JP3307221B2 - 復調器 - Google Patents

復調器

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JP3307221B2
JP3307221B2 JP08499096A JP8499096A JP3307221B2 JP 3307221 B2 JP3307221 B2 JP 3307221B2 JP 08499096 A JP08499096 A JP 08499096A JP 8499096 A JP8499096 A JP 8499096A JP 3307221 B2 JP3307221 B2 JP 3307221B2
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裕史 阿座上
孝明 小西
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル伝送技術の
デジタル伝送受信機におけるQPSK復調器、QAM復
調器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の復調器は、異なった変調方式で変
調した信号、たとえばQAM変調信号とQPSK変調信
号を復調する復調器は、別々の復調方式の復調器、たと
えばQAM復調器とQPSK復調器別々の形で構成され
ていた。
【0003】図7に従来のQAM復調器の構成を示して
おり、変調した信号を入力する入力端子11と、変調波
から元の変調信号を復元する検波器12と、変調波の受
信帯域の制限と符号間干渉の抑制を実現するロ−ルオフ
フィルタ13と、伝送路によって変化した信号を受信機
に対して適した信号に戻す波形等化器14と、変調波の
位相ずれ、周波数ずれを検出して補正する搬送波再生器
+AFC器15と、チュ−ナ部の増幅器の利得を制御す
るための利得制御信号を作り出すAGC器16と、外部
のクロック用発振器を制御するクロック再生器17と、
チュ−ナの発信器から受ける位相雑音に追従するPNT
器18と、波形等化器14の出力信号をスライスしてシ
ンボル信号を再生する識別器19と、復調した信号を出
力する出力端子110から構成されている。
【0004】次に図7を用いて、従来のQAM復調器の
動作を説明する。まず、QAM変調した信号が入力端子
11から入力され、検波器12に入力される。検波器1
2は変調波から元の変調信号を復元し、ロ−ルオフフィ
ルタ13とクロック再生器17に入力する。クロック再
生器17は外部のクロック用発振器を制御する情報を作
り出し、外部のクロック用発信器の制御を行いシステム
を動作させるクロックを作り出す。ロ−ルオフフィルタ
13は変調波の受信帯域の制限と符号間干渉の抑制を実
現し、波形等化器14とAGC器16に入力する。AG
C器16はチュ−ナ部の増幅器の利得を制御するための
利得制御信号を作り出し、外部のチュ−ナにその利得制
御信号を送り出す。波形等化器14は伝送路によって変
化した信号を受信機に対して適した信号に戻し、識別器
19と搬送波再生器+AFC器15とPNT器18に入
力する。搬送波再生器+AFC器15は変調波の位相ず
れ、周波数ずれを検出してその情報を検波器12に送
る。PNT器18はチュ−ナの発信器から受ける位相雑
音を検出しその情報を検波器12に送る。識別器19は
波形等化器14の出力信号をスライスしてシンボル信号
を再生し出力端子110出力する。以上の動作により、
QAM復調を実現する。
【0005】また、図8に従来のQPSK復調器の構成
を示しており、変調した信号を入力する入力端子11
と、変調波から元の変調信号を復元する検波器12と、
変調波の受信帯域の制限と符号間干渉の抑制を実現する
ロ−ルオフフィルタ13と、変調波の位相ずれ、周波数
ずれを検出して補正する搬送波再生器+AFC器15
と、チュ−ナ部の増幅器の利得を制御するための利得制
御信号を作り出すAGC器16と、外部のクロック用発
振器を制御するクロック再生器17と、波形等化器14
の出力信号をスライスしてシンボル信号を再生する識別
器19と、復調した信号を出力する出力端子110から
構成されている。次に図8を用いて、従来のQPSK復
調器の動作を説明する。
【0006】まず、QPSK変調した信号が入力端子1
1から入力され、検波器12に入力される。検波器12
は変調波から元の変調信号を復元し、ロ−ルオフフィル
タ13とクロック再生器17に入力する。クロック再生
器17は外部のクロック用発振器を制御する情報を作り
