JP3303595B2 - 照明装置及びそれを用いた観察装置 - Google Patents

照明装置及びそれを用いた観察装置

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JP3303595B2
JP3303595B2 JP09180295A JP9180295A JP3303595B2 JP 3303595 B2 JP3303595 B2 JP 3303595B2 JP 09180295 A JP09180295 A JP 09180295A JP 9180295 A JP9180295 A JP 9180295A JP 3303595 B2 JP3303595 B2 JP 3303595B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は照明装置及びそれを用い
た観察装置に関し、特にレチクル(マスク)面上に形成
されているIC,LSI等の微細な電子回路パターンを
投影レンズ系(投影光学系)によりウエハ面上に投影し
露光するときに、レチクル面上やウエハ面上の状態(ア
ライメントマーク)を観察し、これによりレチクルとウ
エハとの位置合わせを行い、高集積度の半導体デバイス
を製造する際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体素子製造用の縮小投影型
の露光装置では、第1物体としてのレチクルの回路パタ
ーンを投影レンズ系により第2物体としてのウエハ上に
投影し露光する。このとき投影露光に先立って観察装置
(検出手段)を用いてウエハ面を観察することによりウ
エハ上のアライメントマークを検出し、この検出結果に
基づいてレチクルとウエハとの位置整合、所謂アライメ
ントを行っている。
【0003】このときのアライメント精度は観察装置の
光学性能に大きく依存している。この為、観察装置の性
能は露光装置において重要な要素となっている。
【0004】特に最近は位相シフトマスクや変形照明等
により高集積度の半導体デバイスを製造する露光装置が
種々と提案されており、このような露光装置において
は、より高いアラメント精度が要望されている。
【0005】従来より露光装置では、ウエハ面上の位置
情報を得るためのウエハアライメントマーク(ウエハマ
ーク)の観察方式として、主に次の3通りの方式が用い
られている。
【0006】(1-イ)非露光光を用い、かつ投影レンズ系
を通さない方式(OFF-AXIS方式) (1-ロ)露光光を用い、かつ投影レンズ系を通す方式(露
光光TTL方式) (1-ハ)非露光光を用い、かつ投影レンズ系を通す方式
(非露光光TTL方式) これらの各方式のうち、例えば本出願人は特開平3−6
1802号公報で、非露光光TTL方式の観察装置を利
用してアライメント系を提案している。
【0007】同公報ではウエハ面上のアライメントマー
ク(ウエハマーク)の光学像をCCDカメラ等の撮像素
子上に結像し、該撮像素子から得られる画像情報を処理
してウエハマークの位置を検出している。
【0008】又、本出願人は特開昭62−232504
号公報においてウエハマークの光学像をCCDカメラで
結像し、該CCDカメラで得た画像情報を2値化し、そ
の2値化画像中の特定画像パターンの位置座標をテンプ
レートを用いたテンプレートマッチング処理を行うこと
によりウエハマークの位置を検出する位置検出装置を提
案している。
【0009】図13は従来の観察装置を有した露光装置
の要部概略図である。同図において8は第1物体として
のレチクルでレチクルステージ10に載置されている。
3は第2物体としてのウエハであり、その面上にはアラ
イメント用のマーク(AAマーク)4が設けられてい
る。5は投影光学系で投影レンズ系よりなり、レチクル
(マスク)8面上の回路パターン等をウエハ3面上に投
影している。
【0010】9は照明系であり、露光光でレチクル8を
照明している。2はθ,Zステージでウエハ3を載置し
ており、ウエハ3のθ回転及びフォーカス調整、即ちZ
方向の調整を行っている。θ,Zステージ2はステップ
動作を高精度に行う為のXYステージ1上に載置されて
いる。XYステージ1にはステージ位置計測の基準とな
る光学スクウェアー(バーミラー)6が置かれており、
この光学スクウェアー6をレーザ干渉計7でモニターし
ている。
【0011】レチクル8とウエハ3との位置合わせ(ア
ライメント)は予め位置関係が求められている後述する
基準マーク17に対して各々位置合わせを行うことによ
り間接的に行っている。101は検出手段であり、レチ
クル8とウエハ3との相対的位置を検出する為の照明系
と観察系とを有している。
【0012】同図においてはハロゲンランプと楕円ミラ
ーより成る光源手段14aからの光束をファイバー14
bで導光し、ファイバー14bの出射面14cより射出
させている。出射面14cから出射した非露光光(検出
光)は順にレンズ15,ビームスプリッター16,対物
レンズ12,ミラー11,投影レンズ系5を経て、ウエ
ハ3上のAAマーク(アライメントマーク)4を照明す
る。ウエハ3上のAAマーク4の観察像情報は順に投影
レンズ5,ミラー11,対物レンズ12,ビームスプリ
