JP3289132B2 - 条鋼用鋼片の製造方法 - Google Patents
条鋼用鋼片の製造方法Info
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方法に関し、特に、連続鋳造鋳片から棒鋼や線材などの
圧延に供される内部品質の良好な条鋼用鋼片を得るため
の条鋼用鋼片の製造方法に係るものである。
れる条鋼用鋼片の素材としては、一般に連続鋳造法によ
って製造するブルームが使用されている。ここで、この
連続鋳造ブルームは、通常の場合、条鋼用鋼片の約4〜
15倍程度の断面積を有する大断面サイズで鋳造されて
おり、これを所要大きさに切断し、且つ加熱後に、分塊
圧延して所定サイズの鋼片に成形するのである。
略化を目的にして、連続鋳造ブルームの断面サイズを小
さくすることが要求されている。しかし、このように連
続鋳造ブルームの断面サイズを小さくし、且つ分塊圧延
での減面量を小さくするにつれて、連続鋳造の凝固過程
で内部に形成されるセンターポロシティーが、分塊圧延
時においても圧着されずに鋼片内に残存し、これが超音
波探傷時に欠陥として判定され易くなるという不都合を
生ずることになる。
シティー等の内部欠陥を改善する手段については、従来
から数多くの報告がなされている。その代表例として、
特公昭59−16862号公報や特公平2−56982
号公報には、凝固末期の鋳片を軽圧下することによって
中心偏析やセンターポロシティーを防止する手段が述べ
られている。また、特公昭64−4868号公報には、
電磁攪拌によって鋳造組織を等軸晶化し、且つ凝固末期
での軽圧下を併用することによってセミマクロ偏析を防
止する手段が、さらに、CAMP−ISIJ,Vol.4(19
91),297 には、凝固界面組織を等軸晶化することによっ
て凝固末期での軽圧下時の内部割れを防止する手段が述
べられている。これらの各改善手段は、そのいずれもが
連続鋳造機内で中心部に未凝固の溶鋼を有する鋳片に対
して軽圧下を加えることにより、偏析やセンターポロシ
ティーを改善するもので、且つその際に凝固組織の等軸
晶化を行うのは、軽圧下時の内部割れ防止や偏析の分散
を促すためである。
センターポロシティーを圧着させる手段に関しては、例
えば、特公平6−28784号公報に、凝固スラブの中
心部を等軸晶化凝固させ、その凝固完了直後に1対の面
状加圧装置により軽圧下する手段が述べられている。そ
して、この場合、中心部を等軸晶化するのは、偏析の分
散のためであり、等軸晶化で必然的に形成されるセンタ
ーポロシティーに対しては、凝固直後に面状加圧装置に
より圧着させることで内部健全性に優れた厚鋼板用スラ
ブを製造するのである。
ポロシティーの圧着については、センターポロシティー
の変形収縮に引き続いて圧着という過程で行われるが、
一般に、下記の数3,〔3〕式で与えられる形状比(Ld
/Hm)が増加するほど、その圧縮応力が中心部にも作用
して圧着に有効であるものとされている。
み、h1は出側鋼片厚み、Hmは平均鋼片厚み、Ldはロール
接触孤長である。
ーの圧着と形状比との関係については、例えば、特開平
3−47916号公報には、先ず、形状比 0.4以下で1
パスないし数パスの圧延を行い、次いで、形状比を 0.7
以上にして少なくとも1パス以上の圧延を施す手段が述
べられている。この圧延手段は、前段の圧延において表
層部に加工歪を蓄積して表層部の変形抵抗を増大させ、
且つ後段の圧延において中心部の圧縮応力を高め、これ
によりセンターポロシティーを圧着させて厚鋼板を製造
するのである。
は、パススケジュールの改善による強圧下圧延法が、
『鉄と鋼』、67(1981),S369 には、幅中央部の部分冷却
による温度差圧延と強圧下圧延の組み合わせになる手段
がそれぞれに述べられている。これらは、そのいずれも
が中心部の圧縮応力を高めてセンターポロシティーの圧
着性を向上させる厚鋼板の圧延方法に関している。
ーポロシティーは、凝固末期の中心部未凝固溶鋼の凝固
収縮により形成されるものであり、これを防止するため
には、凝固末期の鋳片に対して凝固収縮を完全に補償す
るように圧下を加える必要があるが、過圧下となって局
部的に溶鋼が流動して偏析が悪化するという不利があ
る。そこで、これに対処するために、凝固末期の鋳片に
対して、軸心部の溶鋼を上流側へ絞り出すようにしてセ
ンターポロシティーの形成を防止する未凝固鋳片大圧下
法や、凝固完了直後の鋳片を大圧下してセンターポロシ
ティーを圧着させる大圧下法も考えられているが、これ
