JP3303482B2 - 光位置検出装置 - Google Patents

光位置検出装置

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JP3303482B2 JP30661093A JP30661093A JP3303482B2 JP 3303482 B2 JP3303482 B2 JP 3303482B2 JP 30661093 A JP30661093 A JP 30661093A JP 30661093 A JP30661093 A JP 30661093A JP 3303482 B2 JP3303482 B2 JP 3303482B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光の入射方向及びその
強度を検出可能な光位置検出装置に関し、特に、自動車
用空気調和装置において、空調空気の温度,吹出量,吹
出方向等を制御するのに好適な光位置検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用空気調和装置におい
ては、日射の強度及び日射方向に応じて、空調空気の温
度,吹出量,吹出方向等を最適に制御するために、日射
方向及び日射強度を検出可能な光位置検出装置が使用さ
れている。
【0003】こうした光位置検出装置として、例えば、
特開昭56−64611号公報に開示されている如く、
ピンホールが形成された遮光板とこの遮光板に対向配設
された2次元の受光センサからなる太陽角度測定装置等
が知られている。この装置では、受光センサは、ピンホ
ールの真下に受光センサの中心が位置するように配設さ
れており、この受光センサがピンホールを通過して受光
センサ上に照射される光の受光位置を検出している。そ
して、受光センサが検出する受光位置の受光センサの中
心に対するずれに基づいて光の照射角度が求められてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような装
置では、基準位置となる受光素子の中心がピンホールの
真下に正確に配置されていないと、検出値に誤差が生じ
るという問題があった。また、このように、ピンホール
と受光素子の組付け精度が検出精度に影響するため、検
出精度をよくするには精度よく組み付ける必要があり、
製造が難しいという問題もあった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するために、
受光センサの位置ずれの影響を受けることなく常に良好
な検出精度を得ることができる製造の容易な光位置検出
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明は、図1に例示するように、光の導入
口が設けられた遮蔽板M1と該遮蔽板に所定の間隔をあ
けて対向配設され、光電変換素子を二次元的に配置した
受光部M2と、該受光部に配置された光電変換素子の出
力を順次読み出して上記受光部上での光の照射位置を検
出する照射位置検出手段M3と、予め設定された基準位
置からの上記照射位置検出手段により検出された照射位
置のずれに基づき光の照射角度を算出する照射角度算出
手段M4と、を備えた光位置検出装置であって、上記遮
蔽板の上部所定方向から光を照射したときに上記照射位
置検出手段により検出された照射位置を予め記憶する照
射位置記憶手段M5を設け、上記照射角度算出手段が、
上記照射位置記憶手段が記憶している照射位置を基準位
置として光の照射角度を算出することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記のように構成された本発明の光位置検出装
置においては、遮光板に形成された導入口を透過した光
が、受光部に配置された光電変換素子により受光され
る。
【0008】そして、照射位置検出手段が、受光部に配
置された光電変換素子の出力を順次読み出すことにより
光の照射位置を検出する。一方、照射位置記憶手段に
は、遮蔽板の上部所定方向(例えば真上方向)から光を
照射したときに上記照射位置検出手段により検出された
照射位置が予め記憶されており、照射角度算出手段は、
照射位置記憶手段が記憶している照射位置を基準位置と
して、この基準位置からの照射位置検出手段により検出
された照射位置のずれに基づき光の照射角度を算出す
る。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。本実施例の光位置検出装置1は、図2に示す如く、
自動車の車室3内の前方位置に取り付けられて、車室3
内に侵入する日射の強度I及び方向(車両の直進方向を
基準とする日射の左右入射角φ及び日射高度を表す仰角
θ)を検出するための所謂日射センサであり、自動車用
空調装置において、空調空気の温度,吹出量,吹出方向
