JP3298329B2 - サーボ制御装置およびサーボ制御方法 - Google Patents

サーボ制御装置およびサーボ制御方法

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JP3298329B2
JP3298329B2 JP23751394A JP23751394A JP3298329B2 JP 3298329 B2 JP3298329 B2 JP 3298329B2 JP 23751394 A JP23751394 A JP 23751394A JP 23751394 A JP23751394 A JP 23751394A JP 3298329 B2 JP3298329 B2 JP 3298329B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は工作機械の送り軸を駆
動するサーボモータ等のサーボ制御装置およびサーボ制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6〜図9は従来例を示し、図6は工作
機械を駆動するサーボ制御システムの構成図、図7はサ
ーボ制御装置の位置と速度の制御部分を示すブロック
図、図8および図9は各信号のタイムチャートである。
図6において、21は位置指令信号Ecを発生する数値
制御装置、22は数値制御装置21からの位置指令信号
Ecをサーボ制御装置23へ伝達するための共通メモ
リ、24はサーボモータ、25はサーボモータ24に取
り付けられた速度検出器、26はサーボモータ24の駆
動トルクを工作機械27に伝達する動力伝達装置、28
は工作機械27に取り付けられた位置検出器、Evは速
度検出器25から帰還される速度フィードバック信号、
Epは位置検出器28から帰還される位置フィードバッ
ク信号である。
【0003】そして図7において、1は位置偏差演算
器、2は乗算器、3は速度偏差演算器、4は加算器、5
は完全積分器を構成する遅延要素、6は乗算器、7は加
算器、8は乗算器、9は加算器、10は乗算器、E0は
位置指令信号Ecと位置フィードバック信号Epとの差
である位置偏差信号、E1は位置偏差信号E0にゲイン
K1を乗算した速度指令信号、E2は速度指令信号E1
と速度フィードバック信号Evとの差である速度偏差信
号、E3は速度偏差信号E2を積分しゲインK2を乗じ
た速度補正信号、E4は速度偏差信号E2と速度補正信
号E3を加算した速度信号、E5は速度指令信号E1に
ゲインK3を乗じた速度補正信号、E6は速度信号E4
と速度補正信号E5を加算した速度信号、Etは速度信
号E6にゲインK4を乗じたトルク指令信号である。
【0004】次に、前述した従来のサーボ制御装置につ
いて、図6に基づきその全体動作を説明する。まず数値
制御装置21は所定の周期毎に位置指令信号Ecを共通
メモリ22に書き込み、この書き込まれた位置指令信号
Ecを所定の周期毎にサーボ制御装置23が読み込む。
サーボ制御装置23は位置指令信号Ecに基づいて工作
機械27を所定の位置へ所定の速度で駆動するために、
サーボモータ24へ駆動電力を供給する。速度検出器2
5はサーボモータ24の速度を検出し速度フィードバッ
ク信号Evをサーボ制御装置23へ帰還する。サーボ制
御装置23はこの速度フィードバック信号Evが所定の
速度と同じになるようにサーボモータ24への駆動電力
を制御する。一方工作機械27に取り付けられた位置検
出器28は工作機械27の位置を検出し位置フィードバ
ック信号Epをサーボ制御装置23へ帰還する。そして
サーボ制御装置23はこの位置フィードバック信号Ep
が所定の位置になるようにサーボモータ24への駆動電
力を制御する。このようにしてサーボ制御装置23はサ
ーボモータ24を介して工作機械27を所定の位置へ所
定の速度で移動させる。
【0005】次に、図7および図8に基づき始動時にお
けるサーボ制御装置23内での速度と位置の制御動作に
ついて説明する。ただし、ここでは発明に関連する信号
の定性的関係に着目し各信号間の細かい時間遅れや信号
の大きさの変化については無視する。まず時刻t0で図
8(a)に示す位置指令信号Ecが入力されると、回路
上の遅れ等により時刻t1になって図8(c)に示す速
度指令信号E1が発生する。しかしその瞬間はサーボモ
ータ24は工作機械27の摩擦等で回転しないために図
8(d)に示す速度フィードバック信号Evおよび図8
(b)に示す位置フィードバック信号Epはゼロであ
り、速度指令信号E1および図8(f)に示す速度補正
信号E5は位置指令信号Ecで決まる値となる。図8
(e)に示す速度補正信号E3は遅延要素5で構成され
る完全積分器によりゼロから直線で増加する信号とな
る。そして図8(g)に示すトルク指令信号Etは速度
補正信号E3と速度補正信号E5を加算した信号とな
る。
【0006】そしてトルク指令信号Etは増加を続け、
