JP3305442B2 - 液体試料分析方法およびその分析装置 - Google Patents
液体試料分析方法およびその分析装置Info
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- JP3305442B2 JP3305442B2 JP20700393A JP20700393A JP3305442B2 JP 3305442 B2 JP3305442 B2 JP 3305442B2 JP 20700393 A JP20700393 A JP 20700393A JP 20700393 A JP20700393 A JP 20700393A JP 3305442 B2 JP3305442 B2 JP 3305442B2
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- Japan
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- glove box
- preparation
- trace component
- analyzer
- analysis
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- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体工業で必要とさ
れる液体試料中の超微量不純物を分析する方法とその分
析装置に関する。特に高周波誘導結合プラズマ質量分析
機(以下ICP−MSという)による試薬の純度管理や
半導体工業で使用される石英ガラス製品の洗浄槽の汚染
管理に好適に使用される分析方法およびその分析装置に
関する。
れる液体試料中の超微量不純物を分析する方法とその分
析装置に関する。特に高周波誘導結合プラズマ質量分析
機(以下ICP−MSという)による試薬の純度管理や
半導体工業で使用される石英ガラス製品の洗浄槽の汚染
管理に好適に使用される分析方法およびその分析装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、急速に進んだ半導体工業の高純度
化に伴いそこで使用される試薬や洗浄液も高純度が要求
され、それらに含まれる不純物量はpptオーダーとな
っている。そのためこれら試薬や洗浄液の純度や汚染度
を管理する分析装置もpptオ−ダ−の分析が可能な装
置が用いられてきた。ところが、前記分析装置が置かれ
ている分析室には半導体素子が最も嫌うアルカリ、鉄、
銅等の不純物の発生源が多数あり、そこから発生した不
純物で前記試薬や洗浄液等が汚染されるので、分析室は
一般的に例えばTHE TRC NEWS No.40
Jul.1992、27乃至31頁や「ぶんせき」2
月号1992年 110乃至118頁に記載されている
ようなクリ−ンル−ムやクリ−ンラボラトリ−とされて
きた。
化に伴いそこで使用される試薬や洗浄液も高純度が要求
され、それらに含まれる不純物量はpptオーダーとな
っている。そのためこれら試薬や洗浄液の純度や汚染度
を管理する分析装置もpptオ−ダ−の分析が可能な装
置が用いられてきた。ところが、前記分析装置が置かれ
ている分析室には半導体素子が最も嫌うアルカリ、鉄、
銅等の不純物の発生源が多数あり、そこから発生した不
純物で前記試薬や洗浄液等が汚染されるので、分析室は
一般的に例えばTHE TRC NEWS No.40
Jul.1992、27乃至31頁や「ぶんせき」2
月号1992年 110乃至118頁に記載されている
ようなクリ−ンル−ムやクリ−ンラボラトリ−とされて
きた。
【0003】上記クリ−ンル−ムやクリ−ンラボラトリ
−は、前記文献にも記載されているようにその設備費や
運転費に莫大な費用がかかり、加えて半導体工業用製品
の分析や管理には腐食性の強いフッ酸や硝酸等が試薬と
して使用されるためクリ−ンル−ムやクリ−ンラボラト
リ−を循環してきたエア−は再使用ができずドラフト等
の局所排気設備で大量に捨てなければならず、その排気
除害費用も大きいものがあった。
−は、前記文献にも記載されているようにその設備費や
運転費に莫大な費用がかかり、加えて半導体工業用製品
の分析や管理には腐食性の強いフッ酸や硝酸等が試薬と
して使用されるためクリ−ンル−ムやクリ−ンラボラト
リ−を循環してきたエア−は再使用ができずドラフト等
の局所排気設備で大量に捨てなければならず、その排気
除害費用も大きいものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、こうし
