JP3295532B2 - フルイディック流量計 - Google Patents

フルイディック流量計

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JP3295532B2 JP13629994A JP13629994A JP3295532B2 JP 3295532 B2 JP3295532 B2 JP 3295532B2 JP 13629994 A JP13629994 A JP 13629994A JP 13629994 A JP13629994 A JP 13629994A JP 3295532 B2 JP3295532 B2 JP 3295532B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスメータ等に利用さ
れるフルイディック流量計に係り、特に流路形状が非対
称なフルイディック流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】フルイディック流量計は、噴流を発生さ
せるノズルの下流側に、一対の側壁によって流路拡大部
を形成すると共に、側壁の外側に設けられたリターンガ
イドによって、ノズルを通過した流体を各側壁の外側に
沿ってノズルの噴出口側へ導く一対のフィードバック流
路を形成し、ノズルを通過した流体が一対のフィードバ
ック流路を交互に流れる現象(以下、フルイディック発
振という。)を利用し、ノズルを通過した流体の流れる
方向の切り替わりの周波数に基づいて流体の流量を計量
するものである。
【0003】ここで、図5を参照して、ガスメータとし
て利用されるフルイディック流量計の一例について説明
する。このフルイディック流量計は、気体(ガス)を受
け入れる入口部111と気体を排出する出口部112と
を有する本体110を備えている。本体110内には隔
壁113が設けられ、この隔壁113と入口部111と
の間に第1の気体流路114が形成され、隔壁113と
出口部112との間に第2の気体流路115が形成され
ている。隔壁113には開口部116が設けられ、第1
の気体流路114内には、開口部116を閉塞可能な遮
断弁117が設けられている。また、本体110の外側
にはソレノイド118が固定され、このソレノイド11
8のプランジャ119が、本体110の側壁を貫通して
遮断弁117に接合されている。また、遮断弁117と
本体110との間におけるプランジャ119の周囲に
は、ばね120が設けられ、このばね120が遮断弁1
17を開口部116側へ付勢している。
【0004】第2の気体流路115内には、入口部11
1から受け入れた気体を通過させて噴流を発生させるノ
ズル121が設けられている。このノズル121の上流
側には気体の流れを整えるための整流部材122が設け
られている。ノズル121の下流側には、拡大された流
路を形成する一対の側壁123、124が設けられてい
る。この側壁123、124の間には、所定の間隔を開
けて、上流側に第1ターゲット125、下流側に第2タ
ーゲット126がそれぞれ配設されている。また、側壁
123、124の外側には、ノズル121を通過した気
体を各側壁123、124の外周部に沿ってノズル12
1の噴出口側へ帰還させる一対のフィードバック流路1
27、128を形成するリターンガイド129が配設さ
れている。また、フィードバック流路127、128の
各出口部分と出口部112との間には、リターンガイド
129の背面と本体110とによって、一対の排出路1
31、132が形成されている。また、ノズル121の
噴出口の近傍には、ノズル121を通過した気体の流れ
る方向の切り替わりを検出するための差圧センサに通じ
る導圧孔133、134が設けられている。この導圧孔
133、134は、本体110の底部の外側に設けられ
た図示しない差圧センサに接続されている。そして、こ
の差圧センサによって、ノズル121を通過した気体の
流れる方向の切り替わりを検出するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示す
フルイディック流量計では、ノズル121から出口部1
12の前までの部分(以下、素子部という。)の形状は
左右対称である。これに対し、素子部の左右方向の中心
線151と出口部112の中心線152は一致していな
い。このような配置となっているのは、ガスメータにお
いては入口部111と出口部112の位置が決まってい
ること、および素子部の左右方向の中心線151と出口
部112の中心線152を一致させるように素子部を配
置するとフルイディック流量計の外形が大きくなり、ガ
