また送風乾燥により水を拭き取ら
なくても水は車体面及びフロントガラス面から水滴にな
って飛ばされ除去される。次に本発明の実施例を挙げて
本発明を更に説明する。
【0013】
【実施例1】ポリシロキサンのメチル基がアミノアルキ
ル置換アミノアルキル基で置換され、ポリシロキサンの
分子量5,000〜10,000のアミノ変性シリコーンオイル10
重量部をポリエチレングリコールアルキルエーテル15重
量部に加えて、これに水を加えて全量を100重量部と
し、ホモジナイザーにより乳化し乳化液とする。この乳
化液の10重量部にジオクタデシルジメチルアンモニウム
クロライド0.5重量部を加え、更に水を加えて全量を100
重量部として本発明の自動車用コーティング剤を得る。
【0014】
【実施例2】実施例1と同様にして調製したアミノ変性
シリコーンオイル乳化液10重量部にジドデシルジメチル
アンモニウムクロライド0.5重量部を加え、更に水を加
えて全量を100重量部として本発明の自動車用コーティ
ング剤を得る。
【0015】
【実施例3】実施例1と同様にして調製したアミノ変性
シリコーンオイル乳化液10重量部にオクタデシルトリメ
チルアンモニウムクロライド0.5重量部を加え、更に水
を加えて全量を100重量部として本発明の自動車用コー
ティング剤を得る。
【0016】
【実施例4】実施例1と同様にして調製したアミノ変性
シリコーンオイル乳化液10重量部にジオクタデシルジメ
チルアンモニウムクロライド0.25重量部及びドデシルア
ミン酢酸塩0.25重量部を加え、更に水を加えて全量を10
0重量部として本発明の自動車用コーティング剤を得
る。
【0017】
【試験例】次に本発明の自動車用コーティング剤の効果
を示す試験を示す。 <試験例1> 従来の門型洗車機に使用する水性ワックスとの比較試験 供試々料 本発明の試料:実施例1の自動車用コーティング剤。 比較試料:従来の水性ワックスとして、"シャインワッ
クス1000"(三愛石油(株)製)、カルナバワックス、パ
ラフィンワックス、鉱物油にカチオン界面活性剤を含む
液の艶出しワックス。 試験方法 比較試料の塗布法:門型洗車機を使用して車体を水洗
し、ブラッシングする、次にワックス下地処理剤でブラ
ッシングし、次に比較試料を塗布ブラッシングし、後水
洗し、送風乾燥する。 本発明の試料の塗布法:門型洗車機を使用して水洗し、
ブラッシングし、後本発明の試料を塗布し後水洗し、送
風乾燥する。 試験結果 上記試験結果は下記表1及び表2の通りであった。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】 以上の試験結果より明らかなように本発明の自動車用コ
ーティング剤は公知のコーティング剤より車体、ガラス
に対する撥水性が優れていることが判る。
【0020】<試験例2> 従来の手塗りコーティング剤との比較試験 供試々料 本発明の試料:実施例1のもの。 比較試料:従来の手塗りコーティング剤として、“フッ
ソ99”(ソフト99コーポレーション製)フッソ樹脂と石
油系溶剤の艶出しコーティング剤。 試験方法 比較試料の塗布法:車体を水洗し、水分を除去し、次に
比較試料を塗布し、乾燥し残留液を拭き取る。以上の操
作をすべて手作業で行う。 本発明の試料の塗布法:門型洗車機を使用して水洗し、
ブラッシングし、後本発明の試料を塗布し後水洗し、送
風乾燥する。 試験結果 上記試験結果は下記表3の通りであった。
【0021】
【表3】
【0022】ガラス面に対する撥水性 比較試料は車体用のコーティング剤であるので、ガラス
に塗布すると油膜になる。以上の試験結果より明らかな
ように本発明の自動車用コーティング剤は手塗りによる
コーティング剤と車体の撥水性においてはその差異はな
いが、ガラス面に対するコーティングも可能である。本
発明が自動洗車機により手塗りの場合と同等の効果を得
られることは、コーティング剤の塗布操作が極めて容易
である点において格別の効果があることは明らかであ
る。更に、比較試料はガラスには使用できない。
【0023】<試験例3> 従来のガラスコーティング剤との比較試験 供試々料 本発明の試料:実施例1のもの。 比較試料:従来のガラスコーティング剤として、“スー
パーレインX”(UNELKO社製)ジメチルポリシロ
キサンと硫酸とアルコールのガラスコーティング剤。 試験方法 比較試料の塗布法:フロントガラスの油膜を除去し、水
洗し、水分を除去し、次に比較試料を塗布し、乾燥し残
留液を拭き取る。以上の操作をすべて手作業で行う。 本発明の試料の塗布法:門型洗車機を使用して水洗し、
ブラッシングし、後本発明の試料を塗布し後水洗し、送
風乾燥する。 試験結果 車体に対する撥水性 比較試料はガラスコーティング剤であるので、車体に塗
布すると塗膜が侵されてしまう。 ガラス面に対する撥水性 試験結果は下記表4の通りであった。
【0024】
【表4】 以上の通り、手塗りに対するガラス面の撥水性は、その
撥水性効果は同等であるが、本発明の自動洗車機により
手塗りと同等の効果を得られることは、コーティング操
作が極めて容易である点において顕著な効果がある。
【0025】<試験例4> 本発明の自動車用コーティング剤の「ガラス水切れ試
験」「ガラス撥水試験」「車体水切れ試験」「車体撥水
試験」「スプレーによる車体の撥水試験」「スプレーに
よるガラスの撥水試験」「ガラスの撥水持続性試験」 供試々料 本発明の実施例1〜4の自動車用コーティング剤及び下
記の比較試料1〜3のコーティング剤。 比較試料1 ジメチルポリシロキサン、分子量が10,000〜20,000、10
