JP3291447B2 - 半導体レーザ素子 - Google Patents
半導体レーザ素子Info
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Description
関する。
素子としてAlGaInP系半導体レーザ素子が活発に
研究開発されている。特に、このAlGaInP系半導
体レーザ素子は630〜680nm帯の発振が可能であ
り、この波長帯は視感度が高いことから、斯る素子はレ
ーザーポインターやラインマーカー等に使用されている
他、AlGaAs系半導体レーザ素子に比べて発振波長
が短いことから高密度記録用光源等として期待されてい
る。
ック層にはGaAs層が用いられるが、例えば、IEEE J
OURNAL OF SELECTED TOPICS IN QUANTUM ELECTRONICS,
VOL.1,NO.2,JUNE 1995 p723〜p727には電流ブロ
ック層として、AlInP層とGaAs層からなる2層
構造を採用した例が示されている。
ロック層を備えた半導体レーザ素子は電流ブロック層が
GaAs層の1層構造である一般的な半導体レーザ素子
より、発振しきい値電流及びスロープ効率が改善できる
ことが報告されている。
nP系半導体レーザ素子にかかわらず、半導体レーザ素
子は発振しきい値電流及びスロープ効率を更に改善する
ことが要求されている。
ザ素子は、AlGaAs系半導体レーザ素子に比べ、材
料固有の問題から発振しきい値電流及びスロープ効率の
特性が劣り、更なる特性向上が求められている。
であり、良好な発振しきい値電流及びスロープ効率の特
性を有する半導体レーザ素子を提供することが目的であ
る。
子は、(Al x1 Ga 1-x1 ) y1 In 1-y1 Pからなる第1導
電型のクラッド層と、該第1導電型のクラッド層上に形
成された活性層と、該活性層上に形成された平坦部と該
平坦部上に形成されたストライプ状リッジ部とを有する
前記第1導電型とは逆導電型となる(Al x2 Ga 1-x2 )
y2 In 1-y2 Pからなる第2導電型のクラッド層と、前記
第2導電型のクラッド層の前記平坦部上及び前記リッジ
部の側面上に形成され、前記第2導電型のクラッド層よ
り屈折率が小さく且つ発振光のエネルギー(hν:hは
プランク定数、νは発振光の振動数)より大きなエネル
ギーのバンドギャップ(Eg:Eg>hν)を有する(A
l x3 Ga 1-x3 ) y3 In 1-y3 P(1≧x3>x1>0、1
≧x3>x2>0、1>y1>0、1>y2>0、1>
y3>0)からなる第1導電型の光閉じ込め層と、を備
え、前記第2導電型のクラッド層の前記平坦部の層厚が
1300Å以下であり、前記光閉じ込め層の不純物濃度
は、5×1017cm-3以下であることを特徴とする。
流とスロープ効率の特性が良好となる。
l x1 Ga 1-x1 ) y1 In 1-y1 Pからなる第1導電型のクラ
ッド層と、該第1導電型のクラッド層上に形成された活
性層と、該活性層上に形成された平坦部と該平坦部上に
形成されたストライプ状リッジ部とを有する前記第1導
電型とは逆導電型となる(Al x2 Ga 1-x2 ) y2 In 1-y2
Pからなる第2導電型のクラッド層と、前記第2導電型
のクラッド層の前記平坦部上及び前記リッジ部の側面上
に形成され、前記第2導電型のクラッド層より屈折率が
小さく且つ発振光のエネルギーより大きなエネルギーの
バンドギャップを有する(Al x3 Ga 1-x3 ) y3 In 1-y3
P(1≧x3>x1>0、1≧x3>x2>0、1>y
1>0、1>y2>0、1>y3>0)からなる第1導
電型の光閉じ込め層と、を備え、前記第2導電型のクラ
ッド層の前記平坦部の層厚が1300Å以下であり、前
記光閉じ込め層の少なくとも前記活性層側の不純物濃度
は、5×1017cm-3以下であることを特徴とする。
流とスロープ効率の特性が良好となる。
平坦部の層厚が800Å以下であることを特徴とする。
更に、前記第2導電型のクラッド層の前記平坦部の層厚
が100Å以上であることを特徴とする。
って、前記平坦部上にエッチング停止層を有することを
特徴とする。
で、発振しきい値電流とスロープ効率の特性が良好な半
導体レーザ素子の製造歩留まりが向上する。
-3以下であることを特徴とする。
率の特性がより良好になる。
-3以下であることを特徴とする。
率の特性が更に良好になる。
