JP3304340B2 - スペクトル拡散による受信装置 - Google Patents

スペクトル拡散による受信装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスペクトル拡散による受
信装置に関するものであり、特に誤動作防止のための構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトル拡散による通信では、伝送し
たい情報信号を特定の符号で拡散変調して発信し、受信
側はこの信号を受信して、同じ符号を用いて逆拡散し情
報信号を得る。このようなスペクトル拡散による通信は
秘話性に優れており、また各種の妨害波や雑音の排除機
能を持っている。
【0003】図6に、従来のスペクトル拡散による受信
装置のブロック図を示す。送信装置が発した通信信号
は、アンテナ44で受信される。この通信信号は、送信
装置内でM系列によって拡散変調されたものである。拡
散変調の概略を説明する。
【0004】図3Aが通信する情報信号であり、図3B
がM系列を示している。送信装置は、図3Aの情報信号
にM系列(図3B)をかけて図3Cに示す信号を得る。
この例では、Hレベルの情報信号についてはM系列をそ
のままにし、Lレベルの情報信号についてはM系列を反
転させて、図3Cの信号を得ている。そして、この図3
Cの信号によって搬送波(図3D)を変調し、図3Eの
通信信号を生成する。この通信信号が受信装置のアンテ
ナ44で受信される。
【0005】通信信号は、まず図6のオートゲインコン
トロール(AGC)42で増幅される。このAGC42
は、検波器20の出力信号にしたがって、その増幅の度
合いがフィードバックされるようになっている。AGC
42によって増幅された通信信号は、乗算回路6に取り
込まれる。この乗算回路6には、通信信号を逆拡散し情
報を再現するために、基準M系列も与えられている。
【0006】なお、基準M系列はM系列発生器4で発生
されており、情報を適正に再現するため、送信側におい
て用いたM系列と同じM系列(図3B)が発生されてい
る。また、このM系列発生器4は、VCO2からの発振
信号にしたがって基準M系列を発生している。
【0007】ここで、送信側において用いたM系列と同
じ基準M系列を発生していても、通信信号に対してM系
列発生の同期がとれていなければ、情報は正確に再現さ
れない。スイッチ46は端子b側の基準電源に接続され
初期電圧を取り込んでいる。そして、VCO2からは一
定周期で発振信号が発生し、基準M系列もM系列発生器
4から一定周期で出力されるようになっている。
【0008】乗算回路6で通信信号と基準M系列とが乗
算され、両者の位相が一致した場合には、図3Fに示す
ような信号が出力される。すなわち、情報信号(図3
A)と搬送波形信号(図3D)とをかけた状態の信号を
得ることができる。通信信号と基準M系列との位相がず
れて一致しない場合は、図3Fの信号を得ることができ
ない。
【0009】図3Fの信号はバンドパスフィルター(B
PF)12に取り込まれ、ここで搬送波の周波数成分が
抽出された後、情報復調回路18を経て情報が再現され
る。なお、図4Aは図3Fの信号の周波数スペクトルで
あり、図4Bは図3Eの信号の周波数スペクトルであ
る。通信信号と基準M系列の位相が一致した場合は図4
Aの周波数スペクトルを得ることができる。位相が一致
しない場合は、図4Bとほぼ同じような周波数スペクト
ルになる。
【0010】ところで、情報を正確に再現するために
は、送信装置側のM系列の位相と、受信装置側で発生さ
せているM系列の位相とを合致させる必要がある。この
ため、変動している両者の位相が一致する時点を検出
し、この検出に基づいて、以後通信信号の位相に追従し
て基準M系列が発生するようにしている。以下にその具
体的な構成を示す。
【0011】検波器20はBPF12からの信号を取り
込み、波形の包絡線を抽出して出力する。上述のよう
に、BPF12は搬送波の周波数成分N(図4)のみを
抽出するため、通信信号と基準M系列との位相が一致し
ている場合(図4A)は、図3Gのように大きな波形が
出力され、包絡線K1を得ることができる。これに対し
て、通信信号と基準M系列との位相が一致しない場合
(図4B)は、図3Hのように小さな波形が出力され、
包絡線K2を得ることになる。
【0012】このような検波器20からの出力信号は、
積分ダンプ34で周期的に積分され。その後、この積分
