JP3290778B2 - トラブル分析支援装置 - Google Patents

トラブル分析支援装置

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JP3290778B2
JP3290778B2 JP22611993A JP22611993A JP3290778B2 JP 3290778 B2 JP3290778 B2 JP 3290778B2 JP 22611993 A JP22611993 A JP 22611993A JP 22611993 A JP22611993 A JP 22611993A JP 3290778 B2 JP3290778 B2 JP 3290778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソフトウェアの開発に
おいて発生したトラブルの内容をまとめ、分析し、その
分析結果をソフトウェア開発現場にフィードバックして
ソフトウェアの品質向上を図るためのトラブル分析支援
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ソフトウェアの開発においては、各工程
で品質を作り込んでいくことが重要であり、各工程毎に
高品質化のための手法がいろいろと考えられている。こ
れにより、早い段階で誤りを発見することが可能とな
り、後戻り作業を少なくすことができ、開発工数の削減
を図ることができる。
【0003】ところで、高品質化を実現する手法の1つ
として、チェックリストの使用が一般に採用されてい
る。たとえば要求分析工程,設計工程,プログラム作成
工程などの各工程毎にチェックリストが使用されてい
る。チェックリストとは、注意しておくべきポイントを
項目としてあげておき、それをチェックすることによっ
て注意を促すためのものである。たとえば、送受信に関
係したプログラムの設計工程で用いるチェックリストの
中に「データの送信先に誤りはないか?」といったチェ
ック項目のある場合には、設計中に「送信先は仕様通り
で抜けなどはないか」,「送信先に全て送るような設計
になっているか」ということを確認することになる。
【0004】設計者は人間であるため、仕様を確認し、
仕様通りに設計しているつもりでも気付かずに間違える
こともある。このような、うっかりミスに対しチェック
リストを用いて注意を喚起することで、各工程毎に品質
の高いソフトウェアを作っていくことができる。また、
チェックリストの使用は、うっかりミスの防止以外に、
ソフトウェア経験の少ない開発者にとって、たとえば
「データ桁数が設定値より短い場合のデータ表示は左詰
めですか?」といったチェック項目を見ることによって
開発に関係した知識(この場合では、桁数が短かかった
り、長過ぎたりしたときのことも考えて設計しなければ
ならないこと、このプロジェクトでは左詰めが標準的な
形であることなどの知識)の取得にも役立つ。
【0005】チェックリストを使用すれば、設計対象が
複雑で大規模なものであっても、チェック項目に注意す
ることで、小さな誤りの見過ごしを減少させることがで
き、品質を上げることができる。効率良くチェックリス
トを活用するためには、チェックリストそのものの質を
高めることも重要である。しかし、一度作成されたチェ
ックリストについて、見直しがあまり行なわれていない
のが現状である。
【0006】チェックリストを用いて品質向上を図る手
法以外にも、様々な手法が用いられている。たとえば、
プログラムの構造を「ステップ数」,「条件分岐数」な
どといった尺度で測り、複雑な構造のプログラムについ
ては機能の見直しやプログラムの分割を行うなどの工夫
を施すといった手法もある。
【0007】しかし、上述した手法を用いてソフトウェ
アを開発しても、テスト段階やそれ以降においてトラブ
ルが往々にして発生するのが常である。これらのトラブ
ルが発見されると、ソフトウェアの修正が行なわれる。
【0008】このような修正が行われたとき、「どのよ
うな原因のものが多く発生したか」,「どのような性質
のトラブルが多かったか」といった情報を得ることがで
きるが、これらの情報は開発者や修正者のノウハウとし
て蓄積されるだけの場合が多く、詳細に分析し、個人の
ノウハウとしてだけではなく、次回のプロジェクトのた
めの共通ノウハウとして蓄積されることは稀である。こ
こでノウハウとは、「どのような点に注意して開発すれ
ばトラブルを起こさない品質の高いソフトウェアができ
るか」,「トラブルが発生したときにどこに原因があり
そうか」など、ソフトウェア開発全般,分野依存,プロ
ジェクト依存の知識全体を意味する。
【0009】したがって、高品質のソフトウェアを効率
よく開発するには、トラブル情報を詳細に分析し、この
分析結果を開発現場へフィードバックする必要がある。
トラブルの分析は次のように活用できる。
【0010】(1) チェックリスト改善の重要な参照資料
となる。常に同じチェックリストを使うのではなく、プ
ロジェクトの特徴や開発者の能力の変化などに対応して