た現状に鑑み上記クリ−ンル−ムやクリ−ンラボラトリ
−なしの超高感度分析の可能性について鋭意検討してい
たところ、ICP−MSは装置全体が密閉状態になって
おり、しかも分析に供される試料溶液や標準試薬が細管
を通って吸引され、分析装置に供給されるところからこ
のICP−MSを改良すれば、前記クリーンルームやク
リ−ンラボラトリ−を必要としない分析装置が得られる
との結論に達した。しかしながら、分析装置としてIC
P−MSを利用したとしても半導体工業製品等の分析で
は腐食性の強い酸を多く使用するところからこれら酸等
の有害蒸気を排気するためクリ−ンエアは不可欠なもの
である。そこで、本発明者等はさらに上記分析装置につ
いて研究を重ねた結果、酸等の有害蒸気を発生する溶液
準備や標準溶液の調製場所を人体や分析作業域から隔離
すれば排気に必要なクリ−ンエアの容積を小さくできる
こと、および前記隔離により雰囲気濃度の上限を人体へ
の安全性の配慮からではなく設備機器の耐食性の点から
のみ配慮すれば十分あることを見出した。そして、これ
らの要件を満たす装置として、グローブボックスが最適
であり、このグローブボックスを用いて測定溶液等の調
製を行えば、必要なクリ−ン度を保ったまま分析準備が
でき、その結果pptオーダーの超高感度分析もできる
ことを発見し、本発明を完成したものである。
た現状に鑑み上記クリ−ンル−ムやクリ−ンラボラトリ
−なしの超高感度分析の可能性について鋭意検討してい
たところ、ICP−MSは装置全体が密閉状態になって
おり、しかも分析に供される試料溶液や標準試薬が細管
を通って吸引され、分析装置に供給されるところからこ
のICP−MSを改良すれば、前記クリーンルームやク
リ−ンラボラトリ−を必要としない分析装置が得られる
との結論に達した。しかしながら、分析装置としてIC
P−MSを利用したとしても半導体工業製品等の分析で
は腐食性の強い酸を多く使用するところからこれら酸等
の有害蒸気を排気するためクリ−ンエアは不可欠なもの
である。そこで、本発明者等はさらに上記分析装置につ
いて研究を重ねた結果、酸等の有害蒸気を発生する溶液
準備や標準溶液の調製場所を人体や分析作業域から隔離
すれば排気に必要なクリ−ンエアの容積を小さくできる
こと、および前記隔離により雰囲気濃度の上限を人体へ
の安全性の配慮からではなく設備機器の耐食性の点から
のみ配慮すれば十分あることを見出した。そして、これ
らの要件を満たす装置として、グローブボックスが最適
であり、このグローブボックスを用いて測定溶液等の調
製を行えば、必要なクリ−ン度を保ったまま分析準備が
でき、その結果pptオーダーの超高感度分析もできる
ことを発見し、本発明を完成したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体試料中の
微量成分を分析する方法において、クリーン度を上げた
調製用グローブボックス内で測定溶液を調製し、次いで
前記測定溶液を測定溶液供給用グローブボックスに移
し、そこに突出する試料導入細管を通して分析装置に供
給し、分析することを特徴とする微量成分分析方法およ
びその分析装置に係る。
微量成分を分析する方法において、クリーン度を上げた
調製用グローブボックス内で測定溶液を調製し、次いで
前記測定溶液を測定溶液供給用グローブボックスに移
し、そこに突出する試料導入細管を通して分析装置に供
給し、分析することを特徴とする微量成分分析方法およ
びその分析装置に係る。
【0006】IPC−MSの概略を図1に示すが、図1
において測定溶液はIPCト−チ部4にアルゴンガス8
を媒体として霧化されて供給され、イオン化されてイオ
ン引込部に送られる。イオン化された元素はイオンレン
ズで収束され、四重極質量分析部6に導かれ、イオンの
質量毎に分離され、イオン数を計数して質量分析が行な
われる。前記IPCト−チ部4への測定溶液の供給は試
料導入細管7を通じて行なわれ、それが図2で示すサン
プル台13上に突出している。
において測定溶液はIPCト−チ部4にアルゴンガス8
を媒体として霧化されて供給され、イオン化されてイオ
ン引込部に送られる。イオン化された元素はイオンレン
ズで収束され、四重極質量分析部6に導かれ、イオンの
質量毎に分離され、イオン数を計数して質量分析が行な
われる。前記IPCト−チ部4への測定溶液の供給は試
料導入細管7を通じて行なわれ、それが図2で示すサン
プル台13上に突出している。
【0007】本発明の分析装置は、ICP−MSとそれ
に測定溶液を供給するための分析準備用グローブボック