スメータとして設置するのに支障をきたす場合があると
いう事情によるものである。
【0006】しかしながら、上述のように、素子部の形
状が左右対称であるにもかかわらず、素子部の左右方向
の中心線151と出口部112の中心線152が一致し
ていないと、排出路131を通って出口部112へ向か
う流路と排出路132を通って出口部112へ向かう流
路とが非対称になる。すなわち、排出路131を通って
出口部112へ向かう流路の方が、排出路132を通っ
て出口部112へ向かう流路よりも流路の抵抗が大き
い。そのため、特に大流量時に、フィードバック流路1
27、128における気体の流れ方が異なり、フルイデ
ィック発振の波形が不安定になって、正確な流量計測が
できなくなる場合があるという問題点がある。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、素子部から出口部までの排出流路が
非対称なフルイディック流量計において、特に大流量時
におけるフルイディック発振を安定化して、正確な流量
計測を行うことができるようにしたフルイディック流量
計を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のフルイデ
ィック流量計は、流体を受け入れる入口部と、この入口
部から受け入れた流体を通過させて噴流を発生させるノ
ズルと、このノズルの下流側に設けられ、拡大された流
路を形成する一対の側壁と、この一対の側壁の外側に設
けられ、ノズルを通過した流体を各側壁の外側に沿って
ノズルの噴出口側へ帰還させる一対のフィードバック流
路を形成するリターンガイドと、流体を排出する出口部
であって、その中心線がノズルの中心線と一致しない位
置に配置された出口部と、ノズルを通過し各側壁に沿っ
て流れる流体を前記出口部へ導く排出流路であって、
記ノズルを通過し各側壁に沿って流れる流体を前記リタ
ーンガイドの外側に排出する排出口を含み、この排出口
は、排出流路の抵抗が前記ノズルの中心線の両側につい
て均等化されるように、前記ノズルの中心線を境にして
前記出口部に近い方が前記出口部に遠い方よりも断面積
が小さく形成された排出流路と、ノズルを通過した流体
の流れる方向の切り替わりを検出する検出手段とを備え
たものである。
【0009】このフルイディック流量計では、入口部か
ら受け入れられた流体はノズルを通過して噴流となる。
このノズルを通過した流体は一対のフィードバック流路
を交互に流れ、排出流路を経て出口部より排出される。
排出流路は、流路の抵抗がノズルの中心線の両側につい
て均等化されているので、一対のフィードバック流路に
おける流体の流れ方が均等化され、フルイディック発振
が安定する。
【0010】請求項2記載のフルイディック流量計は、
流体を受け入れる入口部と、この入口部から受け入れた
流体を通過させて噴流を発生させるノズルと、このノズ
ルの下流側に設けられ、拡大された流路を形成する一対
の側壁と、この一対の側壁の外側に設けられ、前記ノズ
ルを通過した流体を各側壁の外側に沿って前記ノズルの
噴出口側へ帰還させる一対のフィードバック流路を形成
するリターンガイドと、流体を排出する出口部であっ
て、その中心線が前記ノズルの中心線と一致しない位置
に配置された出口部と、前記ノズルを通過し各側壁に沿
って流れる流体を前記出口部へ導く排出流路であって、
前記ノズルを通過し各側壁に沿って流れる流体を前記リ
ターンガイドの外側に排出する排出口を含み、排出流路
の抵抗が前記ノズルの中心線の両側について均等化され
るように、前記排出口の近傍における前記側壁と前記リ
ターンガイドとの間隔が、前記ノズルの中心線を境にし
て、前記出口部に近い方が前記出口部に遠い方よりも小
さく形成された排出流路と、ノズルを通過した流体の流
れる方向の切り替わりを検出する検出手段とを備えたも
のである。
【0011】このフルイディック流量計では、入口部か
ら受け入れられた流体はノズルを通過して噴流となる。
このノズルを通過した流体は一対のフィードバック流路
を交互に流れ、排出流路を経て出口部より排出される。
排出流路は、流路の抵抗がノズルの中心線の両側につい
て均等化されているので、一対のフィードバック流路に
おける流体の流れ方が均等化され、フルイディック発振
が安定する
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の第1実施例のフルイディッ
ク流量計の構成を示す断面図である。なお、本実施例
は、ガスメータとして使用するフルイディック流量計の
例である。図1に示すように、本実施例のフルイディッ
ク流量計は、気体(ガス)を受け入れる入口部11と気