値が比較器36において所定のしきい値を越えるか否か
が判別される。すなわち、通信信号と基準M系列の位相
が一致した場合は大きな包絡線K1が出力されてしきい
値を越えるため、比較器36は通信信号と基準M系列の
位相が一致したことを認識し、判定信号を出力する。
【0013】同期判定回路38は誤判定を防止するた
め、2回連続してこの基準一致信号が与えられた場合に
のみ、切り換え信号を出力する。この切り換え信号に応
じ、スイッチ46は端子b側の基準電源から端子a側に
切り換わる。そして以後、端子aから与えられる制御信
号に基づいてVCO2は発振信号を発し、M系列発生器
4からは通信信号の位相に追従した周期で基準M系列が
発生するようになる。
【0014】端子aから与えられる制御信号の内容を以
下に説明する。AGC42を経た通信信号は、第1の一
致検出回路である乗算器8、第2の一致検出回路である
乗算器10にも与えられている。
【0015】乗算器8には、通信信号とともに基準M系
列に対して1周期遅れた出力が与えられている。図5A
は基準M系列に基づく出力信号R5であり、図5Bは乗
算器8からの出力信号S5の波形である。出力信号S5
は、同期のとれた基準M系列の位置Fから1周期ずれて
いる。また、1周期進んだM系列が、乗算器10に与え
られている。図5Cは乗算器10からの出力信号U5で
ある。
【0016】これら各出力信号は、それぞれBPF1
4、16、検波器22、24を経て、加算器50に与え
られる。出力信号S5は加算器50の加算入力に与えら
れ、出力信号U5は減算入力に与えられる。すなわち、
出力信号U5を負の値とした上、出力信号S5と加算す
る。図5Dは加算器50からの出力信号であり、ループ
フィルタ40を介して端子aに導かれる。
【0017】上述のように、スイッチ46は通信信号と
基準M系列との位相が一致した時点で端子a側に切り換
わる。したがって、図5Dの出力信号の傾斜部分V5に
応じてVCO2の制御電圧は制御され、VCO2からは
通信信号の位相に追従したタイミングで発振信号が発生
する。このため、M系列発生器4が発生する基準M系列
も通信信号の位相に同期して発生することになり、正確
な情報が再現される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスペクトル
拡散による受信装置には、次のような問題があった。A
GC42は、検波器20の出力信号にしたがって、その
増幅の度合いがフィードバックされるようになってい
る。すなわち、信号を受信していない場合は、AGC4
2の増幅度は最大の状態である。
【0019】このため、この状態でアンテナ44が急激
に信号を受けると、検波器20からは図5Eに示すよう
な大きなノイズの出力信号Wが出力される。そして、比
較器36におけるしきい値Lを越え、同期判定回路38
から切り換え信号が出力されてしまう。
【0020】また急激に信号が与えられた場合、AGC
42はその振幅を一定に保とうとする。このため、一
度、誤判定を生じると、スイッチ46は端子a側に切り
換わったままであり、誤判定の状態から抜け出すことが
できない。
【0021】そこで本発明は、例えば急激な信号入力な
どによって強大なノイズが発生した場合であっても、誤
動作を生じることのないスペクトル拡散による受信装置
の提供を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るスペクト
ル拡散による受信装置は、受けた初期電圧にしたがって
発振信号を出力し、切り換え信号が与えられた時点で制
御信号を取り込み、当該制御信号の電圧にしたがって発
振信号を出力する電圧制御発振回路、電圧制御発振回路
からの発振信号に基づき、基準疑似雑音符号を発生する
基準疑似雑音符号発生回路、疑似雑音符号によって拡散
変調された送信装置からの通信信号を受信し、基準疑似
雑音符号と通信信号とを照合して、一致した場合に基準
一致信号を出力する基準一致検出回路、基準一致信号に
基づき前記切り換え信号を出力する切り換え制御回路、
基準疑似雑音符号に対し、所定の周期遅れた第1の疑似
雑音符号を発生する第1の疑似雑音符号発生回路、疑似
雑音符号によって拡散変調された送信装置からの通信信
号を受信し、第1の疑似雑音符号と通信信号とを照合し
て、第1の一致信号を出力する第1の一致検出回路、基
準疑似雑音符号に対し、所定の周期進んだ第2の疑似雑
音符号を発生する第2の疑似雑音符号発生回路、疑似雑
音符号によって拡散変調された送信装置からの通信信号