チェックリストの内容を変えていくことが望ましいが、
トラブルにつながり易い項目をチェックリストに追加す
ることでチェックリストの改善が容易になる。
【0011】(2) テスト項目作成作業の重要な参考資料
となる。テスト項目を考える上で、前回の開発でトラブ
ルの原因となったところを把握していれば、トラブルの
発生し易いところのテストを増加させるなど、テスト時
に効率良くトラブルを発見することができる。
【0012】(3) 次回の開発でトラブルが発生したと
き、どこに原因が存在しているかを発見するための重要
な手掛かりとなる。トラブルが起きたとき、以前に似た
ようなトラブルが発生していれば、似たような原因であ
ることが想像でき、トラブル原因の特定を早くすること
ができる。
【0013】このように、トラブルの分析を行なうこと
は、ソフトウェアの品質向上を図る上において非常に重
要である。しかしながら、トラブルを分析し、その結果
を活用することは次のような理由で困難であった。
【0014】(1) トラブルの分析が重要であることは認
識されている。しかし、分析に手間が掛るため、行なわ
れないことが多い。トラブルの分析が大変である具体的
な理由は主に以下の4つである。
【0015】(a) トラブルシートに書かれているトラブ
ルの原因は、一言しか書かれていないものから非常に詳
しく書かれているものまでバラツキがある。また、同じ
原因であっても人によって異なった表現が使われてい
る。
【0016】(b) トラブルシートは電子化されておら
ず、紙のままの場合が多いため、集計、検索が手作業に
なる。 (c) 集計した結果を可視化するために、グラフ表示でき
る形にデータを変換しなければならない。
【0017】(d) 分析の手順(どのようなデータをどの
ように分析すればよいのか)が明確になっていない。 (2) トラブルの分析を行っても、その結果を有効に利用
できなければ意味がない。しかし、(1) で述べたよう
に、トラブルシートが電子化されておらず、紙のままの
場合が多いため、検索も手作業となっている。したがっ
て、たとえば、信頼性に関わるトラブル(システムダウ
ンなど、システムが全く機能しなくなってしまったトラ
ブル)の原因にはどのようなものがあったかを調べると
きにも、全てのトラブルシートを見て調べるか、予めそ
のようなトラブルの現象と原因との関係を対照できるも
のを作成しておかなければならない。
【0018】(3) トラブルの分析結果がチェックリスト
の改善のための重要な参考資料となることは先にも述べ
たが、全く独立したものであると、チェックリストの改
善がなされないままになりがちである。このように、ト
ラブルの分析結果を直ちにチェックリストに反映できる
形が確立していない。
【0019】このように、従来のソフトウェア開発現場
においては、トラブルの分析手法が確立していないた
め、トラブルの分析が困難であるばかりか、トラブル情
報を開発現場へフイードバックして積極的に活用するこ
とが困難であった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、ソフ
トウェアの開発中および開発後に発見されたトラブルの
分析を容易化でき、その分析結果の活用に寄与できるト
ラブル分析支援装置を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るトラブル分析支援装置は、トラブルの
内容を含むトラブルデータを予め定められた分類様式に
したがって入力するためのトラブルデータ入力手段と、
この手段によって入力されたトラブルデータを保存する
ためのトラブルデータ保存手段と、この手段に保存され
ているトラブルデータのうちから指定された条件に入る
トラブルデータを検索するトラブルデータ検索手段と、
この手段による検索結果を表示するトラブル検索結果表
示手段と、前記トラブルデータのうちの指定された範囲
のデータについてトラブルの分析を行なうトラブル分析
手段と、この手段による分析結果を視覚的に表示する表
示手段とを備えている。
【0022】なお、前記トラブル分析手段による分析結
果をソフトウェア開発時に用いるチェックリストに反映
させるためのチェックリスト更新手段を設けるとより効
果的である。
【0023】
【作用】予め定められた分類様式にしたがってトラブル
の内容を含むトラブルデータを入力するだけで、データ
の集計,検索,表示などを自動的に行なわせることが可
能となる。すなわち、今まで人間がその都度考えていた
トラブル原因の表現を選択肢で与えるだけの簡単な作業
に置き換えることができる。また、チェックリストを同
時に管理する機能をつけることで、チェックリストの改
善を容易に行なうことが可能となる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。図1には本発明の一実施例に係るトラブル分析支援
装置の概略構成が示されている。
【0025】このトラブル分析支援装置は、大きく別け
