JP3304858B2 - 画像送信装置および画像送信方法 - Google Patents

画像送信装置および画像送信方法

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JP3304858B2
JP3304858B2 JP32744997A JP32744997A JP3304858B2 JP 3304858 B2 JP3304858 B2 JP 3304858B2 JP 32744997 A JP32744997 A JP 32744997A JP 32744997 A JP32744997 A JP 32744997A JP 3304858 B2 JP3304858 B2 JP 3304858B2
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報をLAN
や公衆回線などの伝送路を通じて伝送する画像送信装置
および画像送信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー画像の伝送には、原稿が絵柄写真
等の場合にはJPEG符号化が用いられることが多い。
これは、まず入力画像をブロック分割後、ブロックごと
に直交変換処理を行ない、得られた直交変換出力に対し
量子化処理を施し、得られた量子化出力を符号化圧縮し
伝送するといった手法である。しかしながら、この手法
を文字や線画に対し適用すると、モスキートノイズ等の
劣化を生じ易いといった問題が指摘されている。
【0003】この問題点を解決する方法として、特開平
6−292018号公報では、直交変換符号化装置に新
たに文字ブロック検出手段を設け、文字ブロックのよう
にエッジ成分をたくさん含むブロックに対する量子化幅
を、絵柄写真部分など他のブロックに対する量子化幅よ
りも細かくすることによって文字を含むブロックの量子
化誤差を小さく抑え、文字や線画の画質を向上させると
いう方法が提案されている。
【0004】カラー多値の画像を伝送する場合には上述
のように直交変換などの手法を用いてデータの圧縮処理
を行なって伝送することが可能であるが、伝送する画像
にはカラー多値の画像だけではなく、一般には黒文字の
みの白黒文書画像なども多く伝送される。このような白
黒の画像にカラー多値の画像と同様の直交変換などの手
法を用いて圧縮することはデータ量の増大につながり、
通信コストの上昇を招くことになっていた。
【0005】近年、より高精細なカラーの文字・線画
(多値)画像を出力可能な画像出力装置が開発されてき
ている。これに伴って転送される画像情報のデータ量は
従来よりも多くなっている。一方、人間の視覚特性を考
慮すると、文字・線画などのようにエッジ部分を奇麗に
再現すべき画像では高解像度化は望ましい方向である。
しかし、絵柄写真などのように階調再現性を重視する画
像に対して高解像度化すると、画像の再現性に比べて画
像処理に要する時間やメモリ容量などの増加が著しく、
問題となる場合がある。
【0006】従来の送信装置では、文字再現品質を向上
させるために画像データの解像度を高くすることは、文
字や線画に混在している絵柄写真部分の解像度も高くし
てしまい、結果的には全体のデータ量が膨大になって、
装置コストや通信コストの上昇を招くことになってい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、絵柄写真画像や文字・線画
画像が混在するカラー画像であっても画質を低下させる
ことなく、且つ高能率に送信することを可能とし、また
白黒の画像についても従来と同様の高能率の送信が可能
な画像送信装置および画像送信方法を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力された画
像情報がカラー画像であるか白黒画像であるかを判定
し、あるいはユーザから画像情報がカラー画像か白黒画
像かの指示を受け、画像情報がカラー画像あるいはカラ
ー画像が指示された場合に第1画像データ、第2画像デ
ータ、第1画像データまたは第2画像データのいずれか
を選択する選択データからなる多層データ形式で送信す
る。これによりカラー画像の場合には属性の異なる例え
ば写真などの絵柄部分と文字や線画の部分を別のデータ
層として処理し、送信することができるので、それぞれ
の部分に最適な画質で送信することができるとともに、
それぞれに最適なデータ量に圧縮して高能率の送信が可
能となる。
【0009】また、入力された画像情報が白黒画像ある
いは白黒画像が指示された場合には、ただ一つのデータ
プレーンからなる1層データ形式で送信する。これによ
って、白黒画像の場合の送信データ量をカラー画像に比
べて格段に減少させることができ、多層データ形式に比
べて高能率の送信が可能である。多層データ形式で送信
する際には、例えば画像の属性に応じて、選択データの
みを送信する送信形式、第1画像データ及び選択データ
を送信する送信形式、第2画像データ及び選択データを
送信する送信形式、並びに第1画像データ、第2画像デ
ータ及び選択データを送信する送信形式のいずれか1つ
の送信形式で送信することにより、送信する画像に応じ
てデータ量を削減し、高能率で送信することができる。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像送信装置の
第1の実施の形態を示すブロック図である。図中、1は
色変換部、2は多層データ処理部、3は1層データ処理
部、4はカラー判定部、5は画像指定部、6は選択部、
7は送信部、8は原稿モード指定部、11は属性分離
部、12a〜12cは圧縮器、13a〜13cはバッフ
ァ、14はモード判定部、15はマルチプレクサ、21
は二値化部、22a,22bは圧縮器、23は選択器、
24はバッファである。この例では送信部7を共用し、
多層データ処理部2と送信部7で多層データ形式送信手
段を構成し、また1層データ処理部3と送信部7で1層
データ形式送信手段を構成している。
【0012】色変換部1は、所定の色空間で表現された
画像情報を別の色空間に写像する演算処理を行なう。こ
こでは、入力された画像情報は各色8ビットのRGB色
空間の画像データとし、これをCIE−L* * *
等色空間へ写像して各成分8ビットで出力するものとす
る。もちろん、色空間の変換処理が必要のない場合に
は、この色変換部1を設けなくてもよい。
【0013】多層データ処理部2は、属性分離部11、
圧縮器12a〜12c、バッファ13a〜13c、モー
ド判定部14、マルチプレクサ15などで構成されてい
る。属性分離部11は、入力された画像情報の局所的な
性質を検出し、検出した局所的な性質に基づいて入力さ
れた画像情報を第1画像データIM1と第2画像データ
IM2に分離する。さらに分離情報として、第1画像デ
ータIM1または第2画像データIM2のいずれかを選
択する選択データを併せて出力する。ここでは一例とし
て、選択データが「1」を示す場合は入力された画像情
報は第1画像データIM1に、「0」を示す場合は第2
画像データIM2に分離されたことを示すものとする。
また、第1画像データIM1及び第2画像データIM2
において、選択データにより割り振りが行なわれなかっ
た位置に相当する画像データには所定の値の画像データ
が挿入され、第1画像データIM1と第2画像データI
M2はそれぞれ画像データプレーンを構成する。
【0014】圧縮器12a〜12cは、属性分離部11
で分離された第1画像データIM1、選択データ、第2
画像データIM2に対して、それぞれのデータの性質に
適した圧縮符号化方式によって圧縮する。例えば選択デ
ータは二値データであるので、圧縮器12bは二値画像
に適した圧縮符号化方式が適用される。具体的には、I
TU−T勧告T.4に示されたMH/MR方式、T.6
に示されたMMR方式、T.82/T.85に示された
JBIG方式などを用いることができる。第1画像デー
タIM1、第2画像データIM2はそれぞれ多値画像デ
ータであるので、圧縮器12aと圧縮器12cは多値画
像に適した圧縮符号化方式が適用される。具体的には
T.81に示されたJPEG方式を用いたり、あるいは
JBIG方式を用いて可逆圧縮を行なってもよい。ま
た、LZW方式などのユニバーサル符号化器を用いても
よい。
【0015】バッファ13a〜13cは、入力された画
像情報を所定の大きさごとに圧縮した圧縮符号データを
一時蓄積するメモリである。所定の大きさとしては、例
えばぺージ単位や副走査方向の所定ライン数単位などに
設定することができる。副走査方向の所定ラインに設定
した場合には、バッファ13a〜13cのメモリ容量を
少なくすることができる。
【0016】モード判定部14は、属性分離部11の出
力である第1画像データIM1、第2画像データIM
2、及び選択データを解析して、各データプレーンが有
意な情報を含んでいるか否かを判定し、入力された画像
情報の多層データ形式による送信形式のモードを決定す
る。このモードの詳細は後述する。なお、この例では多
層データ形式による送信形式のモードを自動的に決定し
ているが、これに限らず、送信形式のモードを例えばコ
ントロールパネル上に表示し、ユーザに選択させる構成
であってもよい。
【0017】マルチプレクサ15は、モード判定部14
の出力に従って圧縮符号データを格納したバッファ13
a〜13cを適宜選択して多層データ形式の送信データ
を形成する。
【0018】1層データ処理部3は、二値化部21、圧
縮器22a,22b、選択器23、バッファ24などで
構成されている。
【0019】二値化処理部21は、入力された画像情報
の明るさ(例えばCIE−L* ** 均等色空間にお
けるL成分)に対して所定の二値化処理を行なう。二値
化処理の方法としては、文字画像に最適な単純二値化法
や、中間調画像に適したディザ法や誤差拡散法などの種
々の方法が知られており、任意の一手法または複数の手
法を組み合わせて用いることができる。
【0020】圧縮器22aは、二値化処理部21で二値
化された画像情報に対して、二値画像に適した圧縮符号
化方式で圧縮処理を行なう。圧縮符号化方式の具体例と
しては、ITU−T勧告T.4に示されたMH/MR方
式、T.6に示されたMMR方式、T.82/T.85
に示されたJBIG方式等を用いることができる。また
圧縮器22bは、入力された画像情報の明るさの情報に
対して圧縮処理を行なう。入力された画像情報の明るさ
