JP3287059B2 - 液晶ポリエステル樹脂組成物、電子部品用キャリヤーおよびic用耐熱トレー - Google Patents

液晶ポリエステル樹脂組成物、電子部品用キャリヤーおよびic用耐熱トレー

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電子部品用キャリヤ
ー、IC用耐熱トレーおよびこれらを与える成形性に優
れた液晶ポリエステル樹脂組成物に関するものである。 【0002】 【従来の技術】電子部品を搬送するキャリヤー、特にI
C部品を搬送するトレーとしては、従来から導電性もし
くは帯電防止性を付与させた塩化ビニル樹脂、ポリスチ
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂などが使われていた。一
方、電子部品、特にIC部品をハンダによりプリント基
板上などに実装する際、吸湿していると、ハンダ熱によ
りIC内部に水蒸気が発生し、フクレ、クラックなどを
生じIC部品が破損するので、実装前に120〜150
℃の温度で水分を除去する必要があり、この乾燥工程に
おいては、IC部品を搬送用トレーからアルミダイカス
ト製トレーに移し替える必要があった。ところが、最近
この搬送用と乾燥用を兼用できるトレーが、導電性もし
くは帯電防止性を付与させた変性ポリフェニレンエーテ
ル樹脂で開発され普及しつつある。 【0003】さらに、最近、IC部品の搬送用と乾燥用
を兼用できるだけでなく、IC部品をトレーに設置した
ままハンダ付け工程が可能な耐熱性を有するトレーのニ
ーズがあり、例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂
やポリエーテルケトン樹脂などをベースに開発が進めら
れている。しかしながら、成形品の反り、成形性などの
面から良好なものが得られていない。 【0004】液晶ポリエステル樹脂は、分子が剛直なた
め溶融状態でも絡み合いを起こさず、結晶状態を有する
ポリドメインを形成し、低剪断により分子鎖が流れ方向
に著しく配向する挙動を示し、一般に溶融型液晶(サー
モトロピック液晶)ポリマーと呼ばれている。この特異
的な挙動のため溶融流動性が極めて優れ、構造によって
は、260℃以上の溶融ハンダ温度においても変形や発
泡を生じないことから、導電性もしくは帯電防止性を付
与することにより、IC用耐熱トレーに適用可能と考え
られる。しかしながら、液晶ポリエステル樹脂を射出成
形した場合、得られた成形品は溶融体の流れ方向(以下
MDということがある)に著しく配向するため、MDと
それに直角な方向(以下TDということがある)との収
縮率の差が極めて大きい、すなわち異方性が極めて大き
い。したがって、ICトレーのような平板状で比較的大
きな形状のものを成形した場合、反りを生じ、良好なも
のが得られなかった。 【0005】この液晶ポリエステルの異方性、反りを改
良するには、タルクの充填が効果的であることが知られ
ている。たとえば、特開昭60−124649号公報
は、全芳香族ポリエステルにタルクと酸化チタンを配合
したオーブンウエア容器に適した組成物に関するもの
で、タルクの充填により、成形収縮率の異方性が改良さ
れることが開示されているが、機械的強度の低下が大き
い。また、ここで用いられているタルクについては、平
均粒径として、特に限定はしないが1〜10μmが好ま
しいことが開示されているにすぎない。 【0006】特表平1−502833号公報は、全芳香
族ポリエステル樹脂にガラス繊維に代表される繊維状強
化材成分と、タルクなどの充填剤成分を配合した組成物
に関するもので、反りの少ない10,000ポンド/平
方インチの引張強度を持った物品が得られることが開示
されているが、タルクの種類、特にその平均粒径、反り
