JP3312127B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP3312127B2
JP3312127B2 JP22061999A JP22061999A JP3312127B2 JP 3312127 B2 JP3312127 B2 JP 3312127B2 JP 22061999 A JP22061999 A JP 22061999A JP 22061999 A JP22061999 A JP 22061999A JP 3312127 B2 JP3312127 B2 JP 3312127B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機に係
り、特に電動機で駆動される車輪および回転ブラシを内
蔵する吸込口体を有するアップライト型の電気掃除機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものは、車輪駆動用の専
用の電動機を用いたり、また単一の電動機で回転ブラシ
の駆動と兼用しているものがあった。そして、いずれも
電動機の回転を減速して車輪や回転ブラシに伝達する手
段として、電動機の軸に加工された歯車とベルトによる
ものであった。
【0003】また、前記車輪は、単一の車軸に連結され
ていて、二つの車輪は同時に、同一方向に、同一回転数
で回転していた。
【0004】さらに、車輪の掃除面との接触面は全面フ
ラットかまたは凹凸を有したものとなっていて、床面、
畳み、じゅうたん上では、同じ車輪で走行させていた。
【0005】また、一般にアップライト型の電気掃除機
においては、図15に示すごとく、掃除機本体101と
吸込口体102とが俯仰可能に接続され、前記掃除機本
体には取手103を有したハンドル104が設けられ、
前記吸込口体102より吸込まれた塵埃を掃除機本体1
01内の集塵袋(図示せず)に送り込むためのサクショ
ンホース105が前記掃除機本体101と吸込口体10
2とに接続されている。
【0006】掃除するときは、掃除機本体101に設け
られたハンドル104を伸ばして、取手103を握っ
て、掃除機本体101を前後に移動させて掃除をする。
そのときの取手103の位置は、使用者と掃除機本体1
01との間に位置するように配設され、掃除終了後も収
納状態では取手103は図15のように掃除機本体10
1より突出した位置に位置するようになっている。
【0007】また、吸込口体で壁際や家具の隅の塵埃を
吸塵するときは、吸塵性能をアップさせるため、吸込口
体の吸塵開口部の下面から前面を開閉する遮蔽板を設
け、この遮蔽板の開放を行っていた。その開放手段は実
開昭63−136554号公報に記載されているような
波動型の操作体を設け、この操作体を前後させることに
よって前記遮蔽板の開閉を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の電
気掃除機においては、下記のような問題点があった。
【0009】1.車輪の掃除面との接触面全体がフラッ
トであれば、床面やたたみ上では軽い走行性が得られる
が、じゅうたん上では軽い走行性が得られなかった。ま
た全面凹凸を有している車輪であれば床面やたたみに傷
をつける恐れがあった。
【0010】2.吸込口体の遮蔽板を開閉する手段とし
て波動ボタンを板バネによって前後切り替えているが、
この板バネのバネ圧は波動ボタンの操作力と遮蔽板すな
わちアームの位置決めとを兼ねている。ところが、波動
ボタンの操作を軽くするためバネ圧を弱くするとアーム
の位置決めが不安定となり掃除中の衝撃で遮蔽板が切り
替わってしまうことがあった。
【0011】また、逆にバネ圧を強くするとボタン操作
がしずらい問題があり、上記板バネのバネ圧は設計上非
常にシビァで許容範囲は非常に小さいものであった。そ
のため、バネの材質、形状なにもいろいろ制限があり部
品管理に問題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決する解
