JP3301666B2 - 油圧ショベルの運転室防振支持装置 - Google Patents

油圧ショベルの運転室防振支持装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルの運転室
を防振装置を介して上部旋回体に支持するための運転室
防振支持装置に関するものである。
【0002】建設機械としての油圧ショベルは、走行用
の履帯を備えた下部走行体に上部旋回体を旋回可能に設
けるようになし、この上部旋回体には、ブーム,アーム
及びバケットからなるフロント作業機構が設けられてい
る。上部旋回体には、前述したフロント作業機構に加え
て、運転室が配置されており、またこれ以外にも、エン
ジン,油圧ポンプ等の機械が設けられ、さらにはカウン
タウエイト等の部材が装着されている。
【0003】図4に上部旋回体の構成を示す。同図にお
いて、上部旋回体の構造体1としては、車両の前後方向
に向けて延接した複数本の主構造部材2と、これら各主
構造部材2間における適宜の箇所において、複数箇所張
り渡すように設けた横構造部材3とから構成される。主
構造部材2のうち、ほぼ中央位置にある2本のものに
は、ブラケット4,4が固着して設けられており、この
ブラケット4,4にフロント作業機構を構成するブーム
の基端部が連結される。そして、このブラケット4を取
り付けた主構造部材(図面上では符号2aで示す)と端
部側の主構造部材(図面上では符号2bで示す)との間
の部位であって、それらの上部位置に運転室5が設置さ
れている。
【0004】走行中や作業中においては車両は激しく振
動するが、この振動ができるだけ運転室5に伝達されな
いようにするために、運転室5は防振支持機構を介して
構造体1に装着されている。即ち、図5に示したよう
に、構造体1には6箇所(または4箇所)に防振装置1
0が設けられており、運転室5は構造体1のうち、この
運転室5の下部位置が防振装置10によって支承されて
いる。ここで、防振装置10の取付位置としては、まず
この防振装置10を取り付けるために透孔を設ける必要
があること等から、運転室5の下部に位置しているとは
いえ、極めて高い強度を保持させる必要のある主構造部
材2a,2b側には設けることはできないために、横構
造部材3側に設ける。
【0005】ここで、車両を走行させたり、または土砂
の掘削その他の作業を行う際に、横構造部材3にかなり
大きな荷重が作用する。しかも、横構造部材3は、防振
装置10を介しているとはいえ、運転室5が支持されて
いるから、この横構造部材3にねじり力や曲げ力が作用
することになる結果、運転室5には低周波の振動が伝わ
ることになって、オペレータにとっては乗り心地が悪く
なる。このために、横構造部材3は、剛性が高いことが
要求されるために、運転室5が装着される部位に設けた
3本の横構造部材3のうち、最先端部の横構造部材3a
はともかく、他の横構造部材3b,3cは閉断面構造と
することにより、剛性を向上させるようにしている。
【0006】図6に横構造部材3b(及び3c)に装着
される防振装置10の断面を示す。防振装置10は、円
筒状に形成した筒状本体11を有し、この筒状本体11
の下部には底板12が連結され、また上部にはゴム等の
弾性部材13が被着されて、内部には密閉した減衰力発
生室14を形成している。そして、この減衰力発生室1
4内には、例えばシリコン油等の高い粘度を持った作動
流体が封入されている。弾性部材13には、連結部材1
5が固着して設けられており、この連結部材15の下端
部は、減衰力発生室14内に臨んで、可動板16が連結
されている。また、この連結部材15における弾性部材
13より外部に突出する部位には、受け板17が連結さ
れると共に、この受け板17より先端側はねじ部となっ
ている。さらに、筒状本体11の上端部近傍には、外形
が略正方形となった取付板18が固着して設けられてい
る。この取付板18の4つの角隅部にはボルト19を挿
通するためのボルト挿通孔18aが穿設されている。
【0007】防振装置10は以上の構成を有するもので
あって、この防振装置10が固定される横構造部材3
b,3cは、断面を逆U字状に曲成させた本体部3b
M,3cMに、平板な底板3bB,3cBを溶接・固着
することによって、内部が空洞となった閉断面構造とし
たものが用いられる。そして、本体部3bM,3cMの
上面部分には、防振装置10の筒状本体11が挿通可能
な透孔6を形成すると共に、この透孔6の周囲には、ボ
ルト挿通孔7が4箇所設けられている。そして、ボルト
19を横構造部材3b,3cの内側からボルト挿通孔7
を介して上方に突出させて、この取付板18のボルト挿
通孔18aを挿通した上で、ナット20を螺合すること
によって、この防振装置10が固定される。この状態
で、運転室5の底板5aに透孔を設けて、この透孔を連
結部材15に装着して、受け板17に当接させた状態と
なし、ナット21を連結部材15のねじ部に螺合するこ
とによって、運転室5を防振装置10を介して上部旋回
体の構造体1に防振支持せしめられる。
【0008】以上のように、運転室5は防振装置10を
構成する弾性部材13を介して構造体1に弾性的に支持
されており、車両の走行等により振動が生じると、連結