-3以上であることを特徴とする。
め層の少なくとも活性層側を十分なキャリア濃度を有し
得る低抵抗領域とすることが可能であり、よってこの低
抵抗領域と第2導電型のクラッド層とのpn接合により
電流阻止効果が好ましく得られるので、発振しきい値電
流とスロープ効率の特性を良好にできる。
-3以上であることを特徴とする。
め層の少なくとも活性層側をより十分なキャリア濃度を
有しえる低抵抗領域とすることが可能であり、よってこ
の領域と第2導電型のクラッド層とのpn接合により電
流阻止効果が好ましく得られるので、発振しきい値電流
とスロープ効率の特性を良好にできる。
-3近傍であることを特徴とする。
くなり、かつスロープ効率が0.5W/A以下となり、
しかも、低抵抗領域と第2導電型のクラッド層とのpn
接合により十分な電流阻止効果が得られるので、非常に
好ましい。また、前記光閉じ込め層は、Seがドープさ
れていることを特徴とする。
板を用い、第1導電型のクラッド層、第2導電型のクラ
ッド層、光閉じ込め層は、それぞれGaAs基板と略格
子整合する(Alx1Ga1-x1)0.5In0.5P、(Alx2
Ga1-x2)0.5In0.5P、(Alx3Ga1-x3)0.5 In
0.5Pからなる。
13μmがよく、好ましくは0.03〜0.08μmで
あり、光閉じ込め層の厚みは0.3〜1μmがよく、好
ましくは0.4〜0.85μm、より好ましくは0.5
〜0.75μmである。また、光閉じ込め層が(Alx3
Ga1-x3)y3In1-y3Pからなる場合には、4元系より
3元系の方が熱伝導がよく、しかも実効屈折率が最大に
できるので、Al組成比x3は1が最も好ましい。
aInP又はGaInPからなる単一又は多重量子井戸
構造層やAlGaInP又はGaInPからなる非量子
井戸層である単一層が用いれる。
じ込め層より熱伝導効率が大きい第1導電型の電流ブロ
ック層を有することを特徴とする。
y3In1-y3Pからなる光閉じ込め層は熱伝導性が悪く、
発振しきい値電流等を劣化させる恐れがあったが、前記
光閉じ込め層の層厚を小さくして放熱効果の低減を抑
え、前記電流ブロック層によって電流阻止効果を十分確
保しつつ放熱効果も補える。
込め層より不純物濃度(即ち、キャリア濃度)が大きい
第1導電型の電流ブロック層を有することを特徴とす
る。
ク層としての機能は、不純物濃度(キャリア濃度)が小
さいため、電流阻止効果が小さくなる恐れがあるが、不
純物濃度(キャリア濃度)が大きい電流ブロック層で十
分に電流阻止効果を補える。
発振光のエネルギーより小さなエネルギーのバンドギャ
ップを有することが好ましい。
らなることを特徴とする。
く、製造上好ましい利点を有する上に、AlGaInP
やAlInP等に比べて熱伝導性もよいので、好まし
い。
活性層側のキャリア濃度は略5×1016cm-3以上であ
ることを特徴とする。
層側を低抵抗領域とでき、この領域と第2導電型のクラ
ッド層とのpn接合により電流阻止効果が好ましく得ら
れるので、発振しきい値電流とスロープ効率の特性を良
好にできる。
ることを特徴とする。
り、第2導電型のクラッド層とのpn接合による電流阻
止効果が好ましく得られるので、発振しきい値電流とス
ロープ効率の特性が著しく良好になる。なお、この低抵
抗層としてのキャリア濃度は好ましくは略5×1016c
m-3以上であり、より好ましくは略1×1017cm-3以
上である。
法やMBE法等の気相成長法により形成される。
GaInP系半導体レーザ素子を図を用いて説明する。
尚、図1、及び図2は、それぞれ斯る半導体レーザ素子
の模式断面構造図、活性層乃至電流ブロック層近傍の模
式バンド構造図である。
の一主面(結晶成長面)は(100)面から[011]
方向に角度θ(θ=5度〜17度、好ましくは7度〜1
3度:以下この角度θをオフ角度θという)で傾斜した
面であり、この前記一主面上には層厚0.3μmのn型
Ga0.5In0.5Pバッファ層2が形成されている。
のn型(Alx1Ga1-x1)0.5In0 .5P(本形態ではx
1=0.7:Siドープ)からなるクラッド層3が形成
されている。
ド層3上には、層厚500Åのアンドープの(Alz1G
a1-z1)0.5In0.5P(本形態ではz1=0.5)光ガ
イド層4が形成されている。
引張り歪を有する(AlpGa1-p) qIn1-qP(1>p
≧0,1>q>0.51:本形態ではp=0、q=0.
