JP3291630B2 - 直流モータ駆動装置 - Google Patents
直流モータ駆動装置Info
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- JP3291630B2 JP3291630B2 JP11528992A JP11528992A JP3291630B2 JP 3291630 B2 JP3291630 B2 JP 3291630B2 JP 11528992 A JP11528992 A JP 11528992A JP 11528992 A JP11528992 A JP 11528992A JP 3291630 B2 JP3291630 B2 JP 3291630B2
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- pulse
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリニア直流モータ等
の直流モータ駆動装置、特にホール効果素子とパルス変
調器を用いた直流モータ駆動装置に関するものである。
の直流モータ駆動装置、特にホール効果素子とパルス変
調器を用いた直流モータ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリニア直流モータ等の直流モータ
駆動装置、例えば図2に示されるように、モータのロー
タ及びステータの一方、例えばステータ側の駆動コイル
を駆動する駆動装置は、入力端子1を介してサーボコン
トローラ等からモータのトルクを制御するトルク指令信
号、即ちトルク指令電圧±Vtが、入力電圧として各励
磁コイル5a,5b,5cに設けられたホール効果素子
2a,2b,2cに入力され、それぞれのホール効果素
子2a,2b,2cからモータの界磁磁極(N/S)が
接近した時の磁界の強さ及び上記入力電圧に応じた出力
信号、即ちホール電圧±Vhが出力され、この出力信号
からその絶対値が絶対値回路6a,6b,6cにより取
り出され、この出力がパルス幅変調器(PWM)3a,
3b,3cによりパルス幅変調され、この変調されたパ
ルス信号の方向を方向切換回路7a ,7b,7cによっ
て切り換え、このパルス幅変調信号を増幅する電力増幅
器4a,4b,4cに入力され、電力増幅器4a,4
b,4cによって増幅して励磁コイル5a,5b,5c
を駆動制御する構成になっており、上記方向切換回路7
a,7b,7cを上記出力信号の極性を判別する極性判
別回路8a,8b,8cによって切り換えるようにして
いる。
駆動装置、例えば図2に示されるように、モータのロー
タ及びステータの一方、例えばステータ側の駆動コイル
を駆動する駆動装置は、入力端子1を介してサーボコン
トローラ等からモータのトルクを制御するトルク指令信
号、即ちトルク指令電圧±Vtが、入力電圧として各励
磁コイル5a,5b,5cに設けられたホール効果素子
2a,2b,2cに入力され、それぞれのホール効果素
子2a,2b,2cからモータの界磁磁極(N/S)が
接近した時の磁界の強さ及び上記入力電圧に応じた出力
信号、即ちホール電圧±Vhが出力され、この出力信号
からその絶対値が絶対値回路6a,6b,6cにより取
り出され、この出力がパルス幅変調器(PWM)3a,
3b,3cによりパルス幅変調され、この変調されたパ
ルス信号の方向を方向切換回路7a ,7b,7cによっ
て切り換え、このパルス幅変調信号を増幅する電力増幅
器4a,4b,4cに入力され、電力増幅器4a,4
b,4cによって増幅して励磁コイル5a,5b,5c
を駆動制御する構成になっており、上記方向切換回路7
a,7b,7cを上記出力信号の極性を判別する極性判
別回路8a,8b,8cによって切り換えるようにして
いる。
【0003】上記のようにこの種従来の直流モータ駆動
装置においては、ホール効果素子2a〜2cが夫々固定
子の所定の位置に固定されており、回転子磁極が接近し
たときのみその出力端子にトルク指令信号に対応した出
力を生じ、この出力がパルス幅変調器3a〜3cを介し
てパルス信号とされ、このパルス信号によって直流モー
タの各励磁コイル5a〜5cが順次に励磁され直流モー
タが回転されるようになる。
装置においては、ホール効果素子2a〜2cが夫々固定
子の所定の位置に固定されており、回転子磁極が接近し
たときのみその出力端子にトルク指令信号に対応した出
力を生じ、この出力がパルス幅変調器3a〜3cを介し
てパルス信号とされ、このパルス信号によって直流モー
タの各励磁コイル5a〜5cが順次に励磁され直流モー
タが回転されるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上記従来の
直流モータ駆動装置は、パルス制御によって各電力増幅
器によって増幅される電流がパルス幅に応じた間歇的な
ものとなって、連続的に流れる場合に比べ電力増幅器の
発熱が減少し電力効率が向上する利点はあるが、ホール
効果素子の入力電圧をトルク指令電圧にしているため各
