JP3299276B2 - 会合性重合体によって増稠された航空機氷結防止液 - Google Patents
会合性重合体によって増稠された航空機氷結防止液Info
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Description
887646、887642、887673、887672、887641、887648、88
7647、887644及び887671、の各号である。
種の重合体で増稠されたグリコール基材氷結防止液(AA
F)に関するものである。かかる重合体は、AAFを会合機
構によって増稠させる。
に留められている航空機は、冷たい冬期の気候ではその
表面上に雪、氷、着氷性雨又は霜が蓄積する場合があ
る。特に翼形(エアホイル)表面上におけるかかる付着
物の存在は、離昇を妨げる可能性があるという点で一般
的に翼形が危険な状態にあり、又は少なくとも離陸期間
と早期飛行期間との間では極めて望ましくないことであ
る。というのは、少量の蓄積でさえも、翼の空力性能の
大きな低下をもたらす可能性があり、場合によっては離
陸/離昇時に墜落を引き起こして寿命の損失をもたらす
場合もある。
霜の付着物を除去するために航空機に除氷剤として吹き
付けられる様々な強度の水溶液中において長らしく使用
されてきた。この処理後に、グリコール液は、連続した
不凍結保護性を提供し且つ航空機の表面上での雪、氷、
着氷性雨や霜の付着物の更なる形成又は増加を遅らせる
氷結防止剤として働くように、航空機の表面上に薄膜と
して留まるのが望ましい。また、除氷及び氷結防止の両
方の機能を得るために同じグリコール基材液を様々な濃
度で使用することができる。
は、典型的には増稠剤を含有し、そして次の特性(この
どれも除氷剤としてのその使用を妨げない)、 (i)離陸/離昇の間に航空機の空力性能に対して臨界
的である非水平の航空機表面例えば垂直安定板上でさえ
も、通常の吹付装置によって適用した後に本質上連続的
な薄膜が形成されること、並びに胴体表面での平滑性、 (ii)延長された長期保護性氷結防止作用、及び (iii)有効で強力な保護性薄膜の形成を促進し、しか
も航空機の回転(ローテーション)に先立って離陸間に
液の被膜が航空機の翼表面から流れ落ちるのを可能にす
る粘度及び流動学的特性、 を有するのが望ましい。
分子間摩擦によって増稠を行う極めて大きい分子のもの
(例えば、キサンタンガム又は種々の有機重合体)で増
稠される。かかる増稠剤は、すべての天候条件下でそし
て除雪式ターボプロップ型航空機での使用に対して最適
な非ニュートン挙動を提供しないという点で欠陥がある
(即ち、それらの粘度は風剪断力の下に十分なだけ急速
に及び/又は広範囲に低下しない可能性がある)。その
上、かかる増稠剤は、AAFを航空機に適用するのに使用
される吹付ノズルによって課される過酷な剪断力の結果
として粘度の不当な低下を受けやすい。
る種のマクロ単量体含有重合体がグリコール基材航空機
氷結防止液用の増稠剤として特別な効力を有するという
予想外の発見に基づく。
マクロ単量体含有重合体で本質上増稠されたグリコール
基材溶液である航空機の地上処理に好適な氷結防止液が
提供される。このマクロ単量体含有重合体は、静止した
航空機に適用したときに航空機表面への付着を促進させ
るのに十分なだけ氷結防止液を増稠させしかも回転(ロ
ーテーション)前の離陸滑走間に風剪断によって誘発さ
れる除去を可能にする量で氷防止液中に存在する。
間の分子間会合機構によって主として増稠させる疎水性
基含有アルカリ膨潤性重合体増稠剤とを混合状態で含む
航空機氷結防止液であって、休止状態の航空機の翼形表
面に付着するのに十分なだけ粘性であるが、しかし翼形
表面が離陸速度にあるか又はそれに近いときに風の剪断
力の影響下に翼形表面から流れ落ちるのに十分なだけ流
動性になる航空機氷結防止液を提供するものである。好
ましくは、増稠剤は、疎水性基がフレキシブルペンダン
ト鎖によって結合されたカルボキシル主鎖、特にフレキ
シブルペンダント鎖が1個以上の疎水性重合体を構成し
ているものからなる。また、このフレキシブルペンダン
ト鎖は、疎水性基を主鎖のカルボキシル環境の向こう側
に置くのに十分なだけ長いことが望ましい。本発明の増
稠剤はそれらの分子要素(実際には、これはそれらの利
益のうちの1つである)に依存して分子量をかなり変動
することができるけれども、各反復単位はせいぜい約6,
000そして好ましくはせいぜい約3,000の分子量を有す
る。
界層置換厚さの性能についてエアライン標準試験に従っ
て有益下に表わすこともできる。従って、本発明は、水
吹付耐久時間が少なくとも約30分好ましくは約40分であ
るがしかし境界層置換厚さが−20℃で約8mm以下好まし
くは約6mm以下であるようなAAFを提供する。
なるグリコール/水氷結防止液の増稠法を提供するもの
である。加えて、本発明は、航空機の翼形表面に本発明
の増稠剤を含有するAAFを適用することからなる氷結防
止保護性を航空機に付与するための方法を提供するもの
である。
マクロ単量体を共重合されることから誘導されるのが好
ましい。かくして、本発明に有用な好ましいマクロ単量
体含有重合体は、 (A)約1〜99.9重量%好ましくは約10〜70重量%の1
種以上のα,β−モノエチレン式不飽和カルボン酸、典
型的には、メタクリル酸、 (B)約0〜98.9重量%好ましくは約30〜85重量%の1
種以上のモノエチレン式不飽和単量体、典型的には、ア
クリル酸エチル、 (C)約0.1〜99重量%好ましくは約5〜60重量%の1
種以上のモノエチレン式不飽和マクロ単量体、及び (D)約0〜20重量%好ましくは約0〜10重量%又はそ
れ以上の1種以上のポリエチレン式不飽和単量体、典型
的には、トリメチロールプロパントリアクリレート、 からなる。
を占めるのが好ましい。
有重合体で増稠されたAEA(Association of European A
irlines)タイプII氷結防止液であるのが望ましい。マ
クロ単量体含有重合体増稠剤は、約0.05〜3重量%そし
て好ましくは約0.1〜1重量%の量で存在するのが好ま
しい。
は、エチレングリコール単独又はそれとジエチレングリ
コール若しくはプロピレングリコールのような他のグリ
コールとの組み合わせである。水性氷結防止液中のグリ
コール成分は、少なくとも約40重量%そして好ましくは
約50〜95重量%の量で存在するのが望ましい。
れいにするために氷、雪、氷着性雨及び同様の形態の凍
結した沈殿物/蓄積物が付着するのを防止するものであ
る。典型的な航空機氷結防止液は、アルカリ性エチレン
グリコールと水溶媒との混合物(重量基準でほぼ等しい
部材、pH=約8.5)から構成され、そしてイオン性腐食
抑制剤と、レオロジー変性剤と、吹付適用間に航空機上
での氷結防止液の湿潤を促進する表面活性剤とを含有す
る。航空機の氷結防止液中に使用される普通のレオロジ
ー変性剤は、架橋されたポリアクリレート、カルボキシ
ポリメチレン及び多糖類(キサンタンガム及びカラゲー
ン)を包含する。ヨーロッパやカナダ(ここでは白い霜
によって冬期の運航が妨げられる)で運航している航空
会社は、これらの氷結防止液を使用している。
積を防止するために、且つ垂直面への氷結防止液の付着
を促進させるために休止時にAAFをゲル化させる。揚力
損失を最小限にするために、AAFは剪断下に著しく希薄
になり、その結果、それは回転前の離陸滑走間に航空機
の翼から容易に流れ落ちる。回転(ローテーション)
は、翼形の揚力がパイロットをして離陸するのに十分で
あるところの点であり、そして約10Pa程度の剪断応力に
相当する。AAFの粘度は、温度変化又は水の希釈度に応
じて有意には変動すべきでない。水の希釈度に応じて変
化しない又は僅かに向上する粘度は、ホールドオーバー
タイム、即ち、他の除氷処理を必要とする悪天候で飛行
機が持ちこたえることができる長さと相関する。
性能特性と一緒に、マクロ単量体含有重合体を増稠剤と
して使用することによって通常のグリコール基材氷結防
止液でもって得ることができる。マクロ単量体含有重合
体は、航空機用の通常のグリコール基材氷結防止液にお
いて主要の増稠剤として使用することが企図される。AE
A(Association of European Airlines)タイプII氷結
防止液と称される航空機氷結防止液は増稠剤を含有する
が、ここに記載するマクロ単量体含有重合体はこれらの
流体中において増稠剤として使用するのに特によく適合
する。
て、航空機の除氷及び氷結防止用途に銃数年間使用され
てきた。除氷及び氷結防止特性を提供するかかる液中の
主成分は水溶性グリコール化合物である。グリコール基
材液は、典型的には、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジエチレングリコール及びそれらの混合物
から選択される1種以上のグリコールを含有する。氷点
降下性を有する他のグリコール又はポリオールも、上記
のポリオールと一緒に又はそれらの代わりに使用するこ
とができる。
ングリコールを、望ましくは少なくとも約80重量%のエ
チレングリコールを含有する。グリコール基材液中に
は、プロピレングリコール及び/又はジエチレングリコ
ールも存在させてよい。ジエチレングリコールは、プロ
ピレングリコールと組み合わさって、本発明で使用する
のに好適な他のグリコール処方物になる。グリコール基
材液中に存在する特定のグリコールの選択及び相対量
は、かかる液に望まれる特定の氷結防止凍結防止性、例
えば、氷点特性、流動点等に左右される。
チレングリコール又は他の好適なグリコールである。グ
リコールは、水溶液中に少なくとも約40重量%の量で存
在すべきであり、そして好ましくは少なくとも約50重量
%から約95重量%までの量で存在する。かかる液中のグ
リコール成分と水成分との組み合わせは、好ましくは全
組成物の少なくとも約90重量%そしてより好ましくは全
組成物のっ少なくとも約95重量%を占める。
して好ましくは約−30℃以下の氷点を与えるのに十分で
あるのが望ましい。
それらの製造法は目下出願中の米国特許願第887647号に
開示されているので、必要ならばそれを参照されたい。
ノエチレン式不飽和カルボン酸単量体を多割合で存在さ
せることができる。アクリル酸、メタクリル酸、エタク
リル酸、α−クロルアクリル酸、クロトン酸、フマル
酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸、マレイン
酸等並びにこれらの混合物のような各種カルボン酸単量
体を使用することができる。メタクリル酸を特に重合体
の少なくとも約40重量%の濃度で使用するのが好まし
い。膨潤又は溶解しそしてアルカリ例えば水酸化ナトリ
ウムと反応したときに増稠剤を形成する重合体構造を提
供するために多割合のカルボン酸単量体が望ましい。
モノエチレン式不飽和単量体も含有することができる。
好ましい単量体は、単独重合させたときに水不溶性重合
体を提供し、そしてアクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ル又は対応するメタクリル酸エステルのようなアクリル
酸エステル又はメタクリル酸エステルによって例示され
る。使用することができる他の単量体は、スチレン、ア
ルキルスチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、ビニル
アルコール、アクリロニトリル、塩化ビニリデン、ビニ
ルケトン等である非反応性単量体が好ましいが、これら
は、単一のエチレン性基が重合条件下に反応性の唯一の
基であるような単量体である。しかしながら、ある場合
には、焼付条件下に又は酸化亜鉛のような二価金属イオ
ンと反応性の基を含む単量体、例えばアクリル酸ヒドロ
キシエチルを使用することもできる。
量体としては、例えば、メタクリル酸プロピル、メタク