を受信し、第2の疑似雑音符号と通信信号とを照合し
て、第2の一致信号を出力する第2の一致検出回路、第
1の一致信号または第2の一致信号のいずれか一方の信
号を負の値とし、他方の信号と加算して制御信号を生成
して、前記電圧制御発振回路に向けて出力する加算回
路、を備えたスペクトル拡散による受信装置において、
第1の一致検出回路の出力信号および第2の一致検出回
路の出力信号からノイズを打ち消すための信号を生成
し、切り換え制御回路は、当該生成した信号と基準一致
検出回路の出力信号とに基づき切り換え信号を出力す
る、ことを特徴としている。
【0023】請求項2に係るスペクトル拡散による受信
装置は、請求項1のスペクトル拡散による受信装置にお
いて、第1の一致検出回路の出力信号および第2の一致
検出回路の出力信号を加算し1/2にして平均信号を演
算し、出力する演算回路を備えており、前記切り換え制
御回路は、基準一致検出回路の出力信号および平均信号
に基づき切り換え信号を出力する、ことを特徴としてい
る。
【0024】
【作用】請求項1に係るスペクトル拡散による受信装置
においては、第1の一致検出回路の出力信号および第2
の一致検出回路の出力信号からノイズを打ち消すための
信号を生成し、切り換え制御回路は、当該生成した信号
と基準一致検出回路の出力信号とに基づき切り換え信号
を出力する。
【0025】請求項2に係るスペクトル拡散による受信
装置においては、演算回路は、第1の一致検出回路の出
力信号および第2の一致検出回路の出力信号を加算し、
1/2にして平均信号を演算し、出力する。そして、切
り換え制御回路は、基準一致検出回路の出力信号および
平均信号に基づき切り換え信号を出力する。
【0026】したがって、請求項1および請求項2に係
るスペクトル拡散による受信装置においては、例えば急
激な信号入力などによって強大なノイズが発生した場合
であっても、基準一致検出回路の出力信号と平均信号と
が打ち消し合い、誤って切り換え信号が出力されること
はない。
【0027】
【実施例】本発明に係るスペクトル拡散による受信装置
の一実施例を説明する。図1に本実施例におけるブロッ
ク図を掲げる。送信装置(図示せず)が発した通信信号
は、アンテナ44で受信される。この通信信号は、送信
装置内で疑似雑音符号としてのM系列(図3B)によっ
て拡散変調されたものである(図3E参照)。
【0028】受信された通信信号は、まずオートゲイン
コントロール(AGC)42で増幅される。このAGC
42は、検波器20の出力信号にしたがって、その増幅
の度合いがフィードバックされるようになっている。
【0029】AGC42によって増幅された通信信号
は、乗算回路6に取り込まれる。この乗算回路6には、
通信信号を逆拡散し情報を再現するために、基準疑似雑
音符号としての基準M系列も与えられている。なお、基
準M系列は疑似雑音符号発生器であるM系列発生器4で
発生されており、情報を適正に再現するため、送信側に
おいて用いたM系列と同じM系列(図3B)が発生され
ている。また、M系列発生器4は、電圧制御発振回路で
あるVCO2からの発振信号にしたがって基準M系列を
発生している。
【0030】ここで、送信側において用いたM系列と同
じ基準M系列を発生していても、通信信号の位相に対し
てM系列発生の同期がとれていなければ、情報は正確に
再現されない。スイッチ46は端子b側の基準電源に接
続され初期電圧を取り込んでいる。そして、VCO2か
らは一定周期で発振信号が発生し、基準M系列もM系列
発生器4から一定周期で出力されるようになっている。
【0031】通信信号に対して基準M系列の位相が一致
した場合、基準一致検出回路である乗算器6からは高い
周波数の信号が出力され(図4A参照)、位相が一致し
ない場合は低い周波数の信号が出力される(図4B参
照)。バンドパスフィルター(BPF)12は、この乗
算器6からの信号を受け搬送波の周波数成分N(図4)
のみ取り出して出力する。そして、情報復調回路18を
経て情報が再現される。ところで、情報を正確に再現す
るためには、送信装置側のM系列の位相と、受信装置側
で発生させているM系列の位相とを合致させる必要があ
る。このため、変動している両者の位相が一致する時点
を検出し、この検出に基づいて、以後通信信号の位相に
追従して基準M系列が発生するようにしている。以下に
その具体的な構成を示す。
【0032】AGC42を経た通信信号は、乗算器8、
10にも与えられている。乗算器8には、通信信号とと