決手段は以下のとおりである。
【0013】1.電動機で駆動する車輪を吸込口体に装
備した電気掃除機において、前記車輪の掃除面との接触
面で内側または外側のいずれか略半分の一方にフラット
な面を設け、他方に凹凸な面を設け、前記フラットな面
の直径を凹凸な面の凸面の直径より大きく形成してい
る。
【0014】
【0015】本発明は、上記のような構成にすることに
よって、 1.車輪にフラット面と凹凸面の両方を設け、しかも両
面に高低差を設けているので、床面、たたみ、じゅうた
んと掃除面によって車輪を使い分けることができ、良好
な走行性を得ることができる。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の電気掃除機の側面の要部縦
断面図、図2は同じく前面図、図3は同じく背面図であ
る。
【0019】図1乃至図3において、掃除機本体1と吸
込口体2とは俯仰可能に連結されていて、前記掃除機本
体1には、前記吸込口体2とサクションホース3から塵
埃を吸込む電動送風機4と、吸込まれた塵埃を集塵する
集塵袋5と、電源コード6aを収納するコードリール6
とが内蔵されている。
【0020】前記集塵袋5は、紙製で吸気口7を有する
厚ての口紙5aが接着されていて、この口紙5aでもっ
て掃除機本体1内部の集塵室8に装着されている。この
集塵室8は、蓋9で密閉され、上記集塵袋5の着脱時に
開閉される。
【0021】なお、前記蓋9には、集塵袋5が塵埃で一
杯になったとき、使用者に、塵埃が一杯になったことを
報知するための報知器10が設けられ、この報知器10
は、塵埃が一杯になると集塵袋5内を通過する風量が極
端に少なくなることによって電動送風機4への吸気量が
少なくなって電動送風機4の冷却効果が落ち温度が上昇
し焼損する恐れがある。そこで電動送風機4の温度上昇
を防止するため、外気を集塵室8を直接通過させて電動
送風機4に供給する外気取入口11としての働きも有し
ている。前記報知器10は、風量が一定以下に低下した
ときに動作するようになっている。
【0022】電動送風機4によって塵埃とともに吸気さ
れた吸気は、塵埃は前記集塵袋5で捕集し、集塵袋を通
過した細塵は電動送風機4の前部に設けられたフィルタ
ー12で捕集され、電動送風機4を通過した排気は、掃
除機本体1の側面に設けられた排気口13から掃除機本
体1外に排出される。
【0023】また、前記吸込口体2と掃除機本体1とに
おいて吸気通路を形成するために、サクションホース
(以下ホースと言う)3が接続されている。このホース
3は吸込口体2から外して、先端に付属の吸込具である
隙間ノズル14を取り付けると吸込口体2で掃除が出来
なかった掃除箇所の掃除をすることができる。
【0024】掃除機本体1の前面には、掃除するときに
電気掃除機を操作する取手15を有したハンドル16が
伸縮自在に取り付けられている。ハンドル16を伸ばす
ときは、掃除機本体1に設けられたハンドルボタン17
を押して、ハンドル16のロックを解除しハンドル16
を上部に引き出す。一定距離引き出すと自動的に再度ロ
ックされるようになっている。
【0025】前記取手15には電気掃除機を操作する操
作スイッチ類18が設けられている。この操作スイッチ
類18には、全体の電源を切るスイッチ19と、吸塵用
の電動送風機の回転を制御するスイッチ20と、吸込口
体の回転ブラシや車輪駆動を制御するスイッチ21が設
けられている。
【0026】そして、掃除機本体1の前面中央部22に
は、集塵袋5の集塵量を報知する集塵メータ23が設け
られている。この集塵メータ23も前記した報知器10
と同様掃除機本体外部と内部の圧力差によって動作する
ようになっている。24は集塵メータ23の検知窓であ
って、この検知窓24に集塵メータ23のピストン25
が確認できると集塵袋5が一杯であるという報知であ
る。これによって使用者は集塵袋5を交換する時期が解
るものである。
【0027】なお、取手15に設けたスイッチ類18と
掃除機本体1内部及び吸込口体2内部の図示しない電装