て、トラブルデータ入力・保存部1と、トラブルデータ
検索・表示部2と、トラブル分析・結果表示部3と、チ
ェックリスト更新・保存部4と、データベース5とで構
成されている。
【0026】トラブルデータ入力・保存部1は、ソフト
ウェアの開発中および開発後に発見されたトラブルを記
述してなるトラブルシートSから必要な情報を抜き出し
てデータベース5に保存するための部分であり、トラブ
ルデータを入力するためのトラブルデータ入力部11
と、入力されたデータをデータベース5に保存するため
のトラブルデータ保存部12とから構成されている。
【0027】トラブルデータ検索・表示部2は、あるプ
ロジェクトのトラブルに関して、たとえば特定の原因の
ものだけ、あるいは特定の人が対応したトラブルだけを
抜き出して観察したり、分析したりするために、保存さ
れているトラブルの中から検索キーを使って検索するト
ラブルデータ検索部21と、検索されたトラブルデータ
を表示するトラブルデータ表示部22とから構成されて
いる。
【0028】トラブル分析・結果表示部3は、データベ
ース5からトラブル情報を取り出し(必要があれば先に
述べたトラブルデータ検索・表示部2の中のトラブルデ
ータ検索部21を用いて、分析対象とするトラブルデー
タを一部分に絞り)て、トラブルの分析を行なうトラブ
ル分析部31と、分析結果をデータベース5に保存する
分析結果保存部32と、分析結果を表示する分析結果表
示部33とから構成されている。
【0029】トラブル分析部31は、図2に示すよう
に、トラブル発生件数を開発規模で正規化して分析を行
なうトラブル発生密度分析部31−1と、トラブルの原
因によって分類して分析を行なうトラブル原因別分析部
31−2と、トラブルによって影響した品質特性(機能
性、信頼性、使用性、効率性、保守性、移植性からな
り、ソフトウェアが満たすべき品質の特性)で分類して
分析を行なう品質特性別分析部31−3と、対象とする
ソフトウェアの処理を幾つかに分類し、その処理内容毎
に分析を行なう処理内容別分析部31−4と、トラブル
の影響度に対応させ分類して分析を行なうトラブル影響
度別分析部31−5とを含む各種の分析部から構成され
ている。
【0030】チェックリスト更新・保存部4は、ソフト
ウェア開発において用いるチェックリストをデータベー
ス5のチェックリストファイル53から読み込み、同時
にチェックリスト更新に利用するトラブル分析結果をデ
ータベース5のトラブル分析結果ファイル52から読み
込み(利用する分析結果が保存されていない場合はトラ
ブル分析を行ない、その結果を利用する)、トラブル分
析の結果を自動的にチェックリストの内容に反映させる
チェックリスト更新部41と、修正した結果を再びデー
タベース5に格納するチェックリスト保存部42とから
構成されている。
【0031】データベース5は、トラブルデータを格納
するトラブルデータファイル51と、トラブルを分析し
た結果を格納するトラブル分析結果ファイル52と、チ
ェックリストを格納しているチェックリストファイル5
3との3つのファイルから構成されている。
【0032】次に、トラブルデータ入力・保存部1,ト
ラブルデータ検索・表示部2,トラブル分析・結果表示
部3,チェックリスト更新・保存部4について、それぞ
れフローチャートを用いて処理の流れを説明する。
【0033】図3にはトラブルデータ入力・保存部1の
処理の流れが示されている。まず、入力しようとしてい
るトラブルデータのプロジェクト名,バージョン名,開
発規模などを入力する(ステップ101 )。開発規模は、
“再利用”,“改造”,“新規”に分けて記入する。こ
こで、“再利用”とは前のバージョンのモジュールをそ
のまま変更を全く加えずに使ったモジュールであり、
“改造”とは前のバージョンのモジュールに改造を加え
たモジュールであり、“新規”とは今回のバージョンで
全く新しく開発したモジュールを意味する(開発規模を
画面数で表す場合にはモジュールの代りに画面となる
等、開発規模の表し方によって変化する)。
【0034】次に、トラブルシートSを参照しながら必
要なデータを選択して入力する(ステップ102 )。参照
するトラブルシートSは電子化されていても、紙のトラ
ブルシートでもよい。通常、トラブルシートは紙で管理
されていることが多いため、どちらでも使用できるよう
になっている。
【0035】次に、入力したデータをデータベース5に
保存するかどうかの選択を行ない(ステップ103 )、保
存する場合にはファイル名を指定してデータを保存する
(ステップ104 )。
【0036】図4にはトラブルデータ検索・表示部2の
処理の流れが示されている。まず、プロジェクト名,バ
ージョン名を入力する(ステップ201 )。次に、トラブ
ル原因,トラブル影響度などから、検索するキーを指定
(ステップ202 )し、トラブルデータファイル51から
対応するトラブルデータを読み込む(ステップ203 )。
検索されたトラブルデータの表示を行なうかどうかの選
択を行なって(ステップ204 )、表示が選択されたとき