ホール効果素子毎、即ち励磁コイルの数に応じた数のパ
ルス幅変調器が必要であり、また、付随する絶対値回
路、方向判別回路及び方向切換回路も必要になり装置全
体が複雑で大型になってしまうので、装置の小型化及び
簡素化を図る上で課題があった。
直流モータ駆動装置は、パルス制御によって各電力増幅
器によって増幅される電流がパルス幅に応じた間歇的な
ものとなって、連続的に流れる場合に比べ電力増幅器の
発熱が減少し電力効率が向上する利点はあるが、ホール
効果素子の入力電圧をトルク指令電圧にしているため各
ホール効果素子毎、即ち励磁コイルの数に応じた数のパ
ルス幅変調器が必要であり、また、付随する絶対値回
路、方向判別回路及び方向切換回路も必要になり装置全
体が複雑で大型になってしまうので、装置の小型化及び
簡素化を図る上で課題があった。
【0005】本発明者は、上記課題を解決するため種々
実験、研究の結果ホール効果素子にパルス変調されたパ
ルス電圧を入力してもホール効果素子は正常に動作し、
より効率的になることを見出した。本発明はこのような
知見に基づいてなされたものである。
実験、研究の結果ホール効果素子にパルス変調されたパ
ルス電圧を入力してもホール効果素子は正常に動作し、
より効率的になることを見出した。本発明はこのような
知見に基づいてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の直流モータ駆動
装置は、トルク指令信号の絶対値を取り出すための絶 対
値回路と、上記絶対値回路からの出力をパルス信号に変
調するパルス変調器と、上記パルス信号の方向を切り換
える方向切換回路と、上記トルク指令信号の極性を判別
して上記方向切換回路を切り換える極性判別回路と、直
流モータの界磁磁極が接近した時の磁界の強さと上記方
向切換回路からのパルス出力信号とに応じたホール電圧
を出力する、各励磁コイルに対応してそれぞれ設けられ
たホール効果素子と、及び上記各ホール効果素子からの
ホール電圧を増幅して上記各励磁コイルに加えるための
電力増幅器とよりなり、上記電力増幅器によって上記各
励磁コイルが駆動制御されることを特徴とする。
装置は、トルク指令信号の絶対値を取り出すための絶 対
値回路と、上記絶対値回路からの出力をパルス信号に変
調するパルス変調器と、上記パルス信号の方向を切り換
える方向切換回路と、上記トルク指令信号の極性を判別
して上記方向切換回路を切り換える極性判別回路と、直
流モータの界磁磁極が接近した時の磁界の強さと上記方
向切換回路からのパルス出力信号とに応じたホール電圧
を出力する、各励磁コイルに対応してそれぞれ設けられ
たホール効果素子と、及び上記各ホール効果素子からの
ホール電圧を増幅して上記各励磁コイルに加えるための
電力増幅器とよりなり、上記電力増幅器によって上記各
励磁コイルが駆動制御されることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。
を説明する。
【0008】本発明においては、図1に示すように、入
力端子1を介してサーボコントローラ等からモータのト
ルクを制御するトルク指令信号、即ちトルク指令電圧±
Vtを絶対値回路6に加えて、トルク指令電圧±Vtの
絶対値を取り出し、この絶対値回路6からの出力をパル
ス幅変調信号に変調するパルス幅変調器(PWM)3、
及びパルス信号の方向を切り換える方向切換回路7を介
して各励磁コイル5a,5b,5cに設けたホール効果
素子2a,2b,2cにそれぞれ入力し、上記トルク指
令信号の極性を判別する極性判別回路8によって上記方
向切換回路7を切り換え、各ホール効果素子2a,2
b,2cからモータの界磁磁極(N/S)が接近した時
の磁界の強さと上記方向切換回路7からのパルス出力信
号とに応じてホール電圧を出力せしめ、このホール電圧
を各励磁コイル5a,5b,5cに対応するそれぞれ駆
動電源を有する電力増幅器4a,4b,4cによって増
幅して、励磁コイル5a,5b,5cを励磁せしめる。
力端子1を介してサーボコントローラ等からモータのト
ルクを制御するトルク指令信号、即ちトルク指令電圧±
Vtを絶対値回路6に加えて、トルク指令電圧±Vtの
絶対値を取り出し、この絶対値回路6からの出力をパル
ス幅変調信号に変調するパルス幅変調器(PWM)3、
及びパルス信号の方向を切り換える方向切換回路7を介
して各励磁コイル5a,5b,5cに設けたホール効果
素子2a,2b,2cにそれぞれ入力し、上記トルク指
令信号の極性を判別する極性判別回路8によって上記方
向切換回路7を切り換え、各ホール効果素子2a,2
b,2cからモータの界磁磁極(N/S)が接近した時
の磁界の強さと上記方向切換回路7からのパルス出力信
号とに応じてホール電圧を出力せしめ、このホール電圧
を各励磁コイル5a,5b,5cに対応するそれぞれ駆
動電源を有する電力増幅器4a,4b,4cによって増
幅して、励磁コイル5a,5b,5cを励磁せしめる。
【0009】
【発明の効果】本発明の直流モータ駆動装置は上記のよ