らの各大圧下方法においては、相当の圧下力と圧下量と
を必要とするほかに、鋳片サイズにより約 0.5〜3m/min
程度の遅い速度に同期して圧下を行わなければならない
ために、歪み速度が非常に小さく大圧下に起因した鋳片
表面割れ疵の発生や、圧下ロールの熱亀裂発生等による
寿命低下などの問題点があった。
続鋳造鋳片から分塊圧延により条鋼用鋼片を製造する方
法において、上記の各問題点を回避し、鋳片の断面サイ
ズが小さく分塊圧延での総減面量が小さい場合であって
も、分塊圧延によってセンターポロシティーを確実に圧
着させ得るようにした条鋼用鋼片の製造方法を提供する
ことである。
は、連続鋳造鋳片から分塊圧延により条鋼用鋼片を製造
する方法において、鋳片の連続鋳造に際して、電磁攪拌
または/および低温鋳造により、鋳片中心部を含む10
%以上の領域の凝固組織を等軸晶化し、凝固完了後に、
該鋳片を切断して所定の温度に加熱した上で、下記の数
1,〔1〕式を満足する厚み方向および幅方向の圧延を
少なくとも各1パスずつ行って鋼片を製造することを特
徴としている。
み、h1は出側鋼片厚み、Hmは平均鋼片厚み、Ldはロール
接触孤長である。
造鋳片から分塊圧延により条鋼用鋼片を製造する方法に
おいて、鋳片の連続鋳造に際して、電磁攪拌または/お
よび低温鋳造により、鋳片中心部を含む 10%以上の領域
の凝固組織を等軸晶化すると共に、中心部固相率が 0.1
5 〜 0.75 の範囲にある凝固末期の鋳片に対して、複数
対の上下ロールにて軽圧下を加えた後、凝固を完了さ
せ、さらに、該鋳片を切断して所定の温度に加熱した上
で、下記の数2,〔2〕式を満足する厚み方向および幅
方向の圧延を少なくとも各1パスずつ行って鋼片を製造
することを特徴としている。
み、h1は出側鋼片厚み、Hmは平均鋼片厚み、Ldはロール
接触孤長である。
製造方法の実施形態につき、添付図1ないし図4を参照
して詳細に説明する。
適用する連続鋳造装置および圧延装置の概要構成を含ん
で条鋼用鋼片の製造過程を説明する模式図である。ま
た、図2は鋳片の等軸晶率の定義を示す説明図であり、
同図2(a) は垂直型連鋳機の場合を示し、同図2(b) は
湾曲型連鋳機の場合を示している。さらに、図3は鋳片
の等軸晶率,形状比および鋼片のセンターポロシティー
の厚みの関係を示すグラフであり、同図3(a) は等軸晶
率<10% の場合を示し、同図3(b) は等軸晶率≧10% 場
合を示している。図4は鋳片の等軸晶率と鋼片のセンタ
ーポロシティーとの関係を示すグラフである。
鍋、2はタンディッシュ、3は鋳型、4は鋳型内電磁攪
拌装置を示し、5はガイドロール群、6は二次冷却帯、
7はピンチロール群であり、8は連続鋳造される鋳片で
ある。また、9は鋳片8の凝固末期軽圧下装置を示し、
10は鋳片8の切断機であり、11は切断後の鋳片であ
る。さらに、12は切断後の鋳片11を加熱する鋳片加
熱炉、13は鋳片11を圧延する分塊圧延機を示してお
り、14は分塊圧延機13での入側の鋳片、15は分塊
圧延機13での出側の鋼片で、16は圧延後の鋼片であ
る。
て、鋳型内電磁攪拌装置4による撹拌流動を与えるか、
または/およびタンディッシュ2内の溶鋼温度を低温に
調節することにより、鋳片中心部を含む 10%以上の領域
の凝固組織を等軸晶化し、さらに、その凝固の完了後
に、該鋳片8を切断機10を用いて切断し、且つ加熱炉
12によって所定の温度まで加熱した上で、例えば、分
塊圧延機13による上下一対のロールで厚み方向および
幅方向の各圧延を少なくとも1パスずつ行って所期の鋼
片を成形する。ここでは、ロール径と圧延パススケジュ
ールを適切に選ぶことにより、厚み方向の圧延および幅
方向の圧延におけるそれぞれの形状比を凝固末期軽圧下
装置9による軽圧下を適用しない場合には上記〔1〕式
を、適用する場合には上記〔2〕式を満足するように圧
延して目標の得ようとする所期通りの鋼片16を製造す
るのである。
続鋳造において電磁攪拌または/および低温鋳造により
鋳片中心部を含む 10%の領域を等軸晶化させることを主
眼とする。ここで、鋳片8の等軸晶率としては、図2に
示す如く、鋳片横断面で垂直型連鋳機の場合(同図2
(a))にあって d/D×100(%),湾曲型連鋳機の場合(同図
2(b))にあって l/L×100(%)で定義する。そして、上記
電磁攪拌方法としては、鋳型3または二次冷却帯6に設
けた電磁攪拌装置4によって未凝固溶鋼に攪拌流動を与
え、攪拌流速を適正に設定することにより、鋳片8での
