JP3298683B2 - 実行ファイル更新方法およびその装置 - Google Patents

実行ファイル更新方法およびその装置

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JP3298683B2
JP3298683B2 JP00540293A JP540293A JP3298683B2 JP 3298683 B2 JP3298683 B2 JP 3298683B2 JP 00540293 A JP00540293 A JP 00540293A JP 540293 A JP540293 A JP 540293A JP 3298683 B2 JP3298683 B2 JP 3298683B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車などの生産ラ
インに係り、生産ライン上に設けられた端末の実行ファ
イルのバージョンを監視する実行ファイル更新方法およ
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車などの生産ラインで
は、順次流れてくる車体に、各種部品を取付けていき、
生産ラインの最終点において、完成車として出荷する方
式が取られている。このような生産ラインにおいては、
稼働停止や稼働率の低下を防止するために、部品を適宜
効率良く取付ける必要がある。そこで、部品を取付ける
各作業現場における状況を把握する必要がある。
【0003】上記生産ラインにおける各作業の状況を把
握するために、各作業現場に端末を設置し、これらの端
末をLAN(ローカルエリアネットワーク)によって接
続して集中管理するシステムがある。各端末は、電源投
入時に、全体を管理しているサーバの中にある実行ファ
イル(プログラム)を読み込み、該実行ファイルに従っ
て所定の処理を行なうようになっている。したがって、
各端末では、同一の実行ファイル(プログラム)が実行
される。また、バージョンアップ等の理由により実行フ
ァイルに変更が生じた場合には、上記サーバ内の実行フ
ァイルを書き換えるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した生
産ラインにおける各端末は、起動時にサーバ内の実行フ
ァイルを読み込むようになっているため、実行ファイル
に変更が生じても、再起動しないかぎり、新規の実行フ
ァイルを読み込まない。生産ラインは、通常、連続運転
されているため、端末によっては所定の処理を実行して
おり、実行ファイルに変更があった時点で再起動できる
とは限らない。すなわち、一端読み込んだ実行ファイル
を更新するとは限らない。したがって、上記端末では、
実行ファイルが更新されても、古いバージョンの実行フ
ァイルで処理を行なっている場合がある。そこで、従来
の生産ラインでは、作業現場に実際に出向いて各端末毎
に、更新した実行ファイルに従って処理を行なっている
かを確認している。このため、従来の生産ラインでは、
各端末における実行ファイルのバージョンを確認する作
業が繁雑になるとともに、実行ファイルの更新を迅速に
行なえないというような問題が生じた。
【0005】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、複数の端末装置の各々の実行ファイルを迅速に
更新できる実行ファイル更新方法およびその装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】 上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明に係る実行ファイル更新
方法では、 複数の端末のうち起動された端末装置によっ
て、サーバに記憶された実行ファイルを読み込み、か
つ、該実行ファイルのバージョン情報を前記サーバ内の
所定の記憶手段に書き込むとともに、該実行ファイルに
従って所定の処理を行なう一方、前記所定の記憶手段に
書き込まれた前記バージョン情報を、監視端末装置によ
って所定の時間間隔で読み込んで表示するとともに、前
記サーバに記憶された所定の実行ファイルのバージョン
情報と比較し、異なっている場合には、表示している前