部品と電気的に接続する接続線26が前記ハンドル16
の内部に設けられている。ハンドル16の内部に設けた
接続線26はハンドル16の伸縮に応じて伸縮するよう
にスパイラル状に巻かれて伸縮するコードが用いられて
いる。
【0028】掃除機本体1の上部に内蔵されたコードリ
ール6は、常時、電源コード6aを巻き取る方向に図示
しないゼンマイで付勢されているものである。そして、
掃除するときは電源コード6aの先端に設けられた差込
みプラグ27をもって引っ張るとリール28が回転して
電源コード6aが引っ張り出される。このときリール2
8はブレーキローラ29と図示しないばねによってブレ
ーキがかけられていて差込みプラグ27を離してもその
位置で電源コード6aが止まり巻き戻されることはな
い。電源コード6aを巻き戻すときは、コードリールボ
タン30を押すことによってリール28のブレーキが解
除されリール28が回転して電源コード6aが巻き取ら
れる。
【0029】なお、前記取手15には、掃除中電源コー
ド6aが邪魔にならないようにコードを掛けるコード掛
け部31が設けられている。
【0030】次に吸込口体2を図4乃至図9に基づいて
詳細な説明をする。
【0031】図4は本発明の電気掃除機の吸込口体のみ
の構造を詳細に説明する内部平面図、図5は同じく裏面
図、図6は同じく側面の要部縦断面図、図7は遊星歯車
を用いた減速装置の内部平面図、図8は吸込口体に用い
る自走車輪で、(a)は自走車輪の正面図、(b)は自
走車輪の側面図、図9(a)は床面、たたみ上での掃除
時における自走車輪の状態を説明する側面図、図9
(b)はじゅうたん上での掃除時における自走車輪の状
態を説明する側面図である。
【0032】吸込口体2は上ケース32と下ケース33
とから構成され、この下ケース33の底部には吸塵開口
部34が設けられているとともに、小車輪35、35と
自走車輪36、36が回転自在に軸支されている。前記
自走車輪36、36は車輪駆動用電動機37の回転によ
って回転するものである。
【0033】また、前記吸塵開口部34に臨んで回転ブ
ラシ38が設けられ、該回転ブラシ38は両端を軸受3
9、39で回転自在に軸支されている。そしてこの回転
ブラシ38は、回転ブラシ駆動用電動機40の回転を電
動機の軸41に加工された歯車(ピニオン)42とベル
ト43で減速伝達され回転する。
【0034】前記自走車輪36、36、車輪駆動用電動
機37に減速装置と伝達装置を介して車輪駆動用電動機
37の回転によって回転するようになっている。前記電
動機37に直結された減速装置44は遊星歯車45を用
いたもので、図7に示すように中央に太陽歯車46を、
その周囲に遊星歯車45、そしてこの遊星歯車45と噛
み合っている内歯歯車47とから構成されている。
【0035】遊星歯車45からなる減速装置44におい
て、太陽歯車46は前記車輪駆動用電動機37の軸48
(入力軸)に直結し、遊星歯車45は出力軸49に直結さ
れている。そして、遊星歯車45を用いた減速比はそれ
ぞれ用途に応じていろいろな型のものがあるが、例えば
入力軸48と出力軸49の回転方向が同じ場合は、内歯
歯車47を固定するか、太陽歯車46を固定するかの方
法が用いられている。
【0036】なお、前記出力軸49には、かさ歯車A5
0が直結され、該かさ歯車A50は前記自走車輪36の
左車輪の車軸51に回転自在に設けられたかさ歯車B5
2と連結されている。また、前記自走車輪36、36の
車軸51、51にはデファレンシャルという差動装置5
3が設けられている。該差動装置53は、二つのサイド
歯車54、54と二つのピニオン56、56とから構成
され、二つのサイド歯車54、54は右サイド歯車54
と左サイド歯車54で、それぞれ前記左車輪用車軸51
と右車輪用車軸51に直結されている。
【0037】また、二つのピニオン56、56は、それ
ぞれの軸58、59が軸受60、61に軸支されて回転
自在に装着されている。該軸受60、61は、かさ歯車
B52に固着され、かさ歯車B52が回転すると軸受6