の情報は多値の画像データであるので、多値画像に適し
た圧縮符号化方式を用いることができる。具体的には
T.81に示されたJPEG方式を用いたり、あるいは
JBIG方式を用いて可逆圧縮を行なってもよい。ま
た、LZW方式などのユニバーサル符号化器を用いても
よい。
【0021】選択器23は、二値化処理部21で二値化
処理して圧縮器22aにて符号化した圧縮データと、入
力された画像情報の明るさの情報を圧縮器22bにて符
号化した圧縮データのいずれか一方を、原稿モード指定
部8で指定された入力原稿の種類を示す原稿モード指定
情報に従って選択する。具体的には、入力原稿が写真画
像の場合は圧縮器22bの出力である多値画像の圧縮符
号データを選択し、それ以外の場合は圧縮器22aの出
力である二値画像の圧縮符号データを選択する。
【0022】バッファ24は、選択器23で選択された
二値画像の圧縮符号データまたは多値画像の圧縮符号デ
ータを蓄積する。蓄積する単位としては、例えばぺージ
単位や副走査方向の所定ライン数単位とすることができ
る。副走査方向の所定ライン数を単位とした時は、バッ
ファ24のメモリ容量を少なくすることができる。この
バッファ24に蓄積された圧縮符号データは、入力され
た画像情報を分離せずにそのまま処理したものであるの
で、1層データ形式の送信データとみなすことができ
る。
【0023】カラー判定部4は、入力された画像情報が
カラー画像データであるか白黒画像データであるかを判
定する。ここではCIE−L* * * 均等色空間の画
像データを用いて判定を行なっているが、RGB画像デ
ータを用いるなど、判定を行なう色空間は任意である。
【0024】画像指定部5は、ユーザによるカラー画像
原稿か白黒画像原稿かの指定を受け付けるユーザインタ
フェースである。ユーザは、例えば図示しないコントロ
ールパネルなどから、画像情報をカラー画像として送信
するか白黒画像として送信するかを指定することができ
る。なお、カラー判定部4において入力された画像情報
が白黒画像データであると判定された場合には、カラー
画像として送信する指示が行なえないように制御しても
よい。
【0025】選択部6は、カラー判定部4の判定結果に
従って、マルチプレクサ15の出力である多層データ形
式の送信データか、バッファ24の出力である1層デー
タ形式の送信データのいずれか一方を選択する。具体的
には、カラー判定部4が入力画像データをカラー画像と
判定した場合は多層データ形式の送信データを選択す
る。逆に入力画像データを白黒画像と判定した場合は、
多層データ形式の送信データの送信を禁止する禁止手段
として機能する。この場合、バッファ24の出力である
1層データ形式の送信データを選択する。このほか、選
択部6には画像指定部5からの指定情報が入力されてお
り、ユーザからの指定も考慮して画像データの送信形式
を決定してもよい。例えばカラー画像であってもユーザ
が白黒画像としての送信を指示している場合には、バッ
ファ24の出力である1層データ形式の送信データを選
択するように制御してもよい。
【0026】送信部7は、選択部6が選択した送信デー
タを公衆回線やネットワーク回線などに送信する。アナ
ログ回線へ送信する際のモデム処理や、ネットワーク回
線送信時に送信画像データを例えばTIFFなどのフォ
ーマットに包む処理を行なってもよい。
【0027】原稿モード指定部8は、ユーザによる入力
原稿の種類の指定を受け付けるユーザインタフェースで
ある。ユーザは、例えば図示しないコントロールパネル
などから、入力原稿の種類として例えば写真かそれ以外
か等の指定を行なうことができる。指定された入力原稿
の種類は、原稿モード指定情報として選択器23に渡さ
れる。もちろん、入力データのヒストグラムを測定して
分布に極端な偏りがある場合に文字画像を含んだ原稿と
判定するなど、原稿の種類を自動的に判別してもよい。
また、カラー判定部4において入力された画像情報がカ
ラー画像と判定され、また画像指定部5でカラー画像と
して送信することが指示された場合には、この原稿モー
ドの指定が行なえないように制御してもよい。
【0028】図2は、本発明の画像送信装置の第1の実
施の形態における動作の一例を示すフローチャートであ
る。S201において、ユーザは画像送信を行なう際
に、必要に応じて画像指定部5より送信する原稿がカラ
ーであるのか白黒であるのかを指定する。この時に原稿
が文字からなるものなのか、写真画像なのか、あるいは
両方を含むものなのかといった原稿の種類を原稿モード
指定部8から指定してもよい。
【0029】S202において、画像情報が入力され
る。画像情報は、原稿をスキャナ等の画像入力装置で読
み取って入力されたり、あるいはコンピュータなどから
ネットワーク等の回線を通して取り込まれる。
【0030】S203において、送信された画像データ
を受け取る受信装置側で良好な色再現を可能とするため
に、色変換部1で入力された画像情報の色空間を例えば
CIE−L* * * 均等色空間に変換する。例えば入
力された画像情報の色空間がスキャナの光源に依存した
RGB色空間であれば、RGB色空間からCIE−L*
* * 均等色空間への色変換を行なう。
【0031】次にS204において、カラー判定部4は
色変換した例えばCIE−L* ** 色空間の画像情
報を用いて、入力された画像情報がカラー画像であるか
白黒画像であるかを判定する。カラー画像と判定された
場合は、S205からS206へ進み、S206におい
て属性分離部11は、入力された画像情報を第1画像デ
ータIM1、第2画像データIM2、それらのいずれか
を選択する選択データに分離する。これによって、入力
された画像情報は、第1画像データプレーン、第2画像
データプレーン、選択データプレーンに分解される。
【0032】そしてS207〜S209において、第1
画像データプレーン、選択データプレーン、第2画像デ
ータプレーンをそれぞれ圧縮器12a〜12cで圧縮処
理する。まず選択データプレーンは二値データであるの
で、S208において圧縮器12bで二値画像データの
圧縮に好適な圧縮符号化方式、例えばMH/MR方式で
符号化する。圧縮符号化方式としては、この他にMMR
方式、JBIG方式等で符号化してもよい。第1画像デ
ータプレーン、第2画像データプレーンは多値の画像デ
ータであるので、S207,S209において圧縮器1
2a,12cで多値画像データの圧縮に適した圧縮符号
化方式、例えばJPEG方式で符号化する。圧縮符号化
方式としては、より精度の高い再現を要求するのであれ
ば可逆符号化方式、例えばJBIG方式やLZW方式等
を用いるなど、他の方法を用いてもよい。
【0033】S210において、モード判定部14は属
性分離部11で分離生成した各データプレーンに有意な
データが含まれているか否かを解析し、その結果をもと
に、送信すべきデータプレーンを選択し、必要に応じて
種々の情報を付加し、送信フォーマットに従って多層デ
ータ形式の送信データを作成する。
【0034】S204で入力された画像情報がカラー画
像であるか白黒画像であるかをカラー判定部4で判定し
た結果、入力された画像情報が白黒画像であると判定さ
れた場合は、S205からS211に進み、原稿の種類
が写真原稿であるか否かを判定する。判定には、原稿モ
ード指定部8においてユーザから指定された原稿モード
指定情報を用いることができる。あるいは、装置の中で
自動判別してもよい。原稿の種類が写真原稿の場合に
は、S212において圧縮器22bで多値の画像データ
に適した圧縮符号化方式、例えばJPEG方式などで符
号化する。また、原稿の種類が写真原稿以外の場合は、
S213において二値化処理部21で2値化し、S21
4において圧縮器22aで2値データに適した圧縮符号
化方式、例えばMH,MMR等の方式で符号化する。
【0035】以上の処理を経て選択された送信データ形
式を用いて、S215において送信部7は画像データを
公衆回線やネットワーク回路等に送信する。
【0036】次に、上述の構成要素のいくつかについ
て、さらに詳しく説明する。図3は、本発明の画像送信
装置の第1の実施の形態におけるカラー判定部の一例を
示す構成図である。図中、31,32は比較器、33,
34はOR回路、35はラッチ回路である。白黒画像デ
ータをCIE−L* * * 色空間で見た場合、色情報
を示す色相や彩度はほとんどなく、a* 成分とb* 成分
はともに小さな値に集中する。従って、色変換部1の出
力であるa* 成分とb* 成分の絶対値をそれぞれ比較器
31,32で所定の大きさの閾値ATH,BTHと比較す
る。閾値の方が小さい場合、比較器31,32は「1」
を出力する。OR回路33,34とラッチ回路35は比
較器31,32いずれか一方の出力が「1」になったの
を検出し、保持する。すなわち、a* 成分あるいはb*
成分が閾値よりも大きい、カラーの部分が検出される
と、ラッチ回路35は「1」を保持することになる。
【0037】ラッチ回路35のリセット信号は、例えば
ぺージごとや所定の副走査ライン数ごとにその先頭で入
力され、ラッチ回路25が「0」にリセットされる。従
ってラッチ回路35の出力が1ぺージ分あるいは所定の
副走査ライン数の画像情報を入力し終えた時に「0」で
あった場合、当該ぺージあるいは領域の画像情報は白黒
画像であったと判定したことになる。カラー判定を行な
う際に、L* 成分の大きさも参照するようにして、a*
成分とb* 成分との大小関係を比較する閾値ATH,BTH
をL* 成分の大きさに応じて変えるようにすることで、
スキャナで読み取った原稿の紙の色を考慮したカラー画
像の判定を行なうこともできる。
【0038】このようにして判定した結果を選択部6に
送り、選択部6によって入力された画像情報がカラー画
像と判定された場合には多層データ形式の送信データを
選択し、また入力された画像情報が白黒画像と判定され
た場合には1層データ形式の送信データを選択し、選択
された送信データを送信部7から送信する。
【0039】図4は、本発明の画像送信装置の第1の実
施の形態における属性分離部の一例を示す構成図であ
る。図中、41は文字外形抽出部、42はマルチプレク
サである。ここでは、文字や線画部分の外形に注目して
属性分離を行なう例を示す。もちろん、例えば文字部分
の外接矩形の集合体で文字領域を抽出するなど、他の方
法で属性分離を行なってもよい。
【0040】文字外形抽出部41は、色変換部1の出力
