JP3294331B2 - チップ抵抗器及びその製造方法 - Google Patents

チップ抵抗器及びその製造方法

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    • H01C17/006Apparatus or processes specially adapted for manufacturing resistors adapted for manufacturing resistor chips

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ抵抗器及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、特開平4−102302
号公報において、図12に示すようになチップ抵抗器3
0を提案した。
【0003】すなわちこの先願発明におけるチップ抵抗
器30は、アルミナ製等の絶縁基板31における上面の
うち当該絶縁基板31の一端面と他端面との間の部位
に、ガラス等のカバーコート32で覆われた抵抗膜33
を形成し、前記絶縁基板31の上面のうち一端面寄り部
位と他端面寄り部位との各々に、前記抵抗膜33に導通
する主上面電極膜34を形成すると共に、主上面電極膜
34に重なるようにした補助上面電極膜35を、前記カ
バーコート32と略同じ高さで且つ絶縁基板31の横幅
一杯に広がるように形成し、更に、前記絶縁基板31の
一端面と他端面とに、前記主上面電極膜34及び補助上
面電極膜35に導通する端面電極膜36を形成し、端面
電極膜36と補助上面電極膜35の露出部にメッキ処理
を施したものであった。
【0004】そして、このように、主上面電極膜34の
箇所に、カバーコート32と略同じ高さの補助上面電極
膜35を形成すると、図12(A)に示すように、自動
装着装置における真空吸着コレットAにてピックアップ
してチップ抵抗器30をプリント基板に装着するにおい
て、真空吸着コレットAとチップ抵抗器30とが芯ずれ
した状態であっても、真空吸着コレットAにてチップ抵
抗器30を確実にピックアップしてプリント基板等に搭
載することができる利点を有する。
【0005】また、チップ抵抗器30を裏返した状態で
プリント基板に装着するにおいて、補助上面電極膜35
を設けていないと、図12(C)に示すように、プリン
ト基板Bの回路B1に塗着した半田Cにてチップ抵抗器
30をプリント基板Bに装着するにおいて、チップ抵抗
器30が傾いた状態になって、そのまま一方の端面電極
36のみが回路B1に半田付けされてしまうと言う半田
付け不良が発生する場合があるが、先願発明のように、
カバーコート32と略同じ高さの補助上面電極膜35を
設けると、図12(B)に示すように、チップ抵抗器3
0の一端部と他端部とが共に半田Cに重なった状態にな
るため、半田付け不良の発生を確実に防止することがで
きると言う利点も有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マルチマウ
ント方式の自動装着装置では、運搬及び取扱いの容易性
のため、図12(A)に二点鎖線で示すように、合成樹
脂等にて形成した断面略矩形のチューブDを使用してお
り、チューブDをその開口部が下向きになるようにセッ
トして、チップ抵抗器30をチューブDに挿入した後1
個ずつ取り出し、これを真空吸着コレットAにてピック
アップして、プリント基板Bに移動するようにしてい
る。
【0007】その場合、先願発明では、補助上面電極膜
35を、絶縁基板31の横幅一杯に広がるように形成し
ているため、チップ抵抗器30をチューブD内に挿入し
たり、チューブDからチップ抵抗器30を取り出したり
するに際して、補助上面電極膜35の側縁がチューブD
の内面に引っ掛かり易く、このため、チューブDへのチ
ップ抵抗器30の挿入や、チューブDからチップ抵抗器
30を取り出しての自動装着に支障を来すと言う問題が
あった。
【0008】特に、補助上面電極膜35にメッキ層を形
成すると、メッキ処理に際して、補助上面電極膜35の
側縁の箇所でメッキがバリ状に成長するため、チューブ
Dへの出し入れに際しての引っ掛かりが顕著に現われて
いた。