には表示を行なう(ステップ205 )。表示するかどうか
の選択を行なう理由は、次に説明するトラブル分析の際
に、プロジェクトのトラブル全部を分析するのではな
く、たとえばある期間内のトラブルだけ、あるいは特定
の原因のトラブルだけ、といった分析を行なうことがあ
り、検索した結果を表示して見るのではなく、トラブル
分析の前処理として使用する場合があるからである。
【0037】図5および図6にはトラブル分析・結果表
示部3の処理の流れが示されている。まず、分析したい
トラブルのプロジェクト名,バージョン名を指定する
(ステップ301 )。バージョン名を省略すると、そのプ
ロジェクトの全バージョンが対象となる。指定したプロ
ジェクトのトラブルに関し、全てのデータを用いて分析
を行なうのか、部分的に選択したデータ(たとえば、特
定の原因のものだけ等)で分析を行なうのかを選択する
(ステップ302 )。部分的なデータで分析する場合に
は、先に説明したトラブルデータ検索・表示部2を用い
て事前に検索を行ない、データの限定(部分的なデータ
の抽出)が行なわれているかどうかをチェックする(ス
テップ303 )。もし、データの限定(部分的なデータの
抽出)を行なっていないときには、トラブルデータの検
索を行なって必要なデータを抽出する(ステップ304
)。全てのデータで分析する場合にはデータベース5
のトラブルデータファイル51から、また部分的なデー
タで分析する場合には検索結果のデータをメモリに読み
込む(ステップ305 )。
【0038】ここまでで、分析対象とするトラブルデー
タが準備できたことになる。次に、そのデータに対する
トラブル分析が初めてかどうかを選択し(ステップ306
)、初めての場合には分析方法を指定して(ステップ3
07 )分析を行ない(ステップ308 )、分析結果を保存
するかどうかを選択する(ステップ309 )。保存が選択
されたときには分析結果をトラブル分析結果ファイル5
2に保存する(ステップ310 )。最後に分析を終了する
かどうかを選択し(ステップ311 )、終了する場合には
トラブル分析を終了し、そうでない場合は分析方法の選
択(ステップ307 )に戻る。
【0039】ステップ306 において、そのデータの分析
が初めてではないと判断された場合には、再分析を行な
うかどうかの選択をする(ステップ312 )。ここで再分
析が選択されたときには初めての分析と同様に、分析方
法を選択して分析を行なう(ステップ307 )。再分析し
ない場合には、過去の分析結果を表示するかどうかの選
択(ステップ313 )を行ない、表示する場合にはトラブ
ル分析結果ファイル52から対応する分析結果を読み込
み(ステップ314 )、画面に表示する(ステップ315
)。
【0040】図7にはチェックリスト更新・保存部4の
処理の流れを示されている。まず、チェックリストファ
イル53から変更したいチェックリストを選択して読み
込む(ステップ401 )。同時にトラブル分析結果ファイ
ル52にチェックリストの更新に利用する分析結果が存
在するかどうか調べ(ステップ402 )、存在すればその
分析結果を読み込む(ステップ403 )。必要な分析結果
が保存されていなければトラブル分析を行なって(ステ
ップ404 )、その結果を得る。
【0041】次に、トラブル分析の結果からトラブルに
つながり易い原因が明らかになるので、それらを事前に
チェックしてトラブルを防ぐことができるように、チェ
ックリストを自動的に更新する(ステップ405 )。最後
に、更新したチェックリストを保存するかどうか選択し
(ステップ406 )、保存するように指定されたときには
チェックリストファイル53に保存する(ステップ407
)。
【0042】次に、事務処理プログラムのトラブル分析
を例にとり、実施例をさらに詳しく説明する。この実施
例はマルチウインドウの計算機上で実現した例であり、
図8に示すように、画面上に表示されたトラブル分析メ
ニューから起動される。
【0043】画面に表示されている「トラブルデータ入
力・保存」,「トラブルデータ検索・表示」,「トラブ
ル分析・表示」,「チェックリスト更新・保存」のメニ
ューの中から実行したい処理をマウスでクリックするこ
とにより選択する。
【0044】今、「トラブルデータ入力・保存」が選択
されたとすると、図9に示すウインドウが立ち上がる。
そこで、入力しようとしているトラブルデータのプロジ
ェクト名,バージョン名,入力者名(トラブルデータの
管理のため)および開発規模を入力する。入力した項目
に誤りがないかどうかを確認し、確認ボタンをクリック
すると,図10に示すトラブルデータ入力のウインドウ
が立ち上がる。ここでトラブルデータを入力する。プロ
ジェクト名,バージョン名および入力者名は最初に入力
したものが、入力日は計算機の管理している日付が自動
的に入れられる。その他の項目に関しては、トラブルシ
ートSを参照しながら入力する。
【0045】まず,トラブル番号,トラブル発見日,ト
ラブル発見者,トラブル対応(そのトラブルが生じない