リル酸イソプロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル
酸n−アミル、メタクリル酸第二アミル、メタクリル酸
ヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ステア
リル、メタクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸クロ
チル、メタクリル酸シンナミル、メタクリル酸オレイ
ル、メタクリル酸リシノレイル、メタクリル酸ヒドロキ
シエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、プロピオ
ン酸ビニル、酪酸ビニル、イソ酪酸ビニル、カプリン酸
ビニル、ステアリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、オレ
イン酸ビニル、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエ
ーテル、ビニルn−プロピルエーテル、ビニルイソプロ
ピルエーテル、ビニルn−ブチルエーテル、ビニルイソ
ブチルエーテル、ビニルイソオクチルエーテル、ビニル
フェニルエーテル、α−クロルビニルフェニルエーテ
ル、ビニルβ−ナフチルエーテル、メタクリロニトリ
ル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−アルキル
アミド、N−アリールアミド、N−ビニルピロリドン、
N−ビニル−3−モルホリン、N−ビニルオキサゾリ
ン、N−ビニルイミダゾール等、並びにそれらの混合物
が挙げられる。
り、 各R2は同種又は異種であって、置換又は非置換二価炭
化水素残基であり、 R3は置換又は非置換二価炭化水素残基であり、 R4、R5及びR6は同種又は異種であって水素又は置換若
しくは非置換一価炭化水素残基であり、そして zは0又はそれよりも大きい値である]によって表わ
すことができる。
る複合疎水性化合物を除いて多数の慣用法によって製造
することができる。例示的な方法は、例えば、次の米国
特許、4514552、4600761、4569965、4384096、426864
1、4138381、3894980、3896161、3652497、4509949、42
26754、3915921、3940351、3035004、4429097、442190
2、4167502、4764554、4616074、4464524、3657175、40
08202、3190925、3794608、4338239、4939283及び34998
76、の各号に記載されている。また、マクロ単量体は、
目下出願中の米国特許願第887645号に開示される方法に
よっても製造することができる。本発明で有用になり得
る他のマクロ単量体化合物としては、目下出願中の米国
特許願第887646号に開示される複合疎水性基含有オリゴ
マーが挙げられる。
換又は非置換二価炭化水素残基としては、以下の式
(i)及び(ii)における同じ種類の置換基において記
載したものが挙げられる。また、上記の式Iにおいて
R4、R5及びR6によって表わされる例示的な置換又は非置
換一価炭化水素残基としては、以下の式(i)及び(i
i)における同じ種類の置換基について記載したものが
挙げられる。
テル、ウレタン、アミド、尿素、ウレタン、無水物等、
並びにそれの混合物の有機残基が挙げられる。R3置換基
は、一般には、複合疎水性基含有表面活性剤又はアルコ
ールとマクロ単量体化合物の不飽和部分との間の“結
合”と記載することができる。好ましい結合としては、
イソシアネートとヒドロキシル含有表面活性剤との反応
からのウレタン結合、イソシアネートとアミン含有表面
活性剤との反応からのウレア結合、表面活性剤と不飽和
カルボン酸又は不飽和無水物とのエステル化生成物のよ
うな表面活性剤の不飽和エステル、アルコールの不飽和
エステル、アクリル酸エチルオリゴマー、アクリル酸オ
リゴマー及びアリル含有オリゴマーのエステル、表面活
性剤と無水マレイン酸との反応によって形成されたもの
のような表面活性剤の半エステル、ビニルベンジルクロ
リド及び表面活性剤を反応させることによって又はアリ
ルグリシジルエーテルを表面活性剤、アルコール又はカ
ルボン酸と反応させることによって製造された不飽和エ
ーテルが挙げられる。
レン部分は、直鎖又は分枝鎖アルキレンオキシドの単独
重合体又はブロック若しくはランダム共重合体であって
よい。エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのよう
なアルキレンオキシドの混合物を使用することもでき
る。zのすべての正の値について特定の置換基における
各R2基は同種又は異種であってよいことを理解された
い。エチレンオキシドが好ましいが、多量のエチレンオ
キシドは、増稠されたAAFの熱及び/又は希釈安定性に
悪影響を及ぼす可能性があるのが認められた。
用な少なくとも1個の活性水素を有する複合疎水性化合
物は、式 [式中、R1及びR2は同種又は異種であって、水素又は置
換若しくは非置換一価炭化水素残基であり、R3は置換又
は非置換二価又は三価炭化水素残基であり、各R4は同種
又は異種であって、置換又は非置換二価炭化水素残基で
あり、各R5は同種又は異種であって、置換又は非置換二
価炭化水素残基であり、R6は水素、置換若しくは非置換
一価炭化水素残基又はイオン性置換基であり、a及びb
は同じ又は異なって0又は1の値であり、そしてx及び
yは同じ又は異なって0又はそれよりも大きい値であ
り、但し、R1、R2、R3、R4、R5及びR6のうちの少なくと
も2個は、R1、R2及びR6の場合には2個よりも多くの炭
素原子を有し又はR3、R4及びR5の場合には2個よりも多
くのペンダント炭素原子を有する炭化水素残基であるも
のとする]によって表わすことができる。
用な少なくとも1個の活性水素を有する他の複合疎水性
基化合物は、式 [式中、式中、R7及びR8は同種又は異種であって、水素
又は置換若しくは非置換一価炭化水素残基であり、R11
及びR14は同種又は異種であって、水素、置換若しくは
非置換一価炭化水素残基又はイオン性置換基であり、R9
及びR12は同種又は異種であって、置換又は非置換二価
又は三価炭化水素残基であり、各R10は同種又は異種で
あって、置換又は非置換二価炭化水素残基であり、各R
13は同種又は異種であって、置換又は非置換二価炭化水
素残基であり、R15は置換又は非置換二価炭化水素残基
であり、d及びeは同じ又は異なって0又は1の値であ
り、そしてf及びgは同じ又は異なって0又はそれより
も大きい値であり、但し、R7、R8、R9、R10、R11、
R12、R13、R14及びR15のういちの少なくとも2個は、
R7、R8、R11及びR14の場合には2個よりも多くの炭素原
子を有し又はR9、R10、R12、R13及びR15の場合には2個
よりも多くのペンダント炭素原子を有する炭化水素残基
であるものとする]によって表わすことができる。
50個又はそれ以上の炭素原子を含有し、そしてメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、アミル、第二ア
ミル、t−アミル、2−エチルヘキシル等のような線状
又は分枝状第一、第二又は第三アルキル基を含めたアル
キル基、フェニル、ナフチル等のようなアリール基、ベ
ンジル、フェニルエチル、トリフェニルメチルエタン等
のようなアリールアルキル基、オクチルフェニル、ノニ
ルフェニル、ドデシルフェニル、トリル、キシリル等の
ようなアルキルアリール基、及びシクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘキシルエチル等のようなシクロア
ルキル基から選択される。許容できる炭化水素残基は、
弗素、珪素又は他の非炭素元素を含有することができ
る。
30個又はそれ以上の炭素原子を含有するアルキル及びア
リール基から選択される。より好ましくは、アルキル基
は1〜18個の炭素原子を含有し、これに対してアリー
ル、アリールアルキル、アルキルアリール又はシクロア
ルキル基は6〜18個又はそれ以上の炭素原子を含有する
のが好ましい。
それぞれ、式 [式中、R16及びR17は先にR1、R2、R7及びR8について定
義した通りであり、h及びiは同じ又は異なって0又は
1の値であり、そしてR18は先にR3について定義した通
りである]によって表わされる炭化水素基であってよ
い。式(i)及び(ii)によって表わされる化合物につ
いて言えば、所定の化合物における各式(iii)の基は
同種又は異種でってよく、そしてR16及び/又はR17基そ
れ自体は以下に記載するような樹枝状又は段階状の複合
疎水性基の提供する式(iii)の基であってもよい。更
に、R4、R5、R10及びR13は、それぞれ、式 −CH[(OR)19)jOR20]− (iv) [式中、R19は先にR4、R5、R10及びR13について定義し
た通りであり、R20は先にR6、R11及びR14について定義
した通りであり、そしてjは0又はそれ以上の値であ
る]によって表わされる炭化水素基であってよい。
換基は、硫酸塩、スルホン酸塩、燐酸塩等のような陽イ
オン性及び陰イオン性置換基を包含する。R6、R11、R14
及びR20は、好ましくは、1個以上のヒドロキシル又は
窒素誘導体又はエポキシド、又は不飽和を含有しても若
しくはしなくてもよい他の反応性基を含有する有機残基
であってよい。
な末端基として、例えば、末端アルコール(R6、R11、R
14及びR20=H)とメタクリル酸グリシジル、メタクリ
ル酸イソシアナトエチル、α,α−ジメチル−m−イソ
プロペニルベンジルイソシアネート(m−TMI)等との
間の反応生成物のように、アリル性又はビニル性不飽
和、アクリル又はメタクリル官能基、スチリル又はα−
メチルスチリル官能基等を含有することができる炭化水
素残基が挙げられる。末端基の他の例としては、アルキ
ル、アリール、アラルキル、アルカリール及びシクロア
ルキル基(これらは、ヒドロキシル、カルボキシル、イ
ソシアナト、アミノ、モノ−又はジ置換アミノ、第四級
アンモニウム、サルフェート、スルホネート、ホスフェ
ート、エポキシ等のうちの1つ以上で置換されてもよく
又はされなくてもよく、そして珪素又は弗素を含めた他
の非炭素原子を含有してもよく又はしなくてもよい)の
炭化水素残基を挙げることができる。また、二価シロキ
シ基を含めることもできる。他の非炭化水素末端基とし
ては、サルフェート、ホスフェート等を挙げることがで
きる。
R15、R18及びR19によって表わされる例示的な二価炭化
水素残基としては、アルキレン、−アルキレン−オキシ
−アルキレン−、−アルキレン−オキシ−アリ−レン
−、アリーレン、脂環式基、フェニレン、ナフチレン、
−フェニレン−(CH2)m(Q)n(CH2)m−フェニレ
ン−及び−ナフチレン−(CH2)m(Q)n(CH2)m−
ナフチレン基(ここで、Qはそれぞれ−CR21R22−、−
O−、−S−、−NR23−、−SiR24R25−及びCO−から選
択される置換又は非置換二価結合基を表わし、R21及びR
22はそれぞれ水素、1〜12個の炭素原子のアルキル、フ
ェニル、トリル及びアニシルから選択される基を表わ
し、R23、R24及びR25はそれぞれ水素及びメチルから選
択される基を表わし、そして各m及びnはそれぞれ0又
は1の値を有する)から選択される置換及び非置換基が
挙げられる。R3、R4、R5、R9、R10、R12、R13、R15、R
18及びR19によって表わされるより特定の例示的な二価
基としては、例えば、1,1−メチレン、1,2−エチレン、
1,3−ピロピレン、1,6−ヘキシレン、1,8−オクチレ
ン、1,12−ドデシレン、1,4−フェニレン、1,8−ナフチ
レン、1,1'−ビフェニル−2,2'−ジイル、1,1'−ビナフ