65)量子井戸層5a、5a、5aと層厚40Åの圧縮
歪みを有する(AlrGa1-r)sIn1-sP(1≧r>
0,0<s<0.51:本形態ではr=0.5、s=
0.45)量子障壁層5b、5bとが交互に積層されて
なるアンドープの歪補償型多重量子井戸構造からなる活
性層5が形成されている。
ドープの(Alz2Ga1-z2)0.5In0.5P(本形態では
z2=0.5)光ガイド層6が形成されている。
7aとこの平坦部の略中央に紙面垂直方向(共振器長方
向)に延在する高さ0.5〜0.8μm、上部幅2.5
〜3.5μm、下部幅3.5〜4.5μmのストライプ
状リッジ部7bで構成されるp型(Alx2Ga1-x2)
0.5In0.5P(本形態ではx2=0.7:Znドープ)
からなるクラッド層7が形成されている。
mのp型Ga0.5In0.5Pキャップ層(Znドープ)
8、及び層厚0.3μmのp型GaAsキャップ層(Z
nドーープ)9がこの順序で形成されている。
bの側面上及び平坦部7a上には、層厚uμmのn型
(Alx3Ga1-x3)0.5In0.5P(1≧x3>x1,x
2>0:本実施形態ではx3=1,Seドープ)からな
る不純物濃度が5×1017cm -3以下の電流ブロック層
としても機能し且つ光閉じ込め機能を有する光閉じ込め
層10及びこの光閉じ込め層10より熱伝導性がよく且
つ不純物濃度が大きく本実施形態では1×1018cm-3
である層厚0.3μmのn型GaAs(Seドープ)か
らなる電流ブロック層11がこの順序で形成されてい
る。
上には、層厚5μmのp型GaAsコンタクト層(Zn
ドープ)12が形成されている。
からなるp型側オーミック電極13が、前記n型GaA
s基板1下面にはAu−Sn−Crからなるn型側オー
ミック電極14が形成されている。
金属化学気相成長法(MOCVD法)によって各層の結
晶成長が行われるが、他の分子線エピタキシー法(MB
E法)等の気相成長法でも可能である。
ドギャップ(即ち発振光のエネルギー(hν))よりエ
ネルギーの大きなバンドギャップのクラッド層3、7で
挟まれると共に、発振光のエネルギー(hν)よりバン
ドギャップが大きく(即ち、発振光の吸収が殆どなく)
且つクラッド層7より屈折率の小さい光閉じ込め層10
と該光閉じ込め層10より熱伝導性に優れる電流ブロッ
ク層11を備えている。なお、この光閉じ込め層10
は、クラッド層7と同じ導電型であったり、アンドープ
である場合には、電流阻止効果や電流挟窄効果が薄れ、
発振しきい値電流やスロープ効率が悪くなるので、これ
らに設定しない。
は、上記発振光に対して透明な光閉じ込め層10の構成
により実屈折率導波型レーザ素子として動作するもので
あるが、このように実屈折率導波型として動作するため
には、上記リッジ部7b領域下と該リッジ部7b領域外
下における活性層5に対する実屈折率差は所定値以上が
必要であり、実屈折率導波型として良好に動作するため
には、好ましくは上記屈折率差は3×10-3以上が要求
される。
ジ部7b領域下とリッジ部7b外領域下での活性層5に
対する実屈折率差の関係を計算により求めた結果を示
す。
差が3×10-3以上となるように、平坦部7aの層厚t
は1300Å以下が選択され、好ましくは5×10-3以
上となる800Å以下が選択される。そして、活性層5
又は光ガイド層6に直接光閉じ込め層10が接する構造
では、製造においてこれら層が大気に晒されるといった
不都合が生じるので、層厚tは例えば略100Åを下限
とした方がよい。
半導体レーザ素子の光閉じ込め層10の層厚uと発振し
きい値電流の関係を示す。尚、この特性は、光閉じ込め
層10の不純物濃度を1×1017cm-3、共振器長L=
400μm、端面非コート、室温の条件で連続発振させ
て得た。
は0.3μm以上1μm以下がよく、更に好ましいのは
0.4μm以上0.85μm以下、より好ましいのは
0.5μm以上0.75μm以下であることが判る。