出し、外部のクロック用発信器を制御しシステムを動作
させるクロックを作り出す。ロ−ルオフフィルタ13は
変調波の受信帯域の制限と符号間干渉の抑制を実現し、
AGC器16と搬送波再生器+AFC器15と識別器1
9に入力する。AGC器16はチュ−ナ部の増幅器の利
得を制御するための利得制御信号を作り出し、外部のチ
ュ−ナにその利得制御信号を送り出す。搬送波再生器+
AFC器15は変調波の位相ずれ、周波数ずれを検出し
てその情報を検波器12に送る。識別器19はロ−ルオ
フフィルタ13の出力信号をスライスしてシンボル信号
を再生し出力端子110出力する。以上の動作によりQ
PSK復調を実現する。
【0007】図9に従来の波形等化器14の構成を示し
ており、波形整形する信号を入力する入力端子31と、
波形整形された信号を出力する出力端子32と、3タッ
プのトランスバ−サルフィルタ、所定のタップ係数の値
を記憶する記憶手段、入力信号および出力信号を用いて
タップ係数を出力する係数設定回路、タップ係数が所定
の範囲を超えた場合に係数リセット命令を係数設定回路
に出力する係数監視回路から構成されている。
【0008】次に、図9を用いて従来の波形等化器の動
作を説明する。まず、歪んだ入力信号が入力端子31か
ら入力され、トランスバ−サルフィルタ33で等化され
た信号が出力端子32から出力される。トランスバ−サ
ルフィルタ13の入出力信号の関係式は、タップ係数を
2N+1、各タップ係数をCj、入力信号系列をXnす
ると、次式である。
【0009】
【数1】
【0010】(ここで、Xk−1 はXnで表す)。こ
の入出力信号を用いて係数設定回路36では、次のよう
な演算を行い、タップ係数を決める。所定の基準出力レ
ベルとの二乗誤差eK 2 は次の式により、求められる。
【0011】
【数2】
【0012】そこで、ek を小さくするには、Kをe
kの平均化の回数とすると、係数誤差信号が次の式によ
り求められるので、
【0013】
【数3】
【0014】この方向にタップ係数を更新していけば最
終的には基準出力レベルとトランスバ−サルフィルタの
出力レベルの二乗誤差が最小になり、入力信号の変化に
適応した等化特性が得られる。
【0015】さらに、図10に従来のPNT器19の構
成を示しており、入力端子41と、検波器へ出力する出
力端子42と、チュ−ナの発信器から受ける位相ずれθ
を検出するθ検出器43と、位相ずれθから次式の演算
を行い出力するexp演算器44から構成されている。
次に、図10を用いて従来のPNT器の動作を説明す
る。
【0016】まず、入力端子41から信号が入力され、
θ検出器43に入力される。θ検出器43でチュ−ナの
発信器から受ける位相ずれθを検出しその情報をexp
演算器44に入力する。exp演算器46では
【0017】
【数4】
【0018】の演算を行い、検波器12に出力する。そ
して、図11に従来のOFDMQAM復調器の構成を示
しており、変調した信号を入力する入力端子11と、変
調波から元の変調信号を復元する検波器12と、変調波
の受信帯域の制限と符号間干渉の抑制を実現するロ−ル
オフフィルタ13と、伝送路によって変化した信号を受
信機に対して適した信号に戻す波形等化器14と、変調
波の位相ずれ、周波数ずれを検出して補正する搬送波再
生器+AFC器15と、チュ−ナ部の増幅器の利得を制
御するための利得制御信号を作り出すAGC器16と、
外部のクロック用発振器を制御するクロック再生器17
と、チュ−ナの発信器から受ける位相雑音に追従するP
NT器18と、搬送波再生器14の出力信号をスライス
してシンボル信号を再生する識別器19と、信号の直並
列変換を行う直並列変換器51と、高速フ−リエ変換を
行うFFT器52と、信号の並直列変換を行う並直列変
換器53と、復調した信号を出力する出力端子110か
ら構成されている。
【0019】次に図11を用いて、従来のOFDMQA
M復調器の動作を説明する。波形等化器14の出力まで
は従来のQAM復調器と同様な動作が行われ、直並列変
換器51に入力される。直並列変換器51で直並列変換
され、FFT器52入力される。FFT器52で高速フ
−リエ変換され並直列変換器53に入力される。並直列
変換器53で、並直列変換され識別器19に入力され
る。識別器19では従来のQAM復調器と同様の動作が
行われOFDMQAM復調信号として出力される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このように、1つのデ
ジタル伝送受信機で異なった変調方式で変調した信号を