チル−2,2'−ジイル、2,2'−ビナフチル−1,1'−ジイル
等が挙げられる。アルキレン基は2〜12個又はそれ以上
の炭素原子を含有することができるのに対して、アリー
レン基は6〜18個又はそれ以上の炭素原子を含有するこ
とができる。好ましくは、R3、R4、R5、R9、R10、R12、
R13、R15、R18及びR19はアルキレン又はアリーレン基で
ある。許容することができる二価炭化水素残基は、弗
素、珪素又は他の非炭素原子を含有することができる。
る例示的な三価炭化水素残基としては、=CH−、=C
(R26)−、=CR27−等から選択される置換及び非置換
基が挙げられ、ここでR26はここに記載したような置換
又は非置換一価炭化水素基であり、そしてR27はここに
記載したような置換又は非置換二価炭化水素基である。
る任意の置換基で置換されることができることも更に理
解されたい。例示的な置換基としては、アルキル、アリ
ール、アラルキル、アルカリール及びシクロアルキル基
のような1〜18個の炭素原子を含有する基、アルコキシ
基、−Si(R28)3及び−Si(OR28)3のようなシリル
基、−N(R28)2のようなアミノ基、−C(O)R28の
ようなアシル基、−OC(O)R28のようなアシルオキシ
基、−COOR28のようなカルボニルオキシ基、−C(O)
N(R28)2及び−N(R28)COR28のようなアミド基、
−SO2R28のようなスルホニル基、−SO(R28)2のよう
なスルフィニル基、−SR28のようなチオニル基、−P
(O)(R28)2のようなホスホニル基、並びにハロゲ
ン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル及びヒドロキ
シ基等が挙げられ、ここで、各R28はアルキル、アリー
ル、アルカリール、アラルキル及びシクロアルキル基の
ような一価炭化水素基であってよいが、但し、−N(R
28)2のようなアミノ基では各R28は一緒になって窒素
原子と共に複素環式基を形成する二価結合基からなるこ
ともでき、−C(O)N(R28)2及び−N(R28)COR
28のようなアミド置換基ではNに結合した各R28は水素
でもよく、そして−P(O)(R28)2のようなホスホ
ニル基では1個のR28は水素であってよい。特定の置換
基における各R28基は同種又は異種であってよいことを
理解されたい。かかる炭化水素置換基は、場合によって
は、先に記載したような許容できる置換基で置換される
ことができる。
合物においてランダム又はブロックオキシアルキレン単
位を提供することができる好ましいアルキレンオキシド
としては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,
2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオキシド、1,2−
及び2,3−ベンチレンオキシド、シクロヘキシレンオキ
シド、1,2−ヘキシレンオキシド、1,2−オクチレンオキ
シド、1,2−デシレンオキシド及びこれより高級のα−
オレフィンエポキシドのようなアルキレンオキシド、エ
ポキシ化大豆油脂肪アルコール及びエポキシ化亜麻仁油
脂肪アルコールのようなエポキシ化脂肪アルコール、ス
チレンオキシド及び2−メチルスチレンオキシドのよう
な芳香族エポキシド、並びにグリシドール、エピクロル
ヒドリン及びエピブロムヒドリンのようなヒドロキシ−
及びハロゲン置換アルキレンオキシドが挙げられる。好
ましいアルキレンオキシドは、エチレンオキシド及びプ
ロピレンオキシドである。また、オキセタン及びテトラ
ヒドロフランのような置換及び非置換環式エステル又は
エーテルからの炭化水素置換基も含めることができる。
ここで式(i)及び(ii)によって表わされる化合物
は、ランダム及び/又はブロックオキシアルキレン単
位、並びにオキシアルキレン単位の混合物を含有するこ
とができることを理解されたい。更に、x、y、z、
f、g及びjのすべての正の値について特定の化合物に
おける各R4、R5、R10、R13及びR19は、それぞれ同種又
は異種であってよいことを理解されたい。
なく、広範囲にわたって変動することができる。例え
ば、x、y、z、f、g及びjの値は、0〜約200又は
それ以上、好ましくは約0〜約100又はそれ以上、そし
てより好ましくは約0〜約50又はそれ以上の範囲内であ
ってよい。所望量のアルキレンオキシド、例えば、複合
疎水性化合物の重量を基にして0〜約90重量%又はそれ
以上を使用することができる。
R1、R2、R7及び/又はR8が上記の式(iii)の炭化水素
残基であるときには、得られる化合物は樹枝又は段階型
の疎水性基を任意の許容できる数で且つ組み合わせで含
むことができることが理解される。上記の一般式に含ま
れるかかる化合物は当業者によって容易に確かめること
がでいるはずである。本発明で有用な少なくとも1個の
活性水素を有する例示的な複合疎水性化合物及びその製
造法は、目下出願中の米国特許願第887648号に開示され
ている。
構造は、エピクロルヒドリンと、残基が式(iii)によ
って記載し得るようなアルコール又はフェノール若しく
はそれらの混合物との反応生成物の残基であってよい。
生じる構造は、樹枝状又は段階状の複合疎水性化合物と
記載することができる。絵で表わすと、これらは、以下
に示すように記載することができる。
は、次の式によって表わされるものが挙げられる。
に定義した通りである。
会合性単量体Yが10〜50%、会合性単量体Zが5〜30
%、そしてpがエトキシル化(又はプロポキシル化)の
20〜80モルに等しいところの範囲である。疎水性基R
は、ノニルフェノール又はジノニルフェノールのような
アルカリールであってよく、又は次の構造 [式中、R1及びR2は先に定義した通りである]を有する
ことができる。
誘導体を生成するために更なる反応を受けることができ
る。かかる許容できる誘導体化反応は、斯界に周知の慣
用操作に従って実施することができる。例示的な誘導体
化反応としては、例えば、エステル化、エーテル化、ア
ルコキシル化、アミノ化、アルキル化、水素化、脱水
素、還元、アシル化、縮合、カルボキシル化、酸化、シ
リル化等、並びにそれらの許容できる組み合せが挙げら
れる。本発明は、マクロ単量体化合物の許容できる誘導
体化反応又は許容できる誘導体によっていかなる態様で
も限定されるものではない。
は、ヒドロキシル基についての公知反応のどれでも受け
取ることができる。かかる反応の例は、エステルを形成
するアシルハライドとの反応、アミンを形成するアンモ
ニア、ニトリル又はシアン化水素との反応、ジサルフェ
ートを形成するアルキル酸サルフェートとの反応、エス
テル及びポリエステルを形成するカルボン酸及び酸無水
物との反応、塩を形成するアルカリ金属との反応、エス
テルを形成するケトンとの反応、カルボン酸を形成する
酸無水物との反応、アルデヒド及びカルボン酸を形成す
る酸素との反応、ラクトン、テトラヒドロフランとの開
環反応、アルデヒドを形成する脱水素、ウレタンを形成
するイソシアネートとの反応等である。
した式内でかなりの変動を受ける。マクロ単量体の本質
は、ポリエトキシレート鎖(これはいくらかのポリプロ
ポキシレート基を含む場合がある)を有しそして少なく
とも1個のヒドロキシル基で停止された複合疎水性物質
である。例えば、ここで使用するヒドロキシ停止ポリエ
トキシレート複合疎水性物質をモノエチレン式不飽和モ
ノイソシアネートと反応させると、その結果は、複合疎
水性ポリエトキシレート構造がウレタン結合を介して共
重合性モノエチレン性基と会合されたところのモノエチ
レン式不飽和ウレタンである。
用されるモノエチレン式不飽和化合物は様々な変動を受
ける。アクリレート及びメタクリレート不飽和のような
任意の共重合性不飽和を使用することができる。また、
アリルアルコールによって提供されるようなアリル性不
飽和を使用することもできる。これらは、好ましくは、
エチレンオキシド、プロピレンオキシド又はブチレンオ
キシドのようなC2−C4モノエポキシドをアクリル酸又は
メタクリル酸と反応させてヒドロキシエーテルを形成さ
せることによって得られるようなヒドロキシ官能性誘導
体の形態において、トルエンジイソシアネート又はイソ
ホロンジイソシアネートの如き有機化合物と等モル割合
で反応される。好ましいモノエチレン性モノイソシアネ
ートは、α,α−ジメチル−m−イソプロペニルベンジ
ルイソシアネートにおけるようにスチリルである。他の
好適な有機化合物としては、例えば、モノエチレン式不
飽和エステル、エーテル、アミド、尿素、無水物、他の
ウレタン等が挙げられる。
合技術によって製造することができる。重合技術は、ミ
クロ構造、重合体主鎖における単量体序列分布及びその
分子量に影響を及ぼして重合体の性能に影響を及ぼす。
例示的な重合技術としては、例えば、バッチ式、半連続
式又は連続式プロセスによる通常の段階式乳化重合、ミ
セル重合、逆転乳化重合、溶液重合、非水性分散重合、
界面重合、乳化重合、懸濁重合、沈殿重合、遊離基、陰
イオン、陽イオン又は金属配位法のような付加重合等が
挙げられる。
類の増稠剤(重合体部分のアルカリ膨潤又は可溶化によ
って増稠を行うもの及び会合によって増稠を行うものも
の)の構造特性を有し、そしてこれは本発明で得られる
優秀な増稠特性の原因になっている可能性がある。しか
しながら、AAFにおけるこれらの増稠剤の性能に臨界的
である非ニュートンレオロギーを提供する目的に対して
は、疎水性基の間の会合(及び風剪断誘発脱会合)が主
要の機構であると考えられる。
の評価を得るために、生成物は、水で約1%固形分含量
まで希釈され次いでアルカリで中和されることができ
る。通常のアルカリは水酸化アンモニウムであるが、し
かし水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムそしてトリエ
チルアミンのようなアミンさえも中和に使用することが
できる。中和された生成物は、水中に溶解して粘度の上
昇をもたらす。通常の添加態様では、未中和増稠剤が液
に加えられ次いで中和される。これは、増稠剤の取り扱
いを容易にする。何故ならば、それは、中和前に低い粘
度を有するからである。また、この操作は、処方に対し
て多くの水を利用可能にする。
られた重合体を適当な分散状態に維持するのに適当な乳
化剤を使用して通常の水性乳化重合技術によって製造さ
れる。ナトリウムラウリルサルフェート、ドデシルベン
ゼンスルホネート及びエトキシル化脂肪アルコールサル
フェートのような通常使用される陰イオン性表面活性剤
を乳化剤として使用することができる。乳化剤は、単量
体重量の0.5〜6%の割合で使用することができる。
のような水溶性開始剤が単量体の重量を基にして0.01〜
1.0%の量で使用される。60〜100℃の間の温度で使用さ
れる段階的添加式加熱法がレドックス系よりも好まし
い。
量%)のメルカプタン連鎖移動剤例えばヒドロキシエチ
ルメルカプタン、β−メルカプトプロピオン酸、及び約
4〜22個の炭素原子を含有するアルキルメルカプタン等
を含有することができる。メルカプタン変性剤の使用は
重合体の分子量を減少させ、それ故にその増稠効率を低
下させる。
ち、架橋に有効な1種以上のポリエチレン式不飽和共重
合性単量体、例えばジアリルフタレート、ジビニルベン
ゼン、メタクリル酸アリル、トリメチロールプロパント
リアクリレート、エチレングリコールジアクリレート又
はジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート又はジメタクリレート、ジアリルベンゼン等を導
入することによって更に変性させることができる。かく
して、重合体を形成する組成物中には、単量体の総重量
を基にして約0.05又はそれ以下〜約20%又はそれ以上の
かかるポリエチレン式不飽和化合物を含めることができ
