JP3282525B2 - データ管理装置及びネットワークデータ管理システム - Google Patents

データ管理装置及びネットワークデータ管理システム

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JP3282525B2
JP3282525B2 JP34102296A JP34102296A JP3282525B2 JP 3282525 B2 JP3282525 B2 JP 3282525B2 JP 34102296 A JP34102296 A JP 34102296A JP 34102296 A JP34102296 A JP 34102296A JP 3282525 B2 JP3282525 B2 JP 3282525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオートチェンジャー
型の第一の記憶装置と、前記第一の記憶装置よりデータ
の読み書きが高速な第二の記憶装置とを有し、前記第二
の記憶装置をディスクキャッシュとして使用し、前記第
一の記憶装置の保持する記憶用媒体のうち指定された記
憶用媒体にデータを記録するように構成されたデータ管
理装置及びこのデータ管理装置をサーバとし、データ更
新を行なうクライアントと接続したネットワークデータ
管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オートチェンジャー型の記憶装置
を備えたデータ管理装置にデータの書き込みを行なう場
合、記憶用媒体の交換に時間がかかるため、ディスクキ
ャッシュ装置を用意し、データの書き込み時にはディス
クキャッシュ装置に書き込むという方式をとっていた。
また、ディスクキャッシュ装置に空き容量がなくなった
場合は、例えば、アクセス頻度のもっとも少ないデータ
をディスクキャッシュ装置から削除することによって、
空き容量を作っていた。以下で、従来のデータ管理装置
について説明する。
【0003】図11は従来のデータ管理装置の構成を示
すものである。図11において、1101は記憶用媒
体、1102は記憶用媒体にデータの読み書きを行なう
アクセス装置、1103は記憶用媒体をアクセス装置に
移動する記憶用媒体移動装置、1104は前記記憶用媒
体1101、前記アクセス装置1102、前記記憶用媒
体移動装置1103を有する第一の記憶装置、1105
は前記第一の記憶装置1104に含まれる全ての記憶用
媒体の記憶容量の総和よりも小さい記憶容量を持ち、高
速にデータの読み書きができる第二の記憶装置、110
6は前記第一の記憶装置1104と第二の記憶装置11
05と外部との三者間でデータの転送を行なう制御装
置、1107は第二の記憶装置1105に記録した各デ
ータの属性を保持するデータ属性テーブル、1108は
前記第一の記憶装置1104に含まれる複数の記憶用媒
体を識別し、各記憶用媒体の空き容量を管理し、前記記
憶用媒体移動装置1103を制御して特定の記憶用媒体
をアクセス装置へ移動させ、前記制御装置1106を用
いてデータの転送を行い、前記データ属性テーブル11
07の更新と参照を行うデータ管理手段である。
【0004】図12はデータ属性テーブル1107の詳
細を表した図である。図12において、1201はデー
タ名、1202はデータサイズ、1203はアクセス頻
度である。
【0005】以上のように構成された従来のデータ管理
装置を用いたデータの管理方法について説明する.デー
タ管理装置にデータを保管したい場合、まず、第二の記
憶装置1105に書き込まれる。アクセス装置1102
に、記憶用媒体移動装置1103によって、書き込みを
行なう記憶用媒体1101がアクセスされた時に制御装
置1106が第二の記憶装置1105から第一の記憶装
置1104へデータの転送を行なうことにより最終的な
書き込みが完了する。また、第二の記憶装置1105に
空き容量がなくなった場合、データ管理手段1108に
より、利用可能性が低いと思われるデータ(例えば、ア
クセス頻度のもっとも少ないデータ)を削除することに
より、第二の記憶装置1105に空き容量を設け、第二
の記憶装置1105にデータを書き込むので、データ管
理装置に高速にデータを書き込むことが実現できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このデータ管理装置及
びネットワークデータ管理システムにおいては、高速に
データを読み書きすることが要求されている。
【0007】しかしながら、上記従来の構成では、第一
の課題として、指定された記憶用媒体に書き込みを行な
う構成にした場合、第二の記憶装置に空き容量がなくな
った場合、読み出す可能性が低いと思われるデータを削