等を制御するのに用いられる。
【0010】図3に示す如く、光位置検出装置1は、検
出素子部10と、検出素子部10の電極となるクリップ
端子12と、クリップ端子12を介して検出素子部10
を保持すると共に、空調装置からの外部コネクタ14と
クリップ端子12とを電気的に接続するプリント基板1
6と、プリント基板16を把持して、検出素子部10を
開口部から突出させる筒状ケーシング18と、筒状ケー
シング18の開口端縁に嵌合・固定されて、検出素子部
10を覆い、検出素子部10を保護する光透過性フィル
タ20と、外部コネクタ14により検出素子部10と電
気的に接続される後述する制御用のマイクロコンピュー
タ30(図6参照)と、から構成されている。
【0011】ここで、検出素子部10は、図4(a)に
示す如く、前述の透明部材としての屈折率1.5のガラ
ス基板22と、ガラス基板22の表面に形成された前述
の遮光板としての遮光膜24と、ガラス基板22の裏面
に固定された受光部26とから構成されている。
【0012】また、遮光膜24は、図4(b)に示す如
く、ガラス基板22の表面に、幅0.6mmの二条のス
リット24a,24bを一端で交差させたL字状のスリ
ットを形成し、このスリット24a,24b以外の部分
では太陽光を遮光するためのものであり、印刷等により
形成されている。
【0013】一方、受光部26には、図4(b)に示す
如く、各スリット24a,24bとの対向位置で各スリ
ット24a,24bと直交するように配設された1次元
の受光センサであるフォトダイオードアレイ26X,2
6Yと、フォトダイオードアレイ26X,26Yを走査
して、フォトダイオードアレイ26X,26Yを構成し
ているフォトダイオードから順次受光信号を取り出すた
めの信号処理回路28とが備えられている。
【0014】各フォトダイオードアレイ26X,26Y
は、夫々、受光部26の本体であるチップ上に、セルサ
イズ0.04mm×0.04mmのフォトダイオードを
100個、直線状に配列することにより形成され、信号
処理回路28は、受光部26のチップ上に形成された回
路パターンとこの回路パターン上に設けられた回路素子
とにより形成されている。
【0015】また受光部26は、そのチップ上に形成さ
れた信号処理回路28の電極パターンと、ガラス基板2
2に形成された電極パターンとを、図4(a)にHで示
す如く半田付けすることにより、ガラス基板22に固定
されており、その半田付け部分以外の受光部26表面
は、ガラス基板22との間に設けられた屈折率1.4の
シリコーンゲル29により保護されている。
【0016】このように構成された本実施例の光位置検
出装置1においては、図5に示す如く、太陽光Aが入射
されると、その太陽光Aの一部がスリット24a,24
bを通り抜けて、スリット光Bとなり、日射の方向(即
ち太陽光の入射角φ及び仰角θ)に応じて各フォトダイ
オードアレイ26X,26Yの一部を照射することにな
る。
【0017】このとき、各フォトダイオードアレイ26
X,26Yにおいて照射される画素数(フォトダイオー
ドの数)は、スリット光の幅が0.6mmに対し、画素
サイズ(フォトダイオードのセルサイズ)は0.04m
m×0.04mmであるので、およそ15画素となり、
この15画素の中心画素(Xm,Yn)は、スリット光
Bの中心を表すものとなる。
【0018】従って、各フォトダイオードアレイ26
X,26Yにおいて、スリット光Bが照射された中心画
素の位置(Xm,Yn)を検出すれば、受光部26上で
のスリット光の中心位置P1を検出することができ、こ
の中心位置P1の、光位置検出装置1の真上から太陽光
Aが入射された際の基準位置P0からのずれに基づき、
太陽光の入射角φ及び仰角θを検出することができるよ
うになる。
【0019】なお、フォトダイオードアレイ26Xは、
スリット24bからの入射光が照射されると位置検出を
行えなくなるため、太陽が低い高度のときにスリット2
4bからの入射光がガラス基板22によって屈折されて
から照射される位置よりも外側に配設されている。ま
た、同様に、フォトダイオードアレイ26Yは、スリッ
ト24aからの入射光が照射されると位置検出を行えな
くなるため、太陽が低い高度のときにスリット24aか
らの入射光がガラス基板22によって屈折されてから照
射される位置よりも外側に配設されている。この結果、
各フォトダイオードアレイ26X,26Yには、それぞ
れ、スリット24a,24bからの入射光のみが照射さ
れることとなり、上記のようにスリット光の中心位置P
1を常に検出することができる。
【0020】次に、上記のようにガラス基板22に固定
された受光部26は、ガラス基板22、クリップ端子1
2、プリント基板16、外部コネクタ14を介して、図
6に示す如く、空調装置を制御するマイクロコンピュー