復調する場合、復調器として別々の復調器を装備しなけ
ればならなくなり、回路規模が大きくなるという問題を
有していた。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、QAM変調波を復調する場合はQAM復
調器の機能になるような信号路を確保し、QPSK変調
波を復調する場合はQPSK復調器の機能になるような
信号路を確保するように選別器を備えることにより実現
する構成としたものである。これにより、1つの復調器
で異なった変調方式で変調した信号を復調できる復調器
を提供できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、変調した信号を入力す
る入力端子と、変調波から元の変調信号を復元する検波
器と、前記変調波の受信帯域の制限と符号間干渉の抑制
を実現するロ−ルオフフィルタと、伝送路によって変化
した信号を受信機に対して適した信号に戻す波形等化器
と、前記変調波の位相ずれ、周波数ずれを検出して補正
する搬送波再生器+AFC器と、チュ−ナの増幅器の利
得を制御するための利得制御信号を作り出すAGC器
と、外部のクロック用発振器を制御するクロック再生器
と、前記波形等化器の出力信号をスライスしてシンボル
信号を再生する識別器と、前記チュ−ナの発信器から受
ける位相雑音に追従するPNT器と、復調した信号を出
力する出力端子と、前記変調波がQAM変調波のときは
前記波形等化器と前記PNT器を有効にし、QPSK変
調波のときは前記波形等化器と前記PNT器を無効にす
ることを特徴とするものであり、また本発明は、上記発
明において、入力信号がQPSK変調波の場合波形等化
器とPNT器を無効にする経路を作り出す選別器と、一
定の出力を出力するEXP一定器と、入力信号によって
前記選別器の切り替えを制御する選別器制御器を設けた
ことを特徴とするものであり、また本発明は、上記発明
において、入力信号がQPSK変調波の場合PNT器を
無効にする経路を作り出す選別器と、一定の出力を出力
するEXP一定器と、波形等化器のタップ係数が一つだ
け1でそれ以外はすべて0になるように書き換える波形
等化器用選別器と、入力信号によって前記選別器、波形
等化器用選別器の切り替えを制御する選別器制御器を設
けたことを特徴とするものであり、また本発明は、上記
発明において、入力信号がQPSK変調波の場合波形等
化器を無効にする経路を作り出す選別器と、0の値を出
力するθ=0一定器と、前記θ=0一定器からexp演
算器への経路を作り出す選別器と、入力信号によって前
記選別器の切り替えを制御する選別器制御器を設けたこ
とを特徴とするものであり、また本発明は、上記発明に
おいて、波形等化器のタップ係数が一つだけ1でそれ以
外はすべて0になるように書き換える波形等化器用選別
器と、0の値を出力するθ=0一定器と、前記θ=0一
定器からexp演算器への経路を作り出す選別器と、入
力信号によって前記選別器の切り替えを制御する選別器
制御器を設けたことを特徴とするものであり、1つの復
調器でQAM変調方式で変調した信号とQPSK変調方
式で変調した信号を復調できるという作用を有する。
【0023】また本発明は、直並列変換をする直並列変
換器と、高速フ−リエ変換をするFFT器と、並直列変
換をする並直列変換器と、入力信号がOFDMQAM変
調波あるいはOFDMQPSK変調波のときは前記直並
列変換器とFFT器と並直列変換器を有効にし、入力信
号がQAM変調波あるいはQPSK変調波のときは前記
直並列変換器とFFT器と並直列変換器を無効にする経
路を作り出す選別器と、入力信号によって前記選別器の
切り替えを制御する選別器制御器を設けたことを特徴と
するものであり、1つの復調器でOFDMQAM変調方
式で変調した信号とQAM変調方式で変調した信号を復
調できる、あるいは1つの復調器でOFDMQPSK変
調方式で変調した信号とQPSK変調方式で変調した信
号を復調できるという作用を有する。
【0024】また本発明は、上記発明において、逆高速
フ−リエ変換をする逆FFT器と、入力信号がOFDM
QAM変調波あるいはOFDMQPSK変調波のときは
前記逆FFT器を無効にし、入力信号がQAM変調波あ
るいはQPSK変調波のときは前記逆FFT器を有効に
する経路を作り出す選別器と、入力信号によって前記選
別器の切り替えを制御する選別器制御器を設けたことを
特徴とするものであり、1つの復調器でOFDMQAM
変調方式で変調した信号とQAM変調方式で変調した信
