JP3294562B2 - 封入袋 - Google Patents

封入袋

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JP3294562B2
JP3294562B2 JP00514099A JP514099A JP3294562B2 JP 3294562 B2 JP3294562 B2 JP 3294562B2 JP 00514099 A JP00514099 A JP 00514099A JP 514099 A JP514099 A JP 514099A JP 3294562 B2 JP3294562 B2 JP 3294562B2
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bag
knob
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克己 三枝
哲也 千葉
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容物を封入する
封入袋に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】内容物
を密封し、袋の表面を手で引き剥がして開封する封入袋
が特開平10−230971号公報に記載されている。
この封入袋は、表裏一対のシート部材からなり、袋の周
縁熱溶着部の外側に非接着部を形成すると共に、この非
接着部のシート部材の端部から熱溶着部の一部に食い込
むノッチを形成したものである。しかし、この封入袋の
非接着部を一方の手で摘んで開封する際に、袋が動かな
いように他方の手で押さえておくことが難しく、表裏の
シートをそれぞれ摘んで表側のシートを引き裂こうとし
ても、押さえている裏側のシートを誤って開封してしま
う場合がある。
【0003】本発明は、袋を引き裂いて表面に開口を形
成する際に、他方の手で袋を容易に押さえて開封作業を
速やかに行うことのできる封入袋の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の封入袋は、表裏
一対の揮発物不透過性のシート部材の周縁部を接合して
内部に収容空間を形成し、この収容空間に芳香剤、消臭
剤、殺虫剤等の揮発剤を封入する。一方又は双方のシー
ト部材を周縁接合部の外側に延設して摘み部を設け、こ
の摘み部には周縁接合部の内側に向かう少なくとも一対
の切り込みを形成する。この少なくとも一対の切り込み
は、摘み部の端縁部まで至ることなくこれらと交差する
補助切り込みにより連続して、端縁部側に凸の形に切り
込まれている。この切り込みによって鋏まれる部分、あ
るいはこの切り込みの外側の部分を一方の手で摘み、残
りの部分を他方の手で押さえて、上記摘み部を周縁接合
部分と交差して反対側に引きながら、表側のシート部材
を引き裂くことにより、当該表側のシート部材に揮発剤
の揮発開口を形成する。ここで表側のシート部材とは、
表裏一対のシート部材のうち、その表面を引き裂いて揮
発開口を形成すべき一方のシート部材をいう。
【0005】なお、上記記載における表裏一対のシート
部材からなる袋は、2枚のシート部材の周縁部を接合し
たものの他、一枚のシート部材を折り畳んでその周縁部
を接合したものも含まれる。また、一対の切り込みは、
直線状に限らず、曲線状あるいは斜線状でも良い。一対
の切り込みを連続させる補助切り込みは、直線や斜線状
のものの他、円弧等の曲線状のものであってもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の好ましい実施
形態に係る封入袋10は、揮発剤として例えば芳香剤を
封入し、使用時に揮発開口を形成して芳香剤を揮発させ
る、縦5cm、横6cm程度の大きさの矩形状の包装袋
である。
【0007】封入袋10は、複数のフィルムを積層して
形成される表裏一対の揮発物不透過性のシート部材であ
る矩形フィルム13の周縁部分を周縁接合部14として
接着貼合せ、内部に密封された収容空間を形成する。こ
の収容空間には、芳香剤を含浸したろ紙からなる担体1
1が収納される。
【0008】各矩形フィルム13は、最内層のシーラン
ト層を構成する揮発物透過性フィルム(揮発物透過性シ
ート)と、剥離層と、揮発遮断層を構成するアルミフィ
