JP3297154B2 - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置

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JP3297154B2 JP19201593A JP19201593A JP3297154B2 JP 3297154 B2 JP3297154 B2 JP 3297154B2 JP 19201593 A JP19201593 A JP 19201593A JP 19201593 A JP19201593 A JP 19201593A JP 3297154 B2 JP3297154 B2 JP 3297154B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F8/00Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying
    • F24F8/95Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying specially adapted for specific purposes
    • F24F8/99Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying specially adapted for specific purposes for treating air sourced from urban areas, e.g. from streets

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車の排気ガスによる汚
染空気を浄化する空気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車から排出される排気ガスは、一酸化炭
素、窒素酸化物、粉塵等の汚染物質を多量に含んでお
り、大気を汚染している。特に、車が常時渋滞する道路
の付近や、多数の車がその都度停止する交差点付近で
は、排気ガスによる大気汚染が著しい。そこで、このよ
うな車が渋滞したり、停止したりするような場所に空気
浄化装置を設置すれば、これらの付近の空気を浄化で
き、清浄な空気の下で歩行者が通行できるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
このような場所に空気浄化装置は設置されていない。こ
れは、空気浄化装置を設置する場合、空気浄化装置は道
路側に設置できず歩道側に設置する必要があり、そし
て、歩道側に空気浄化装置を設置しようとすると、その
スペースを歩道側に確保しなければならない不具合があ
り、また、歩道側の美観を損ねる不具合があるためであ
る。そのため、車が常時渋滞する道路や、交差点の付近
では、排気ガスによる大気汚染が著しく、汚染された空
気の下で歩行者が通行しなければならない問題があっ
た。本発明はこのような事情に鑑み案出されたものであ
って、本発明の目的は、歩道側に場所を取らず、また、
美観を損なうことなく、交差点付近や、渋滞が生じる道
路の付近に清浄な空気を吹き出すことができる空気浄化
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、多数の孔が貫設され、道路に配置されて
路面を構成する孔開きプレートと、前記孔開きプレート
の下方の路面箇所に掘削された穴と、前記孔開きプレー
トを前記穴の上方で所定の高さに支持する支持部と、前
記穴に収容され、空気の上下方向への流動を可能とした
土壌と、前記道路の外側に設けられた空気吹き出し口
と、前記土壌の底部と前記空気吹きし口とを接続する管
体と、前記管体における前記土壌の底部側に設けられた
空気吸い込み部と、前記管体に接続され空気吸い込み部
側から空気吹き出し口側に空気を流動させるファンとを
備えることを特徴とする。また、本発明は、前記土壌
が、土壌層と、この土壌層の下方に配設された砕石層と
で構成され、前記空気吸い込み部が、前記管体がこの砕
石層に埋設された部分と、この部分から下方に突設され
た空気吸い込み管により構成されていることを特徴とす
る。
【0005】
【実施例】以下、本発明を、渋滞する道路箇所に適用し
た実施例について説明する。図1は空気浄化装置の断面
正面図、図2は空気浄化装置の地上部分の斜視図を示
す。1は道路、3は道路1の両側に設けられた側溝、5
は歩道、7は空気浄化装置で、空気浄化装置7は、道路
1の路面9を構成する孔開きプレート11と、路面9に
掘削された穴13と、孔開きプレート11を所定の高さ
に支持する支持部15と、前記穴13に収容された土壌
17と、道路1の路面9の外側に設けられた空気吹き出
し口19と、土壌17と空気吹き出し口19間に設けら
れた管体21と、管体21に設けられた空気吸い込み部
23と、管体21に接続されたファン25を備え、空気
浄化装置7は道路1に沿って複数設置されている。
【0006】前記孔開きプレート11はプレキャストコ
ンクリート等のような強度を有する部材により、両側の
側溝3間にわたる長さで板状に形成され、表面に多数の
孔1101が形成されている。前記穴13は、孔開きプ
レート11が配置される道路1の路面9部分に、該孔開
きプレート11に対応する輪郭で掘られている。
【0007】前記支持部15は、穴13の上方で孔開き
プレート11を、隣位の路面901と同じ高さに支持す
るもので、側溝3側に設けられた基礎1501と、孔開
きプレート11の長手方向の中間部で穴13の底部に打
ち込まれた複数の支柱1503等で構成され、孔開きプ
レート11上に車Cが位置した時、この重量を、前記基
礎1501や支柱1503で受けることになる。
【0008】前記穴13には土壌17が収容され、土壌
17は土壌層1701と砕石層1703とで構成されて
いる。前記土壌層1701には微生物が繁殖できるよう
な土、例えば、黒ボク土等が用いられ、空気が上下に流
動できるように形成され、砕石層1703は多数の砕石
から形成され、前記孔開きプレート11から侵入した雨
水は、土壌層1701、砕石層1703から地盤側に浸
透される。
【0009】前記管体21は、道路1の延在方向とほぼ
直交する方向に延在し路面9の幅のほぼ全長にわたって
砕石層1703に埋め込まれた横部2101と、砕石層
1703の外側で上方に延在する縦部2103とを備
え、該縦部2103が歩道5上に突出する部分にはファ
ン25が取着され、前記空気吹き出し口19はこのファ
ンケース2501に形成されている。前記横部2101
の下面には、該横部2101の延在方向に間隔をおき多
数の吸い込み管2105が下方に向けて突設され、実施