る。得られた重合体は、高度に分枝しているか又は三次
元網目構造の形態にある。中和された塩の形態では、こ
れらの網目構造は水性系中で膨潤して高効率の増稠剤と
して働く。
量体としては、例えば、エチレン性不飽和の2個以上の
非共役点又は構造CH2=C=を有する2個以上の非共役
ビニリデン基を含有する任意の共重合性化合物、例え
ば、ジビニルトルエン、トリビニルベンゼン、ジビニル
ナフタリン、トリメチレングリコールジアクリレート又
はジメタクリレート、2−エチルヘキサン−1,3−ジメ
チルアクリレート、ジビニルキシリレン、ジビニルエチ
ルベンゼン、ジビニルエーテル、ジビニルスルホン、グ
リセロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、シ
ュクロース及びレゾルシノールのような多価化合物のア
リルエーテル、ジビニルケトン、ジビニルスルフィド、
アクリル酸アリル、マレイン酸ジアリル、フマル酸ジア
ルキル、フタル酸ジアリル、コハク酸ジアリル、炭酸ジ
アリル、マロン酸ジアリル、蓚酸ジアリル、アジピン酸
ジアリル、セバシン酸ジアリル、酒石酸ジアリル、珪酸
ジアリル、トリアリルトルカルボアリレート、アコニッ
ト酸トリアリル、クエン酸トリアリル、燐酸トリアリ
ル、N,N−メチレンジアクリルアミド、N,N−メチレンジ
メタクリルアミド、N,N'−メチレンジメタクリルアミ
ド、N,N'−エチリデンジアクリルアミド及び1,2−ジ
(a−メチルメチレンスルホンアミド)エチレンが挙げ
られる。
願中の次の米国特許願、887644、887642、887673、8876
41、887672及び887646、の各号に開示されるような重合
体が挙げられる。ウレタン単位を含有する主鎖を有する
重合体も本発明の範囲内に入る。
供するために様々な方法で利用することができる。例え
ば、重合体は増稠しようとする水性系中に水性分散液又
は乾燥形態で混入され、次いで中和剤の添加を行うこと
ができる。別法として、重合体を先ず水性分散形態で中
和し次いで水性系と混合させることができる。好ましく
は、表面活性剤(以下に記載するような)による共増稠
が望まれる場合には、増稠しようとする水性分散液中に
各成分を別個に(乾燥成分として又は分散液若しくはス
ラリーとして)混入し、次いで中和工程が実施される。
酸形態の重合体として表面活性剤との水性濃厚物を作り
そして増稠しようとする水性分散液に必要時に添加し次
いで中和させることができるけれども、かかる濃厚物
は、あまりに粘性過ぎて取扱いが容易でなくなる傾向が
ある。それにもかかわらず、乾燥ブレンドか又はポンプ
送り可能である又は注入可能であるのに十分なだけ低粘
度の水性高固形分組成物のどちらかを作り、次いでその
混合物をアルカリ性物質の添加によって更に増稠させる
ことが可能である。
することができる。例えば、未中和重合体を噴霧又はド
ラム乾燥させ、そして所望ならば表面活性剤共増稠剤と
混合させることができる。しかしながら、中和した重合
体増稠剤を噴霧乾燥させ又は他の方法で脱水させ、その
後に水性増稠剤分散液を再構成しそして攪拌によって水
性媒体中に入れることも可能であるが、但し、分散液の
pHをpH7又はそれ以上に維持するものとする。
法は、増稠しようとする媒体に重合体の水性分散液を添
加しそして混合後にアルカリ性物質を導入して酸を中和
させることである。増稠効果の大部分は、中和時に数分
で得られる。高濃度の電解質の存在では、粘度上昇がず
っと長く続く可能性がある。中和前に重合体を水性系に
適用するというこの方法は、高固形分増稠剤を非粘性状
態で取り扱い、均質な混合物を得、次いでアルカリ性物
質の簡単な添加によって系のpHを7以上にすることによ
って高粘性状態に転化させるのを可能にする。
いpHにおいてさえも良好な粘度安定性を示す。
性条件下で組成物を増稠させるのに使用することができ
る、この場合に増稠された組成物例えば水性系は7より
も低いpHそして1程の低いpHさえ有する。
向上は、重合体を中和するときに本発明の重合体を含有
する水性系への表面活性剤の添加時に生じることができ
る。ある場合には、増稠は、中和された重合体の単独に
よって得られる粘度の約40倍まで向上させることができ
る。広範囲の表面活性剤を使用することができる。重合
体を構成する単量体の重合から微量の表面活性剤が残留
物として存在する可能性があるけれども(例えば、単量
体を基にして約1.5重量%の表面活性剤が残留しようと
も)、かかる量の表面活性剤は、単独ではいかなる有意
な共増稠ももたらさないと考えられる。
基にして、最適な共増稠を得るのに有用な量の表面活性
剤は、全系の約0.1〜1.0重量%である。先に記載したよ
うに、重合体及び表面活性剤共増稠剤の量は、増稠しよ
うとする水性系中の重合体及び表面活性剤の種類並びに
他の成分に依存して広範囲に変動することができ、また
これらの範囲の外でさえもよい。しかしながら、共増稠
は、表面活性剤が添加されるにつれて最大限に達するこ
とができそしてより多くの添加剤が添加されるにつれて
低下する。それ故に、上記の濃度及び重合体/表面活性
剤比の外の量で表面活性剤を使用するのは非経済的にな
る可能性があるが、しかしこれらは各場合に所定の方法
で決定することができる。
ましい方法は、増稠しようとする媒体に重合体及び表面
活性剤を任意の順序で添加し、そして混合後にアルカリ
性物質を添加して酸を中和させることである。中和前に
重合体及び表面活性剤を水性系に適用するというこの方
法は、高固形分増稠剤を非粘性状態で取り扱い、均質な
混合物を得、次いでアルカリ性物質の簡単な添加によっ
て系のpHを7以上にすることによって高粘性状態に転化
させるのを可能にする。しかしながら、表面活性剤の添
加前に水性系中の重合体を中和することもできる。
は、非イオン性型のもの及び陰イオン性型のものの単独
又は組み合わせが挙げられるが、その選択は、本発明の
増稠された又は増稠可能な分散液中の他の成分との相溶
性に必然的に左右される。また、陽イオン性及び両性表
面活性剤も使用することができるが、但し、それらは水
性系中の重合体及び他の成分と相溶性であるか、又は不
相溶性を引き起こさないような少量で使用されるものと
する。
しては、8〜18個の炭素原子を有するアルコールのサル
フェートのナトリウム又はカリウム塩のような高級脂肪
アルコールサルフェート、8〜18個の炭素原子を有する
高級脂肪酸のアルカリ金属塩又はアミン酸、及びドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウムのようなスルホン化ア
ルキルアリール化合物が挙げられる。
素原子のアルキル基及び約9〜40個又はそれ以上のオキ
シエチレン単位を有するアルキルフェノキシポリエトキ
シエタノール、例えば、オクチルフェノキシポリエトキ
シエタノール、ドデシルフェノキシポリエトキシエタノ
ール、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレ
イン酸等の長鎖カルボン酸のエチレンオキシド誘導体、
ラウリルアルコール又はセチルアルコールのような長鎖
アルコールのエチレンオキシド誘導体等が挙げられる。
とエチレンオキシドとのラウリルピリジニウムクロリ
ド、オクチルベンゼントリメチルアンモニウムクロリ
ド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド縮合物等
が挙げられる。
al,North America Edition,MC Publishing Company,Gle
n Rock,NJ 07452,U.S.A.の如き文献には、上記の及び多
数の他の有用な非イオン性、陰イオン性、陽イオン性及
び両性表面活性剤が記載されている。
(又は溶剤と他の有機物と揮発物との混合物)を使用す
ることができる。本発明の実施例では、いかにしてミネ
ラルスピリットが共増稠剤のように作用し、そして溶液
が二相系に分離する前にいかに多くのミネラルスピリッ
トを添加することができるかに他の溶剤の水溶性がどれ
程影響を及ぼすかを理解することは興味あることであ
る。
重合体の量は、所望の特定の粘度に依存して広い範囲内
に入ることができる。
することができるけれども、重合体を含めた最終水性組
成物の重量を基にして典型的には約0.05〜約20重量%好
ましくは約0.1〜約5重量%そして最も好ましくは約0.1
〜約3重量%が使用される。
量体含有重合体の他に、かかる液は、少量の他の機能性
成分例えば腐食防止剤、表面活性剤、酸化防止剤、安定
剤等も含有することができる。これらの成分は、通常、
各成分に関して約2重量%以下そして典型的には約0.01
〜1重量%の範囲内の個々の量で存在する。
るマクロ単量体含有重合体は、航空機の氷結防止液とし
てのそれらの有益な特性の原因になっている。マクロ単
量体含有重合体は、グリコール基材液の流動学的特性に
有意な変化を生じせしめる量で使用される。本発明の氷
結防止性グリコール基材液は、通常のニュートン流体に
付随する流動学的特性を示さない。
するので通常の増稠された氷結防止液とは区別されるべ
きである。かかる従来技術の液は、架橋ポリアクリレー
トでそして随意にキサンタンガムで増稠された米国特許
第4358389号のグリコール基材除氷/氷結防止液であ
る。
その表面にそして水平でない表面にさえ粘着又は付着す
るのに十分なだけ粘性で且つ/又は粘着性でありそして
十分な構造即ちゲル様構造を有する。航空機が地上で静
止している又は待機している間にかかる表面上への氷、
雪、みぞれ、着氷性雨、霜等の付着又は増加を防止する
のに十分な厚さの被覆が形成される。しかしながら、航
空機が一旦その離陸滑走をし始めると、かかる液は、離
昇が起こる前に風の剪断力の影響下に航空機表面から容
易に流れ落ちる。従って、航空機を滑走路から離昇させ
るためにパイロットが航空機を回転させる前には、また
その後に航空機が浮揚状態になるときには、航空機の表
面には評価し得る量の液が全く存在しない。この結果は
極めて望ましい。というのは、翼形表面上にある氷結防
止液の残留層は、微量の雪、氷、着氷性雨又は霜のよう
に、翼形の揚力性能特性に悪影響を及ぼす可能性がある
からである。
存在なしでは、水性グリコール液は、比較的低い粘度を
示しそして水平でない表面から重力の影響下に流れ落ち
る傾向があり、しかして長期間にわたって氷結防止剤と
して効果的に機能するには不十分な被膜が後に残される
ことを理解すべきである。
コール基材液の粘度及び/又は粘着性を向上させ、しか
もそれにゼロ剪断又は極めて低い剪断条件下にゲル様の
物理的構造を付与するような量で使用される。
合体増稠剤の量は、かかる液の重量を基にして約5重量
%以下であるべきである。増稠剤の量は、好ましくは約
0.05〜3重量%そしてより好ましくは約0.1〜1重量%
の範囲内である。
るグリコール基材液を静止した航空機の露出面に適用す
ると、水平でない表面(即ち、傾斜、垂直等)からの液
被膜の重力誘発流れが大きく遅延され又は評価し得る期
間の間停止される。
面に適用されると、処理された航空機表面に氷結防止又
は凍結防止性を付与し且つ露出した航空機表面への氷、
雪、みぞれ等の付着又は増加を最小限にする被覆を生成
する。
有重合体増稠剤によって生じる見掛け粘度は、0.3rpm及
び0℃±1℃で#31スピンドルを使用してブルックフィ
ールドLVT粘度計で測定して約1,000〜20,000mPa.s好ま
しくは2,000〜8,000mPa.sの範囲内であるのが望まし
い。
び離昇の前では、氷結防止液で処理された翼形及び他の
露出面に対する相対的な風の衝突、並びに翼及び他の航
空機表面における機械的な振動は、凍結防止液を薄める
のに十分な剪断力をそれに及ぼし、その結果それは相対
的に非粘性の物質のように挙動する。次いで、それは翼
形や他の処理された航空機表面から流れ落ちる。
機を地上から離昇して飛行させるのに翼形の揚力が十分