0、61とピニオン56、56も同時に回転するように
なっている。前記自走車輪36と車軸51との結合は図
4に示すようにストッパー62を車軸51に嵌合して
車輪36、36を回転自在に結合している。なお、本
実施例では減速装置44を一組設けているが、減速比の
如何によっては複数個設けることも有り得る。
【0038】前記自走車輪36、36は、掃除面との接
触面63において、内側にフラットな面64、外側に凹
凸の面65を略等分して有しており、後述する理由によ
りフラット面64と凸面65aとの直径はフラット面6
4の方を大きくしている(図8)。
【0039】前記掃除機本体1に設けたハンドル16は
伸縮自在に設けられているが、掃除機本体1を前後に移
動させたときハンドル16がわずかに掃除機本体1の移
動方向に応じてに移動するようになっている。すなわ
ち、ハンドル16の構造は図11に示すようにハンドル
16を前後に操作することによって掃除機本体1内に設
けられた二つのマイクロスイッチ66、67がON,O
FFするようになっている。ハンドル16には、前記マ
イクロスイッチ66、67に対向した位置に二つの突起
68、69が設けられている。
【0040】前記二つのマイクロスイッチ66、67
は、例えば図11のようにハンドル16が前進時には押
されて突起68、69がマイクロスイッチ66、67よ
り離れると図12の用にノーマルクロスとなり、また、
逆にハンドル16をひいて掃除機本体を後退させたとき
は、突起68、69によってマイクロスイッチ66、6
7がノーマルオープンとなる。そのため、掃除機本体1
の前進時、自走車輪36は正回転、後退時は反転するよ
うに制御することができる。
【0041】また、吸込口体1には、下面に吸塵開口部
34を設け、この吸塵開口部34を下面から前面に亙っ
て形成するとともに、該吸塵開口部34の一部前面側を
開閉する遮蔽板70が設けられている。該遮蔽板70
は、後方に延びるアーム71を軸支して該軸支点72を
中心とする回動作用により前記吸塵開口部34の前面側
を開閉するようになっている。そして、前記アーム71
の後端71aを常時上方に付勢するスプリング73が設
けられ、前記アーム71の後端71aを上下に動作させ
る押しボタン74を設けられている。該押しボタン74
下部には、株式会社ニフコより「浮出ラッチ組品」の名
前で市販されているラッチ組品75が設けられている。
【0042】このラッチ組品75の動作について図10
に基づいて詳細な説明をする。前記押しボタン74を押
すと、ラッチ75aが押しボタン74のレバー74aで
押され下方に移動するとともに、ラッチ75aに設けら
れた溝75bに作動棒76がスライドして、ラッチ75
の上部で作動棒76が止まってラッチ75aがロックさ
れる。このとき、押しボタンのレバー74aは先端に設
けた爪74bとラッチの爪75bとが嵌合して押しボタ
ン74もその位置でロックされる。
【0043】このように押しボタン74を下方に押すこ
とによって押しボタン74と連動した前記アーム71
は、アーム71の下に設けられたスプリング73に逆ら
ってアーム71は軸支点72を中心として回動して下方
に押し下げられる。アームの後端71aが下がるとアー
ム71の前部に設けられた遮蔽板70は上がることにな
り、吸込口体2の吸塵開口部34の前部が開口される。
【0044】前記の状態から前記吸塵開口部34の前部
開口を遮蔽板70によって閉じたいときは、再度押しボ
タン74を押すものである。再度押しボタン74を押す
と前記ラツチ75aは上方に付勢されたスプリング77
によって上方に移動する力が働き、そのため前記作動棒
76は前回スライドした反対側の溝75cをスライドし
作動棒76は上方に移動する。これによってラツチ75
aのロックが解除され押しボタン74も一緒に押し上げ
られる。押しボタン74が押し上げられると今まで押し
ボタン74によって押し下げられていたアーム71の後
部がスプリング73によって押し上げられる。すなわ
ち、アーム71の後部が押し上げられると前部の遮蔽板