等軸晶率 10%以上を確保する。また、鋼種や鋳造条件に
応じてタンディッシュ2内での溶鋼過熱度を低目に調整
して同様に鋳片8での等軸晶率が 10%以上となるように
する。
6の中心部に残存するセンターポロシティーの厚みに及
ぼす鋳片の等軸晶率と圧延条件の関係に関する発明者ら
の調査結果を示してある。これは、 220mm角の鋳片11
から圧下量やロール径を変えることで 140mm角〜195mm
角の鋼片16を2パスまたは4パス圧延で成形した場合
の調査結果であり、横軸の形状比としては2パス圧延の
場合には1パス目と2パス目の値、4パス圧延の場合に
は3パス目と4パス目の値をそれぞれに示している。
10%未満の鋳片8を圧延した場合には、凝固末期軽圧
下の有無に拘わらず〔3〕式で定義される形状比が増加
してもセンターポロシティーは圧着していない。これに
対して、図3(b) から明らかなように、等軸晶率が 10%
以上の鋳片8を圧延した場合には、センターポロシティ
ーが軽圧下なしの場合に Ld/Hm≧1.0,軽圧下ありの場合
に Ld/Hm≧0.8 以上で圧着されている。なお、軽圧下は
中心部固相率が 0.15 〜 0.75 の範囲内で、上下10対
のロールにて圧下量 7〜9mm を加えたものである。
る場合には、1パス目および2パス目の形状比が上記下
限値を満足する必要があり、また4パス圧延で成形する
場合には、厚み方向および幅方向の圧延の少なくとも各
1パス(通常は大きな形状比が得られる3パス目と4パ
ス目)の形状比が上記下限値を満足できるようにするの
が好ましい。
る理由について、以下に述べる。鋳片の等軸晶率とセン
ターポロシティー厚みとの関係についての調査結果を図
4に示すが、等軸晶率が 10%未満の場合には、軽圧下の
有無に拘わらずにセンターポロシティーの厚みが増加し
且つバラツキが増大している。このため、図3(a) に示
したように、たとえ形状比を増加して鋼片11の中心部
に対する圧縮応力を高めても、柱状晶が鋳片8の上下面
および両側面から中心部まて成長しているので中心部領
域の変形抵抗が大きく、センターポロシティーの圧着は
困難である。
と、鋳片8のセンターポロシティー厚みが安定化する効
果に加えて、該鋳片8の中心部領域が等軸晶粒子で充填
されていて変形抵抗が小さいため、図3(b) のように、
圧下によって等軸晶粒子同志が十分に圧着され、これに
よってセンターポロシティーが圧着消滅するものと考え
られる。そして、鋳片8に凝固末期軽圧下を適用した場
合には、図4からも明らかなように、等軸晶率 10%以上
の領域においては、軽圧下を加えない場合に比較して鋳
片8のセンターポロシティー厚みが低減しており、この
結果として図3(b) に示すように、軽圧下を適用しない
場合に比較して小さな形状比で圧着するものと考えられ
る。
心部を含む 10%以上の領域を等軸晶化させ、切断且つ加
熱後に圧延を行って鋼片11を製造する。この場合の形
状比については、前述の如く軽圧下を適用しない場合に
は〔1〕式、適用する場合には〔2〕を満足するよう
に、鋳片厚み,鋼片厚み,圧下量並びにロール径を適切
に選ぶものである。なお、調査の結果、圧延ロールの形
状としては、フラットロール,ダイアスクエア,ボック
スカリバー形状のものがあるが、センターポロシティー
の圧着性には差がないことから、どの形状のものでも良
い。
後で独立していることから、通常の分塊圧延並みの高速
とすることが可能で、この際、圧延ロールの熱亀裂発生
等の問題を生ずる惧れがない。
ると、ヒートサイズ 270トン/ヒートの転炉にて機械構
造用鋼を溶製し、図1に示した曲率半径12m の湾曲型6
ストランドのブルーム連鋳機において、取鍋1の溶鋼を
タンディッシュ2を通してタンディッシュ内溶鋼過熱度
15〜45℃で鋳型3に注入し、鋳型内電磁攪拌装置4によ
り溶鋼を 40cm/sec の流速で攪拌しながら、断面サイズ
205mm角〜 292角の鋳片8を鋳造速度 1.0〜2.0m/minで
鋳造した。電磁攪拌を適用しない場合には、タンディッ
シュ内過熱度20℃以下の低温鋳造を行ない、また、鋳片
8の中心部固相率が 0.15 〜 0.75 の範囲内に入る位置
にあって凝固末期軽圧下装置(軽圧下帯5.0m)9を設置
し、一部の鋳片8に対しては、10対の上下ロールで合
計 7〜9mm の圧下を加えた。
に切断後、加熱炉12で該切断された鋳片11を1100℃
まで加熱し、二重逆転式の分塊圧延機13で2パス圧延
〜4パス圧延によって 162mm角の鋼片16を製造した。