うに構成されているので、パルス幅変調器、並びにこれ
に付随する絶対値回路、極性判別回路、及び方向切換回
路の数を夫々1個とすることができ、一つの方向切換回
路からの出力を各ホール効果素 子に入力することによっ
て装置の構成が簡素となり、コンパクトなものになし得
る大きな利益がある。
うに構成されているので、パルス幅変調器、並びにこれ
に付随する絶対値回路、極性判別回路、及び方向切換回
路の数を夫々1個とすることができ、一つの方向切換回
路からの出力を各ホール効果素 子に入力することによっ
て装置の構成が簡素となり、コンパクトなものになし得
る大きな利益がある。
【0010】なお、本発明は、パルス周波数変調方式の
直流モータ駆動装置にも同様にして適用することができ
る。
直流モータ駆動装置にも同様にして適用することができ
る。
【図1】本発明の直流モータ駆動装置のブロック図であ
る。
る。
【図2】従来の直流モータ駆動装置のブロック図であ
る。
る。
1 入力端子 2a ホール効果素子 2b ホール効果素子 2c ホール効果素子 3a パルス幅変調器 3b パルス幅変調器 3c パルス幅変調器 4a 電力増幅器 4b 電力増幅器 4c 電力増幅器 5a 励磁コイル 5b 励磁コイル 5c 励磁コイル 6a 絶対値回路 6b 絶対値回路 6c 絶対値回路 7a 方向切換回路 7b 方向切換回路 7c 方向切換回路 8a 極性判別回路 8b 極性判別回路 8c 極性判別回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−107391(JP,A) 特開 昭61−106088(JP,A) 特開 昭56−19395(JP,A) 特開 昭56−115168(JP,A) 実開 昭61−119419(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/08 H02P 7/00
Claims (1)
- 【請求項1】 トルク指令信号の絶対値を取り出すため
の絶対値回路と、上記絶対値回路からの出力をパルス信
号に変調するパルス変調器と、上記パルス信号の方向を
切り換える方向切換回路と、上記トルク指令信号の極性
を判別して上記方向切換回路を切り換える極性判別回路
と、直流モータの界磁磁極が接近した時の磁界の強さと
上記方向切換回路からのパルス出力信号とに応じたホー
ル電圧を出力する、各励磁コイルに対応してそれぞれ設
けられたホール効果素子と、及び上記各ホール効果素子
からのホール電圧を増幅して上記各励磁コイルに加える
ための電力増幅器とよりなり、上記電力増幅器によって
上記各励磁コイルが駆動制御されることを特徴とする直
流モータ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11528992A JP3291630B2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 直流モータ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11528992A JP3291630B2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 直流モータ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05292785A JPH05292785A (ja) | 1993-11-05 |
JP3291630B2 true JP3291630B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=14658978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11528992A Expired - Fee Related JP3291630B2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 直流モータ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3291630B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1063753B1 (de) * | 1999-06-22 | 2009-07-22 | Levitronix LLC | Elektrischer Drehantrieb mit einem magnetisch gelagerten Rotor |
-
1992
- 1992-04-09 JP JP11528992A patent/JP3291630B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05292785A (ja) | 1993-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |