JP3312517B2 - ディスプレイ装置の誤差拡散処理装置 - Google Patents

ディスプレイ装置の誤差拡散処理装置

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JP3312517B2
JP3312517B2 JP01656695A JP1656695A JP3312517B2 JP 3312517 B2 JP3312517 B2 JP 3312517B2 JP 01656695 A JP01656695 A JP 01656695A JP 1656695 A JP1656695 A JP 1656695A JP 3312517 B2 JP3312517 B2 JP 3312517B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誤差拡散による擬似中
間調表示を行うディスプレイ装置の誤差拡散処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、薄型、軽量の表示装置として、P
DP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)が注目されて
いる。このPDPの駆動方式は、従来のCRT駆動方式
とは全く異なっており、ディジタル化された映像入力信
号による直接駆動方式である。したがって、パネル面か
ら発光される輝度階調は、扱う信号のビット数によって
定まる。PDPは基本的特性の異なるAC型とDC型の
2方式に分けられる。
【0003】AC型PDPでは、輝度と寿命については
十分な特性が得られているが、階調表示に関しては、試
作レベルで最大64階調表示までの報告しかなかった
が、アドレス・表示分離型駆動法(ADSサブフィール
ド法)による将来の256階調の手法が提案されてい
る。
【0004】1フレームは、輝度の相対比が1、2、
4、8、16、32、64、128の8個のサブフィー
ルドで構成され、8画面の輝度の組み合わせで256階
調の表示を行う。それぞれのサブフィールドは、リフレ
ッシュした1画面分のデータの書込みを行うアドレス期
間とそのサブフィールドの輝度レベルを決めるサスティ
ン期間で構成される。アドレス期間では、最初全画面同
時に各ピクセルに初期的に壁電荷が形成され、その後サ
スティンパルスが全画面に与えられ表示を行う。サブフ
ィールドの明るさはサスティンパルスの数に比例し、所
定の輝度に設定される。このようにして256階調表示
が実現される。
【0005】以上のようなAC駆動方式では、階調数を
増やせば増やすほど、1フレーム期間内でパネルを点灯
発光させる準備期間としてのアドレス期間のビット数が
増加するため、発光期間としてのサスティン期間が相対
的に短くなり、最大輝度が低下する。このように、パネ
ル面から発光される輝度階調は、扱う信号のビット数に
よって定まるため、扱う信号のビット数を増やせば、画
質は向上するが、発光輝度が低下し、逆に扱う信号のビ
ット数を減らせば、発光輝度が増加するが、階調表示が
少なくなり、画質の低下を招く。
【0006】入力信号のビット数よりも出力駆動信号の
ビット数を低減しながら、入力信号と発光輝度との濃淡
誤差を最小にするための誤差拡散処理は、擬似中間調を
表現する処理であり、少ない階調で濃淡表現する場合に
用いられる。従来の一般的な誤差拡散回路において、映
像信号入力端子から誤差拡散回路にp(例えば8)ビット
の原画素Ai,jの映像信号が入力し、処理回路部を経
て、さらにビット数をq(例えば4)ビットに減らす処
理をしてPDPを発光する。
【0007】また、ROMなどからなる発光輝度特性演
算部は、例えば図6に示すy=x(点線)にできるだけ
近似した代表的な入力データ(実線)からPDPの発光
輝度特性を測定し記憶しておく。この発光輝度特性を誤
差量演算部に送って誤差を算出し、それを処理回路部で
入力映像信号に加算し、拡散することによって擬似中間
調表示を行っていた。
【0008】この結果、瞬間的には実線の階段状のよう
な発光輝度レベルであるにも拘らず、実際は、平均化さ
れた状態で認識され、点線y=xに似た補正輝度線とな
る。
【0009】しかし、PDPなどのディスプレイ装置の
発光輝度特性は、表示しようとするデータにより変化
し、図5に実線で示すようなy=x(点線)から大きく
外れた発光輝度特性の場合もある。このような場合、図
6に示すような代表的な発光輝度特性に合わせ込む方法
では、この代表的な特性を取得したとき以外のデータに
対しては、階調特性に適応しきれないで、階調不適応に
よる擬似輪郭が現われるという問題があった。
【0010】そこで、本出願人は、従来のようにROM
から与えられていた発光輝度特性の代わりに、1または