タ30に接続される。そしてこの接続により、信号処理
回路28が、マイクロコンピュータ30の電源(VDD)
端子及びグランド(GND)端子に接続されて、マイク
ロコンピュータ30から電源(VDD)供給を受けると共
に、マイクロコンピュータ30から出力されるリセット
信号(RST)及びクロック信号(CLK)を受けて動
作し、検出信号SOUT を出力する。
【0021】以下、この信号処理回路28の回路構成及
び動作について説明する。なお図6において、マイクロ
コンピュータ30と受光部26との間の信号線路にはコ
ンデンサや抵抗器が接続されているが、これは信号線路
上のノイズ除去や回路保護のためのものであり、本実施
例では、プリント基板16に設けられている。
【0022】図7に示す如く、信号処理回路28は、フ
ォトダイオードアレイ26X,26Yを構成している合
計200個のフォトダイオードD1 〜D200 に、夫々、
コンデンサC1 〜C200 を並列接続すると共に、このコ
ンデンサC1 〜C200 の端子電圧を外部に取り出すため
のCMOS型のトランジスタTR1 〜TR200 と、各コ
ンデンサC1 〜C200 を充電するためのCMOS型のト
ランジスタTR0とを各画素毎に設けることにより、フ
ォトダイオードアレイ26X,26Yの各画素毎に検出
回路K1 〜K200 を形成し、各検出回路K1 〜K200 毎
に、順次、コンデンサC1 〜C200 を基準電圧V1で充
電した後所定時間経過する間にフォトダイオードD1 〜
D200 を介して放電される電荷量を検出し、これを各フ
ォトダイオードD1 〜D200 が受光した光量を表す検出
信号SOUT として出力する、CMOS型のイメージセン
サとして構成されている。
【0023】即ち、信号処理回路28には、電源電圧V
DDを分圧して基準電圧V1を生成する分圧抵抗器R1,
R2と、分圧抵抗器R1,R2により生成された基準電
圧V1を上記各コンデンサC1 〜C200 への充電電圧と
して上記各検出回路K1 〜K200 内のトランジスタTR
0に入力するオペアンプOP1からなるバッファ回路3
2と、各検出回路K1 〜K200 内のトランジスタTR0
が所定の充電タイミング(TPR)でオンして各コンデン
サC1 〜C200 への充電を開始した後所定時間経過する
までの間、特定の検出回路Kn(n:1〜200のいずれか
一つ)内のトランジスタTRnをオンさせる駆動信号S
Rnを出力すると共に、その駆動信号SRnを出力する
検出回路Knを検出回路K1 からK200 まで所定の切替
タイミング(TSRT )で順次切り替えるシフトレジスタ
34と、シフトレジスタ34が駆動信号SRnを出力し
た検出回路KnからトランジスタTRnを介して出力さ
れるコンデンサCnの端子電圧VCを取り出すためのオ
ペアンプOP2からなるバッファ回路36と、シフトレ
ジスタ34が駆動信号SRnを出力した直後のタイミン
グ(TCDS )でバッファ回路36からの出力電圧(即ち
コンデンサCnの端子電圧)VCをホールド電圧VCH
としてホールドするホールド回路38と、このホールド
回路38によるホールド電圧VCHとその後バッファ回
路36から出力される端子電圧VCとの差に応じた信号
を発生する差動増幅回路40と、差動増幅回路40から
の出力信号を所定のタイミング(TSAM )でホールドし
て特定画素(即ちフォトダイオードDn)による受光光
量を表す検出信号SOUT として出力する出力回路42
と、マイクロコンピュータ30からのリセット信号RS
T及びクロック信号CLKに基づき、トランジスタTR
0,シフトレジスタ34,ホールド回路38,出力回路
42を、夫々、上記各タイミングTPR,TSRT ,TCDS
,TSAM で動作させるためのタイミング信号PR,S
RT,CDS,SAMを発生するタイミング信号発生部
44と、が備えられている。
【0024】なお、ホールド回路38は、タイミング信
号発生部44から出力されるタイミング信号CDSがHi
ghレベルであるときにオンし、Low レベルであるときオ
フするアナログスイッチSW1と、アナログスイッチS
W1のオン時にバッファ回路36から出力される端子電
圧VCによりこの端子電圧VCと同電位まで充電される
コンデンサCaと、コンデンサCaの端子電圧(即ちV
C)を差動増幅回路40に出力するオペアンプOP3か
らなるバッファ回路とから構成されている。
【0025】また、差動増幅回路40は、オペアンプO
P4と抵抗器R3〜R6とにより構成された周知のもの
であるが、本実施例では、バッファ回路36から出力さ
れる端子電圧VCを直接受けるオペアンプOP4の非反
転入力(+)に、抵抗器R6を介して分圧抵抗器R1,
R2にて生成された基準電圧V1を印加することによ
り、その非反転入力(+)の電圧が(VC+V1)とな
るようにされている。つまり、差動増幅回路40は、こ