体を排出する出口部12とを有する本体10を備えてい
る。本体10内には隔壁13が設けられ、この隔壁13
と入口部11との間に第1の気体流路14が形成され、
隔壁13と出口部12との間に第2の気体流路15が形
成されている。隔壁13には開口部16が設けられ、第
1の気体流路14内には、開口部16を閉塞可能な遮断
弁17が設けられている。また、本体10の外側にはソ
レノイド18が固定され、このソレノイド18のプラン
ジャ19が、本体10の側壁を貫通して遮断弁17に接
合されている。また、遮断弁17と本体10との間にお
けるプランジャ19の周囲には、ばね20が設けられ、
このばね20が遮断弁17を開口部16側へ付勢してい
る。
【0014】第2の気体流路15内には、入口部11か
ら受け入れた気体を通過させて噴流を発生させるノズル
21が設けられている。このノズル21の上流側には気
体の流れを整えるための整流部材22が設けられてい
る。ノズル21の下流側には、拡大された流路を形成す
る一対の側壁23、24が設けられている。この側壁2
3、24の間には、所定の間隔を開けて、上流側に第1
ターゲット25、下流側に第2ターゲット26がそれぞ
れ配設されている。また、側壁23、24の外側には、
ノズル21を通過した気体を各側壁23、24の外周部
に沿ってノズル21の噴出口側へ帰還させる一対のフィ
ードバック流路27、28を形成するリターンガイド2
9が配設されている。このリターンガイド29は、第2
ターゲット26の下流側からノズル21の噴出口側まで
側壁23、24を囲うように連続して延設されている。
【0015】また、リターンガイド29には、側壁2
3、24の外側に位置に、それぞれ、ノズル21を通過
し各側壁23、24に沿って流れる気体をリターンガイ
ド29の外側に排出する排出口35、36が設けられて
いる。また、この排出口35、36と出口部12との間
には、リターンガイド29の背面と本体10とによっ
て、一対の排出路31、32が形成されている。なお、
ノズル21を通過し各側壁23、24に沿って流れる気
体を出口部12へ導く排出流路は、これら排出口35、
36および排出路31、32を含むものである。
【0016】ところで、本実施例では、ノズル21の中
心線(ノズル21から出口部12の前までの素子部の左
右方向の中心線)51と出口部12の中心線52は一致
していない。そこで、本実施例では、排出流路の抵抗が
ノズル21の中心線51の両側について均等化されるよ
うに、ノズル21の中心線51を境にして出口部12に
近い方の排出口36の断面積を、出口部12に遠い方の
排出口35の断面積よりも小さく形成している。これに
より、排出口35および排出路31を通って出口部12
へ向かう流路の抵抗と、排出口36および排出路32を
通って出口部12へ向かう流路の抵抗とが略等しくなっ
ている。
【0017】また、ノズル21の噴出口の近傍には、導
圧孔33、34が設けられている。また、本体10の底
部の外側には、ノズル21を通過した気体の流れる方向
の切り替わりを検出する検出手段として、圧電膜等を用
いて差圧を検出する差圧センサ40(図1では図示しな
い。)が設けられている。導圧孔33、34はこの差圧
センサ40の各圧力導入口に接続されている。そして、
この差圧センサ40によって、導圧孔33と導圧孔34
における差圧を検出して、この差圧の変化に基づいて気
体の流れる方向の切り替わりを検出するようになってい
る。
【0018】図2は本実施例のフルイディック流量計の
回路部分の構成を示すブロック図である。この図に示す
ように、フルイディック流量計は、差圧センサ40の出
力を入力し、流量を演算する流量演算部41と、この流
量演算部41によって演算された流量を表示する表示部
42と、流量演算部41によって制御され、ソレノイド
18を駆動するソレノイド駆動回路43とを備えてい
る。流量演算部41は、例えば差圧センサ40の出力を
2値化してパルスを生成し、単位時間当たりのパルスの
数をカウントしてノズル21を通過した気体の流れる方
向の切り替わりの周波数を求め、この周波数を流量に換
算する。また、本実施例のフルイディック流量計は、ガ
スメータとして使用した場合における安全機能として、
例えば、流量演算部41が所定量以上の流量を検出した
場合や所定の流量を所定時間以上検出した場合等に、ソ
レノイド駆動回路43を動作させてソレノイド18を動
作させ、弁17によって開口部16を閉塞してガスを遮
断するようになっている。なお、流量演算部41は、例
えばマイクロコンピュータによって実現される。
【0019】次に、本実施例のフルイディック流量計の
作用について説明する。