であるところの点)前では、相対風からの風剪断には本
発明の氷結防止液の流動学的挙動を変化させ、しかして
実質的な剪断希薄及びその見掛け粘度の評価し得る低下
(これは、それを翼形表面から自由に流れ落とさせる)
が引き起こされる。かくして、翼形表面は、いかなる付
着物も例えば雪等がない状態に保たれるのみならず、増
稠された液も付着していない状態に保たれる。これらの
両方とも、翼形の揚力性能に有害な影響を及ぼす可能性
がある。
主増稠剤として使用される。しかしながら、先に記載し
たように、追加的な増稠又はゲル化機能を提供するため
に又は流動学的挙動を変性させるために他の増稠剤を含
めて少量の他の成分を存在させてもよい。必須増稠成分
として使用されるマクロ単量体含有重合体は、存在する
増稠成分の少なくとも約80重量%を占めるのが望まし
い。好ましくは、それは使用する増稠剤の約90重量%以
上を占める。
クロ単量体含有重合体は、先に記載した所望の剪断希薄
特性を示し、しかもポンプやノズルの剪断で誘発される
劣化に対して抵抗性である。この特性は重要である。と
いうのは、氷結防止液は典型的にはポンプ駆動吹付系を
組み込んだ従来の地上型除氷装置を使用して適用される
からである。本発明のマクロ単量体含有重合体増稠水性
グリコール基材氷結防止液は、従来の航空機地上型除氷
装置で容易にポンプ送りできるのに十分の剪断希薄を示
す。
航空機を処理するための氷結防止液として使用すること
に主として意図されるが、しかし航空機や一般的な除氷
目的に対しても例えば自動車又は車両の風防ガラス及び
他の露出面を処理するのにも使用することができる。
(a)疎水性基の寸法及び構造、(b)疎水性基と二重
結合との間でのアルコキシル化モル数、(c)アルコキ
シル化部分と反応性二重結合との間の結合の化学的性状
(例えば、エステル、エーテル又はウレタン結合)、及
び(d)二重結合それ自体の構造(アクリル、メタクリ
ル、クロトン、スチレン等)、 (ii)重合体中の酸単量体の構造及び濃度(例えば、ア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸
等)、 (iii)重合間に重合体を架橋する単量体(例えば、ト
リメチロールプロパントリアクリレート)及び重合間に
架橋せずに会合性重合体に架橋性官能基を残すようなも
の(例えば、アクリル酸2−ヒドロキシエチル)を含め
た非会合性単量体の構造及び濃度、及び (iv)重合間にメルカプタンによって制御されるような
重合体の分子量、 である。
ロファイル、粘弾性及び伸長特性、並びに増稠効率に影
響を及ぼす。パラメーター(i a)及び(i b)は、会合
結合の流動学、熱力学及び動力学を調節することによっ
てレオロジーを制御する。パラメーター(i c)は、重
合体主鎖に表面活性剤を結合させる結合基の加水分解安
定性、並びに会合性マクロ単量体の合成の容易性(及び
コスト)を制御する。パラメーター(i d)は重合体へ
のマクロ単量体の結合の順序を制御し、そして重合間に
生成される反応器凝塊の量(これは、重合体の生産性を
決定する)を制御する。パラメーター(ii)及び(ii
i)は、重合体主鎖の転移温度(即ち、鎖の剛性)、疎
水性及び水溶性を制御する。
は低下すべきではない(ホールドオーバータイム及び水
吹付耐久性の向上のために)ので、重合体の会合活性
は、重合体の希釈による粘度損失を相殺すべきである。
液の粘度は温度の低下と共に有意には上昇すべきではな
いので、重合体の流体力学的寸法は、エチレングリコー
ルと水溶性との混合物の粘度上昇を補償するのに十分な
だけ減少すべきである(水分子とエチレングリコール分
子との間の水素結合は、温度が20℃から0℃に低下する
につれてエチレングリコールと水との50/50混合物の粘
度を二倍にする)。
合体溶液よりなるモデルAAFの粘度に対する水希釈及び
温度変化の影響について試験を行った。結果を以下の表
Qに記載する。
達するときに重合体の濃度が0.5%になるように構成さ
れた重合体含有グリコール溶液を水で滴定することであ
る。50重量%未満の水を含有する組成物は、水の蒸発を
シュミレーションする“乾燥(ドライアウト)実験”に
相当する。50重量%よりも多くの水を含有する組成物
は、滑走路で待機する処理済み航空機に衝突する着氷性
雨の影響をシュミレーションする水吹付耐久性試験に相
当する。溶液の粘度は、それに水を加えたときに測定さ
れた。液粘度が希釈に対して不変であるか否かは、マク
ロ単量体中のエチレンオキシドのモル数、並びに重合体
中の会合性マクロ単量体及びメタクリル酸の濃度に左右
される。
合性重合体の構造にも左右される。重合体のコイル寸法
及び濃度に対する溶液粘度の依存性は、ハギンズの等式 η/μ=1+c[η]+K'c2[η]2+・・・(1) [ここで、ηは重合体溶液の粘度であり、μは溶液の粘
度であり、c[η]は無次元コイル容積であり、そして
定数K'は重合体相互作用が粘度に及ぼす第一影響を特徴
づける]の如き式η/μ=f(c[η])の実験親相互
関係によって表わされる場合が多い。ハギンズのパラメ
ーターK'は、長い重合体鎖では重合体の分子量に通常無
関係であり、そして相互作用効果なしでは良溶剤中にお
いて重合体について約0.4の値そしてθ溶媒中において
重合体について約0.8の値を有する。等式(1)のよう
な等式は、所定の希薄重合体−溶媒系について広範囲の
分子量及び濃度にわたって粘度データをしばしば一体化
する。
につれて粘度が上昇するので溶液の粘度全体に対する溶
媒の寄与は排除することができそして重合体がその比粘
度によって寄与する増分だけを調べる必要がある。
(これは、重合体分子量、溶剤品質及び濃度に左右され
る)に左右される。任意の基準温度Trefで得られる粘度
に対する極限粘度の比率を考慮すると、重合体の所定の
分子量について温度の影響を離して取り出すのが可能に
なる。
の式 [式中、Rは通常の気体定数であり、そしてΛHは温度
に関して粘度変化の活性化エネルギーである]の形態を
とる。変化のための活性化エネルギーは、氷結防止液の
粘度を変化させる温度の影響を比較するための定量的数
を提供する。もしもΛHがゼロであるならば、溶液の粘
度は、溶媒と同じ態様で正確に変化する。もしもΛHが
ゼロよりも大きいならば、重合体コイルは膨張しそして
溶液粘度は温度の上昇につれて上昇する。もしもΛHが
ゼロよりも小さいならば、重合体コイルは収縮しそして
溶液粘度は温度の低下につれて低下する。ΛHは、50/5
0エチレングリコール/水溶媒混合物の0.5%重合体溶液
の比粘度の温度依存性をスタンダード・リースト・スク
エアズ(standard least sqares)法によって式(3)
に適合させることによって測定される。
の会合性マクロ単量体の濃度、マクロ単量体中のエチレ
ンオキシドのモル数及び重合体中のカルボン酸部分の濃
度に左右される。もしも特定のマクロ単量体含有重合体
構造が希釈及び/又は熱効果(これは互いに逆関係にな
る傾向がある)に対して受け入れできない程感性である
ことが判明したならば、重合体主鎖の水溶性及びガラス
転移温度を変えることによって補償を試みることができ
る。かくして、例えば、アクリル酸エチルはアクリル酸
メチルで一部置き換えることができる。
作用は、剪断希薄性でしかもほとんど温度不変の粘度プ
ロファイルを提供することができる。過去において、こ
の効果は、陰イオン性表面活性剤を使用する処方によっ
て達成されてきた。非イオン性表面活性剤系は、貯蔵目
的に対して炭素鋼タンクを使用することができるという
利益を有する。
は、2個以上の疎水性基を有するすべての許容できる炭
化水素化合物、例えば、ビスデシルフェニル、ビスノニ
ルフェニル、ビスオクチルフェニル等を包含する。
1個の水素及び1個の炭素原子を有するすべての許容可
能な化合物を包含する。広い面では、許容可能な炭化水
素は、脂環式及び環式、分岐及び非分岐、炭素環式及び
複素環式、芳香族及び非芳香族有機化合物(これらは置
換されても又は非置換でもよい)を包含する。
ていなければ、有機化合物のすべての許容可能な置換基
を包含する。広い面では、許容可能な置換基は、有機化
合物の脂環式及び環式、分岐及び非分岐、炭素環式及び
複素環式、芳香族及び非芳香族置換基を包含する。例示
的な置換基としては、例えば、アルキル、アルキルオキ
シ、アリール、アリールオキシ、ヒドロキシ、ヒドロキ
シアルキル、アミノ、アミノアルキル、ハロゲン等(こ
こで、炭素の数は1〜約20個又はそれ以上そして好まし
くは1〜約20個の範囲内であってよい)が挙げられる。
所定の有機化合物において、許容可能な置換基は1個又
はそれ以上であってよくそして同種又は異種であってよ
い。本発明は、いかなる態様でも有機化合物の許容可能
な置換基によって限定されるものではない。
製造 滴下漏斗、温度計、窒素分散管、機械攪拌機、デカン
テーションヘッド及び水冷式凝縮器を備えた五口の2リ
ットル丸底フラスコに、220g(1.00モル)のノニルフェ
ノール及び250ミリリットルのシクロヘキサンを加え
た。次いで、溶液を還流まで加熱し、そして10ミリリッ
トルの水中に溶解させた2.8g(ノニルフェノール)を基
にして1.3重量%)の水酸化カリウムを徐々にフラスコ
に加えた。デカンテーションヘッドで本質上すべての水
(10ミリリットル+生成した1ミリリットル)を回収し
た後に、250.7g(0.91モル)のノニルフェニルグリシジ
ルエーテルを滴下した。グリシジルエーテルの添加間
に、反応温度を60〜80℃に維持した。添加が完了した後
に、溶液を4時間還流させた。次いで、フラスコの内容
物を燐酸の5%水溶液で洗浄し、そして水性層から有機
層を分離し、それを脱イオン水で二度洗浄した。次い
で、反応混合物を1リットルの丸底フラスコに入れ、そ
して残留するシクロヘキサン及び未反応ノニルフェノー
ルを先ず大気圧で次に0.2mmHgの真空下に蒸留によって
回収した。蒸留の間に反応器の温度を180℃を越えない
ようにして生成物の変色を防止した。次いで、濃縮溶液
を再ろ過して425gの淡黄色の液体を得た。末端基のMW分
析は、506.8の分子量を与えた(理論MW=496.8)。Ir及
びnmrスペクトルは、かかる化合物についてのこれまで
記録されたスペクトルと同じであった。
製造 滴下漏斗、温度計、窒素分散管、機械攪拌機、デカン
テーションヘッド及び水冷式凝縮器を備えた五口の2リ
ットル丸底フラスコに、300ミリリットルのシクロヘキ
サン及び451.7g(2.05モル)のノニルフェノールを加え
た。次いで、溶液を還流まで加熱し、そして60ミリリッ
トルの水中に溶解させた58.9g(1.05モル)の水酸化カ
リウムを滴下漏斗によって徐々に加えた。デカンテーシ
ョンヘッドで本質上すべての水(60ミリリットル+生成
した19ミリリットル)を回収した後に、反応を40℃に冷
却させ、そして92.5g(1.00モル)のエピクロルヒドリ
ンを徐々に加えた。添加の間、エピクロルヒドリンの添
加速度を制御することによって反応温度を60℃以下に維
持した。エピクロルヒドリンをすべて添加した後に、溶
液を1時間攪拌し、次いで更に3時間還流させた。次い
で、反応混合物をスチールジャケット付ブフナー漏斗に
よって真空下にろ過して、副生物として形成された塩化
カリウムを除去した。ろ過操作を合計3回実施して塩の
大半を除去した。次いで、反応混合物を1リットルの丸
底フラスコに入れ、そして残留するシクロヘキサン及び
未反応ノニルフェノールを先ず大気圧で次に0.2mmHgの
真空下に蒸留によって回収した。蒸留の間に反応器の温
度を180℃を越えないようにして生成物の変色を防止し
た。次いで、濃縮溶液を再ろ過して275gの淡黄色の液体
を得た。末端基のMW分析は、459.7の分子量を与えた
(理論MW=496.8)。Ir及びnmrスペルトルは、かかる化
合物についてのこれまで記録されたスペクトルと同じで
あった。