の改良の程度については記載されていない。 【0007】また、特開平4−13758号公報は、融
点が340℃以上の液晶ポリエステルに比表面積が5m
2 /g以下で、平均粒径が40μm以下のタルクを配合
した組成物に関するもので、このような限定したタルク
を用いることにより、配合時の加水分解および熱劣化を
著しく低下させることができ、強度および耐熱性の優れ
た組成物を得ることが開示されているが、成形品の異方
性の低減、反りの改良については記載されていない。 【0008】一方、導電性もしくは帯電防止性を付与さ
せた液晶ポリエステル樹脂組成物については、液晶ポリ
エステルと導電性カーボンブラックとの組成物が知られ
ている。しかしながら、導電性カーボンブラックは、一
般的に粒子径が小さく、細孔度が高く、比表面積の大き
いもので溶融樹脂中でストラクチャー構造を形成するこ
とにより導電性が発現されるが、溶融物の溶融粘度を著
しく上昇させる。溶融時の溶融粘度が極めて低い液晶ポ
リエステルであっても、成形品の異方性、反りを低減さ
せるためタルクを配合した組成物に、ICトレーに要求
される導電性もしくは帯電防止性のレベル(表面固有抵
抗値で1×104 〜1×108 Ω)になるまで導電性カ
ーボンブラックを配合すると、溶融粘度は著しく上昇
し、成形時に薄肉部には該組成物が十分充填されないだ
けでなく、衝撃強度は著しく低下する。 【0009】以上のことから、高いハンダ耐熱性を有す
る液晶ポリエステルに従来のタルク、導電性カーボンブ
ラックを配合するだけでは、電子部品用キャリヤー、特
にIC用耐熱トレーに適用するのに充分な成形品の低い
反り、成形性を有するものは得られなかった。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、高いハンダ
耐熱性を有し、異方性、反りが小さく、表面固有抵抗値
が1×104 〜1×108 Ωである、またさらに低く制
御された初期帯電圧(帯電による初期電圧)および半減
期(初期帯電圧が1/2に減衰する時間)を有する電子
部品用キャリヤー、IC用耐熱トレーおよびこれらを与
える成形性に優れた液晶ポリエステル樹脂組成物を提供
することを目的とするものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するために鋭意検討した結果、液晶ポリエステ
ルに平均粒径が5μm以上の黒鉛、もしくは該黒鉛とフ
ルオロカーボン系界面活性剤を特定量配合する、さらに
必要に応じタルクを配合することにより、上記目的が達
成できる組成物を得ることができ、該組成物から成形さ
れた電子部品用キャリヤー、IC用耐熱トレーは、搬送
用や乾燥用だけでなく、ハンダ付け工程用にも兼用可能
であることを見出し、本発明に至った。 【0012】すなわち、本発明は、次のようなものであ
る。 (1)液晶ポリエステル100重量部に対して、平均粒
径が5μm以上の黒鉛45〜80重量部、および平均粒
径が5μm以上のタルク0〜140重量部を配合してな
り、かつ黒鉛とタルクの合計量が55〜185重量部で
ある液晶ポリエステル樹脂組成物。 (2)液晶ポリエステル100重量部に対して、平均粒
径が5μm以上の黒鉛45〜80重量部、フルオロカー
ボン系界面活性剤0.2〜4.0重量部および平均粒径
が5μm以上のタルク0〜140重量部を配合してな
り、かつ黒鉛とタルクの合計量が55〜185重量部で
ある液晶ポリエステル樹脂組成物。 (3)前項の(1)または(2)記載の液晶ポリエステ
ル樹脂組成物で成形された電子部品用キャリヤー。 (4)前項の(1)または(2)記載の液晶ポリエステ
ル樹脂組成物で成形されたIC用耐熱トレー。 【0013】(1)の液晶ポリエステル樹脂組成物は、
成形性に優れ、高いハンダ耐熱性を有し、異方性、反り
が小さい成形品を与える。特に、表面固有抵抗値が1×
10 4 〜1×108 Ωである成形品を与えるので好まし