号を復調できる、あるいは1つの復調器でOFDMQP
SK変調方式で変調した信号とQPSK変調方式で変調
した信号を復調できるという作用を有する。
【0025】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図6を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
ける復調器の構成を示すブロック図である。
【0026】図1において11は変調した信号を入力す
る入力端子、12は変調波から元の変調信号を復元する
検波器、13は変調波の受信帯域の制限と符号間干渉の
抑制を実現するロ−ルオフフィルタ、14は伝送路によ
って変化した信号を受信機に対して適した信号に戻す波
形等化器、15は変調波の位相ずれ、周波数ずれを検出
して補正する搬送波再生器+AFC器、16はチュ−ナ
部の増幅器の利得を制御するための利得制御信号を作り
出すAGC器、17は外部のクロック用発振器を制御す
るクロック再生器、18はチュ−ナの発信器から受ける
位相雑音に追従するPNT器、19は搬送波再生器の出
力信号をスライスしてシンボル信号を再生する識別器、
101は選別器、102は選別器制御器、103は出力
信号をEとすると、
【0027】
【数5】
【0028】の信号を出力するEXP一定器である。次
に、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態におけ
るQAMQPSK一体型復調器の動作について説明す
る。入力した信号がQAM変調した信号である場合、選
別器101が波形等化器、PNT器が有効になるような
信号経路を作り出すための制御信号を選別器制御器10
2が出力する。そして、図7と同様な従来のQAM復調
器のシステムの信号経路ができる。まず、QAM変調し
た信号が入力端子11から入力され、検波器12に入力
される。検波器12は変調波から元の変調信号を復元
し、ロ−ルオフフィルタ13とクロック再生器17に入
力する。クロック再生器17は外部のクロック用発振器
を制御する情報を作り出し、外部のクロック用発信器と
情報のやりとりを行う。ロ−ルオフフィルタ13は変調
波の受信帯域の制限と符号間干渉の抑制を実現し、波形
等化器14とAGC器16に入力する。AGC器16は
チュ−ナ部の増幅器の利得を制御するための利得制御信
号を作り出し、外部のチュ−ナにその利得制御信号を送
り出す。波形等化器14は伝送路によって変化した信号
を受信機に対して適した信号に戻し、識別器19と搬送
波再生器+AFC器15とPNT器18に入力する。搬
送波再生器+AFC器15は変調波の位相ずれ、周波数
ずれを検出してその情報を検波器12に送る。PNT器
18はチュ−ナの発信器から受ける位相雑音を検出しそ
の情報を検波器12に送る。識別器19は波形等化器1
4の出力信号をスライスしてシンボル信号を再生し出力
端子110出力する。以上の動作により、QAM復調を
実現する。
【0029】そして、入力した信号がQPSK変調した
信号である場合、選別器101が波形等化器、PNT器
が無効になるような経路を作り出すための制御信号を選
別器制御器102が出力する。その場合、PNT器19
から検波器12への信号は無効となり、代わりにEXP
一定器からの出力が検波器12に入力されることにな
り、PNT器の動作は無効となる。そして、図8と同様
な従来のQPSK復調器のシステムの信号経路ができ
る。
【0030】まず、QPSK変調した信号が入力端子1
1から入力され、検波器12に入力される。検波器12
は変調波から元の変調信号を復元し、ロ−ルオフフィル
タ13とクロック再生器17に入力する。クロック再生
器17は外部のクロック用発振器を制御する情報を作り
出し、外部のクロック用発信器と情報のやりとりを行
う。ロ−ルオフフィルタ13は変調波の受信帯域の制限
と符号間干渉の抑制を実現し、AGC器16と搬送波再
生器+AFC器15と識別器19に入力する。AGC器
16はチュ−ナ部の増幅器の利得を制御するための利得
制御信号を作り出し、外部のチュ−ナにその利得制御信
号を送り出す。搬送波再生器+AFC器15は変調波の
位相ずれ、周波数ずれを検出してその情報を検波器12
に送る。識別器19はロ−ルオフフィルタ13の出力信
号をスライスしてシンボル信号を再生し出力端子110
出力する。以上の動作によりQPSK復調を実現する。
【0031】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施の形態における復調器の構成を示すブロック図であ