の非反転入力(+)の電圧(VC+V1)からホールド
回路38によるホールド電圧VCHを減じた電圧が出力
される。
【0026】また更に、出力回路42は、タイミング信
号発生部44から出力されるタイミング信号SAMがHi
ghレベルであるときにオンし、Low レベルであるときオ
フするアナログスイッチSW2と、アナログスイッチS
W2のオン時に差動増幅回路40からの出力信号により
この信号と同電位まで充電されるコンデンサCbと、コ
ンデンサCbの端子電圧を検出信号SOUT として出力す
るオペアンプOP5からなるバッファ回路とから構成さ
れている。
【0027】このように構成された信号処理回路28に
おいては、マイクロコンピュータ30からのリセット信
号RSTがLow レベルであるときにタイミング信号発生
部44及びシフトレジスタ34がリセットされ、リセッ
ト信号RSTがHighレベルになると、タイミング信号発
生部44がマイクロコンピュータ30からのクロック信
号CLKに同期して、上記各タイミング信号PR,SR
T,CDS,SAMを発生し、トランジスタTR0,シ
フトレジスタ34,ホールド回路38,出力回路42を
動作させる。
【0028】即ち、図8に示す如く、マイクロコンピュ
ータ30からのリセット信号RSTがLow レベルからHi
ghレベルに反転すると、タイミング信号発生部44は、
その後第1番目に入力されるクロック信号CLK1 の立
上がりから、その次(第2番目)に入力されるクロック
信号CLK2 の立上がりまでの間、タイミング信号PR
及びSRTをトランジスタTR0及びシフトレジスタ3
4に夫々出力する。
【0029】すると、この間、トランジスタTR0がオ
ン状態となって、全検出回路K1 〜K200 のコンデンサ
C1 〜C200 が基準電圧V1まで充電される。また、シ
フトレジスタ34からは、駆動信号SR1 が出力される
ようになり、検出回路K1 のトランジスタTR1 がオン
状態となって、バッファ回路36には、検出回路K1 内
のコンデンサC1 の端子電圧VCが入力される。なお、
この状態は、シフトレジスタ34に、次にタイミング信
号SRTが入力されるまでの間継続する。
【0030】次にタイミング信号発生部44は、第2番
目のクロック信号CLK2 の立上がりから、その次(第
3番目)に入力されるクロック信号CLK3 の立上がり
までの間、タイミング信号CDSを出力し、ホールド回
路38のアナログスイッチSW1をオンする。
【0031】すると、その間、ホールド回路38には、
バッファ回路36を介して、検出回路K1 内のコンデン
サC1 の端子電圧VCが入力され、ホールド回路38に
より、その端子電圧VCがホールド電圧VCHとしてホ
ールドされる。つまり、ホールド回路38は、コンデン
サC1 を基準電圧V1に充電した直後のコンデンサC1
の端子電圧VCをホールドする。
【0032】そしてその後マイクロコンピュータ30か
ら順次クロック信号CLKが入力され、第7番目のクロ
ック信号CLK7 が入力されると、タイミング信号発生
部44は、その立上がりから、次(第8番目)のクロッ
ク信号CLK8 の立上がりまでの間、タイミング信号S
AMを出力し、出力回路42のアナログスイッチSW2
をオンする。
【0033】すると、その間、出力回路42には、差動
増幅回路40からの出力信号が入力され、その後、出力
回路42からは、その信号が、フォトダイオードD1 に
よる受光光量を表す検出信号SOUT として出力される。
ここで、検出回路K1 において、ホールド回路38がコ
ンデンサC1 の端子電圧VCをホールドした後、出力回
路42が差動増幅回路40の出力信号をホールドするま
での間は、コンデンサC1 に蓄積された電荷が、フォト
ダイオードD1の受光光量に応じて放電されるため、出
力回路42が検出信号SOUT として出力する差動増幅回
路40の出力電圧、即ち(VC+V1−VCH)は、フ
ォトダイオードD1 の受光光量に応じて、その受光光量
が多い程小さくなる。
【0034】なお、フォトダイオードD1 に光が全く当
たらなければ、コンデンサC1 に充電された電荷は放電
しないため、コンデンサC1 の端子電圧VCは基準電圧
V1から変化せず、検出信号SOUT は基準電圧V1とな
る。このように出力回路42が、差動増幅回路40から
の出力信号をホールドして、フォトダイオードD1 の受
光光量を表す検出信号SOUT を出力するようになると、
タイミング信号発生部44は、その後第9番目に入力さ
れるクロック信号CLK9 の立上がりから、その次(第
10番目)に入力されるクロック信号CLK10 の立上
がりまでの間、タイミング信号PR及びSRTをトラン
ジスタTR0及びシフトレジスタ34に夫々出力するこ
とにより、次の画素であるフォトダイオードD2 に対す