であるCIE−L* * * 色空間の画像情報を入力と
して、文字や線画などの外形を抽出し、抽出された文字
・線画部分に対して例えば「1」を、文字・線画部分以
外の背景に相当する部分に対しては例えば「0」を出力
する。
【0041】マルチプレクサ42は、文字外形抽出部4
1の出力値に応じて、入力された画像情報を第1画像デ
ータIM1と第2画像データIM2に分離する。例えば
文字外形抽出部41から出力されたデータが「1」を示
した時は、入力された画像情報を第1画像データIM1
として出力すると同時に、第2画像データIM2として
所定値の画像データ、例えばL* =a* =b* =0を出
力する。文字外形抽出部41の出力が「0」を示した時
は、入力された画像情報を第2画像データIM2として
出力すると同時に、第1画像データIM1として所定値
の画像データ、例えばL* =a* =b* =0を出力す
る。
【0042】従って、第1画像データIM1には入力さ
れた画像情報のうち文字・線画部分が分離され、第2画
像データIM2には文字・線画部分以外の背景部分が分
離される。以下の説明では、第1画像データIM1を文
字色データ、第2画像データIM2を背景画像データと
呼ぶことがある。また、文字外形抽出部41の出力はマ
ルチプレクサ42において第1画像データIM1または
第2画像データIM2のいずれかを選択するために用い
られたデータであり、選択データとみなすことができ
る。なお、属性分離部11の出力である選択データ及び
文字色データ、背景画像データは、すべて主走査方向と
副走査方向で同じ大きさとなる。
【0043】図5は、本発明の画像送信装置の第1の実
施の形態における属性分離の具体例の説明図である。例
えば入力された画像情報が図5(A)に示すような絵柄
や文字の混在したカラー画像であったとする。図5
(A)に示す画像では、文字「JAPAN」とともに中
間調の日本地図が描かれている。また、文字「JAPA
N」も各文字ごとに異なる色によって描かれている。図
示の都合上、異なる色にはハッチングを変えて示してい
る。
【0044】属性分離部11の文字外形抽出部41は、
図5(A)に示すような画像から文字・線画部分、すな
わち文字「JAPAN」の部分を抽出する。上述のよう
に文字・線画部分に対して例えば「1」を、それ以外の
部分に対して例えば「0」を出力すると、図5(C)に
示すような選択データが得られる。図5(C)におい
て、「1」の部分を黒で示している。
【0045】マルチプレクサ42は、選択データによっ
て図5(A)に示す画像を分離する。選択データが
「1」の部分の画像を図5(B)に示すように分離し、
選択データが「0」の部分の画像を図5(D)に示すよ
うに分離する。このようにして、図5(A)中の色を含
む文字「JAPAN」の部分が図5(B)に示す第1画
像データIM1として分離され、文字・線画以外の日本
地図などの部分が図5(D)に示す第2画像データIM
2として分離される。
【0046】図6は、本発明の画像送信装置の第1の実
施の形態における属性分離部の動作の一例を示すフロー
チャートである。最初にS221において、入力された
画像情報における文字や線画部分の外形を文字外形抽出
部41で抽出する。この抽出方法の一例は後述する。そ
してS222において、S221で抽出した文字・線画
部分に対して「1」を、文字・線画部分の背景に相当す
る部分に対しては「0」を割り当てて選択データとす
る。マルチプレクサ32では、S223において選択デ
ータを参照し、選択データが「1」を示した部分は、S
224において背景画像データプレーンの文字が入って
いた部分を所定値(例えばL* =a* =b * =0)で埋
め、S225において文字色データプレーンを生成す
る。また、選択データが「0」を示した部分は、S22
6において文字色データプレーンの背景画像が入ってい
た部分を所定値(例えばL* =a* =b* =0)で埋
め、S227において背景画像データプレーンを生成す
る。
【0047】図7は、本発明の画像送信装置の第1の実
施の形態における文字外形抽出部の動作の一例を示すフ
ローチャートである。文字・線画部分の外形を抽出すべ
きL* * * 色空間の画像データは、S231におい
て各成分(L* 成分、a* 成分、b* 成分)ごとに所定
の大きさのブロック、例えば8×8画素のブロックにま
とめてブロック内の画素値ヒストグラムを求める。次い
でS232において、ブロック内部の最大画素値と最小
画素値の差分を求め、所定の大きさの第1閾値TH1よ
り大きいか否かを調べ、さらに分散値σが所定の大きさ
の第2閾値TH2より大きいか否かを調べる。画素値の
差分と分散値が共に大きいと判定された場合、そのブロ
ックは急峻な画素値の変化を伴った文字・線画ブロック
であると判定し、S233へ進む。当該ブロックを文字
・線画ブロックでないと判定した場合は、S237にお
いて、当該ブロックに関わる選択データを全て「0」と
し、当該ブロック位置の他の色成分データについても同
様の処理を繰り返すべくLOOP2によってS231へ
戻る。
【0048】文字・線画ブロックと判定されたブロック
については、S233において、当該ブロックの最大画
素値と最小画素値の平均値を求め、これを当該ブロック
の二値化処理に関わる閾値Bとする。そしてS234に
おいて、当該ブロックに属する画素全てについて閾値B
との比較を行ない、閾値Bより値が大きい画素に対して
S236で「1」を割り当て、閾値Bより値が小さい画
素に対してはS235で「0」を割り当てる。LOOP
1によりS234に戻り、この処理を8×8画素分繰り
返す。さらにLOOP2により、同じブロック位置のL
* 成分、a* 成分、b* 成分のすべての色成分に対して
も繰り返す。
【0049】ブロック位置の各色成分の処理が終了した
ら、S238において各色成分の二値化結果の論理和を
求めて当該ブロックの選択データを生成する。そしてL
OOP3によりS231に戻り、次のブロックについて
の処理を行なう。このような処理を、例えば1ぺージ分
の画像データをすべて処理するまで繰り返す。
【0050】文字・線画部分の外形を抽出するアルゴリ
ズムは、以上説明してきたような画素値の統計処理によ
って判定するものに限られない。この他にも、画像デー
タの空間周波数分布を直交変換処理などにより求め、こ
の結果を基に文字・線画部分の外形を抽出するなど、種
々の方法を適用することができる。
【0051】図8は、本発明の画像送信装置の第1の実
施の形態におけるモード判定部の一例を示す構成図であ
る。図中、51,52は色数計数部、53はカウンタ、
54は比較器である。色数計数部51は、文字色データ
プレーンに含まれる色数、すなわち入力された画像デー
タのL* 成分、a* 成分、b* 成分の組み合わせの数を
計数する。上述のように、選択データによって文字色デ
ータとして選ばれなかった画素位置には所定値の画像デ
ータが挿入されているので、この所定値に一致する文字
色は有意な情報として計数しないようにしておくとよ
い。色数計数部51の出力であるモード0信号は、色数
が2以上の時に「1」となり、この時の色情報出力は無
視してよい。文字色が所定値のみであり色数計数結果が
0であった場合は、色情報出力は所定値を示し、モード
0信号は「0」となる。色数計数結果が1の場合、色情
報出力はその時の有意な文字色であるL* * * 色空
間の画像データを示し、モード0信号は「0」となる。
【0052】色数計数部52は、背景画像データプレー
ンに含まれる色数を計数する。選択データによって背景
画像データとして選ばれなかった画素位置には所定値の
画像データが挿入されており、この所定値に一致する背
景画像データは有意な情報として計数されないようにし
ておくとよい。色数計数部52の出力であるモード1信
号は、色数が2以上の時に「1」となり、この時の色情
報出力は無視してよい。背景画像色がすべて所定値で色
数計数結果が0であった場合は、色情報出力は所定値を
示し、モード1信号は「0」となる。色数計数結果が1
の場合、色情報出力はその時の有意な背景色であるL*
a* b* 色空間の画像データを示し、モード1信
号は「0」となる。
【0053】カウンタ53は、選択データプレーンに含
まれる有意な画素の数を計数する。図1の色変換部1に
入力された画像情報が文字や線画を含まない写真画像の
場合、色変換部1によってCIE−L* * * 色空間
に変換された画像情報は、属性分離部11によってすべ
て背景画像データプレーンに割り付けられる。この時の
選択データは全て「0」である。このように、入力され
た画像情報が強い写真画像の性質を示す場合、選択デー
タのほとんどが「0」になり、「1」となった画素は例
えば写真上に付着していたゴミなどのノイズである可能
性が高い。
【0054】比較器54でカウンタ53の出力を所定の
閾値SLTHと比較し、閾値SLTHの方が大きい場合は比
較器54の出力は「0」となって、選択データプレーン
には有意な情報が含まれていなかったことを示す。逆に
カウンタ53の出力の方が閾値SLTHより大きかった場
合は、比較器54の出力は「1」となって選択データプ
レーンが有意であることを示す。この比較器54の出力
はモード2信号となる。
【0055】図9は、本発明の画像送信装置の第1の実
施の形態においてモード判定部から出力されるモード信
号とマルチプレクサが形成する多層データ形式の送信デ
ータの関係の一例の説明図である。選択データに有意情
報を含まずにモード2信号が「0」となった場合、入力
された画像情報はすべて背景画像データプレーンに分離
されたことを意味し、入力された画像情報は文字や線画
を含まない写真原稿であることが推定される。ここでモ
ード1信号が「0」を示した場合、背景画像が単色と判
定されたことを意味し、図9、に示すように情報の
ない白紙が取り込まれたことが推定される。この時は無
駄な通信コストを発生しないために、画像データを送信
しないことが望ましい。モード1信号が「1」を示した
場合、背景画像データプレーンには有意情報が含まれて
いると考えられるので、図9、に示すように、背景
画像データプレーンを構成する第2画像データIM2を
送信データとして選択する。この時は選択データが全て
「0」と見なせるとともに文字画像データプレーンには
有意の情報が存在しないので、これらを送信する必要は
ない。例えばこれらのプレーンを送信しない旨の情報を