スとを備え、該分析準備用グローブボックスは調製用グ
ローブボックス2と測定溶液供給用グローブボックス3
とからなり、測定溶液供給用グローブボックス3はIC
P−MSのサンプル台13に嵌め込み可能に調製用グロ
ーブボックスに片持的に保持され、そこにはICP−M
Sの試料導入細管7が気密的に開口している。また、前
記調製用グローブボックス2には図3に示すように天井
のフィルタ−9を通してボックス内に空気が流入され、
ダウンフロ−に流れ、図5に示す下端部の排気口14か
ら屋外のガス洗浄塔(図示せず)に接続されている。
に測定溶液を供給するための分析準備用グローブボック
スとを備え、該分析準備用グローブボックスは調製用グ
ローブボックス2と測定溶液供給用グローブボックス3
とからなり、測定溶液供給用グローブボックス3はIC
P−MSのサンプル台13に嵌め込み可能に調製用グロ
ーブボックスに片持的に保持され、そこにはICP−M
Sの試料導入細管7が気密的に開口している。また、前
記調製用グローブボックス2には図3に示すように天井
のフィルタ−9を通してボックス内に空気が流入され、
ダウンフロ−に流れ、図5に示す下端部の排気口14か
ら屋外のガス洗浄塔(図示せず)に接続されている。
【0008】上記測定溶液供給用グローブボックスおよ
び調製用グローブボックスには図3、4に示す蓋10が
設けられ、器具や試薬瓶が蓋を開けて入れられるように
なっている。試薬等からの調製作業である分析準備は図
5に示すグロ−ブ11に手を入れて行なわれる。同図5
は測定溶液供給用グロ−ブボックス側から調製用グロー
ブボックス内をみた図であり、測定溶液供給用グロ−ブ
ボックスは省略してある。調製用グローブボックスの大
きさは内容積が約100〜200lあれば十分である。
この大きさであれば、例えば内容積100lの調製用グ
ローブボックスの場合、10m3/時の風量で毎時10
0回の換気を行えばクラス100のクリ−ン度を保つこ
とができる。そして、蓋を開けてクリ−ン度が破れたと
しても前記条件を採用すれば、30分でクラス100の
クリ−ン度に回復できる。
び調製用グローブボックスには図3、4に示す蓋10が
設けられ、器具や試薬瓶が蓋を開けて入れられるように
なっている。試薬等からの調製作業である分析準備は図
5に示すグロ−ブ11に手を入れて行なわれる。同図5
は測定溶液供給用グロ−ブボックス側から調製用グロー
ブボックス内をみた図であり、測定溶液供給用グロ−ブ
ボックスは省略してある。調製用グローブボックスの大
きさは内容積が約100〜200lあれば十分である。
この大きさであれば、例えば内容積100lの調製用グ
ローブボックスの場合、10m3/時の風量で毎時10
0回の換気を行えばクラス100のクリ−ン度を保つこ
とができる。そして、蓋を開けてクリ−ン度が破れたと
しても前記条件を採用すれば、30分でクラス100の
クリ−ン度に回復できる。
【0009】片持的に把持され測定溶液供給用グロ−ブ
ボックス3には図4に示すように、調製用グローブボッ
クスで調製された測定溶液の容器が移され並べられ、そ
こに開口する試料導入細管7で測定溶液が順次吸引され
ICPト−チに供給されて分析される(図2参照)。
ボックス3には図4に示すように、調製用グローブボッ
クスで調製された測定溶液の容器が移され並べられ、そ
こに開口する試料導入細管7で測定溶液が順次吸引され
ICPト−チに供給されて分析される(図2参照)。
【0010】測定溶液供給用グロ−ブボックス3には図
4に示すように調製用グロ−ブボックス2の反対側から
圧縮空気が0.1μm程度の高機能フィルタ−12を通
して水平方向に流れ、測定溶液供給用グロ−ブ内を加圧
状態に維持する。この加圧状態にあることにより、調製
用グロ−ブボックス内から測定溶液の容器等が測定溶液
供給用グロ−ブボックス内に移されても不純物が混入す
ることがない。
4に示すように調製用グロ−ブボックス2の反対側から
圧縮空気が0.1μm程度の高機能フィルタ−12を通
して水平方向に流れ、測定溶液供給用グロ−ブ内を加圧
状態に維持する。この加圧状態にあることにより、調製
用グロ−ブボックス内から測定溶液の容器等が測定溶液
供給用グロ−ブボックス内に移されても不純物が混入す
ることがない。
【0011】
【作用】本発明の分析手順は、先ず調製用グロ−ブボッ
クスの蓋を開け、試料、標準試料用原液、メスフラスコ
およびピペット等を入れ、室内のエアをダウンフロ−に
流し、ボックス内をクラス100以下のクリ−ン度にし
た後、図5に示すグロ−ブ部から手を入れ、測定溶液の