ッター16,ビームスプリッター20,エレクターレン
ズ21を経てCCDカメラ22上に結像する。
【0013】投影レンズ系5はレチクル8上に描かれた
電子回路のパターンをウエハ3上に投影する為に、露光
光に対して良好に補正されている。この為非露光光が投
影レンズ系5を通過した際、各種の収差が発生する。
【0014】同図においては投影レンズ系5で発生した
諸収差を対物レンズ12で補正し、これにより良好なA
Aマーク4の観察像がCCDカメラ22上に形成される
ようにしている。
【0015】一方、基準マーク17は基準マーク照明用
のLEDより成る光源19から出射した光をレンズ18
により集光して照明され、ビームスプリッター20、エ
レクターレンズ21を経てCCDカメラ22上に結像す
る。
【0016】このCCDカメラ22上に結像したウエハ
3上のAAマーク4の観察像のCCDカメラ22上の位
置を不図示の信号処理装置で計測し、同じく信号処理装
置で計測したCCDカメラ22上に結像し、常に固定さ
れている基準マーク17の投影像の位置とを比較するこ
とによって正確なXYステージ1の位置情報を得て、こ
れにより高精度のアライメントを行っている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来よりウエハ面上の
AAマークを観察する像観察方法の光源としては、ハロ
ゲンランプやHe−Neレーザ等の安定したものを使用
している場合が多い。この光源から発した光をファイバ
ーで導光して光学系を透過し、検出物体であるウエハの
アライメントマーク(AAマーク)を照明している。
【0018】このときのアライメントマークの照明の性
能を評価する要素として後述する2つの均一性があり、
高精度のアライメントの検出の為には両方の均一性が重
要となっている。このうちの1つは (イ)照射面での均一性 である。これは一般に照度ムラと呼ばれており、照射面
上での強度の均一性である。もう1つは、 (ロ)瞳面での均一性 であり、高精度のアライメントの為には必要不可欠なも
のである。瞳面での均一性を照射面(=観察面)で表現
すると照射面における照明光の各角度ごとの強度の均一
性である。
【0019】アライメントにとっては瞳面での強度の均
一性の中で検出方向の回折光の飛ぶ方向に対する対称性
が最も重要である。もしこの瞳面での強度が非対称であ
ると、結像系の光学系にコマ収差がなくても結像したア
ライメントマークのCCDカメラ等で受光した信号波形
には非対称な歪みが生じてしまう。この歪みはアライメ
ントのオフセットを発生させ、ウエハ内の薄膜の厚さの
ばらつきのような不均一性がある時にはアライメント精
度のばらつき(3σの悪化)の原因となる。実際にはこ
の2つの不均一性が分離されずに重なって観察される。
【0020】次に図14〜図19を用いて観察視野の中
のアライメントマークを検出する時の検出波形が均一に
ならない場合について説明する。
【0021】図14〜図16に示すようにCCDカメラ
の画面内で夫々左部、中央部、右部に同じアライメント
マークを移動させて観察する。この時の検出波形を夫々
図17〜図19に示す。アライメントマークの位置が図
15の中央部では検出波形は対称(ピーク220,22
1が同じ)で図14の左部では歪んでおり(ピーク22
1がピーク222より大きい)、図16の右部でも歪ん
でいて、その歪方向が左部と反転している(ピーク22
5の方がピーク224より大きい)。これは瞳面の不均
一性が照射面の位置で異なっていることによるものであ
る。
【0022】このように像観察方法の問題点として前述
の非対称の信号だけでなく、観察視野の中での波形が均
一にできない現象も発生していて、アライメント精度の
劣化の要因となっている。
【0023】最近の自動重ね合わせ装置の評価方法とし
て、この観察視野の中の不均一性をTIS (Tool Induced
Offset) と呼んで定量化している。この視野の中での検
出波形が均一にならない現象の原因の1つとしては照明
系で用いているファイバーの角度特性の不均一性があ
る。
【0024】図20にファイバー229の角度特性が均
一の場合を、一方図21に不均一の場合を示す。図21
の不均一の場合にはファイバー230の中央部の光束2
35では両方の角度に光線は広がっているが、上部の光
束234では下側だけ、下部の光束236では上側だけ
に光線が広がっている。
【0025】もしこのファイバー230を照明系の瞳面
に配置して、ケーラー照明を行うと、図22のように観
察物体240の左側241は右からだけ、右側243は
左からだけ光が当たることになる。もしアライメントマ
ークの段差構造の為に、散乱特性に指向性があったり、
観察系に球面収差があると(設計値又は製造誤差で)光
束の分布に偏りがある場合には、あたかもコマ収差があ
るように検出波形は歪んでしまう。検出波形に歪が発生
すると正しくアライメントマークの位置を計測できなく
なり、アライメント精度が劣化してくる。
【0026】一般にこのファイバーの不均一性をなくす
ことは大変難しい。従来よりファイバーを用いた時の不
均一性をなくす方法が種々と提案されている。例えば米
国特許第 4497015号では2つのハエの眼レンズを用いて