付加情報として送信し、写真画像などの背景画像データ
プレーンのみを送信すればよい。
【0056】図10は、入力された画像情報が写真画像
のみの場合の送信データの具体例の説明図である。図1
0(A)は入力された画像情報の一例を示している。こ
の例では中間調からなる日本地図が描かれており、文字
は存在していない。上述のようにして属性分離部11は
図10(A)に示す画像情報を分離するが、文字領域が
存在しないため、選択データは図10(C)に示すよう
にすべて「0」となり、また文字色データプレーンも図
10(B)に示すようにすべて所定値となり、入力され
た画像情報は図10(D)に示すようにすべて背景画像
データプレーンに分離される。モード判定部14にて、
図10(D)に示す背景画像データプレーンのみに有意
情報が含まれていると判定されるので、図10(E)に
示すように背景画像データプレーンのみが送信データと
して選択されることになる。
【0057】選択データに有意情報が含まれてモード2
信号が「1」を示し、かつ、モード1信号が「0」を示
している場合は、入力された画像情報は文字や線画のみ
からなる原稿であることが推定される。さらにモード0
信号が「0」を示して文字色が単色と判定されている場
合は、画像情報中の文字や線画は1色のみによって描か
れていることを示す。この場合には、文字や線画が描か
れている色のデータと背景色データを付加情報として別
途送信することで、図9に示すように送信データとし
は選択データ(図9ではSELと表記)のみにすること
が可能となる。
【0058】図11は、入力された画像情報が1色の文
字画像のみの場合の送信データの具体例の説明図であ
る。図11(A)は入力された画像情報の一例を示して
いる。この例ではある色によって文字「JAPAN」が
描かれており、その他の絵柄部分は存在していない。上
述のようにして属性分離部11は図11(A)に示す画
像情報を分離すると、文字「JAPAN」の部分につい
て選択データが「1」となり、図11(C)に示す選択
データプレーンが得られる。またこの選択データが
「1」の部分のみ文字色データプレーンに分離されるた
め、図11(B)に示すように色付きの文字「JAPA
N」が分離される。文字「JAPAN」以外の部分は背
景画像データプレーンに分離されるが、入力された画像
情報中に文字以外に有意の情報は存在しないため、背景
画像データプレーンは図11(D)に示すように白紙の
状態となる。
【0059】モード判定部14にて図11(B)〜
(D)を判定すると、図11(C)に示す選択データか
らモード2信号が「1」となり、また図11(B)に示
す文字色データプレーンからモード0信号が単色を示す
「0」となって文字色が出力される。さらに図11
(D)に示す背景画像データプレーンからモード1信号
が単色を示す「0」となって背景色が出力される。これ
らから、図11(E)に示す選択データプレーンのみが
送信データとして選択される。また、モード判定部14
から出力される文字色データと背景色データを付加情報
として送信データに付加すればよい。
【0060】この例において、文字色が黒の場合が白黒
の文字画像であるので、多層データ形式によって白黒の
文字画像を送信することもできる。しかしこの例のよう
に、多層データ形式で送信する場合には、文字色や背景
色のデータを付加したり、さらにはフォーマット化する
ための種々のデータが付加されるため、1層データ形式
で送信する場合に比べて送信データ量が多くなる。その
ため、上述のように白黒画像の場合には1層データ形式
で送信するように構成している。
【0061】上述のようにモード2信号が「1」であ
り、かつ、モード1信号が「0」を示し、入力された画
像情報が文字や線画のみからなる原稿であることが推定
された場合であって、モード0信号が「1」を示した場
合は、入力された画像情報は2色以上のカラー文字・線
画画像の原稿であることが推定される。この時は図9
に示すように、背景色データを付加情報として受信装置
側に別途送信するとともに、文字色データプレーン(I
M1)と選択データプレーン(SEL)の2プレーンの
画像データを送信すればよい。
【0062】図12は、入力された画像情報がカラー文
字画像のみの場合の送信データの具体例の説明図であ
る。図12(A)は入力された画像情報の一例を示して
いる。この例では文字「JAPAN」がそれぞれ異なる
色で描かれており、その他の絵柄部分は存在していな
い。上述のようにして属性分離部11は図12(A)に
示す画像情報を分離すると、文字「JAPAN」の部分
について選択データが「1」となり、図12(C)に示
す選択データプレーンが得られる。またこの選択データ
が「1」の部分のみ文字色データプレーンに分離される
ため、図12(B)に示すようにカラーの文字「JAP
AN」が分離される。文字「JAPAN」以外の部分は
背景画像データプレーンに分離されるが、入力された画
像情報中に文字以外に有意の情報は存在しないため、背
景画像データプレーンは図12(D)に示すように白紙
の状態となる。
【0063】モード判定部14にて図12(B)〜
(D)を判定すると、図12(C)に示す選択データか
らモード2信号が「1」となり、また図12(B)に示
す文字色データプレーンからモード0信号が複数色を示
す「1」が出力される。さらに図12(D)に示す背景
画像データプレーンからモード1信号が単色を示す
「0」が出力される。これらから、図12(E)に示す
文字色データプレーンと、図12(F)に示す選択デー
タプレーンが送信データとして選択される。また、モー
ド判定部14から出力される背景色データを付加情報と
して送信データに付加すればよい。なお、図12(E)
においては、文字の外接矩形内を各文字の色データで埋
めるように処理することによって、文字色データプレー
ンの圧縮データ量を削減している。
【0064】モード2信号が「1」を示し、かつ、モー
ド1信号も「1」を示している場合は、入力された画像
情報は写真画像と文字・線画画像が混在した原稿である
ことが推定される。ここでモード0信号が「0」を示し
て文字色が単色と判定されている場合、その時の文字色
データを付加情報として受信装置側に別途送信し、送信
データとしては図9に示すように背景画像データプレ
ーン(IM2)と選択データプレーン(SEL)の2プ
レーンの画像データを送信すればよい。
【0065】図13は、入力された画像情報が単色文字
画像と写真画像が混在している場合の送信データの具体
例の説明図である。図13(A)は入力された画像情報
の一例を示している。この例では1色により文字「JA
PAN」が描かれ、また、中間調の日本地図が描かれて
いる。上述のようにして属性分離部11は図13(A)
に示す画像情報を分離すると、文字「JAPAN」の部
分について選択データが「1」となり、図13(C)に
示す選択データプレーンが得られる。またこの選択デー
タが「1」の部分のみ文字色データプレーンに分離され
るため、図13(B)に示すように1色の文字「JAP
AN」が分離される。また、文字「JAPAN」以外の
例えば日本地図の部分は図13(D)に示すように背景
画像データプレーンに分離される。
【0066】モード判定部14にて図13(B)〜
(D)を判定すると、図13(C)に示す選択データか
らモード2信号が「1」となり、また図13(B)に示
す文字色データプレーンからモード0信号が単色を示す
「0」となって、文字の色を示すデータが出力される。
さらに図13(D)に示す背景画像データプレーンから
モード1信号として複数色を示す「1」が出力される。
これらから、図13(E)に示す選択データプレーン
と、図13(F)に示す背景画像データプレーンが送信
データとして選択される。また、モード判定部14から
出力される文字色データを付加情報として送信データに
付加すればよい。
【0067】モード2信号が「1」を示し、かつ、モー
ド1信号も「1」を示しており、さらにモード0信号も
「1」を示した場合は、2色以上のカラー文字・線画と
写真画像などが混在していることを意味する。この時は
図9に示すように、背景画像データプレーン(IM
2)と文字色データプレーン(IM1)、そして選択デ
ータプレーン(SEL)の3プレーン全ての画像データ
を送信する。
【0068】図14は、入力された画像情報がカラー文
字画像と写真画像が混在している場合の送信データの具
体例の説明図である。図14に示す例は上述の図5に示
した例と同じであり、図14(A)に示す画像情報は図
14(B)〜(D)に示すように分離される。モード判
定部14にて図14(B)〜(D)を判定すると、モー
ド0〜2信号として「1」が出力される。これらから、
図14(E)〜(G)に示すように文字色データプレー
ン、選択データプレーン、背景画像データプレーンの3
プレーンがすべて送信データとして選択される。また、
この例においても図12と同様、図14(E)に示す文
字色データプレーンの送信データは、文字の外接矩形内
を各文字の色データで埋めるように処理することによっ
て、文字色データプレーンの圧縮データ量を削減してい
る。
【0069】このようにしてモード判定部14による判
定結果に従い、マルチプレクサ15で送信データを選択
し、多層データ形式の送信データを生成することができ
る。
【0070】図15は、コントロールパネルの一例の説
明図である。図中、61はカラー選択ボタン、62は原
稿選択ボタン、63は表示部である。図15に示す例で
は、送信する原稿がカラーであるのか白黒であるのかを
指示するカラー選択ボタン61と、原稿が文字からなる
ものか、写真画像なのか、あるいはその両方を含むもの
なのかを指示する原稿選択ボタン62が設けられてい
る。また、ユーザに各種のメッセージや選択状態などを
提示する表示部63も設けられている。
【0071】ユーザは画像送信を行なう際に、図15に
示すようなコントロールパネルより送信原稿がカラーで
あるのか白黒であるのかを、カラー選択ボタン61を押
下して指定する。指定された内容は例えば表示部63に
表示したり、カラー選択ボタン61自体を点滅させるな
どによってユーザに知らせることができる。また、この
カラー選択ボタン61は画像指定部5の一部を構成し、
指定された内容は画像指定部5によって受け取られ、選
択部6に通知される。カラー判定部4によって送信原稿
が白黒画像であると判定された場合には、カラー指定が