【0009】本発明は、この問題を解消したチップ抵抗
器、及び、このチップ抵抗器に抵抗値の表示を容易に印
刷できるにようにした製法を提供することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、「チップ型の絶縁基板における上面のうち当
該絶縁基板の一端面と当該一端面に対向する他端面との
間の部位に、ガラス等のカバーコートで覆われた抵抗膜
を形成し、前記絶縁基板の上面のうち一端面寄り部位と
他端面寄り部位との各々に、前記抵抗膜に導通する主上
面電極膜とこれに重なった補助上面電極膜を、当該補助
上面電極膜が前記カバーコートと略同じ高さとなるよう
に形成し、更に、前記絶縁基板の一端面と他端面とに、
前記主上面電極膜及び補助上面電極膜に導通する端面電
極膜を、前記絶縁基板における横幅一杯に広がるように
形成して成るチップ抵抗器において、前記主上面電極膜
と補助上面電極膜とを、その前記絶縁基板の幅方向に沿
った幅寸法を前記絶縁基板における幅寸法より狭くし、
且つ、その前記絶縁基板の幅方向に沿った両端部を前記
絶縁基板における一端面及び他端面で挟まれる2つの側
面よりも内側に位置させるように構成した。」ものであ
る。
【0011】
【発明の作用・効果】このように構成すると、チップ抵
抗器を合成樹脂製等のチューブに出し入れするに際し
て、補助上面電極膜の側縁がチューブの内面に引っ掛か
ることはないから、チューブにチップ抵抗器を挿入する
こと、及び、チューブから取り出したチップ抵抗器をプ
リント基板等に自動的に装着することを、至極円滑に行
うことができる。
【0012】ところで、チューブへの挿入及びチューブ
からの取り出しの円滑性の完璧を図るには、絶縁基板の
一端面と他端面とに形成する端面電極膜も、絶縁基板の
幅寸法より狭くすべきであるが、チップ抵抗器をプリン
ト基板等に半田付けする場合、半田は端面電極膜に沿っ
て盛り上がるという形態を呈するので、前記端面電極膜
を絶縁基板の幅寸法より狭くすることは、これだけ半田
の盛り上がりが少なくなり、半田付けの強度が低下する
ことになる。
【0013】そこで、本発明においては、前記端面電極
膜は、前記絶縁基板における横幅一杯に広がるように形
成した状態のままにする一方、前記主上面電極膜と補助
上面電極膜とを、その前記絶縁基板の幅方向に沿った幅
寸法を前記絶縁基板における幅寸法より狭くし、且つ、
その前記絶縁基板の幅方向に沿った両端部を前記絶縁基
板における一端面及び他端面で挟まれる2つの側面より
も内側に位置させるように構成したもので、これによ
り、半田付け強度の確保と、チューブへの挿入及びチュ
ーブからの取り出しの円滑性との両方を確実に達成でき
るのである。
【0014】従って本発明によると、主上面電極膜に、
抵抗膜を覆うカバーコートと略同じ高さの補助上面電極
膜を設けたことによる利点、すなわち、自動装着装置に
おける真空吸着コレットによるピックアップの確実性
や、チップ抵抗器をプリント基板等に裏返した状態で装
着するに際しての半田付け不良の防止と言った利点を損
なうことなく、プリント基板へのチップ抵抗器の自動的
な装着を能率良く行うことができる効果を有する。
【0015】また、請求項2に記載した本発明の製法に
よると、素材基板をブレークする前において抵抗値の表
示を印刷するものであるから、素材基板を絶縁基板ごと
にブレークした後に抵抗値の表示を印刷する場合に比べ
て、抵抗値の表示を至極容易に且つ表示ミスを生じるこ
となく印刷することができるのであり、また、ダミー基
板を利用してチップ抵抗器1個当たりの抵抗膜の抵抗値
を測定するものであるから、抵抗値測定装置における測
定針の接触による不良品の発生も確実に防止できるので
ある。
【0016】ところで、工程途中で抵抗値が極く僅かな
がら変動する場合があることを考慮すると、抵抗値の測
定は、カバーコートや主上面電極膜及び補助上面電極膜
を形成した後に行うのが望ましい。
【0017】しかし、前記先願発明のように、補助上面
電極膜を絶縁基板の横幅一杯に広がった構成にすると、
素材基板に補助上面電極膜を形成した状態で、隣接した
絶縁基板における補助上面電極膜が互いに導通するた
め、補助上面電極膜を形成した後には抵抗膜1個当たり