除するか、第二の記憶装置に存在して、第一の記憶装置
に書き込まれていないものを第二の記憶装置から第一の
記憶装置に移動することによって、第二の記憶装置に空
き容量を作っていたが、前者の場合は、そのデータを読
みだしたい時には、低速の第一の記憶装置から記憶用媒
体の交換を伴って読み出す可能性が高くなり処理が低速
化し、後者の場合は、指定した記憶用媒体に書き込みた
いため記憶用媒体の交換を伴う可能性が高くなり、処理
の低速化が生じるという課題を有していた。
【0008】また、第二の課題として、第二の記憶装置
からあるデータを削除した場合、高速処理用に用意され
た第二の記憶装置に無駄な空き容量ができてしまう、つ
まり、第二の記憶装置からデータを読み出す可能性が低
くなってしまうという課題を有していた。
【0009】また、第三の課題として、指定された記憶
用媒体にデータの書き込みを行なう構成にした場合、指
定された記憶用媒体に空き容量がなかった時、書き込み
を行なうことができないという課題を有していた。
【0010】また、第四の課題として、指定された記憶
用媒体にデータの書き込みを行なう構成にした場合、第
二の記憶装置へデータの先読みを行なう時に、アクセス
装置によって、アクセスされている記憶用媒体からデー
タを先読みするが、あるデータを読み出したら、それに
関するデータを先読みするという方式の場合、あるデー
タを読み出さないと先読みできないという課題を有して
いた。
【0011】また、第五の課題として、データ管理装置
にネットワークを通してデータを送りたいクライアント
は、高速に処理を行ないたいため、データ管理装置の第
二の記憶装置にデータを書き込む。このため、第二の記
憶装置は、第一の記憶装置に書き込むデータを一時的に
保持しておくバッファのような働きをするため、第二の
記憶装置の容量の一部をバッファとして使うという無駄
が生じてしまうという課題を有していた。
【0012】本発明は、上記第一の課題を解決するもの
で、指定された記憶用媒体にデータの書き込みを行なう
構成で、第二の記憶装置に空き容量がなく、第二の記憶
装置に含まれるデータを第二の記憶装置から削除して
も、削除したデータに記憶用媒体の交換をしないでアク
セスでき、記憶用媒体が交換される時にはこのデータは
削除されるため、指定された記憶用媒体にしかデータは
残らないデータ管理装置を提供することを目標とする。
【0013】また、上記第二の課題を解決するもので、
第二の記憶装置からデータが削除されてしまっても、第
二の記憶装置の容量を有効に利用できるデータ管理装置
を提供することを目標とする。
【0014】また、上記第三の課題を解決するもので、
指定された記憶用媒体にデータの書き込みを行なう構成
で、指定された記憶用媒体に書けない場合も、未使用の
記憶用媒体に指定された記憶用媒体からアクセスされる
可能性の低いデータを移動し、指定された記憶用媒体と
利用可能性の低いデータを移動した記憶用媒体との複数
の記憶用媒体で、指定された記憶用媒体を構成するデー
タ管理装置を提供することを目標とする。
【0015】また、上記第四の課題を解決するもので、
指定された記憶用媒体にデータの書き込みを行なう構成
で、あるデータを読み出さなくても現在アクセス装置で
アクセスされている記憶用媒体から先読みを行なえるデ
ータ管理装置を提供することを目標とする。
【0016】また、上記第五の課題を解決するもので、
指定された記憶用媒体にデータの書き込みを行なう構成
で、第二の記憶装置をバッファとして使わないでデータ
管理装置に書き込みを行なえるネットワークデータ管理
システムを提供することを目標とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、第一に、本発明のデータ管理装置は、交換可能な複
数の記憶用媒体と、前記記憶用媒体のデータを読み書き
するアクセス装置と、指定した前記記憶用媒体をアクセ
ス装置に移動し、データの読み書きを可能な状態にする
記憶用媒体移動装置とを少なくとも有する第一の記憶装
置と、前記第一の記憶装置に含まれるすべての記憶用媒
体より高速にデータの読み書きができる第二の記憶装置
と、前記第一の記憶装置と第二の記憶装置と外部との三
者間でデータを転送する制御装置と、前記第二の記憶装
置を前記第一の記憶装置のキャッシュとして扱うための
テーブル、すなわち前記第一の記憶装置に含まれる各記
憶用媒体に退避したデータの属性、および前記第二の記
憶装置に記録したデータの属性を保持するデータ属性テ
ーブルと、前記第一の記憶装置に含まれる複数の記憶用
媒体を識別し、各記憶用媒体の空き容量を管理し、前記
記憶用媒体移動装置を制御して特定の記憶用媒体をアク
セス装置へ移動させ、前記制御装置を用いてデータの転