もに基準M系列に対して半周期遅れた第1M系列(第1
の疑似雑音符号)が与えられている。図2Aは基準M系
列に基づく出力信号R1であり、図2Bは乗算器8から
の出力信号S1の波形である。出力信号S1は、同期の
とれた基準M系列の位置Fから半周期ずれている。ま
た、半周期進んだ第2M系列(第2の疑似雑音符号)
が、乗算器10に与えられている。図2Cは乗算器10
からの出力信号U1である。
【0033】乗算器8、10がそれぞれ出力する出力信
号S1、U1は、各々BPF14、16および検波器2
2、24を経て加算器28に与えられる。そして、ここ
で両信号は加算された後、割算器32に取り込まれ1/
2の信号となる。すなわち、出力信号S1、U1は平均
され、図2Dに示す平均信号Q1として出力される。こ
の平均信号Q1は加算器26の減算入力に与えられる。
一方、加算器26の加算入力には、検波器20からの出
力信号R1(図2A)が与えられ、平均信号Q1と減算
される。出力信号R1をa、出力信号S1をb、出力信
号U1をcとした場合、加算器26からの出力信号は次
の数1で表わされる。
【0034】
【数1】
【0035】加算器26からの出力信号の波形を図2E
に示す。通信信号と基準M系列の位相が一致した場合、
この図2Eの出力信号が得られ、積分ダンプ34で周期
的に積分され、M系列の一周期分の信号が蓄積される。
その後、比較器36で所定のしきい値Lを越えることが
認識され、比較器36からは同期判定回路38に向けて
判定信号が出力される。
【0036】同期判定回路38は誤判定を防止するた
め、2回連続してこの基準一致信号が与えられた場合に
のみ、切り換え信号を出力する。この切り換え信号に応
じ、スイッチ46は端子b側の基準電源から端子a側に
切り換わる。この端子aにはループフィルタ40を介し
て制御信号が与えられている。制御信号は、加算器30
において、出力信号U1を負の値とした上、出力信号S
1と加算されて出力される信号である(図5D参照)。
【0037】スイッチ46の切り換え以後は、この制御
信号に基づいてVCO2は発振信号を発し、M系列発生
器4からは通信信号の位相に追従した周期で基準M系列
が発生するようになる。このため、通信信号とM系列発
生器4から発生する基準M系列の位相とは確実に同期が
とられ、正確な情報が再現される。
【0038】ところで、この受信装置に急激に信号が与
えられた場合、大きなノイズが発生する。特に、AGC
42は、検波器20の出力信号にしたがって、その増幅
の度合いがフィードバックされるようになっており、信
号を受信していない場合は、AGC42の増幅度は最大
の状態である。このため、この状態でアンテナ44が急
激に信号を受けると、各検波器20、22、24から
は、それぞれ図2A、B、Cに示すノイズの出力信号R
2、S2、U2が出力される。
【0039】しかし本実施例においては、上述の数1の
式によって算出された信号に対し、比較器36がしきい
値を越えるか否かの判定を行ない、判定信号を出力す
る。図2A、B、Cに示すように、ノイズの出力信号R
2、S2、U2は同時に発生する。このため数1の式に
よって、ノイズの出力信号R2は、出力信号S2、U2
の平均信号に打ち消され、加算器26からはこのノイズ
に応じた信号は出力されない(図2E参照)。
【0040】したがって、通信信号と基準M系列の位相
一致の誤判断を、容易かつ確実に防止することができ
る。また、誤判定の状態から容易に抜け出すことができ
る。なお上記実施例においては、乗算器8、10には、
基準M系列に対して半周期遅れた第1M系列、基準M系
列に対して半周期進んだ第2M系列が与えられている。
しかし、この半周期に限られるものではなく、これより
も大きなまたは小さな周期を設定してもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1に係るスペクトル拡散による受
信装置においては、第1の一致検出回路の出力信号およ
び第2の一致検出回路の出力信号からノイズを打ち消す
ための信号を生成し、切り換え制御回路は、当該生成し
た信号と基準一致検出回路の出力信号とに基づき切り換
え信号を出力する。
【0042】請求項2に係るスペクトル拡散による受信
装置においては、演算回路は、第1の一致検出回路の出
力信号および第2の一致検出回路の出力信号を加算し、
1/2にして平均信号を演算し、出力する。そして、切
り換え制御回路は、基準一致検出回路の出力信号および