行なえないように制御してもよい。
【0072】また、ユーザは画像送信を行なう際に、図
15に示すようなコントロールパネルより送信原稿が文
字からなるものなのか、写真画像なのか、あるいは両方
を含むものなのかといった原稿の種類を原稿選択ボタン
62を押下して指定してもよい。指定された内容は例え
ば表示部63に表示したり、原稿選択ボタン62自体を
点滅させるなどによってユーザに知らせることができ
る。また、この原稿選択ボタン62は原稿モード指定部
8の一部を構成し、指定された内容は原稿モード指定情
報として選択器23に入力される。また、モード判定部
14における判定時に、この原稿選択ボタン62による
ユーザの指定を考慮してもよい。
【0073】このようなユーザによる指定によって、例
えばカラー選択ボタン61により送信原稿がカラーであ
ることが指定され、カラー判定部4における判定におい
ても画像情報がカラーであった場合には、多層データ処
理部2から出力される多層データ形式の送信データを選
択部6で選択し、送信部7から送信する。また、カラー
選択ボタン61により送信原稿がカラーであることが指
定されてもカラー判定部4における判定において画像情
報が白黒であると判定された場合、あるいはカラー選択
ボタン61により送信原稿が白黒であることが指定され
た場合には、1層データ処理部3から出力される1層デ
ータ形式の送信データを選択部で選択し、送信部7から
送信する。カラー選択ボタン61により送信原稿が白黒
であることが指定された場合、カラー判定部4において
送信原稿がカラーであると判定された場合であっても、
白黒原稿として取り扱う。1層データ形式の送信データ
は、ユーザによる原稿選択ボタン62の指示操作に従っ
て選択器23で選択される。原稿の種別が文字であると
指定された場合には二値化処理部21で2値化した画像
情報を圧縮した送信データが選択されて送信され、原稿
の種別が写真あるいは文字と写真が混在した原稿である
場合には、多値データを圧縮器22bで圧縮した送信デ
ータが選択されて送信される。もちろん、原稿の種別が
写真の場合と、文字と写真が混在した原稿の場合とで圧
縮手法や画像処理手法を変えてもよい。
【0074】上述のように、入力された画像情報がカラ
ーか否かをカラー選択ボタン61等からユーザが指示す
る場合、図1におけるカラー判定部4は必ずしも必要な
構成要素とはいえない。しかしながら、このようなユー
ザによる指示とカラー判定部4の判定結果を照合するこ
とで、上述のように例えばカラー判定部4にて入力され
た画像情報が白黒画像であると判定した場合は、ユーザ
がコントロールパネル上でカラー画像送信を指定できな
いようにしたり、強制的に1層データ形式の送信データ
を送信するなど、カラー画像送信による無駄な通信コス
トを発生させないように制御することが可能となる。
【0075】以上説明してきたように、この第1の実施
の形態によれば、入力された画像情報がカラー画像であ
るか否かを判定し、カラー画像の時は入力された画像情
報を属性に応じて多層に分離し、分離されたそれぞれの
画像データに最適な圧縮手法によって圧縮し、さらに分
離された画像データの構成に応じて送信すべき画像デー
タプレーンを選択して送信する。これによって、高画質
でしかも高能率なカラー画像データの送信が可能とな
る。
【0076】図16は、本発明の画像送信装置の第1の
実施の形態における変形例を示すブロック図である。図
中、図1と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略
する。9は入力判定切換部である。図1に示した構成で
は、入力された画像情報は多層データ処理部2と1層デ
ータ処理部3の両方に入力されているが、この例では入
力判定切換部9によって多層データ処理部2と1層デー
タ処理部3いずれかに画像情報が渡される。
【0077】入力判定切換部9は、カラー判定部4およ
び選択部6の機能を合わせ持っており、入力された画像
情報がカラー画像データであるか白黒画像データである
かを判定し、多層データ処理部2あるいは1層データ処
理部3のいずれかを選択して入力された画像情報を渡
す。また、選択した多層データ処理部2あるいは1層デ
ータ処理部3のいずれかの出力が選択されるように、選
択部6を制御する。例えば入力された画像情報がカラー
画像の場合には、多層データ処理部2に入力された画像
情報が渡される。また、入力された画像情報が白黒画像
の場合には、多層データ処理部2における処理は禁止さ
れ、1層データ処理部3に入力された画像情報が渡され
る。
【0078】また、入力判定切換部9には画像指定部5
からの指定情報も入力することができ、ユーザからの指
定も考慮して多層データ処理部2あるいは1層データ処
理部3のいずれかを選択するように構成してもよい。
【0079】なお、この例では多層データ処理部2ある
いは1層データ処理部3のいずれかに画像情報が入力さ
れるので、送信データは多層データ処理部2あるいは1
層データ処理部3のいずれかからしか出力されない。そ
のため、選択部6を省略した構成も可能である。
【0080】図17は、本発明の画像送信装置の第2の
実施の形態を示すブロック図である。図中、図1と同様
の部分には同じ符号を付して説明を省略する。71a〜
71cは選択器、72はマルチプレクサ、73は選択部
である。この実施の形態では、1層データ処理部3を設
けず、白黒画像の場合には代わりに多層データ形式にお
ける選択データのみを取り出して1層データ形式で送信
するものである。また、モード判定部14も削除してい
る。さらにこの例では、パーソナルコンピュータ等の外
部装置から画像情報が多層データ形式で入力される場合
にも対応できるようにしている。
【0081】一般に、G3/G4ファクシミリで代表さ
れる白黒画像の送信装置では、取り扱う画像データのほ
とんどが文字や線画を主体とするものである。このこと
は、カラー判定部4において入力画像データが白黒画像
であると判定した時に、文字や線画の外形情報を含んだ
選択データを送れば充分に画像送信装置として機能する
ことを意味している。選択部73は、カラー判定部4が
入力された画像情報を白黒画像と判定した時には、バッ
ファ13bに蓄積されている選択データの圧縮符号デー
タを選択することにより、従来と同様の白黒画像の送信
を行なうことができる。また、カラー判定部4が入力さ
れた画像情報をカラー画像と判定した場合には、マルチ
プレクサ72から出力される多層データ形式の送信デー
タを選択する。なお、上述の第1の実施の形態と同様、
選択部73は画像指定部5でユーザにより行なわれた送
信原稿がカラーか白黒かの指定に従って、あるいはこの
指定を加味して、送信データを選択してもよい。
【0082】マルチプレクサ72は、上述の第1の実施
の形態におけるマルチプレクサ15とは異なり、送信画
像のモード判定結果が入力されないので、バッファ13
a〜13cにそれぞれ蓄積されたデータを所定の順序で
読み出して多層データ形式の送信データを生成して出力
する。モード判定を行なわないため、例えば文字色や背
景色が単色であって文字色データプレーンや背景画像デ
ータプレーンを送信することになるが、この時の文字色
データプレーンや背景画像データプレーンの変化点は非
常に少ないことから当該プレーンは非常に小さなデータ
量に圧縮され、付加情報のみの送信に比べてそれほどオ
ーバーヘッドは発生しない。もちろん、モード判定部1
4を設け、上述の第1の実施の形態と同様に送信するプ
レーンを選択するように構成してもよい。
【0083】選択器71a〜71cは、属性分離部11
の出力の代わりにそれぞれ外部装置で生成された第1画
像データE1、選択データES、第2画像データE2を
取り込むための選択回路である。写真などの絵柄とカラ
ー文字・線画が混在した画像データは、一般的にはコン
ピュータの文書作成アプリケーションを用いて作成され
ることが多い。このようなアプリケーションで作成され
た画像データは、例えば文書記述言語などによって表現
され、プリンタコントローラにおいてビットマップ画像
データに展開された後、プリント出力される。文書記述
言語においては、描画する文字やその色情報は文字列や
コード列によって表現されており、ビットマップ画像デ
ータに展開する際に文字の形状を示すフォントを用いて
展開を行なう。このとき、選択データとして文字・線画
部分の外形を抽出すると同時に、描画する文字に対応す
る色情報も抽出することが可能である。このようにし
て、コンピュータなどの外部装置において、多層データ
形式の画像情報に分解することが可能である。このよう
にコンピュータで画像情報を多層データ形式に分解する
ことにより、属性判定時に発生し得る判定エラーの混在
を防ぐことが可能となり、より高品質なカラー画像送信
を実現することができる。
【0084】この例では外部装置から多層データ形式の
画像情報が入力された場合、カラー判定部4によるカラ
ー判定を行なっていないため、すべて多層データ形式の
送信データで送信することになる。もちろん、外部装置
から入力された画像情報についてもカラー判定を行な
い、白黒画像の場合には選択データプレーンのみを送信
するように構成してもよい。
【0085】図18は、本発明の画像送信装置の第2の
実施の形態における動作の一例を示すフローチャートで
ある。ここでは多層データ形式に分離されていない画像
情報が入力される場合を示している。S241〜S24
4までの処理は図2に示した上述の第1の実施の形態に
おけるS201〜S204の処理と同様である。ユーザ
は画像送信を行なう際にS241において画像指定部5
により送信原稿がカラーであるのか白黒であるのかを指
定することが可能である。次にS242において、画像
情報が入力される。S243において、受信装置側で良
好な色再現を可能とするために、入力された画像情報に
対して色変換部1で色空間を変換する。またS244に
おいて、カラー判定部4で入力された画像情報がカラー
画像であるか白黒画像であるか判定しておく。この判定
結果はS249において用いる。
【0086】S245において、属性分離部11で入力
された画像情報を第1画像データプレーン、第2画像デ
ータプレーン、選択データプレーンの3プレーンに属性
分離する。属性分離部11における分離の方法は、上述
の第1の実施の形態と同様である。分離された第1画像
データプレーンはS246において圧縮器12aで圧縮