希釈および検量線用標準溶液を作成し、この測定溶液等
を測定溶液供給用グロ−ブボックスに移し、そこに開口
する試料導入細管で吸引し、ICP−MSのIPCト−
チ部に導入し、イオン化し、定量分析することからな
る。
クスの蓋を開け、試料、標準試料用原液、メスフラスコ
およびピペット等を入れ、室内のエアをダウンフロ−に
流し、ボックス内をクラス100以下のクリ−ン度にし
た後、図5に示すグロ−ブ部から手を入れ、測定溶液の
希釈および検量線用標準溶液を作成し、この測定溶液等
を測定溶液供給用グロ−ブボックスに移し、そこに開口
する試料導入細管で吸引し、ICP−MSのIPCト−
チ部に導入し、イオン化し、定量分析することからな
る。
【0012】以下に、本発明を更に例を挙げて具体的に
説明する。
説明する。
【実施例】石英ガラスを洗浄した5%HFのエッチング
洗浄槽液を採取し、それを未知試料として図3に示す1
00lの調製用グローブボックスに入れた。別に、ブラ
ンクテスト試料、表1の標準原液、分析用高純度試薬お
よび超純水をピペット等の器具と共に調製用グローブボ
ックスの蓋10を上げて入れた。
洗浄槽液を採取し、それを未知試料として図3に示す1
00lの調製用グローブボックスに入れた。別に、ブラ
ンクテスト試料、表1の標準原液、分析用高純度試薬お
よび超純水をピペット等の器具と共に調製用グローブボ
ックスの蓋10を上げて入れた。
【0013】
【表1】
【0014】上記調製用グロ−ブボックスの蓋を閉めた
後、10m2/時の風量のエアを上部のフィルタ−9を
通してダウンフロ−に30分間給気し、クリ−ン度をク
ラス100以下とした。この状態で、未知試料、ブラン
クテスト試料から分析用高純度試薬を用いて0.034
%HNO3と0.25%HFを含む溶液に希釈して測定
溶液を作成した。
後、10m2/時の風量のエアを上部のフィルタ−9を
通してダウンフロ−に30分間給気し、クリ−ン度をク
ラス100以下とした。この状態で、未知試料、ブラン
クテスト試料から分析用高純度試薬を用いて0.034
%HNO3と0.25%HFを含む溶液に希釈して測定
溶液を作成した。
【0015】同じようにして標準原液を0.034%H
NO3および0.25%HFの溶液に調製し下記(a)
〜(d)の検量線用溶液を作成した。 検量線用溶液の内訳 (a) 0 pptのFe、Ni、Cu、Crを含
む検量線用溶液 (b) 10 pptのFe、Ni、Cu、Crを含
む検量線用溶液 (c) 100 pptのFe、Ni、Cu、Crを含
む検量線用溶液 (d)1000 pptのFe、Ni、Cu、Crを含
む検量線用溶液
NO3および0.25%HFの溶液に調製し下記(a)
〜(d)の検量線用溶液を作成した。 検量線用溶液の内訳 (a) 0 pptのFe、Ni、Cu、Crを含
む検量線用溶液 (b) 10 pptのFe、Ni、Cu、Crを含
む検量線用溶液 (c) 100 pptのFe、Ni、Cu、Crを含
む検量線用溶液 (d)1000 pptのFe、Ni、Cu、Crを含
む検量線用溶液
【0016】上記検量線用溶液を用いて検量線を作図し
た。
た。
【0017】他方、上記の測定溶液の入った容器を調製
用グロ−ブボックス2から測定溶液供給用グロ−ブボッ
クス3に移し、図4に示すICP−MSの試料導入用細
管7で吸入しICP−MSのICPト−チに供給し上記
検量線を用いて定量分析を行なった。その結果、上記未
知試料中にはCu120ppt、Ni500ppt、C
r20pptおよびFe700pptの不純物が存在す
ることがわかった。
用グロ−ブボックス2から測定溶液供給用グロ−ブボッ
クス3に移し、図4に示すICP−MSの試料導入用細
管7で吸入しICP−MSのICPト−チに供給し上記
検量線を用いて定量分析を行なった。その結果、上記未
知試料中にはCu120ppt、Ni500ppt、C
r20pptおよびFe700pptの不純物が存在す
ることがわかった。
【0018】上記分析とは別に本発明方法の定量下限値
を調べるため検量線用溶液(b)の10pptのFe、
Ni、Cu、Crを含む溶液を20回繰り返し測定して
標準偏差σを求め、その10倍を定量下限と定義したと
ころ、Cu、Ni、Crについて10pptを定量下限
値とすることが出来た。また、Feについても同様に5
0pptの定量下限値で分析を行うことが出来た。
を調べるため検量線用溶液(b)の10pptのFe、
Ni、Cu、Crを含む溶液を20回繰り返し測定して
標準偏差σを求め、その10倍を定量下限と定義したと
ころ、Cu、Ni、Crについて10pptを定量下限