5モルエトキシレートの製造 500ミリリットルステンレス鋼製耐圧オートクレーブ
に、200g(0.40モル)の1,3−ビス(ノニルフェノキ
シ)−2−プロパノール(これは、例1に記載の如きア
ルコールのカリウム塩を触媒的量で含有する)を仕込ん
だ。反応器を窒素でパージした後に、そのアルコールを
攪拌しながら130℃に加熱し、そして86.9g(2.0モル)
のエチレンオキシドを2時間にわたって加えた。反応の
過程の間で反応温度及び圧力を130℃〜140℃及び60psig
に維持した。エチレンオキシドに添加が完了した後に、
反応混合物を140℃で1時間保ってすべてのエチレンオ
キシドを反応させた。反応混合物を熱い間に窒素下に排
出させ、そして酢酸で中和して285gの淡黄色の液体を得
た。
ルフェノキシ)−2−プロパノールの5モルエトキシレ
ートとの付加物の製造 例1に記載しようにして装備した五口の1リットル丸
底フラスコに、119.8g(0.17モル)の1,3−ビス(ノニ
ルフェノキシ)−2−プロパノールの5モルエトキシレ
ート及び100ミリリットルのシクロヘキサンを加えた。
混合物を1時間還流(100℃)させて残留水を除去し、
次いで窒素下に50℃に冷却させて0.5gのBF3/Et2Oを加え
た。次いで、反応器にノニルフェニルグリシジルエーテ
ル(46.0g、0.17モル)を1時間の期間にわたって加
え、そして反応を還流まで加熱した。還流で3時間後
に、反応混合物を熱い間に分離漏斗に移し、そして重炭
酸ナトリウムの飽和水溶液で洗浄した、水層から有機層
を分離し、そして熱い脱イオン水で二度洗浄した。洗浄
は、2つの層の分離を容易にするために50℃で実施され
た。次いで、有機層から水及びシクロヘキサンを真空下
に蒸発させて145gの淡黄色の粘性液を得た。末端基分子
量分析は、880の分子量を与えた(理論分子量=993)。
下漏斗及び温度制御器を備えた500ミリリットルの丸底
フラスコに、1.9g(22ミリモル)のエタノール及び200g
のシクロヘキサンを仕込んだ。溶液を50℃にした。一旦
加熱してから、2ミリリットルの注射器を使用して0.5
ミリリットル(4ミリモル)のBF3/Et2Oを加えた。一旦
酸を加えてから、45℃〜55℃の反応温度を維持するよう
に100.0g(362ミリモル)のノニルフェノールグリシジ
ルエーテルを滴下した。一旦グリシジルエーテルを添加
した後に、溶液を3時間還流させ、次いで約50℃に冷却
させた。
100ミリリットルの5%重炭酸ナトリウム溶液で一度洗
浄した。水性層を排出させ、そして有機層を脱イオン水
の100ミリリットル部分で二回以上洗浄した。水性層を
デカンテーションし、そして有機層を硫酸マグネシウム
で少なくとも1時間乾燥させた。一旦乾燥してから、有
機層から硫酸マグネシウムをろ過し、そして回転蒸発器
を使用して溶剤を除去した。粘性重合体の最終収量は10
0gであった。GPC分子量は、単分散ポリスチレン基準を
基にしてMw=2600及びMn=1700であった。
シル化 500ミリリットルのステンレス鋼製ジッパークレープ
(Zipperclave)に、例5で製造した樹脂の60.0g(1700
g/モルの概算分子量を基にして0.035モル)を0.5gの水
酸化カリウムと一緒に加えた。容器を自動エトキシル化
装置に取り付けそして50℃に加熱した。容器を窒素で15
分間連続的にパージし、次いで100℃に加熱し、そこで
それを再び窒素で追加的に15分間連続的にパージした。
次いで、容器を140℃に加熱し、そして容器を80psiまで
加圧し次いでガス抜きすることによって一連の6回のパ
ージを施した。ガス抜き操作が一旦完了した後に、容器
を窒素で20psiに加圧した。
給管路と一緒に一対のモーター制御弁に開通させた。供
給を続けそして容器圧を55psiにそして温度を140℃に調
整した。自動化は、モーター制御弁を介してエチレンオ
キシドの添加が進められる間に温度及び圧力を安全操作
限界内に維持するように設計された。供給は、供給シリ
ンダーの重量差を基にして60.0g(1.362モル)のエチレ
ンオキシドが添加されるまで続けられた。供給が完了し
た後に、反応を1時間続けさせ、その後に容器を60℃に
冷却させ、窒素で80psiまで4回パージし、そして容器
に排出させた。最終生成物収量は115gであった(理論収
量120g)。生成物のGPC分子量は、単分散ポリスチレン
基準を基にしてMw=2600及びMn=1700であった。
下漏斗及び温度制御器を備えた500ミリリットルの丸底
フラスコに、47.06g(500ミリモル)のフェノール及び1
00gのトルエンを仕込んだ。溶液を50℃にした。一旦加
熱してから、2ミリリットルの注射器を使用して1.0ミ
リリットル(8ミリモル)のBF3/Et2Oを加えた。一旦酸
を加えてから、45℃〜55℃の反応温度を維持するように
68.18g(454ミリモル)のフェニルグリシジルエーテル
を滴下した。一旦グリシジルエーテルを添加した後に、
溶液を3時間還流させ、次いで約50℃に冷却させた。
100ミリリットルの5%重炭酸ナトリウム溶液で一度洗
浄した。水性層を排出させ、そして有機層を脱イオン水
の100ミリリットル部分で二回以上洗浄した。水性層を
デカンテーションし、そして有機層を硫酸マグネシウム
で少なくとも1時間乾燥させた。一旦乾燥してから、有
機層から硫酸マグネシウムをろ過し、そして回転蒸発器
を使用して溶剤を除去した。粘性重合体の最終収量は9
0.3gであった(11%の未反応フェノール)。GPC分子量
は、単分散ポリスチレン基準を基にしてMw=470及びMn
=310(平均して三量体)であった。
シ)−2−プロパノールの製造 オーバーヘッド攪拌機、窒素導入管、還流凝縮器、滴
下漏斗及び温度制御器を備えた1リットルの丸底フラス
コに、94.11g(1モル)のフェノール、12.86g(0.05モ
ル)のテトラエチルアンモニウムアイオダイド、3.00g
(0.17モル)の水、42.8g(0.75モル)の水酸化カリウ
ム及び250gのトルエンを仕込んだ。100ミリリットルの
滴下漏斗に、23.13g(0.25モル)のエピクロルヒドリン
及び50gのトルエンを仕込んだ。溶液を65℃にし、その
ときに65℃±5℃の反応温度を維持しながらエピクロル
ヒドリン溶液を15分間にわたって加えた。反応を48時間
進行させた。
を脱イオン水の2つの250ミリリットル部分で洗浄し
た。水性層を排出させ、そして回転蒸発器を使用してト
ルエンを未反応フェノールと一緒に除去した。最終生成
物収量は64.5gであり、これは理論量の106%であった
(残りはフェノール)。最終生成物の純度は、GPCによ
って示されるように約95%であった。
シ)−2−プロパノールの二量体化 オーバーヘッド攪拌機、窒素導入管、還流凝縮器、滴
下漏斗及び温度制御器を備えた250ミリリットルの丸底
フラスコに、例8で製造した20.03g(82ミリモル)の1,
3−ビス(フェノキシ)−2−プロパノール、2.06g(8
ミリモル)のテトラエチルアンモニウムアイオダイド、
0.49g(27ミリモル)の水、6.51g(116ミリモル)の水
酸化カリウム及び125gのトルエンを仕込んだ。100ミリ
リットルの滴下漏斗に、3.61g(39ミリモル)のエピク
ロルヒドリン及び25gのトルエンを仕込んだ。溶液を65
℃にし、そのときに65℃±5℃の反応温度を維持しなが
らエピクロルヒドリン溶液を15分にわたって加えた。反
応を48時間進行させた。
を脱イオン水の2つの250ミリリットル部分で洗浄し
た。水性層を排出させ、そして回転蒸発器を使用してト
ルエンを除去した。最終生成物収量は21.6gであり、こ
れは理論量の101%であった。GPCは、生成物の2つの主
成分を示した。第一は約41%における出発物質(Mn=22
0)であり、そして第二は約59%における結合生成物(M
n=520)であった。
シルオキシ)−2−プロパノールの製造 オーバーヘッドの攪拌機、窒素導入管、還流凝縮器、
滴下漏斗及び温度制御器を備えた500ミリリットルの丸
底フラスコに、60.61g(0.25モル)のヘキサデカノー
ル、6.18g(0.024モル)のテトラエチルアンモニウムア
イオダイド、1.44g(0.082モル)の水、20.20g(0.36モ
ル)の水酸化カリウム及び125gのトルエンを仕込んだ。
100ミリリットルの滴下漏斗に、11.10g(0.12モル)の
エピクロルヒドリン及び25gのトルエンを仕込んだ。溶
液を65℃にし、そのときに65℃±5℃の反応温度を維持
しながらエピクロルヒドリン溶液を15分間にわたって加
えた。反応を48時間進行させた。
を脱イオン水の2つの250ミリリットル部分で洗浄し
た。水性層を排出させ、そして回転蒸発器を使用してト
ルエンを除去した。最終生成物収量は70.9gであり、こ
れは理論量の109%である(残りはヘキサデカノー
ル)。
ロック(プロピレンオキシド)10−ブロック(エチレン
オキシド)10の硫酸化 オーバーヘッド攪拌機、温度制御器及び真空アダプタ
ーを備えた250ミリリットルの丸底フラスコに、例13か
らの物質を75.0g(49ミリモル)加えた。次いで、反応
器を<20mmHgに排気させ、そして100℃に加熱してすべ
ての水を除去した。1時間後に、反応器を真空下に60℃
に冷却させた。60℃に達したときに、窒素で真空を解除
しそして5.3g(54ミリモル)のサルファミン酸を加え
た。サルファミン酸を導入した後に、反応器を110℃に
加熱しそして<20mmHgに排気させた。反応を3時間進行
させた。
窒素で真空を解除した。窒素の包囲下に1.2g(11ミリモ
ル)のジエタノールアミンを徐々に加えた。この溶液を
30分間攪拌した。反応器に10gのエタノールを加え、そ
して温度を55℃に調整した。この溶液を30分間攪拌し
た。反応器から熱を除き、そしてよく攪拌しながら30g
の水を20gのエタノールと一緒に加えた。溶液を15分間
又は室温(<35℃)に冷却されるまで攪拌した。
とによってpHを調べた。もしもpHが6.5よりも低いなら
ば、pHが6.5〜7.5の間になるまで0.2gづつジエタノール
アミンを加えた。
ロック(エチレンオキシド)10の製造 500ミリリットルのステンレス鋼製ジッパークレーブ
(Zipperclave)に、例1で製造した1,3−ビス(ノニル
フェノキシ)−2−プロパノールの100g(0.202モル)
を0.7gの水酸化カリウムと一緒に加えた。容器を自動装
置に取り付けそして50℃に加熱した。容器を窒素で15分
間連続的にパージし、次いで100℃に加熱し、そこでそ
れを再び窒素で追加的に15分間連続的にパージした。次
いで、容器を140℃に加熱し、そして容器を80psiまで加
圧し次いでガス抜きすることによって一連の6回のパー
ジを施した。ガス抜き操作が一旦完了した後に、容器を
窒素で20psiに加圧した。
んだシリンダーに連結された管路を、ジッパークレーブ
の主供給管路と一緒に一対のモーター制御弁に開通させ
た。供給を続けそして容器圧を55psiにそして温度を140
℃に調整した。自動化は、一対のモーター制御弁を介し
てエチレンオキシドの添加が進められる間に温度及び圧
力を安全操作限界内に維持するように設計された。供給
は、プロピレンオキシドの全部が供給されるまで続けら
れた。供給が完了した後に、反応を1時間続けさせ、そ
の後に容器を60℃に冷却させ、窒素で80psiまで4回パ
ージし、そして容器に排出させた。最終生成物収量は21
1gであった(理論収量277g)。生成物のGPC分子量は、
単分散ポリスチレン基準を基にしてMw=650及びMn=490
であった。
ロック(プロピレンオキシド)10−ブロック(エチレン
オキシド)10の製造 500ミリリットルのステンレス鋼製ジッパークレーブ
に、例12で製造したプロポキシレートの75.0g(0.070モ
ル)を0.3gの水酸化カリウムと一緒に加えた。容器を自
動エトキシル化装置に取り付けそして50℃に加熱した。