時刻t2で工作機械27等の静止摩擦トルクTs(図8
(g)に示す)に打ち勝つ大きさになると、初めてサー
ボモータ24は回転を開始し速度フィードバック信号E
vおよび位置フィードバック信号Epが出力される。そ
のため速度補正信号E3は速度フィードバック信号Ev
の影響でそのピーク値を下げたある値で保持され、それ
によりトルク指令Etもそのピーク値を下げたある値で
保持される。このように位置指令信号Ecが時刻t0で
入力されてからサーボモータ24が回転を開始する時刻
t2までの時間は、制御回路上の遅れや工作機械27等
の静止摩擦トルクTsなどに起因する追従遅れとして、
サーボモータ24の始動時の応答性を損ねていた。
【0007】次に、図7および図9に基づき停止時にお
けるサーボ制御装置23内での速度と位置の制御動作に
ついて説明する。図9(a)に示す位置指令信号Ecが
ゼロになる手前で図9(c)に示す減速方向のトルク指
令信号Etが出力され、図9(b)に示す位置偏差信号
E0はゼロに向って減少していく。しかしながら、速度
制御ループの積分項を完全積分器で構成すると、減速が
完了した後にトルク指令値信号Etが減速前の値に戻っ
た時、そのトルク指令値Etが工作機械27等の動摩擦
トルクより大きい場合は、サーボモータ24はすぐに停
止できず指令位置を越えて回転し続けることになる。す
なわち、位置決め時にオーバーシュートが発生して、図
9(b)の位置偏差信号E0に示すように、負の方向に
行って再び戻ってくる現象が生じる。このことは停止位
置を越えて余分に動くために、加工時においては余分な
加工をしてしまうなどの不具合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のサーボ制御装置
およびサーボ制御方法では、速度制御ループ内に積分器
が有るために、始動時においては位置指令信号が入力さ
れてから始動を開始するまでに、駆動負荷の静止摩擦ト
ルクなどに起因する追従遅れが発生していた。さらに停
止時においても、特に速度制御ループ内の積分器を完全
積分器で構成した場合には顕著であるが、位置決め時に
オーバーシュートが発生して停止位置を越えて余分に動
いてしまうなどの不具合があった。
【0009】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、速度制御ループ内に積分器を有す
るサーボ制御装置において、始動時においては位置指令
信号が入力されてから始動を開始するまでの追従遅れを
なくして応答性を向上させることのできる、または停止
時においては位置決め時のオーバーシュートをなくして
位置決め精度を向上させることのできるサーボ制御装置
を得ることを目的としている。
【0010】また、位置指令信号の状態から始動時かま
たは停止時かを検出することのできるサーボ制御装置を
得ることを目的としている。
【0011】また、始動時において位置指令信号が入力
されてから始動を開始するまでの追従遅れをなくして応
答性を向上させることのできるサーボ制御装置を得るこ
とを目的としている。
【0012】また、停止時において位置決め時のオーバ
ーシュートをなくして位置決め精度を向上させることの
できるサーボ制御装置を得ることを目的としている。
【0013】さらに、停止時において位置決め時のオー
バーシュートをなくすとともに反対方向に駆動させない
で位置決め精度を向上させることのできるサーボ制御装
置を得ることを目的としている。
【0014】そして、始動時においては位置指令信号が
入力されてから始動を開始するまでの追従遅れをなくし
て応答性を向上させることのできる、または停止時にお
いては位置決め時のオーバーシュートをなくして位置決
め精度を向上させることのできるサーボ制御方法を得る
ことを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるサーボ
制御装置においては、位置指令信号が起動させる指令信
号かまたは停止させる指令信号かを検出する位置指令状
態検出手段と、この位置指令状態検出手段からの位置指
令状態信号で加速方向の補正かまたは減速方向の補正か
を指令する補正方向指令信号を出力する補正方向指令手
段と、所定の補正タイミングを指令する補正タイミング
指令信号を出力する補正タイミング指令手段と、起動時
には位置指令信号が入力されてから始動を開始するまで
の追従遅れを無くし、また停止時には位置決め時のオー
バシュートを無くするようトルク指令信号を補正する
正量信号を出力する補正量指令手段と、速度制御ルー
プ内の積分器に前記補正方向指令信号と前記補正タイ
ミング指令信号とに応じて、前記起動時には位置指令信
号が入力されてから始動を開始するまでの追従遅れを無
くし、また停止時には位置決め時のオーバシュートを無
くするようトルク指令信号を補正する補正量を与える