ルムあるいは、アルミ蒸着フィルムと、最外層を構成す
る強延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとからな
る積層構造を備える。また、各矩形フィルム13は、そ
の一辺(図1の上辺)の中央部分が周縁接合部14の外
側に延設して矩形状の摘み部12を各々備える。各摘み
部12は、互いに接合されることなく、重なり合うよう
にして設けられる。
【0009】各摘み部12の中央部分には、一対の切り
込み15が、周縁接合部14の内側中央部分に向かって
平行に延長して設けられていると共に、その外側端部が
これらと垂直な補助切り込み16を介して連続して、切
り込み15は、摘み部12の基端部17及び端縁部27
に至ることなく、端縁部27側に凸の形となったコの字
状に形成される。また摘み部12の基端部17両側に位
置する周縁接合部14には、これの内方に向かう基端部
切り込み18が形成される。
【0010】各矩形フィルム13を構成する強延伸ポリ
エチレンテレフタレートフィルムの延伸方向が、摘み部
12が設けられた一辺と垂直な方向(図1の上下方向)
となるように封入袋10が形成されていて、切り込み1
5及び基端部切り込み18は、強延伸ポリエチレンテレ
フタレートフィルムの延伸方向に沿って延長する。強延
伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは、延伸方向に
引裂かれ易いので、後述するように摘み部12を図1の
下方に引くことにより、矩形フィルム13を延伸方向に
直線状にきれいに引き裂くことができる。
【0011】本実施形態の封入袋10の未使用時におい
ては、芳香剤は、特に揮発遮断層により揮発が遮断され
た状態で封入袋10の内部に密封される。封入袋10を
開封して使用する際には、図2(a)〜(c)に示すよ
うに、揮発開口19を形成すべき表側の矩形フィルム1
3を選択し、摘み部12を一方の手で摘んで周縁接合部
14と交差して反対側(図2における下方)に引くこと
により、矩形フィルム13の中央を横断して、摘み部1
2が設けられた矩形フィルム13の一辺からこれと対向
する一辺に至る、直線状の揮発開口19が形成される。
【0012】切り込み15及び補助切り込み16に囲ま
れるコの字状部分20の外側部分21を他方の手で摘ん
で押さえ、一方の手でコの字状部分20を摘んで下方に
引き裂けば、一条の揮発開口19が形成される((a)
参照)。他方の手でコの字状部分20を摘んで押さえ、
一方の手で外側部分21を摘んで下方に引き裂けば、二
条の揮発開口19が形成される((b)参照)。(a)
あるいは(b)の状態から、他方の矩形フィルム13の
摘み部12を他方の手で摘んで押さえ、一方の矩形フィ
ルム13の摘み部12の残りの部分を一方の手で摘んで
下方に引き裂けば、摘み部12の幅に相当する幅の揮発
開口19が形成される((c)参照)。
【0013】このように、封入袋10を引き裂いて表面
に開口19を形成する際に、他方の手で封入袋10を容
易に押さえて開封作業を速やかに行うことができる。ま
た、矩形フィルム13を引き裂く際の摘み部12を摘む
部分を変えることにより、揮発開口19の開口面積を容
易に変化させることができる。さらに、各部分を摘んだ
引き裂き動作を途中で止めて引き裂き量を調整すること
によっても、揮発開口19の開口面積を容易に調整する
ことができる。
【0014】本実施形態によれば、切り込み15が周縁
接合部14まで切り込まれていなくても、図2(a)及
び(b)の引き裂き作業時において、一方の矩形フィル
ム13の摘み部12のコの字状部分20と外側部分21
とを同時に摘みながら、同一フィルム13面で作業を行
うことにより、矩形フィルム13を直線状にきれいに引
き裂いて揮発開口19を形成することができる。また、
摘み部12の基端部17両側に基端部切り込み18が形
成されているので、この基端部切り込み18によって案
内して、摘み部12両側に沿った直線状の切り裂きをき
れいに行うことができる。
【0015】摘み部12の矩形フィルム13を、アルミ
蒸着フィルムと、最外層の強延伸ポリエチレンテレフタ
レートフィルムのみによって構成すれば、矩形フィルム
13を引き裂いて揮発開口19を形成する際に、剥離層