記バージョン情報の表示形態を変更し、かつ、前記バー
ジョン情報が異なることを示すメッセージ情報を前記複
数の端末装置のうち該当する端末装置に送信し、前記メ
ッセージ情報を受信した端末装置が該端末装置自身の作
業において都合の良い動作時期に、該端末自身の画面に
前記メッセージ情報を表示すると共に周囲に警告を発し
た後、一定時間経過後に自動的に再起動し、前記サーバ
に記憶された実行ファイルを読み込むようにしたことを
特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明に係る実行ファイル更
新装置では、連続生産ラインの各作業現場に配設され、
起動される毎に、自動的に、所定の実行ファイルを読み
込み、かつ、該実行ファイルのバージョン情報を所定の
記憶手段に書き込むとともに、該実行ファイルに従って
所定の処理を行い、所定のメッセージ情報を受信する
、該端末装置自身の作業において都合の良い動作時期
に、該端末自身の画面に前記メッセージ情報を表示する
と共に周囲に警告を発した後、一定時間経過後に自動的
に再起動する複数の端末装置と、前記複数の端末が多重
伝送路によって接続され、前記所定の実行ファイルが記
憶されるサーバと、前記多重伝送路に接続され、所定の
時間間隔で前記所定の記憶手段に書き込まれた前記バー
ジョン情報を、読み込んで表示するとともに、前記サー
バに記憶された所定の実行ファイルのバージョン情報と
比較し、異なっている場合には、表示している前記バー
ジョン情報の表示形態を変更し、かつ、前記バージョン
情報が異なることを示す前記所定のメッセージ情報を前
記複数の端末装置のうち該当する端末装置に送信する監
視端末とを具備することを特徴とする。
【0010】
【0011】
【作用】 請求項1および2記載の発明では、 実行ファイ
ルを更新した場合には、サーバ内の実行ファイルを書き
換える。端末装置は、起動される毎に、上記サーバに記
憶された実行ファイルを読み込み、かつ、該実行ファイ
ルのバージョン情報を前記サーバ内の所定の記憶手段に
書き込むとともに、該実行ファイルに従って所定の処理
を行なう。連続運転されていた端末装置は、更新前の実
行ファイルに従って処理を行なっている。そこで、上記
所定の記憶手段に書き込まれたバージョン情報を、監視
端末装置によって所定の時間間隔で読み込んで表示する
とともに、上記サーバに記憶された所定の実行ファイル
のバージョン情報と比較し、異なっている場合には、表
示しているバージョン情報の表示形態を変更し、かつ、
上記バージョン情報が異なることを示すメッセージ情報
を複数の端末装置のうち該当する端末装置に送信する。
該メッセージ情報を受信した端末装置は、自己の都合の
良い動作時期である作業の適当な切れ目に、該端末自身
の画面に前記メッセージ情報を表示すると共に周囲に警
告を発した後、一定時間経過後に自動的に再起動してサ
ーバの更新された実行ファイルを読み込む。
【0012】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。図1はこの発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、本実施例の生産ライン
は、本社側にあるホストコンピュータ1と、工場側にあ
る複数のローカルエリアネットワークLAN1,LAN
2(以下、単にネットワークLAN1,LAN2と呼
ぶ)により構成されている。ホストコンピュータ1は、
全体の生産管理処理を行なうとともに、工場における最
終作業履歴の総括的管理をしている。該ホストコンピュ
ータ1は、図示しない生産管理マスタファイルから所定
期間に組み立てる車種、台数等を示す生産情報S1を工
場側のシステムへ送信する。また、工場側では、生産ラ
インL1およびL2が1つのトークン・リングによりネ
ットワークLAN1を形成しており、生産ラインL3が
1つのトークン・リングによりネットワークLAN2を
形成している。各ネットワークLAN1,2は、ファイ
ルサーバ6,7,8により多重管理されている。これら
ファイルサーバ6,7,8には、図2に示すように、各
生産ラインL1,L2における各種作業の履歴等を保存