符号化され、第2画像データプレーンはS248におい
て圧縮器12cで圧縮符号化され、選択データプレーン
はS247において圧縮器12bで圧縮符号化される。
各データプレーンおよび対応する圧縮器の具体例につい
ては、上述の第1の実施の形態と同様である。
【0087】S249において、S244でカラー判定
部4がカラー画像か白黒画像かの判定を行なった結果に
基づき、カラー画像であると判定された場合は、S25
0において選択部73はマルチプレクサ72の出力を選
択し、3プレーンすべてを送信することを付加情報とし
て加え、マルチプレクサ72から所定の順序で出力され
る選択データプレーン、第1画像データプレーン、第2
画像データプレーンを送信部7に送る。S244におけ
る判定結果が白黒画像であった場合は、S251におい
て選択部73は選択データプレーンのみを送信する情報
を付加し、選択データプレーンを送信部7に送る。これ
によって、カラー判定部4で入力された画像情報がカラ
ー画像と判定された場合には多層データ形式の送信デー
タが送信部7に送られ、白黒画像と判定された場合には
選択データプレーンのみの1層データ形式の送信データ
が送信部7に送られる。
【0088】S252において、上述のようにして生成
された多層データ形式あるいは1層データ形式の送信デ
ータを送信部7にて公衆回線やネットワーク回線等に送
信する。
【0089】図19は、本発明の画像送信装置の第2の
実施の形態における動作の別の例を示すフローチャート
である。ここでは外部装置によって予め多層データ形式
に分離された画像情報が入力される場合を示している。
S261において、コンピュータなどの外部装置で画像
情報を第1画像データ、第2画像データ、選択データに
分離し、第1画像データプレーン、第2画像データプレ
ーン、選択データプレーンを生成した後、S262にお
いて入力される。画像情報の入力は、ネットワークや専
用信号線などを介して、あるいは可搬式の記憶媒体など
を介して、あるいはその他の手段によって行なわれる。
このとき、選択器71a〜71cは外部機器からの入力
線を選択する。
【0090】S263〜S265における圧縮処理以降
の処理は、図18におけるS246〜S248以降の処
理と同様であるので、ここでは説明を省略する。このよ
うにして、外部装置から多層データ形式の画像情報が入
力される場合にも対応し、多層データ形式の送信データ
を送信することができる。
【0091】この第2の実施の形態では、既存の白黒原
稿のほとんどが文字中心の画像であることに着目し、送
信原稿がカラー原稿でない場合は多層データ形式の選択
データのみを選択して送信データとした。これによって
装置の構成を簡略化することが可能となる。また、図1
9に示したフローチャートの説明からも明らかなよう
に、コンピュータなどの外部装置を用いても多層データ
形式の画像データを送信することができる。もちろん、
上述の第1の実施の形態と同様に、絵柄写真画像や文字
・線画画像が混在するカラー画像であっても画質を低下
させることなく、かつ高能率に送信することが可能であ
り、また白黒の画像についても上述のように2値の選択
データのみを送信するので、従来と同様の高能率の送信
が可能である。
【0092】上述の第1、第2の実施の形態の説明にお
いて、第1画像データプレーン、第2画像データプレー
ン、選択データプレーンの解像度について特に言及して
いないが、各プレーンに含まれた画像データの属性に応
じた解像度をそれぞれのプレーンに対して設定すること
で、文字部分の高解像度と絵柄部分の階調性を両立させ
ながら送信データ量を削減し、さらに高能率な画像伝送
が容易に実現できる。このような解像度変換は、属性分
離部11の後で圧縮器12a〜12cによる圧縮処理の
前に行なうとよい。このとき、各プレーンに含まれた画
像データの属性に最適な解像度変換手法を用いることが
できる。もちろん、いずれのプレーンに対しても一律に
解像度変換を行なうのであれば、属性分離前に行なうこ
ともできる。
【0093】また、上述の各実施の形態では色変換部1
による色変換処理を属性分離前に行なっているが、例え
ば第1画像データおよび第2画像データに対応して色変
換処理を行なうのであれば、属性分離後に色変換処理を
行なってもよい。さらに種々の画像処理を行なうことが
でき、入力された画像情報のすべての部分に対して処理
を行なうのであれば属性分離前に、また各属性に応じた
処理を行なうのであれば属性分離後に、画像処理を行な
うことができる。
【0094】図20は、本発明の画像送信装置の第1、
第2の実施の形態における具体的な実現例を示すブロッ
ク図である。図中、81はCPU、82はメモリ、83
は通信制御部、84は画像処理部、85はインタフェー
ス部、86はバスである。CPU81は、送信装置全体
を制御する。また、上述の図1や図17に示した構成の
うちの一部の機能に関する処理を行なう場合もある。メ
モリ82は、インタフェース部85を介して入力された
画像情報や、画像処理部84で変換された多層データ形
式または1層データ形式の画像情報などを一時的に記憶
する。また、上述の図1、図17におけるバッファ13
a〜13cやバッファ24などをこのメモリ82で構成
することもできる。通信制御部83は、送信部7を含む
ものであり、受信装置側との間で画像データを送信する
ための回線接続やプロトコル制御などの通信制御を行な
い、多層データ形式あるいは1層データ形式の送信デー
タを送信する。画像処理部84は、第1の実施の形態に
おいては色変換部1や多層データ処理部2、1層データ
処理部3、カラー判定部4、選択部6などのすべてある
いは一部の処理、また第2の実施の形態においては図1
7に示した送信部7以外のすべてあるいは一部の処理
を、CPU81の指示によりあるいはCPU81と協働
して行なうものである。インタフェース部85は、送信
すべき画像情報を受け取るためのものである。バス86
は、画像送信装置内部のCPU81、メモリ82、通信
制御部83、画像処理部84、インタフェース部85を
接続する。
【0095】このような構成によれば、本発明の画像送
信装置を、性能の向上が著しいパーソナルコンピュータ
などを用いて容易に実現することができる。なお図20
に示した構成は一例であって、他の種々の装置が付加さ
れてよい。例えば記憶装置が接続されている場合には、
記憶装置に蓄積されている画像情報を選択して送信する
ことが可能である。また本発明の画像送信装置が搭載さ
れたコンピュータ上で画像を入力および編集し、上述の
第2の実施の形態に示したように多層データ形式で画像
情報を入力するように構成することも可能である。
【0096】図21は、本発明の画像送信装置の第1の
応用例を示す構成図である。図中、91は送信装置、9
2は受信装置、93は原稿画像である。送信装置91
は、上述の第1,第2の実施の形態で示したような本発
明の画像送信装置を備えている。送信装置91はカラー
あるいは白黒の原稿画像93を走査入力する。そして、
本発明の画像送信装置によって入力された画像情報がカ
ラー画像かあるいは白黒画像かを判定し、あるいは操作
パネルからのユーザによる指示入力も加味し、カラー画
像として送信する場合には入力した画像情報を多層デー
タ形式に変換して送信し、白黒画像として送信する場合
には1層データ形式で送信する。もちろん送信装置91
は、受信機能を有していてもよい。
【0097】受信装置92では、送信装置91から送ら
れてくる多層データ形式の送信データあるいは1層デー
タ形式の送信データを復元し、出力する。多層データ形
式の送信データを受信した場合には、例えば、多層デー
タ形式の送信データから圧縮された3つの画像プレーン
を取り出し、復号処理の後、選択画像プレーンの各画素
ごとの値に応じて第1画像プレーンまたは第2画像プレ
ーンのデータを選択して出力することにより、画像デー
タを復元することができる。また、1層データ形式の送
信データを受信した場合には、通常の白黒ファクシミリ
と同様の受信処理によって原稿画像を出力することがで
きる。もちろん受信装置92が送信機能を有していても
よい。
【0098】特殊な例として、受信装置92が多層デー
タ形式の送信データを受信する機能を有していない場合
には、送信装置91において例えば図15に示すような
操作パネルからユーザがカラー選択ボタン61を操作
し、白黒による送信を指示すればよい。この指示によっ
て多層データ形式による送信は禁止され、送信装置91
から通常のファクシミリと同様の1層データ形式によっ
て画像情報を送信することができる。これによって受信
装置92は通常の白黒のファクシミリデータとして画像
情報を受信し、原稿画像を出力することができる。この
ように本発明の画像送信装置では、多層データ形式の送
信データを受信できない受信装置にも対応することが可
能である。
【0099】図22は、本発明の画像送信装置の第1の
応用例における送信装置の内部構成の一例を示すブロッ
ク図である。図中、図20と同様の部分には同じ符号を
付して説明を省略する。101はスキャナである。図2
1に示したように送信装置91は原稿画像93を走査入
力する。そのための入力装置の一例として、スキャナ1
01がインタフェース部85に接続されている。他の構
成は図20に示した構成と同じである。
【0100】図23は、本発明の画像送信装置の第1の
応用例における送信装置の動作の一例を示すフローチャ
ートである。まずS271において、スキャナ101を
用いて送信すべき原稿画像93が読み込まれる。読み込
まれた画像情報は、S272において、CPU81の制
御によりインタフェース85を介してメモリ82に格納
される。
【0101】続いてCPU81の制御により、S273
において受信装置92との通信制御が開始される。この
とき、受信装置92の装置環境の確認作業(ネゴシエー
ション)が行なわれ、これらの情報はCPU81で管理
される。確認作業の終了をS274で確認した後、S2
75において、例えば画像処理部84で送信すべき画像
情報がカラー画像かあるいは白黒画像かが判定され、そ
の判定結果と、操作パネル等から行なわれるユーザによ
る指示情報などに基づいて、入力された画像情報を多層
データ形式あるいは1層データ形式の送信データへ変換
する。この処理は、上述の本発明の画像送信装置の第
1、第2の実施の形態で説明したとおりである。
【0102】変換後の多層データ形式あるいは1層デー