値とすることが出来た。また、Feについても同様に5
0pptの定量下限値で分析を行うことが出来た。
【0019】
【発明の効果】本発明は、100〜200l程度の小さ
な容積のグロ−ブボックスを2台使用するという簡便な
手段でクリ−ンル−ムやクリ−ンラボラトリ−と同等の
クリ−ン度を保ちながら分析することができ、しかもそ
の結果はpptオ−ダ−の正確な分析であった。
な容積のグロ−ブボックスを2台使用するという簡便な
手段でクリ−ンル−ムやクリ−ンラボラトリ−と同等の
クリ−ン度を保ちながら分析することができ、しかもそ
の結果はpptオ−ダ−の正確な分析であった。
【図1】ICP−MSの概略図である。
【図2】本発明装置の正面図である。
【図3】本発明装置の分析準備グロ−ブボックスの斜視
図である。
図である。
【図4】測定溶液供給用グロ−ブボックスの透視図であ
る。
る。
【図5】調製用グロ−ブボックスの背面斜視図である。
1 ICP−MS 2 調整用グロ−ブボックス 3 測定溶液供給用グロ−ブボックス 4 ICPト−チ 5 イオン引込部 6 四重極質量分析部 7 試料導入細管 8 アルゴンガス貯蔵容器 9、12フィルタ− 10 蓋 11 グロ−ブ 13 サンプル台 14 排出口
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−28533(JP,A) 特開 平2−229428(JP,A) 特開 平5−149847(JP,A) 実開 昭56−47741(JP,U) 実開 昭63−47891(JP,U) 実開 平3−48762(JP,U) 実開 昭56−23447(JP,U) 特公 昭60−49856(JP,B2) 特公 昭61−40333(JP,B2) 平塚豊,“クリーンラボラトリー”, ぶんせき,日本,社団法人日本分析化学 会,1992年2月5日,第2号,p.110 −118 須志田一義,“半導体材料等における 極微量不純物元素分析”,THE TR C NEWS,日本,株式会社東レリサ ーチセンター,1992年7月1日,第11巻 第3号,p.27−31 Jeffrey S.Crain a nd David L.Gallimo re,”Inductively Co upled Plasma−Mass Spectrometry of Sy nthetic Elements”, Applied Spectrosco py,米国,Society for Applied Spectrosco py,第46巻第3号,p.547−549 Martin C.Edelson and Edward L.Dekal b,”The Ames Labora tory Facility for the Emission Spect roscopy Study of A lpha−Emitting Radi onuclei”,Plasma Sp ectroscopy for the Analysis of Hazar dous Materials,米国, ASTM,第951号,p.83−94 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 1/00 - 1/44 B01L 1/00 - 1/04 G01N 27/62 H01J 49/04 G21F 7/04 B25J 21/02 JICSTファイル(JOIS)
Claims (5)
- 【請求項1】 液体試料中の微量成分を分析する方法に
おいて、クリーン度を上げた調製用グローブボックス内
で測定溶液を調製し、次いで前記測定溶液を測定溶液供
給用グローブボックスに移し、そこに突出する試料導入
細管を通して分析装置に供給し、分析することを特徴と
する微量成分分析方法。 - 【請求項2】 グローブボックス内のクリーン度がクラ
ス100以下であることを特徴とする請求項1記載の微
量成分分析方法。 - 【請求項3】 高周波誘導結合プラズマ質量分析装置と
分析準備用グローブボックスとを備えた微量成分分析装
置において、前記分析準備用グローブボックスが調製用
グローブボックスと測定溶液供給用グローブボックスか
らなり、測定溶液供給用グローブボックスが前記高周波
誘導結合プラズマ質量分析装置のサンプル台に嵌め込み
可能に調製用グローブボックスに片持的に保持され、こ
の測定溶液供給用グローブボックス中に前記分析装置の
試料導入細管が気密的に開口していることを特徴とする
微量成分分析装置。 - 【請求項4】 測定溶液供給用グローブボックス中のク
リ−ンエアが調製用グローブボックスと反対側壁にある
高機能フィルタ−を通って流れる圧縮空気による水平方
