JP3306538B2 - 吊戸における吊高さ調整装置 - Google Patents

吊戸における吊高さ調整装置

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JP3306538B2 JP33580194A JP33580194A JP3306538B2 JP 3306538 B2 JP3306538 B2 JP 3306538B2 JP 33580194 A JP33580194 A JP 33580194A JP 33580194 A JP33580194 A JP 33580194A JP 3306538 B2 JP3306538 B2 JP 3306538B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の出入口や通路に
設けられる吊戸における吊高さ調整装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種吊戸の中には、外側スライドレールの上下にある
内向きガイド溝部と、戸体が支持される内側スライドレ
ールの上下にある外向きガイド溝部とのあいだに、リテ
ーナで支持される複数のボールを転動自在に介装してな
るスライド式吊りレールを用いて吊持し、これによって
前記戸体の開閉移動を、吊りローラタイプのものよりも
円滑に行うよう配慮したものがある。
【0003】この様なスライド式吊りレールを用いたも
のとして、従来、実公昭61−453号公報に示される
ようなものがある。ところがこの様なスライド式レール
を用いる場合に、レールを水平状に建付けることが要求
され、そのため、前記従来のものは、スライド式レール
が一体的に取付けられるレール枠に位置調節用の長孔を
穿設する一方、レール枠上面から突設した調整ボルトの
螺入量調整によって水平状にした後、レール枠の固定組
付けをするようにしていた。しかしながら、建物は、組
付け完成後の養生等によって部材同志が馴染み、これに
よって位置ズレや歪み、あるいは撓みが発生したりする
ことがあり、そしてこれらが要因となって前記建付けた
スライド式レールの水平性が損なわれることがある。と
ころが前記従来のものでは、一旦組付けた後にスライド
式レールを再度水平調整することは想定されておらず、
このものを前記取付け後において水平調整するには、前
記組立られたものを解体してからレール枠上面の調整ボ
ルトの調整をする必要があって大がかりな工事が必要に
ならざるを得ないという問題があり、スライド式レール
を簡単に水平調整できる機構の出現が要求されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる吊戸にお
ける吊高さ調整装置を提供することを目的として創案さ
れたものであって、躯体側に一体的に取付けられる外側
スライドレールの上下にある内向きガイド溝部と、戸体
が支持される内側スライドレールの上下にある外向きガ
イド溝部とのあいだに、リテーナで支持されるボールを
転動自在に介装してなるスライド式吊りレールを用いて
前記戸体を開閉移動自在に吊持してなる吊戸において、
前記外側スライドレールの躯体側への取付けは、外側ス
ライドレールに固定のレール受け部材を、躯体側に設け
たフレーム部材に一体的に取付けることで行うにあた
り、該フレーム部材には、レール受け部材下面に対向す
る支持片が形成され、該支持片に、レール受け部材下面
の支持をする調整具を上下方向出没調整自在に設けた
記レール受け部材が上下方向位置調整自在に取付けられ
るものとしたことを特徴とするものである。そしてこの
ものにおいて、調整具の配設位置は、開閉移動する戸体
上端部内外面を遊嵌状にガイドする戸体ガイド面間の上
方であることを特徴とすることができる。
【0005】そして本発明は、この構成によって、戸体
を取付けた後であってもスライド式レールの水平性を調
整できるようにしたものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は建物の出入口や通路に設け
られる吊戸を構成する戸体であって、該戸体1は、開口
部の上部に設けられる後述のスライド式の吊りレール2
に吊持される状態で、開口部を閉鎖する閉鎖位置から、
開口部の一側部屋内側に設けられる戸袋3内に収納され
て開口部を開口する収納位置に至るまでのあいだを左右
移動自在となるように設けられている。
【0007】ここで、スライド式の吊りレール2は、躯
体側に一体的に取付けられ、上下に内向きのガイド溝部