する各種ファイルが構成されている。
【0013】次に、ネットワークLAN1には、生産ラ
インL1およびL2に共通のものとして、通信端末
(正)10,通信端末(副)11、監視端末12が接続
されており、また、生産ラインL1に対して、管理端末
13,帳票端末14,作業端末W1,W2,W3,W
4,W5,W6、中検端末15,完検端末16が接続さ
れ、さらに、生産ラインL2に対して、管理端末17、
中検端末18、作業端末W8,W9などが接続されてい
る。また、ネットワークLAN2には、同様に、監視端
末28、管理端末29、中検端末30、完検端末31お
よび作業端末W10,W11,W12,W13,W1
4,W15,W16などが接続されている。
【0014】次に、上述した各端末について説明する。
なお、ネットワークLAN2に関しては上述したネット
ワークLAN1のものと同一機能であるので説明を省略
する。まず、上記通信端末(正)10,(副)11は、
上述したホストコンピュータ1からの生産情報S1を受
信するとともに、該生産情報S1に含まれるラインナン
バ情報を見て、どの生産ラインに該当するかを判別し、
該当するサーバ(6,7,8のいずれか)の受信ファイ
ル30にを書き込む(図2参照の受信ファイルを参
照)。また、通信端末(正)10,(副)11は、送信
ファイル31を監視しており、該送信ファイル31に情
報が書き込まれると、該情報(データファイル)をホス
トコンピュータ1へ送信する。これら通信端末10,1
1は、二重化処理しており、いずれか一方が不具合によ
り停止しても、他方によって処理が行なわれる。なお、
上記送信ファイル31には作業済みの車体に対する作業
データが適時書き込まれるようになっている。
【0015】管理端末13,17は、常時、上記受信フ
ァイル30を監視しており、情報が書込まれると、順
次、図2に示す検査号機データファイル32に書込むと
ともに、その情報を受信ファイル30から削除する。ま
た、管理端末13,17は、生産情報S1内の識別コー
ドが、生産ラインL1,L2に搬入された車体が新規で
あることを示すAF−ONコードならば、検査号機デー
タファイル32の中に、車体の車種を識別するフレーム
ナンバ毎に、新規車用の検査用のレコードを作成する。
また、識別コードが工場戻しを示す場合(一度、出荷さ
れたものが戻ってくる場合)についても、保存用ファイ
ル33から、作業を行なった時のデータを読み込み、過
去のデータに基づいて検査用レコードを作成する。
【0016】また、管理端末13,17は、後述するト
リガファイル34を所定の時間間隔で監視しており、該
トリガファイル34にフレームナンバが書き込まれる
と、検査号機データファイル32に書き込まれた、該フ
レームナンバの作業データを読み出して送信ファイル3
1へ書き込むようになっている。また、車両が工場より
出荷されると、その車体毎に付けられたフレームナンバ
に対応するデータを検査号機データファイル32から保
存ファイル33(図2の保存ファイル33を参照)へ移
動するとともに、移動したデータを検査号機データファ
イル32から削除する。この時、保存ファイル33内の
作業が終了した車体のフレームナンバに対して作業合格
時間を書き込む。さらに、管理端末13,17は、シス
テムにおける、各種異常に対しての報告、作業端末の稼
働状況報告、各種ファイルのバックアップ等の処理を行
なうようになっている。
【0017】監視端末12は、サーバ6,7,8内の端
末稼働確認ファイル35の内容を確認することによっ
て、各作業端末W1〜W19の動作を監視しており、画
面上に各作業端末W1〜W19の稼働状況および各作業
端末W1〜W19で実行されている実行ファイルのバー
ジョン、更新された日付けおよび時間を表示するととも
に、重要端末が停止した場合にはサイレンを鳴らし作業
者に知らせるようになっている。なお、端末稼働確認フ
ァイル35とは、サーバ6,7,8を除く全端末が所定
の時間毎に(例えば、1分毎に)、自身の稼働状況を、
システムタイマの日付けおよび時間とともに書き込むた
めのサーバ6,7,8に設けられたファイルである。
【0018】次に、作業端末W1〜W9は、各作業現場
に設置されており、車体および取付け部品に添付され