る。
【0032】図2において11は変調した信号を入力す
る入力端子、12は変調波から元の変調信号を復元する
検波器、13は変調波の受信帯域の制限と符号間干渉の
抑制を実現するロ−ルオフフィルタ、14は伝送路によ
って変化した信号を受信機に対して適した信号に戻す波
形等化器、15は変調波の位相ずれ、周波数ずれを検出
して補正する搬送波再生器+AFC器、16はチュ−ナ
部の増幅器の利得を制御するための利得制御信号を作り
出すAGC器、17は外部のクロック用発振器を制御す
るクロック再生器、18はチュ−ナの発信器から受ける
位相雑音に追従するPNT器、19は搬送波再生器の出
力信号をスライスしてシンボル信号を再生する識別器、
102は選別器制御器である。図1の構成と異なるの
は、波形等化器14とPNT器18の構成である。
【0033】図3に波形等化器の回路図を示す。図3に
おいて31は波形整形する信号を入力する入力端子、3
2は波形整形された信号を出力する出力端子、3タップ
のトランスバ−サルフィルタ、所定のタップ係数の値を
記憶する記憶手段、入力信号および出力信号を用いてタ
ップ係数を出力する係数設定回路、タップ係数が所定の
範囲を超えた場合に係数リセット命令を係数設定回路に
出力する係数監視回路、波形等化器のタップ係数が一つ
だけ1でそれ以外はすべて0になるように書き換える波
形等化器用選別器である。
【0034】以下図3を用いて、動作を説明する。入力
信号がQAM変調波の場合、従来の波形等化器の信号経
路を作り出すための制御信号が選別器制御器より入力端
子33へ入力され、波形等化器用選別器に入力され、従
来の波形等化器の信号経路を作り出し、従来の波形等化
器の動作を達成する。また、入力信号がQPSK変調波
の場合、波形等化器のタップ係数が一つだけ1でそれ以
外はすべて0になるように動作させるための制御信号が
選別器制御器より入力端子33に入力される。その場
合、入力信号列をXn,出力信号列をYn、とすると、
【0035】
【数6】
【0036】が成立し、波形等化器が無効となる。図4
にPNT器のブロック図を示す。
【0037】図4において、41は入力端子、42は検
波器へ出力する出力端子、45はチュ−ナの発信器から
受ける位相ずれθを検出するθ検出器、46は位相ずれ
θから次式の演算を行い出力するexp演算器、101
は選別器である。次に、図4を用いてPNT器の動作を
説明する。入力信号がQAM変調波の場合、従来のPN
T器の信号経路を作り出すための制御信号が選別器制御
器より入力端子33へ入力され選別器101に入力さ
れ、従来のPNT器の信号経路を作り出し、従来のPN
T器の動作を行う。また、入力信号がQPSK変調波の
場合、θ=一定器46の出力信号がexp演算器に入力
されるように選別器101が動作するような制御信号が
選別器制御器より入力端子45へ入力される。それによ
り、exp演算器の出力が
【0038】
【数7】
【0039】となり、PNT器が無効となる。 (実施の形態3)図5は本発明の第3の実施の形態にお
ける復調器の構成を示すブロック図である。
【0040】図5において11は変調した信号を入力す
る入力端子、12は変調波から元の変調信号を復元する
検波器、13は変調波の受信帯域の制限と符号間干渉の
抑制を実現するロ−ルオフフィルタ、14は伝送路によ
って変化した信号を受信機に対して適した信号に戻す波
形等化器、15は変調波の位相ずれ、周波数ずれを検出
して補正する搬送波再生器+AFC器、16はチュ−ナ
部の増幅器の利得を制御するための利得制御信号を作り
出すAGC器、17は外部のクロック用発振器を制御す
るクロック再生器、18はチュ−ナの発信器から受ける
位相雑音に追従するPNT器、19は搬送波再生器の出
力信号をスライスしてシンボル信号を再生する識別器、
101は選別器、102は選別器制御器である。
【0041】図1の構成と異なるのは、直並列変換器5
1、FFT器52、並直列変換器53、それらを有効に
する経路を作り出す選別器101である。
【0042】以下図5を用いて動作を説明する。波形等
化器14の出力までは図1のQAMQPSK一体型復調
器と同様な動作が行われる。入力信号がOFDMQAM
変調信号あるいはOFDMQPSK変調信号の場合選別
器101が直並列変換器51、FFT器52、並直列変
換器53が有効となるような経路を作り出すための制御
信号が選別器制御器102より送られ、直並列変換器5