補正実行手段とを備えたものである。
【0016】また、位置指令状態検出手段は、位置指令
状態検出手段は、位置指令信号が存在しない状態から存
在する状態に変化することにより起動させる指令信号で
あることを検出し、または位置指令信号が存在する状態
から存在しない状態に変化することにより停止させる
令信号であることを検出するものである。
【0017】また、位置指令信号が存在しない状態から
存在する状態に変化することにより起動させる指令信号
であることを検出する位置指令状態検出手段と、この位
置指令状態検出手段からの加速指令状態信号で加速方向
補正指令信号を出力する補正方向指令手段と、前記加速
指令状態信号で補正タイミングを指令する加速補正タイ
ミング指令信号を出力する補正タイミング指令手段と、
起動時に位置指令信号が入力されてから始動を開始する
までの追従遅れを無くするようトルク指令信号を補正す
補正量信号を出力する補正量指令手段と、速度制御
ループ内の積分器に前記加速方向補正指令信号と前記
加速補正タイミング指令信号とに応じて、起動時に位置
指令信号が入力されてから始動を開始するまでの追従遅
れを無くするようトルク指令信号を補正する補正量を
与える補正実行手段とを備えたものである。
【0018】また、位置指令信号が存在する状態から存
在しない状態に変化することにより停止させる指令信号
であることを検出する位置指令状態検出手段と、この位
置指令状態検出手段からの減速指令状態信号で減速方向
補正指令信号を出力する補正方向指令手段と、前記減速
指令状態信号で補正タイミングを指令する減速補正タイ
ミング指令信号を出力する補正タイミング指令手段と、
停止時に位置決め時のオーバシュートを無くするようト
ルク指令信号を補正する補正量信号を出力する補正量
指令手段と、速度制御ループ内の積分器に前記減速方
向補正指令信号と前記減速補正タイミング指令信号と
応じて、停止時に位置決め時のオーバシュートを無くす
るようトルク指令信号を補正する補正量を与える補正
実行手段とを備えたものである。
【0019】さらに、位置指令信号が発生された時点で
のトルク指令値を記憶するトルク指令値記憶手段と、こ
のトルク指令値記憶手段からのトルク指令初期値信号と
現在のトルク指令値との差の信号を発生するトルク指令
値比較手段と、このトルク指令値比較手段からのトルク
指令値比較信号が所定値以下のときはこのトルク指令値
比較信号を所定の補正量信号としまた所定値以上のとき
はこの所定値を補正量信号として出力する補正量指令手
段とを設けたものである。
【0020】そして、サーボ制御方法においては、速度
制御ループ内に積分器を有し、位置指令信号が起動させ
指令信号かまたは停止させる指令信号かを検出して位
置指令状態信号を生成し、この位置指令状態信号で加速
方向の補正かまたは減速方向の補正かを指令する補正方
向指令信号を生成し、前記積分器に前記補正方向指令
信号に応じて所定の補正タイミングで、起動時には位置
指令信号が入力されてから始動を開始するまでの追従遅
れを無くし、また停止時には位置決め時のオーバシュー
トを無くするようトルク指令信号を補正する補正量を
与えるものである。
【0021】
【作用】この発明に係わるサーボ制御装置においては、
始動時においては位置指令信号が入力されてから始動を
開始するまでの追従遅れをなくし、または停止時におい
ては位置決め時のオーバーシュートをなくする。
【0022】また、この発明に係わるサーボ制御装置に
おいては、位置指令信号の状態から始動時かまたは停止
時かを検出することができる。
【0023】また、この発明に係わるサーボ制御装置に
おいては、始動時において位置指令信号が入力されてか
ら始動を開始するまでの追従遅れをなくする。
【0024】また、この発明に係わるサーボ制御装置に
おいては、停止時において位置決め時のオーバーシュー
トをなくする。
【0025】さらにまた、この発明に係わるサーボ制御
装置においては、停止時において位置決め時のオーバー
シュートをなくすとともに反対方向に駆動させない。
【0026】そして、この発明に係わるサーボ制御方法
においては、始動時においては位置指令信号が入力され
てから始動を開始するまでの追従遅れをなくし、または
停止時においては位置決め時のオーバーシュートをなく
する。
【0027】
【実施例】実施例1. 図1と図2を用いて、始動時における応答性の向上に関
するこの発明の一実施例を説明する。図1はサーボ制御
装置の位置と速度の制御部分を示すブロック図、図2は
各信号のタイムチャートである。図において従来例と同
一符号は同一または相当部分を示し、39は補正部、3
9aは位置指令状態検出部、39bは補正方向指令部、
39cは位置偏差信号Ecを監視している補正タイミン
グ指令部で破線のごとく位置フィードバック信号Epを
監視することも可能である。39dは補正量指令部、3
9eは補正実行部、E91は位置指令状態信号、E92