70は下がり、この遮蔽板70によって吸塵開口部の一
部が閉じられることになる。
【0045】なお、上記実施例では市販のラッチ組品7
5手段を用いたが、何もこれに限定するものではなく、
一回目の押し操作でロックし、二回目の押し操作でロッ
クが解除される構造のものであれば本発明の目的は達成
することができる。
【0046】前記吸込口体2の上ケース32は固定ケー
ス78と着脱可能な蓋79とを有しており、該蓋79は
前記固定ケース78に取り付けられていて、蓋79に設
けられた左右のスライドボタン80、81を左右にスラ
イド操作させることによって蓋79の着脱ができる。こ
の蓋79を外すことによって、吸込口体2に設けられた
回転ブラシ38の上部が開放され、回転ブラシ38に糸
屑が絡み付いたときや回転ブラシ38の交換時において
着脱が容易に行うことができる。
【0047】また、吸込口体2は、掃除機本体1とホー
ス3で連結されている。該ホース3は一般に用いられて
いるサクションホースで、両端に吸口パイプ3a、3b
が設けられていて、吸口パイプ3aを吸込口体2に設け
られたホース差込口82に接続され、他方の吸口パイプ
3bは掃除機本体のホース差込口に接続83される。こ
れによって、吸塵開口部34→ホース3→集塵袋5→集
塵室8→電動送風機4→排気口13と通風路が形成され
る。
【0048】なお、掃除の形態によっては、ホース3を
吸込口体2より外し、吸口パイプ3aに付属吸込具であ
る隙間用ノズル14などを接続して吸込口体2で掃除が
できない場所の掃除をすることもできる。
【0049】次に本発明の電気掃除機の動作について詳
細な説明をする。
【0050】まず電源コード6aの差込みプラグ27を
もって、コードリール6から電源コード6aを引っ張り
出して図示しないAC100Vのコンセントに差込みプ
ラグ27を差し込む。そして、ハンドル16のハンドル
ボタン17を押してハンドル16を掃除機本体1より所
定の長さに引き出し、取手15をもって掃除機本体1を
自分にあった掃除しやすいように倒してから取手15に
設けられた操作部のスイッチ類を操作して運転を開始す
る。
【0051】吸込口体2は、掃除機本体1とホース3で
連結されている。該ホース3は一般に用いられているサ
クションホースで、両端に吸口パイプ3a、3bが設け
られていて、一方の吸口パイプ3aを吸込口体2に設け
られたホース差込口82に接続され、他方の吸口パイプ
3bは、掃除機本体1のホース差込口83に接続され
る。これによって、吸塵開口部34→ホース3→集塵袋
5→集塵室8→電動送風機4→排気口13と通風路が形
成される。掃除面に吸込口体2を前後に移動させること
によって、掃除面の塵埃が吸塵開口部34より吸気と一
緒に吸い込まれ、塵埃は集塵袋5に捕集される。排気は
電動送風機4を冷却しながら排気口13より掃除機本体
1外に排出される。
【0052】このとき掃除面がじゅうたんであれば、回
転ブラシ38を回転させるとじゅうたんに絡み付いた糸
屑などがよく取り除かれる。また、吸込口体2に設けた
自走車輪36はじゅうたんの中に沈み込み車輪の凹凸面
65が接触することになりじゅうたん上をスリップする
ことなく軽い走行性が得られる。また、床面やたたみで
あれば、車輪と掃除面との接触はフラットな面64で行
われ、掃除面に傷をつけることなく軽い走行性が得られ
る(図9)。
【0053】上記自走車輪36の運転において、掃除機
本体1の移動方向に準じて回転するように制御される。
すなわち、例えば掃除機本体1を前進させる場合は、ハ
ンドル16が掃除機本体1の中で所定距離移動すること
によって、掃除機本体1内に設けられたマイクロスイッ
チはノーマルオンとなり、自走車輪36は正回転し、掃
除機本体の移動方向に合った回転方向となり、掃除機本
体の移動が軽くなる。
【0054】また、逆に掃除機本体1を後退させる場合
は、ハンドル16が掃除機本体1の中で所定距離移動す
ることによって、掃除機本体1内に設けられたマイクロ
スイッチ66、67はノーマルオープンとなり、自走車
輪36は逆回転し、掃除機本体1の移動方向に合った回