2つの均一性を良好に保った露光装置の照明系を提案し
ているが、観察系が大型化及び複雑化してくる傾向があ
った。
【0027】又、図23に示すようにファイバー230
の出射面にオプティカルパイプ(オプティカルロッド)
251を設けて均一化する方法が提案されている。しか
しながら、この方法は図に示す光線252のように使用
している光束の角度が少ないとオプティカルパイプ25
1の横で反射しない光線を使用することになり、均一化
できる効果が少なくなってくるという問題点があった。
【0028】又、照明系の光路中に拡散板を配置する方
法では拡散板では光量が半分悪い時には五分の一以下に
なり、光源として高出力のものを使用しなければならな
いといった問題があった。
【0029】又、実公昭63−44813号公報では像
面と瞳面の共役な位置に2つ拡散板を設ける照明方法が
提案されているが、この方法では光量低下が大きくなる
という問題点があった。
【0030】またレモンスキンフィルターや無反射ガラ
スと称する高効率の拡散板を用いる方法があるが、この
方法は通常の拡散板を用いるより光の利用効率が良い
が、それでも全体として光の利用効率が半分以下となっ
てしまうという問題点があった。
【0031】本発明は、第1物体(レチクル)や第2物
体(ウエハ)等の物体面を光の利用効率を高く維持しつ
つ照明することができる照明装置、又物体面上のアライ
メントマークを良好に観察することができる観察装置、
又レチクルとウエハとの位置合わせを高精度に行うこと
ができ、レチクル面上のパターンをウエハ面上に高い解
像力で投影することのできる投影露光装置、又該投影露
光装置を用いて半導体デバイスを高スループットで製造
することができる半導体デバイスの製造方法等の提供を
目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の照明装
置は、光源からの光を照明系により物体面に照射する照
明装置において、前記照明系の前記物体面と光学的に共
役な位置及び瞳の位置に入射光の広がり角を大きくして
射出させるホログラムを有することを特徴としている。
【0033】請求項2の発明の照明装置は、光源からの
光を照明系により物体面に照射する照明装置において、
前記照明系は、前記光源からの光を導光するファイバー
束と該ファイバー束の光射出面側に配置したオプティカ
ルパイプと、前記照明系の瞳の位置に配置した入射光の
広がり角を大きくして射出させるホログラムとを有する
ことを特徴としている。
【0034】請求項3の発明の照明装置は、光源からの
光束を照明系により物体面に照射する照明装置におい
て、前記照明系の瞳の位置に光の角度ごとの強度を均一
化するホログラムを有することを特徴としている。
【0035】請求項4の発明の照明装置は、請求項3に
記載の照明装置において、前記照明系の前記物体面と光
学的に共役な位置に光の角度ごとの強度を均一化するホ
ログラムを更に有することを特徴としている。
【0036】請求項5の発明の照明装置は、請求項4に
記載の照明装置において、前記光源からの光束を導光す
るファイバー束と、該ファイバー束の光射出面側に配置
したオプティカルパイプとを更に有することを特徴とし
ている。
【0037】請求項6の発明の観察装置は、請求項1〜
5のいずれか1項に記載の照明装置により物体面を照明
し、該照明された物体面を観察系により観察することを
特徴としている。
【0038】請求項7の発明の投影露光装置は、露光光
で照明した第1物体のパターンを投影光学系により第2
物体に投影する投影露光装置において、請求項6に記載
の観察装置を有し、該観察装置により前記第1物体及び
/又は前記第2物体を観察することを特徴としている。
【0039】請求項8の発明のデバイス製造方法は、請
求項7に記載の投影露光装置によりレチクルのパターン
でウエハを露光する段階と、該露光したウエハを現像す
る段階とを含むことを特徴としている。
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【実施例】図1は本発明を半導体素子製造用の投影露光
装置に適用したときの実施例1の光学系の要部概略図で
ある。
【0065】図2は図1の照明系のみの光学系を抽出し
て薄肉系5群で表示した時の説明図である。図2におい
て点線は照明系の瞳の共役関係を示し、実線は物体面4
の共役関係を示している。
【0066】図1において8は第1物体としてのレチク
ルでレチクルステージ10に載置されている。3は第2
物体としてのウエハであり、その面上にはアライメント
用のマーク(AAマーク)4が設けられている。5は投
影光学系で投影レンズ系よりなり、レチクル(マスク)
8面上の回路パターン等をウエハ3面上に投影してい
る。投影レンズ系5はレチクル8側とウエハ3側で共に
テレセントリック系となっている。
【0067】9は露光用の照明系であり、露光光でレチ
クル8を照明している。2はθ,Zステージでウエハ3
を載置しており、ウエハ3のθ回転及びフォーカス調
整、即ちZ方向の調整を行っている。θ,Zステージ2
はステップ動作を高精度に行う為のXYステージ1上に
載置されている。XYステージ1にはステージ位置計測
の基準となる光学スクウェアー(バーミラー)6が置か
れており、この光学スクウェアー6をレーザ干渉計7で
モニターしている。
【0068】本実施例におけるレチクル8とウエハ3と
の位置合わせ(アライメント)は予め位置関係が求めら
れている後述する基準マーク17に対して各々位置合わ
せを行うことにより間接的に行っている。又は実際レジ
スト像パターン等をアライメントを行って露光を行い、
その誤差(オフセット)を測定し、それ以後のその値を
考慮してオフセット処理している。
【0069】次にウエハ3面のAAマーク4の位置検出
を非露光光TTL方式で行う検出手段101の各要素に
ついて説明する。尚、本実施例においては露光光TTL
方式やOFF-AXIS方式も適用可能である。
【0070】14aはマーク4の検出用(照明用)の光
源手段であり、露光光の波長とは異なる波長の光束(非
露光光)を発するハロゲンランプ14a1と楕円ミラー
14a2から成っている。14bはファイバー(バンド
ルファイバー)であり、光源手段14aからの光束を導
光し、出射面14cから射出している。
【0071】15(L1)はレンズであり、ファイバー
14bの出射面14cからの光束(検出光)を集光して
ホログラムH1を介してレンズL2に入射させている。
L2に入射後、ビームはH2に入射する。H2はホログ
ラムであり、レンズL2とビームスプリッター16との
間に配置している。その後、対物レンズ12に入射す
る。
【0072】ここで図2に示すように、ホログラムH1
は照射面(物体面)としてのウエハ3と光学的な共役面
Fsに設けている。又ホログラムH2は照明系の瞳面
(出射面1cに相当)As又はそれと光学的な共役面
As1 に設けている。
【0073】ビームスプリッター16で反射した光は対
物レンズ12で集光し、ミラー11で反射させ、投影レ
ンズ系5を介してウエハ3面上のマーク4に導光して照
明している。ファイバー14b,レンズ15,対物レン
ズ12等は照明系の一要素を構成している。
【0074】19は基準マーク17の照明用の光源でL
ED等から成っている。18はレンズである。光源19
からの光束はレンズ18で集光し、基準マーク17に導
光し、照明している。20は基準マーク用のビームスプ
リッターであり、基準マーク17からの光束を反射させ
てエレクターレンズ21に入射している。エレクターレ
ンズ21は基準マーク17及びウエハ3面上のマーク4
を各々CCDカメラ22の撮像面に結像している。
【0075】本実施例における検出手段101は以上の
各要素を有している。尚、対物レンズ12,エレクター
レンズ21,CCDカメラ22等は観察系の一要素を構
成している。
【0076】本実施例において光源手段14aから出射
した非露光光(照明光)は順にレンズ15,ホログラム
H1,レンズL2,ホログラムH2,ビームスプリッタ
ー16,レンズL3,ミラー11,投影レンズ系5を経
て、ウエハ3上のAAマーク4を照明する。ウエハ3上
のAAマーク4の観察像情報は、順に投影レンズ5、ミ
ラー11,レンズL3,ビームスプリッター16,ビー
ムスプリッター20,エレクターレンズ21を経てCC
Dカメラ22上に結像する。
【0077】投影レンズ系5はレチクル8上に描かれた
電子回路のパターンをウエハ3上に投影する為に、露光
光に対して良好に補正されている。この為非露光光が投
影レンズ系5を通過した際、各種の収差が発生する。
【0078】本実施例においては投影レンズ系5で発生
した諸収差を対物レンズ12で補正している。これによ
り良好なAAマーク4の観察像がCCDカメラ22上に
形成されるようにしている。
【0079】一方、基準マーク17は基準マーク照明用
のLEDより成る光源19から出射した光をレンズ18
により集光して照明され、ビームスプリッター20、エ
レクターレンズ21を経てCCDカメラ22上に結像す
る。
【0080】このCCDカメラ22上に結像したウエハ
3上のAAマーク4の観察像のCCDカメラ22上の位
置を不図示の信号処理装置で計測し、同じく信号処理装
置で計測したCCDカメラ22上に結像し、常に固定さ
れている基準マーク17の投影像の位置とを比較するこ
とによって正確なXYステージ1の位置情報を得て、こ
れによりレチクル8とウエハ3との高精度のアライメン
トを行っている。
【0081】そしてレチクル8とウエハ3とのアライメ
ントが終わったらレチクル8面上の回路パターンをウエ
ハ3上に投影露光し、その後ウエハ3を現像処理工程を
介して半導体デバイスを製造している。
【0082】本実施例では照射面(物体面)4と共役な
位置Fsに入射光を必要とする角度のみ広げるホログラ
ムH1と、照明系の瞳面14cと共役な位置As1に入
射光を必要とする角度のみ広げるホログラムH2を配置
している。
【0083】次に本実施例で用いているホログラムの光
学的作用について説明する。図3はホログラムHに平行
光を入射した場合の光路の説明図である。ホログラムH
は平行光SLを角度±θH に回折し、光束SLUPと光束
SLLOW として広げている。図4はこのホログラムHに
ファイバーFからの光SLをレンズL1を介して入射し
た時の光路の説明図である。ファイバーFから射出した