る受光光量の検出動作を開始し、その後、上記と同様の
手順で、クロック信号CLKの8個を1単位として、全
ての画素に対する受光光量の検出動作を順次実行する。
【0035】従って、信号処理回路28からは、図9に
示す如く、各フォトダイオードアレイ26X,26Yを
構成しているフォトダイオードD1 〜D200 の受光光量
を表す検出信号SOUT が順次出力されることとなる。そ
して、この検出信号SOUT の内、最初の100画素分
は、フォトダイオードアレイ26Xを構成しているX方
向に配列されたフォトダイオードD1 〜D100の受光光
量を表し、次の100画素分はフォトダイオードアレイ
26Yを構成しているY方向に配列されたフォトダイオ
ードD101 〜D200 の受光光量を表しているため、各1
00画素の検出信号SOUT の内、約15画素分が、図5
に示すスリット光Bの受光によって基準電圧V1より小
さくなり、その中でも、中心の画素ほど検出信号レベル
が小さくなる。
【0036】次に、検出素子部10を用いて、日射強度
及び方向(太陽光の入射角φ及び仰角θ)を検出し空調
装置等を制御するマイクロコンピュータ30について説
明する。マイクロコンピュータ30は、CPU,RO
M,RAM等から構成された周知のものであり、図6に
示すように、外部からの操作によりオン/オフする外部
スイッチ31が設けられている。そして、信号処理回路
28から出力される検出信号SOUT に基づき日射強度I
及び方向(太陽光の入射角φ及び仰角θ)を算出する日
射算出処理、および日射算出処理で使用する基準位置P
0に対応した基準画素(X0,Y0)を記憶する基準位
置設定処理の他、日射算出処理により算出された日射強
度や日射方向に基づき、空調装置を制御する空調制御処
理等が行われる。
【0037】なお、光位置検出装置1に電源が投入され
マイクロコンピュータ30の初期化が終了すると、マイ
クロコンピュータ30は信号処理回路28のRST信号
をHighレベルにして、信号処理回路28の動作を開始さ
せ、以後信号処理回路28からは検出信号SOUT が常時
出力されている。
【0038】ここで、マイクロコンピュータ30が実行
する基準位置設定処理を、図10に示すフローチャート
に沿って説明する。本処理は、外部スイッチ31が操作
されることにより起動され、まずステップ110にて、
信号処理回路28から出力される検出信号SOUT を各画
素毎にサンプリングし、そのサンプリングした検出信号
SOUT の内の最もレベルの小さい画素の中心画素(以
下、照射中心画素という)の位置(Xm,Yn)を検出
する。
【0039】続くステップ120では、ステップ110
にて検出した照射中心画素(Xm,Yn)を基準画素
(X0,Y0)としてマイクロコンピュータ30の図示
しないRAMに設けられた所定エリアに格納して本処理
を終了する。なお、基準位置設定処理は、本光検出装置
1の使用を開始する前(出荷時等)に行なわれるもので
あり、検出素子部10の真上方向から光を照射し、スリ
ット24a,24bの真下に位置する画素に光が照射さ
れる状態にして、外部スイッチ31を操作し、基準位置
設定処理を動作させることにより、図5に示した受光部
26上での基準位置P0に対応した画素が照射中心画素
(Xm,Yn)として検出され、この時の照射中心画素
(Xm,Yn)が基準画素(X0,Y0)として記憶さ
れる。
【0040】つまり、図12に示すように、検出素子部
10の真上方向から照射されスリット24aを通過した
光λ0 は、フォトダイオードアレイ26Xにおいてスリ
ット24aの真下に位置する画素X12に照射され、この
画素X12が基準位置設定処理において基準画素X0とし
て記憶される。なお、図12は、検出素子部10を図4
(b)の下方向から見た図であり、ここでは説明を簡単
にするため、フォトダイオードアレイ26X上の画素数
を21画素とし、遮光膜24と受光部26との間のガラ
ス基板22は省略している。また、ここでは、スリット
24aおよびフォトダイオードアレイ26Xについて説
明しているが、スリット24bおよびフォトダイオード
アレイ26Yについても全く同様に作用し、基準画素Y
0が記憶される。
【0041】次に、マイクロコンピュータ30が実行す
る日射強度/方向算出処理を図10に示すフローチャー
トに沿って説明する。まず、ステップ210では、基準
位置算出処理のステップ110と同様に、信号処理回路
28から出力される検出信号SOUT を各画素毎にサンプ
リングし、そのサンプリングした検出信号SOUT の内の
最もレベルの小さい画素の中心画素である照射中心画素
(Xm,Yn)を検出し、続くステップ220では、照
射中心画素(Xm,Yn)における検出信号SOUT の電
圧値を検出しこれを換算することにより、照射中心画素
(Xm,Yn)上での日射強度Ioを求めて、ステップ
230に進む。