た、車体識別用のバーコードを読み込むバーコードリー
ダが設けられている。作業者が該バーコードリーダによ
り、上記バーコードを読み取ると、該バーコードに対応
するフレームナンバの作業データを検査号機データファ
イル32から読み込み、作業履歴、取付ける部品名等を
画面に表示するとともに、部品の取付け作業が終了する
と、作業結果を書き込む。その後、作業者によって次の
車体のフレームナンバが読み取られると、上記作業結果
が書き込まれたフレームナンバの作業データをサーバ
(サーバ6,7,8のいずれか)の検査号機データファ
イル32に戻す。
【0019】次に、中検端末15,18および完検端末
16には、作業端末と同様に、バーコードリーダが設け
られており、車体に付けられたバーコードを読み込んで
フレームナンバを引き当て、該フレームナンバの作業デ
ータを検査号機データファイル32から読み込み、画面
に表示するようになっている。中検端末15,18で
は、その画面が作業者によって確認され、合格である旨
がコードセレクタによって入力される。この時、作業デ
ータ内に未記入またはNG(不良)があると、合格とは
ならない旨を表示する。また、中検端末15,18は、
上述したトリガファイル34に、合否結果が出た車体の
フレームナンバを書き込むとともに、その合否結果を印
字する。完検端末16では、最終的な完成車検査を行な
い、その合否を検査号機ファイル32へ書き込むように
なっている。
【0020】上述した各端末、すなわち、通信端末
(正)10,(副)11、管理端末13,17、監視端
末12、作業端末W1〜W9、中検端末15,18は、
電源投入時あるいはソフトウエアによるリブート実行時
に、全体を管理しているサーバ6,7,8のいずれかに
ある実行ファイルを読み込み、かつ、実行ファイルのバ
ージョン、該ファイルが更新された日付けおよび時間を
図2に示す端末稼働確認ファイル35に書き込むように
なっている。そして、上記実行ファイルに従って所定の
処理を行なうようになっている。
【0021】次に、上述した構成による動作について、
図3、図4、図5および図6を参照して説明する。な
お、各生産ラインL1,L2およびL3においては、ほ
ぼ同様の作業が行なわれるので、ここでは、生産ライン
L1についてのみ説明し、他の説明は省略する。また、
特に言及しない限りは、以下の説明における端末とは、
通信端末(正)10,(副)11、管理端末13,1
7、監視端末12、作業端末W1〜W9、中検端末1
5,18および完検端末16等のネットワークに接続さ
れたものを示す。まず、作業開始において電源が投入さ
れると、各端末は、図3に示すフローチャートを実行す
る。各端末は、作業開始において電源が投入されると、
ステップSA1において、メモリなどを初期化する。次
に、ステップSA2において、全体を管理しているサー
バ6にある実行ファイル(プログラム)を読み込む。そ
して、ステップSA3において、サーバ6内の端末稼働
確認ファイル35に、読み込んだ実行ファイルのバージ
ョンと、その実行ファイルの更新日付けおよび時間を書
き込む。そして、所定のメインルーチンへ戻り、実行フ
ァイルに従って以下の処理を行なう。
【0022】生産に当って、まず、ホストコンピュータ
1から組み立てる車種等を示す生産情報S1が工場側の
システムへ送信される。通信端末10,11のいずれか
稼働状態にある方は、上記生産情報S1を受信し、該生
産情報S1に含まれるラインナンバ情報を見て、どの生
産ラインに該当するかを判別し、該当するサーバ6の受
信ファイル30に書き込む。
【0023】管理端末13は、上記受信ファイル30に
生産情報S1が書込まれると、順次、図2に示す検査号
機データファイル32に書込むとともに、その情報を受
信ファイル30から削除する。また、管理端末13は、
生産情報S1内の識別コードがAF−ONコードなら
ば、検査号機データファイル32の中に、その車体のフ
レームナンバ毎に、新規車用の検査用のレコードを作成
し、識別コードが工場戻しを示す場合には、保存用ファ
イル33から、作業を行なった時の過去のデータを読み
込み、これに基づいて検査用レコードを作成する。
【0024】各作業現場では、車体が搬送されてくる