容器を窒素で15分間連続的にパージし、次いで100℃に
加熱し、そこでそれを再び窒素で追加的に15分間連続的
にパージした。次いで、容器を140℃に加熱し、そして
容器を80psiまで加圧し次いでガス抜きすることによっ
て一連の6回のパージを施した。ガス抜き操作が一旦完
了した後に、容器を窒素で20psiに加圧した。
給管路と一緒に一対のモーター制御弁に開通させた。供
給を続けそして容器圧を55psiにそして温度を140℃に調
整した。自動化は、一対のモーター制御弁を介してエチ
レンオキシドの添加が進められる間に温度及び圧力を安
全操作限界内に維持するように設計された。供給は、供
給シリンダーの重量差を基にして30.7g(0.696モル)の
エチレンオキシドが添加されるまで続けられた。供給が
完了した後に、反応を1時間続けさせ、その後に容器を
60℃に冷却させ、窒素で80psiまで4回パージし、そし
て容器に排出させた。最終生成物収量は99gであった
(理論収量106g)。
ニルフェノキシ)付加物の製造 滴下漏斗、温度計、窒素分散管、機械攪拌機、デカン
テーションヘッド及び水冷式凝縮器を備えた五口の2リ
ットル丸底フラスコに、506.8g(2.30モル)のノニルフ
ェノール及び350ミリリットルのシクロヘキサンを加え
た。次いで、溶液を還流まで加熱し、そして15ミリリッ
トルの水中に溶解させた6.5g(ノニルフェノールを基に
して1.3重量%)の水酸化カリウムを徐々に丸底フラス
コに加えた。デカンテーションヘッドで本質上すべての
水(15ミリリットル+生成した2ミリリットル)を回収
した後に、220g(1.09モル)の1,4−ブタンジオールグ
リシジルエーテルを60〜80℃の間で滴下した。添加が完
了した後に、溶液を4時間還流させた。次いで、フラス
コの内容物を燐酸の5%水溶液で洗浄し、そして水性層
から有機層を分離し、それを脱イオン水で二度洗浄し
た。次いで、反応混合物を1リットルの丸底フラスコに
入れ、そして残留するシクロヘキサン及び未反応ノニル
フェノールを先ず大気圧で次に0.2mmHgの真空下に蒸留
によって回収した。蒸留の間に反応器の温度を180℃を
越えないようにして生成物の変色を防止した。次いで、
濃縮溶液を再ろ過して710gの淡黄色の液体を得た。末端
基のMW分析による分子量は689.9(理論MW=643.0)であ
った。Ir及びnmrスペクトルは、かかる化合物について
の予測される構造と同じであった。
3モルエトキシレートの製造 500ミリリットルのジッパークレーブ反応器に、例2
で製造した1,3−ビス(ノニルフェノキシ)−2−プロ
パノールの200.1g(0.43モル)を0.20g(0.1重量%)の
BF3・Et2Oと一緒に窒素下に加えた。反応混合物を80℃
に加熱し、そして55.1g(1.25モル)のエチレンオキシ
ドを2時間にわたって反応器に供給した。エチレンオキ
シドのすべてが供給された後に、反応混合物を1時間煮
沸させ次いで熱い間に、160ミリリットルの1%水酸化
ナトリウム水溶液を収容するジャーに窒素下に排出させ
た。水層から有機層を分離し、そして脱イオン水で二度
洗浄した。洗浄は、2つの層の分離を容易にするために
90℃で行われた。次いで、連行剤としてシクロヘキサン
(300ミリリットル)を使用して水の共沸除去によって
生成物を乾燥させた。真空下にシクロヘキサンを除去し
て淡黄色の液体を得た。これは、末端基MW分析によると
601.7(理論MW=629)の分子量を有していた。Ir及びnm
rスペクトルは、かかる化合物についての予測される構
造と同じであった。
ニルフェノキシ)付加物の8モルエトキシレートの製造 500ミリリットルのジッパークレーブ反応器に、例14
で製造した1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル
のビス(ノニルフェノキシ)付加物の150.2g(0.22モ
ル)を0.30g(0.2重量%)のBF3・Et2Oと一緒に加え
た。反応混合物を80℃に加熱し、そして77.5g(1.76モ
ル)のエチレンオキシドを2時間にわたって反応器に供
給した。エチレンオキシドのすべてが供給された後に、
反応混合物を1時間煮沸させ次いで熱い間に、160ミリ
リットルの1%水酸化ナトリウム水溶液を収容するジャ
ーに窒素下に排出させた。水層から有機層を分離し、そ
して脱イオン水で二度洗浄した。洗浄は、2つの層の分
離を容易にするために90℃で行われた。次いで、連行剤
としてシクロヘキサン(300ミリリットル)を使用して
水の共沸除去によって生成物を乾燥させた。真空下にシ
クロヘキサンを除去して淡黄色の液体を得た。これは、
末端基MW分析によると1047(理論MW=995)の分子量を
有していた。Ir及びnmrスペクトルは、かかる化合物に
ついての予測される構造と同じであった。
温度計、窒素バップラー、窒素パージ管及び攪拌機を備
えた1リットルの丸底フラスコに、300gのトルエン及び
以下の表AにおいてS−1として記載する表面活性剤の
63gを仕込んだ。窒素パージと共に、得られた溶液を約1
10℃で還流加熱しそして微量の水を蒸発乾固まで共沸除
去した。その後、溶液を90摂氏に冷却させ、そして1.5g
の28%オクタン酸ビスマス触媒(米国オハイオ州クリー
ブランド所在のムーニー・ケミカル・インコーポレーテ
ッド製)を仕込みそして十分に混合させ、その後に化学
量論的量の95%m−TMI脂肪族イソシアネート(米国コ
ネチカット州スタンホード所在のアメリカン・サイアナ
ミド社製)を仕込んだ。反応を90℃で1.3時間進行させ
た後に、得られた生成物を70℃に冷却しそして0.03gの
2,6−ジ−t−4−メチルフェノール(BHT)保存剤を加
えた。乾燥を容易にするための大きい表面積を有するス
テンレス鋼製パンに混合物を注入した。最終生成物は、
含ワックス物質であり、そして本明細書ではマクロ単量
体M−1と称されている。
た表面活性剤及び不飽和化合物を化学量論的量で使用し
て他のマクロ単量体化合物を製造した。
クリル酸(オールドリッチ)、マクロ単量体M−1、13
gの商品名「Aerosol OT」表面活性剤75%溶液(米国コ
ネチカット州スタンホード所在のアメリカン・サイアナ
ミド社)及び3gの蒸留脱イオンを水を仕込みそしてその
内容物を激しい攪拌下に分散させることによって単量体
混合物(300g)を調製した。アクリル酸エチル、メタク
リル酸及びマクロ単量体M−1は、以下の表Cに記載さ
れる量で加えられた。他の容器において、0.53gの過硫
酸ナトリウム(オールドリッチ)及び52.47gの水よりな
る触媒供給混合物を調製した。サーモスタット付水浴中
に浸漬されそして4枚刃ステンレス鋼製機械攪拌機、ク
ライセン連結管、水凝縮器、窒素散布及びバブルトラッ
プ、温度計、単量体導入管及び触媒導入管を備えた2リ
ットルの樹脂製フラスコに、1.20gのビニルスルホン酸
ナトリウム塩及び658.5gの水を仕込んだ。単量体混合物
を1リットルの目盛り付単量体供給シリンダーに入れ、
そして触媒溶液を125ミリリットルの目盛り付触媒供給
シリンダーに入れた。窒素パージ下に、反応器を70℃に
加熱してから、反応器に33ミリリットルの単量体混合物
及び3ミリリットルの触媒供給混合物を仕込んだ。その
後に、反応器を80℃に加熱した。単量体を20分間反応さ
せて種生成物を形成した後に、単量体及び触媒供給混合
物を反応器に移した。これは、76〜82℃に保たれた反応
温度において連続的な攪拌下にFMIポンプによって1/8イ
ンチテフロン管を経てそれぞれ1.94及び0.27ミリリット
ル/分の速度で行われた。反応を更に1時間進行させ、
その後に生成物を冷却させそして200メッシュナイロン
布でろ過した。反応器及びろ布から凝固物を集めた。得
られた生成物の増稠能は、6rpmにおいてブルックフィー
ルド粘度によって監視された。これは、ラテックスを0.
25%、0.50%及び0.75%固形分に希釈しそしてその後に
生成物を2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールの
95%溶液(アンガス・ケミカル・カンパニーのAMF−9
5)でpH=9.0に中和させることによって行われた。結果
を表Cに記載する。
載した単量体を表C〜Jに記載した量で使用して他のア
ルカリ可溶性増稠剤を調製した。表Cは、m−TMI含有
マクロ単量体の濃度及びエトキシル化が増稠効率に及ぼ
す影響を示すものである。表Dは、様々なエトキシル化
のm−TMI含有マクロ単量体の混合が増稠効率に及ぼす
影響を示すものである。表Eは、ウレタン含有マクロ単
量体の不飽和の種類が増稠効率に及ぼす影響を示すもの
である。表Fは、マクロ単量体エステルの構造及びエト
キシル化が増稠効率に及ぼす影響を示すものである。表
Gは、酸の種類及び濃度が増稠効率に及ぼす影響を示す
ものである。表Hは、重合体のガラス転移温度及び水溶
性が増稠効率に及ぼす影響を示すものである。表Iは、
架橋性単量体の濃度が増稠効率に及ぼす影響を示すもの
である。表Jは、メルカプタンが増稠効率に及ぼす影響
を示すものである。以下の表C〜Jに使用される略語に
ついて説明すると、MM=マクロ単量体、EA=アクリル酸
エチル、MAA=メタクリル酸、AA=アクリル酸、MA=ア
クリル酸メチル、t−BA=アクリル酸t−ブチル、n−
BA=アクリル酸n−ブチル、MMA=メタクリル酸メチ
ル、2−EHP=プロピオン酸2−エチルヘキシル、2−H
EA=アクリル酸2−ヒドロキシエチルである。
共増稠効果をもたらす。以下の表Lの結果は、ブルック
フィールド粘度計を用いてpH=9.0において6rpmで測定
して、表Lに記載のアルカリ性可溶性増稠剤の0.5%ア
ルカリ性溶液に以下の表Kに記載のある種の表面活性剤
を表Lに記載の量で十分に混合することによる添加によ
ってもたらされる共増稠効果を示している。
ル化の程度は共増稠効果に影響を及ぼす。以下の表Nの
結果は、ブルックフィールド粘度計を用いてpH=9.0に
おいて6rpmで測定して、表Nに記載のアルカリ可溶性増
稠剤の0.3%(例172〜189)、0.5%(例190〜215)又は
0.75%(例216)アルカリ性溶液に以下の表Mに記載の
ある種の表面活性剤を表Nに記載の量で十分に混合する
ことによる添加によってもたらされる共増稠効果を示し
ている。
稠効果に影響を及ぼす。以下の表Pの結果は、ブルック
フィールド粘度計を用いてpH=9.0において6rpmで測定
して、表Pに記載のアルカリ可溶性増稠剤の0.75%アル
カリ性溶液に以下の表Oに記載のある種の溶剤及び非溶
剤を表Pに記載の量で十分に混合することによる添加に
よってもたらされる共増稠効果を示いている。
において30RPMブルックフィールド粘度(センチポイ
ズ)を室温(20℃)及び0℃で測定した。結果を以下の
表Qに記載する。添加された水0gにおいて重合体溶液
は、表Qに記載の重合体固形分0.5%、エチレングリコ
ール:水溶剤混合物1:1及びpH=9.0を含んでいた。添加
された水の負のg数は、水の蒸発(“乾固”(ドライア
ウト)現象)をシミュレーションしている。
ド粘度をサーモスタット付浴において様々な温度におい
て測定した。温度に関する粘度の変化について活性化エ
ネルギーを測定した。ΛHは、50/50エチレングリコー
ル/水溶剤混合物中における以下の表Rに記載の0.5%
重合体溶液の比粘度の温度依存性をスタンダード・リー
スト・スクエアズ法によって等式(3)に適応させるこ
とによって測定された。結果を表Rに記載する。
において30RPMブルックフィールド粘度(センチポイ
ズ)を室温(20℃)及び0℃で測定した。結果を以下の
表Sに記載する。添加された水0gにおいて重合体溶液
は、表Sに記載の重合体固形分0.5%、表Sに記載の商
品名(Tergitol 15−S−5」非イオン性表面活性剤の
量(全溶液を基にした重量%)、エチレングリコール:
水溶剤混合物1:1及びpH=9.0を含んでいた。添加された
水の負のg数は水の蒸発(“乾固”現象)をシュミレー
ションしている。
及ぼす影響 重合体溶液を加熱し、そして30RPMブルックフィール
ド粘度(センチポイズ)をサーモスタット付浴において
様々な温度において測定した。温度に関する粘度の変化
について活性化エネルギーを測定した。Λhは、50/50
エチレングリコール/水溶剤混合物中における以下の表
Tに記載の0.5%重合体溶液の比粘度の温度依存性及び
表Tに記載のTergitol 15−S−5非イオン性表面活性
剤の量(全溶液を基にした重量%)をスタンダード・リ
ースト・ククエアズ法によって等式(3)に適応させる
ことによって測定された。結果を表Tに記載する。
度変化に感性であるかにも影響を及ぼす。
温度及び表面活性剤の影響 温度調節器及びムーニー・クエット剪断装置を備えた
標準ボーリンVOR流動計で定常剪断粘度プロファイルを
得た。重合体溶液は、以下の表Uに記載の重合体固形分
0.4%、表Uに記載のTergitol 15−S−5非イオン性表
面活性剤の量(全溶液を基にした重量%)、及びエチレ
ングリコール:水溶剤混合物1:1を含んでいた。結果を
表Uに記載する。粘度は、センチポイズ(cps)で与え
られる。
釈度、温度、剪断速度並びに表面活性剤の種類及び濃度
の影響 温度調節器及びムーニー・クエット剪断装置を備えた
標準ボーリンVOR流動計で定常剪断粘度プロファイルを
得た。初期の液は、49.75gのエチレングリコール(ポリ
エステル等級)、38.90gの蒸留水、30重量%のP−8重
合体固形分を含有する0.85gのラテックス、及び以下の
表Vに記載のTergitol NP−6非イオン性表面活性剤の
量(全溶液を基にした重量%)を含んでいた。液は、水
酸化カリウムの45%水溶液で約8.5のpHに調節された。
結果を表Vに記載する。粘度は、センチポイズ(cps)
で与えられる。
体の種類の影響 温度調節器及びムーニー・クエット剪断装置を備えた
標準ボーリンVOR流動計で定常剪断粘度プロファイルを
得た。液は、54.0gのエチレングリコール(ポリエステ
ル等級)、46.0gの蒸留水、以下の表Wに記載の30重量
%のP−8又はP−31重合体固形分を含有するラテック
スの量、以下の表Wに記載のTergitol 15−S−5非イ
オン性表面活性剤の量、0.25gのSandocarin 8132C腐食
防止剤及び0.01gのSag 7133を含んでいた。液は、水酸
化カリウムの45%水溶液で約8.5のpHに調節された。結
果を表Wに記載する。粘度は、センチポイズ(cps)で
与えられる。
luid for Aircraft,G6807/Rに記載されるような剪断安
定性及び水含付耐久性についてのAssociation of Europ
ean Airlines Anti−Icing Performance Test Specific
ationに従に従うことによって剪断安定性試験及び水吹
付耐久性試験を実施した。液は、49.75gのエチレングリ
コール(ポリエステル等級)、38.90gの蒸留水、30重量
%のP−8重合体固形分を含有する0.85gのラテック
ス、及び0.4gのTergitol 15−S−5非イオン性表面活
性剤を含んでいた。液は、水酸化カリウムの45%水溶液
で約8.5のpHに調節された。結果は、粘度の5%未満の
変化及び水吹付耐久性の70分を示した。剪断安定性試験
では、回転速度及び混合時間は、規定値の2倍であった
(7000rpmの回転速度及び10分の混合時間)。
発明にはこれらによって限定されるものと解釈すべきで
はなく、本発明は先に開示した一般的な範囲を包含する
ものである。本発明の精神及び範囲から逸脱することな
く幾多の変更修正及び具体化をなすことができよう。
Claims (20)
- 【請求項1】グリコールと、水と、疎水性基の間の分子
間会合機構によって主として増稠を行う疎水性基含有ア
ルカリ膨潤性重合体増稠剤とを混合状態で含み、しかも
休止状態の航空機の翼形表面に付着するのに十分なだけ
粘性であるが、しかし離陸速度にあるか又はそれに近い
ときに風剪断力の影響下に翼形から流れ落ちるのに十分
なだけ流動性になる航空機氷結防止液であって、かかる
疎水性基含有アルカリ膨潤性重合体増稠剤は、 (A)約1〜99.9重量%の1種以上のα,β−モノエチ
レン式不飽和カルボン酸、 (B)約0〜98.9重量%の1種以上のモノエチレン式不
飽和単量体、 (C)約0.1〜99重量%の1種以上のモノエチレン式不
飽和マクロ単量体、及び (D)約0〜20重量%又はそれ以上の1種以上のポリエ
チレン式不飽和単量体、 から構成されるマクロ単量体含有重合体であることから
なる航空機氷結防止液。 - 【請求項2】増稠剤が、疎水性基がフレキシブルペンダ
ント鎖によって結合されたカルボン酸主鎖を含む請求の
範囲1記載の防止液。 - 【請求項3】フレキシブルペンダント鎖が親水性重合体
を構成している請求の範囲2記載の防止液。 - 【請求項4】増稠剤がアルカリ可溶性である請求の範囲
1記載の防止液。 - 【請求項5】2個以上の疎水性基が各フレキシブルペン
ダント鎖に結合されている請求の範囲2記載の防止液。 - 【請求項6】フレキシブルペンダント鎖が、主鎖のカル
ボキシル環境を越えて疎水性基を配置するのに十分なだ
け長い請求の範囲2記載の防止液。 - 【請求項7】航空機が休止状態にあるときに液粘度を向
上させるがしかし航空機が離陸速度にあるときに又はそ
れに近いときに液粘度を有意には向上させない表面活性
剤、溶剤又は非溶剤を更に含む請求の範囲1記載の防止
液。 - 【請求項8】水吹付耐久時間が少なくとも約30分である
が、しかし境界層置換厚さが−20℃で約8mm以下である
請求の範囲1記載の防止液。 - 【請求項9】増稠剤の各反復単位がせいぜい約6,000の
分子量を有する請求の範囲1記載の防止液。 - 【請求項10】航空機の地上処理に好適な氷結防止液を
含む組成物であって、静止した航空機に適用したときに
航空機表面への付着を促進させるのに十分なだけかかる
液を増稠させるがしかし回転前の離陸走行間にその風剪
断誘発除去を可能にする量でマクロ単量体含有重合体増
稠剤を含有するグリコール基材水溶液を含み、そしてか
かるマクロ単量体含有重合体は、 (A)約1〜99.9重量%の1種以上のα,β−モノエチ
レン式不飽和カルボン酸、 (B)約0〜98.9重量%の1種以上のモノエチレン式不
飽和単量体、 (C)約0.1〜99重量%の1種以上のモノエチレン式不
飽和マクロ単量体、及び (D)約0〜20重量%又はそれ以上の1種以上のポリエ
チレン式不飽和単量体、 から構成されることからなる組成物。 - 【請求項11】モノエチレン式不飽和マクロ単量体が、
式 [式中、R1は置換又は非置換複合疎水性化合物の一価残
基であり、各R2は同種又は異種であって、置換又は非置
換二価炭化水素残基であり、R3は置換又は非置換二価炭
化水素残基であり、R4、R5及びR6は同種又は異種であっ
て、水素又は置換若しくは非置換一価炭化水素残基であ
り、そしてzは0又はそれ以上の値である]によって表
わされる請求の範囲10記載の組成物。 - 【請求項12】置換又は非置換複合疎水性化合物が、式 [式中、R1及びR2は同種又は異種であって、水素又は置
換若しくは非置換一価炭化水素残基であり、R3は置換又
は非置換二価又は三価炭化水素残基であり、各R4は同種
又は異種であって、置換又は非置換二価炭化水素残基で
あり、各R5は同種又は異種であって、置換又は非置換二
価炭化水素残基であり、R6は水素、置換若しくは非置換
一価炭化水素残基又はイオン性置換基であり、a及びb
は同じ又は異なるものであって、0又は1の値であり、
そしてx及びyは同じ又は異なるものであって、0又は
それ以上の値であるが、但し、R1、R2、R3、R4、R5及び
R6のうちの少なくとも2個は、R1、R2及びR6の場合には
2個よりも多くの炭素原子を有し又はR3、R4及びR5の場
合には2個よりも多くのペンダント炭素原子を有する炭
化水素残基であるものとする]、及び式 [式中、R7及びR8は同種又は異種であって、水素又は置
換若しくは非置換一価炭化水素残基であり、R9及びR12
は同種又は異種であって、置換又は非置換二価又は三価
炭化水素残基であり、各R10は同種又は異種であって、
置換又は非置換二価炭化水素残基であり、各R13は同種
又は異種であって、置換又は非置換二化炭化水素残基で
あり、R11及びR14は同種又は異種であって、水素、置換
若しくは非置換一価炭化水素残基又はイオン性置換基で
あり、R15は置換又は非置換二価炭化水素残基であり、
d及びeは同じ又は異なって0又は1の値であり、そし
てf及びgは同じ又は異なって0又はそれよりも大きい
値であり、但し、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R
14及びR15のういちの少なくとも2個は、R7、R8、R11及
びR14の場合には2個よりも多くの炭素原子を有し又はR
9、R10、R12、R13及びR15の場合には2個よりも多くの
ペンダント炭素原子を有する炭化水素残基であるものと
する]から選択される式によって表わされる請求の範囲
11記載の組成物。 - 【請求項13】R4、R5、R10及びR13のうちの少なくとも
1個が、式 −CH[(OR19)jOR20]− [式中、各R19は同種又は異種であって、置換又は非置
換二価炭化水素残基であり、R20は水素、置換若しくは
非置換一価炭化水素残基又はイオン性置換基であり、そ
してjは0又はそれ以上の値である]によって表わされ
る炭化水素基である請求の範囲12記載の組成物。 - 【請求項14】各R4、R5、R10及びR13が−CH2CH2−、−
CH2CH(CH3)−又はそれらの混合物から選択され、そし
てR15が−フェニレン−(CH2)m(Q)n(CH2)m−
フェニレン−及び−ナフチレン−(CH2)m(Q)n(C
H2)m−ナフチレン基(ここで、Qはそれぞれ−CR21R
22−、−O−、−S−、−NR23−、−SiR24R25−及び−
CO−から選択される置換又は非置換二価結合基を表わ
し、R21及びR22はそれぞれ水素、1〜12個の炭素原子の
アルキル、フェニル、トリル及びアニシルから選択され
る基を表わし、R23、R24及びR25はそれぞれ水素及びメ
チルから選択される基を表わし、そして各m及びnはそ
れぞれ0又は1の値を有する)から選択される請求の範
囲12記載の組成物。 - 【請求項15】モノエチレン式不飽和マクロ単量体が、
式 [式中、R1、R2、R4及びzは請求の範囲5に限定した通
りであり、各R19は同種又は異種であって、置換又は非
置換二価炭化水素残基であり、そしてjは0又はそれ以
上の値である]によって表わされる請求の範囲11記載の
組成物。 - 【請求項16】モノエチレン式不飽和マクロ単量体が、
式 [式中、R1、R2及びzが請求の範囲11に規定した通りで
ある]によって表わされる請求の範囲11記載の組成物。 - 【請求項17】モノエチレン式不飽和マクロ単量体が、
式 [式中、R1、R2、R4及びzが請求の範囲11に規定した通
りである]によって表わされる請求の範囲11記載の組成
物。 - 【請求項18】成分(A)がメタクリル酸であり、成分
(B)がアクリル酸エチルであり、そして成分(C)が
スチリル、アクリル、アリル、メタクリル又はクロトン
性不飽和を含有する請求の範囲10記載の組成物。 - 【請求項19】成分(C)が複合疎水性化合物とα,α
−ジメチル−m−イソプロペニルベンジルイソシアネー
トとのウレタンである請求の範囲10記載の組成物。 - 【請求項20】有効量の表面活性剤、溶剤又は非溶剤に
よって更に増稠される請求の範囲10記載の組成物。
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