【0042】ステップ230では、ステップ210にて
検出した照射中心画素(Xm,Yn)を、基準位置算出
処理により予め記憶されている基準画素(X0,Y0)
に基づき、太陽方向を示すベクトルのX成分、Y成分へ
と換算する。即ち、 X=(Xm−X0)×L Y=(Yn−Y0)×L により、X成分、およびY成分を求める。なお、Lはフ
ォトダイオードアレイ26X,26Yにおいて隣接する
画素の中心間の距離を表す。
【0043】続くステップ240では、ステップ230
における換算結果(X,Y)およびステップ220で求
めた照射中心画素(Xm,Yn)上での日射強度Ioを
用いて、日射の強度I及び方向(入射角φ及び仰角θ)
を算出して本処理を終了する。
【0044】なお日射の強度I及び方向(入射角φ及び
仰角θ)の算出には、次式(1)〜(4)が用いられる。
【0045】
【数1】
【0046】即ち、図5に示す如く、受光部26に入射
するスリット光Bから得られる仰角θ′は、スリット2
4a,24bと受光部26との間の中間媒体であるガラ
ス基板22及びシリコーンゲル29の屈折率kの影響を
受けるため、まず上記(1) 式により、中間媒体中の仰角
θ′を求め、その値θ′と中間媒体の屈折率k(=co
sθ/cosθ′)とをパラメータとする上記(2) 式を
用いて、太陽光の仰角θを算出する。
【0047】なお、上記(1) 式において、tは、スリッ
ト24a,24bとフォトダイオードアレイ26X,2
6Yとの間の距離、換言すればガラス基板22とシリコ
ーンゲル29とからなる中間媒体の厚みである。また、
このように上記(2) 式を用いて太陽光の仰角θを算出す
る場合、シリコーンゲル29はガラス基板22に比べて
非常に薄いことから、シリコーンゲル29も屈折率1.
5のガラス基板22であるとみなして、上記(2) 式にお
ける屈折率kをガラス基板22の屈折率1.5として仰
角θを計算しても問題はない。
【0048】次に、入射角φは、中間媒体の屈折率kの
影響を受けることはないため、上記(3)式を用いて求め
る。また日射強度Iは、照射中心画素(Xm,Yn)上
での日射強度Ioを上記(4) 式に代入することにより求
める。例えば、図12に示すように、スリット24aを
通過して画素X16を照射する光λが検出素子部10に照
射されている場合、日射強度/方向算出処理では、画素
X16を照射中心画素として検出し、照射中心画素X16と
既に記憶されている基準画素X12の間の距離4Lを換算
値Xとして求める。同様にして換算値Yも求め、これら
換算値(X,Y)に基づき、入射角φや仰角θを算出す
る。
【0049】なお、従来装置では、フォトダイオードア
レイ26Xの中心画素、即ちここでは画素X11を基準画
素として日射方向の算出を行うため、図12に示すよう
に、スリット24aの真下に中心画素X11が配置されて
いない場合、算出される角度に誤差を生じることになる
のである。
【0050】そして、このようにして日射強度/方向算
出処理により算出された日射の強度I及び方向(入射角
φ及び仰角θ)に基づき、空量制御処理において空調空
気の温度,吹出量,吹出方向等が制御される。以上説明
したように、本実施例の光位置検出装置1においては、
L字状のスリット24a,24bを透過した太陽光(ス
リット光)を、一対のフォトダイオードアレイ26X,
26Yを用いて検出するように構成されおり、検出素子
部10の真上方向から光を照射した時の照射中心画素を
基準画素(X0,Y0)として予め記憶しておき、日射
方向を検出する際には、記憶された基準画素(X0,Y
0)と現在の照射中心画素(Xm,Yn)との距離を算
出し、この算出された距離に基づいて日射方向の算出を
行っている。
【0051】従って、本実施例の光位置検出装置1によ
れば、フォトダイオードアレイ26X,26Yの組み付
け状態に関わらず、スリット24a,24bの真下に位
置する画素が必ず基準画素となるので、フォトダイオー
ドアレイ26X,26Yが、所定の取付位置からずれた
状態で組み付けられていたとしても、基準画素が所定画
素に固定されている従来装置とは違い、日射方向の検出
精度が悪化することがなく、常に良好な検出精度を維持
することができる。
【0052】また、本実施例では、スリット24a,2
4bが設けられた遮光膜24とフォトダイオードアレイ
26X,26Yが設けられた受光部26とが配置される
間隔は従来装置と同様に精度よく組み付ける必要がある
が、受光部26上におけるフォトダイオードアレイ26
X,26Yの組み付けは、その長手方向にずれる分には
全く問題がないため、製造が容易であり組み付けコスト
を下げることができる。
【0053】また、より高精度な検出を行なう場合、画
素の面積を小さくして画素数を増やす必要があり、従来
装置ではこれに伴い、受光センサの組み付けをより精度