1、FFT器52、並直列変換器53が有効となるよう
な経路が作り出され、OFDMQAM復調あるいはOF
DMQPSK復調がなされ、識別器19に出力され、出
力端子110に出力され動作が完了する。また、入力信
号がQAM変調信号あるいはQPSK変調信号の場合、
選別器101が直並列変換器51、FFT器52、並直
列変換器53が無効となるような経路を作り出すための
制御信号が選別器制御器102より送られ、直並列変換
器51、FFT器52、並直列変換器53が無効となる
ような経路が作り出され、図1と同様な構成となり、図
1と同様な動作がなされQAM復調あるいはQPSK復
調動作が完了する。
【0043】(実施の形態4)図6は本発明の第4の実
施の形態における復調器の構成を示すブロック図であ
る。
【0044】図6において11は変調した信号を入力す
る入力端子、12は変調波から元の変調信号を復元する
検波器、13は変調波の受信帯域の制限と符号間干渉の
抑制を実現するロ−ルオフフィルタ、14は伝送路によ
って変化した信号を受信機に対して適した信号に戻す波
形等化器、15は変調波の位相ずれ、周波数ずれを検出
して補正する搬送波再生器+AFC器、16はチュ−ナ
部の増幅器の利得を制御するための利得制御信号を作り
出すAGC器、17は外部のクロック用発振器を制御す
るクロック再生器、18はチュ−ナの発信器から受ける
位相雑音に追従するPNT器、19は搬送波再生器の出
力信号をスライスしてシンボル信号を再生する識別器、
101は選別器、102は選別器制御器、51は直並列
変換器、52はFFT器、53は並直列変換器である。
【0045】図5の構成と異なるのは、逆FFT器61
と選別器101である。以下図6を用いて動作を説明す
る。波形等化器14の出力までは図1のQAMQPSK
一体型復調器と同様な動作が行われる。そして、直並列
変換器51で直並列変換され、FFT器52で高速フ−
リエ変換される。そして入力信号がOFDMQAM変調
信号あるいはOFDMQPSK変調信号の場合選別器1
01が逆FFT器61が無効となるような経路を作り出
すための制御信号が選別器制御器102より送られ、逆
FFT器61が無効となるような経路が作り出され、図
11と同様な構成となり、OFDMQAM復調あるいは
OFDMQPSK復調がなされ、識別器19に出力さ
れ、出力端子110に出力され動作が完了する。
【0046】また、入力信号がQAM変調信号あるいは
QPSK変調信号の場合、選別器101が逆FFT器6
1が有効となるような経路を作り出すための制御信号が
選別器制御器102より送られ、逆FFT器61が有効
となるような経路が作り出される。その場合、FFT器
52からの出力が逆FFT器61に入力され、逆高速フ
−リエ変換がなされ、並直列変換器53に入力され並直
列変換され、識別器109に入力され、そして出力端子
110でQAM復調あるいはQPSK復調動作が完了す
る。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、選別器
で信号経路を切り替えることによって、QAM変調信号
とQPSK変調信号の2種類の変調信号を一つのシステ
ムで復調できるQAMQPSK一体型復調器を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における復調器の構成図
【図2】本発明の一実施の形態におけるAMQPSK一
体型復調器の構成図
【図3】本発明の一実施の形態における波形等化器の構
成図
【図4】本発明の一実施の形態におけるPNT器の構成
【図5】本発明の一実施の形態におけるOFDMQAM
QPSK一体型復調器の構成図
【図6】本発明の一実施の形態におけるOFDMQAM
QPSK一体型復調器の構成図
【図7】従来のQAM復調器の構成図
【図8】従来のQPSK復調器の構成図
【図9】従来の波形等化器の構成図
【図10】従来のPNT器の構成図
【図11】従来のOFDMQAM復調器の構成図
【符号の説明】