向流をなし、調製用グローブボックスの天井からのダウ
ンフローのクリーンエアと合流して排気されることを特
徴とする請求項3記載の微量成分分析装置。 - 【請求項5】 測定溶液供給用グローブボックス内が加
圧状態にあることを特徴とする請求項3または4記載の
微量成分分析装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20700393A JP3305442B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 液体試料分析方法およびその分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20700393A JP3305442B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 液体試料分析方法およびその分析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739769A JPH0739769A (ja) | 1995-02-10 |
JP3305442B2 true JP3305442B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=16532588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20700393A Expired - Fee Related JP3305442B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 液体試料分析方法およびその分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3305442B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100671124B1 (ko) * | 2004-10-19 | 2007-01-17 | 제일모직주식회사 | 이온화모듈을 구비한 글로브박스, 및 이를 이용한 반도체및 유기el 소자의 평가방법 |
JP5724000B1 (ja) * | 2014-01-30 | 2015-05-27 | 株式会社日本医化器械製作所 | グローブパネル |
CN109557231A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-04-02 | 中国原子能科学研究院 | 一种适用于放射性样品分析的封闭式顶空气相色谱装置 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP20700393A patent/JP3305442B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (4)
Title |
---|
Jeffrey S.Crain and David L.Gallimore,"Inductively Coupled Plasma−Mass Spectrometry of Synthetic Elements",Applied Spectroscopy,米国,Society for Applied Spectroscopy,第46巻第3号,p.547−549 |
Martin C.Edelson and Edward L.Dekalb,"The Ames Laboratory Facility for the Emission Spectroscopy Study of Alpha−Emitting Radionuclei",Plasma Spectroscopy for the Analysis of Hazardous Materials,米国,ASTM,第951号,p.83−94 |
平塚豊,"クリーンラボラトリー",ぶんせき,日本,社団法人日本分析化学会,1992年2月5日,第2号,p.110−118 |
須志田一義,"半導体材料等における極微量不純物元素分析",THE TRC NEWS,日本,株式会社東レリサーチセンター,1992年7月1日,第11巻第3号,p.27−31 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0739769A (ja) | 1995-02-10 |
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