す。本実施例では、圧延後に 162mm角の鋼片16を、2
パス圧延の場合に 205mm角〜 227mm角の鋳片11とし、
4パス圧延の場合に 247mm角〜 292mm角の鋳片11とし
た。
攪拌または低温鋳造の適用により、鋳片8の等軸晶率が
10%〜30% となっており、また、上記各鋳片サイズに対
応して適正なロール径と圧下量とを選択することで、そ
れぞれ所定の形状比を確保している。このようにして得
られた鋼片16を超音波探傷にて検査したところ、セン
ターポロシティーは完全に圧着していることが確認され
た。
っても形状比が所定値を満足しない場合の比較例,およ
び形状比が所定値を満足していても等軸晶率が 10%未満
の比較例においては、いずれもセンターポロシティーが
圧着せず、超音波探傷において該センターポロシティー
が検出された。
鋼片16を用いて、これを棒鋼や線材に二次圧延して調
査した結果、機械的性質,冷間加工性および伸線加工性
等の大幅な品質向上効果が認められた。この理由は、凝
固過程で形成された中心偏析が圧下浸透の効果によって
変形し小型化したためであるものと考えられる。
に、本発明方法によれば、小断面鋳片を少ないパス回数
で圧下する場合であっても、効率的にセンターポロシテ
ィーを圧着させることができ、併せて、分塊圧延工程の
簡略化を図り得ると共に、鋳片の加熱燃料原単位の低減
や圧延電力の削減,圧延歩留の向上がそれぞれに達成さ
れて大幅なコスト削減が可能になる等の優れた特長があ
る。
する連続鋳造装置および圧延装置の概要構成を含んで条
鋼用鋼片の製造過程を説明する模式図である。
り、同図2(a) は垂直型連鋳機の場合を示し、同図2
(b) は湾曲型連鋳機の場合を示している。
ターポロシティーの厚みの関係を示すグラフであり、同
図3(a) は等軸晶率<10%の場合を示し、同図3(b)
は等軸晶率≧10%の場合を示している。
ィーとの関係を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 連続鋳造鋳片から分塊圧延により条鋼用
鋼片を製造する方法において、鋳片の連続鋳造に際し
て、電磁攪拌または/および低温鋳造により、鋳片中心
部を含む 10%以上の領域の凝固組織を等軸晶化し、凝固
完了後、該鋳片を切断して所定の温度に加熱した上で、
下記の数1,〔1〕式を満足する厚み方向および幅方向
の圧延を少なくとも各1パスずつ行って鋼片を製造する
ことを特徴とする条鋼用鋼片の製造方法。 【数1】 ここで、R はロール半径、h0は入側鋼片厚み、h1は出側
鋼片厚み、Hmは平均鋼片厚み、Ldはロール接触孤長であ
る。 - 【請求項2】 連続鋳造鋳片から分塊圧延により条鋼用
鋼片を製造する方法において、鋳片の連続鋳造に際し
て、電磁攪拌または/および低温鋳造により、鋳片中心
部を含む 10%以上の領域の凝固組織を等軸晶化すると共
に、中心部固相率が 0.15 〜 0.75 の範囲にある凝固末
期の鋳片に対して、複数対の上下ロールにて軽圧下を加
えた後、凝固を完了させ、さらに、該鋳片を切断して所
定の温度に加熱した上で、下記の数2,〔2〕式を満足
する厚み方向および幅方向の圧延を少なくとも各1パス
ずつ行って鋼片を製造することを特徴とする条鋼用鋼片
の製造方法。 【数2】 ここで、R はロール半径、h0は入側鋼片厚み、h1は出側
鋼片厚み、Hmは平均鋼片厚み、Ldはロール接触孤長であ
る。
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JP35588996A JP3289132B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 条鋼用鋼片の製造方法 |
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JPH10180307A JPH10180307A (ja) | 1998-07-07 |
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ID=18446252
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- 1996-12-25 JP JP35588996A patent/JP3289132B2/ja not_active Expired - Fee Related
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