【0020】フルイディック流量計の入口部11から受
け入れられた気体は、第1の気体流路14、開口部1
6、第2の気体流路15、整流部材22を順に経て、ノ
ズル21に入る。
【0021】ノズル21を通過した気体は、噴流となっ
て噴出口より噴出される。噴出口より噴出された気体
は、コアンダ効果により一方の側壁に沿って流れる。こ
こでは、まず側壁23に沿って流れるものとする。側壁
23に沿って流れた気体は、更にフィードバック流路2
7を経て、ノズル21の噴出口側へ帰還され、一部は排
出口35および排出路31を経て出口部12より排出さ
れる。このとき、ノズル21より噴出された気体は、フ
ィードバック流路27を流れてきた気体によって方向が
変えられ、今度は他方の側壁24に沿って流れるように
なる。この気体は、更にフィードバック流路28を経
て、ノズル21の噴出口側へ帰還され、一部は排出口3
6および排出路32を経て出口部12より排出される。
すると、ノズル21より噴出された気体は、今度は、フ
ィードバック流路28を流れてきた気体によって方向が
変えられ、再び側壁23、フィードバック流路27に沿
って流れるようになる。以上の動作を繰り返すことによ
り、ノズル21を通過した気体は一対のフィードバック
流路27、28を交互に流れる。この気体の流れる方向
の切り替わりの周波数は流量と対応関係がある。ノズル
21を通過した気体の流れる方向の切り替わりの周波数
は、差圧センサ40の出力に基づいて流量演算部41に
よって求められる。流量演算部41は、求めた周波数よ
り流量を演算し、表示部42に表示する。また、流量演
算部41は、所定量以上の流量を検出した場合や所定の
流量を所定時間以上検出した場合等に、ソレノイド駆動
回路43を動作させてソレノイド18を動作させ、弁1
7によって開口部16を閉塞し、フルイディック流量計
の下流側への気体(ガス)の供給を停止する。
【0022】なお、第1ターゲット25および第2ター
ゲット26は、ノズル21を通過した気体の流れる方向
の切り替えを安定に行わせる作用がある。
【0023】ところで、本実施例では、ノズル21の中
心線51と出口部12の中心線52は一致していない
が、ノズル21の中心線51を境にして出口部12に近
い方の排出口36の断面積を、出口部12に遠い方の排
出口35の断面積よりも小さく形成することによって、
排出口35および排出路31を通って出口部12へ向か
う流路の抵抗と、排出口36および排出路32を通って
出口部12へ向かう流路の抵抗とを略等しくしている。
従って、一対のフィードバック流路27、28における
気体の流れ方が均等化され、大流量時においてもフルイ
ディック発振が安定し、正確な流量の計測が可能とな
る。
【0024】図3は本発明の第2実施例のフルイディッ
ク流量計の構成を示す断面図である。この図に示すよう
に、本実施例は、第1実施例のフルイディック流量計に
おけるリターンガイド29に対して、排出口35、36
の他に、第2ターゲット26の反ノズル側の位置に、更
に排出口37を設けたものである。この排出口37は、
排出流路の抵抗がノズル21の中心線51の両側につい
て均等化されるように、ノズル21の中心線51を境に
して出口部12に近い方の部分の断面積を、出口部12
に遠い方の部分の断面積よりも小さく形成している。
【0025】このフルイディック流量計では、側壁23
に沿って流れる気体が排出口35および排出路31、あ
るいは排出口37を通って出口部12へ向かう排出流路
の抵抗と、側壁24に沿って流れる気体が排出口36お
よび排出路32、あるいは排出口37を通って出口部1
2へ向かう排出流路の抵抗とが略等しくなり、一対のフ
ィードバック流路27、28における気体の流れ方が均
等化される。
【0026】その他の構成、作用および効果は第1実施
例と同様である。
【0027】図4は本発明の第3実施例のフルイディッ
ク流量計の構成を示す断面図である。この図に示すよう
に、本実施例は、第2実施例のフルイディック流量計に
おいて、排出口35、36の断面積を等しくし、代わり
に、側壁24を側壁23よりも大きくして、排出口36
の近傍における側壁24とリターンガイド29との間隔
を、排出口35の近傍における側壁23とリターンガイ
ド29との間隔よりも小さくしたものである。これによ
り、排出口35および排出路31を通って出口部12へ
向かう流路の抵抗と、排出口36および排出路32を通
って出口部12へ向かう流路の抵抗とが略等しくなって
いる。
【0028】その他の構成、作用および効果は第2実施
例と同様である。
【0029】なお、本発明は上記各実施例に限定され
ず、例えば、排出流路の抵抗をノズル21の中心線51