平均信号に基づき切り換え信号を出力する。
【0043】すなわち、請求項1および請求項2に係る
スペクトル拡散による受信装置においては、例えば急激
な信号入力などによって強大なノイズが発生した場合で
あっても、基準一致検出回路の出力信号と平均信号とが
打ち消し合い、誤って切り換え信号が出力されることは
ない。
【0044】したがって、装置の誤動作を確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスペクトル拡散による受信装置の
一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の受信装置における各検波器等からの出力
信号を示す図である。
【図3】スペクトル拡散による通信方式を説明するため
の波形図である。
【図4】図3F、Eの波形に対応した周波数スペクトル
である。
【図5】図6の従来の受信装置における各種一致信号を
示す図である。
【図6】従来のスペクトル拡散による受信装置を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
2・・・・・VCO 4・・・・・M系列発生器 6、8、10・・・・・乗算器 26、28・・・・・加算器 32・・・・・割算器 36・・・・・比較器 38・・・・・切り換え回路 46・・・・・スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−139424(JP,A) 特開 平2−11034(JP,A) 特開 平3−236645(JP,A) 特開 平3−236646(JP,A) 特開 平2−75238(JP,A) 特開 昭58−141050(JP,A) 特開 昭58−141049(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 1/713

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受けた初期電圧にしたがって発振信号を出
    力し、切り換え信号が与えられた時点で制御信号を取り
    込み、当該制御信号の電圧にしたがって発振信号を出力
    する電圧制御発振回路、 電圧制御発振回路からの発振信号に基づき、基準疑似雑
    音符号を発生する基準疑似雑音符号発生回路、 疑似雑音符号によって拡散変調された送信装置からの通
    信信号を受信し、基準疑似雑音符号と通信信号とを照合
    して、一致した場合に基準一致信号を出力する基準一致
    検出回路、 基準一致信号に基づき前記切り換え信号を出力する切り
    換え制御回路、 基準疑似雑音符号に対し、所定の周期遅れた第1の疑似
    雑音符号を発生する第1の疑似雑音符号発生回路、 疑似雑音符号によって拡散変調された送信装置からの通
    信信号を受信し、第1の疑似雑音符号と通信信号とを照
    合して、第1の一致信号を出力する第1の一致検出回
    路、 基準疑似雑音符号に対し、所定の周期進んだ第2の疑似
    雑音符号を発生する第2の疑似雑音符号発生回路、 疑似雑音符号によって拡散変調された送信装置からの通
    信信号を受信し、第2の疑似雑音符号と通信信号とを照
    合して、第2の一致信号を出力する第2の一致検出回
    路、 第1の一致信号または第2の一致信号のいずれか一方の
    信号を負の値とし、他方の信号と加算して制御信号を生
    成して、前記電圧制御発振回路に向けて出力する加算回
    路、 を備えたスペクトル拡散による受信装置において、第1の一致検出回路の出力信号および第2の一致検出回
    路の出力信号からノイズを打ち消すための信号を生成
    し、切り換え制御回路は、当該生成した信号と基準一致
    検出回路の出力信号とに基づき切り換え信号を出力す
    る、 ことを特徴とするスペクトル拡散による受信装置。
  2. 【請求項2】請求項1のスペクトル拡散による受信装置
    において、第1の一致検出回路の出力信号および第2の一致検出回
    路の出力信号を 加算し1/2にして平均信号を演算し、
    出力する演算回路を備えており、 前記切り換え制御回路は、基準一致検出回路の出力信号
    および平均信号に基づき切り換え信号を出力する、 ことを特徴とするスペクトル拡散による受信装置。
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