複数フレーム毎の発光輝度特性を、PDPなどのディス
プレイ装置の入力データの負荷率から求められる輝度偏
差特性に基づいて算出し、1または複数フレーム毎に発
光輝度特性を更新して誤差拡散を行い、擬似輪郭が現わ
れるのを防止するような装置を提案した。
【0011】これを図7により説明すると、量子化され
て入力した原画素映像信号に、誤差拡散回路11により
原画素より過去に生じた再現誤差を加算して拡散出力信
号を得て擬似中間調表示を行なう装置において、前記誤
差拡散回路11に発光輝度特性取得回路20を結合して
なり、この発光輝度特性取得回路20は、Mビットの映
像データをそれぞれのビットに対応したM個のカウンタ
で各ビットの1または複数フレーム中の表示数をカウン
トする表示数カウンタ21と、前記表示数カウンタ21
で計数した表示ドット数を、全ドット数で除する演算を
行い表示面積率(Sk)を求める表示面積率演算部22
と、ROMからなり、各ビットの輝度偏差特性を求める
発光輝度偏差特性測定部23と、前記発光輝度偏差特性
測定部23のデータに基づき各レベルの輝度偏差量を求
める輝度偏差量演算部24とからなるディスプレイ装置
の誤差拡散処理装置である。
【0012】以上のような構成における作用を説明す
る。誤差拡散回路11は、誤差量演算部12と処理回路
部13とにより、与えられた発光輝度特性をもとに、誤
差拡散処理を行い、擬似中間調表示を行う。誤差拡散回
路11から発光輝度特性取得回路20へデータが伝送さ
れてくると、表示数カウンタ21は、Mビットの映像デ
ータをそれぞれのビットに対応したM個のカウンタで各
ビットの1または複数フレーム中の表示数である「サブ
フィールドKの表示ドット数」をカウントする。表示面
積率演算部22は、前記表示数カウンタ21で計数した
「サブフィールドKの表示ドット数」を、「全ドット
数」で除する演算を行い表示面積率(Sk)を求める。
そして、発光輝度偏差特性測定部23により各ビットの
輝度偏差特性が求められ、必要に応じて最大輝度演算部
25を介して輝度偏差量演算部24により各レベルの輝
度偏差量が求められる。
【0013】これを式で表すと、任意の入力レベルnの
発光輝度レベルYnは、各サブフレーム毎の表示面積率
(Sk)に依存する輝度偏差を考慮すると、 の演算が発光輝度特性取得回路20にて行われる。ここ
で、表示面積率(Sk)と入力データの負荷率から求め
られる輝度偏差特性(δ)とは、一般に図3に示すよう
な特性線であり、このδを求める関数は、発光輝度偏差
特性測定部23に記憶されている。
【0014】各レベルの輝度偏差量演算は、 であり、これを1または複数フレーム毎に階調特性を更
新して誤差拡散回路11に伝送する。誤差拡散回路11
では、この発光輝度特性に基づき、誤差拡散の処理をし
てPDPへ出力する。このような構成とすることによ
り、発光輝度特性が図5の実線、点線、鎖線などのよう
に表示しようとするデータにより変化した場合、階調特
性もそれに応じて更新するようにする。すると、従来の
ように代表的な発光輝度特性に合わせ込むのではないか
ら、刻々と変化するデータに対しても十分階調特性に適
応し得るものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
1または複数フレーム毎に階調特性を更新するので、階
調直線性は改善されるが、特に低レベルにおいて1また
は複数フレーム毎の切り換えノイズが視覚的に目立つと
いう問題があった。すなわち、低レベルでは、全体の画
像が暗く、黒レベルに近いため、1または複数フレーム
毎に階調特性を切り換えると、わずかな白点であっても
切り換えノイズとなって視覚的に目立つという問題があ
った。
【0016】本発明は、1または複数フレーム毎の発光
輝度特性を、ディスプレイ装置の入力データの負荷率か
ら求められる輝度偏差特性に基づいて算出し、これを更
新して誤差拡散を行い、擬似輪郭が現われるのを防止す
るような装置において、特に低レベルでの切り換えノイ
ズの目立たないものを得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するためになされたもので、量子化されて入力した
原画素映像信号に、誤差拡散回路11により原画素より
過去に生じた再現誤差を加算して拡散出力信号を得て擬
似中間調表示を行なう装置において、前記誤差拡散回路
11に発光輝度特性取得回路20を結合してなり、この
発光輝度特性取得回路20は、Mビットの映像データを
それぞれのビットに対応したM個のカウンタで各ビット
の1または複数フレーム中の表示数をカウントする表示
数カウンタ21と、前記表示数カウンタ21で計数した
表示ドット数を、全ドット数で除する演算を行い表示面
積率(Sk)を求める表示面積率演算部22と、ROM
