JP3312318B2 - 燃料タンクの燃料遮断装置 - Google Patents

燃料タンクの燃料遮断装置

Info

Publication number
JP3312318B2
JP3312318B2 JP36048592A JP36048592A JP3312318B2 JP 3312318 B2 JP3312318 B2 JP 3312318B2 JP 36048592 A JP36048592 A JP 36048592A JP 36048592 A JP36048592 A JP 36048592A JP 3312318 B2 JP3312318 B2 JP 3312318B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
fuel
float
gas
valve seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP36048592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06201068A (ja
Inventor
信弘 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Piolax Inc
Original Assignee
Piolax Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Piolax Inc filed Critical Piolax Inc
Priority to JP36048592A priority Critical patent/JP3312318B2/ja
Publication of JPH06201068A publication Critical patent/JPH06201068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3312318B2 publication Critical patent/JP3312318B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Float Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両に搭載
される燃料タンクにあって、そのタンク本体に取り付け
られて使用されるもので、タンク本体内に発生した蒸発
燃料ガスについては、タンク本体からキャニスタへと排
出してタンク本体内におけるガス圧(タンク内圧)の異
常な上昇を阻止するが、車両の動揺などで変動した燃料
液については、これを外部へ流出させないようにした燃
料遮断装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の燃料遮断装置としては、既に
図4に示すごときもの(実開昭62−75278号公
報)が知られている。これによるときは、タンク本体a
内の上部に配設されたケーシングbに、エバポチューブ
cと連通する排孔dが設けられると共に、燃料液の流
入によって浮動するフロートeが収納されており、車両
の旋回とか傾斜によりタンク本体a内の燃料液面が変動
して、ケーシングb内に燃料液が流入した際、フロート
eが浮力によって上昇することで、フロートbの上面に
設けたシール部e1が排出孔dを閉塞し、燃料液がエバ
ポチューブcを通って外部へ流出してしまわないように
構成されている。ここで同上図のfは、エバポチューブ
cを介して蒸発燃料ガスが送り込まれるキャニスタを示
している。
【0003】しかし、これだけの燃料遮断装置によると
きは、燃料液によるフロートeの浮力により、排出孔d
が閉塞されて当該燃料液の不本意な流出は阻止されるも
のの、当該閉塞状態に起因してタンク本体a内のガス圧
力が高まることとなれば、このフロートeが排出孔dを
閉塞したままの状態となって所謂スティック現象を起こ
すこととなる。そこで、このような不本意な状態となら
ないようにするため、フロートeの重量を大きくするこ
とが実施されているが、これでは燃料遮断装置が不本意
に大型化してしまうこととなる。
【0004】同上図4に示した従来例では、このような
難点を解消するため、ケーシングbにリリーフ弁gを設
けることでフロートeが排出孔dを閉塞した状態にあっ
て、タンク本体a内のガス内圧が設定値以上になると、
当該リリーフ弁gが開いてタンク本体a内の蒸発燃料ガ
スを、エバポチューブcから逃がしてしまい、このこと
で、スティック現象を解消するようにしている。
【0005】ところが、上記の従来例によるときも、当
該リリーフ弁gは、フロートeのスティック現象を回避
するためのものであるから、その開弁圧は、もちろん、
フロートeがタンク本体a内のガス内圧を受けて排出孔
に強く接触する圧力(スティック圧)よりも低く設定
しなければならない。このため、フロートeのスティッ
ク圧を低く設定しようとすれば、リリーフ弁gの開弁圧
をも低く設定するということになり、結局、フロートe
のスティック圧を、望ましいある程度以上の値まで低く
することが困難となってしまう。
【0006】従って、上記の従来例でもフロートeの大
型化や重量増加といった問題を根本的に解決することは
できないこととなる。そこで、このスティック現象の発
生を根本的に解消できるようにした燃料遮断装置につい
ても、既に特願平3−14220号が提案されている。
これによるときは図5に明示されている通り、タンク本