部材15に連結した可動板16が減衰力発生室14内で
上下動することになり、この時に可動板16により区画
されている上下の部位に作動流体が流れるが、この作動
流体は高粘度のものであり、かつ可動板16によって作
動流体の流路が制限されるので、その粘性抵抗及び流動
抵抗によって、連結部材15の上下動に対する減衰力を
発揮し、これと弾性部材13による弾性力と共に運転室
5に振動が伝達されるのを可及的に防止できるようにな
っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、弾性部材
13に加えて、その下部位置に作動流体を封入した減衰
力発生室14を設け、この作動流体の粘性抵抗及び流動
抵抗を利用した振動吸収能力の極めて高い防振装置10
を用いて運転室5を構造体1に防振的に支持させるに当
っては、弾性部材13を装着した部位を構造体1側に取
り付けなければならないという点から、前述したような
取付構造を採用すると、以下に示す欠点がある。
【0010】まず第1に、防振装置10は、その取付板
18が横構造部材の上面の部分に固定されているが、主
構造部材2a,2b間に掛け渡して設けた3本の横構造
部材3a,3b,3cの上面が正確に同一平面になって
いないと、各防振装置10の受け板17が同じ高さ位置
とならず、このために運転室5が傾いた状態に装着され
ることになり、各防振装置10が受承する荷重が均一に
ならず、円滑な防振支持が行えなくなる等の不都合が生
じる。ここで、横構造部材3b,3cを缶組みするため
に、また缶組み後に主構造部材2に連結するために溶接
を行うが、この溶接時にひずみ等が生じることになり、
この溶接ひずみ等により全ての横構造部材3a〜3cが
正確に同一の高さ位置となるように組み立てるのは極め
て困難である。従って、実際上では、各防振装置10の
高さ位置にばらつきが生じるのを防止ことができないこ
とになる。
【0011】第2に、防振装置10を装着するために、
閉断面構造となった横構造部材3b,3cに透孔6を設
けていることから、たとえ防振装置10の取付板18に
よって、この透孔6が覆われるにしても、必ずしもこの
部位を完全に密閉することができない。この部分を密閉
できないと、内部に雨水等が侵入して錆が発生すること
になる。勿論、防錆塗装を行えば、錆の発生を抑制でき
るが、閉断面構造となった横構造部材3b,3cの内部
を防錆塗装するのは不可能である。
【0012】さらに、第3に、そもそも横構造部材は、
乗り心地等の観点から低周波の揺れを防止するために剛
性を向上させる必要があるために閉断面構造としたので
あって、このような構造部材に防振装置を装着するため
とは言え、透孔を設けることは、それだけ剛性も強度も
低下することになるので好ましくはない。
【0013】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、複数箇所設けられる
防振装置の高さ位置を相互に正確に平面度が出るように
装着でき、しかもこの防振装置が装着される構造部材の
剛性及び強度の向上を図ることができるようにすること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、前後方向に複数本延在させて設けた
上部旋回体の主構造部材側部間に、少なくとも2本の閉
断面形状の横構造部材をそれぞれ前後に間隔を置いて
り渡すように設けられ、前記横構造部材上に運転室を
振支持させる装置であって、上部側に弾性部材が設けら
れ、下部側が減衰力発生室となり、前記運転室を防振支
持するための防振装置と、この防振装置の減衰力発生室
を挿通させる透孔を備え、この透孔の周囲に前記弾性部
材と減衰力発生室との間の位置に設けた取付部が固定さ
れる取付ブラケットとを有し、この取付ブラケットは前
記横構造部材の側面に溶接手段で固定するものであっ
て、前記取付ブラケットは、前後の横構造部材が前記主
構造部材に連結されているコーナーの部分であり、かつ
前方の横構造部材に対しては前側の側面に、また後方の
横構造部材に対しては後側の側面にそれぞれ固定する
成としたことをその特徴とするものである。
【0015】
【作用】横構造部材は主構造部材と共に上部旋回体全体
の構造体を構成するものであり、閉断面構造とすること
により剛性を向上させている。この横構造部材に運転室
を防振支持するための防振装置を支承させて設けるが、
横構造部材の上部には運転室が臨んでいるにも拘らず、
上部側に弾性部材が設けられ、下部側が減衰力発生室と
なり、その弾性部材が設けられている部位に取付板を連
結した防振装置を用いる関係から、その取付部には減衰
力発生室を挿通させるための透孔が必要とすることを考
慮して、横構造部材に直接取り付けるのではなく、取付
ブラケットを介して防振装置を装着する。これによっ
て、横構造部材には透孔を設ける必要がなくなり、横構
造部材の強度及び剛性を向上させることができる。ま
た、透孔を設けていないので、横構造部材の内部におけ
る空洞部を密閉させることができて、雨水等が侵入しな
いようになり、格別防錆塗装を行わなくても、横構造部
材の内面が錆びるようなことはない。
【0016】横構造部材を缶組みする際や、缶組み後に