い。さらに、成形品、たとえばIC用耐熱トレーが、摩
擦を受けたときに生じる静電気や生じた静電気がなかな
か消えないことを特に嫌う場合には、(2)の液晶ポリ
エステル樹脂組成物は、さらに低く制御された初期帯電
圧および半減期を有する成形品を与えるので好ましい。
また、該液晶ポリエステル樹脂組成物で成形された電子
部品用キャリヤー、IC用耐熱トレーは、搬送用や乾燥
用だけでなく、ハンダ付け工程用にも使用できる優れた
特性を有する。 【0014】本発明で使用される液晶ポリエステルは、
サーモトロピック液晶ポリマーと呼ばれるポリエステル
であり、(1)芳香族ジカルボン酸と芳香族ジオールと
芳香族ヒドロキシカルボン酸との組み合わせからなるも
の、(2)異種の芳香族ヒドロキシカルボン酸からなる
もの、(3)芳香族ジカルボン酸と核置換芳香族ジオー
ルとの組み合わせからなるもの、(4)ポリエチレンテ
レフタレートなどのポリエステルに芳香族ヒドロキシカ
ルボン酸を反応させたものなどが挙げられ、400℃以
下の温度で異方性溶融体を形成するものである。 【0015】なお、これらの芳香族ジカルボン酸、芳香
族ジオール及び芳香族ヒドロキシカルボン酸の代わり
に、それらのエステル形成性誘導体が使用されることも
ある。 【0016】該液晶ポリエステルの繰返し構造単位とし
ては下記のものを例示することができるが、これらに限
定されるものではない。芳香族ヒドロキシカルボン酸に
由来する繰り返し構造単位: 【0017】 【化2】芳香族ジカルボン酸に由来する繰り返し構造単位: 【0018】 【化3】芳香族ジオールに由来する繰り返し構造単位: 【0019】 【化4】【0020】 【化5】【0021】耐熱性、機械的特性、加工性のバランスか
ら特に好ましい液晶ポリエステルは、下式(A1 )で表
される繰り返し構造単位を、液晶ポリエステルを構成す
る全モノマー構成単位のモル数に対して少なくとも30
モル%、好ましくは少なくとも50モル%含むものであ
る。 【0022】 【化6】 【0023】具体的には繰り返し構造単位の組み合わせ
が下式(a)−(f)のものである。 【0024】(a):(A1 )、(B1 )または
(B1 )と(B2 )の混合物、(C1 )。 (b):(A1 )、(A2 )。 【0025】(c):(a)の構造単位の組み合わせの
ものにおいて、A1 の一部をA2 で置きかえたもの。 (d):(a)の構造単位の組み合わせのものにおい
て、B1 の一部をB3 で置きかえたもの。 【0026】(e):(a)の構造単位の組み合わせの
ものにおいて、C1 の一部をC3 で置きかえたもの。 (f):(b)の構造単位の組み合わせたものにB1
2 の構造単位を加えたもの。 【0027】基本的な構造となる(a)、(b)の液晶
ポリエステルについては、それぞれ、例えば特公昭47
−47870号公報、特公昭63−3888号公報など
に記載されている。 【0028】本発明で用いられる黒鉛には、天然鱗片状
黒鉛、天然土状黒鉛、人造黒鉛などがあるが、天然鱗片
状黒鉛が好ましい。天然鱗片状黒鉛は、外形がうろこ、
葉状、針状を呈するものを大部分含む、天然産の黒鉛
で、天然土状黒鉛にくらべ固定炭素分が高く、SiO2
などの灰分が少なく、耐熱性、電気抵抗、潤滑性の点で
格段に優れたものである。また人造黒鉛と比較しても結
晶性が高く、耐熱性、潤滑性の点ではるかに優れたもの
である。 【0029】また、黒鉛の平均粒径は重量平均で5μm
以上のものが使用される。5μm未満のものであって
も、液晶ポリエステルに導電性もしくは帯電防止性を付
与させる効果や液晶ポリエステルの異方性を低減させる
効果は、5μm以上のものとさほど変わらないが、押出
機などを用いて溶融混練する場合、スクリューへのから
みがスリップするため悪く、計量が不安定となり、押出