は補正量信号、E93は補正方向指令信号、E94は補
正タイミング指令信号、E95は補正実行信号である。
【0028】図1を含む全体のサーボ制御システムは図
6に示す従来例の構成と同一であるので、ここでは全体
のサーボ制御システムについての説明は省略する。また
図1に示すサーボ制御装置の位置と速度の制御部分のブ
ロック図は、従来例のサーボ制御装置の位置と速度の制
御部分のブロック図である図7に補正部39を追加した
ものである。所定の周期毎に数値制御装置21より共有
メモリ22を経由して位置指令信号Ecがサーボ制御装
置23へ送られてくると、位置指令状態検出部39aは
現時点の周期における位置指令信号Ecの状態と一つ前
の周期における位置指令信号Ecの状態、すなわち両者
の周期において位置指令信号Ecが存在するかまたはゼ
ロかを検出する。もし、一つ前の周期における位置指令
信号Ecがゼロであり現時点の周期における位置指令信
号Ecが存在するならば、現時点の位置指令信号Ecは
サーボモータ24を始動すなわち加速させることを意味
すると判断することとなる。
【0029】そこで、位置指令状態検出部39aは加速
指令状態信号である位置指令状態信号E91を補正方向
指令部39bと補正タイミング指令部39cとへ送る。
補正方向指令部39bではこの位置指令状態信号E91
から始動すなわち加速状態であることを知り、加速方向
に補正をするという加速方向補正指令信号である補正方
向指令信号E93を補正実行部39eへ送る。他方、補
正タイミング指令部39cでは位置指令状態信号E91
から始動すなわち加速状態であることを知り、位置指令
信号Ecが出された瞬間を補正のタイミングとして加速
補正タイミング指令信号である補正タイミング指令信号
E94を補正実行部39eへ送る。また、補正量指令部
39dから補正実行部39eへ与えられる補正量信号E
92としては、補正量指令部39d内の記憶装置(図示
せず)に蓄えられたデータを用いて所定の補正量が設定
される。そして、補正実行部39eは所定のタイミング
で加速方向に所定の量を補正するための補正実行信号E
95を完全積分器を構成する遅延要素5へ送る。
【0030】次に、上述した補正動作を図2に示す各信
号のタイムチャートを用いて説明する。まず時刻t0で
図2(a)に示す位置指令信号Ecが入力されると予め
設定された補正量を有する補正実行信号E95により、
遅延要素5より構成される完全積分器の出力である図2
(e)に示す速度補正信号E3は所定の値だけ瞬時に増
加させられる。この値は図2(f)に示す速度補正信号
E5が加えられた図2(g)に示すトルク指令信号Et
の値が静止摩擦トルクTsに打ち勝つだけの値になるよ
うに設定されている。したがって、サーボモータ24は
時刻t0で瞬時に動き出すこととなる。図2に示す時刻
t1は図13に示す従来例での制御回路上の遅れによっ
て生じるトルク指令信号Etの遅れ時間を示している。
このように従来例では時刻t2において初めてサーボモ
ータ24を駆動できたのに対して、この実施例では補正
実行信号E95により位置指令信号Ecが入力された時
刻t0で時間遅れなくサーボモータ24を駆動すること
ができる。また、乗算器8のゲインを大きくして速度補
正信号E5の値を静止摩擦トルクTsに打ち勝つだけの
値になるように設定することもできるが、この場合でも
時刻t1になって初めてサーボモータ24を駆動するこ
とができるので、t1ーt0の時間遅れが発生すること
となる。
【0031】また、上述の実施例では補正量指令部39
d内の記憶装置(図示せず)に予め蓄えられたデータを
用いて補正した。このデータの作成方法としては、工作
機械27は移動方向すなわちサーボモータ24の回転方
向によってその摩擦トルク等が異なるため、工作機械2
7の移動方向により補正データを変更して補正すること
も可能である。
【0032】さらに、他のデータの作成方法としては、
工作機械27の位置により摩擦トルク等が異なるため、
工作機械27の位置と補正データとの関係を持ったテー
ブルを補正量指令部39d内の記憶装置(図示せず)に
用意して、位置フィードバック信号Epの情報と合わせ
て補正することも可能である。
【0033】実施例2. 図1と図3を用いて、停止時における位置決め時のオー
バーシュートをなくして位置決め精度を向上させること
に関するこの発明の一実施例を説明する。図3は各信号
のタイムチャートである。位置指令信号Ecがゼロにな
る手前で減速方向のトルク指令信号Etが出力され、位
置偏差信号E0はゼロに向って減少していく。そこで、
位置指令状態検出部39aは現時点の周期における位置
指令信号Ecの状態と一つ前の周期における位置指令信
号Ecの状態、すなわち両者の周期において位置指令信
号Ecが存在するかまたはゼロかを検出する。もし、一
つ前の周期において位置指令信号Ecが存在し現時点の