ように修正を行なった)日,トラブル対応者を記入す
る。次に,原因を入力する。ここではトラブル原因を
「基本ソフトウェア」,「応用ソフトウェア」,「ハー
ドウェア」の大きく3つに分けている。基本ソフトウェ
アとはOS(オペレーティングシステム)などを意味す
る。この実施例が対象としている事務処理プログラムは
応用ソフトウェアであり、ほとんどのトラブル原因は
「応用ソフトウェア」にある。しかし,ごく稀に、たと
えばOSの割込み処理がうまく機能しないなどの基本ソ
フトウェアに原因があったり、機械の性能が十分でない
ために予定していた性能が得られないなどのハードウェ
アに原因がある場合もあるので、このような分類として
いる。
【0046】この3つの中から原因を選んでクリックす
ると、それぞれに対して、より詳細な原因の入力を促す
ウインドウが立ち上がる。「応用ソフトウェア」を選ん
だ場合の例を図11に示す。詳細原因は過去の事例を参
考にして作成された項目が与えられており、その中から
選択する形になっている。したがって、トラブルシート
Sの原因欄を読み、当てはまる原因を1つまたは複数個
選択すればよい。用意された原因に当てはまらない場
合、その他を選択し、その詳細を記述する。ただし、そ
の他の詳細欄は必ず「〜があった。」という形で記述す
る(自動的にチェックリストに反映させるため、記述方
法に制約をつけている)。なお、各原因にはコメントを
書く欄が設けられており、特記すべきこと(たとえば、
ファイルのオーバーフローのとき、Aファイルの容量が
幾つに設定されていたが幾つ以上必要であった等、次回
の開発に役立つ情報)があれば記入しておく。
【0047】原因の入力を終了した後、原因入力終了ボ
タンをクリックし、図10に戻って発生箇所を記入す
る。これは対象としているソフトウェアの処理を幾つか
に分類し、どの処理でトラブルが発生したかを明確にす
るためである。本実施例では事務処理プログラムを対象
としているので、「画面関係処理」,「通信関係処
理」,「帳票関係処理」,「ファイル関係処理」,「そ
の他の処理」に分類している。この5つの中から、その
トラブルに関係している処理を1つまたは複数個選択し
てクリックする。
【0048】次に、トラブルの存在するモジュールが
“再利用”,“改造”,“新規”のいずれであるかを記
入する。ここで、“再利用”とは前のバージョンのモジ
ュールをそのまま変更を全く加えずに使ったモジュール
であり、“改造”とは前のバージョンのモジュールに改
造を加えたモジュールであり、“新規”とは今回のバー
ジョンで全く新しく開発したモジュールを意味する。
【0049】次に、影響した品質特性を記入する。品質
特性は次の6つである。 (1) 機能性:仕様書に記述された機能を満たしている。 (2) 信頼性:ある条件の下でソフトウェアが継続して実
行される。
【0050】(3) 使用性:使用者が使い易い。 (4) 効率性:ある条件の下でのソフトウェアの実行効率
の良さ。 (5) 保守性:ソフトウェアの保守のし易さ。
【0051】(6) 移植性:異なる環境への移植のし易
さ。 これらの中からトラブルによってどの品質特性を満たさ
なくなったかを1つまたは複数個クリックする。
【0052】次に、トラブルの影響度を記入する。その
トラブルによってシステムがダウンするなど全く機能を
果たさなくなってしまった場合は「大」、部分的に機能
を果たさなくなってしまった場合は「中」、メッセージ
の文字が化けた等、システムの動作に支障をきたさない
場合は「小」、トラブルと思われたが仕様通りであった
等の場合は「無」とする。
【0053】それ以外にも分析したい内容によって必要
なトラブルデータを入力する。入力したトラブルデータ
を保存する場合には保存ボタンをクリックする。また、
入力中に他のトラブルデータ番号のシートに移動したい
場合は、前頁、次頁、gotoのボタンによって移動するこ
とができる。このようにして順次トラブルデータを入力
していく。
【0054】図8に示される起動メニューの中から「ト
ラブルデータ検索・表示」が選択されると、図12に示
す検索ウインドウが立ち上がる。ここではプロジェクト
名,バージョン名を指定し、それに関するトラブルデー
タの中から、ある条件を満たすものを検索する。条件の
指定は、条件文を結合子で結合して表現し、検索条件記
入欄に記入する。設定できる条件は、トラブルデータ番
号,トラブル発見日などで、これらはすでに用意されて
おり、それらを組み合わせる。
【0055】たとえば、トラブルデータ番号が1から2
0までの間で、かつトラブル影響度が大のものを検索す
る場合には、まず条件名Aのトラブルデータ番号を1か
ら20までと指定する。次に、検索条件記入欄における
条件記入欄の記入したい位置にカーソルを持っていき、
そこで条件名Aをクリックする。そうすると、その条件
記入欄に条件名Aの内容がコピーされる。同様に、条件
記入欄にカーソルを持っていき、結合子選択の中からA
NDをクリックすると、それがカーソルのある位置にコ