タ形式の送信データは、S276において再びメモリ8
2に格納される。なお、メモリ82は変換前と変換後の
2面分の画像データが格納できる容量を準備してもよ
く、また1面分の容量だけを準備して書き込みと読み出
しをダイナミックに制御してもよい。
【0103】CPU81は送信データがメモリ82へ格
納されたことを確認すると、S277においてこれを通
信制御部83を介して送信し、処理を終了する。送信デ
ータは、例えば入力された画像情報が白黒画像であれば
1層データ形式で送信されるため、通常のファクシミリ
と同様の高能率の送信が可能である。また、入力された
画像情報がカラー画像であれば、多層データ形式に変換
し、各層の特性に応じた画像処理および圧縮符号化処理
を行なって送信するので、画質を維持したまま高能率に
送信することができる。
【0104】図24は、本発明の画像送信装置の第2の
応用例を示す構成図である。図中、111〜113はホ
ストコンピュータ、114はデジタルカメラ、115は
スキャナ、116は送信側装置、117はモデム、11
8は送信側ネットワーク、121,122はクライアン
トコンピュータ、123,124はプリンタ、125は
受信側ネットワーク、126は受信側装置、127はモ
デムである。送信側システムは、送信側ネットワーク1
18によってホストコンピュータ111〜113、スキ
ャナ115、および送信側装置116などが接続されて
いる。ホストコンピュータ113にはデジタルカメラ1
14が、また送信側装置116にはモデム117がそれ
ぞれ接続されている。
【0105】送信側装置116は、例えば上述の本発明
の画像送信装置の第1、第2の実施の形態として示した
構成を備えている。送信側装置116は、送信側ネット
ワーク118上に接続されたホストコンピュータ111
〜113やスキャナ115から直接に、またデジタルカ
メラ114からホストコンピュータ113を介して、画
像情報を受け取る。受け取った画像情報について、上述
の第1、第2の実施の形態で説明したように、画像情報
がカラー画像か白黒画像かの判定を行ない、カラー画像
であれば多層データ形式の送信データを、白黒画像であ
れば1層データ形式の送信データを、モデム117を介
して受信側システムへ送信する。
【0106】受信側システムは、受信側ネットワーク1
25によってクライアントコンピュータ121,122
や、プリンタ123,124、受信側装置125などが
接続されている。また、受信側装置126にはモデム1
27が接続されており、通信回線を介して送られてくる
送信データをモデム127を介して受信することができ
る。
【0107】受信側装置125は、モデム127で受信
したデータを解析し、1層データ形式のデータであれば
通常の白黒のファクシミリと同様に処理し、多層データ
形式のデータであれば3プレーンのデータを抽出して処
理した後に合成する。そしてプリンタ123またはプリ
ンタ124へ出力する。あるいはクライアントコンピュ
ータ121,122によって必要な処理を行なった後、
そのまま蓄積したり、プリンタ123または124から
出力することができる。
【0108】図25は、本発明の画像送信装置の第2の
応用例における送信側装置の内部構成の一例を示すブロ
ック図である。図中、図20と同様の部分には同じ符号
を付して説明を省略する。131はネットワーク制御
部、132は画像蓄積部である。図25に示した送信側
装置116は、図20に示した本発明の画像送信装置の
具体例の構成に、さらにネットワーク制御部131およ
び画像蓄積部132をバス86に接続した構成となって
いる。このような構成により、本発明の画像送信装置と
しての機能を少なくとも提供することができるととも
に、ネットワークを介して送信すべき画像情報を取得
し、また送信すべき画像情報あるいは送信データを蓄積
しておくことができる。
【0109】ネットワーク制御部131は、ネットワー
ク118を介してホストコンピュータ111〜113や
スキャナ115から画像データを受信したり、あるいは
ネットワーク118を介して他のホストコンピュータ1
11〜113へ画像データを送信する。通信制御部83
は、この例ではさらにモデム117に接続されており、
モデム117を介して送信データを送信する。図24に
示したように、モデム117にはさらに通信のために一
般電話回線などの通信回線が接続されており、これらを
介して送信データを送信することができる。画像蓄積部
132は、入力された画像情報あるいは画像処理部84
で変換された送信データを蓄積しておくことができる。
蓄積されている画像情報や送信データは、任意に、ある
いは所定の条件のもとで読み出すことができる。
【0110】なお、この例ではインタフェース部85に
は何も接続されていないが、図22に示した例と同様
に、例えばスキャナやデジタルカメラなどの画像入力機
器を接続することによって、ネットワーク108を介さ
ずに送信側装置116に直接、画像情報を入力すること
が可能である。
【0111】図26は、本発明の画像送信装置の第2の
応用例における動作の一例を示すフローチャートであ
る。図26では、実際にホストコンピュータ111〜1
13により画像が作成され、あるいはスキャナ115や
デジタルカメラ114から画像が読み取られてから送信
するまでの動作を示している。まず、S281におい
て、ネットワーク118に接続されたホストコンピュー
タ111〜113あるいはスキャナ115のうちの1つ
から送信側装置116へ画像を送信する旨の要求を出
し、画像を送信する。
【0112】送信側装置116では、ネットワーク制御
部131を介して送信要求を受け取ると、CPU81に
より図示しないDMAC(Direct Memory
Access Controller)のレジスタへ
所定のパラメータを設定する。パラメータとしてはメモ
リ82のデータ格納アドレスや転送レートなどが挙げら
れる。パラメータの設定が完了すると、CPU81はレ
ディ状態を示すコマンドをネットワーク制御部131に
発行し、その後、S282において、ホストコンピュー
タ111〜113またはのいずれかより順次送信されて
くる画像情報をメモリ82へ格納する。
【0113】送信側装置116が本発明の画像送信装置
の第1の実施の形態で示した構成を含んでいる場合に
は、受け取る画像情報は通常の1層のカラーまたは白黒
画像である。また、送信側装置116が本発明の画像送
信装置の第2の実施の形態で示した構成を含んでいる場
合には、受け取る画像情報は通常の1層のカラーまたは
白黒画像か、あるいは、ホストコンピュータ111〜1
13で多層データ形式に分離した画像情報である。
【0114】画像情報がすべてメモリ82に格納される
と、CPU2はDMACのレジスタへ画像読み出しアド
レスや処理後の送信データの書き込みアドレスなどのパ
ラメータを設定し、メモリ82上の画像情報を順次読み
出して画像処理部84へ送る。S283において、画像
処理部84は、上述の第1、第2の実施の形態で説明し
た処理を実行し、多層データ形式または1層データ形式
の送信データを出力する。
【0115】送信側装置116が本発明の画像送信装置
の第1の実施の形態で示した構成を含んでいる場合に
は、送られてきた画像情報がカラー画像かあるいは白黒
画像かを判定し、カラー画像の場合には多層データ形式
の送信データを生成して、メモリ82に格納する。ま
た、判定の結果、白黒画像であった場合には、1層デー
タ形式の送信データを生成して出力する。
【0116】送信側装置116が本発明の画像送信装置
の第2の実施の形態で示した構成を含んでいる場合に
は、受け取った画像情報が通常の1層のカラーまたは白
黒画像であれば、受け取った画像情報を多層データ形式
を構成する3プレーンに分離し、また受け取った画像情
報がカラー画像か白黒画像かを判定し、カラー画像と判
定された場合には多層データ形式の送信データを生成し
て出力し、また白黒画像と判定された場合には3プレー
ンのうちの選択データプレーンのみにより1層データ形
式の送信データとして出力する。また、受け取った画像
情報がホストコンピュータ111〜113で多層データ
形式に分離された画像情報であれば、そのまま多層デー
タ形式の送信データを生成し、出力する。
【0117】S284において、S283で生成された
多層データ形式あるいは1層データ形式の送信データ
は、予めDMACのレジスタに設定された書き込みアド
レスを開始点として、順次、メモリ82へ格納される。
メモリ82としては、処理前と処理後の2つ分の画像デ
ータが格納できる容量を準備してもよく、またいずれか
多い方の容量だけを準備して書き込みと読み出しをダイ
ナミックに制御してもよい。S285において、メモリ
82に格納された多層データ形式あるいは1層データ形
式の送信データは、保存のために、順次、画像蓄積部1
32に蓄積される。
【0118】送信データの蓄積が完了したら、S286
において、CPU81は予め指定された受信側システム
への通信を開始する。詳細な通信プロトコルは省略す
る。S287において受信側システムへの接続が完了し
たことを確認後、S288においてメモリ82に格納さ
れている多層データ形式あるいは1層データ形式の送信
データを順次読み出して受信側システムへ送信する。
【0119】以上の処理により、ホストコンピュータ1
11〜113やスキャナ115から送られてきた画像情
報を多層データ形式あるいは1層データ形式の送信デー
タとして受信側システムへ送信することが可能となる。
あるいは、ネットワーク制御部131を介してメモリ8
2に格納されている送信データを順次読み出してホスト
コンピュータ111〜113へ送ってもよい。このよう
にして、入力された画像情報がカラー画像の場合には多
層データ形式で送信し、画質を維持したまま高能率で送
信することができる。また、入力された画像情報が白黒
画像の場合には、通常の1層データ形式で送信すること
によって、多層データ形式で送信することによる能率低
下を防ぎ、従来と同等の高能率の送信を行なうことがで
きる。
【0120】受信側システムでは、モデム127で受信
したFAX画像データに基づいて、受信側装置126は
画像を再構成する。送られてきたデータが多層データ形
式の場合には、受信したデータから圧縮された第1画像
プレーン、第2画像プレーン、選択画像プレーンを取り
出し、復号後、解像度を調整し、選択画像プレーンのデ