体a内の燃料液から発した蒸発燃料ガスにより、タンク
本体aのガス圧すなわちタンク内圧が大きくなると、ス
プリングhにより押し上げられることで、ケーシングb
から突設のバルブハウジングi内にあって、その上端に
開口された弁座jの弁口kを閉塞していた弁体mが、押
し下げられることとなり、これにより、タンク本体a内
の蒸発燃料ガスが、順次フロートeの連通孔e2、そし
て弁口kを介して、バルブハウジングi内よりエバポチ
ューブcを通って、キャニスタfへ放出されるよう構成
されている。
【0007】さらに、前記の如くタンク本体a内の燃料
液がケーシングb内へ浸入したときは、バルブハウジン
グiに案内洞nが被嵌されているフロートeに浮力が働
き軽くなるので、スプリングhの発条力により弁体mが
弁口kを完全に閉塞し、燃料液の流出が阻止される。さ
らに当該阻止状態にあって、タンク本体a内の前記タン
ク内圧が大となっても、当該タンク内圧は、弁体mをス
プリングhの発条力に抗して押下する作用を発揮するこ
とから、前記の如きスティック現象は、発生する余地が
なくなり、フロートeが弁口kを閉塞したままガス圧が
上昇するといった危険を、抜本的に解消できることとな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如き提
案によるときは、確かにスティック現象を解消すること
ができて効果的であるものの、弁体mを押し上げている
スプリングhは1個であり、このスプリングhによる発
条力によって、蒸発燃料ガスの昇圧に伴う放出を行うよ
うにするだけでなく、燃料液がケーシングb内に浸入し
たときの燃料液遮断作用をも行わせ、しかも自動車等が
反転したときのロールオーバに際しても、燃料液の漏出
を完全に阻止させるようになっている。
【0009】既知の如く、上記ロールオーバ時における
燃料液漏出阻止のためには、可成り大きな発条力をスプ
リングhに保有させねばならず、これに対して、変動に
よる燃料液の流出を遮断する場合には、それ程の発条力
は要求されないものの、これまた比較的大きな発条力を
し、また蒸発燃料ガスの適時放出を制御するために
は、可成り小さな発条力のスプリングを用いることがで
きるのであるが、これら三つの各条件を一つのスプリン
グで満足させようとすれば、結局可成り大きな発条力を
もったスプリングを使用しなければならない。
【0010】このため、上記の燃料遮断装置によるとき
は、相当に大きな発条力のスプリングを用いることとな
るが、スプリングの場合には、その発条力にばらつきが
あり例えば、ばらつきの程度は±10%であるとする
と、当該発条力が10g程度のスプリングであれば2g
程度のばらつきですむのに対し、30gとなれば6gも
のばらつきとなり、その絶対値が大巾に大きくなってし
まう。この結果、最も小さな発条力のスプリングですむ
こととなる蒸発燃料ガスの制御に際し、大きな発条力を
もったスプリングを用いることとなれば、そのばらつき
によって、望ましい制御が行われ難いことにもなる。
【0011】本発明は、上記の如き従来例のもつ欠陥を
解消しようとするもので、図5に示されている従来例に
あって、そのスプリングhにより弁体mを押し上げ、こ
れにより平時弁体mにより弁口kを閉止しておくのでは
なく、フロートeの重さによってスプリングhを押下
し、これにて弁口kを開口状態に保持しておくのであ
る。従って、平常時はタンク本体a内の蒸発燃料ガス
は、弁口kよりバルブハウジングn内に進入して来る
が、この蒸発燃料ガスのガス内圧変動に対しては、別途
これに応動する傘バルブ等により形成のガス開閉弁を設
け、当該ガス内圧の異常な上昇に対処させるのである。
【0012】このように、上記のガス開閉弁は蒸発燃料
ガスの制御専用とするのであり、燃料液がケーシングb
内に浸入して来たり、ロールオーバ時にあっては、上記
のスプリングhに相当する別の発条源によって、燃料液
の流出を阻止し、このことによって、特に蒸発燃料ガス
によるタンク本体内のタンク内圧により、当該蒸発燃料
ガスを、常に所定の昇圧値で開閉制御できるようにし、
その信頼性を向上させ、以って、より望ましいスティッ
ク現象の防止に役立て、その重量の低減と小型化とを高
い精度に実現させようとするのが、その目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、タンク本体の上部にあって配設され
通口が貫設されているケーシングと、このケーシングの
下部に付設され上記タンク本体外のキャニスタにエバポ
チューブを介して連通されるアウトレットと、上記ケー
シング内において昇降自在なるよう収納されている
ロートとからなり、当該ケーシングの底壁軸心位置から
上突された筒状のバルブハウジングには、前記フロート
の軸心にあって下向きへ開口した筒状の案内洞を被嵌す
ることにより、当該フロートが昇降自在であると共
に、当該案内洞の直上にあって形成されたフロート天板
部には、連通孔と軸心にあって下突した作動突起とを設
け、この作動突起前記バルブハウジングの上端に形成
た弁座の弁口に遊嵌され、当該バルブハウジング内と
これに連設のアウトレットとを区画する位置に形成し
仕切弁座には仕切弁口を開成し、この仕切弁座とその
上位にあってバルブハウジングに内装の弁体間に燃料
液遮断用の液止スプリングを介装することで、通常状態
にあっては上記弁体がフロートの前掲作動突起との当接
により押下されて前記弁座の弁口が開成され、フロート
が燃料液中にあるときは、当該フロートの浮動により
体が同上弁座の弁口を閉止するように、上記液止スプリ