よく行なう必要があるが、本実施例では、遮光膜24と
受光部26とが配設される間隔にのみ注意を払えばよ
く、容易に精度を良くすることができる。
【0054】ここで、上記実施例では、検出素子部10
の真上方向から光を当てた時に検出される照射中心画素
を基準画素として記憶し、日射方向算出時にこの記憶し
た基準画素に基づいて算出しているが、例えば、基準画
素のフォトダイオードアレイの中心画素に対するずれを
検出し、信号処理回路においてフォトダイオードアレイ
から信号を読み出すタイミングを、検出したずれの分だ
け逆にずらすことにより、検出信号SOUT においてX方
向画素およびY方向画素を表す部分の夫々の中心画素が
夫々基準画素に対応するように信号処理回路28を構成
してもよい。この場合、マイクロコンピュータ30から
みると、フォトダイオードアレイ26X,26Yの中心
画素が基準画素となっている時と同様であるので、従来
装置のマイクロコンピュータが行なう処理を変更するこ
となく、従来装置にも適用することができる。
【0055】また、上記実施例では、基準画素を設定す
るために、検出素子部10の真上方向から光を照射して
いるが、光の照射は真上方向からに限らず、検出素子部
10の上部所定の角度を有する方向から光を照射し、こ
の時に検出される照射中心画素を基準画素としてもよ
い。
【0056】また、上記実施例では、スリット24a,
24bとフォトダイオードアレイ26X,26Yとの間
に、ガラス基板22及びシリコーンゲル29が配設され
ているが、スリット24a,24bとフォトダイオード
アレイ26X,26Yとの間は、単なる空間にしてもよ
い。
【0057】更に、上記実施例では、検出素子部10
を、遮光膜24に、L字状のスリット24a,24bを
形成し、受光部26上に、1次元のフォトダイオードア
レイ26X,26Yを設けて構成しているが、図13に
示すように、遮光膜24にピンホール24cを設け、受
光部26上には、2次元のフォトダイオードアレイ26
XYを配置し、最も受光レベルの高いフォトダイオード
を検出することにより受光部26上における受光位置を
検出するように構成してもよい。
【0058】また更に、上記実施例では、検出素子部1
0を、ガラス基板22の表裏面に、夫々、遮光膜24及
び受光部26を設けることにより形成したが、受光部
を、屈折率が1.4〜1.5の透明な樹脂によりモール
ドし、樹脂の表面に遮光膜を形成することにより、検出
素子部10を形成してもよい。また例えば、受光部を中
空のセラミックパッケージ内に収納し、そのセラミック
パッケージの上部開口部に遮光膜を形成したガラス基板
を設けることにより、検出素子部10を形成してもよ
い。
【0059】また次に上記実施例では、信号処理回路2
8により、受光部26を、CMOS型のイメージセンサ
として構成したが、受光部26としては、こうしたCM
OS型イメージセンサに限らず、電荷結合素子(CC
D)を用いたイメージセンサ等、従来より知られている
種々の受光装置を使用することができる。
【0060】また更に、上記実施例では、二条のスリッ
ト24a,24bを一端で交差させてL字状に形成した
が、二条のスリットを互いに交差させて十字状のスリッ
トを形成する等、二条のスリットはその延長線上で交差
していればよい。また次に、上記二条のスリット24
a,24bの交差角度は、必ずしも90度でなくてもよ
い。つまり、このスリット24a,24bは、対向配設
されたフォトダイオードアレイ上で、スリット光の入射
位置が日射方向に応じて変化し、その変化した位置から
日射方向を算出することができればよいため、上記実施
例のように必ずしも直交させる必要はないのである。
【0061】また同様に、各スリットに対向配設される
フォトダイオードアレイについても、必ずしも直交させ
る必要はなく、しかもフォトダイオードアレイについて
は、直線状に形成する必要もない。つまり、フォトダイ
オードアレイは、スリット光のX方向及びY方向の位置
を検出できればよいため、例えば、信号処理回路から避
けるために、フォトダイオードアレイを屈曲させてもよ
い。
【0062】以上、本発明の光位置検出装置を、自動車
用空気調和装置用の所謂日射センサに適用した実施例に
ついて説明したが、本発明の光位置検出装置は、こうし
た所謂日射センサ以外にも、例えば所定の光源からの光
の入射方向及び強度を検出する光位置センサ、或は更に
その検出結果から光源を基準位置とする当該センサの取
付け位置を検出する位置センサとしても使用することが
できる。
【0063】この場合、光源に応じた分光感度(吸収ス
ペクトル)を有する光電変換素子を適宜選択して使用す
る必要がある。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光位置検
出装置においては、遮蔽板に設けられた光の導入口を透