ピーされる。次に、条件名Gのトラブル影響度を指定し
て、同様に検索条件記入欄にコピーする。検索条件が複
雑な場合は括弧を使用して表現する。トラブル原因に関
しての条件を設定する場合、トラブル原因の条件項で基
本ソフトウェア,応用ソフトウェア,ハードウェアのい
ずれかを選択すると、図13に示すように、それに対応
した詳細原因の条件設定画面が立ち上がる(図13は応
用ソフトウェアの例)ので、この画面上で設定する。ト
ラブル原因を条件で設定し、詳細原因を何も設定しない
ときには、原因の大きな分類(基本ソフトウェア,応用
ソフトウェア,ハードウェア)が検索条件となる(たと
えば、応用ソフトウェアに原因を持つトラブルの全
て)。なお、検索条件記入欄はエディタとなっているの
で、直接記入することも可能であるが、書き方は制約さ
れる。検索条件の記述が終了した時点で検索開始ボタン
をクリックする。
【0056】検索が開始されると、メッセージ欄に“検
索中”のメッセージが表示され、検索が終了すると“検
索終了”というメッセージが表示される。検索結果を表
示する場合には表示ボタンをクリックする。すると、図
14および図15に示されるウインドウが1セットで立
ち上がり、検索されたトラブルデータを見ることができ
る。なお、図15は応用ソフトウェアに原因があったト
ラブルの場合であり、基本ソフトウェアやハードウェア
に原因があった場合もそれぞれに対応した詳細原因が表
示される。
【0057】図8に示される起動メニューで「トラブル
分析・表示」が選択されると、図16に示されるウイン
ドウが立ち上がるので、実行しようとする分析の選択を
行なう。
【0058】まず、プロジェクト名、バージョン名を指
定する。次に、そのうちのどのトラブルデータを対象に
分析するかの選択である「全データ読み込み」か「検索
データの読み込み」かのどちらかを選んでクリックす
る。
【0059】「全データの読み込み」を選択すると、そ
のプロジェクトの指定されたバージョンのトラブルデー
タ全体が分析対象となる。「検索データ読み込み」を選
択すると、そのプロジェクトの指定されたバージョンの
トラブルデータのうち、検索によって抜き出された、あ
る条件を満たすデータ(たとえば、特定の原因だけ、あ
るいはトラブルの影響度が大のものだけ等)が分析対象
となる。なお、「検索データ読み込み」を選択した場合
で、検索をまだ行なっていない場合には、先に検索を行
なってから分析に入るようにメッセージ欄に表示され
る。
【0060】分析を行なうときは、行ないたい分析項目
の分析ボタンをクリックする。「トラブル発生密度分
析」のボタンが選択されると、図17に示すように、開
発規模当たりのトラブル発生件数を示すウインドウが立
ち上がる。これは、開発規模によってトラブル発生件数
の絶対数が変化するため、他のシステムやバージョンと
比較する際に良い判断基準となる。また、次回の開発の
際に、開発規模が判った時点でトラブル件数の概算値を
予測できるという利点もある。基準値としている開発規
模には、1Kステップ当たり(再利用+改造+新規)、
1モジュール当たり(再利用+改造+新規)、新規開発
1Kステップ当たり、画面関係処理1モジュール当た
り、など様々なものをとる。発生トラブルの種類には、
全トラブル数、画面関係処理トラブル数、新規モジュー
ルのトラブル数などの各種を用意して正規化を行なって
いる。
【0061】「トラブル原因別分析」の分析ボタンが選
択されると、図18に示すように、基本ソフトウェア,
応用ソフトウェア,ハードウェアに原因のあったトラブ
ルの発生件数を表示したウインドウが現れる。これに
は、それぞれに対して詳細表示を選択するためのボタン
が用意されており、これをクリックすることで、より詳
細な分析結果が表示される。図19は応用ソフトウェア
の詳細表示を選択した場合の表示例である。この図のよ
うに各詳細原因が発生件数の多い順に並び変えられた表
と棒グラフとで表示される。基本ソフトウェア,ハード
ウェアに関しても同様な詳細表示を選択することができ
る。
【0062】「品質特性別分析」の分析ボタンが選択さ
れると、図20に示すように、各品質特性毎の発生件数
の表と棒グラフとが表示される。同様に「処理内容別分
析」の分析ボタンがクリックされると、図21に示すよ
うに、各処理内容毎、この場合には画面関係処理,通信
関係処理,帳票関係処理,ファイル関係処理,その他の
処理の5つの処理に関係したトラブルがそれぞれの発生
件数の表と棒グラフとで表示される。
【0063】「トラブル影響度別分析」の分析ボタンが
選択されると、図22に示すように、影響度に分けた発
生件数の表とその比率を示す円グラフとが表示される。
これらのデータは、図16に示される画面上に各分析毎
に設けられている保存ボタンをクリックすることで保存
される。1度分析した結果を再表示させる場合には、図
16に示される画面上に各分析毎に設けられている表示
ボタンをクリックすればよい。
【0064】図8に示される起動メニューの中から「チ
ェックリスト更新・保存」が選択されると、図23に示