の部分で剥離されて最内層の揮発物透過性フィルムが揮
発開口19を覆って残置されることになり、芳香剤を含
浸した担体11がむき出しになるのを防止して、手や物
に直接香料が付くのを防ぎ、ポケットやハンドバックの
中に入れておくことを可能にする。また揮発物透過性フ
ィルムの種類を変えることにより、揮発量のコントロー
ルをすることができる。
【0016】本実施形態の封入袋10によれば、揮発開
口19の面積が可変のため、季節、貼る場所、薫りの好
み等に応じて調整できる。また摘み部12における引裂
き部及び押え部が分かり易い。引裂き部及び押え部を構
成する摘み部12の面積が小さくコンパクトになると共
に、シンプルで見栄えも良く、製造時の加工がし易い
(ヒートシール後に打ち抜きができる。)。コの字状部
分20を摘んで引き裂いた後に形成される当該コの字状
部分20の孔にフック等を引っかけて使用できる。
【0017】本発明は上記実施形態に限定されることな
く、例えば、摘み部に形成される切り込みは、3本以上
設けることができ、また摘み部の基端部まで延長して切
り込むこともできる。摘み部を複数箇所設けることもで
き、この摘み部は、いずれか一方のシート部材のみを延
設して設けることもできる。シート部材は、必ずしも一
軸延伸シート部材を含んでいる必要はなく、シート部材
の表面に半切れ線等からなる引き裂き案内線を設けるよ
うにしても良い。
【0018】
【発明の効果】本発明の封入袋によれば、袋を引き裂い
て表面に開口を形成する際に、他方の手で袋を容易に押
さえて開封作業を速やかに行うことができる。また、開
口面積を容易に変化、調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る封入袋を示す正面図
である。
【図2】(a)〜(c)は、本発明の一実施形態に係る
封入袋の開封状態を示す正面である。
【符号の説明】
10 封入袋 11 担体 12 摘み部 13 矩形フィルム(シート部材) 14 周縁接合部 15 切り込み 16 補助切り込み 17 基端部 18 基端部切り込み 19 揮発開口 20 コの字状部分 21 外周部分 27 端縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−66849(JP,U) 実開 平2−79239(JP,U) 実開 昭63−21267(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 33/00 A61L 9/12 B65D 85/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏一対のシート部材からなる袋の外側
    に延設した摘み部と、該摘み部に形成された、袋の内側
    に向かって延長する一対の切り込みとを備え、該一対の
    切り込みは、上記摘み部の端縁部に至ることなくこれら
    と交差する補助切り込みにより連続して、端縁部側に凸
    のコの字状に切り込まれており、上記摘み部を上記袋の
    接合部分と交差して反対側に引きながら表側のシート部
    材を引き裂くことにより、当該表側のシート部材に開口
    を形成する封入袋。
  2. 【請求項2】 表裏一対のシート部材からなる袋の外側
    に延設した摘み部と、該摘み部に形成された、袋の内側
    に向かって延長する切り込みとを備え、且つ上記摘み部
    の基端部両側に位置する周縁接合部には、これの内方に
    向かう基端部切り込みが形成され、上記摘み部を上記袋
    の接合部分と交差して反対側に引きながら表側のシート
    部材を引き裂くことにより、当該表側のシート部材に開
    口を形成する封入袋。
  3. 【請求項3】 上記表側のシート部材が一軸延伸シート
    部材を含み、上記一対の切り込みが該一軸延伸シート部
    材の延伸方向に形成される請求項1又は2に記載の封入
    袋。
  4. 【請求項4】 上記表側のシート部材を、内側層に揮発
    物透過性シートを含む積層構造とし、該揮発物透過シー
    トを残して上記シート部材を引き裂く請求項1〜3のい
    ずれかに記載の封入袋。
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