と、作業端末W1〜W6に設けられたバーコードリーダ
により、上記バーコードが読み取られる。各作業端末W
1〜W9は、該バーコードに対応するフレームナンバの
検査用レコードを検査号機データファイル32から読み
込み、作業履歴、取付ける部品名等を画面に表示する。
作業者は、上記画面を確認後、所定の部品を車体に取付
ける。この際、作業状況が作業端末に読み込まれ、上記
検査レコードに作業結果が書き込まれる。その後、作業
者によって次の車体のフレームナンバが読み取られる
と、上記検査レコードはサーバ6の検査号機データファ
イル32に戻されるとともに、新たに読み込まれたフレ
ームナンバの検査レコードが読み込まれる。以下、同様
に、作業者によって部品取付け作業が続けられる。
【0025】次に、取付け作業が終了した車体が中検端
末15のところに搬送されてくると、バーコードリーダ
により、車体に付けられたバーコードが読み込まれフレ
ームナンバを引き当てられ、該フレームナンバの作業デ
ータが検査号機データファイル32から読み込まれ、画
面に表示される。該画面は作業者によって確認され、合
格である旨がコードセレクタによって入力される。この
時、作業データ内に未記入またはNG(不良)がある
と、合格とはならない旨が表示される。次に、中検端末
15は、合否結果が出た車体のフレームナンバをトリガ
ファイル34に書き込むとともに、その合否結果を印字
する。
【0026】上記トリガファイルにフレームナンバが書
き込まれると、管理端末13は、検査号機データファイ
ル32に書き込まれた、該フレームナンバの作業データ
を読み出して送信ファイル31へ書き込む。該送信ファ
イル31に作業データが書き込まれると、該作業データ
は通信端末(正)10,(副)11によってホストコン
ピュータ1へ送信され、ホストコンピュータ1側で保存
される。
【0027】さて、実行速度の向上や、デバッグ除去等
により実行ファイルに変更が生じた場合には、上記サー
バ6内の実行ファイルが新規のものに書き換えられる。
停止状態にあった作業端末Wiは、作業開始のために電
源を投入されると、上述したように、図3に示すフロー
チャートに従って、サーバ内の更新された実行ファイル
を読み込むとともに(ステップSA2)、そのバージョ
ン、日付けおよび時間を端末稼働確認ファイル35に書
き込み(ステップSA3)、更新された実行ファイルに
従って処理を行なう。これに対して、書き換えた時点で
稼働中の作業端末Wiは更新される前の実行ファイルに
従って処理を実行している。
【0028】そこで、監視端末12は、所定の時間間隔
で、図4に示すフローチャートを実行する。まず、監視
端末12は、ステップSB1において、端末稼働確認フ
ァイル35に書き込まれた、各作業端末Wiの実行ファ
イルのバージョン、更新された日付けおよび時間を読み
込む。次に、ステップSB2において、該監視端末12
の画面上に、各作業端末Wiの実行ファイルのバージョ
ン、日付けおよび時間を表示する。図5は上記監視端末
12の画面における表示例を示す模式図である。図5
おいて、最上行には、システムのタイトルT、現在の日
付けDATEおよび時刻TIMEが表示される。画面上
では、サーバを円C1,C2,C3で表示し、作業端末
を含む各端末を矩形状のブロックで表示している。この
場合、図示のAF1_SERVERは図1のサーバ6を
示し、AF2_SERVERは図1のサーバ7を示し、
さらに、AF3_SERVERは図1のサーバ8を示し
ている。また、端末は管理上のサーバにツリー状に表示
されており、システムの構成が容易に確認できるように
なっている。各端末を表すブロックには、どの端末であ
るかを示す端末番号が付けられている。また、図におい
て、斜線で示すブロックBは、それに対応する端末が停
止中であることを示しており、実際の画面では、例え
ば、赤色で表示されている。なお、活動中の端末は実際
の画面では青表示となっている。
【0029】図6は、任意のブロックを拡大した模式図
であり、端末の実行ファイルのバージョン等を表示する
場合の表示例を示す模式図である。図6においては、最
上行に端末番号が表示され、その下に順次、実行ファイ
ルのバージョンVER、更新された日付けDATE1、
