JP3311042B2 - プラスチック製採便容器の上端部の穿孔装置 - Google Patents

プラスチック製採便容器の上端部の穿孔装置

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JP3311042B2 JP27950492A JP27950492A JP3311042B2 JP 3311042 B2 JP3311042 B2 JP 3311042B2 JP 27950492 A JP27950492 A JP 27950492A JP 27950492 A JP27950492 A JP 27950492A JP 3311042 B2 JP3311042 B2 JP 3311042B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘモグロビン検査用の
プラスチック製採便容器の閉塞されている上端部に内容
液注出用の細孔を穿設する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記した採便容器から検査のために内容
液を注出するに際し、従来は検査担当者が個々の容器を
片手で把持し、他方の手に持った穿孔針を容器の上端部
に刺通して注出孔を穿設していた。
【0003】このため、数百体、千体という多数の被検
体の処理には、多くの人員と多大な労力とを要し、検査
処理効率の向上を図り難い問題が存した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術の現状
に鑑み、本発明は、ある一定数のプラスチック製の採便
容器を整列させた状態で、一挙動で、同時に、その
部に細孔を穿設でき、穿孔作業効率を向上させうる装置
を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決のため、
請求項1の発明では、フレームの頂板の上面に、穿孔板
を上下動するよう組み付け、該穿孔板の下面に複数の穿
孔筒を整列配置の下垂姿勢に固定し、前記頂板に開設さ
れているガイド穴に臨ませた。
【0006】前記各穿孔筒を、下端がラッパ状に拡開し
た開口部とされている中空部と、中空部の中心に下垂姿
勢で固定されている穿孔針とを備えるとともに、前記中
空部を採便容器を嵌入させうる内径のものとした。
【0007】また前記頂板のガイド穴の下方部を、ガイ
ド穴の位置に合致させられた採便容器群の整列配置空間
とした。
【0008】さらに、穿孔板の上下動距離を、穿孔筒の
下端が採便容器被穿孔上端部の上方に位置する上部位
置から穿孔針が被穿孔上端部を貫通する下部位置までの
距離とされているという構成とした。
【0009】請求項2の発明では請求項の発明に対
し、フレームの頂板の下方に、複数のガイド穴の各列線
に対応して採便容器のガイドバーを固定する構成を付加
した。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、フレームの頂板のガイド
穴の位置に合わせてケース等に採便容器を整列配置して
おき、頂板下の整列配置空間に静置し、次いで上下動駆
動装置を操作して穿孔板を下動させる。
【0011】この穿孔板の下動により、穿孔筒の中空部
はラッパ状に拡開している開口部の案内により採便容器
の被穿孔端部に外嵌され、下動の進行に伴なって、穿
孔針が被穿孔端部を貫通し、小孔が穿設される。
【0012】次いで頂板を上動させ、穿孔筒を採便容器
から引き抜くことにより、多数の採便容器に対する穿孔
が一挙動で完了する。
【0013】請求項2の発明の付加により、ケース等に
予め整列配置した採便容器、傾斜姿勢のものの姿勢
修正が行われる。
【0014】
【実施例】図1ないし図6は請求項1および請求項2の
発明を併せ実施した一例を示しており、図1ないし図4
に示されるごとく、フレーム1の頂板2に対し、穿孔板
3が、頂板2の4隅に立設されたガイドロッド4に沿っ
て上下動可能に組み付けられ、上下動駆動装置に結合さ
れている。
【0015】図示例の上下動駆動装置は、フレーム1の
左右両側に固定された支持枠6,7と軸受板8,9とに
軸支されたカム軸10と、カム軸10に固定された偏心
円筒カム11およびカム軸10の回動ハンドル12より
なる駆動部と、ガイドロッド4に嵌装され、頂板2の上
面と穿孔板3の下面との間に縮設された復動用のコイル
バネ13とで構成されているが、流体圧ピストン・シリ
ンダ装置あるいは電磁装置等であってもよい。
【0016】前記穿孔板3は、図2に分解して示すごと
く、下面に複数の穿孔筒14を下垂姿勢で整列配置で固
定した筒支持板15と、複数の穿孔針16を下垂姿勢で
整列配置で固定した針支持板17と、筒支持板15と針
支持板17とを蝶ねじ18で一体に結合,固定する固定
板19とで構成されている。
【0017】穿孔筒14は、図6に拡大断面図として示
されるごとく、下端がラッパ状に拡開した開口部20と
された中空部21を有し、前記穿孔針16が中空部21
の中心に下垂して配置されている。
【0018】また中空部21の内径Rは、前述のヘモグ
ロビン検査用の採便容器たるプラスチック製の採便容器
22の被穿孔端部23を嵌入させうる寸法とされてい
る。
【0019】また前記頂板2には、整列配置の穿孔筒1
4の配置に合致させた位置に穿孔筒14と同数で該筒1
4の外径より僅かに大径のガイド穴24群が貫設されて
おり、穿孔筒14はこのガイド穴24を通って上下動さ
せられる。
【0020】各図において、符号25は前記ガイドロッ
ド4に沿って、穿孔板3が上下動する摺動孔である。
【0021】頂板2の下方は、図3および図5に示され
るごとく、ケース26内に穿孔筒14およびガイド穴2
4の整列配置位置に合わせて整列配置された採便容器
2群の整列配置空間27とされており、ケース26は、