からなり、各ビットの輝度偏差特性を求める発光輝度偏
差特性測定部23と、前記発光輝度偏差特性測定部23
のデータに基づき輝度偏差量を求めて前記誤差拡散回路
11に低レベルを除いたレベルの輝度偏差量を出力する
輝度偏差量演算部24と、この輝度偏差量演算部24で
除かれた低レベルの輝度偏差量に代えて予め設定された
固定定数を出力する固定定数発生部27とからなること
を特徴とするディスプレイ装置の誤差拡散処理装置であ
る。
【0018】
【作用】誤差拡散回路11では、これら輝度偏差量演算
部24による刻々と更新された低レベル以外のレベルの
輝度偏差量と、固定定数発生部27から予め設定された
固定的な輝度偏差量との発光輝度特性に基づき、誤差拡
散の処理をしてPDPへ出力する。このため、発光輝度
特性が表示しようとするデータにより変化しても、代表
的な発光輝度特性に合わせ込むのではないから、刻々と
変化するデータに対しても十分階調特性に適応し得ると
ともに、低レベルでは、固定した定数を入力するのでノ
イズの発生を防止する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づき説明す
る。ディスプレイ装置として前記アドレス・表示分離型
駆動法(ADSサブフィールド法)により駆動するPD
Pに使用した場合を例として説明する。ADSサブフィ
ールド法で可能な表示階調数Nは、サブフィールド数M
によって決定する。つまり、 N=2のM乗 である。
【0020】任意の入力レベルnの理想的な発光輝度レ
ベルYnは、nをバイナリ変換し、 と表される。実際は、各サブフレーム毎に表示面積率
(Sk)に依存する輝度偏差があるので、 と表される。ここで、δ:入力データの負荷率から求め
られる輝度偏差特性 である。
【0021】図1において、誤差拡散回路11と、発光
輝度特性取得回路20とからなる。前記誤差拡散回路1
1は、図7にても説明したように、誤差量演算部12と
処理回路部13とにより、与えられた発光輝度特性をも
とに、誤差拡散処理を行い、擬似中間調表示を行うもの
である。
【0022】前記発光輝度特性取得回路20は、表示数
カウンタ21、表示面積率演算部22、発光輝度偏差特
性測定部23および輝度偏差量演算部24からなり、P
DPで駆動される映像データから、1または複数フレー
ム毎の発光輝度特性を求め、求めた発光輝度特性を映像
の垂直同期期間に誤差拡散回路11へ伝送するためのも
のであるが、特に本発明では、前記輝度偏差量演算部2
4の低レベル出力端子26を誤差量演算部12に接続せ
ず、この誤差量演算部12の低レベル入力端子には、固
定定数発生部27を接続して予め設定されたy=xにで
きるだけ近似した代表的な入力データに固定しようとす
るものである。
【0023】具体的には、前記表示数カウンタ21は、
M個のカウンタからなり、Mビットの映像データをそれ
ぞれのビットに対応したカウンタで各ビットの1または
複数フレーム中の表示数をカウントするものである。前
記表示面積率演算部22は、前記表示数カウンタ21で
計数した「サブフィールドKの表示ドット数」を、「全
ドット数」で除する演算を行い表示面積率(Sk)を求
めるものである。前記発光輝度偏差特性測定部23は、
ROMなどのLUT(ルックアップテーブル)からな
り、各ビットの輝度偏差特性を求めるものである。前記
輝度偏差量演算部24は、各レベルの輝度偏差量を求
め、低レベルのデータ以外のデータを1または複数フレ
ーム毎に階調特性を更新するものである。
【0024】以上のような構成による作用を説明する。
表示数カウンタ21は、Mビットの映像データをそれぞ
れのビットに対応したM個のカウンタで各ビットの1ま
たは複数フレーム中の表示数である「サブフィールドK
の表示ドット数」をカウントする。表示面積率演算部2
2は、前記表示数カウンタ21で計数した「サブフィー
ルドKの表示ドット数」を、「全ドット数」で除する演
算を行い表示面積率(Sk)を求める。そして、発光輝
度偏差特性測定部23により各ビットの輝度偏差特性が
求められ、これに基づき輝度偏差量演算部24により各
レベルの輝度偏差量が求められる。
【0025】これを式で表すと、発光輝度特性取得回路
20により、任意の入力レベルnの発光輝度レベルYn
は、各サブフレーム毎の表示面積率(Sk)に依存する
輝度偏差を考慮すると、 の演算が行われる。ここで、表示面積率(Sk)と入力
データの負荷率から求められる輝度偏差特性(δ)と
は、一般に図3に示すような特性線であり、このδを求
める関数は、発光輝度偏差特性測定部23に記憶されて
いる。
【0026】各レベルの輝度偏差量演算は、 であり、これを1または複数フレーム毎に更新して低レ
ベル以外のレベルについて誤差拡散回路11に伝送す