時間TIME1が表示される。また、端末の実行ファイ
ルの稼働状況を表示する場合は、同様に、最上行に端末
番号が表示され、その下に順次、端末自身のシステムタ
イム(日付けDATE2と時間TIME2)が表示され
る。
【0030】次に、監視端末12は、ステップSB3に
おいて、各作業端末Wiにおける実行ファイルのバージ
ョンを確認する。そして、実行ファイルが更新されてい
ない作業端末があった場合には、ステップSB3におけ
る判断結果が「NO」となり、ステップSB4へ進む。
ステップSB4では、該等する端末を示すブロックの色
を変えたり、ブザー音を発したりし、実行ファイルを更
新すべく、再起動するよう作業者へ知らせる。作業者は
該知らせを確認すると作業現場に出向き、作業の進捗状
況に基づいて該当する作業端末Wiを再起動する。この
結果、上記作業端末Wiは、サーバ内の更新された実行
ファイルを読み込むとともに、該実行ファイルのバージ
ョン、更新された日付けおよび時間を端末稼働確認ファ
イル35に書き込み、実行ファイルに従って所定の処理
を行なう。上記実行ファイルのバージョン、更新された
日付けおよび時間は監視端末12の画面に図6に示すよ
うに表示される。
【0031】なお、監視端末12は、上記ステップSB
4の処理に引続き、ステップSB5において、該当する
端末に実行ファイルのバージョンが違うことを知らせる
メッセージを送出してもよい。この場合、作業端末Wi
は、図6に示すフローチャートに従って、まず、ステッ
プSC1において、メッセージを受信したか否かを判断
する。そして、メッセージを受信していない場合には、
ステップSC1における判断結果が「NO」となり、当
該処理を終了して通常の処理へ戻る。一方、監視端末1
2からのメッセージを受信した場合には、上記ステップ
SC1における判断結果は「YES」となり、ステップ
SC2へ進む。ステップSC2では、作業の適当な切れ
目で、自身の画面上に再起動する旨を表示するととも
に、自動的に再起動する。なお、再起動する旨を表示
後、直ちに再起動するのではなく、ブザー等により作業
者に一旦、知らせ、その後所定の時間以内に再起動の実
行をキャンセルされない場合にのみ、ステップSC2に
進み、自動的に再起動するようにしてもよい。
【0032】この結果、作業端末Wiは、サーバ内の更
新された実行ファイルを読み込むとともに、該実行ファ
イルのバージョン、更新された日付けおよび時間を端末
稼働確認ファイル35に書き込み、実行ファイルに従っ
て所定の処理を行なう。上記実行ファイルのバージョ
ン、更新された日付けおよび時間は監視端末12の画面
に表示される。
【0033】
【0034】
【発明の効果】 以上、説明したように、請求項1および
2記載の発明では、 複数の端末のうち起動された端末装
置によって、サーバに記憶された実行ファイルを読み込
み、かつ、該実行ファイルのバージョン情報を前記サー
バ内の所定の記憶手段に書き込むとともに、該実行ファ
イルに従って所定の処理を行ない、前記所定の記憶手段
に書き込まれた前記バージョン情報を、監視端末装置に
よって所定の時間間隔で読み込んで表示するとともに、
前記サーバに記憶された所定の実行ファイルのバージョ
ン情報と比較し、異なっている場合には、表示している
前記バージョン情報の表示形態を変更し、かつ、前記バ
ージョン情報が異なることを示すメッセージ情報を前記
複数の端末装置のうち該当する端末装置に送信し、前記
メッセージ情報を受信した端末装置が、自己の都合の良
い動作時期である作業の適当な切れ目に、該端末自身の
画面に前記メッセージ情報を表示すると共に周囲に警告
を発した後、一定時間経過後に自動的に再起動してサー
バの更新された実行ファイルを読み込むようにしたた
め、作業者にいち早く実行ファイルの更新作業が必要で
あることを知らせ、更に作業端末による工程の作業を滞
らせることなく、複数の端末装置の各々の実行ファイル
のバージョンを迅速に更新できるという利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示すブロック図
である。
【図2】同実施例のサーバと各端末との間で授受される
各種ファイルの構成を示す模式図である。
