JP3296177B2 - 車両用キーレスシステムの自動ロック装置 - Google Patents

車両用キーレスシステムの自動ロック装置

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JP3296177B2
JP3296177B2 JP4805796A JP4805796A JP3296177B2 JP 3296177 B2 JP3296177 B2 JP 3296177B2 JP 4805796 A JP4805796 A JP 4805796A JP 4805796 A JP4805796 A JP 4805796A JP 3296177 B2 JP3296177 B2 JP 3296177B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型の無線発信
機をリモコン操作することにより、車両のドアのロック
またはアンロックを行なう車両用キーレスシステムにお
いて、ドアを閉じて所定時間が経過したとき、自動的に
ロックする自動ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キーレスシステムを備えた車両に
おいて、ドアがリモコンの誤操作等によってアンロック
状態で放置されるのを防止するため、アンロック入力が
行なわれると同時にタイマが作動し、そのタイマにより
カウントされた設定時間内にドアが開かれず、または、
イグニッションキーシリンダにキーが挿入されない場
合、ドアが自動的にロックされる自動ロック装置があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動ロック装置は、リモコン操作と同時にタイマが常に
作動するため、例えば、ドアを閉めた状態で作業などを
行なっていると、不用意にタイマの設定時間が経過して
ロックされる場合があり、このような場合に再度アンロ
ックしなければならないという問題点があった。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決するために
提案されたもので、降車後に行なわれたリモコン操作が
誤ったアンロック操作であった場合に、ドアがアンロッ
ク状態で放置されることを防止するとともに、降車直後
の作業中に不用意に自動ロックされることを防止した車
両用キーレスシステムの自動ロック装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、リモコン操作により、
ドアのロックまたはアンロックを行なう車両用キーレス
システムにおいて、車両から乗員が降車したことを検知
する降車検知手段と、車両に対する操作を検知する操作
入力検知手段と、前記発信機からのキーレス入力を検知
するキーレス入力検知手段と、前記ドアロックを駆動す
るドアロック駆動手段と、ドアロック駆動手段を制御す
る制御手段とを備え、前記制御手段は、降車検知手段に
より、乗員の降車が検知されてから第1の設定時間内
に、前記キーレス入力検知手段によりキーレス入力を検
知しない場合または前記操作入力検知手段による車両に
対する操作を検知しない場合には、乗員の降車が検知さ
れたときの前記ドアロックの状態を維持し、第1の設定
時間内に、キーレス入力検知手段により、アンロック要
求のキーレス入力が検知されたときは、ドアロック駆動
手段にアンロック信号を出力するとともに、該アンロッ
ク信号出力から第2の設定時間内に、キーレス入力検知
手段によるキーレス入力および操作入力検知手段による
車両に対する操作の何れも検知されないときに、ドアロ
ック駆動手段にロック信号を出力するものとした。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の構成に加えて防盗装置を含み、前記制御手段
は、降車検知手段により、乗員の降車が検知されてから
第1の設定時間内に、キーレス入力検知手段により、ア
ンロック要求のキーレス入力が検知されたときは、ドア
ロック駆動手段にアンロック信号を出力するとともに、
該アンロック信号出力から第2の設定時間内に、キーレ
ス入力検知手段によるキーレス入力および操作入力検知
手段による車両に対する操作の何れも検知されないとき
に、ドアロック駆動手段にロック信号を出力するととも
に、防盗装置にセット信号を出力するものとした。
【0007】上記降車検知手段は、車両のドアの開閉を
検出するドアスイッチを備え、全てのドアが閉じられる
ことにより降車を検知するものであることが望ましい。
また、上記操作入力検知手段は、何れかのドアの開、ま
たはイグニッションキーシリンダのキー挿入を、車両に
対する操作として検知するものであることが望ましい。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明は、降車検知手段により
乗員の降車が検知されてからの第1の設定時間内に、キ