の両側について均等化するために、出口部12に近い方
の排出路32の途中に絞りを設けても良い。
【0030】また、差圧センサ40の代わりに、各導圧
孔33、34に接続された2つの圧力センサを設け、こ
の2つの圧力センサの出力から流量を演算するようにし
ても良い。
【0031】また、上記各実施例ではガス等の気体の流
量を計量するフルイディック流量計について説明した
が、本発明のフルイディック流量計は、気体のみならず
液体の流量を計量する流量計としても利用することがで
きる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、素
子部から出口部までの排出流路が非対称なフルイディッ
ク流量計において、排出流路の抵抗をノズルの中心線の
両側について均等化したので、一対のフィードバック流
路における流体の流れ方が均等化され、特に大流量時に
おけるフルイディック発振が安定化され、正確な流量計
測を行うことが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るフルイディック流量
計の構成を表す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るフルイディック流量
計の回路部分の構成を表すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るフルイディック流量
計の構成を表す断面図である。
【図4】本発明の第3実施例に係るフルイディック流量
計の構成を表す断面図である。
【図5】ガスメータとして利用されるフルイディック流
量計の一例の構成を表す断面図である。
【符号の説明】
11 入口部 12 出口部 21 ノズル 23、24 側壁 27、28 フィードバック流路 29 リターンガイド 31、32 排出路 33、34 導圧孔 35、36 排出口 40 差圧センサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を受け入れる入口部と、 この入口部から受け入れた流体を通過させて噴流を発生
    させるノズルと、 このノズルの下流側に設けられ、拡大された流路を形成
    する一対の側壁と、 この一対の側壁の外側に設けられ、前記ノズルを通過し
    た流体を各側壁の外側に沿って前記ノズルの噴出口側へ
    帰還させる一対のフィードバック流路を形成するリター
    ンガイドと、 流体を排出する出口部であって、その中心線が前記ノズ
    ルの中心線と一致しない位置に配置された出口部と、 前記ノズルを通過し各側壁に沿って流れる流体を前記出
    口部へ導く排出流路であって、前記ノズルを通過し各側
    壁に沿って流れる流体を前記リターンガイドの外側に排
    出する排出口を含み、この排出口は、排出流路の抵抗が
    前記ノズルの中心線の両側について均等化されるよう
    に、前記ノズルの中心線を境にして前記出口部に近い方
    が前記出口部に遠い方よりも断面積が小さく形成された
    排出流路と、 前記ノズルを通過した流体の流れる方向の切り替わりを
    検出する検出手段とを具備することを特徴とするフルイ
    ディック流量計。
  2. 【請求項2】 流体を受け入れる入口部と、 この入口部から受け入れた流体を通過させて噴流を発生
    させるノズルと、 このノズルの下流側に設けられ、拡大された流路を形成
    する一対の側壁と、 この一対の側壁の外側に設けられ、前記ノズルを通過し
    た流体を各側壁の外側に沿って前記ノズルの噴出口側へ
    帰還させる一対のフィードバック流路を形成するリター
    ンガイドと、 流体を排出する出口部であって、その中心線が前記ノズ
    ルの中心線と一致しない位置に配置された出口部と、 前記ノズルを通過し各側壁に沿って流れる流体を前記出
    口部へ導く排出流路であって、前記ノズルを通過し各側
    壁に沿って流れる流体を前記リターンガイドの外側に排
    出する排出口を含み、排出流路の抵抗が前記ノズルの中
    心線の両側について均等化されるように、前記排出口の
    近傍における前記側壁と前記リターンガ イドとの間隔
    が、前記ノズルの中心線を境にして、前記出口部に近い
    方が前記出口部に遠い方よりも小さく形成された排出流
    路と、 前記ノズルを通過した流体の流れる方向の切り替わりを
    検出する検出手段とを具備することを特徴とするフルイ
    ディック流量計。
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