の抵抗値の測定をすることができない。
【0018】これに対して、チップ抵抗器を本発明の構
造にすると、補助上面電極膜が絶縁基板の横幅よりも幅
狭であることにより、素材基板における各絶縁基板の補
助上面電極膜が互いに分離しているから、補助上面電極
膜を形成した後において抵抗膜1個当たりの抵抗値を測
定することができるのであり、従って、自動装着装置に
よる装着を円滑に行うことができるチップ抵抗器に、抵
抗値の表示を正確に且つ至極容易に印刷することができ
るのである。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面(図1〜図3)
に基づいて説明する。
【0020】図において符号1は、アルミナ等にて平面
視長方形に形成した絶縁基板2を備えたチップ抵抗器で
あり、前記絶縁基板2の上面のうち当該絶縁基板2の一
端面寄り部位と他端面寄り部位とに、一対の主上面電極
膜3,3を、その前記絶縁基板2の幅方向に沿った幅寸
法を前記絶縁基板2における幅寸法より狭くし、且つ、
その前記絶縁基板2の幅方向に沿った両端部を前記絶縁
基板2の両側面2a,2bよりも内側に位置させるよう
に形成し、絶縁基板2の上面のうち中央部に、絶縁基板
2の幅寸法よりも幅狭の抵抗膜4を塗着形成している。
【0021】また、前記抵抗膜4の上面には、当該抵抗
膜4と略同じ幅のガラス製等の一次カバーコート5を塗
着して、この一次カバーコート5を覆うようにしたガラ
ス製等の二次カバーコート6を、絶縁基板2の横幅一杯
に広がるようにして塗着形成する一方、前記主上面電極
膜3の上面には、当該主上面電極膜3とほぼ同じ幅寸法
の補助上面電極膜7を、前記二次カバーコート6と略同
じ高さになるように形成する。
【0022】すなわち、この補助上面電極膜7を、その
前記絶縁基板2の幅方向に沿った幅寸法を前記絶縁基板
2における幅寸法よりも狭くし、且つ、その幅方向の両
端部を絶縁基板2の両側面2a,2aよりも内側に位置
するように構成する。
【0023】絶縁基板2の両端面には、主上面電極膜3
及び補助上面電極膜7に導通する端面電極膜8を、絶縁
基板2の横幅一杯に広がるように形成し、この端面電極
膜8の表面と補助上面電極膜7の露出部に、ニッケルメ
ッキ層9とこれに重なった半田メッキ層10とを形成す
る。
【0024】二次カバーコート6の上面には抵抗値の表
示11が印刷されている。
【0025】以上のように、補助上面電極膜7における
幅方向の両端部が絶縁基板2の両側面2a,2aよりも
内側に位置しているから、メッキ層9,10が補助上面
電極膜7の側縁の箇所にバリ状に形成していても、チッ
プ抵抗器1をチューブD内に挿入したりチューブDから
取り出したりするに際して、チップ抵抗器1がチューブ
Dの内面に引っ掛かることはなく、従って、チューブD
内にチップ抵抗器1を挿入したり、チューブDからチッ
プ抵抗器1を取り出してプリント基板等に装着したりす
ることを、能率良く行うことができるのである。
【0026】一方、プリント基板等に半田付けした場合
に半田が盛り上がる端面電極膜8は 、その幅寸法が絶縁
基板2の幅寸法と同じであることにより、半田付けの強
度が低下することを確実に回避できる。
【0027】上記のチップ抵抗器1は、図4〜図11に
示す本願製法の実施例によって製造できる。
【0028】すなわち、先ず、図4に示すように、縦横
の筋目線F1,F2を介して多数個の絶縁基板2を縦横
に整列して連接して成る素材基板E1を製作し、この素
材基板E1の上面のうち各絶縁基板2の一端寄り部位と
他端寄り部位とに対応した各部位に、図5に示すよう
に、ペースト状素材をスクリーン印刷にて塗着すること
によって主上面電極膜3を形成し、次いで、図6に示す
ように、素材基板E1の上面のうち各絶縁基板2の中央
部に対応した各部位に、ペースト状素材をスクリーン印
刷にて塗着することによって抵抗膜4を形成し、その
後、素材基板E1を加熱炉に入れて主上面電極膜3と抵
抗膜4とを焼成する。
【0029】このとき、素材基板E1を製作するに際し
て、詳しくは後述するブレークの確実性のため、素材基
板E1のうち各絶縁基板2の両端面と交差して延びる一
側縁に、チップ抵抗器1を製造しないダミー基板12を