送を行い、前記データ属性テーブルの更新と参照を行う
データ管理手段とを備えるデータ管理装置において、特
定の記憶用媒体に対してデータの読み書きをする構成で
ある場合、前記データ管理手段を用いて、前記第二の記
憶装置の空き領域が不足していることが判明した場合
に、前記第二の記憶装置に存在するデータのうち利用可
能性の低いデータを選択し、前記制御装置を用いて、前
記選択されたデータを一時的に前記第一の記憶装置でア
クセス中の記憶用媒体に退避し、前記データ管理手段を
用いて、その記憶用媒体を交換する時点で、退避したデ
ータを調べ、前記制御装置により退避したデータを削除
するようにしたものである。
【0018】これにより、第二の記憶装置から削除され
たデータに対しても、第一の記憶装置のアクセス装置で
アクセス中の記憶用媒体に退避してあるため、第一の記
憶装置の記憶用媒体の交換なしに読み出しでき、記憶用
媒体が交換される時にはこのデータは削除されるため、
指定された記憶用媒体にしかデータは残らないという効
果を奏するものである。
【0019】また、第二に、本発明のデータ管理装置
は、上記記載の第一の構成において、第二の記憶装置か
ら第一の記憶装置に移動したデータを再び第二の記憶装
置に戻すことができるようにしたものである。
【0020】これにより、第二の記憶装置からデータが
削除されて第二の記憶装置に空き容量ができた場合で
も、以前第二の記憶装置に存在したデータ、すなわち、
第一の記憶装置に存在するデータの中で第二の記憶装置
においておくことが最も有効だと思われるデータを第二
の記憶装置に戻すことによって、第二の記憶装置の容量
を有効に使えるという効果を奏するものである。
【0021】また、第三に、本発明のデータ管理装置
は、上記記載の第一の構成に加えて、複数の記憶用媒体
を論理的に単一の記憶用媒体として管理する記憶用媒体
管理手段と、各記憶用媒体のデータの利用履歴を記録す
るデータ利用履歴記録手段と、記憶用媒体間のデータの
交換を行うデータ交換手段とを更に備え、前記記憶用媒
体管理手段が論理的に単一の記憶用媒体として管理して
いる複数の記憶用媒体に分散している利用可能性が高い
データ群を前記データ利用履歴記録手段が選択し、物理
的に同一の記憶用媒体に集中させるようにしたものであ
る。
【0022】これにより、利用性の高いデータ群を記録
した記憶用媒体をアクセス装置によりアクセスする可能
性が高くなるので、記憶用媒体の交換回数が少なくなる
という効果を奏するものである。
【0023】また、第四に、本発明のデータ管理装置
は、上記記載の第一の構成に加えて、各記憶用媒体のデ
ータの利用履歴を記録するデータ利用履歴記録手段を更
に備え、そのデータ利用履歴記録手段を用いて、第一の
記憶装置のデータから第二の記憶装置に移動するデータ
を選択して、データの先読みをできるようにしたもので
ある。
【0024】これにより、あるデータを読み出さなくて
も現在アクセス装置でアクセスしている記憶用媒体から
先読みを行なえるという効果を奏するものである。
【0025】また、第五に、本発明のネットワークデー
タ管理システムは、上記第一の構成に記載のデータ管理
装置をサーバとし、前記データ管理装置内データの更新
を行う複数クライアントからなるネットワーク構成と
し、前記データ管理装置が、複数のクライアントからの
要求を蓄積する要求蓄積手段と、蓄積された要求にもと
づいて記憶用媒体を交換する交換手段と、記憶用媒体が
アクセス装置にセットされたことを、複数の要求元クラ
イアントに通知する回答通知手段とを更に備え、前記ク
ライアントが、更新データを書き込む記憶用媒体をサー
バ上のアクセス装置にセットすることを要求する要求通
知手段と、要求に対する回答があるまで、一時的に更新
データを保持するデータ保持手段とを備え、前記クライ
アントは、前記データ保持手段で、更新データを一時的
に保持し、前記要求通知手段で、サーバに書き込む記憶
用媒体のアクセス装置へのセットを要求し、サーバは、
前記クライアントからの要求を前記要求蓄積手段で蓄積
し、前記交換手段を用いて、要求のもっとも多い記憶用
媒体をアクセス装置にセットし、前記回答通知手段を用
いて記憶用媒体がセットされたことを各クライアントに
回答し、前記クライアントはこの時点でサーバにデータ
を直接特定の記憶用媒体に書き込むようにしたものであ
る。
【0026】これにより、第二の記憶装置をバッファと
して使わないでデータ管理装置に書き込みを行なうの
で、第二の記憶装置の全容量をキャッシュとして使用で
きるという効果を奏するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて、図1から図10を用いて説明する。なお、本発明
はこれらの実施の形態に限られたものではない。