主構造部材に連結する際等に行われる溶接によるひずみ
等によって、全ての横構造部材が同じ高さ位置に組み付
けることができる訳ではない。たとえ横構造部材が高精
度に組み付けられていなくても、取付ブラケットの横構
造部材に対する固着位置を調整することによって、容易
に高さ位置を制御することができる。従って、取付ブラ
ケットを厳格に同じ高さ位置となるように取り付けるこ
とによって、全ての防振装置を同じ高さ位置とすること
ができる。この結果、運転室は構造体に対して正確に水
平状態に搭載される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。車両の上部旋回体における構造体として
は、図4に示したものと実質的に同じものであり、従っ
て図4のものと同一または均等な部材については、同一
の符号を付して、その説明は省略する。また、防振装置
の構成自体についても、図6に示したものと同様のもの
が用いられるので、図6と同一または均等な部材につい
ては、同じ符号を用いる。
【0018】而して、図1及び図2に示したように、上
部旋回体の構造体1における横構造部材3のうち、運転
室5の下部に位置し、この運転室5の下面と重なり合う
ようになっているにも拘らず、閉断面構造となっている
横構造部材3b,3cと運転室5との間に直接防振装置
10を装着するのではなく、その本体部3bM,3cM
の側面であって、主構造部材2に連結したコーナーの部
に取付ブラケット30が溶接手段により固着して設け
られており、この取付ブラケット30に防振装置10が
装着されている。しかも、2本の横構造部材3b,3c
のうち、前方の横構造部材3bの本体部3bMには前側
の側面に、また後方の横構造部材3cの本体部3cMに
対しては後側の側面に、それぞれ取付ブラケット30が
固定されている。取付ブラケット30は、図3に示した
ように、防振装置10が装着される取付部30aと、こ
の取付部30aに対して垂直に曲折されて、横構造部材
3b,3cに溶接固着される固着部30bとなってい
る。そして、取付部30aと固着部30bとの間には補
強部30cが掛け渡すようにして設けられている。
【0019】取付ブラケット30における取付部30a
には、防振装置10の筒状本体11を挿通させるための
透孔31が穿設されており、また、この透孔31の周囲
には4箇所においてボルト挿通孔32が設けられてい
る。そして、ボルト挿通孔32の下方からボルト19を
挿通させるようになっており、防振装置10を装着する
には、この防振装置10の筒状本体11を透孔31に挿
通させて、取付板18を取付部30に当接させ、取付板
18に設けたボルト挿通孔18aを、このボルト挿通孔
32と一致させた状態で、下方からボルト19を上方に
向けて突出させ、ナット20を螺合させることにより取
り付けられるようになっている。
【0020】本実施例は以上のように構成されるもので
あって、閉断面構造となっている横構造部材3b,3c
には、防振装置10を装着するための透孔が設けられて
いないので、これら横構造部材3b,3cは剛性及び強
度を十分に持たせることができ、構造体1としての機能
を遺憾なく発揮できるようになり、特に剛性の向上によ
り、運転室5を装着して、車両を走行させた時に、運転
室5に低周波振動が生じるのを極力防止できるようにな
り、かつ運転室5は作動流体の粘性抵抗及び流動抵抗を
利用した振動吸収能力の極めて高い防振装置10により
構造体1に支持されているので、オペレータによる乗り
心地は極めて良好になる。また、横構造部材3b,3c
を密閉構造とすることができるので、雨水等が侵入する
おそれはないことから、防錆塗装を施さなくとも、錆び
が発生するおそれはない。
【0021】横構造部材3b,3cの側面には取付ブラ
ケット30が溶接手段により固着されるようになってい
るから、横構造部材3b,3cの缶組みを行った上で、
主構造部材2への連結後に、この取付ブラケット30を
溶接できるようになる。従って、取付ブラケット30に
おける固着部30bは任意の位置に溶接できるようにな
るから、全ての防振装置10における受け板17の高さ
位置が正確に合うように、この取付ブラケット30の位
置を調整した状態で溶接できるようになる。この結果、
運転室5の底板aを受け板17を載置した時に、傾くよ
うなことがなく、正確に平面度を出すことができるよう
になる。これによって、全ての防振装置10が均等に荷
重を支承させることができるようになり、確実に良好な
防振機能を発揮することになる。
【0022】ここで、取付ブラケット30の固着部30
bをある程度広い面として、このエッジ部分の全周にわ
たって溶接を行うことによって、この取付ブラケット3
0は横構造部材3b,3cに強固に固定されることにな
る。しかも、固着部30bと取付部30aとの間には補
強部30cが掛け渡して設けているので、荷重により取
付部30aの固着部30bへの連設部が変形することは
ない。しかも、構造体1の全体が受ける荷重のうち、運
転室5の荷重はあまり大きいものではなく、このように
取付ブラケット30を横構造部材3b,3cを溶接で固
着する構成としても、十分な強度を保持する。これに対
