JP3304132B2 - フェルール配列部材及びフェルール保持具 - Google Patents

フェルール配列部材及びフェルール保持具

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JP3304132B2
JP3304132B2 JP21656792A JP21656792A JP3304132B2 JP 3304132 B2 JP3304132 B2 JP 3304132B2 JP 21656792 A JP21656792 A JP 21656792A JP 21656792 A JP21656792 A JP 21656792A JP 3304132 B2 JP3304132 B2 JP 3304132B2
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英利 ▲高▼杉
秀喜 鈴木
和彦 有本
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumiden Opcom Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の光ファイバから
なる光線路網を監視するシステムにおいて用いられる光
コネクタ結合装置に関し、特にその構成要素であるフェ
ルールホルダー、固定側コネクタの配列部材および移動
側コネクタの保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信網において、光ファイバ
の破断の有無を検出したり、心線を対照する等の試験を
自動的に行なう装置としては、例えば、特開平2−12
5599号公報に記載されているように、ステッピング
モータを駆動手段として移動側コネクタを固定側コネク
タに対して位置決めを行ない、結合させる光コネクタ結
合装置が知られている。
【0003】図10は、光コネクタ結合装置の基本的構
成を示す斜視図である。図中、101は試験側の光ファ
イバ、102は移動側コネクタ、103は被試験側の光
ファイバ、104は固定側のコネクタ、105はスリー
ブである。被試験側の光ファイバ103を収納した固定
側コネクタ104は、スリーブ105に挿入されてい
る。スリーブ105は、割りスリーブとして構成されて
いる。図では、水平方向に並んだ5個の固定側コネクタ
104が挿入されたスリーブ105を示しているが、一
例では、水平方向に50個並べられ、これが垂直方向に
20列配置され、合計1000心の被試験側の光ファイ
バ103が配置されている。これに対して、試験側の光
ファイバ101は、移動側コネクタ102に収納され、
図示しない保持手段によって、マトリクス的に配置され
たスリーブ105に対向して、水平方向および垂直方向
に移動されて、所望のスリーブ105に挿入され、光フ
ァイバ103と結合するようにされている。一般的に
は、固定側はN個であり、1:Nの光スイッチが構成さ
れるが、固定側をN側コネクタ、移動側をマスタコネク
タと呼ぶこともある。
【0004】このような装置においては、まず、移動側
コネクタ102の保持手段の位置調整を行なう。挿入位
置を決めるためには、移動側コネクタ102の中心が挿
入ポートであるスリーブ105の中心に一致するまで保
持手段を移動し、その時のスリーブ105の座標を装置
に記憶させておく。また、挿入量を決めるためには、光
接続損失を測定しながら、保持手段を前進させて、移動
側コネクタ102をスリーブ105に徐々に挿入してい
き、光接続損失が規定値以下となる挿入量を決め、その
座標を装置に記憶させている。接続にあたっては、指示
された固定側コネクタ104に基づいて、位置調整によ
り記憶させた座標と挿入量を装置から読み出して保持手
段を制御するようにしている。
【0005】図6は、図10で説明した光コネクタ結合
装置の一例の一部断面図である。図中、61は固定側コ
ネクタ、62は固定側コネクタ用アダプタ、63は割ス
リーブ、64はアダプタボード、65は移動側コネク
タ、66は移動側コネクタ保持具である。
【0006】アダプタボード64には、光ファイバの本
数分の孔が設けられ、アダプタボード64の一方の面に
設けられた固定側コネクタ用アダプタ62の凸部が、該
孔を貫通している。固定側コネクタ用アダプタ62に
は、その凸部に対応して貫通孔が設けられ、その内部に
は割スリーブ63が設けられている。複数の固定側コネ
クタ61は、固定側コネクタ用アダプタ62のそれぞれ
所定の貫通孔に挿入される。完全に挿入された状態で、
固定側コネクタ61のフェルールが、割スリーブ63の
中間に来るように保持される。
【0007】一方、移動側コネクタ65は、移動側コネ
クタ保持具66に保持される。そして、監視システムな
ど、図示しないシステムからの指令に基づき、図示しな
い駆動装置によって、アダプタボード64上の結合すべ
き光ファイバの位置まで移動側コネクタ保持部66は移
動される。そして、移動側コネクタ65のフェルール