ーレス入力検知手段によりキーレス入力が検出されない
とき、ドアは閉じられたときの状態が保持される。これ
により、ドアが閉じられたときにアンロック状態であれ
ば、作業を行なっていてもロックされることがない。そ
して、第1の設定時間内に、キーレス入力検知手段によ
りロック要求のキーレス入力が検知されたとき、制御手
段からドアロック駆動手段にロック信号が出力される。
また、上記第1の設定時間内に、キーレス入力検知手段
によりアンロック要求のキーレス入力が検知されたと
き、制御手段からドアロック駆動手段にアンロック信号
が出力される。このアンロック信号が出力されてからの
第2の設定時間内に、キーレス入力検知手段によるキー
レス入力および操作入力検知手段による車両に対する操
作のいずれも検出されないとき、制御手段からドアロッ
ク駆動手段にロック信号が出力されてドアが自動的にロ
ックされる。これにより、車両がアンロック状態で放置
されるのが防止される。
【0009】請求項2に記載の発明は、ドアが、請求項
1に記載の発明と同じに、ロックまたはアンロックさ
れ、ドアのロックに伴なって、制御手段から防盗装置に
セット信号が出力される。したがって、第1の設定時間
内に、キーレス入力検知手段によりキーレス入力が検出
されないとき、ドアおよび防盗装置は、ドアが閉じられ
たときの状態で保持される。これにより、ドアが閉じら
れた時点でアンロック状態であれば、作業を行なってい
てもドアはロックされることがなく、また、防盗装置が
作動することもない。そして、第1の設定時間内に、キ
ーレス入力検知手段によりロック要求のキーレス入力が
検出されたとき、制御手段からドアロック駆動手段にロ
ック信号が出力されるとともに、防盗装置にセット信号
が出力される。また、このアンロック信号が出力されて
からの第2の設定時間内に、キーレス入力検知手段によ
るキーレス入力および操作入力検知手段による車両に対
する操作のいずれも検出されないとき、制御手段からド
アロック駆動手段にロック信号が出力されるとともに、
防盗装置にセット信号が出力される。これにより、車両
のドアがロックされるとともに、防盗装置がセットされ
る。
【0010】上記降車検知手段が、車両のドアの開閉を
検出するドアスイッチを備え、全てのドアが閉じられる
ことにより降車を検知するものであると、降車検知手段
が簡単に形成される。また、上記操作入力検知手段が、
何れかのドアの開、またはイグニッションキーシリンダ
に対するキー挿入を、車両に対する操作として検知する
ものであると、操作入力検知手段が簡単に形成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の構成を示
すキーレスシステムの受信機側のブロック図である。車
両に設けられた受信機における制御回路100は、一般
にCPUと称する処理ユニット101と、各種信号を取
り込むための入力ポート103と、制御信号を出力する
ための出力ポート104とを備える。入力ポート103
にはチューナ108が接続され、発信機から自車両宛の
電波をアンテナ107を介して受信し、発信機からの指
令信号(キーレス入力)を処理ユニット101へ入力す
る。出力ポート104は、ドアロック駆動手段としての
ドアロック用アクチュエータ112に接続されている。
ここで、ドアロック用アクチュエータ112は、ドア毎
に設けられるものであるが、図には1個のみ記載して他
は省略されている。そして、図に省略した携帯型の無線
発信機をリモコン操作し、アンテナ107からチューナ
108を介して処理ユニット101にキーレス入力し、
処理ユニット101からの出力によりドアロック用アク
チュエータ112を駆動し、ドアのロックまたはアンロ
ックを行なう。
【0012】さらに、処理ユニット101には、第1の
タイマ105および第2のタイマ106が接続され、そ
れぞれ、キーレス入力許可時間としての第1の設定時
間、および自動ロック時間としての第2の設定時間をカ
ウントする。入力ポート103には、キースイッチ11
0およびドアスイッチ111が接続され、キースイッチ
110がONすることにより、図に省略したイグニッシ
ョンキーシリンダにキーが挿入されたことが、また、ド
アスイッチ111の全てがONすることにより、全ての
ドアが閉じられたことが、入力ポート103を介して処
理ユニット101に入力される。
【0013】次に、処理ユニット101における動作を
図2、図3に示すフローチャ−トにより説明する。この
フローは、エンジンが停止され、イグニッションキーシ
リンダからキーが抜かれてキースイッチ110がOFF
になった時点でスタートする。まず、ステップ200に
おいて、ドアスイッチ111からのON入力がなされた
か否かで、全てのドアが閉じられたか否かがチェックさ
れ、閉じられるまでチェックが繰り返される。そして、
ステップ200で、全てのドアが閉じられたことがチェ
ックされたとき、ステップ201に進んで、第1のタイ