例では、この横部2101が空気吸い込み部23に相当
している。
【0010】次に、作用について説明する。電源を接続
してファン25を回転させる。ファン25の回転によ
り、砕石層1703内の空気は吸い込み管2105から
横部2101内に吸い込まれ、縦部2103を経て空気
吹き出し口19から吹き出される。この砕石層1703
内の空気の吸い込みにより、孔開きプレート11の孔1
101を通って土壌17の表面から汚染空気が吸い込ま
れ、砕石層1703に向かって流れる。
【0011】そして、汚染空気が土壌層1701を通過
する際、土壌17のフィルターとしての物理的な作用に
より粉塵の捕捉や、メタン等の炭化水素ガス等の不純成
分の吸着が行なわれる。また、微生物により不純成分
等、汚染物質の分解が行なわれる。土壌17の表面や、
或は土壌17の内部で空気が流動する部分には、好気性
微生物が繁殖し、土壌17の内部で空気が流動しない部
分には、嫌気性微生物が繁殖し、これら微生物の菌体内
で消費されたり、呼吸で使われる等することで、例え
ば、一酸化炭素は主に二酸化炭素に変化され、一酸化窒
素は主に硝酸イオンに変化され、メタンガスは主に二酸
化炭素と水に分解され、このように汚染物質が除去され
る。即ち、汚染物質が除去された清浄な空気が、空気吹
き出し口19から歩道5上に吹き出されることになる。
【0012】このように本実施例によれば、道路1の路
面9の一部及びその下方の部分を利用して空気浄化装置
7を構成し、路面9から直接汚染空気を吸い込み、清浄
な空気を歩道5側に吹き出させるようにした。従って、
歩道5側には空気吹き出し口19が設置されるのみであ
るので、歩道5側に場所を取らず、また、歩道5側の美
観を損ねることなく、渋滞が生じる道路付近の歩道5側
に清浄な空気を吹き出すことができる。
【0013】前記空気浄化装置7の実験結果は下記の通
りである。孔開きプレート11に多数貫設される孔11
01の直径を約20mmとした。土壌層1701を約5
0cmの厚さで形成し、砕石層1703を、約5cm程
度の砕石から約60cmの厚さで形成した。土壌層17
01を構成する土には、通気性、通水性を高めるためパ
ーライト、バーミキュライト等を混合し、また、土壌有
機物含量を高めるためピートモス、腐葉土、堆肥等を混
合した。管体21の直径を約300mmとした。ファン
25の処理能力を54m3 /hrとした。孔開きプレー
ト11付近において、NOx の平均濃度が0.35pp
mであり、また、COの平均濃度が12.0ppmであ
るのに対して、空気吹き出し口19付近においては、N
x の平均濃度が0.02ppmとなり、COの平均濃
度が0.58ppmとなっており、NOx の除去率が9
4%であり、COの除去率が95%であった。
【0014】図3は、交差点付近に空気浄化装置を設置
した場合の斜視図を示す。この場合には、孔開きプレー
ト31を、交差点に対応させて十字状に形成し、対向す
る歩道5の二か所に夫々空気吹き出し口33を設けたも
のであり、孔開きプレート31の下方には前記実施例と
同様に、穴、土壌、支持部、管体等が設けられている。
【0015】尚、実施例では、土壌17の底部を砕石層
1703で構成し、この砕石層1703から空気を吸い
込むようにしたが、土壌層1701の底部に孔開きプレ
ート等を配設して空間部を仕切り、この空間部内の空気
を吸い込ませるようにしてもよい。また孔1101の形
状や、空気吹き出し口19の構造や配置場所も種々考え
られ、実施例の構造に限定されず任意である。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
多数の孔が貫設され、道路に配置されて路面を構成する
孔開きプレートと、前記孔開きプレートの下方の路面箇
所に掘削された穴と、前記孔開きプレートを前記穴の上
方で所定の高さに支持する支持部と、前記穴に収容さ
れ、空気の上下方向への流動を可能とした土壌と、前記
道路の外側に設けられた空気吹き出し口と、前記土壌の
底部と前記空気吹きし口とを接続する管体と、前記管体
における前記土壌の底部側に設けられた空気吸い込み部
と、前記管体に接続され空気吸い込み部側から空気吹き
出し口側に空気を流動させるファンとを備えるので、歩
道側に場所を取らず、また、美観を損なうことなく空気
浄化装置を設置でき、交差点付近や、渋滞が生じる道路
の付近に清浄な空気を吹き出させ、これらの付近を通る
歩行者は清浄な空気の下で歩行できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気浄化装置の断面正面図である。
【図2】空気浄化装置の地上部分の斜視図である。
【図3】別実施例に係る空気浄化装置の地上部分の斜視
図である。
【符号の説明】
1 道路 3 側溝 5 歩道 7 空気浄化装置 9 路面 11 孔開きプレート 13 穴 15 支持部 17 土壌 19 空気吹き出し口 21 管体 23 空気吸い込み部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F24F 3/16 (56)参考文献 特開 昭61−18496(JP,A) 特開 平2−293015(JP,A) 特開 昭61−246401(JP,A) 実開 昭57−95226(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/34 - 53/85 E01C 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の孔が貫設され、道路に配置されて
    路面を構成する孔開きプレートと、 前記孔開きプレートの下方の路面箇所に掘削された穴
    と、 前記孔開きプレートを前記穴の上方で所定の高さに支持
    する支持部と、 前記穴に収容され、空気の上下方向への流動を可能とし
    た土壌と、 前記道路の外側に設けられた空気吹き出し口と、 前記土壌の底部と前記空気吹きし口とを接続する管体
    と、 前記管体における前記土壌の底部側に設けられた空気吸
    い込み部と、 前記管体に接続され空気吸い込み部側から空気吹き出し
    口側に空気を流動させるファンと、 を備えることを特徴とする空気浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記土壌は、土壌層と、この土壌層の下
    方に配設された砕石層とで構成され、前記空気吸い込み
    部は、前記管体がこの砕石層に埋設された部分と、この
    部分から下方に突設された空気吸い込み管により構成さ
    れている請求項1記載の空気浄化装置。
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