ングの発条力が設定され、前記の仕切弁座には、発生し
所定圧の蒸発燃料ガスが仕切弁口を介して、バブルハ
ウジング内からアウトレット内へ流通自在であるガス開
閉弁が設けられていることを特徴とする燃料タンクの燃
料遮断装置を提供しようとするものである。
【0014】
【作用】タンク本体内が平常のタンク内圧であるとき
は、フロートの作動突起がバルブハウジングに内装の弁
体を、液止スプリングの発条力に抗して押下しており、
従って、フロートの連通孔と弁座における弁口とが、タ
ンク本体内とバルブハウジング内とを連通状態に保持し
ており、この結果タンク本体内のタンク内圧は、傘バル
ブ等によるガス開閉弁に印加されている。
【0015】従って、今タンク本体内の蒸発燃料ガスに
よって、ガス内圧が所定値よりも大きくなった際には、
前記のガス開閉弁が開成されて仕切弁座の仕切弁口が、
バルブハウジング内とアウトレットとを連通させ、これ
により、蒸発燃料ガスがエバポチューブを介してキャニ
スタヘ放出され、タンク本体内の異常昇圧を未然に防止
する。
【0016】次に、車両の旋回や変動でタンク本体内の
燃料液が、ケーシング内に連通口を介して浸入すれば、
フロートには浮力が作用するので軽くなり、液止スプリ
ングの力で当該フロートが上昇し、これにより、弁体が
弁座の弁口を閉塞するに至るから、当該燃料液のバルブ
ハウジング内へ向けての浸入が阻止されて燃料液の漏出
はない。また、既知の如きロールオーバ時にあっては、
液止スプリングの発条力によって、弁体は下方へ押され
ることとなるから、弁座の弁口は弁体により閉塞され
て、この際にも燃料液の流出は遮断の状態に保持され
る。
【0017】
【実施例】本発明を図1の(A)(B)と図2および図
3によって以下詳記すると、既知の如く本発明に係る燃
料遮断装置Xは、燃料液Rが収納されるタンク本体T
の上部にあって、ブラケットBなどを介して取り付けら
れると共に、タンク本体T内で発生した蒸発燃料ガス
が、エバポチューブEを介してタンク本体T外のキャニ
スタFに放出され得るようにしてあり、図中FTはフ
ィラーチューブであり、BTはベルトチューブを示して
いる。
【0018】上記燃料遮断装置Xは、タンク本体T
上部にブラケットBにより内装固定された連通口1a
貫設されているケーシング1と、このケーシング1の下
部にあって、その底壁1bの下位に連設されているアウ
トレット2とを具備し、当該アウトレット2は前記の如
くタンク本体T外のキャニスタFに、エバポチューブE
を介して連通されている。
【0019】さらに、上記のケーシング1内には昇降
自在なるよう嵌装されたフロート3を有し、当該ケーシ
ング1の底壁1bにおける軸心位置からは、円筒状等に
よるバルブハウジング1cが上突されており、前記のフ
ロート3の軸心位置にあって下向きに開口された筒状の
案内洞3aを、前記のバルブハウジング1cに昇降
在なるよう被嵌してある。フロート3に関し上記案内洞
3aの直上にあって形成されているフロート天板部3b
には、連通孔3cと、軸心位置にあって下方へ突設した
作動突起3dとが設けられており、さらに、この作動突
起3d前記バルブハウジング1cにあって上端に形成
た弁座1dに開設の弁口1eに遊嵌されている。
【0020】また、本発明では上記のバルブハウジング
1cとアウトレット2との間を区画する仕切弁座4aが
介設されており、これには仕切弁口4bが開設されてい
ると共に、当該仕切弁座4aとバルブハウジング1c
おける上位に内装されている球体等に形成された弁体
5aとの間には、燃料液Rの遮断用である液止スプリン
グ5bが介装されている。ここで当該液止スプリング5
bの発条力は、タンク本体T内が平常状態にあるとき、
当該弁体5aがフロート3の前記した作動突起3dによ
って押下されることで、前記した連通孔3c、弁口1e
そしてバルブハウジング1c内とが連通状態となり、か
つ、フロート3が燃料液R中にあって浮力を受けている
ときには、弁体5aが弁座1dの弁口1eを閉止するよ
うに設定されている。
【0021】さらに、本発明は上記の仕切弁口4bを
もった仕切弁座4aにあって、タンク本体T内にて発生
した蒸発燃料ガスが、仕切弁口4bを介して、バルブハ
ウジング1c内からアウトレット2内へと連通自在なる
よう作動するガス開閉弁6が設けられている。ここで、
図1にあって示されたガス開閉弁6としては、既知の傘
バルブが採択されており、これは仕切弁座4aの軸孔に
貫装されて抜止膨部6a仕切弁座4aの上側であるバ
ブルハウジング1c内にあって膨設され、かつ、傘部6
bを仕切弁座4aの下側であるアウトレット2内にあっ
連設したものである。バルブハウジング1c内の蒸発
燃料ガスによる内圧が大となることで、傘部6bが反転
し、これにより当該蒸発燃料ガスが、仕切弁座4aの仕
切弁口4bを介してアウトレット2内へ流入することと
なる。
【0022】ここで、上記ガス開閉弁6には傘バルブを
用いるようにしてあるが、図2に示す如きものを用いる
ようにしてもよく、この場合には、仕切弁座4aにおけ
る仕切弁口4bの下側にガス止弁体6cを配設し、これ
を、その下位に配設したガス止スプリング6dによって
押し上げるようにし、これにて平常時にあっては、仕切
弁体6cがガス止スプリング6dの発条力より、仕切弁
口4bを閉塞するようにしている。
【0023】ここで、図の実施例にあっては、上記の
アウトレット2における基根部に、既知の負圧弁7が設
けられており、これは、アウトレット2におけるガス内
圧が、タンク本体Tのガス内圧よりも大きくなった際、