マ105により、第1の設定時間のカウントが開始され
る。ここで、第1の設定時間は、車両を離れる場面での
キーレス入力許可時間とするものであるから、例えば5
〜10秒程度の短い時間でよい。
【0014】次いで、ステップ202に進み、チューナ
108から発信機の操作によるキーレス入力があったか
否かがチェックされる。この場合、ロックまたはアンロ
ックの何れの信号が入力されても、キーレス入力があっ
たものとする。ステップ202のチェックで、キーレス
入力がなかった場合、ステップ203に進み、ドアスイ
ッチ111の何れかがOFFされたか否かで、何れかの
ドアがその後開かれた否かがチェックされる。何れのド
アも開かれないことがチェックされると、ステップ20
4に進んで、キースイッチ110のON入力がなされた
か否かで、イグニッションキーシリンダにキーが挿入
(KEY IN)されたか否かがチェックされる。
【0015】ステップ204で、イグニッションキーシ
リンダにキーが挿入されていないことがチェックされる
と、ステップ205に進む。ステップ205では、第1
のタイマ105による第1の設定時間が経過したか否か
がチェックされ、第1の設定時間が経過していない間
は、ステップ202に戻って、再度処理が繰り返され
る。ステップ205のチェックで、第1の設定時間が経
過すると、ステップ206に進んで第1のタイマ105
が停止、リセットされて処理が終了し、ドアはそのまま
の状態で保持される。以上のように、ドアが閉じられ、
第1の設定時間内にリモコン操作によるキーレス入力が
行なわれなかった場合、ドアがロックまたはアンロック
の何れの状態にあるかに拘わらず、そのままの状態が保
持されるため、例えば、作業中にドアがロックされるこ
とがない。
【0016】上記のステップ203で、何れかのドアが
開かれていることがチェックされた場合、または、ステ
ップ204で、イグニッションキーシリンダにキーが挿
入されたことがチェックされた場合も、ステップ206
に進んで、第1のタイマ105が停止、リセットされて
処理が終了する。したがって、この場合もドアがロック
されることがない。
【0017】一方、ステップ202のチェックで、キー
レス入力があった場合、ステップ207に進んで第1の
タイマ105が停止、リセットされる。次いで、ステッ
プ208に進み、ステップ202のキーレス入力が、ア
ンロック信号によるアンロックの要求か否かがチェック
される。キーレス入力がアンロックの要求である場合に
は、ステップ209に進み、アンロック信号が出力され
てドアロック用アクチュエータ112が作動され、ドア
がアンロックされる。一方、ステップ208のチェック
で、キーレス入力がロック要求である場合、ステップ2
10に進んで、ロック信号が出力されてドアロック用ア
クチュエータ112が作動され、ドアがロックされて処
理が終了する。
【0018】ステップ209のアンロック信号出力と同
時に、ステップ211では、第2のタイマ106が起動
されて第2の設定時間のカウントを開始する。次いで、
ステップ212において、キーレス入力があったか否か
がチェックされる。第2のタイマ106起動後にキーレ
ス入力があった場合、ステップ213に進んで第2のタ
イマ106が停止、リセットされ、ステップ208に戻
って処理が繰り返される。
【0019】また、ステップ212のチェックで、キー
レス入力がなかった場合、ステップ214に進み、ステ
ップ203と同様に、ドアスイッチ111の何れかがO
FFされたか否かで、何れかのドアが開かれたか否かが
チェックされる。何れのドアも開かれていないことがチ
ェックされると、ステップ215に進んで、キースイッ
チ110によりイグニッションキーシリンダにキーが挿
入されたか否かがチェックされる。イグニッションキー
シリンダにキーが挿入されたことがチェックされた場
合、ステップ216に進んで、第2のタイマ106によ
る第2の設定時間が経過したか否かがチェックされる。
【0020】ステップ216で、第2のタイマ106の
第2の設定時間が経過していない間は、ステップ212
に戻って、再度キーレス入力があったか否かがチェック
され、次いで、ステップ214、215の処理が繰り返
される。ステップ216で、第2の設定時間が経過した
ことがチェックされると、ステップ217に進んで、ロ
ック信号が出力された後、ステップ218で、第2のタ
イマ106が停止、リセットされて処理が終了する。ま
た、ステップ214で、何れかのドアが開かれているこ
とがチェックされた場合、または、ステップ215で、
キースイッチ110がONされた場合、直にステップ2
18に進んで、第2のタイマ106が停止、リセットさ
れて処理が終了する。上記のステップ200が発明の降
車検知手段を、ステップ202、212がキーレス入力
検知手段を、ステップ203、204、214、215
が操作入力検知手段を、他のステップが制御手段を構成
している。
【0021】以上説明したように、第1の実施例によれ
ば、車両を離れるとき、第1のタイマ105による第1
の設定時間内にキーレス入力が行なわれなかった場合、
ドアのロックは行なわれない。したがって、作業時に自
動的にロックされるようなことがないため、従来の装置
における不便が解消できる。そして、第1の設定時間内
に行なわれたキーレス入力が誤ったアンロック操作によ
るものであった場合でも、キーレス入力から第2のタイ
マ106によりカウントされた第2の設定時間が経過す
ると、ドアが自動的にロックされるため、車両はアンロ
ック状態で放置されることがない。
【0022】次に、第2の実施例について説明する。図
4は第2の実施例の構成を示すブロック図である。第2
の実施例は、第1の実施例の構成に、防盗装置を構成す
るフードスイッチ305、トランクスイッチ306およ
びアラーム307が加えられている。すなわち、制御回
路300における処理ユニット301の入力ポート30
3に、フードスイッチ305およびトランクスイッチ3
06が、出力ポート304に、アラーム307が接続さ
れている。ここで、フードスイッチ305およびトラン
クスイッチ306がONすることにより、図に省略した
フードおよびトランクがロックされたことが、入力ポー
ト303を介して処理ユニット301に入力される。他
の構成は、第1の実施例と同じである。
【0023】次に、処理ユニット301における動作を
図5〜図7に示すフローチャートにより説明する。この
フローチャートは、第1の実施例におけるフローチャー
トのステップ202とステップ203との間にステップ
401〜ステップ406を、また、ステップ203、ス
テップ204で、何れかのドアが開かれ、または、イグ
ニッションキーシリンダにキーが挿入された場合におけ
るステップ203、ステップ204の後段にステップ4
07を、また、ステップ209、210とステップ21
1の間にステップ408〜ステップ410を、また、ス
テップ212とステップ214との間にステップ411
〜ステップ416を、さらに、ステップ217の後段に
ステップ417を挿入したものである。
【0024】ステップ200〜202、ステップ207
〜210は、第1の実施例の処理と同じである。ステッ
プ202のチェックで、キーレス入力がない場合、ステ
ップ401に進んで、防盗装置のセット条件が成立して
いるか否か、すなわち全てのドアが閉、またはロック状
態であり、かつ、フードスイッチ305およびトランク
スイッチ306がONされているか否かがチェックされ
る。防盗装置のセット条件が成立している場合、ステッ
プ402に進んで、防盗装置としてのアラーム307が
警戒状態にセットされる。
【0025】次に、ステップ403で、アラーム307
を作動させる条件が成立しているか否か、すなわちド
ア、トランク、フードがキーなどの正常操作によって開
かれたか、または無理にこじ開けられたような異常操作
によって開かれたかがチェックされる。異常操作による
ドア開などがあってアラーム条件が成立している場合、
ステップ405に進んで、アラーム307を作動させる
アラーム制御が行なわれる。また、ステップ403で、
アラーム条件が成立していない場合、ステップ203に
進み、何れかのドアが開かれているか否かがチェックさ
れる。何れのドアも開かれていない場合、ステップ20
4に進んで、イグニッションキーシリンダにキーが挿入
されたか否かがチェックされる。イグニッションキーシ
リンダにキーが挿入されていない場合、ステップ205
に進み、第1のタイマ105による第1の設定時間が経
過したか否かがチェックされる。第1の設定時間が経過
しない間は、ステップ202に戻って処理が繰り返され
る。
【0026】また、ステップ401のチェックで、防盗
装置のセット条件が成立していない場合、すなわち何れ
かのドアが開、またはアンロック状態、またはフードス
イッチ305、トランクスイッチ306の何れかがOF
Fになった場合、ステップ404に進み、アラーム条件
が成立しているか否かがチェックされる。そして、例え
ば、上記ドアなどの開が異常操作によるものであった場
合、ステップ405に進んでアラーム307を作動させ
るアラーム制御が行なわれる。アラーム条件が成立して
いない場合、ステップ406に進んで、前回までのフロ
ーサイクルで既に防盗装置がセットされているときに
は、これをリセットした後、ステップ203に進む。
【0027】次に、第1の実施例と同じくステップ20
3で、何れかのドアが開かれたか否かがチェックされ
る。何れかのドアが開かれた場合、また、ドアが開かれ
ないでステップ204に進み、イグニッションキーシリ
ンダにキーが挿入された場合、ステップ407に進み、
防盗装置としてのアラーム307がリセットされる。次
いで、ステップ206に進み、第1のタイマ105が停
止、リセットされた後、処理が終了する。
【0028】一方、ステップ202でキーレス入力が有
り、ステップ208でキーレス入力がアンロックの要求
である場合、ステップ209でドアのアンロック信号が
出力されると同時に、ステップ408で防盗装置がリセ
ットされ、かつ、ステップ211で第2のタイマ106
が第2の設定時間のカウントを開始する。また、ステッ
プ208でキーレス入力がロックの要求である場合、ス
テップ210でロック信号が出力され、次いで、ステッ
プ409に進み、防盗装置のセット条件が成立している
か否かがチェックされる。防盗装置のセット条件が成立
している場合、ステップ410に進んで防盗装置がセッ
トされて処理が終了する。防盗装置のセット条件が成立
していない場合、直ちに、ステップ211で、第2のタ
イマ106により第2の設定時間のカウントが開始す
る。
【0029】第2のタイマ106の起動後、ステップ2
12において、リモコン操作によるキーレス入力があっ
たか否かがチェックされる。キーレス入力がない場合、
ステップ411に進み、防盗装置のセット条件が成立し
ているか否かがチェックされる。ステップ411〜41
6は、上記ステップ401〜406と同じであり、ステ
ップ413でアラーム条件が成立していない場合、また
は、ステップ416で防盗装置がリセットされた後、ス
テップ214に進む。そして、ステップ214〜217
で第1の実施例と同じ処理が行なわれる。次いで、ステ
ップ417において、防盗装置がセットされ、ステップ
218で、第2のタイマ106が停止、リセットされて
処理が終了する。これ以降、防盗装置の制御に移行す
る。他の動作は、第1の実施例と同じである。上記のス
テップ200が発明の降車検知手段を、ステップ20
2、212がキーレス入力検知手段を、ステップ20
3、204、214、215が操作入力検知手段を、他
のステップが制御手段を構成している。
【0030】以上説明したように、第2の実施例によれ
ば、車両を離れるとき、第1のタイマ105に設定され
た所定時間以内にキーレス入力が行なわれなかった場
合、ドアのロックおよび防盗装置のセットが行なわれな
い。また、リモコン操作によるキーレス入力が行なわれ
た場合において、その入力が誤ったアンロック操作であ
っても、第2のタイマ106による第2の設定時間が経
過すると、ドアが自動的にロックされ、加えて防盗装置
がセットされるため、車両がアンロック状態で放置され
ることはなく、安心して車両を離れることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、リモコン操作により、ドアのロックまた
はアンロックを行なう車両用キーレスシステムにおい
て、乗員が降車してからの第1の設定時間内に、キーレ
ス入力がなかったとき、ドアは閉じられたときの状態が
保持される。これにより、車両を離れる所定時間内にキ
ーレス入力を行なわなければ、ドアは閉じられたときの
ロックまたはアンロック状態に保持できるから、降車直
後の作業時に自動的にロックされるような、従来の装置
における不便が解消できる。一方、第1の設定時間内
に、ロック要求のキーレス入力があったとき、ドアはロ
ックされる。また、第1の設定時間内に、アンロック要
求の入力があって、その後、第2の設定時間内にドア開
などの何らの操作もなければ、ドアが自動的にロックさ
れる。したがって、車両を離れる所定時間内に、誤った
アンロック要求のキーレス入力があっても、所定の時間
が経過したとき、ドアが自動的にロックされる。これに
より、車両がアンロック状態で放置されるのが防止でき
る。
【0032】また、請求項2に記載の発明によれば、ド
アが、請求項1に記載の発明と同じにアンロックまたは
ロックされ、加えて、ドアのロックに伴なって防盗装置
がセットされるので、安心して車両を離れることができ
る。
【0033】そして、車両のドアの開閉を検出するドア
スイッチを降車検知手段として使用し、全てのドアが閉
じられることにより降車を検知し、何れかのドアの開、
またはイグニッションキーシリンダに対するキー挿入を
操作入力検知手段として使用し、車両に対する操作を検
知すると、降車検知手段または操作入力検知手段が簡単
に形成されるので、安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】第1の実施例における動作を示すフローチャー
トである。
【図3】第1の実施例における動作を示すフローチャー
トである。
【図4】第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】第2の実施例における動作を示すフローチャー
トである。
【図6】第2の実施例における動作を示すフローチャー
トである。
【図7】第2の実施例における動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