転方向となり、掃除機本体の移動が軽くなる。
【0055】ここで、吸込口体2が直進の場合、車輪駆
動用電動機37の回転が遊星歯車45で減速された後、
かさ歯車A50を回転させる。かさ歯車A50が回転す
るとかさ歯車B52に設けられた軸受60、61と軸受
けに軸止されたピニオン56、56も同時に回転する。
このピニオン56、56の回転によりピニオン56、
と噛みあっている右サイド歯車54、左サイド歯車
が回転し、自走車輪36を回転させるものである。こ
のとき、車軸51が軸心に対して進行方向が直角の場合
は左右の自走車輪36、36は同じ回転数で回転する。
【0056】掃除中、吸込口体2を右方向を変えると、
右自走車輪36は回転が停止するように抵抗を受ける。
このためピニオン56の回転力は左サイド歯車54のみ
に伝達されて左自走車輪36が回転し、吸込口体2は右
側にスムースに曲がることになる。
【0057】逆に吸込口体2を左に曲げようとすると、
前記とは逆に自走車輪36は回転が停止するように抵抗
を受ける。このためピニオン56の回転力は右サイド歯
車54のみに伝達されて右自走車輪36が回転し、吸込
口体2は左側にスムースに曲がることになる。
【0058】掃除中壁際などの隅を掃除するときは、壁
によって吸込口体2をそれ以上前に移動させることがで
きない。そこで隅の吸塵をよくするため、前部に設けら
れた遮蔽板70を開けて吸気量を多くする。この遮蔽板
70を開けるには、吸込口体2の上面に設けられた押し
ボタン74を押すことによって、遮蔽板70のアーム7
1が回動して行われる。
【0059】前記押しボタン74を押すと、ラツチ75
aが押しボタン74のレバー74aで押され下方に移動
するとともに、ラッチ75aに設けられた溝75bに作
動棒76がスライドして、ラツチ75aの上部で作動棒
76が止まってラツチ75aがロックされる。このと
き、押しボタンのレバー74aは先端に設けた爪74b
とラツチ75aの爪75bとが嵌合して押しボタン74
もその位置でロックされる。このように押しボタン74
を下方に押すことによって押しボタン74と連動した前
記アーム71はアーム71の下に設けられたスプリング
73に逆らってアーム71は軸支点72を中心として回
動して下方に押し下げられる。アームの後端71aが下
がるとアーム71の前部に設けられた遮蔽板70は上が
ることになり、吸込口体2の吸塵開口部34の前部が開
口される。
【0060】前記の状態から前記吸塵開口部34の前部
開口を遮蔽板70によって閉じたいときは、再度押しボ
タン74を押すものである。再度押しボタン74を押す
と前記ラツチ75は上方に付勢されたスプリング77に
よって上方に移動する力が働き、そのため前記作動棒7
6は前回スライドした反対側の溝75cをスライドし作
動棒76は上方に移動する。これによってラッチ75の
ロックが解除され押しボタン74も一緒に押し上げられ
る。押しボタン74が押し上げられると今まで押しボタ
ン74によって押し下げられていたアーム71の後部が
スプリング73によって押し上げられる。すなわち、ア
ーム71の後部が押し上げられると前部の遮蔽板70は
下がり、この遮蔽板70によって吸塵開口部34の一部
が閉じられることになる。
【0061】掃除形態によっては、掃除機本体1の吸込
口体2では掃除できない場所がある。掃除機本体1はホ
ース3で吸込口体2と連結されているので、吸込口体2
に設けられたホース差込口82に接続された吸口パイプ
3aを抜き、この吸口パイプ3aに付属吸込具である隙
間用ノズル14などを接続してすると、隙間用ノズル1
4→ホース3→集塵袋5→集塵室8→電動送風機4→排
出口13との通風路が形成され、掃除面の塵埃が隙間用
ノズル14より塵埃が吸気と一緒に吸込まれ塵埃は集塵
袋5に捕集される。排気は電動送風機4を冷却しながら
排気口13より掃除機本体1外に排出される。よって、
吸込口体2で掃除ができない場所は付属の隙間用ノズル
14をホースに接続するだけで掃除をすることができる
(図13)。
