JP3295275B2 - 発電機用エンジン - Google Patents

発電機用エンジン

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JP3295275B2 JP13895695A JP13895695A JP3295275B2 JP 3295275 B2 JP3295275 B2 JP 3295275B2 JP 13895695 A JP13895695 A JP 13895695A JP 13895695 A JP13895695 A JP 13895695A JP 3295275 B2 JP3295275 B2 JP 3295275B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電機用エンジンに関
し、詳しくは、負荷の急変動によってガバナレバー等が
慣性力で過剰に作動するのを抑制できるものに関する。
【0002】
【従来技術】発電機用エンジンの従来技術として図5に
示すものがある。これは、本発明と同様、次のような基
本構造を備えている。すなわち、ガバナレバー枢軸10
1にガバナレバー102を揺動自在に枢支し、このガバ
ナレバー102に燃料調量部103を連動連結し、ガバ
ナレバー102をガバナスプリング104を介して調速
操作手段105に連動連結するとともに、ガバナレバー
102をガバナスリーブ106を介してガバナウェイト
107に連携させ、ガバナスプリング104のスプリン
グ力108とガバナウェイト107で発生するガバナ力
109との不釣り合い力で、ガバナレバー102を揺動
させて燃料調量部103を調量移動させるように構成し
てある。
【0003】この従来技術では、負荷の急変動によって
ガバナレバー102またはガバナスリーブ106が慣性
力で過剰に作動するのを抑制する手段を備えていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、負
荷が急変動すると、ガバナレバー102またはガバナス
リーブ106が慣性力によって過剰に作動することがあ
る。このため、発電機の周波数変動が大きくなりやすい
うえ、元の設定周波数への復帰も遅い。
【0005】本発明の課題は、負荷の急変動によってガ
バナレバー等が慣性力で過剰に作動するのを抑制できる
発電機用エンジンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すよ
うに、ガバナレバー枢軸1にガバナレバー2を揺動自在
に枢支し、このガバナレバー2に燃料調量部3を連動連
結し、ガバナレバー2をガバナスプリング4を介して調
速操作手段5に連動連結するとともに、ガバナレバー2
をガバナスリーブ6を介してガバナウェイト7に連携さ
せ、ガバナスプリング4のスプリング力8とガバナウェ
イト7で発生するガバナ力9との不釣り合い力で、ガバ
ナレバー2を揺動させて燃料調量部3を調量移動させる
ように構成した、発電機用エンジンにおいて、次のよう
にしたことを特徴とする。
【0007】すなわち、図3・図4に示すように、調速
操作手段5は、所定の回転設定位置に固定し、ガバナレ
バー2またはガバナスリーブ6のいずれか一方にダンパ
ー10を連携させ、ダンパー10は、ガバナケース14
のケース壁20にシリンダ部21を設け、このシリンダ
部21内を油室31とし、この油室3)内に油通過孔3
2を備えたピストン22を内嵌し、このピストン22を
ロッド23を介してガバナスリーブ6またはガバナレバ
ー2に連結し、負荷の急変動によってガバナレバー2ま
たはガバナスリーブ6が慣性力で過剰に作動するのをダ
ンパー10で抑制するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の作用及び効果】本発明によれば、図3・図4
示すように、負荷が急変動しても、ガバナレバー2また
はガバナスリーブ6が慣性力で過剰に作動するのを、ダ
ンパー10で抑制できる。このため、発電機の周波数変
動が小さくなるうえ、元の設定周波数への復帰も早い。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1実施例に係る発電機用のディーゼル
エンジンのガバナ周辺を示している。このエンジンには
シリンダブロックの横側にポンプケース11を設け、こ
こに燃料噴射ポンプ12を収容し、その下方に燃料噴射
カム軸13を架設してある。ポンプケース11の後部に
はガバナケース14を配置し、ここにメカニカルガバナ
を収容してある。
【0010】メカニカルガバナの構成は次の通りであ
る。すなわち、ガバナレバー枢軸1にガバナレバー2を
揺動自在に枢支し、このガバナレバー2に燃料調量部3
を連動連結し、ガバナレバー2をガバナスプリング4を
介して調速操作手段5に連動連結するとともに、ガバナ
レバー2をガバナスリーブ6を介してガバナウェイト7
に連携させ、ガバナスプリング4のスプリング力8とガ
バナウェイト7で発生するガバナ力9との不釣り合い力
で、ガバナレバー2を揺動させて燃料調量部3を調量移
動させるように構成してある。調速操作手段5は、所定
の周波数が得られるように所定の回転設定位置に固定し
て用いる。
【00011】ガバナレバー2は、ガバナ力入力レバー
15とスプリング力入力レバー16とからなる二本レバ
ー式のものである。そして、ガバナ力入力レバー15に
連結ロッド17を介して燃料噴射ポンプ12の燃料調量
部3を連動連結し、スプリング力入力レバー16をカバ
ナスプリング4を介して調速操作手段5に連動連結して
ある。スプリング力入力レバー16とガバナ力入力レバ
ー15とは、スプリング力8とガバナ力9とで一体的に
密着させてある。そして、燃料噴射カム軸13の一端部
をガバナケース14内に導出し、このカム軸導出端部1
8にガバナウェイト7を取り付けるとともに、ガバナス
リーブ6を摺動自在に外嵌し、ガバナ力入力レバー16
の揺動端部の遊転輪19をガバナスリーブ6に接当させ
てある。
【0012】この実施例では、負荷の急変動によってガ
バナスリーブ6が慣性力で過剰に作動するのを抑制する
ため、次のような構成を採用した。すなわち、図1
(B)に示すように、ガバナスリーブ6にダンパー10
を連携させ、負荷の急変動によってガバナスリーブ6が
慣性力で過剰に作動するのをダンパー10で抑制するよ
うにしてある。
【0013】このような構成によれば、負荷が急変動し
ても、ガバナスリーブ6が慣性力で過剰に作動するの
を、ダンパー10で抑制できる。このため、発電機の周
波数変動が小さくなるうえ、元の設定周波数への復帰も
早い。
【0014】この実施例では、ダンパー10の構成は次
のようにしてある。すなわち、ガバナケース14のケー
ス壁20にシリンダ部21を設け、このシリンダ部21
にピストン22を内嵌し、このピストン22をロッド2
3を介してガバナスリーブ6に連結してある。シリンダ
部21には仕切り壁24を設け、この仕切り壁24とピ
ストン22との間に空気室25を設けてある。このた
め、負荷が急減してガバナスリーブ6が燃料増量方向2
6に急速に摺動しようとすると、空気バネの作用によっ
て、ガバナスリーブ6の過剰作動が抑制される。
【0015】この実施例では、仕切り壁24を摺動自在
とし、シリンダ部21にその基端側から調節ねじ27を
螺入し、その先端部に接当させたバネ受け28と仕切り
壁24との間にバネ29を介在させ、調節ねじ27の螺
動によって空気室25内の空気圧を調節できるようにし
てある。このため、エンジンの個体差等に応じてダンパ
ー10の減衰特性を調節することができる。
【0016】図2に示す第2実施例は、第1実施例の変
更例であり、この実施例では、仕切り壁24とピストン
22との間に潤滑油室30を設けてある点と、ピストン
22をロッド23を介してガバナ力入力レバー15に連
結してある点のみが第1実施例と異なる。他の構成は第
1実施例と同じであり、図2中、第1実施例と同一の要
素には同一の符号を付しておく。
【0017】この実施例によれば、負荷が急減してガバ
ナ力入力レバー15が燃料増量方向26に急速に揺動し
ようとすると、バネ29の弾発力によって、ガバナ力入
力レバー15の過剰作動が抑制される。また、調節ねじ
27の螺動によってバネ29の設定圧を調節できるの
で、エンジンの個体差等に応じてダンパー10の減衰特
性を調節することができる。また、潤滑油によってピス
トン22がスムーズに摺動する。
【0018】図3に示す第3実施例も、第1実施例の変
更例であり、この実施例では、ダンパー10の構造を次