100、300 制御回路 101、301 処理ユニット 105 第1のタイマ 106 第2のタイマ 110 ドアスイッチ 111 キースイッチ 112 ドアロック用アクチュエータ 304 フードスイッチ 305 トランクスイッチ 307 アラーム
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B (56)参考文献 特開 昭63−265086(JP,A) 特開 昭63−312482(JP,A) 特開 平6−108725(JP,A) 特開 昭60−164571(JP,A) 特開 平5−171850(JP,A) 特開 昭57−151772(JP,A) 特開 平1−287385(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/20 B60J 5/00 B60R 25/00 606 B60R 25/00 607 E05B 49/00 H04Q 9/00 301

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯型の発信機から受信機にドアのロッ
    ク要求またはアンロック要求をキーレス入力してドアロ
    ックの駆動を行なう車両用キーレスシステムにおいて、 車両から乗員が降車したことを検知する降車検知手段
    と、 車両に対する操作を検知する操作入力検知手段と、 前記発信機からのキーレス入力を検知するキーレス入力
    検知手段と、 前記ドアロックを駆動するドアロック駆動手段と、 ドアロック駆動手段を制御する制御手段とを備え、 該制御手段は、前記降車検知手段により、乗員の降車が
    検知されてから第1の設定時間内に、前記キーレス入力
    検知手段によりキーレス入力を検知しない場合または前
    記操作入力検知手段による車両に対する操作を検知しな
    い場合には、乗員の降車が検知されたときの前記ドアロ
    ックの状態を維持し、前記第1の設定時間内に、前記キ
    ーレス入力検知手段により、アンロック要求のキーレス
    入力が検知されたときは、前記ドアロック駆動手段にア
    ンロック信号を出力するとともに、該アンロック信号出
    力から第2の設定時間内に、前記キーレス入力検知手段
    によるキーレス入力および前記操作入力検知手段による
    車両に対する操作の何れも検知されないときに、前記ド
    アロック駆動手段にロック信号を出力することを特徴と
    する車両用キーレスシステムの自動ロック装置。
  2. 【請求項2】 携帯型の発信機から受信機にドアのロッ
    ク要求またはアンロック要求をキーレス入力してドアロ
    ックの駆動を行なう車両用キーレスシステムにおいて、 車両から乗員が降車したことを検知する降車検知手段
    と、 車両に対する操作を検知する操作入力検知手段と、 前記発信機からのキーレス入力を検知するキーレス入力
    検知手段と、 前記ドアロックを駆動するドアロック駆動手段と、 防盗装置と、 前記ドアロック駆動手段および防盗装置を制御する制御
    手段とを備え、 該制御手段は、ドアロック駆動手段にロック信号を出力
    するときには、これに伴なって防盗装置にセット信号を
    出力するように構成され、前記降車検知手段により、乗
    員の降車が検知されてから第1の設定時間内に、前記キ
    ーレス入力検知手段によりキーレス入力を検知しない場
    合または前記操作入力検知手段による車両に対する操作
    を検知しない場合には、乗員の降車が検知されたときの
    前記ドアロックの状態を維持し、前記第1の設定時間内
    に、前記キーレス入力検知手段により、アンロック要求
    のキーレス入力が検知されたときは、前記ドアロック駆
    動手段にアンロック信号を出力し、該アンロック信号出
    力から第2の設定時間内に、前記キーレス入力検知手段
    によるキーレス入力および前記操作入力検知手段による
    車両に対する操作の何れも検知されないときに、前記ド
    アロック駆動手段にロック信号を出力するとともに、前
    記防盗装置にセット信号を出力することを特徴とする車
    両用キーレスシステムの自動ロック装置。
  3. 【請求項3】 前記降車検知手段は、車両のドアの開閉
    を検出するドアスイッチを備え、全てのドアが閉じられ
    ることにより降車を検知するものであることを特徴とす
    る請求項1または2記載の車両用キーレスシステムの自
    動ロック装置。
  4. 【請求項4】 前記操作入力検知手段は、何れかのドア
    の開、またはイグニッションキーシリンダのキー挿入
    を、車両に対する操作として検知するものであることを
    特徴とする請求項1、2または3記載の車両用キーレス
    システムの自動ロック装置。
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