重量部をポリエチレングリコールアルキルエーテル15重
量部で乳化して、この乳化液を水で100重量部にしてコ
ーティング剤を得る。 比較試料2 実施例1のアミノ変性シリコーンオイルを実施例1と同
様の非イオン界面活性剤を用いて乳化した乳化液を水で
100重量部にしてコーティング剤を得る。 比較試料3 ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライド0.5重
量部を含有した水性液。 試験方法 門型洗車機を使用して水洗し、ブラッシングし、後上記
各供試々料を塗布し後、水洗し、送風乾燥した。 「ガラス水切れ試験」(試験1)門型洗車機で処理後、
車体に水をかけ、その時のフロントガラスの水の切れる
速さを観察した。 「ガラス撥水試験」(試験2)門型洗車機で処理後、車
体に水をかけ、その時のフロントガラスに残る水玉の丸
さを観察した。 「車体の水切れ試験」(試験3)門型洗車機で処理後、
車体に水をかけ、その時の車体の水の切れる速さを観察
した。 「車体撥水試験」(試験4)洗車機の洗滌水により余分
なコーティング剤を流し、その時の車体に残る水玉の丸
さを観察した。 「スプレーによる車体の撥水試験」(試験5) 「スプレーによるガラスの撥水試験」(試験6) 上記各試料を20倍に水で希釈し、ハンドスプレーに入
れ、車体に塗布し、洗滌水により余分なコーティング剤
を流した。この時に車体、フロントガラスに残留した水
玉とフロントガラスの水の切れる速さを観察した。 「ガラスの撥水持続性試験」(試験7)ホースにより洗
滌水をかけながら、ワイパーを動かし、その後再び水を
かけた後のフロントガラスに残る水玉の丸さを観察し
た。 試験結果 上記の試験の結果は下記表5の通りであった。
【0028】
【表5】 本試験例で表示されている評価符号の◎は極めて良い、
○はやや良い、 △は良い、×は悪い、をそれぞれ表す。
【0029】以上の結果より明らかな通り、本発明の
動車用コーティング剤は自動塗布方法を用いてコーティ
ングを行っても、車体並びにガラスに対し極めて良好な
撥水皮膜を形成し安定性も良好である。
【0030】
【発明の効果】本発明の自動車用コーティング剤は、自
動車等の車体、ガラスに塗布後、機械又は手で塗布面を
擦らなくても十分付着し、塗布後の洗浄等により剥落し
ない優れた撥水皮膜を形成する自動車用コーティング剤
でしかも、本剤塗布後乾燥してもその余滴を拭き取る必
要がなく、自然に液滴として流下する性質を有している
から、自動車用コーティング剤の擦り込み、拭き取り等
の手間が省略でき、自動塗布機、特に門型洗車機により
車体の洗浄操作と連続して使用できるので、工業上極め
て有用な発明である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉原 正 東京都品川区東大井五丁目22番5号 三 愛石油株式会社内 (72)発明者 斉藤 博光 東京都品川区東大井五丁目22番5号 三 愛石油株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−1919(JP,A) 特開 昭61−6152(JP,A) 特開 昭59−122548(JP,A) 特開 昭56−157466(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 183/08 C09D 7/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジメチルポリシロキサンのメチル基の一
    部にアミノアルキル基、又は、アミノアルキル置換アミ
    ノアルキル基を導入したポリシロキサンを非イオン界面
    活性剤で乳化した乳化液に〔化1〕及び〔化2〕示され
    る化合物よりなる群から選ばれる1種又は2種以上のア
    ルキルアンモニウム塩を加えてなることを特徴とする自
    動塗布方法に用いる自動車用コーティング剤。 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜3を有するアルキル基、R′は
    炭素数8〜30を有する飽和又は不飽和炭化水素基、R″
    は炭素数8〜30を有する飽和又は不飽和炭化水素基又は
    炭素数1〜3を有するアルキル基、Xはハロゲン原子を
    示す。) 【化2】R′−NH3 +X′- (式中、R′は前述と同意義を有する、X′はハロゲン
    原子又は酢酸イオンを示す。)
  2. 【請求項2】 〔化1〕で示されるアルキルアンモニウ
    ム塩がジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライ
    ド、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロライド、
    ジドデシルジメチルアンモニウムクロライド、〔化2〕
    で示されるアルキルアンモニウム塩がオクタデシルアミ
    ン酢酸塩、ドデシルアミン酢酸塩である請求項1の自動
    車用コーティング剤
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の自動車用コーティ
    ング剤を自動塗布方法で塗布することを特徴とする車体
    表面及びガラス面に皮膜を形成する方法。
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