を、固定側コネクタ用アダプタ62の貫通孔に挿入す
る。該貫通孔内の割スリーブ63内において、移動側コ
ネクタ65のフェルールと選択された固定側コネクタ6
1のフェルールが結合される。
【0008】図7は、固定側コネクタ用アダプタの外観
図であり、(A)図は正面図、(B)図は側面図であ
る。図中、71は凸部である。上述したように、凸部7
1は、アダプタボード64の孔部に挿入され、凸部71
内に開けられた貫通孔に移動側コネクタ65のフェルー
ルが挿入される。凸部71の設けられている面の反対側
の面から、固定側コネクタ61が挿入されており、凸部
側から挿入される移動側コネクタ65と結合される。
【0009】図8は、固定側コネクタの説明図であり、
(A)図は一部断面側面図、(B)図は平面図、(C)
図は背面図である。図中、81はフェルール、82はプ
ラグフレームである。フェルール81は、破線で図示さ
れているようにプラグフレーム82内に挿入され、フェ
ルール81がプラグフレーム82の先端から突出してい
る。この突出部が固定側コネクタ用アダプタ内の割スリ
ーブに挿入される。また、プラグフレーム82は、固定
側コネクタ用アダプタ内に固定される。
【0010】図9は、移動側コネクタの説明図であり、
(A)図は一部断面側面図、(B)図は平面図、(C)
図は背面図である。図中、91はフェルール、92はプ
ラグフレームである。図9と同様、フェルール91は、
破線で図示されているようにプラグフレーム92内に挿
入され、フェルール91がプラグフレーム92の先端か
ら突出しているが、固定側コネクタに比べ、突出量が多
くなっている。この突出部が固定側コネクタ用アダプタ
の凸部に設けられた貫通孔に挿入され、割スリーブ内で
固定側コネクタと接続される。また、このマスタプラグ
は、図6に図示されているように移動側コネクタ保持具
66に固定される。
【0011】このような従来の装置においては、固定側
コネクタのプラグフレーム82のために、フェルールの
配列ピッチを小さくすることに限界があり、小ピッチ方
向で6mm、大ピッチ方向で12mm程度が限界であっ
た。このため、光コネクタ結合装置を、さらに小型で多
数の光ファイバの選択を可能にすることは難しかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、小型で多数
の光ファイバの選択が可能な光コネクタ結合装置の作成
を可能とする、フェルール配列部材及びフェルール保持
具を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、外形が多角形の断面を有するフェルールホルダーが
設けられたフェルールを複数個配列するためのフェルー
ル配列部材において、フェルールホルダー前面が当接す
る当接部材と、フェルールホルダー後面とフェルール配
列部材後部との間に挿入された弾性部材と、前記フェル
ールホルダーを上下から挟持する上部部材と下部部材を
有し、前記上部部材と下部部材は、複数個配列されたフ
ェルールに対して共通に設けられて、前記複数個のフェ
ルールが配列された状態で前記複数のフェルールホルダ
ーを上下から挟持して、前記フェルールホルダーの回転
を抑止することを特徴とするものである。また、請求項
2に記載の発明は、請求項1に記載のフェルール配列部
材において、前記フェルールのそれぞれが挿入される割
スリーブを有し、前記割スリーブの各々に割スリーブの
回転止めを有することを特徴とするものである。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のフェルール配列部材において、前記複数のフ
ェルールの配列ピッチが、前記多角形のフェルールホル
ダーの対面間隔まで小さいことを特徴とするものであ
る。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のフェルール配列部材によって配列されたフェルールに
対向して配置され、位置決めを行なって、前記複数のフ
ェルールの1つと結合する移動側コネクタのフェルール
を保持するフェルール保持具において、該フェルール保
持具内に、割スリーブと割スリーブの回転止めを有する
ことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、フェルールホ
ルダー前面が当接する当接部材と、フェルールホルダー
後面とフェルール配列部材後部との間に挿入された弾性
部材とによって前後方向のズレを防止するとともに、移
動側コネクタとの結合を確実にしている。さらに、外形
が多角形の断面を有するフェルールホルダーが設けられ
たフェルールを、複数個配列されるフェルールに共通し
て設けられた上部部材と下部部材とにより、複数個のフ
ェルールが配列された状態で複数のフェルールホルダー
を上下から挟持することで、フェルールホルダーの回転
を抑止して、フェルールの回転を防止し、初期設定の偏
心方向を保持することができる。これにより、従来用い
られていたプラグフレームを不要として、複数のフェル
ールを1つのフェルール配列部材内に高密度に配列する
ことができる。フェルールの配列ピッチは、請求項3に
記載の発明のように、多角形のフェルールホルダーの対
面間隔まで小さくすることができる。また、請求項2記
載の発明によれば、フェルールのそれぞれが挿入される
割スリーブを有し、フェルール配列部材内に割スリーブ
に回転止めを設けることにより、プラグフレームなしで
も、コネクタ結合時における結合特性の安定化を図るこ
とが可能となり、フェルールの配列ピッチを小さくする
ことができる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載のフェルール配列部材によって配列されたフェル
ールに対向して配置され、位置決めを行なって、前記複
数のフェルールの1つと結合する移動側コネクタのフェ
ルールを保持するフェルール保持具において、該フェル
ール保持具内に、割スリーブと割スリーブの回転止めを
有することにより、プラグフレームなしでも、コネクタ
結合時における結合特性の安定化を図ることが可能とな
るとともに、移動側コネクタのフェルールのみにを割ス
リーブを設ければよく、固定側コネクタのフェルールに
割スリーブを設けるのに比べて、割スリーブの数を少な
くできるという利点がある。
【0018】
【実施例】図1は本発明のフェルール配列部材の一実施
例を示す斜視図である。図中、1は下部部材、2は上部
部材、3は後部部材、4は前面パネル、5は当接部材、
6はバネ、7はフェルール、8はフェルールホルダー、
9は割スリーブ、10は回転止め、11は回転止め受け
である。
【0019】フェルール配列部材は、下部部材1、上部
部材2、後部部材3および前面パネル4よりなり、下部
部材1と上部部材2によりフェルールを挟む構造になっ
ている。フェルール配列部材の下部部材1および上部部
材2には、各フェルール7が並べられるように、形状に
合わせた凹部溝を成形してある。図1において、凹部溝
に載置されるフェルール7が分かるように、上部部材2
および前面パネル4の左半分を切ってある。凹部溝の最
左端はフェルールを載置せず、凹部溝の形状が分かるよ
うにしてある。凹部溝の奥の部分にはフェルール7に設
けられたフェルールホルダー8が配置され、フェルール
ホルダー8の前面は、凹部溝に形成された当接部材5の
側面に当接している。当接部材5の上面には、フェルー
ル7のスリーブが載置される。この凹部溝によってフェ
ルールの左右方向の位置ズレを防止している。フェルー
ル7を凹部溝に載置した状態が、左から2番目の状態で
ある。
【0020】凹部溝の当接部材5よりも手前側は一段低
くなっており、その部分に割スリーブ9が載置される。
フェルール7のスリーブは、割スリーブ9内に挿入され
ている。割スリーブ9の奥側の端面は、当接部材5の端
面に当接される。また、割スリーブ9の手前側の端面
は、前面パネル4により押さえられ、当接部材5ととも
に前後方向の位置ズレが生じないように固定される。さ
らに、割スリーブ9は、回転止め10に設けられている
爪により、回転が抑止されている。回転止め10は、下
部部材1および上部部材2に設けられた回転止め受け1
1に差し込まれている。この状態が、左から3番目であ
る。
【0021】さらに、フェルールホルダー8と後部部材
3との間には、弾性部材としてバネ6が設けられ、フェ
ルールを前方へ押している。この状態が、左から4番目
である。この状態で、上部部材2により上からフェルー
ル7全体が挟まれ、押さえられる。
【0022】図2は、フェルールの回転防止構造の説明
図である。下部部材1および上部部材2によって挟まれ
たフェルールの一部に設けられているフェルールホルダ
ー8の断面が、多角形状をなしているため、回転が抑止
されることとなる。図2では、フェルールホルダー8は
8角形の断面形状を有しているが、これに限らず、対向
する面が存在する形状であればよい。
【0023】このようにして、従来用いていたプラグフ
レームを用いずに、配列ピッチを小さくして、多数のフ
ェルールを配置することができる。また、フェルールホ
ルダーの回転が抑止され、さらに割スリーブの回転止め
を内蔵することによって、繰り返しコネクタが結合され
ても、安定した光学特性を保証できる。
【0024】図1、図2に示したフェルール配列部材の
具体例につき説明する。配列するフェルールに設けられ
ているフェルールホルダー8は、外径が3.36mm、
対向する面の間隔が3.1mmのものを用い、複数本を
フェルール配列部材内に格納した。フェルール配列部材
は、厚さが7mmで、フェルールの配列ピッチを4mm
とすることができた。また、フェルール配列部材の下部
部材1と上部部材2との間隔は、フェルールホルダーの
対向する面の間隔よりも大きく、外径よりも小さな寸法
として、3.2mmとすることにより、フェルールの回
転を抑止することができた。また、構造的にも簡単であ
るため、組立も容易であった。
【0025】図3は、本発明のフェルール配列部材の一
実施例とともに用いられるフェルール保持具の斜視図で
ある。図中、31はフェルール、32はフェルールホル
ダー、33はフェルール保持具、34は移動ステージで
ある。
【0026】フェルール31はフェルール保持具33に
固定され、さらにフェルール保持具33は移動ステージ
34に固定されている。移動ステージ34により、フェ
ルール配列部材内の、結合すべき固定側フェルールの位
置に、フェルール31を移動する。そして、フェルール
配列部材内の割スリーブ9へ、フェルール31を挿入
し、固定側フェルールと結合する。フェルール保持具3
3は、図6における移動側コネクタ保持具66に対応す
るものであるが、プラグフレームのないマスタフェルー
ル31自体を保持する点で移動側コネクタ保持具66と
相違する。マスタフェルール31に付加されている多角
形のフェルールホルダー32を、挟み込むように固定す
ることでマスタフェルール31の回転を抑止している。
このように、プラグフレームを用いずに、フェルールを
フェルール保持具に固定できるから、フェルール保持具
を小型化することができる。
【0027】図4は、本発明のフェルール配列部材の他
の実施例の斜視図である。図中、41はケーシング部
材、42は後部部材、43はバネ、44はフェルール、
45はフェルールホルダーである。図示したフェルール
配列部材では、部材内のフェルールの状態が分かるよう
に、上部を一部破断してある。
【0028】この実施例のフェルール配列部材は、後述
する図5に示されているフェルール保持具とともに用い
られ、前述の実施例ではフェルール配列部材内にあった
割スリーブを、マスタ側のフェルール保持具に内蔵する
ように構成している。そのため、フェルール配列部材に
は、割スリーブおよび回転止めはなく、そのための構成
も不要となっている。
【0029】ケーシング部材41の前面には、フェルー
ル44が突出する複数の孔が開けられている。フェルー
ル44は、ケーシング部材41の後方から挿入し、該孔
を通して前面に突出させる。この突出したスリーブは、
後述するマスタ側のフェルール保持具に内蔵された割ス
リーブ内に挿入される。
【0030】フェルール44に付加されているフェルー
ルホルダー45は、その先端がケーシング部材41の前
面部に当接している。ケーシング部材41の前面部は、
図1における当接部材5と同様の働きを兼ねている。ま
た後部には弾性部材としてのバネ43が、後部部材42
との間に設けられてフェルールホルダー45を前に押し
ている。これらの部材によって、フェルール44の前後
の位置ズレを防いでいる。さらに、フェルールホルダー
45は多角形状をなしており、ケーシング部材41の上
下の面で挟まれ、フェルール44の回転を防止してい
る。このようにして、プラグフレームを用いずに、フェ
ルールを多数実装することができる。
【0031】図5は、本発明のフェルール配列部材の他
の実施例ともに用いられるフェルール保持具の斜視図で
ある。図中、51はフェルール、52はフェルールホル
ダー、53はフェルール保持具、54は移動ステージ、
55は割スリーブ、56は回転止め、57は回転止め受
け、58は押さえ部材である。
【0032】この例では、割スリーブをフェルール保持
具内に内蔵している。フェルール保持具53には、フェ
ルール51および割スリーブ55が配置される凹部が形
成されており、それぞれの凹部は仕切られている。割ス
リーブ55の配置される凹部の中間には回転止め受け5
7が設けられている。割スリーブ55が凹部に配置さ
れ、回転止め受け57に回転止め56が挿入される。こ
の回転止め56によって、割スリーブ55はその回転が
抑止される。割スリーブ後方より仕切を通してフェルー
ル51のスリーブが割スリーブに挿入される。フェルー
ル51に付加されているフェルールホルダー52が仕切
りに当接するまで挿入されると、フェルール51のスリ
ーブは、割スリーブの中間で止まる。フェルールホルダ
ー52は後部を押さえ部材58により押さえられ、仕切
りとともに前後位置が固定される。また、フェルールホ
ルダー52は、多角形状をなしているので、凹部側壁に
よって挟持されることにより、その回転が抑止される。
【0033】この実施例に示されたフェルール保持具
は、図3に示されたフェルール保持具と同様に、移動ス
テージ54に固定されており、フェルール配列部材内の
結合すべき固定側フェルールの位置に移動される。そし
て、割スリーブ55内にフェルール配列部材から突出し
ているフェルールが挿入されるように、フェルール保持
具が移動され、フェルールが結合される。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、フェルール配列部材は複数のフェルールをフ
ェルール配列部材内に保持できるため、従来の方式に比
べてフェルールの配列ピッチを小さくできる。また、フ
ェルールホルダーの回転を抑止し、割スリーブの回転止
めを内蔵することによって、繰り返してコネクタを結合
しても、安定した光学特性を提供できる。
【0035】そして、本発明に係わるフェルール配列部
材を用いて光ファイバ結合装置を構成することにより、
従来の装置に比べて小型で、高密度の実装が可能とな
り、光学特性の安定した装置を実現することができる、
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフェルール配列部材の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】フェルールの回転防止構造の説明図である。
【図3】本発明のフェルール配列部材の一実施例ととも
に用いられるフェルール保持具の斜視図である。
【図4】本発明のフェルール配列部材の他の実施例の斜
視図である。
【図5】本発明のフェルール配列部材の他の実施例とも
に用いられるフェルール保持具の斜視図である。
【図6】従来の光コネクタ結合装置の一例の一部断面図
である。
【図7】図6の固定側コネクタ用アダプタの外観図であ
る。
【図8】図6の固定側コネクタの説明図である。
【図9】図6の移動側コネクタの説明図である。
【図10】従来の光コネクタ結合装置の基本的構成を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 下部部材 2 上部部材 3 後部部材 4 前面パネル 5 当接部材 6 バネ 7 フェルール 8 フェルールホルダー 9 割スリーブ 10 回転止め 11 回転止め受け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼杉 英利 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 鈴木 秀喜 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 有本 和彦 東京都大田区大森西七丁目6番31号 住 電オプコム株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−99016(JP,A) 特開 平2−125599(JP,A) 特開 平3−252612(JP,A) 特開 平2−33110(JP,A) 特開 昭56−161505(JP,A) 特開 平5−45542(JP,A) 特開 平5−34549(JP,A) 特開 平3−167508(JP,A) 特開 平1−211717(JP,A) 特開 昭63−265207(JP,A) 特開 昭63−172106(JP,A) 実開 平3−117212(JP,U) 実開 平5−71804(JP,U) 実開 昭62−30564(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/36 - 6/40 G02B 6/24 G02B 26/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形が多角形の断面を有するフェルール
    ホルダーが設けられたフェルールを複数個配列するため
    のフェルール配列部材において、フェルールホルダー前
    面が当接する当接部材と、フェルールホルダー後面とフ
    ェルール配列部材後部との間に挿入された弾性部材と、
    前記フェルールホルダーを上下から挟持する上部部材と
    下部部材を有し、前記上部部材と下部部材は、複数個配
    列されたフェルールに対して共通に設けられて、前記複
    数個のフェルールが配列された状態で前記複数のフェル
    ールホルダーを上下から挟持して、前記フェルールホル
    ダーの回転を抑止することを特徴とするフェルール配列
    部材。
  2. 【請求項2】 前記フェルールのそれぞれが挿入される
    割スリーブを有し、前記割スリーブの各々に割スリーブ
    の回転止めを有することを特徴とする請求項1に記載の
    フェルール配列部材。
  3. 【請求項3】 前記複数のフェルールの配列ピッチが、
    前記多角形のフェルールホルダーの対面間隔まで小さい
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のフェルール
    配列部材。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のフェルール配列部材に
    よって配列されたフェルールに対向して配置され、位置
    決めを行なって、前記複数のフェルールの1つと結合す
    る移動側コネクタのフェルールを保持するフェルール保
    持具において、該フェルール保持具内に、割スリーブと
    割スリーブの回転止めを有することを特徴とするフェル
    ール保持具。
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