る。また、低レベルについては、固定定数発生部27か
ら予め設定されたデータが誤差拡散回路11に伝送す
る。誤差拡散回路11では、これら輝度偏差量演算部2
4による刻々と更新された低レベル以外のレベルの輝度
偏差量と、固定定数発生部27から予め設定された固定
的な低レベル用のデータとの発光輝度特性に基づき、誤
差拡散の処理をしてPDPへ出力する。このような構成
とすることにより、発光輝度特性が表示しようとするデ
ータにより変化しても、代表的な発光輝度特性に合わせ
込むのではないから、刻々と変化するデータに対しても
十分階調特性に適応し得るとともに、低レベルでのノイ
ズの発生を防止する。
【0027】本発明の他の実施例として、図1の鎖線で
示すように、発光輝度偏差特性測定部23と輝度偏差量
演算部24との間に最大輝度演算部25を挿入する。し
たがって、発光輝度偏差特性測定部23までの作用、す
なわち、表示数カウンタ21は、Mビットの映像データ
をそれぞれのビットに対応したM個のカウンタで各ビッ
トの1または複数フレーム中の表示数である「サブフィ
ールドKの表示ドット数」をカウントする。表示面積率
演算部22は、前記表示数カウンタ21で計数した「サ
ブフィールドKの表示ドット数」を、「全ドット数」で
除する演算を行い表示面積率(Sk)を求める。そし
て、発光輝度偏差特性測定部23により各ビットの輝度
偏差特性が求められる。というところまでは、前記実施
例と同様である。
【0028】最大輝度演算部25を挿入したことによ
り、最大入力レベル時の輝度計算が行われる。すなわ
ち、図4に点線で示すような発光輝度特性である場合、
最大輝度演算部25は、 の演算を行う。したがって、最大入力レベル時の輝度が
y=xのラインからずれたy=axとき、最大入力レベ
ルをy=xのラインに近づくように全体的に補正する。
この結果、図4の点線の特性が、実線の特性に変換され
る。
【0029】このデータに基づき、輝度偏差量演算部2
4では、各レベルの輝度偏差量がつぎの式により演算さ
れる。 この輝度偏差量演算部24で求められ、かつ、1または
複数フレーム毎に更新して低レベル以外のレベルについ
て誤差拡散回路11に伝送する。また、低レベルについ
ては、固定定数発生部27から予め設定されたデータが
誤差拡散回路11に伝送する。誤差拡散回路11では、
これら輝度偏差量演算部24による刻々と更新された低
レベル以外のレベルの輝度偏差量と、固定定数発生部2
7から予め設定された固定的な輝度偏差量との発光輝度
特性に基づき、誤差拡散の処理をしてPDPへ出力す
る。このような構成とすることにより、発光輝度特性が
表示しようとするデータにより変化しても、代表的な発
光輝度特性に合わせ込むのではないから、刻々と変化す
るデータに対しても十分階調特性に適応し得るととも
に、低レベルでのノイズの発生を防止する。
【0030】
【発明の効果】
(1)本発明によれば、1または複数フレーム毎の発光
輝度特性を、入力データの負荷率から求められる輝度偏
差特性に基づいて算出し、1または複数フレーム毎に発
光輝度特性を更新して誤差拡散を行うので、擬似輪郭が
現われるのを防止できるとともに、低レベルでは固定的
なデータを用いたので、1または複数フレーム毎に算出
することによる低レベルでの切り換えノイズを防止する
ことができる。
【0031】(2)最大入力レベル時の輝度がy=xの
ラインからずれたとき、最大入力レベルをy=xのライ
ンに近づくように全体的に補正するための最大輝度演算
部25をもうけたので、誤差拡散がより一層正確に行な
われ、擬似輪郭が現われるのを防止できる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスプレイ装置の誤差拡散処理
装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明装置による場合の発光輝度特性の一例を
示す特性図である。
【図3】発光輝度偏差と表示面積率の関係を示す特性図
である。
【図4】発光輝度特性の一例を示す特性図である。
【図5】発光輝度特性の他の一例を示す特性図である。
【図6】発光輝度特性の代表的な一例を示す特性図であ
る。
【図7】本出願人が先に提案したディスプレイ装置の誤
差拡散処理装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…映像信号入力端子、11…誤差拡散回路、12…
誤差量演算部、13…処理回路部、14…発光輝度特性
演算部、20…発光輝度特性取得回路、21…表示数カ
ウンタ、22…表示面積率演算部、23…発光輝度偏差
特性測定部、、24…輝度偏差量演算部、25…最大輝
度演算部、26…低レベル出力端子、27…固定定数発
生部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 正幸 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株 式会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 傳田 勇人 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株 式会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 松永 誠司 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株 式会社富士通ゼネラル内 (56)参考文献 特開 平8−179738(JP,A) 特開 平5−22588(JP,A) 特開 平5−7294(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/28 G09G 3/20 641 G09G 3/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量子化されて入力した原画素映像信号
    に、誤差拡散回路11により原画素より過去に生じた再
    現誤差を加算して拡散出力信号を得て擬似中間調表示を
    行なう装置において、前記誤差拡散回路11に発光輝度
    特性取得回路20を結合してなり、この発光輝度特性取
    得回路20は、Mビットの映像データをそれぞれのビッ
    トに対応したM個のカウンタで各ビットの1または複数
    フレーム中の表示数をカウントする表示数カウンタ21
    と、前記表示数カウンタ21で計数した表示ドット数
    を、全ドット数で除する演算を行い表示面積率(Sk)
    を求める表示面積率演算部22と、ROMからなり、各
    ビットの輝度偏差特性を求める発光輝度偏差特性測定部
    23と、前記発光輝度偏差特性測定部23のデータに基
    づき輝度偏差量を求めて前記誤差拡散回路11に低レベ
    ルを除いたレベルの輝度偏差量を出力する輝度偏差量演
    算部24と、この輝度偏差量演算部24で除かれた低レ
    ベルの輝度偏差量に代えて予め設定された固定定数を出
    力する固定定数発生部27とからなることを特徴とする
    ディスプレイ装置の誤差拡散処理装置。
  2. 【請求項2】 量子化されて入力した原画素映像信号
    に、誤差拡散回路11により原画素より過去に生じた再
    現誤差を加算して拡散出力信号を得て擬似中間調表示を
    行なう装置において、前記誤差拡散回路11に発光輝度
    特性取得回路20を結合してなり、この発光輝度特性取
    得回路20は、Mビットの映像データをそれぞれのビッ
    トに対応したM個のカウンタで各ビットの1または複数
    フレーム中の表示数をカウントする表示数カウンタ21
    と、前記表示数カウンタ21で計数した表示ドット数
    を、全ドット数で除する演算を行い表示面積率(Sk)
    を求める表示面積率演算部22と、ROMからなり、各
    ビットの輝度偏差特性を求める発光輝度偏差特性測定部
    23と、最大入力レベル時の輝度計算を行うための最大
    輝度演算部25と、前記最大輝度演算部25のデータに
    基づき輝度偏差量を求めて前記誤差拡散回路11に低レ
    ベルを除いたレベルの輝度偏差量を出力する輝度偏差量
    演算部24と、この輝度偏差量演算部24で除かれた低
    レベルの輝度偏差量に代えて予め設定された固定定数を
    出力する固定定数発生部27とからなることを特徴とす
    るディスプレイ装置の誤差拡散処理装置。
  3. 【請求項3】 誤差拡散回路11は、誤差量演算部12
    と処理回路部13とからなり、輝度偏差量演算部24と
    固定定数発生部27から与えられた発光輝度特性をもと
    に、誤差拡散処理を行い、擬似中間調表示を行うように
    した請求項1または2記載のディスプレイ装置の誤差拡
    散処理装置。
  4. 【請求項4】 誤差拡散回路11は、pビットで量子化
    されて入力した原画素映像信号をpより少ないqビット
    で出力するようにしたものからなる請求項1、2または
    3記載のディスプレイ装置の誤差拡散処理装置。
JP01656695A 1994-10-06 1995-01-06 ディスプレイ装置の誤差拡散処理装置 Expired - Fee Related JP3312517B2 (ja)

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