負圧弁体7aが負圧スプリング7bの発条力に抗して、
負圧弁口7cを開成するよう押下され、このことでタン
ク本体Tとアウトレット2内とが放出口7dを介して連
通するようにしてある。
【0024】本発明では上記のように構成することがで
きるものであるから、図1によって理解されるようにタ
ンク本体T内が平常状態であれば、弁体5aが弁口1e
を閉塞しておらず、タンク本体Tの蒸発燃料ガスは、バ
ルブハウジング1c内まで進入している。この際、タン
ク内圧が高くなり、ある圧力値に達すれば、ガス開閉弁
6が開成して、蒸発燃料ガスが仕切弁口4bを介して、
アウトレット2−エバポチューブE−キャニスタFへと
放出され、タンク本体T内を異常昇圧状態としてしまう
ことがない。この際、ガス開閉弁6としては、極めて発
条力の小さなものを採択することができるので、発条力
のばらつきも小さくなり、ガス圧の昇降に対応してレス
ポンスのよい、しかも精度の高い開閉が実現される。
【0025】次に、前記の如くケーシング1内に燃料液
Rが浸入したときには、フロート3に浮力が作用するこ
とで、液止スプリング5bの発条力により弁体5aが弁
口1eを閉塞して、タンク本体Tの燃料液Rが、バルブ
ハウジング1c内へ流入することを阻止する。そして、
当該阻止状態が続くことで、タンク本体Tのガス圧が
上昇するようなことがあっても、当該ガス内圧はフロー
ト3を押下することとなるので、前記の如きスティック
現象が生ずることはない。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上の通りスティック現象の発
生を完全に阻止して、フロートの大型化や重量の増加と
いった問題を解消できるだけでなく、液止スプリングに
より押し上げられる弁体にて弁口を平常状態では閉塞せ
ず開口させておき、この状態で別途設けられたガス開閉
弁によって、タンク本体内のガスによるタンク内圧が過
大とならないように、蒸発燃料ガスを適時放出するよう
にし、上記の液止スプリングは、当該タンク内圧の調整
に関与せず、ガス開閉弁にだけ当該調整を委せるように
したので、ガス開閉弁に燃料液の流出を阻止するような
大きな発条力をもたせる必要がなくる。この結果、ガス
開閉弁の発条力につき、そのばらつきを小さくすること
ができるから、所望のガス内圧にて常に高い信頼性をも
って、当該ガス開閉弁を解放させることができ、もちろ
ん車両の変動やロールオーバ時における燃料液の流出防
止についても信頼性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料タンクの燃料遮断装置を示
し、(A)は平常状態、(B)は燃料液浸漬状態におけ
る夫々の縦断正面図である。
【図2】同上燃料遮断装置の他実施例を示した平常状態
の縦断正面図である。
【図3】本発明に係る同上燃料遮断装置を取り付けたタ
ンク本体の縦断正面略示図である。
【図4】燃料タンクの従来例である燃料遮断装置を示し
た縦断正面図である。
【図5】燃料タンクの異種従来例である燃料遮断装置を
示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 1a 連通口 1b 底壁 1c バルブハウジング 1d 弁座 1e 弁口 2 アウトレット 3 フロート 3a 案内洞 3b フロート天板部 3c 連通孔 3d 作動突起 4a 仕切弁座 4b 仕切弁口 5a 弁体 5b 液止スプリング 6 ガス開閉弁 E エバポチューブ F キャニスタ R 燃料液 T タンク本体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体の上部にあって配設され
    通口が貫設されているケーシングと、このケーシングの
    下部に付設され上記タンク本体外のキャニスタにエバポ
    チューブを介して連通されるアウトレットと、上記ケー
    シング内において昇降自在なるよう収納されている
    ロートとからなり、当該ケーシングの底壁軸心位置から
    上突された筒状のバルブハウジングには、前記フロート
    の軸心にあって下向きへ開口した筒状の案内洞を被嵌す
    ることにより、当該フロートが昇降自在であると共
    に、当該案内洞の直上にあって形成されたフロート天板
    部には、連通孔と軸心にあって下突した作動突起とを設
    け、この作動突起前記バルブハウジングの上端に形成
    た弁座の弁口に遊嵌され、当該バルブハウジング内と
    これに連設のアウトレットとを区画する位置に形成し
    仕切弁座には仕切弁口を開成し、この仕切弁座とその
    上位にあってバルブハウジングに内装の弁体間に燃料
    液遮断用の液止スプリングを介装することで、通常状態
    にあっては上記弁体がフロートの前掲作動突起との当接
    により押下されて前記弁座の弁口が開成され、フロート
    が燃料液中にあるときは、当該フロートの浮動により
    体が同上弁座の弁口を閉止するように、上記液止スプリ
    ングの発条力が設定され、前記の仕切弁座には、発生し
    所定圧の蒸発燃料ガスが仕切弁口を介して、バブルハ
    ウジング内からアウトレット内へ流通自在であるガス開
    閉弁が設けられていることを特徴とする燃料タンクの燃
    料遮断装置。