の厚みが必要なのは次の理由による。即ち、本実施形態
では、電流ブロック層11が光吸収を行なえる材料で構
成されるため、光閉じ込め層10の厚みが小さいと、電
流ブロック層11によって強く光吸収が行われ、厚すぎ
ると、光閉じ込め層10は放熱性が悪く、素子の放熱特
性が悪くなるためである。
従来の電流ブロック層がGaAs層の1層構造であるロ
スガイド型のAlGaInP系半導体レーザ素子の電流
−光出力特性図(I−L特性図)を示す。尚、この特性
も、光閉じ込め層10の不純物濃度を1×1017c
m-3、共振器長L=400μm、u=0.5μm、t=
0.05μm、端面非コート、室温の条件で連続発振さ
せて得た。
素子に比べて、発振しきい値電流値が小さく、且つスロ
ープ効率も良好であることが判る。
度(ドーパント濃度)と、発振しきい値電流、スロープ
効率との関係を示す。
濃度が小さくなる程、発振しきい値電流が小さくなると
共に、スロープ効率が大きくなることが理解できる。
×1017cm-3以下の場合に、従来の電流ブロック層が
GaAs層の1層構造であるロスガイド型のAlGaI
nP系半導体レーザ素子の発振しきい値電流よりも小さ
な40mA以下にできると共に、スロープ効率を従来の
素子よりも大きな0.3以上にできる。
以下の場合、発振しきい値電流を30mAより小さくで
き、スロープ効率も0.4よりも大きくできるのでより
好ましく、更に2×1017cm-3以下の場合、発振しき
い値電流を25mAより小さく、スロープ効率も0.4
5よりも大きくできるのでより望ましく、加えて1×1
017cm-3以下の場合には、発振しきい値電流が著しく
小さくなり、スロープ効率も0.5以上となるので、非
常に好ましい。
-3近傍である場合、発振しきい値電流が著しく小さくな
り、かつスロープ効率が0.5W/A以下となり、しか
も、低抵抗領域と第2導電型のクラッド層とのpn接合
により十分な電流阻止効果が得られるので、最も好まし
い。
濃度が小さくなる程、発振しきい値電流及びスロープ効
率が改善されることが判る。
層がこの層と隣接するクラッド層等と逆導電型となすこ
とにより形成されるp−n接合により電流をブロックす
るため、電流ブロック層は不純物濃度が高いことが望ま
しいと考えられていた点とは全く逆の現象である。
レーザ素子の場合、クラッド層7に比べてバンドギャッ
プが大きい(Al組成比が大きい)光閉じ込め層10は
不純物(ドーパント)が動きやすく、この層10からの
不純物が(ドーパント:本実施形態ではSe)が活性層
5側へ拡散してしまうからであると考えられる。しか
も、本発明の素子は、従来に比べて平坦部の層厚tが従
来の半導体レーザ素子に比べて小さくなっている点も原
因の1つであろうと考えられる。
(キャリア濃度)が非常に小さくなる場合には、クラッ
ド層7とのpn接合による電流阻止効果や電流挟窄効果
が薄れ、発振しきい値電流やスロープ効率が悪くなるの
で、この不純物濃度は2×1016cm-3より大がよく、
好ましくは5×1016cm-3以上である。尚、上述の実
施形態では、ドーパントの活性化率は略100%である
ので、上記不純物濃度が2×1016cm-3の場合のキャ
リア濃度は略2×1016cm-3であり、不純物濃度が5
×1016cm-3の場合のキャリア濃度は略5×1016c
m-3、不純物濃度が7×1016cm-3の場合のキャリア
濃度は略7×1016cm-3、不純物濃度が1×1017c
m-3の場合のキャリア濃度は略1×1017cm-3に対応
する。
ック層としても機能する光閉じ込め層10より層厚を大
きくして、電流阻止効果を大きくするようにしてもよ
い。
の活性層について主に説明したが、引っ張り歪みや圧縮
歪のものでも、無歪のものでもよく、勿論バルク構造で
もよい。また、上述の活性層は量子井戸層に光閉じ込め
をよくするために光ガイド層を備えたが、これら光ガイ
ド層はない構成も可能である。