過した光を、2次元的に配設された光電変換素子を用い
て検出するように構成されおり、光の照射角度を算出す
る際には、装置の上部所定方向から光を照射したとき
に、照射される中心に位置する画素を基準位置として記
憶し、この基準位置に基づいて照射角度の算出を行って
いる。
【0065】従って、本発明の光位置検出装置によれ
ば、受光部における光電変換素子の組み付け状態に関わ
らず、光の導入口の真下に位置する画素が必ず基準位置
となるので、光電変換素子が、所定の取付位置からずれ
た状態で取付られていたとしても、基準位置が受光素子
の所定画素に固定されている従来装置のように、算出さ
れる照射角度の精度が悪化することがなく、常に良好な
精度を維持することができる。
【0066】また、本発明の光位置検出装置において
は、組み付け後に基準位置の設定を行なうので、従来装
置のように光電変換素子を遮光板に設けられた光の導入
口の下の所定位置に精密に組み付ける必要がない。この
ため本発明の光位置検出装置によれば、製造が容易であ
り組み付けコストを下げることができる。
【0067】また、より高精度な検出を行なう場合、画
素の面積を小さくして画素数を増やす必要があり、従来
装置ではこれに伴い、光電変換素子の組み付けをより精
度よく行なう必要があるが、本発明では、その必要がな
いため、容易に精度を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光位置検出装置の構成を例示するブ
ロック図である。
【図2】 光位置検出装置1の自動車への取付け状態を
表す説明図である。
【図3】 光位置検出装置1の全体構成を表す断面図で
ある。
【図4】 光位置検出装置1の検出素子部10の構成を
表す説明図である。
【図5】 光位置検出装置1における太陽光の入射状態
を説明する説明図である。
【図6】 光位置検出装置1と空調制御用のマイクロコ
ンピュータ30との接続状態を説明する説明図である。
【図7】 信号処理回路28の回路構成を表す電気回路
図である。
【図8】 信号処理回路28の動作を説明するタイムチ
ャートである。
【図9】 信号処理回路28から出力される検出信号S
OUT を表す説明図である。
【図10】 マイクロコンピュータ30で実行される基
準位置設定処理を表すフローチャートである。
【図11】 マイクロコンピュータ30で実行される照
射強度/方向算出処理を表すフローチャートである。
【図12】 マイクロコンピュータ30における処理の
具体的な動作を説明する説明図である。
【図13】 遮光膜24および受光部26の他の構成例
を表す説明図である。
【符号の説明】
1…光位置検出装置 10…検出素子部 12…ク
リップ端子 14…外部コネクタ 16…プリント基板 18…
筒状ケーシング 20…光透過性フィルタ 22…ガラス基板 24
…遮光膜 24a,24b…スリット 26…受光部 26X,26Y…フォトダイオードアレイ 28…信
号処理回路 29…シリコーンゲル 30…マイクロコンピュータ 31…外部スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−64611(JP,A) 特開 平5−180693(JP,A) 実開 昭62−137815(JP,U) 実開 平2−71210(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 101 G01J 1/00 G01J 1/02 G01C 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の導入口が設けられた遮蔽板と該遮蔽
    板に所定の間隔をあけて対向配設され、光電変換素子を
    二次元的に配置した受光部と、 該受光部に配置された光電変換素子の出力を順次読み出
    して上記受光部上での光の照射位置を検出する照射位置
    検出手段と、 予め設定された基準位置からの上記照射位置検出手段に
    より検出された照射位置のずれに基づき光の照射角度を
    算出する照射角度算出手段と、 を備えた光位置検出装置であって、 上記遮蔽板の上部所定方向から光を照射したときに上記
    照射位置検出手段により検出された照射位置を予め記憶
    する照射位置記憶手段を設け、 上記照射角度算出手段が、上記照射位置記憶手段が記憶
    している照射位置を基準位置として光の照射角度を算出
    することを特徴とする光位置検出装置。
  2. 【請求項2】 L字状スリットを有する遮光膜と、 前記遮光膜下に設けられ、2次元的に検出素子が配置さ
    れた受光部とを備え、入射する光の強度、入射方向を検
    出する光位置検出装置。
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