JP36048592A 1992-12-28 1992-12-28 燃料タンクの燃料遮断装置 Expired - Lifetime JP3312318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36048592A JP3312318B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 燃料タンクの燃料遮断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36048592A JP3312318B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 燃料タンクの燃料遮断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06201068A JPH06201068A (ja) 1994-07-19
JP3312318B2 true JP3312318B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=18469608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36048592A Expired - Lifetime JP3312318B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 燃料タンクの燃料遮断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3312318B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL134535A0 (en) * 2000-02-14 2001-04-30 Raviv Prec Injection Molding Improved filling valve
JP2006142996A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Nifco Inc 燃料タンク用バルブ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06201068A (ja) 1994-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4630749A (en) Fuel fill tube with vapor vent and overfill protection
US5103877A (en) Vapor-liquid separator for evaporative emissions control system
KR100243522B1 (ko) 증발가스회수 연료탱크시스템
US5277217A (en) Fuel interrupt/pressure release valve arrangement for fuel tank
WO2004079242A1 (ja) 安全弁
RU2439410C2 (ru) Топливный продувочный клапан и топливный бак, снабженный этим клапаном
US5647334A (en) Fuel vapor recovery system control valve
US4926914A (en) Vent control valve attached to fuel filler tube
US4679580A (en) Vapor vent control valve
US8291929B2 (en) Dual float rollover valve
US7055556B2 (en) Controlling vapor recirculation during refueling of a tank through a filler tube from a dispensing nozzle
JP3312318B2 (ja) 燃料タンクの燃料遮断装置
JPH08170568A (ja) 車両用燃料貯留装置
US4376446A (en) Vent valve for fuel tanks and the like
EP0854310A1 (en) A dual operation, automatic and manual, air bleed apparatus
JPH06166333A (ja) 燃料タンクの通気開閉装置
JPH06183271A (ja) 燃料タンクのベントカットバルブ
US2889688A (en) Automatic cutoff valve assembly
JP2004036449A (ja) 燃料タンク用統合バルブ
JP2003185046A (ja) 液体遮断弁装置
JPS6131241Y2 (ja)
JP2616599B2 (ja) 燃料タンクの蒸発燃料処理装置
JPS60132188A (ja) 給液装置の弁
GB1571854A (en) Pressure relief valves
JPH10131825A (ja) 液体遮断弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120531

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130531

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130531

Year of fee payment: 11