【0062】図14は本発明の第2実施例の吸込口体の
図4に相当する平面図である。この吸込口体82には、
前記自走車輪36、36の他に大車輪83、83が設け
られていて、また、前記自走車輪36、36は、車輪駆
動用電動機37の回転を遊星歯車45を用いた減速装置
44とベルト84によって減速伝達されていて、この左
右二つの自走車輪は36、36同一方向に同一回転数で
回転するものである。その他は、前記第一実施例で詳細
に説明した構造と同じであるのでここでは詳細な説明は
省略することにする。ただし、上記吸込口体82には第
一実施例で説明したような差動装置53を設けていない
ので、吸込口体82の左右のコーナリングの走行性につ
いては劣ることになる。
【0063】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
は以下に記載するような効果を奏する。
【0064】請求項1によると、フラットな面と凹凸な
面の凸面でフラットな面の方の車輪の直径を大きくして
いるので、床面、たたみではフラットな面の車輪が駆動
し、じゅうたん上では掃除機の重みで車輪が沈み込み、
凹凸面側の車輪で駆動する。そのため、掃除面によって
一つの車輪が使い分けられ、いかなる掃除面でも軽い
性が得られる。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機側面の要部縦断面図であ
る。
【図2】同じく、電気掃除機の前面図である。
【図3】同じく、電気掃除機の背面図である。
【図4】本発明の電気掃除機の吸込口体のみの構造を詳
細に説明する内部平面図である。
【図5】同じく、吸込口体の裏面図である。
【図6】同じく、吸込口体の側面の要部縦断面図であ
る。
【図7】遊星歯車を用いた減速装置の内部平面図であ
る。
【図8】吸込口体に用いる自走車輪で、(a)は自走車
輪の正面図、(b)は自走車輪の側面図である。
【図9】同じく、(a)は床面、たたみ上での掃除時に
おける自走車輪の状態を説明する側面図、(b)はじゅ
うたん上での掃除時における自走車輪の状態を説明する
側面図である。
【図10】(a)は本発明の遮蔽板の開閉機構を説明す
る分解斜視図、(b)は浮出ラッチ機構の要部断面図で
ある。
【図11】車輪駆動電動機の正反回転制御の要部構造図
である。
【図12】同じく、車輪駆動用電動機の制御電気回路図
である。
【図13】本発明の電気掃除機の他の実使用状態を示す
外観側面図である。
【図14】本発明の第2実施例を示す吸込口体の図4に
相当する内部平面図である。
【図15】従来の電気掃除機の外観側面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 2 吸込口体 3 ホース 4 電動送風機 16 ハンドル 34 吸塵開口部 36 自走車輪 37 車輪駆動用電動機 38 回転ブラシ 40 回転ブラシ駆動用電動機 44 減速装置 45 遊星歯車 50 かさ歯車A 51 自走車輪用車軸 52 かさ歯車B 53 差動装置 64 フラット面 65 凹凸面 66、67 マイクロスイッチ 68、69 突起 70 遮蔽板 71 アーム 74 押しボタン 75 ラッチ
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−21348(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 5/30,9/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機で駆動する車輪を吸込口体に装備
    した電気掃除機において、前記車輪の掃除面との接触面
    で内側または外側のいずれか略半分の一方にフラットな
    面を設け、他方に凹凸な面を設け、前記フラットな面の
    直径を凹凸な面の凸面の直径より大きく形成したこと
    特徴とする電気掃除機。
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