ラッド層3の間に設けたn型Ga0. 5In0.5Pバッファ
層2に代えてn型GaAsバッファ層を用いてもよく、
またバッファ層はなくともよい。
成されるクラッド層中には、例えば両部の間にエッチン
グ停止層や、平坦部又はリッジ部中に可飽和光吸収層等
の他の層が含まれる構成とすることもできる。
0)結晶は、y=0.51の場合に正確にGaAs半導
体基板と格子整合して歪が生じないが、y=0.51の
近傍であっても殆ど歪が生じないので、(AlxG
a1-x)0.5In0.5Pと略記しているものは、組成比y
は0.51近傍であればよい。特に、本発明では、クラ
ッド層、ブロック層は略無歪みのものが好ましい。
基板1の一主面が(100)面から[011]方向に傾
斜した面であったが、これらと等価な関係にあるものが
望ましい。即ち、GaAs基板の一主面(結晶成長面)
は、(100)面から[0−1−1]方向に傾斜した
面、(010)面から[101]又は[−10−1]方
向に傾斜した面、(001)面から[110]又は[−
1−10]方向に傾斜した面でもよく、即ち{100}
面から<011>方向に傾斜した面であればよい。
り不純物濃度が5×1017cm-3以下である光閉じ込め
層を用いたが、少なくとも活性層側の不純物濃度を5×
10 17cm-3以下とする光閉じ込め層も使用可能であ
る。更に、光閉じ込め層の層中で不純物濃度が漸次的、
段階的に変化するようにもでき、また、光閉じ込め層を
異なる組成比の複数層からなるようにしてもよい。
率の特性を有する半導体レーザ素子を提供することがで
きる。
の模式断面構造図である。
性層乃至電流ブロック層近傍の模式バンド構造図であ
る。
の関係を示す図である。
係を示す図である。
体レーザ素子の光出力−電流特性の関係を示す図であ
る。
流、スロープ効率の関係を示す図である。
0.5P層) 11 電流ブロック層(n型GaAs層)
Claims (16)
- 【請求項1】 (Al x1 Ga 1-x1 ) y1 In 1-y1 Pからな
る第1導電型のクラッド層と、該第1導電型のクラッド
層上に形成された活性層と、該活性層上に形成された平
坦部と該平坦部上に形成されたストライプ状リッジ部と
を有する前記第1導電型とは逆導電型となる(Al x2 G
a 1-x2 ) y2 In 1-y2 Pからなる第2導電型のクラッド層
と、前記第2導電型のクラッド層の前記平坦部上及び前
記リッジ部の側面上に形成され、前記第2導電型のクラ
ッド層より屈折率が小さく且つ発振光のエネルギーより
大きなエネルギーのバンドギャップを有する(Al x3 G
a 1-x3 ) y3 In 1-y3 P(1≧x3>x1>0、1≧x3
>x2>0、1>y1>0、1>y2>0、1>y3>
0)からなる第1導電型の光閉じ込め層と、を備え、前
記第2導電型のクラッド層の前記平坦部の層厚が130
0Å以下であり、前記光閉じ込め層の不純物濃度は、5
×1017cm-3以下であることを特徴とする半導体レー
ザ素子。 - 【請求項2】 (Al x1 Ga 1-x1 ) y1 In 1-y1 Pからな
る第1導電型のクラッド層と、該第1導電型のクラッド
層上に形成された活性層と、該活性層上に形成された平
坦部と該平坦部上に形成されたストライプ状リッジ部と
を有する前記第1導電型とは逆導電型となる(Al x2 G
a 1-x2 ) y2 In 1-y2 Pからなる第2導電型のクラッド層
と、前記第2導電型のクラッド層の前記平坦部上及び前
記リッジ部の側面上に形成され、前記第2導電型のクラ
ッド層より屈折率が小さく且つ発振光のエネルギーより
大きなエネルギーのバンドギャップを有する(Al x3 G
a 1-x3 ) y3 In 1-y3 P(1≧x3>x1>0、1≧x3
>x2>0、1>y1>0、1>y2>0、1>y3>
0)からなる第1導電型の光閉じ込め層と、を備え、前
記第2導電型のクラッド層の前記平坦部の層厚が130