物の引取性が悪い。また、衝撃強度も低い。 【0030】平均粒径の上限については特に限定はない
が、成形品の外観、成形品中での均一分散性などの面か
ら50μm以下が好ましい。天然鱗片状黒鉛の市販品と
しては商品名CPB−3、CPB−30、CPB−30
00(中越黒鉛(株)製)、CP、CPB(日本黒鉛
(株)製)などがある。 【0031】本発明で用いられるタルクは、Mg3 (S
4 10)(OH)2 で表される化学組成をもつ白色微
粉末で、その構造はSiO2 とMg(OH)2 とSiO
2 の三層状をなし、層間結合力が弱いので底面に完全な
へき開が生じ剥離しやすく、一般に滑剤として使用され
ている。 【0032】タルクの重量平均粒径は、1〜10μmの
ものが一般的であるが、本発明で用いるタルクは重量平
均粒径で5μm以上のものである。5μm未満のもので
あっても、黒鉛の場合と同様、液晶ポリエステルの異方
性を低減させる効果は5μm以上のものとさほど変わら
ないが、溶融混練時、スリップするためスクリューへの
かみこみが悪く計量が不安定となり、押出物の引取性が
悪い。また、衝撃強度も低い。平均粒径の上限について
は特に限定はないが、成形品の外観、成形品中での均一
分散性などの面から50μm以下が好ましい。 【0033】市販品としては商品名X−50(日本タル
ク(株)製)、商品名タルカンパウダーPK−C、商品
名タルカンハヤシNN(林化成(株)製)などがある。 【0034】配合量としては、液晶ポリエステル100
重量部に対して、平均粒径が5μm以上の黒鉛45〜8
0重量部、および平均粒径5μm以上のタルク0〜14
0重量部でかつ黒鉛とタルクの合計量が55〜185重
量部配合のものが好ましい。 【0035】すなわち、液晶ポリエステルに黒鉛を配合
するにつれ、表面固有抵抗値は低下し、配合量が45〜
50重量部のところで1×108 Ω以下となり、配合量
が65〜80重量部のところで1×105 〜1×104
Ωとなる。配合量が80重量部を越えても表面固有抵抗
の低下はみられない。しかし配合量とともに溶融混練
時、計量が不安定となり押出物の引取り性が著しく低下
し、衝撃強度も低くなる。従って、電子部品用キャリヤ
ー、特にIC用トレーに要求される導電性もしくは帯電
防止性のレベル(表面固有抵抗値で1×104 〜1×1
8 Ω)と溶融混練性の二点から黒鉛の配合量は、液晶
ポリエステル100部に対して、45〜80重量部とな
り、特に好ましい配合量は55〜70重量部である。 【0036】一方、黒鉛の配合とともに、液晶ポリエス
テル成形品の異方性、反りは低減される。タルクの必要
性は電子部品用キャリヤー、特にIC用トレーの肉厚、
形状に依存する。たとえば該キャリヤー、トレーの肉厚
が厚く、比較的小さい形状の場合は、黒鉛単独の配合系
でも黒鉛配合量が液晶ポリエステル100重量部に対し
て55重量部以上のとき、該キャリヤー、トレーの反り
は許容範囲内となる。 【0037】しかしながら、肉厚が薄く、比較的大きな
形状の一般的なキャリヤー、トレーの場合には、上述し
たように、黒鉛の配合量は溶融混練性との関係から液晶
ポリエステル100重量部に対して、80重量部以下で
あるため、黒鉛単独の配合系では、反りの点で充分なも
のが得られず、タルクと配合が必要となる。この場合、
黒鉛とタルクの合計量は液晶ポリエステル100重量部
に対して、少なくとも55重量部必要で、55重量部未
満の場合、異方性、反りが大きく、黒鉛とタルクの合計
量が185重量部を越えると組成物の溶融流動性が劣
り、良好な押出物が得られず、得られてももろく、電子
部品用キャリヤー、IC用耐熱トレーとしては実用に耐
えない。 【0038】特に好ましい黒鉛とタルクの合計量は65
〜150重量部である。またタルクの上限値は、黒鉛の
最少必要な配合量である45重量部と、黒鉛とタルクの
合計量の上限値である185重量部から140重量部と
なる。 【0039】本発明で用いられるフルオロカーボン系界
面活性剤とはフルオロカーボンを基本骨格としこれに親
水基を付与させたもので、本発明の樹脂組成物の加工温
度である300〜400℃の高温においてもガス化して
蒸散し効力を発揮しなかったり、炭化し該組成物の熱安
定性に悪影響を与えないものである。該フルオロカーボ
ン系界面活性剤の熱安定性については、窒素ガス雰囲気
中で10℃/分の昇温温度で測定した熱重量分析におけ
る350℃の減量値で表すと、この値が低いほど好まし
いが、約10重量%以下なら該組成物の加工工程で問題
を生じない。 【0040】このような界面活性剤の市販品としては、
パーフルオロアルキルスルホン酸のカリウム塩である商
品名フロラードFC−95、FC−98(3M社製)、
トリフルオロメタンスルホン酸のリチウム塩である商品
名フロラードFC−124(3M社製)、高度に分岐し
たパーフルオロカーボンのスルホン酸塩である商品名フ
タージェント100、110(ネオス社製)などがあ
る。 【0041】フルオロカーボン系界面活性剤の配合量
は、液晶ポリエステル100重量部に対して、0.2〜
4.0重量部が好ましい。さらに好ましい配合量は0.
5〜3.0重量部である。0.2重量部未満の場合は、
該組成物の初期帯電圧および半減期を低減させる効果は
ほとんどみられず、また4.0重量部を越えて添加して
も、初期帯電圧および半減期を低減させる効果はそれほ
ど向上せず、むしろ成形品の機械的強度が低下する。 【0042】なお、本発明の組成物に対して、本発明の
目的を損なわない範囲で、酸化防止剤、熱安定剤、紫外
線吸収剤、染料、顔料などの着色剤などの通常の添加
剤、ガラス繊維、シリカアルミナ繊維、ウォラストナイ
ト、チタン酸カリウムウィスカー、ホウ酸アルミニウム
ウィスカーなどの繊維状もしくは針状強化材、フッ素樹
脂などの離型改良剤を一種以上添加することができる。
特に滑剤級のポリテトラフルオロエチレン(以下PTF
Eと略すことがある)などのフッ素樹脂を添加した場
合、成形時、金型からの離型が改良され、電子部品用キ
ャリヤー、IC用耐熱トレーを成形した場合、離型時の
変形が防止でき、より反りの少ないものが得られる。該
フッ素樹脂の中でも末端までフッ素化され、下記の方法
で求めた流動温度が350℃以下の低分子量のPTFE
が好ましい。市販品としてはセフラルルーブ(登録商
標)I、IP(セントラル硝子(株)製)がある。 【0043】流動温度:内径1mm、長さ10mmのノ
ズルをもつ毛細管レオメーターを用い、100kg/c
2 の荷重下において、4℃/分の昇温速度で加熱溶融
体をノズルから押出すときに、溶融粘度が48,000
ポイズを示す温度。 【0044】本発明の組成物を得るための配合手段は特
に限定されない。液晶ポリエステル、黒鉛、フルオロカ
ーボン系界面活性剤、タルクおよび必要に応じて上記添
加剤、繊維状もしくは針状強化材、フッ素樹脂などをヘ
ンシェルミキサー、タンブラーなどを用いて混合した
後、押出機を用いて溶融混練するのが一般的である。 【0045】 【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。なお、実施例中の物性
は次の方法で測定された。 【0046】・成形収縮率の異方性:本発明の組成物か
ら64mm角×3mm厚の試験片を成形し、流れ方向
(MD)と流れと直角方向(TD)の成形収縮率を測定
した。この差が小さいほど異方性が小さい。 ・アイゾット衝撃強度:曲げ試験片(127×12.7
×6.4mm)を成形し、これを2等分してアイゾット
衝撃強度測定用の試験片とし、ASTM D−256に
準拠して測定した。 ・荷重たわみ温度(TDUL):曲げ試験片を用い、A
STM D−648に準拠して測定した。 【0047】・ハンダ耐熱性:厚みが0.8mmのJI
S1(1/2)号ダンベルを成形し、錫60%と鉛40
%とからなる260℃のハンダ浴に浸漬し、同温度で6
0秒間保持した後とり出し、外観を観測する。その後、
該ハンダ浴を10℃ずつ昇温させ同様の試験を行ない、
同試験片が発泡または変形を生じない最高温度を求め
た。例えば、310℃で初めて発泡または変形が生じた
場合のハンダ耐熱性は300℃である。 ・表面固有抵抗:成形収縮率の異方性測定用試験片を用
い、絶縁抵抗計(東亜電波工業社SE−10型)で、電
圧250Vで測定した。 【0048】・初期帯電圧、半減期:成形収縮率の異方
性測定用試験片を用い、STATIC HONESTM
ETER(シシド静電気社S−5109型)のターンテ
ーブル上に置き、試験片の上面と印加部の針電極との距
離、および試験片の上面と受電部の電極との距離を20
mmとし、ターンテーブルを回転させながら試験片にコ
ロナ放電(印加電圧10KV)で5秒間帯電させた後、
印加を止め、初期帯電圧と半減期(帯電圧が1/2に減
衰するまでの時間)を測定した。 ・流動温度:内径1mm、長さ10mmのノズルをもつ
毛細管レオメーターを用い、100kg/cm2 の荷重
下において、4℃/分の昇温速度で加熱溶融体をノズル
から押出すときに、溶融粘度が48,000ポイズを示
す温度。 【0049】実施例1、2、比較例1〜5 繰り返し構造単位が(A1 ):(B1 ):(B2 ):
(C1 )=60:15:5:20であり、流動温度が3
23℃の液晶ポリエステルと平均粒径が21μm、8.
5μm、4.0μmの天然鱗片状黒鉛を表1に示した組
成で混合し、二軸押出機(池貝鉄工(株)製PCM−3
0)を用いて、シリンダー温度350〜360℃、金型
温度130℃で成形収縮率の異方性測定用試験片、曲げ
試験片、JIS1(1/2)号ダンベルを成形し、これ
らを用いて上記の方法により、成形収縮率の異方性、ア
イゾット衝撃強度、荷重たわみ温度、ハンダ耐熱性、表
面固有抵抗、初期帯電圧、半減期を測定した。結果を表
1に示す。 【0050】平均粒径が5μm以上の天然鱗片状黒鉛を
用いた本発明の組成物は液晶ポリエステルのみからなる
もの(比較例1)に比べて、導電性あるいは帯電防止性
が付与され、成形収縮率の異方性が改良されており、成
形性も良好で荷重たわみ温度、ハンダ耐熱性においても
液晶ポリエステルの高い値が維持されていることが明ら
かである。また初期帯電圧は低くなるものの半減期の低
減はみられなかった。 【0051】一方、平均粒径が5μm未満の天然鱗片状
黒鉛を用いた組成物(比較例2)は、平均粒径が5μm
以上の天然鱗片状黒鉛を用いた組成物に比べ、スクリュ
ーへのかみこみが悪いため計量が不安定となり、押出物
の引取性が極めて悪く、アイゾット衝撃強度も低い値で
あった。 【0052】また、平均粒径が5μm以上の天然鱗片状
黒鉛を用いても、配合量が液晶ポリエステル100重量
部に対して45重量部以下の組成物(比較例3)は、表
面固有抵抗値が4×1013Ωと大きく、55重量部未満
の組成物(比較例4)は、表面固有抵抗値が1×108
Ω以下となるが、本発明の組成物に比べ異方性は大きい
ものであった。さらに該黒鉛の配合量が80重量部を越
える組成物(比較例5)は、本発明の組成物に比べ溶融
混練性が極めて悪いものであった。 【0053】実施例3〜9、比較例6〜9 実施例1、2で用いたのと同じ液晶ポリエステル、平均
粒径が21μm、8.5μmの天然鱗片状黒鉛、平均粒
径が13μm、6.5μm、2.8μmのタルクを表2
に示した組成で混合し、実施例1、2と同様の実験をし
た。 【0054】平均粒径が5μm以上の天然鱗片状黒鉛に
加えて平均粒径が5μm以上のタルクを配合した本発明
の組成物は、天然鱗片状黒鉛だけを配合して得た本発明
の組成物と同等の表面固有抵抗、初期帯電圧、半減期、
ハンダ耐熱性を有し、全体の配合量が増えることによっ
て異方性がより小さくなる。また成形性は低下しない。
一方、黒鉛とタルクの合計量が液晶ポリエステル100
重量部に対して55〜185重量部であっても平均粒径
が5μm以下のタルクを配合した組成物(比較例6)
は、本発明の組成物(実施例5〜7)に比べ、溶融混練
性は劣り、衝撃強度も低い値であった。 【0055】また、黒鉛とタルクの合計量が液晶ポリエ
ステル100重量部に対して55重量部未満の組成物
(比較例7)は、本発明の組成物に比べ、異方性は大き
く、黒鉛とタルクの合計量が185重量部を越える組成
物(比較例8)は、非常にもろく成形に供する押出物が
得られなかった。さらに黒鉛とタルクの合計量が55〜
185重量部であっても黒鉛の配合量が45重量部未満
の場合は、表面固有抵抗が6×1014Ωと極めて大きな
値であった(比較例9)。 【0056】比較例10、11 実施例1、2で用いたのと同じ液晶ポリエステル、平均
粒径が13μmのタルク、DBP(ジブチルフタレー
ト)吸油量が480ml/100gの導電性カーボンブ
ラック(ライオンアクゾ社製ケッチェンブラック(登録
商標)EC600DJ)を表3に示した組成で混合し、
実施例1、2と同様の実験をした。タルクと導電性カー
ボンブラックを配合してなる組成物(比較例10、1
1)は本発明の組成物と比べて、溶融混練性が劣り、成
形時の流動性も極めて悪く、異方性は小さいが成形収縮
率は大きい。また衝撃強度、荷重たわみ温度、ハンダ耐
熱性も低いものであった。 【0057】実施例10 実施例1,5,9および比較例7,10,11の6つの
組成物について、射出成形によりICトレー(横200
mm、縦140mm、高さ5mmで20個のICが装着
できるトレー)を成形し、これらのトレーを定盤の上に
のせ、ダイヤルゲージを用いて中央部の反り量を測定し
た。結果を表4にまとめて記す。なお、射出成形条件と
しては、シリンダー温度370℃、金型温度130℃、
射出速度55%、射出圧力1200kg/cm2 、保圧
700kg/cm2 の条件で行なった。表4から明らか
なように成形収縮率の異方性が大きいほど反り量が大き
くなるが、本発明の組成物はいずれも反り量が許容値の
1mm以下であった。 【0058】一方、黒鉛とタルクの合計量が液晶ポリエ
ステル100重量部に対して、55重量部未満の組成物
(比較例7の組成物)は1.8mmの反り量を示し、タ
ルクと導電性カーボンブラックからなる組成物(比較例
10、11の組成物)は、トレーの薄肉部(0.2〜
0.3mm厚)に組成物が充填せず、トレー自体も非常
にもろく反り量の測定に供するトレーが得られなかっ
た。さらに実施例1,5,9の組成物で成形されたトレ
ーを240℃の熱風循環乾燥器で2時間保持後、取り出
し、室温にもどし反り量を測定したが、成形後の反り量
を基準にして変化はほとんどなかった。 【0059】実施例11、12 実施例1、2で用いたのと同じ液晶ポリエステルと平均
粒径が21μm、8.5μmの天然鱗片状黒鉛、および
フルオロカーボン系界面活性剤である商品名フロラード
FC−95(3M社製)を表5に示した組成で混合後、
実施例1、2と同様の実験をした。本発明の組成物は、
フルオロカーボン系界面活性剤を含まない組成物(実施
例1、2)と同等の成形性、成形収縮率の異方性、アイ
ゾット衝撃強度、荷重たわみ温度、ハンダ耐熱性、表面
固有抵抗を有し、初期帯電圧は低減され、半減期は大幅
に低減された。 【0060】実施例13〜15 実施例1、2で用いたのと同じ液晶ポリエステル、平均
粒径が21μmの天然鱗片状黒鉛、平均粒径が13μm
のタルク、およびフルオロカーボン系界面活性剤である
商品名フロラードFC−95を表6に示した組成で混合
後、実施例1、2と同様の実験をした。本発明の組成物
は、フルオロカーボン系界面活性剤を含まない組成物
(実施例5、8)と同等の成形性、成形収縮率の異方
性、アイゾット衝撃強度、荷重たわみ温度、ハンダ耐熱
性、表面固有抵抗を有し、初期帯電圧は低減され、半減
期は大幅に低減された。 【0061】実施例16 実施例11、13、15の3つの組成物について、実施
例10と同様にしてICトレーを成形し、反り量を測定
した。結果を表7にまとめて記す。本発明の組成物で成
形されたトレーは、成形収縮率の異方性が大きいほど反
り量が大きくなるが、いずれも反り量が許容値の1mm
以下であった。さらにそれぞれのトレーを240℃の熱
風循環乾燥器で2時間保持後、取り出し、室温にもどし
反り量を測定したが、成形後の反り量を基準にして変化
はほとんどなかった。 【0062】 【表1】 【0063】 【表2】【0064】 【表3】【0065】 【表4】【0066】 【表5】【0067】 【表6】 【0068】 【表7】【0069】 【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、成形性が優れた
もので、高いハンダ耐熱性を有し、異方性、反りが小さ
く、表面固有抵抗値が1×104 〜1×108 Ωである
成形品を与え、さらに低く制御された初期帯電圧および
半減期を有する成形品を与える。該樹脂組成物で成形さ
れた電子部品用キャリヤー、特にIC用耐熱トレーは、
搬送用や乾燥用だけでなく、ハンダ付け工程用にも使用
できる優れた特性を有する。特に、耐熱トレーにICを
搭載し、乾燥工程やハンダ付け工程用の炉の中のコンベ
ア上を搬送したり、ICを搭載した耐熱トレーを多段に
積み重ね搬送したりする場合、摩擦などによる静電気の
発生を低減し、ICの受ける損傷を防ぐことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−4592(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 67/00 - 67/03

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】液晶ポリエステル100重量部に対して、
    平均粒径が5μm以上の黒鉛45〜80重量部、および
    平均粒径が5μm以上のタルク0〜140重量部を配合
    してなり、かつ黒鉛とタルクの合計量が55〜185重
    量部である液晶ポリエステル樹脂組成物。 【請求項2】液晶ポリエステル100重量部に対して、
    平均粒径が5μm以上の黒鉛45〜80重量部、フルオ
    ロカーボン系界面活性剤0.2〜4.0重量部および平
    均粒径が5μm以上のタルク0〜140重量部を配合し
    てなり、かつ黒鉛とタルクの合計量が55〜185重量
    部である液晶ポリエステル樹脂組成物。 【請求項3】液晶ポリエステルが下式(A1)で表され
    る繰り返し構造単位を少なくとも全体の30モル%含む
    ものである請求項1または2記載の液晶ポリエステル樹
    脂組成物。 【化1】 【請求項4】黒鉛が、平均粒径8.5μm以上の黒鉛で
    ある請求項1〜3のいずれかに記載の液晶ポリエステル
    樹脂組成物。 【請求項】タルクが、平均粒径6.5μm以上のタル
    クである請求項1〜4のいずれかに記載の液晶ポリエス
    テル樹脂組成物。 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の液晶ポリ
    エステル樹脂組成物を成形して得た電子部品用キャリヤ
    ー。 【請求項7】請求項1〜5のいずれかに記載の液晶ポリ
    エステル樹脂組成物を成形して得たIC用耐熱トレー。
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