周期における位置指令信号Ecゼロであるならば、現時
点の位置指令信号Ecはサーボモータ24を停止させる
すなわち減速させることを意味すると判断することとな
る。
【0034】そこで、位置指令状態検出部39aは減速
指令状態信号である位置指令状態信号E91を補正方向
指令部39bと補正タイミング指令部39cとへ送る。
補正方向指令部39bではこの位置指令状態信号E91
から停止させるすなわち減速状態であることを知り、減
速方向に補正をするという減速方向補正指令信号である
補正方向指令信号E93を補正実行部39eへ送る。他
方、補正タイミング指令部39cでは位置指令状態信号
E91から停止させるすなわち減速状態であることを知
り、位置偏差信号E0が予め設定された値E01になっ
た瞬間を補正のタイミングとして減速補正タイミング指
令信号である補正タイミング指令信号E94を補正実行
部39eへ送る。また、補正量指令部39dから補正実
行部39eへ与えられる補正量信号E92としては、補
正量指令部39d内の記憶装置(図示せず)に蓄えられ
たデータを用いて所定の補正量が設定される。そして、
補正実行部39eは所定のタイミングで減速方向に所定
の量を補正するための補正実行信号E95を完全積分器
を構成する遅延要素5へ送る。
【0035】次に、上述した補正動作を図3に示す各信
号のタイムチャートを用いて説明する。まず図3(a)
に示す位置指令信号Ecがゼロになる手前で図3(c)
に示す減速方向のトルク指令信号Etが出され、図3
(b)に示す位置偏差信号E0はゼロに向って減少して
いく。また速度制御ループの積分項は完全積分器で構成
されているので、減速が完了した後はトルク指令信号E
tは減速前の値Et0に戻ろうとする。しかし時刻t0
で位置偏差信号E0が予め設定された値E01になる
と、補正実行部39eより図3(d)に示す補正実行信
号E95として減速方向の補正トルクが出され完全積分
器を構成する遅延要素5に送られる。そしてこの減速方
向の補正トルクはトルク指令信号Etに重畳され、減速
前のトルク指令信号Et0をそれより小さい値のEt1
に変化させる。このように停止寸前において、トルク指
令信号Etを工作機械27等の動摩擦トルクより小さく
できるので位置決め時のオーバーシュートをなくすこと
ができる。
【0036】また上述の方法では、位置偏差信号E0が
予め設定された値E01になった瞬間を補正のタイミン
グとして補正タイミング信号E94を補正実行部39e
へ送っていたが、図1の破線で示すように位置フィード
バック信号Epからの信号を補正タイミング指令部39
cへ取込み、位置フィードバック信号Epが予め設定さ
れた値Ep1になった瞬間を補正のタイミングとして補
正タイミング指令信号E94を補正実行部39eへ送っ
てもよい。
【0037】実施例3. 図4、図5は停止時における位置決め時にオーバーシュ
ートをなくすための補正値を適切に制御することに関す
るこの発明の一実施例を示す。図4は補正量指令部39
d内の一部を示すブロック図、図5は各信号のタイムチ
ャートである。図において同一符号は同一または相当部
分を示し、39d1はトルク指令値記憶部、39d2は
トルク指令値比較部である。
【0038】手動指令発生装置等を用いて位置決めする
場合には、図5(a)に示す位置指令信号Ecは小さい
値となるため、図5(c)または(e)に示すトルク指
令信号Etの増加する割合は小さくなる。このような場
合にはトルク指令値記憶部39d1は位置指令信号Ec
が入力された時刻t0でのトルク指令信号Etの値をト
ルク指令初期値信号Et0として記憶する。そしてトル
ク指令値比較部39d2は増加してくるトルク指令信号
Etとトルク指令初期値信号Et0の差であるトルク指
令値比較信号(EtーEt0)を常時監視する。
【0039】今、図5(b)に示す位置偏差信号E0が
予め設定された値E01になった瞬間を補正のタイミン
グとして設定した場合を考えると、補正タイミング指令
部39cは時刻t1において位置偏差信号E0がE01
に等しくなったことを検知して減速補正タイミング指令
信号である補正タイミング指令信号E94を補正実行部
39eへ送る。一方補正量指令部39d内では、トルク
指令値比較部39d2がトルク指令値比較信号の値によ
り補正量を決定し、補正量信号E92を補正実行部39
eへ送る。そして補正実行部39eは補正タイミング指
令信号E94から得られたタイミングで、補正量信号E
92から得られた所定の補正量を補正するために補正実
行信号E95を完全積分器を構成する遅延要素5へ送
る。
【0040】ここで、図5(c)に示すトルク指令信号
Etと図5(d)に示す補正実行信号E95は、トルク
指令値比較部39d2がトルク指令値比較信号(Etー
Et0)を正常に監視して、補正トルク値として停止後
のトルク指令信号EtがEt1になるような所定値を補
正した場合を示す。この場合には停止後のトルク指令信