4a、4bが形成される外側スライドレール4と、戸体
1が支持され、上下に外向きのガイド溝部5a、5bが
形成される内側スライドレール5と、各対向するガイド
溝部4a、5aおよび4b、5bのあいだにそれぞれ転
動自在に介装される複数のボール6と、該ボール6を所
定間隔を存する状態で一連状に支持するリテーナ7とで
構成されている。そして、リテーナ7の外側スライドレ
ール4に対する移動と、内側スライドレール5のリテー
ナ7に対する移動とがボール6の転動により同時に行わ
れ、これによって内側スライドレール5の外側スライド
レール4に対する移動が行われるように構成されてい
る。
【0008】そして、この吊りレール2の躯体側への取
付けは次ぎのようになっている。まず、外側スライドレ
ール4の外面には、略コ字形をした補強材4cが当てが
われる状態で、略四角筒形状をしたレール受け部材8の
一側面8aが螺子8bを介して一体的に止着される一
方、内側スライドレール5には、戸体1に連結するため
のレール側吊り金具9が螺子9aを介して一体的に止着
されている。そして、前記レール受け部材8の他側面8
cが、開口部の躯体側上部に一体的に建付けたフレーム
部材10に当てがわれ、螺子11によって一体的に止着
されるようになっていて、このレール受け部材8のフレ
ーム部材10に対する止着構造に本発明が実施されてい
る。
【0009】つまり、レール受け部材8の他側面8cか
ら上方に向けて延設された取付け辺8dに上下方向に長
い取付け長孔8eが穿設されており、この取付け長孔8
eの長さ範囲で吊りレール2の上下方向の位置調整がで
きるように設定されている。さらに、フレーム部材10
には、前記レール受け部材8の下面8fに下側から当接
するよう折曲された支持辺10aが突出形成されてお
り、該支持辺10aに穿設した螺子孔10bに下側から
螺入した高さ調整用の調整螺子12の上端部を前記レー
ル受け部材下面8fに当接せしめ、そして、この調整螺
子12の上下調節移動に基づき、レール受け部材8を上
下出没調整するようになっており、これによってスライ
ド式の吊りレール2の水平調整作業が行われるようにな
っている。この様な水平調整をするには、調整螺子12
を左右両端に少なくとも1箇所ずつ設けることが必要
で、この様にすることで、水平調整に加えて、戸体1の
吊り高さの調整ができることにもなる。因みに、この調
整螺子12は、前記フレーム部材10に形成される内外
戸体ガイド面10c、10dとのあいだの外側戸体ガイ
ド面10d側に偏倚していて、下方から臨める位置に配
設される設定となっている。尚、内側戸体ガイド面10
cは、躯体側のフレーム部材10に着脱自在に止着され
る点検用のフレームカバー10eとなっている一方、外
側戸体ガイド面10dは、躯体側のフレーム部材10に
一体的に設けられる設定になっている。
【0010】また、前記レール側吊り金具9に対する戸
体1の吊持は次ぎのようになっている。つまり、レール
側吊り金具9の左右両下端部には略U字形をしたフック
部9bが形成されている。これに対し、戸体1の上面に
は、前記フック部9bに対応して戸体側吊り金具13が
一体的に設けられているが、該戸体側吊り金具13に設
けられる吊り片13aに長孔状の貫通孔13bが穿設さ
れ、該貫通孔13bに貫通支持されるピン14に前記フ
ック部9bを係止することで内側スライドレール5に戸
体1を吊持する構成となっている。さらに、戸体1の上
面には外れ止め部材15が一体的に設けられているが、
該外れ止め部材15は、先端縁に形成される外れ止め辺
15aが、前記外側戸体ガイド面10dを形成すべく板
材を折曲することで形成されるガイド溝10fに遊嵌す
ることで戸体1の振止めができるようになっている。ま
た、図中、16は戸体1の自閉装置、17は戸体全閉時
の衝撃緩衝をする緩衝装置、18、19は全開した戸体
1を保持する保持装置であるが、これらは、オプション
として任意の取付けができるものであり、ここではその
詳細を省略する。
【0011】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、スライド式の吊りレール2は、レール受け部材8
を開口部上部のフレーム部材10に止着することで躯体
側に取付けられるが、該取付けられるスライド式の吊り
レール2は、螺子11を緩めた仮保持状態で、調整螺子
12を上下出没調整することでなされ、そして調整後、
前記緩めた螺子11を緊締してレール受け部材8をフレ
ーム部材10に固定すればよい。