ータに従って第1画像プレーンまたは第2画像プレーン
のいずれか一方のデータを選択し、出力する。これによ
って画像情報が再構成される。
【0121】そして再構成された画像情報は、クライア
ントコンピュータ121,122による制御のもとで、
必要に応じて画像処理を施し、そのまま蓄積しておいた
り、あるいはプリンタ123またはプリンタ124から
出力することができる。
【0122】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、送信すべき画像情報が白黒画像かカラー画像
かによって送信形態を変え、カラー画像の時は入力デー
タを属性に応じて多層に分離した多層データ形式で送信
することができるので、絵柄写真画像や文字・線画画像
が混在する画像であっても高画質で送信することがで
き、しかも高能率でカラー画像データの送信が可能にな
る。また白黒の画像についても、従来と同様の高能率の
送信が可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像送信装置の第1の実施の形態を
示すブロック図である。
【図2】 本発明の画像送信装置の第1の実施の形態に
おける動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の画像送信装置の第1の実施の形態に
おけるカラー判定部の一例を示す構成図である。
【図4】 本発明の画像送信装置の第1の実施の形態に
おける属性分離部の一例を示す構成図である。
【図5】 本発明の画像送信装置の第1の実施の形態に
おける属性分離の具体例の説明図である。
【図6】 本発明の画像送信装置の第1の実施の形態に
おける属性分離部の動作の一例を示すフローチャートで
ある。
【図7】 本発明の画像送信装置の第1の実施の形態に
おける文字外形抽出部の動作の一例を示すフローチャー
トである。
【図8】 本発明の画像送信装置の第1の実施の形態に
おけるモード判定部の一例を示す構成図である。
【図9】 本発明の画像送信装置の第1の実施の形態に
おいてモード判定部から出力されるモード信号とマルチ
プレクサが形成する多層データ形式の送信データの関係
の一例の説明図である。
【図10】 入力された画像情報が写真画像のみの場合
の送信データの具体例の説明図である。
【図11】 入力された画像情報が1色の文字画像のみ
の場合の送信データの具体例の説明図である。
【図12】 入力された画像情報がカラー文字画像のみ
の場合の送信データの具体例の説明図である。
【図13】 入力された画像情報が単色文字画像と写真
画像が混在している場合の送信データの具体例の説明図
である。
【図14】 入力された画像情報がカラー文字画像と写
真画像が混在している場合の送信データの具体例の説明
図である。
【図15】 コントロールパネルの一例の説明図であ
る。
【図16】 本発明の画像送信装置の第1の実施の形態
における変形例を示すブロック図である。
【図17】 本発明の画像送信装置の第2の実施の形態
を示すブロック図である。
【図18】 本発明の画像送信装置の第2の実施の形態
における動作の一例を示すフローチャートである。
【図19】 本発明の画像送信装置の第2の実施の形態
における動作の別の例を示すフローチャートである。
【図20】 本発明の画像送信装置の第1、第2の実施
の形態における具体的な実現例を示すブロック図であ
る。
【図21】 本発明の画像送信装置の第1の応用例を示
す構成図である。
【図22】 本発明の画像送信装置の第1の応用例にお
ける送信装置の内部構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図23】 本発明の画像送信装置の第1の応用例にお
ける送信装置の動作の一例を示すフローチャートであ
る。
【図24】 本発明の画像送信装置の第2の応用例を示
す構成図である。
【図25】 本発明の画像送信装置の第2の応用例にお
ける送信側装置の内部構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図26】 本発明の画像送信装置の第2の応用例にお
ける動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…色変換部、2…多層データ処理部、3…1層データ
処理部、4…カラー判定部、5…画像指定部、6…選択
部、7…送信部、8…原稿モード指定部、9…入力判定
切換部、11…属性分離部、12a〜12c…圧縮器、
13a〜13c…バッファ、14…モード判定部、15
…マルチプレクサ、21…二値化部、22a,22b…
圧縮器、23…選択器、24…バッファである。、3
1,32…比較器、33,34…OR回路、35…ラッ
チ回路、41…文字外形抽出部、42…マルチプレク
サ、51,52…色数計数部、53…カウンタ、54…
比較器、61…カラー選択ボタン、62…原稿選択ボタ
ン、63…表示部、71a〜71c…選択器、72…マ
ルチプレクサ、73…選択部、81…CPU、82…メ
モリ、83…通信制御部、84…画像処理部、85…イ
ンタフェース部、86…バス、91…送信装置、92…
受信装置、93…原稿画像、101…スキャナ、111
〜113…ホストコンピュータ、114…デジタルカメ
ラ、115…スキャナ、116…送信側装置、117…
モデム、118…送信側ネットワーク、121,122
…クライアントコンピュータ、123,124…プリン
タ、125…受信側ネットワーク、126…受信側装
置、127…モデム、131…ネットワーク制御部、1
32…画像蓄積部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 邦和 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 牛久保 学 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−178122(JP,A) 特開 平4−88750(JP,A) 特開 昭64−108861(JP,A) 特開 平11−164153(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/41 - 1/419 H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像情報がカラー画像か白黒
    画像かを判定する判定手段と、前記画像情報を第1画像
    データ、第2画像データ、前記第1画像データまたは前
    記第2画像データのいずれかを選択する選択データから
    なる多層データ形式で送信する多層データ形式送信手段
    と、前記画像情報をただ一つのデータプレーンからなる
    1層データ形式で送信する1層データ形式送信手段と、
    前記判定手段により前記画像情報がカラー画像と判定さ
    れた場合に前記多層データ形式送信手段を選択し前記画
    像情報が白黒画像と判定された場合に前記1層データ形
    式送信手段を選択する選択手段を具備することを特徴と
    する画像送信装置。
  2. 【請求項2】 前記多層データ形式送信手段は、前記第
    1画像データあるいは前記第2画像データと他のデータ
    プレーンを送信しない旨の情報または前記選択データと
    2つの色データを送信する送信形式、前記第1画像デー
    タ及び前記選択データと1つの色データを送信する送信
    形式、前記第2画像データ及び前記選択データと1つの
    色データを送信する送信形式、並びに前記第1画像デー
    タ、前記第2画像データ及び前記選択データを送信する
    送信形式のいずれか1つの送信形式にて送信することを
    特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。
  3. 【請求項3】 入力された画像情報を第1画像データ、
    第2画像データ、前記第1画像データまたは前記第2画
    像データのいずれかを選択する選択データからなる多層
    データ形式で送信する多層データ形式送信手段と、前記
    画像情報をただ一つのデータプレーンからなる1層デー
    タ形式で送信する1層データ形式送信手段と、ユーザに
    よるカラー画像送信か白黒画像送信かの指定を受け付け
    る画像指定手段と、前記画像指定手段にカラー画像送信
    が指定された場合に前記多層データ形式送信手段を選択
    し白黒画像送信が指定された場合に前記1層データ形式
    送信手段を選択する選択手段を具備することを特徴とす
    る画像送信装置。
  4. 【請求項4】 前記多層データ形式送信手段は、前記第
    1画像データあるいは前記第2画像データと他のデータ
    プレーンを送信しない旨の情報または前記選択データと
    2つの色データを送信する送信形式、前記第1画像デー
    タ及び前記選択データと1つの色データを送信する送信
    形式、前記第2画像データ及び前記選択データと1つの
    色データを送信する送信形式、並びに前記第1画像デー
    タ、前記第2画像データ及び前記選択データを送信する
    送信形式のいずれか1つの送信形式にて送信することを
    特徴とする請求項3に記載の画像送信装置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段において入力された画像情
    報が白黒画像かカラー画像かを判定する判定手段をさら
    に具備し、前記画像指定手段は、前記判定手段において
    前記画像情報が白黒画像と判定された場合にカラー画像
    送信の指定を禁止することを特徴とする請求項3または
    請求項4に記載の画像送信装置。
  6. 【請求項6】 前記多層データ形式送信手段は、前記画
    像情報を第1画像データ、第2画像データ、前記第1画
    像データまたは前記第2画像データのいずれかを選択す
    る選択データに分離する画像分離手段を具備し、前記画
    像情報を前記画像分離手段により分離して多層データ形
    式で送信することを特徴とする請求項1ないし請求項5
    のいずれか1項に記載の画像送信装置。
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