号EtがEt1のごとくEt0に等しいかまたはそれよ
り小さな正の値になり、位置決め時のオーバーシュート
をなくすことができる。
【0041】他方、図5(e)に示すトルク指令信号E
tと図5(f)に示す補正実行信号E95は、トルク指
令値比較部39d2がトルク指令値比較信号(EtーE
t0)を監視していないために、予め設定していた大き
な値Et2を補正値として用いた場合を示す。したがっ
て、停止後のトルク指令信号Etは(EtーEt2)の
ごとく負の値なり、逆方向のトルクが発生して正確に位
置決めすることができなくなる。
【0042】なお、実施例2および3においては、補正
タイミング指令部39cが位置偏差信号E0または位置
フィードバック信号Epを監視して、これらの信号が所
定の値になったときを、完全積分器を構成する遅延要素
5に補正するタイミングとして決定しているが、このタ
イミングの決定方法としてはサーボモータ24の回転方
向に応じて補正タイミング指令部39cからの補正タイ
ミング指令信号E94を所定の値だけずらすことも可能
である。そして、この場合に補正する所定の補正量につ
いても、サーボモータ24の回転方向に応じて補正量指
令部39dからの補正量信号E92を所定の値だけ変化
させることも可能である。
【0043】また、実施例2および3において、補正量
指令部39dが生成する所定の補正量信号の作成方法と
しては、対象とする工作機械27の移動範囲内の種々の
位置でオーバーシュート量を測定し、これらの平均値を
利用して作成することも可能である。さらに、他の補正
量信号の作成方法としては、工作機械27の位置により
オーバーシュート量が異なるため、工作機械27の位置
と補正量との関係を持ったテーブルを補正量指令部39
d内の記憶装置(図示せず)に用意して、位置フィード
バック信号Epの情報と合わせて補正量信号を作成する
ことも可能である。
【0044】ところで上記説明では、サーボモータによ
り工作機械を駆動する場合について説明したが、工作機
械以外にもコンベアなどの搬送機械、エレベータやクレ
ーンなどの昇降機械、その他の位置制御を行なう産業機
械に適用することもできる。特に、位置決めしながら加
工を行なっている機械の場合には、停止時のオーバーシ
ュートにより余分な加工をして不良加工物を発生するの
を防止したり、また位置決め点の近傍に障害物がある場
合には、停止時のオーバーシュートによりその障害物を
破壊するのを防ぐことができ、極めて大きな効果があ
る。さらにサーボ制御装置の制御対象としては、サーボ
モータ以外にもシリンダーなどのアクチュエーターやリ
ニアモータなどの回転機以外の駆動モータを制御対象と
することも可能である。
【0045】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0046】即ち、位置指令信号が存在しない状態から
存在する状態に変化することにより起動させる指令信号
であることを検出する位置指令状態検出手段と、この位
置指令状態検出手段からの加速指令状態信号で加速方向
補正指令信号を出力する補正方向指令手段と、前記加速
指令状態信号で補正タイミングを指令する加速補正タイ
ミング指令信号を出力する補正タイミング指令手段と、
起動時に位置指令信号が入力されてから始動を開始する
までの追従遅れを無くするようトルク指令信号を補正す
補正量信号を出力する補正量指令手段と、速度制御
ループ内の積分器に前記加速方向補正指令信号と前記
加速補正タイミング指令信号とに応じて、起動時に位置
指令信号が入力されてから始動を開始するまでの追従遅
れを無くするようトルク指令信号を補正する補正量を
与える補正実行手段と、を備えたので、始動時において
は位置指令信号が入力されてから始動を開始するまでの
追従遅れをなくして応答性を向上させ、または停止時に
おいては位置決め時のオーバーシュートをなくして位置
決め精度を向上させる効果がある。
【0047】また、位置指令状態検出手段は、位置指令
信号が存在しない状態から存在する状態に変化すること
により起動させる指令信号であることを検出し、または
位置指令信号が存在する状態から存在しない状態に変化
することにより停止させる指令信号であることを検出す
るので、位置指令信号の状態から始動時かまたは停止時
かを検出することのできる効果がある。
【0048】また、位置指令信号が存在しない状態から
存在する状態に変化することにより起動させる指令信号
であることを検出する位置指令状態検出手段と、この位
置指令状態検出手段からの加速指令状態信号で加速方向
補正指令信号を出力する補正方向指令手段と、前記加速
指令状態信号で補正タイミングを指令する加速補正タイ
ミング指令信号を出力する補正タイミング指令手段と、
起動時に位置指令信号が入力されてから始動を開始する
までの追従遅れを無くするようトルク指令信号を補正す