のようにしてある。シリンダ部21内を油室31とし、
この油室31内に油通過孔32を備えたピストン22を
収容してある。他の構造は第1実施例と同じであり、図
3中、第1実施例と同一の要素には同一の符号を付して
おく。
【0019】この実施例によれば、負荷が急増減してガ
バナスリーブ6が燃料増量方向26または燃料減量方向
33に急速に摺動しようとすると、油通過孔32を通過
する油の流動抵抗によって、ガバナスリーブ6の過剰作
動が抑制される。
【0020】図4に示す第4実施例は、第3実施例の変
更例であり、この実施例では、ピストン22をロッド2
3を介してガバナ力入力レバー15に連結してある。他
の構造は第3実施例と同じであり、図4中、第3実施例
と同一の要素には同一の符号を付しておく。
【0021】この実施例によれば、負荷が急増減してガ
バナ力入力レバー15が燃料増量方向26または燃料減
量方向33に急速に揺動しようとすると、油通過孔32
を通過する油の流動抵抗によって、ガバナ力入力レバー
15の過剰作動が抑制される。
【0022】本発明の各実施例の内容は以上の通りであ
るが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、上記各実施例ではディーゼルエンジンを用いた
が、本発明は火花点火式エンジンにも適用できる。ま
た、第2実施例では、図2に示すように、仕切り壁24
とピストン22との間に潤滑油室30を設けたが、この
潤滑油室に代えて固体室を設け、或いはピストン22で
バネ29を直接受け止めてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を説明する図で、図1(A)はガバ
ナ周辺の縦断面図、図1(B)は要部の縦断面図。
【図2】第2実施例の図1(B)相当図である。
【図3】第3実施例の図1(B)相当図である。
【図4】第4実施例の図1(B)相当図である。
【図5】従来技術のガバナ周辺の縦断面図である。
【符号の説明】
1…ガバナレバー枢軸、2…ガバナレバー、3…燃料調
量部、4…ガバナスプリング、5…調速操作手段、6…
ガバナスリーブ、7…ガバナウェイト、8…スプリング
力、9…ガバナ力、10…ダンパー、14…ガバナケー
ス、20…ケース壁、21…シリンダ部、22…ピスト
ン、23…ロッド、31…油室、32…連通孔
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 1/04 F02D 31/00 301 F02D 1/02 321

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガバナレバー枢軸(1)にガバナレバー
    (2)を揺動自在に枢支し、このガバナレバー(2)に燃料
    調量部(3)を連動連結し、ガバナレバー(2)をガバナス
    プリング(4)を介して調速操作手段(5)に連動連結する
    とともに、ガバナレバー(2)をガバナスリーブ(6)を介
    してガバナウェイト(7)に連携させ、ガバナスプリング
    (4)のスプリング力(8)とガバナウェイト(7)で発生す
    るガバナ力(9)との不釣り合い力で、ガバナレバー(2)
    を揺動させて燃料調量部(3)を調量移動させるように構
    成した、発電機用エンジンにおいて、調速操作手段(5)は、所定の回転設定位置に固定し、 ガバナレバー(2)またはガバナスリーブ(6)のいずれか
    一方にダンパー(10)を連携させ、ダンパー(10)は、
    ガバナケース(14)のケース壁(20)にシリンダ部(2
    1)を設け、このシリンダ部(21)内を油室(31)と
    し、この油室(31)内に油通過孔(32)を備えたピスト
    ン(22)を内嵌し、このピストン(22)をロッド(23)
    を介してガバナスリーブ(6)またはガバナレバー(2)に
    連結し、負荷の急変動によってガバナレバー(2)または
    ガバナスリーブ(6)が慣性力で過剰に作動するのを、ダ
    ンパー(10)で抑制するようにした、ことを特徴とする
    発電機用エンジン
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