【図3】同実施例における作業端末の起動時における処
理を示すフローチャートである。
【図4】同実施例における監視端末の端末稼働確認時に
おける処理を示すフローチャートである。
【図5】監視端末の画面における表示例を示す模式図で
ある。
【図6】同画面上の作業端末における実行ファイルのバ
ージョン表示の表示例を示す模式図である。
【図7】作業端末における自動起動処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
6,7,8 サーバ 10,11 通信端末(端末装置) 13,17 管理端末(端末装置) 12,28 監視端末(監視端末装置) 15,18 中検端末(端末装置) 16 完検端末(端末装置) 35 端末稼働確認ファイル(所定の記憶手段) L1,L2,L3 生産ライン W1〜W16 作業端末(端末装置) LAN1,2 ネットワーク(多重伝送路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−245346(JP,A) 特開 昭62−40533(JP,A) 特開 平1−171025(JP,A) 特開 昭62−54339(JP,A) 特開 平2−159162(JP,A) 特開 平3−286345(JP,A) 特開 平3−287358(JP,A) 特開 平4−314164(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 G06F 3/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末のうち起動された端末装置に
    よって、サーバに記憶された実行ファイルを読み込み、
    かつ、該実行ファイルのバージョン情報を前記サーバ内
    の所定の記憶手段に書き込むとともに、該実行ファイル
    に従って所定の処理を行なう一方、 前記所定の記憶手段に書き込まれた前記バージョン情報
    を、監視端末装置によって所定の時間間隔で読み込んで
    表示するとともに、前記サーバに記憶された所定の実行
    ファイルのバージョン情報と比較し、異なっている場合
    には、表示している前記バージョン情報の表示形態を変
    更し、かつ、前記バージョン情報が異なることを示すメ
    ッセージ情報を前記複数の端末装置のうち該当する端末
    装置に送信し、 前記メッセージ情報を受信した端末装置が該端末装置自
    身の作業において都合の良い動作時期に、該端末自身の
    画面に前記メッセージ情報を表示すると共に周囲に警告
    を発した後、一定時間経過後に自動的に再起動し、前記
    サーバに記憶された実行ファイルを読み込むようにした
    ことを特徴とする実行ファイル更新方法。
  2. 【請求項2】 連続生産ラインの各作業現場に配設さ
    れ、起動される毎に、自動的に、所定の実行ファイルを
    読み込み、かつ、該実行ファイルのバージョン情報を所
    定の記憶手段に書き込むとともに、該実行ファイルに従
    って所定の処理を行い、所定のメッセージ情報を受信す
    ると、該端末装置自身の作業において都合の良い動作時
    期に、該端末自身の画面に前記メッセージ情報を表示す
    ると共に周囲に警告を発した後、一定時間経過後に自動
    的に再起動する複数の端末装置と、 前記複数の端末が多重伝送路によって接続され、前記所
    定の実行ファイルが記憶されるサーバと、 前記多重伝送路に接続され、所定の時間間隔で前記所定
    の記憶手段に書き込まれた前記バージョン情報を、読み
    込んで表示するとともに、前記サーバに記憶された所定
    の実行ファイルのバージョン情報と比較し、異なってい
    る場合には、表示している前記バージョン情報の表示形
    態を変更し、かつ、前記バージョン情報 が異なることを
    示す前記所定のメッセージ情報を前記複数の端末装置の
    うち該当する端末装置に送信する監視端末とを具備する
    ことを特徴とする実行ファイル更新装置。
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