補正量信号を出力する補正量指令手段と、速度制御
ループ内の積分器に前記加速方向補正指令信号と前記
加速補正タイミング指令信号とに応じて、起動時に位置
指令信号が入力されてから始動を開始するまでの追従遅
れを無く するようトルク指令信号を補正する補正量を
与える補正実行手段とを備えたので、始動時において位
置指令信号が入力されてから始動を開始するまでの追従
遅れをなくして応答性を向上させる効果がある。
【0049】また、位置指令信号が存在する状態から存
在しない状態に変化することにより停止させる指令信号
であることを検出する位置指令状態検出手段と、この位
置指令状態検出手段からの減速指令状態信号で減速方向
補正指令信号を出力する補正方向指令手段と、前記減速
指令状態信号で補正タイミングを指令する減速補正タイ
ミング指令信号を出力する補正タイミング指令手段と、
停止時に位置決め時のオーバシュートを無くするようト
ルク指令信号を補正する補正量信号を出力する補正量
指令手段と、速度制御ループ内の積分器に前記減速方
向補正指令信号と前記減速補正タイミング指令信号と
応じて、停止時に位置決め時のオーバシュートを無くす
るようトルク指令信号を補正する補正量を与える補正
実行手段とを備えたので、停止時において位置決め時の
オーバーシュートをなくして位置決め精度を向上させる
効果がある。
【0050】さらに、位置指令信号が発生された時点で
のトルク指令値を記憶するトルク指令値記憶手段と、こ
のトルク指令値記憶手段からのトルク指令初期値信号と
現在のトルク指令値との差の信号を発生するトルク指令
値比較手段と、このトルク指令値比較手段からのトルク
指令値比較信号が所定値以下のときはこのトルク指令値
比較信号を所定の補正量信号としまた所定値以上のとき
はこの所定値を補正量信号として出力する補正量指令手
段とを設けたので、記憶したトルク指令値と現在のトル
ク指令値との差を管理し、この差の値が所定値以下の場
合には前記トルク指令値比較信号を用いてまた所定値以
上の場合には前記所定値を用いて、速度制御ループ内の
積分器の値を所定のタイミングで減速方向に補正するこ
とになり、停止時において位置決め時のオーバーシュー
トをなくすとともに反対方向に駆動させないで位置決め
精度を向上させる効果がある。
【0051】そして、速度制御ループ内に積分器を有
し、位置指令信号が起動させる指令信号かまたは停止さ
せる指令信号かを検出して位置指令状態信号を生成し、
この位置指令状態信号で加速方向の補正かまたは減速方
向の補正かを指令する補正方向指令信号を生成し、前記
積分器に前記補正方向指令信号に応じて所定の補正タ
イミングで、起動時には位置指令信号が入力されてから
始動を開始するまでの追従遅れを無くし、また停止時に
は位置決め時のオーバシュートを無くするようトルク指
令信号を補正する補正量を与えるので、始動時におい
ては位置指令信号が入力されてから始動を開始するまで
の追従遅れをなくして応答性を向上させ、または停止時
においては位置決め時のオーバーシュートをなくして位
置決め精度を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1、2、3によるサーボ制
御装置の位置と速度の制御部分を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施例1による各信号のタイムチ
ャートである。
【図3】 この発明の実施例2による各信号のタイムチ
ャートである。
【図4】 この発明の実施例3による補正量指令部39
d内の一部を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施例3による各信号のタイムチ
ャートである。
【図6】 従来およびこの発明の実施例1、2、3によ
る工作機械を駆動するサーボ制御システムの構成図であ
る。
【図7】 従来のサーボ制御装置の位置と速度の制御部
分を示すブロック図である。
【図8】 従来の各信号のタイムチャートである。
【図9】 従来の各信号のタイムチャートである。
【符号の説明】
39a 位置指令状態検出部、39b 補正方向指令
部、39c 補正タイミング指令部、39d 補正量指
令部、5 完全積分器を構成する遅延要素、39e 補
正実行部、39d1 トルク指令値記憶部、39d2
トルク指令値比較部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/00 G05B 19/404 H02P 3/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速度制御ループ内に積分器を有するサー
    ボ制御装置において、位置指令信号が起動させる指令信
    号かまたは停止させる指令信号かを検出する位置指令状
    態検出手段と、この位置指令状態検出手段からの位置指