光束SLは光学系L1により±θI の広がり角でホログ
ラムHに入射する。ホログラムHの入射角度に対する散
乱させる能力(軸外収差)が角度±θI の範囲で同じと
するとホログラムHを透過した光の広がり角は±(θI
+θH )となる。この入射した角度の中に強度差があっ
ても1つの角度ごとに角度±θH に広げられ、全体の透
過した光の角度ごとの強度は平均化されて均一化され
る。
【0084】この角度θH が大きいほど均一化される
が、実際に使用したい角度θW に比べて角度θI +θH
が大きい場合には光量ロスとなる。もちろん角度θI
大きくしても同様である。
【0085】この角度θW に対する角度θI ,θH の値
の関係は入射した角度の中の強度差による不均一性によ
るものである。言い換えればファイバーFのバラツキ方
により、最適な角度θH が異なることになり、本実施例
ではいろいろな角度θH のホログラムを用意し、これに
より実験的に最小光量損失で均一化するものを選択する
ようにしている。
【0086】次に実際の数値例を用いて具体的な角度θ
W ,θI ,θH の値の関係及び本実施例の観察系の構成
について説明する。
【0087】図1において物体面4上の像をNA0.5
で2/3インチのCCDカメラ(光電変換面6.6×
8.8mm2 )22上に光学倍率100で観察するもの
とする。物体面4上での検出可能範囲は6.6×8.8
mm2 を光学倍率で割った66×88μm2 (φ110
μm)となる。
【0088】ハロゲンランプ等の光源手段14aからの
光をバンドルファイバー14bを使用して光学系に導光
する。又ファイバーは照明系全系の瞳面に配置してケー
ラー照明を行っている。
【0089】次にこの時の照明系の構成について図2を
用いて説明する。図2では図1の投影レンズ系5を2つ
の薄肉系L4,L5として示している。レンズ群L1,
L2,L3,L4,L5の焦点距離を各々f1,f2,
f3,f4,f5とし、レンズ群Li とレンズ群Li+1
の主点間隔をei+1 ,ファイバー14bの出射面16c
からレンズ群L1までの距離をe1,レンズ群L5から
ウエハ3までの距離をe6とする。
【0090】本実施例ではこの時の焦点距離f1,f
2,f3,f4,f5と間隔e1,e2,e3,e4,
e5,e6との関係が次に示すようなカスケードな配置
(空気間隔が前後のレンズ群の焦点距離の和の関係)に
なるようにしている。
【0091】e1=f1 e2=f1+f2 e3=f2+f3 e4=f3+f4 e5=f4+f5 e6=f5 出射面14cの直径が3mmのバンドルファイバーの部
分を使用するという条件で照明系の光学系を構成する
と、全系の焦点距離fi1m は、 3/2=fi1m tan (sin-1 (0.5)) より fi1m =2.598mm となる。ファイバー14bの出射面14cの所での使用
する角度α0 は fi1m /0.11=1/(2tan α0 ) より α0 =1.21(度) となる。
【0092】2つのホログラムH1,H2は夫々ウエハ
3と共役面Fs及び照明系の瞳14cと共役面As1
配置している。このウエハ3の共役面Fsと照明系の瞳
の共役面As1 の順を逆にする(ファイバー14b側か
ら瞳の共役面As1 ,ウエハ3の共役面Fsの順に配
置)と、ウエハ3の共役面Fsに配置したホログラムH
1の形状をウエハ面3に映すことになり、照度ムラとな
ってくる。このホログラムH1,H2の広げる角度θ
1 ,θ2 は大きい値の程、平均化が行われるが光量損失
も大きくなる。
【0093】そこで入射する角度α1 ,α2 における強
度の不均一性によって最適値を決定している。ここでの
数値例として f1=f2=50, f3=384.9, f4=100, f5=10 (mm) とする。この時 α1 =1.72 α2 =1.21 (度) となる。
【0094】この時のホログラムH1,H2の光束を広
げる角度θ1 ,θ2 は最大α1 ,α2 の値となるが、フ
ァイバーFの不均一性の実績では角度θ1 ,θ2 とも
0.5〜1度程度で平均化が十分行われて、良好な結果
を得られることを確認している。この数値例ではホログ
ラムH1,H2を使用しない時でも瞳及び照射面の全て
の領域に光が当たる場合について示した。
【0095】本実施例ではもちろんこの場合だけに限る
わけではなく、ホログラムH1,H2を透過後に瞳及び
照射面の全ての領域に光が当たれば、本発明の目的を達
成することができる。
【0096】この2つのホログラムH1,H2で均一化
された光はもう一度、瞳As1 と共役な瞳面As2 で所
定の絞り径D2 で制限している。この数値例では観察系
のNAは0.5とし、照明のパーシャリーコヒーレンス
値σを1とすると、 D2 =2tan (30)*10=11.55(mm) となる。
【0097】本実施例においてこのホログラムを作成す
るにはかかるコスト、汎用性から計算ホログラフィの手
法を用いている。
【0098】このホログラムの透過率を100%に近く
するには、ホログラムの材料表面に凹凸の形状を作成
し、この段差量により位相をつける、所謂位相タイプの
ホログラムを用いるのが良い。
【0099】又、ホログラムを作成するのは実際に光学