【0012】このように、本発明が実施されたものにお
いては、吊りレール2の水平調整ができるものである
が、この水平調整は、従来のように上側フレーム部材ご
と調整するものではなく、フレーム部材10に対する吊
りレール2の上下相対的な調整作業で良くなって作業性
の改善が計れることになる。この結果、建付け後に部材
同志が位置ズレしたり歪みが生じる等して水平性が損な
われたような場合において、解体するような大がかりな
工事が必要なく簡単に調整できる。しかも、この調整作
業は、フレーム部材10に形成の支持片10aに螺装し
た調整螺子12の上下出没調整でできるので作業が容易
であるが、該調整螺子12は、外側ガイド面10dに近
い側において下側から見ることができる位置に配されて
いるので、下からドライバー等の適宜工具を差し込んで
の調整作業ができて、作業性のさらなる改善が計れる。
【0013】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、スライド式吊りレールは、外側ス
ライドレールに固定されたレール受け部材を躯体側のフ
レーム部材に止着することで取付けられることになる
が、レール受け部材はフレーム部材に対して上下方向位
置調整自在に取付けられるので、スライド式吊りレール
の躯体側に対する位置調整を行う場合に、従来のように
スライド式吊りレールをフレーム部材ごと調整するので
はなく、フレーム部材に対するスライド式吊りレールの
上下相対的な調整を行えば良いことになって作業性の改
善が計れることになり、従って、建付け後において調整
する場合においても、解体するような大がかりな工事を
行うことなく簡単に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊戸の正面図である。
【図2】吊戸の要部の一部切欠き斜視図である。
【図3】吊戸の要部側面断面図である。
【図4】図4(A)は外れ止め部材の側面図であり、図
4(B)は外れ止め部材の平面図である。
【符号の説明】
1 戸体 2 スライド式吊りレール 4 外側スライドレール 5 内側スライドレール 6 ボール 7 リテーナ 8 レール受け部材 8e 取付け長孔 9 レール側吊り金具 10 フレーム部材 10a 支持辺 12 調整螺子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若松 勇司 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 三 和シヤッター工業株式会社内 (72)発明者 山本 雄治 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 三 和シヤッター工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭53−123234(JP,U) 実開 昭54−142936(JP,U) 実開 昭54−69756(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 15/06 125

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体側に一体的に取付けられる外側スラ
    イドレールの上下にある内向きガイド溝部と、戸体が支
    持される内側スライドレールの上下にある外向きガイド
    溝部とのあいだに、リテーナで支持されるボールを転動
    自在に介装してなるスライド式吊りレールを用いて前記
    戸体を開閉移動自在に吊持してなる吊戸において、前記
    外側スライドレールの躯体側への取付けは、外側スライ
    ドレールに固定のレール受け部材を、躯体側に設けたフ
    レーム部材に一体的に取付けることで行うにあたり、該
    フレーム部材には、レール受け部材下面に対向する支持
    片が形成され、該支持片に、レール受け部材下面の支持
    をする調整具を上下方向出没調整自在に設けたことを特
    徴とする吊戸における吊高さ調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、調整具の配設位置
    は、開閉移動する戸体上端部内外面を遊嵌状にガイドす
    る戸体ガイド面間の上方であることを特徴とする吊戸に
    おける吊高さ調整装置。
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