1列又は複数列(実施例では2列)設けておき、任意の
1個のダミー基板12の上面に、当該ダミー基板12に
隣接した絶縁基板2における両主上面電極膜3に導通す
る一対のダミー上面電極膜13,13を形成しておく。
【0030】そして、図7に示すように、各絶縁基板2
における抵抗膜4の上面に、ガラスペーストをスクリー
ン印刷にて塗着したのち焼成することによって一次カバ
ーコート5を形成して、これら各一次カバーコート5と
抵抗膜4とにトリミング溝15を形成することによって
抵抗値の調節を行い、次いで、図7に一点鎖線で示すよ
うに、各一次カバーコート5を覆うようにしてガラスペ
ーストをスクリーン印刷にて塗着することによって二次
カバーコート6を形成し、二次カバーコート6を焼成し
てから、図8に示すように、各絶縁基板2の上面に、ペ
ースト状素材をスクリーン印刷にて塗着することにて補
助上面電極膜7を形成する。
【0031】次いで、図9に示すように、ダミー基板1
2における二つのダミー上面電極膜13,13に抵抗値
測定器16における測定針17,17を接触して、1個
当たりの抵抗膜4の抵抗値の測定を行い、測定された抵
抗値の表示11を、各絶縁基板2における二次カバーコ
ート6の表面に印刷する。
【0032】そして、素材基板E1を縦筋目線F1に沿
って棒状基板E2にブレークしてから、図10(A)に
示すように、棒状基板E2における長手方向に沿った両
側面にペースト状素材を塗着して端面電極膜8を形成
し、これを焼成したのち、図10(B)に示すように、
棒状基板E2を横筋目線F2の箇所で各絶縁基板2ごと
にブレークし、これら単体にブレークされたものに2回
のメッキ処理を施して、端面電極膜8及び補助上面電極
膜7の露出部にニッケルメッキ層9と半田メッキ層10
とを形成する。
【0033】この製造工程において、ダミー基板12を
利用して抵抗値を測定するものであるから、抵抗値測定
装置16における測定針17の接触によってチップ抵抗
器1に不良品が発生することはないのであり、また、主
上面電極膜3及び補助上面電極膜7が絶縁基板2の横幅
寸法よりも幅狭であることにより、素材基板E1に各補
助上面電極膜7を形成した後に抵抗値を測定できるか
ら、製造工程での抵抗値の変動の影響を受けることな
く、正確な抵抗値を表示することができるのであり、更
に、素材基板E1をブレークする前に抵抗値の表示11
を印刷するものであるから、抵抗値の表示11を、至極
容易に且つ表示ミスを生じることなく印刷することがで
きるのである。
【0034】ところで、上記の工程のうち、棒状基板E
1を各絶縁基板E2ごとにブレークする工程は、一般
に、図11(A)に示すように、ゴム等の軟質材を張設
した移動テーブル18の上方に、外周面にゴム等の軟質
材19aを張設したローラ19を軸支し、上面に棒状基
板E2を載置して移動テーブル18を往復動させること
により、棒状基板A2をローラ19と移動テーブル18
とで挟圧するとか、或いは、図11(B)に示すよう
に、外周にゴム等の軟質材20a,21aを張設した一
対の挟圧ローラ20,21の間に棒状基板E2を送り込
んで、両挟圧ローラ20,21にて挟圧することによっ
て行われる。
【0035】この図11に示すような方法で棒状基板E
2を各絶縁基板2ごとにブレークする場合、棒状基板E
2の送り込み当初においては、棒状基板E2の先端部の
箇所では、ローラ19と移動テーブル18とによる挟圧
又は両挟圧ローラ20,21による挟圧が不完全になっ
て、棒状基板E2の先端部の箇所を各絶縁基板2ごとに
確実にブレークし難いことから、棒状基板E2の先端部
にダミー基板12を連接したものである。
【0036】このように、棒状基板E2のブレークを確
実に行うためのダミー基板12を利用して抵抗値を測定
できるから、不良品を発生することなく抵抗値の表示を
容易に印刷できる製法でありながら、製造コストのアッ
プを招来することもない。
【0037】なお、本発明における製法は、補助上面電
極膜を絶縁基板の横幅一杯に広がるように形成した場合
にも適用することができ、この場合は、補助上面電極膜
を形成する前に抵抗値を測定することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るチップ抵抗器の斜視図で