11 入力端子 12 検波器 13 ロ−ルオフフィルタ 14 波形等化器 15 搬送波再生器+AFC器 16 AGC器 17 クロック再生器 18 PNT器 19 識別器 31 入力端子 32 出力端子 33 トランスバ−サルフィルタ 34 波形等化器用選別器 35 係数監視回路 36 係数設定回路 37 記憶手段 38 入力端子 41 入力端子 42 出力端子 43 θ検出器 44 exp演算器 45 入力端子 46 θ=0一定器 51 直並列変換器 52 FFT器 53 並直列変換器 61 逆FFT器 101 選別器 102 選別器制御器 103 EXP一定器 110 出力端子 301 乗算器 302 遅延器 303 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 芳和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−312748(JP,A) 特開 平7−123017(JP,A) 特開 平7−30595(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調した信号を入力する入力端子と、変
    調波から元の変調信号を復元する検波器と、前記変調波
    の受信帯域の制限と符号間干渉の抑制を実現するロ−ル
    オフフィルタと、伝送路によって変化した信号を受信機
    に対して適した信号に戻す波形等化器と、前記変調波の
    位相ずれ、周波数ずれを検出して補正する搬送波再生器
    +AFC器と、チュ−ナの増幅器の利得を制御するため
    の利得制御信号を作り出すAGC器と、外部のクロック
    用発振器を制御するクロック再生器と、前記波形等化器
    の出力信号をスライスしてシンボル信号を再生する識別
    器と、前記チュ−ナの発信器から受ける位相雑音に追従
    するPNT器と、復調した信号を出力する出力端子と、
    前記変調波がQAM変調波のときは前記波形等化器と前
    記PNT器を有効にし、QPSK変調波のときは前記波
    形等化器と前記PNT器を無効にすることを特徴とする
    復調器。
  2. 【請求項2】 入力信号がQPSK変調波の場合波形等
    化器とPNT器を無効にする経路を作り出す選別器と、
    一定の出力を出力するEXP一定器と、入力信号によっ
    て前記選別器の切り替えを制御する選別器制御器を設け
    たことを特徴とする請求項記載の復調器。
  3. 【請求項3】 入力信号がQPSK変調波の場合PNT
    器を無効にする経路を作り出す選別器と、一定の出力を
    出力するEXP一定器と、波形等化器のタップ係数が一
    つだけ1でそれ以外はすべて0になるように書き換える
    波形等化器用選別器と、入力信号によって前記選別器、
    波形等化器用選別器の切り替えを制御する選別器制御器
    を設けたことを特徴とする請求項記載の復調器。
  4. 【請求項4】 入力信号がQPSK変調波の場合波形等
    化器を無効にする経路を作り出す選別器と、0の値を出
    力するθ=0一定器と、前記θ=0一定器からexp演
    算器への経路を作り出す選別器と、入力信号によって前
    記選別器の切り替えを制御する選別器制御器を設けたこ
    とを特徴とする請求項記載の復調器。
  5. 【請求項5】 波形等化器のタップ係数が一つだけ1で
    それ以外はすべて0になるように書き換える波形等化器
    用選別器と、0の値を出力するθ=0一定器と、前記θ
    =0一定器からexp演算器への経路を作り出す選別器
    と、入力信号によって前記選別器の切り替えを制御する
    選別器制御器を設けたことを特徴とする請求項記載の
    復調器。
  6. 【請求項6】 直並列変換をする直並列変換器と、高速
    フ−リエ変換をするFFT器と、並直列変換をする並直
    列変換器と、入力信号がOFDMQAM変調波あるいは
    OFDMQPSK変調波のときは前記直並列変換器とF
    FT器と並直列変換器を有効にし、入力信号がQAM変
    調波あるいはQPSK変調波のときは前記直並列変換器
    とFFT器と並直列変換器を無効にする経路を作り出す
    選別器と、入力信号によって前記選別器の切り替えを制
    御する選別器制御器を設けたことを特徴とする請求項
    記載の復調器。
  7. 【請求項7】 逆高速フ−リエ変換をする逆FFT器
    と、入力信号がOFDMQAM変調波あるいはOFDM
    QPSK変調波のときは前記逆FFT器を無効にし、入
    力信号がQAM変調波あるいはQPSK変調波のときは
    前記逆FFT器を有効にする経路を作り出す選別器と、
    入力信号によって前記選別器の切り替えを制御する選別
    器制御器を設けたことを特徴とする請求項記載の復調
    器。
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