して、特に横構造部材3に要求されるのは、構造体1を
構成する部材として、ねじり,曲げ等に対する剛性が極
めて高いことが要求されるものであり、通常横構造部材
3は運転室5を支承するための荷重より10倍以上の荷
重に耐える程度の強度及び剛性を持たせるようにする必
要があり、従って横構造部材3には構造体としての機能
を十分発揮させるために、横構造部材3には強度低下に
繋がる透孔を設けないようになし、比較的軽い荷重であ
る運転室5を支承する防振装置10は、この横構造部材
3に溶接により固着した取付ブラケット30に設けるこ
とによって、上部旋回体における構造体1を極めて合理
的な構造とすることができる。
【0023】なお、前述した実施例では、取付ブラケッ
トに取り付けられる防振装置は4本のボルトで固定され
るように構成したが、太径の2本のボルトで固着する構
成とすることができる。また、防振装置は3本の横構造
部材に6箇所設ける構成としたが、運転室の荷重によっ
ては4箇所設けるだけであっても良い。さらに、最先端
に位置する横構造部材は閉断面構造としていないことか
ら、これに装着される防振装置は、この横構造部材に直
接透孔を設けて、この横構造部材に直接取り付ける構成
としたが、この最先端部に位置する横構造部材にも防振
装置を装着するための取付ブラケットを設けるように構
成しても良く、またこの横構造部材そのものも閉断面構
造とした場合には、取付ブラケットに防振装置を装着す
るように構成すれば良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、運転室
の下部位置に閉断面構造となった横構造部材が配置され
ているにも拘らず、運転室を直接この横構造部材上に支
持させるのではなく、横構造部材の側面であって、主構
造部材への連結部の位置に取付ブラケットを溶接手段で
固着して、この取付ブラケットを介して運転室を横構造
部材に防振的に支持させる構成としたので、防振装置と
して、上部側に弾性部材が設けられ、下部側が減衰力発
生室となり、その弾性部材を設けた部位に取付部を形成
し、上下方向の振動吸収機能が著しく高い防振装置を用
いることができ、しかもこの防振装置を装着するため
に、横構造部材に強度低下に繋がる透孔を穿設する必要
がなくなり、かつその内部を密閉できるので、雨水の侵
入等による錆の発生等を確実に防止できるようになり、
しかも横構造部材の形成時及び組み付け時に溶接ゆがみ
が生じても、防振装置の取り付け位置に影響を及ぼさな
いことから、運転室を確実に平面状に防振支持できる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す運転室防振支持装置の
平面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】防振装置が装着される取付ブラケットの構成を
示す外観図である。
【図4】建設機械としての油圧ショベルの上部旋回体の
構成説明図である。
【図5】従来技術による運転室防振支持装置の平面図で
ある。
【図6】図5のY−Y断面図である。
【符号の説明】
1 構造体 2,2a,2b 主構造部材 3,3a,3b,3c 横構造部材 5 運転室 10 防振装置 18 取付板 18a ボルト挿通孔 19 ボルト 30 取付ブラケット 30a 取付部 30b 固着部 30c 補強部 31 透孔 32 ボルト挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多原 晃司 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (72)発明者 木村 研一 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (56)参考文献 特開 昭62−152982(JP,A) 実開 平2−81283(JP,U) 実開 昭63−189886(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に複数本延在させて設けた上部
    旋回体の主構造部材側部間に、少なくとも2本の閉断面
    形状の横構造部材をそれぞれ前後に間隔を置いて張り渡
    すように設けられ、前記横構造部材上に運転室を防振支
    持させる装置であって、 上部側に弾性部材が設けられ、下部側が減衰力発生室と
    なり、前記運転室を防振支持するための防振装置と、 この防振装置の減衰力発生室を挿通させる透孔を備え、
    この透孔の周囲に前記弾性部材と減衰力発生室との間の
    位置に設けた取付部が固定される取付ブラケットとを有
    し、 この取付ブラケットは前記横構造部材の側面に溶接手段
    で固定するものであって、 前記取付ブラケットは、前後の横構造部材が前記主構造
    部材に連結されているコーナーの部分であり、かつ前方
    の横構造部材に対しては前側の側面に、また後方の横構
    造部材に対しては後側の側面にそれぞれ固定する 構成としたことを特徴とする油圧ショベルの運転室防振
    支持装置。
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