されるように、チェックリスト更新のためのファイル選
択画面が立ち上がる。したがって、更新するときには、
更新したいチェックリストファイル名、更新に利用した
いトラブル分析結果ファイル名を記入する。このとき、
指定したファイル名がデータベース内に存在しないとき
には、その旨のメッセージがメッセージ欄に表示され
る。この場合には必要なファイルを準備してから行なう
(トラブル分析結果がない場合には、トラブル分析を行
なってからチェックリストの更新を行なう)。
【0065】指定したチェックリストおよびトラブル分
析結果が存在すると、図24に示すように、更新前のチ
ェックリスト表示画面と、図25に示すチェックリスト
の更新に利用するトラブル分析結果表示画面とが立ち上
がる。更新する場合には図25に示される“チェックリ
スト更新”のボタンをクリックし、中止する場合には
“更新中止”のボタンをクリックする。
【0066】チェックリスト更新を選択すると、チェッ
クリストが自動的に更新され、図26に示すように、更
新後のチェックリストを表示する画面が立ち上がる。チ
ェックリストには、トラブル分析結果で予め与えている
原因の選択肢の全てがチェック項目としてあげられてい
る。そして、それらは原因の項目で「〜抜け」,「〜誤
り」となっていたものが、チェック項目では「〜抜けは
ないか」,「〜誤りはないか」といった対応になってい
る。また、今までにその原因で起きたトラブルの累積数
が記憶されている。
【0067】チェックリストの更新に際しては、今回の
更新に利用するトラブル分析結果の各原因とトラブル発
生件数とを今までの累積値に加え、その値の多い順番に
チェックリストのチェック項目がソートされる。ソート
するのは、今まで最もトラブルにつながった原因を先に
チェックすることで、よりチェックリストの効果を上げ
るためである。たとえば、図24に示される更新前のチ
ェックリストでは「フラグ設定の誤りはないか」という
項目が1番上にきているのに対し、図25に示されるト
ラブル分析の結果では「初期化抜け」のトラブルが多か
ったため、トラブル発生件数の累積値が逆転し、図26
に示される更新後のチェックリストでは「初期化抜けは
ないか」というチェック項目が1番上にきている。ま
た、トラブル分析の原因で“その他”に記述された原因
は、「〜があった」という表現になっているので、それ
を「〜はないか」という表現に変えてチェックリストの
最後に追加する。チェックリストの自動更新が終った時
点で保存ボタンを押すと、その結果が保存される。
【0068】最後に本実施例の使用手順を図27および
図28を参照しながら説明する。まず、起動メニューに
表示されている「トラブルデータ入力・保存」,「トラ
ブルデータ検索・表示」,「トラブル分析・結果表
示」,「チェックリスト更新・保存」の4つの中から実
行しようとしている処理名を選択する(ステップ50
1)。これらの処理は並行して行なうことができる。
【0069】「トラブルデータ入力・保存」を行なうと
きは、必要なトラブルデータを入力し(ステップ502
)、保存するかどうかを決定し(ステップ503 )、保
存する場合はデータをファイルに保存する(ステップ50
4 )。
【0070】「トラブルデータ検索・表示」を行なうと
きは、検索条件を設定し(ステップ505 )、トラブルデ
ータを検索する(ステップ506 )。そして、表示するか
どうか決定し(ステップ507 )、表示する場合には検索
結果を画面に表示する(ステップ508 )。
【0071】「トラブル分析・結果表示」を行なうとき
は、まず分析対象とするトラブルデータを決定する(ス
テップ509 )。全データを用いない場合には、データの
検索を行なってデータの抽出を行なったかどうか確認し
(ステップ510 )、まだであれば検索を行なってから分
析を開始する。全データを用いる場合および既に検索済
みのデータで分析する場合には、分析方法を選択し(ス
テップ511 )、実際に分析して結果を表示する(ステッ
プ512 )。次に、分析結果を保存するかどうかを決定し
(ステップ513 )、保存する場合には結果をファイルに
保存する(ステップ514 )。
【0072】「チェックリスト更新・保存」を行なうと
きは、まずチェックリスト更新に利用するトラブル分析
結果があるかどうかを確認(ステップ515 )し、なけれ
ばトラブル分析を行なってからチェックリストの更新を
開始する。分析結果がある場合にはチェックリストを更
新し(ステップ516 )、更新した結果を保存するかどう
か決定し(ステップ517 )、保存する場合には結果をフ
ァイルに保存する(ステップ518 )。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トラブルの内容を統一的な表現で入力でき、作業の単純
化を図れるとともにトラブルを自動的に分析することが
できる。また、トラブル分析の結果とともにチェックリ
ストも同時に管理できるので、チェックリストの改善を