0Å以下であり、前記光閉じ込め層の少なくとも前記活
性層側の不純物濃度は、5×1017cm-3以下であるこ
とを特徴とする半導体レーザ素子。 - 【請求項3】 前記第2導電型のクラッド層の前記平坦
部の層厚が800Å以下であることを特徴とする請求項
1又は2記載の半導体レーザ素子。 - 【請求項4】 前記第2導電型のクラッド層の前記平坦
部の層厚が100Å以上であることを特徴とする請求項
1、2又は3記載の半導体レーザ素子。 - 【請求項5】 前記平坦部と前記リッジ部の間であっ
て、前記平坦部上にエッチング停止層を有することを特
徴とする請求項1、2、3又は4記載の半導体レーザ素
子。 - 【請求項6】 前記不純物濃度は、3×10 17 cm -3 以
下であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5
記載の半導体レーザ素子。 - 【請求項7】 前記不純物濃度は、2×10 17 cm -3 以
下であることを特徴とする請求項6記載の半導体レーザ
素子。 - 【請求項8】 前記不純物濃度は、5×10 16 cm -3 以
上であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
6又は7記載の半導体レーザ素子。 - 【請求項9】 前記不純物濃度は、7×10 16 cm -3 以
上であることを特徴とする請求項8記載の半導体レーザ
素子。 - 【請求項10】 前記不純物濃度は、1×10 17 cm -3
近傍であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は
5記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項11】 前記光閉じ込め層は、Seがドープさ
れていることを特徴とする1、2、3、4、5、6、
7、8、9又は10記載の半導体レーザ素子。 - 【請求項12】 前記光閉じ込め層上には、該光閉じ込
め層より熱伝導効率が大きい第1導電型の電流ブロック
層を有することを特徴とする請求項1、2、3、4、
5、6、7、8、9、10又は11記載の半導体レーザ
素子。 - 【請求項13】 前記光閉じ込め層上には、該光閉じ込
め層より不純物濃度が大きい第1導電型の電流ブロック
層を有することを特徴とする請求項1、2、3、4、
5、6、7、8、9、10、11又は12記載の半導体
レーザ素子。 - 【請求項14】 前記電流ブロック層は、GaAsから
なることを特徴とする請求項12又は13記載の半導体
レーザ素子。 - 【請求項15】 前記光閉じ込め層の少なくとも前記活
性層側のキャリア濃度は略5×10 16 cm -3 以上である
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9、10、11、12、13又は14記載の半導体
レーザ素子。 - 【請求項16】 前記光閉じ込め層は、低抵抗層である
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9、10、11、12、13、14又は15記載の
半導体レーザ素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34351296A JP3291447B2 (ja) | 1995-12-28 | 1996-12-24 | 半導体レーザ素子 |
Applications Claiming Priority (5)
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14th IEEE Int.Semicon.Laser Conf.,(1994),p.243−244 Th3.5 |
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