ベンチ上でレーザを光源として作成することもできる計
算ホログラムでも良い。計算ホログラフィにする方が光
束を広げる角度や方向(一方向だけとか)そして波長変
更等を自在に変更して対応して効率が良い。
【0100】実際に使用する時に計算ホログラフィの作
成時の入射角より広い角度で入射させると所望の広がり
角とならない場合がある。この時は図示していないがフ
ァイバーの射出する光の角度が限定されない場合には
(ファイバーを透過しても、その射出角度特性は入射時
の角度特性をかなり保存している場合が多い)、レンズ
群L1又はレンズ群L2の構成中に瞳面を作ってそこに
所定の絞りAs0 を配置することにより、ホログラムH
1で±(θ1 +α1 )に広げられた光束を制限してホロ
グラムH2に入射する角度をα2 程度(ホログラムH2
透過後、均一となる様)に角度コントロールするのが良
い。
【0101】本実施例ではこのように所望の角度のみ回
折させて広げるホログラムを光路中に使用することによ
り、光量損失を最小にして均一化した光束でのウエハ3
面上のアライメントマークの観察を行っている。
【0102】特に、回折角の異なる複数のホログラムを
用いることにより照明系にファイバーを用いた時の光束
の均一化を図り、良好なる照明を行っている。
【0103】図5は本発明の実施例2の一部分である照
明系の要部概略図である。本実施例は図2の実施例1に
比べてファイバーFの出射面に1つのオプティカルパイ
プOPを設け、その出射面(照明系の瞳面)Asにホロ
グラムHを用いて均一化を図っている点が異なってお
り、その他の構成は同じである。
【0104】一般に照明用の光源にハロゲンランプ等を
使う場合にはファイバーとしてはバンドルファイバーを
使用する場合がほとんどである。バンドルフィルター
は、いくつもの単芯ファイバーにより作成され、光を透
過する部分と透過しない部分が存在する。このいくつか
の単芯ファイバーごとの透過率のばらつきや実装後に起
きた局所的な断線等により今までに述べてきたような瞳
面及び照射面での不均一性が発生し、高精度な位置合わ
せの妨げとなっている。
【0105】そこで本実施例では1つのホログラムと1
つのオプティカルパイプを使用することにより、上記問
題点を解消している。
【0106】本実施例では図5に示すようにバンドルフ
ァイバーFの射出面の直後にオプティカルパイプOPを
配置している。ファイバーFを通過し、オプティカルパ
イプOPに入射した光はオプティカルパイプOPの側面
で全反射して光量損失することなく、オプティカルパイ
プOPの端から出射する。オプティカルパイプOPの射
出端ではバンドルファイバーの射出端に見られたような
単芯ファイバーの1つ1つを区別することはできない。
【0107】このようにして単芯ファイバー1つ1つの
強度のムラをなくしている。強度のムラ取りがオプティ
カルパイプOPの目的で前述した様に、これのみで均一
化することは使用角度が小さい場合には不十分である。
【0108】そこで本実施例ではオプティカルパイプO
Pの出口を照明系の瞳面Asとし、そこにホログラムH
を配置して均一化を達成している。ホログラムHにより
曲げられる光束の角度は前述と同じく、その照明系の誤
差の発生している場合によって異なる。
【0109】2つホログラムを使用する場合、後に瞳面
As1 に配置したのと同様で観察像面の共役面のみにホ
ログラムをおいた時にはパターンが観察面に転写され、
照度ムラとなる場合がある。
【0110】そこでホログラムHを1つだけ使用する時
にはこのように照射面と共役な位置でなく、瞳面に配置
するのが良い。図6は参考実施例1の要部概略図であ
る。図7は図1の一部分の拡大説明図である。図中、図
1で示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0111】本実施例は図1の実施例1に比べて照明系
にホログラムを用いる代わりに複数の透明な半球状素子
又は/及び球状素子31(直径0.2〜1mm程度)を
筐体32内に収納した球状部材30を均一化部材として
ファイバー16bの出射面14cに設けている点が異な
っており、その他の構成は同じである。
【0112】本実施例の球状部材30は図7に示す様に
円筒状で内側をA1等の高反射率の面とした筐体32の
中に球状のガラス31を多数配置することによって構成
している。
【0113】図7に示す様にファイバー14bの出射面
14cからの光束が球状部材30に入射すると光束は球
状ガラス31により多数回、屈折する。円筒の横に行っ
た光線は側面の反射面で反射して、又は球状ガラスによ
り多数回屈折する。
【0114】このように球状ガラス31により多数回屈
折することにより球状部材30を通過してきた光線の分
布は均一となり、その位置を瞳面となる様に照明系を設
計することにより視野の中での検出波形が均一になるよ
うな観察系を構成している。
【0115】一般に照明系にファイバーとしてバンドル
ファイバーを使用とするとその充填率分でケーラー照明
した時に照明光線の存在しない角度が存在してくる。又
バンドルファイバーの一部が切れて不均一化の原因にな
ってくる。
【0116】これに対して本実施例では図7に示す構成
の球状部材30を均一化手段として用いることにより照
射面と瞳面での均一性を良好に維持した照明系を達成し
ている。
【0117】尚、本実施例において光源手段に低出力の
ものを使用したい時には球状ガラスの面を使用波長に対
しての反射防止コートをすることが良く、これによれば
高効率な均一性を得ることができる。
【0118】図8(A)は球状部材40の他の実施例の
要部概略図である。図8(B)はファイバー14bの出
射面14cに球状部材40を配置した状態を示してい
る。
【0119】本実施例では球状ガラス31を19個、六
角形の枠42の中に最密格子状に配置して球状部材40
を構成している。ファイバー14bの出射面14cの大
きさの径43より六角形の枠52を大きく取っている。
これにより枠42の内部に高反射化する膜を施すのを省
略している。
【0120】尚本実施例において球状部材40を複数
個、例えば2個,3個と重ねて出射面14cに配置して
も良い。球状部材40を均一性の要求に応じて複数個、
多段に配置すれば最適な構成で最適な均一性が得られ
る。
【0121】図9は球状部材50の他の実施例の要部概
略図である。
【0122】本実施例では大きさの異なる複数の球状素
子(同図では2種類であるが、2種類以上であっても良
い)52,53を四角枠51内に密に設けている。これ
により均一性の高い照明系の構成を容易にしている。又
四角枠51を用いることによりファイバーとの構成上の
位置合わせを容易にしている。
【0123】図10は球状部材60の他の実施例の要部
概略図である。同図において61は透明な半球状素子で
あり、これを四角枠又は六角枠等に配置して、球状部材
60を構成している。そして球状部材60を2段、半球
状素子の半径分だけ光軸と直交するX,Y方向にずらし
て配置している。同図では球状部材60を2つ用いてい
るが、2つ以上用いても良い。尚、球状あるいは半球状
の部材の代わりにセルフォックのアレイや一体成形され
たマイクロレンズアレイを使用しても良い。
【0124】図11(A)は参考実施例2の照明系の一
部分の概略図である。本実施例は図6の参考実施例1
比べて球状部材30の代わりに物体面4の共役面に図1
1(B)に示すような複数のピンホールを渦巻き状に配
置した回動可能なピンホール部材71、所謂ニポウ円盤
を配置し、該ニポウ円盤を駆動手段72で回動させて均
一化手段を構成している点が異なっており、その他の構
成は同じである。尚図11(A)において14bはファ
イバー,15はレンズであり、各々図6の各要素と対応
している。
【0125】本実施例では照明系としてケーラー照明を
利用しているが、ケーラー照明を用いると像面のフーリ
エ変換面は瞳面になる。もし像面と共役な面にピンホー
ルを配置すると、そのフーリエ変換面である瞳面では
(デルタ関数のフーリエ変換は均一分布なことから)均
一分布となる。ニポウ円盤の様に多数のピンホールを配
置した回転円盤を像面と共役な面に配置して2次元領域
の照明を行っている。そしてCCDカメラ22のチャー
ジ時間内に、例えば1回転以上する様に回転させ、これ
により2次元で且つ均一な角度特性で物体面4を照明し
ている。
【0126】尚本実施例において物体面4の照明領域が
一次元方向だけの場合には像面と共役な面に配置するピ
ンホールの代わりに一方向には長い透明部より成る回折
格子(グレーティング)を用い、それとは直交する方向
に単振動の様に移動させれば均一な照明が可能となる。
【0127】図12は参考実施例3の照明系の一部分の
概略図である。
【0128】本実施例では図6の参考実施例1に比べて
球状部材30の代わりにレンズ81とデジタルマイクロ
ミラーデバイス(以下「DMD」と言う)82を用いて
均一化手段を構成している点が異なっており、その他の
構成は同じである。
【0129】図12において14bはファイバー,15
はレンズであり、各々図6の各要素と対応している。フ
ァイバー14bの出射面14cとDMD82とはシャイ
ンプルーフの関係にある。DMDの構成については1993
年11月の「IEEE SPECTRUM」 に記載されているので、ここ
では説明を略す。
【0130】本実施例ではファイバー14bの出射面1
4cとDMD82を共役になるように配置している。D
MD82の各エレメントの反射角を変えることによりフ
ァイバー14bの角度特性が均一となる様に補正するこ
とにより、照射面と瞳面での均一化を図っている。又D
MD82の各エレメントの角度をアライメントマーク4
の波形が対称となる様、変えている。
【0131】本実施例ではバンドルファイバー14bの
端面14cとDMD82の反射面とを光学系81で結像
関係に配置する(シャインプルーフの関係=Scheimpflu
g'sCondition)。この時バンドルファイバー14bの1
個,1個のファイバーとDMD82の各エレメントを合
う様に光学倍率を設定する。DMD82の各エレメント
の反射角はファイバー14bの角度特性の不均一性を解
消すべく決められる。
【0132】具体的にはDMD82の各エレメントを反
射した光束の中心の光線は対物レンズ12の光軸と観察
物体4との交点を通ることになる。その為DMD82の
各エレメントの反射角を決める為には交点にシリコンセ
ンサー等の光電変換素子を配置するのが良い。エレメン
トの反射角を動かして光電変換素子の出力が最大となる
所が所定の角度となる。この時他のエレメントの反射角
はファイバー14bからの光が観察物体4に当たらない
ような角度に設定するのが良い。
【0133】
【発明の効果】本発明によれば以上のように各要素を設
定することによりマークの観察を行う場合にマーク像
の位置を高精度に検出することが可能な、改良されたマ
ーク検出機能を有する照明装置及びそれを用いた観察装
置を達成することができる。
【0134】特に、本願で示した実施例では、照射面と
瞳面での均一性を維持し、良好なアライメントマークの
像が検出可能であり、その結果、高精度のアライメント
が実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の要部概略図
【図2】図1の照明系の説明図
【図3】図1のホログラムの光学的作用の説明図
【図4】図1のホログラムの光学的作用の説明図
【図5】本発明の実施例2の一部分の概略図
【図6】参考実施例1の要部概略図
【図7】図6の一部分の拡大説明図
【図8】図6の球状部材の他の実施例の説明図
【図9】図6の球状部材の他の実施例の説明図
【図10】図6の球状部材の他の実施例の説明図
【図11】参考実施例2の要部概略図
【図12】参考実施例3の要部概略図
【図13】従来の投影露光装置の要部概略図
【図14】CCDカメラの画面中のアライメントマーク
の説明図
【図15】CCDカメラの画面中のアライメントマーク
の説明図
【図16】CCDカメラの画面中のアライメントマーク
の説明図
【図17】図14のアライメントマークの検出波形の説
明図
【図18】図15のアライメントマークの検出波形の説
明図
【図19】図16のアライメントマークの検出波形の説
明図
【図20】ファイバーからの出射光の強度分布を示す説
明図
【図21】ファイバーからの出射光の強度分布を示す説
明図
【図22】角度特性が不均一のファイバーを用いた時の
物体面の入射光束の説明図
【図23】ファイバーとオプティカルパイプを通過した
光束の説明図
【符号の説明】
1 XYステージ 2 θステージ 3 ウエハ 4 アライメントマーク 5 投影レンズ系 6 バーミラー 7 レーザー干渉計 8 レチクル 9 照明系 10 レチクルステージ 11 ミラー 12 対物レンズ 14a 光源手段 14b,F ファイバー 14c ファイバーの出射面 15 レンズ 16,20 ハーフミラー 17 基準マーク 18 レンズ 19 光源 21 エレクターレンズ 22 CCDカメラ 30,40,50,60 球状部材 31,41,52,53,61 球状素子 71 ニポウ円盤 82 DMD

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を照明系により物体面に照
    射する照明装置において、前記照明系の前記物体面と光
    学的に共役な位置及び瞳の位置に入射光の広がり角を大
    きくして射出させるホログラムを有することを特徴とす
    る照明装置。
  2. 【請求項2】 光源からの光を照明系により物体面に照
    射する照明装置において、前記照明系は、前記光源から
    の光を導光するファイバー束と該ファイバー束の光射出
    面側に配置したオプティカルパイプと、前記照明系の瞳
    の位置に配置した入射光の広がり角を大きくして射出さ
    せるホログラムとを有することを特徴とする照明装置。
  3. 【請求項3】 光源からの光束を照明系により物体面に
    照射する照明装置において、前記照明系の瞳の位置に光
    の角度ごとの強度を均一化するホログラムを有すること
    を特徴とする照明装置。
  4. 【請求項4】 前記照明系の前記物体面と光学的に共役
    な位置に光の角度ごとの強度を均一化するホログラムを
    更に有することを特徴とする請求項3に記載の照明装
    置。
  5. 【請求項5】 前記光源からの光束を導光するファイバ
    ー束と、該ファイバー束の光射出面側に配置したオプテ
    ィカルパイプとを更に有することを特徴とする請求項3
    に記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の照
    明装置により物体面を照明し、該照明された物体面を観
    察系により観察することを特徴とする観察装置。
  7. 【請求項7】 露光光で照明した第1物体のパターンを
    投影光学系により第2物体に投影する投影露光装置にお
    いて、請求項6に記載の観察装置を有し、該観察装置に
    より前記第1物体及び/又は前記第2物体を観察するこ
    とを特徴とする投影露光装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の投影露光装置によりレ
    チクルのパターンでウエハを露光する段階と、該露光し
    たウエハを現像する段階とを含むことを特徴とするデバ
    イス製造方法。
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