効率良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るトラブル分析支援装置
の概略構成図
【図2】同装置におけるトラブル分析部の構成図
【図3】同装置におけるトラブルデータ入力・保存部の
処理の流れを示す図
【図4】同装置におけるトラブルデータ検索・表示部の
処理の流れを示す図
【図5】同装置におけるトラブル分析・結果表示部の処
理の流れの一部を示す図
【図6】同装置におけるトラブル分析・結果表示部の処
理の流れの残りを示す図
【図7】同装置におけるチェックリスト更新・保存部の
処理の流れを示す図
【図8】同装置における起動メニュー画面例を示す図
【図9】同装置におけるトラブルデータ入力・保存部の
初期設定画面例を示す図
【図10】同装置におけるトラブルデータ入力画面例を
示す図
【図11】同装置におけるトラブル詳細原因入力画面例
を示す図
【図12】同装置におけるトラブルデータ検索画面例を
示す図
【図13】同装置においてトラブル詳細原因に関する検
索条件設定画面例を示す図
【図14】同装置におけるトラブルデータ表示画面例を
示す図
【図15】同装置におけるトラブル詳細原因表示画面例
を示す図
【図16】同装置におけるトラブル分析実行画面例を示
す図
【図17】同装置におけるトラブル発生密度分析結果表
示画面例を示す図
【図18】同装置においてトラブル原因別分析の詳細結
果表示画面例を示す図
【図19】同装置においてトラブル原因別分析の詳細結
果表示画面例を示す図
【図20】同装置における品質特性分析結果表示画面例
を示す図
【図21】同装置における処理内容別分析結果表示画面
例を示す図
【図22】同装置におけるトラブル影響度別分析結果表
示画面例を示す図
【図23】同装置においてチェックリスト更新のための
ファイル選択画面例を示す図
【図24】同装置において更新前のチェックリスト表示
画面例を示す図
【図25】同装置においてチェックリスト更新に利用す
るトラブル分析結果表示画面例を示す図
【図26】同装置において更新後のチェックリスト表示
画面例を示す図
【図27】同装置の使用例を説明するための流れ図の一
部を示す図
【図28】同装置の使用例を説明するための流れ図の残
りを示す図
【符号の説明】
1…トラブルデータ入力・保存部 2…トラブルデ
ータ検索・表示部 3…トラブル分析・結果表示部 4…チェックリ
スト更新・保存部 5…データベース 11…トラブル
データ入力部 12…トラブルデータ保存部 21…トラブル
データ検索部 22…トラブルデータ表示部 31…トラブル
分析部 32…分析結果保存部 33…分析結果
表示部 41…チェックリスト更新部 42…チェック
リスト保存部 51…トラブルデータファイル 52…トラブル
分析結果ファイル 53…チェックリストファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−142636(JP,A) 特開 昭59−111553(JP,A) 情報処理学会第27回(昭和58年後期) 全国大会講演論文集,p.613−616 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 - 9/44 G06F 11/28 - 11/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソフトウェアの開発中および開発後に発見
    されたトラブルの分析を支援するトラブル分析支援装置
    において、 トラブルの内容を含むトラブルデータを予め定められた
    分類様式にしたがって入力するためのトラブルデータ入
    力手段と、前記トラブルデータ入力 手段によって入力されたトラブ
    ルデータを保存するトラブルデータ保存手段と、前記トラブルデータ保存 手段に保存されているトラブル
    データから、指定された範囲のトラブルデータを検索す
    るトラブルデータ検索手段と、前記トラブルデータ検索 手段による検索結果を表示する
    トラブル検索結果表示手段と、複数の分析方法のなかから、いずれかの分析方法を選択
    するための分析方法選択手段と、 前記トラブルデータのうちの指定された範囲のトラブル
    データについて、選択された前記分析方法に従いトラブ
    ルの分析を行なうトラブル分析手段と、前記トラブル分析 手段による分析結果を視覚的に表示す
    る表示手段と、前記範囲のトラブルデータについて、前記分析方法の選
    択を異ならせて再分析を行うよう分析処理を制御する分
    析処理制御手段と を具備してなることを特徴とするトラ
    ブル分析支援装置。
  2. 【請求項2】前記トラブル分析手段による分析結果をソ
    フトウェア開発時に用いるチェックリストに反映させる
    チェックリスト更新手段を具備してなることを特徴とす
    請求項1に記載のトラブル分析支援装置。
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