カム軸10と直交するフレーム1の正面側から、すなわ
ち図3に矢印Aで示す方向から挿入され、静置される。
【0022】整列配置空間27の上方、すなわちフレー
ム1の頂板2の下方には、ガイド穴24群の、カム軸1
0と直交する列線の両側に位置させて採便容器22のガ
イドバー29が固定配置され、各ガイドバー29の間
は、前記ケース26の挿入される側が開口部とされ、各
ガイドバー29間に整列配置された採便容器が配置さ
れる。
【0023】前記穿孔板3の上下動距離は、図3に示さ
れるごとく、穿孔筒14の下端が、採便容器22の被穿
端部23の上方に位置する非作用位置から図1およ
び図6に示されるごとく、穿孔針16が被穿孔端部2
3を貫通し終わる作用位置までの距離とされている。
【0024】図示実施例では、穿孔装置を図1に示す状
態として、図3に示されるように採便容器22群を整列
配置空間27に挿入し、ガイド穴24と正しく位置合わ
せして静置させる。
【0025】次いで回動ハンドル12によりカム軸10
を回動させ、偏心円筒カム11の厚肉部30で、図5に
示すごとく穿孔板3の上面を押圧し、コイルバネ13の
弾力に抗して該板3を下動させる。
【0026】この穿孔板3の下動により、静置されてい
た多数の採便容器23群の被穿孔端部23には、同時
に一挙動で細孔が穿設される。
【0027】次に回動ハンドル12によりカム軸10、
偏心円筒カム11を図1に示す位置に戻すと、穿孔板3
はコイルバネ13の復元弾性で旧位置に押し戻される。
【0028】またケース内に整列配置されている採便容
中に傾斜姿勢のものが存しても、ガイドバーによって
正しい姿勢に戻され、採便容器群が整列配置空間内に正
確にセットされれば、誤穿孔の生ずる恐れは無い。
【0029】図示例の穿孔板3は、図2に示すごとく、
蝶ねじ18を外すことにより分解できるので、穿孔針1
6が汚染された場合、あるいは穿孔針16の摩耗,折
損,変形等が生じた場合には、簡単に分解し、針支持板
17ごと穿孔針16を殺菌したり交換することができ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成,作用のも
のであり、請求項1の発明によれば、多数の整列する
便容器に対し、同時に1操作で細孔を穿設することがで
き、ヘモグロビン検査用の採便容器たるプラスチック製
採便容器の1端に内容液注出用の細孔を穿設する作業
の省力化と高能率化を図りうる。
【0031】記採便容器の穿孔には、従来は1本づつ
手作業で約5秒の作業時間を要していたが、本発明に係
る穿孔筒が25本セットされた装置では、同じ約5秒の
間に25本が同時に穿孔され、しかも手作業としては、
整列配置されている採便容器を、装置の整列配置空間へ
の挿脱と、上下動駆動装置の操作のみとなり、高能率化
と省力化とに著しいものがある。
【0032】複数の穿孔筒は整列配置されているので
便容器を同一の整列配置でケース等に保持させ、穿孔装
置の整列配置空間に挿入するのみで、正確な穿孔が個々
にの採便容器に実施される効果がある。
【0033】穿孔筒の中空部の下端はラッパ状に拡開さ
れた開口部とされているので、前記整列配置空間内での
採便容器の配列位置に僅かな位置ずれが存したとして
も、穿孔筒の下動時に、採便容器の被穿孔端部が、ラ
ッパ状に拡開している開口部の開口面積内に入りさえす
れば、穿孔筒の下動に伴なって被穿孔端部は中空部内
へ導入されるので、前記位置ずれが修正される効果があ
る。
【0034】請求項2の発明によると、穿孔装置の整列
配置空間へ挿入される採便容器の起立姿勢に傾きが存し
ていても、ガイドバーによって正しい姿勢に修正でき、
また穿孔時の転倒も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および請求項2の発明を併せ適用した
実施の一例の非作用状態の正面図である。
【図2】図1に示すものの分解図である。
【図3】図1に示すものの右側面図である。
【図4】図3に示すものの分解図である。
【図5】図1に示すものの作用状態の正面図である。
【図6】穿孔筒の穿孔作用を示す拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 頂板 3 穿孔板 14 穿孔筒 16 穿孔針 20 開口部 21 中空部 22 採便容器 23 被穿孔端部 24 ガイド穴 27 整列配置空間 28 列線 29 ガイドバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの頂板上面に対し穿孔板が上下
    動可能に組み付けられ、かつ上下動駆動装置に結合さ
    れ、該穿孔板の下面には複数の穿孔筒が整列配置で、下
    垂姿勢で固定され、前記頂板に開設されているガイド穴
    に臨ませられており、前記各穿孔筒は、下端がラッパ状
    に拡開した開口部とされた中空部と、中空部の中心に下
    垂姿勢で固定された穿孔針とを有し、該中空部は、採便
    容器を嵌入させうる内径とされていると共に、前記頂板
    のガイド穴の下方はガイド穴の位置に合致させられた
    便容器群の整列配置空間とされており、前記穿孔板の上
    下動距離は、前記穿孔筒の下端が、採便容器の被穿孔
    端部上方から該穿孔端部より下方の位置に達し、前
    記穿孔針が前記穿孔端部を貫通するまでの距離とさ
    れているプラスチック製採便容器の上端部の穿孔装置。
  2. 【請求項2】 フレームの頂板の下方に、複数のガイド
    穴の各列線に対応して採便容器のガイドバーが固定され
    ている請求項1記載のプラスチック製採便器の上端部
    穿孔装置。
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