ある。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】図1のIII − III視断面図である。
【図4】チップ抵抗器の製造工程における素材基板の平
面図である。
【図5】図4の次の工程を示す図で、(A)は平面図、
(B)は(A)のB−B視断面図である。
【図6】図5の次の工程を示す図で、(A)は平面図、
(B)は(A)のB−B視断面図である。
【図7】図6の次の工程を示す図である。
【図8】図7の次の工程を示す図である。
【図9】図7の次の工程を示す図である。
【図10】図9の次の工程を示す図である。
【図11】棒状基板のブレーク手段を示す図である。
【図12】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
1 チップ抵抗器 2 絶縁基板 3 主上面電極膜 4 抵抗膜 5 一次カバーコート 6 二次カバーコート 7 補助上面電極膜 8 端面電極膜 12 ダミー基板 13 ダミー上面電極膜 17 測定針 E1 素材基板 E2 棒状基板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップ型の絶縁基板における上面のうち当
    該絶縁基板の一端面と当該一端面に対向する他端面との
    間の部位に、ガラス等のカバーコートで覆われた抵抗膜
    を形成し、前記絶縁基板の上面のうち一端面寄り部位と
    他端面寄り部位との各々に、前記抵抗膜に導通する主上
    面電極膜とこれに重なった補助上面電極膜を、当該補助
    上面電極膜が前記カバーコートと略同じ高さとなるよう
    に形成し、更に、前記絶縁基板の一端面と他端面とに、
    前記主上面電極膜及び補助上面電極膜に導通する端面電
    極膜を、前記絶縁基板における横幅一杯に広がるように
    形成して成るチップ抵抗器において、 前記主上面電極膜と補助上面電極膜とを、その前記絶縁
    基板の幅方向に沿った幅寸法を前記絶縁基板における幅
    寸法より狭くし、且つ、その前記絶縁基板の幅方向に沿
    った両端部を前記絶縁基板における一端面及び他端面で
    挟まれる2つの側面よりも内側に位置させるように構成
    したことを特徴とするチップ抵抗器。
  2. 【請求項2】多数個の絶縁基板を縦横に整列して連接し
    た状態の素材基板を製作し、この素材基板における上面
    のうち前記各絶縁基板の箇所に、各絶縁基板の中央部寄
    りに位置した抵抗膜と、前記抵抗膜に導通した状態で絶
    縁基板の一端寄り部位と他端寄り部位とに位置した一対
    の主上面電極膜とを、それら抵抗膜と主上面電極膜とが
    絶縁基板よりも幅狭となるように形成し、次いで、前記
    抵抗膜を覆うカバーコートと主上面電極膜を覆う補助上
    面電極膜とを、当該カバーコートと補助上面電極膜とが
    略同じ高さになるように形成したのち、素材基板を各絶
    縁基板の一端面と他端面の箇所で棒状基板にブレーク
    し、次いで、棒状基板における各絶縁基板の両端面に端
    面電極を形成してから、前記棒状基板を各絶縁基板ごと
    にブレークするようにしたチップ抵抗器の製造方法にお
    いて、 前記素材基板のうち各絶縁基板の両端面と交差した方向
    に延びる側縁に、チップ抵抗器を製造しないダミー基板
    を予め適宜列形成しておいてから、素材基板に前記主上
    面電極膜を形成する工程において、任意のダミー基板
    に、隣接した絶縁基板における一対の主上面電極膜に導
    通するダミー上面電極膜を形成し、次いで、素材基板を
    棒状基板にブレークするよりも前において、前記ダミー
    基板のダミー上面電極膜に抵抗値測定装置の測定針を接
    触することによって抵抗膜1個当たりの抵抗値を測定
    し、この測定した抵抗値の表示を、素材基板を棒状基板
    にブレークする前において各カバーコートの上面に印刷
    するようにしたことを特徴とするチップ抵抗器の製造方
    法。
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