    令状態信号で加速方向の補正かまたは減速方向の補正か
    を指令する補正方向指令信号を出力する補正方向指令手
    段と、所定の補正タイミングを指令する補正タイミング
    指令信号を出力する補正タイミング指令手段と、起動時
    には位置指令信号が入力されてから始動を開始するまで
    の追従遅れを無くし、また停止時には位置決め時のオー
    バシュートを無くするようトルク指令信号を補正する
    正量信号を出力する補正量指令手段と、前記積分器
    前記補正方向指令信号と前記補正タイミング指令信
    号とに応じて、前記起動時には位置指令信号が入力され
    てから始動を開始するまでの追従遅れを無くし、また停
    止時には位置決め時のオーバシュートを無くするようト
    ルク指令信号を補正する補正量を与える補正実行手段
    と、を備えたことを特徴とするサーボ制御装置。
  2. 【請求項2】 位置指令状態検出手段は、位置指令信号
    が存在しない状態から存在する状態に変化することによ
    起動させる指令信号であることを検出し、または位置
    指令信号が存在する状態から存在しない状態に変化する
    ことにより停止させる指令信号であることを検出するこ
    とを特徴とする請求項第1記載のサーボ制御装置。
  3. 【請求項3】 速度制御ループ内に積分器を有するサー
    ボ制御装置において、位置指令信号が存在しない状態か
    ら存在する状態に変化することにより起動させる指令信
    号であることを検出する位置指令状態検出手段と、この
    位置指令状態検出手段からの加速指令状態信号で加速方
    向補正指令信号を出力する補正方向指令手段と、前記加
    速指令状態信号で補正タイミングを指令する加速補正タ
    イミング指令信号を出力する補正タイミング指令手段
    と、起動時に位置指令信号が入力されてから始動を開始
    するまでの追従遅れを無くするようトルク指令信号を補
    正する補正量信号を出力する補正量指令手段と、前記
    積分器に前記加速方向補正指令信号と前記加速補正タ
    イミング指令信号とに応じて、起動時に位置指令信号が
    入力されてから始動を開始するまでの追従遅れを無くす
    るようトルク指令信号を補正する補正量を与える補正
    実行手段と、を備えたことを特徴とするサーボ制御装
    置。
  4. 【請求項4】 速度制御ループ内に積分器を有するサー
    ボ制御装置において、位置指令信号が存在する状態から
    存在しない状態に変化することにより停止させる指令信
    号であることを検出する位置指令状態検出手段と、この
    位置指令状態検出手段からの減速指令状態信号で減速方
    向補正指令信号を出力する補正方向指令手段と、前記減
    速指令状態信号で補正タイミングを指令する減速補正タ
    イミング指令信号を出力する補正タイミング指令手段
    と、停止時に位置決め時のオーバシュートを無くするよ
    うトルク指令信号を補正する補正量信号を出力する補
    正量指令手段と、前記積分器に前記減速方向補正指令
    信号と前記減速補正タイミング指令信号とに応じて、停
    止時に位置決め時のオーバシュートを無くするようトル
    ク指令信号を補正する補正量を与える補正実行手段
    と、を備えたことを特徴とするサーボ制御装置。
  5. 【請求項5】 位置指令信号が発生された時点でのトル
    ク指令値を記憶するトルク指令値記憶手段と、このトル
    ク指令値記憶手段からのトルク指令初期値信号と現在の
    トルク指令値との差の信号を発生するトルク指令値比較
    手段と、このトルク指令値比較手段からのトルク指令値
    比較信号が所定値以下のときはこのトルク指令値比較信
    号を所定の補正量信号とし、また所定値以上のときはこ
    の所定値を補正量信号として出力する補正量指令手段
    と、を設けたことを特徴とする請求項第4記載のサーボ
    制御装置。
  6. 【請求項6】 速度制御ループ内に積分器を有し、位置
    指令信号が起動させる指令信号かまたは停止させる指令
    信号かを検出して位置指令状態信号を生成し、この位置
    指令状態信号で加速方向の補正かまたは減速方向の補正
    かを指令する補正方向指令信号を生成し、前記積分器
    前記補正方向指令信号に応じて所定の補正タイミン
    グで、起動時には位置指令信号が入力されてから始動を
    開始するまでの追従遅れを無くし、また停止時には位置
    決め時のオーバシュートを無くするようトルク指令信号
    を補正する補正量を与えることを特徴とするサーボ制
    御方法。
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