【0028】(実施の形態1)図1は本実施の形態にお
けるデータ管理装置を示し、図1において101は交換
可能な複数の記憶用媒体、102は記憶用媒体101の
データを読み書きするアクセス装置、103は記憶用媒
体101をアクセス装置102に移動し、データ読み書
きを可能な状態にする記憶用媒体移動装置、104は多
数の記憶用媒体101と、複数のアクセス装置102
と、記憶用媒体移動装置103とから少なくとも構成さ
れた第一の記憶装置、105は第一の記憶装置104に
含まれるすべての記憶用媒体の容量の総和より記憶容量
は小さいが高速にデータの読み書きができる第二の記憶
装置、106は前記第一の記憶装置と第二の記憶装置と
外部との三者間でデータを転送する制御装置、107は
前記第二の記憶装置を前記第一の記憶装置のキャッシュ
として扱うためのテーブル、すなわち前記第二の記憶装
置から第一の記憶装置に退避したデータの属性、および
前記第二の記憶装置に記録したデータの属性を保持する
データ属性テーブル、108は前記第一の記憶装置に含
まれる複数の記憶用媒体を識別し、各記憶用媒体の空き
容量を管理し、前記記憶用媒体移動装置を制御して特定
の記憶用媒体をアクセス装置へ移動させ、前記制御装置
を用いてデータの転送を行い、前記データ属性テーブル
の更新と参照を行うデータ管理手段である。
【0029】図2はデータ属性テーブル107を具体的
に表した図で、201はデータ名、202はデータサイ
ズ、203はアクセス頻度、204は第二の記憶装置か
ら第一の記憶装置に退避しているデータかどうかを記す
退避情報である。
【0030】以上のように構成されたデータ管理装置に
ついて、図3に示すフローチャートを用いてその動作を
説明する。このデータ管理装置では、指定された特定の
記憶用媒体にデータを書き込む構成になっている。
【0031】図3は、第二の記憶装置から第一の記憶装
置にデータが移動され、第一の記憶装置からそのデータ
が削除される手順を示したフローチャートである.ま
ず、データ管理手段108は第二の記憶装置105にデ
ータを書き込む要求を制御装置106に出したいが、第
二の記憶装置105の空き容量を調べた所、不足してい
ることが判明した(ステップ301)。データ管理手段
108はデータ属性テーブル107を調べ、アクセス頻
度の一番多いデータから順に、新規に第二の記憶装置1
05に書き込むデータのサイズ以上になるまで第二の記
憶装置105から削除するデータを選択し、第二の記憶
装置105から第一の記憶装置104に移動することを
決定する(ステップ302)。データ管理手段108
は、アクセス装置102でアクセス中の記憶用媒体にス
テップ302で選択したデータが書き込める空き容量が
あるかどうか調べる(ステップ303)。
【0032】ステップ303の結果、空き容量が存在し
た場合、制御装置106は選択したデータをアクセス装
置102でアクセス中の記憶用媒体に移動する(ステッ
プ304)。データ管理手段108は、どのアクセス装
置でアクセスされている記憶用媒体にデータを移動した
かをデータ属性テーブル107の退避情報に記録する
(ステップ305)。アクセス装置102でアクセスし
ていない記憶用媒体に対する読み書きの要求が発生した
ため、退避しているデータを書き込んだ記憶用媒体を交
換しなければならない場合(ステップ306)、データ
管理手段108は交換する記憶用媒体に退避しているデ
ータをデータ属性テーブルを用いて調べ、制御装置10
6に削除してもらう(ステップ307)。
【0033】一方、ステップ303の結果、空き容量が
存在しない場合、制御装置106はデータ管理手段10
8が選択したデータを第二の記憶装置105から削除す
る(ステップ308)。
【0034】また、ステップ303の結果、データ管理
手段108が選択したデータのうち、一部は書き込める
が、残りは書き込めないという場合も、書き込めるデー
タはステップ304〜ステップ307に従い、書き込め
ないデータはステップ308に従う。
【0035】なお、第二の記憶装置から削除するデータ
を選択する手段として、アクセス頻度を用いたが、LR
U(もっとも長い間アクセスされていないデータを選択
する)を用いても、FIFO(最初に第二の記憶装置に
書かれたデータを選択する)を用いてもよい。この場
合、データ属性テーブルに記録される属性としては、ア
クセス頻度ではなく、データの書き込み時刻になる。
【0036】以上のように、本実施の形態では、第二の
記憶装置から削除されたデータに対しても、第一の記憶
装置において、アクセス中の記憶用媒体に移動しておく
ことにより、このアクセス中の記憶用媒体が他の記憶用
媒体と交換されるまで、記憶用媒体の交換なしで読み出
すことができ、その実用的効果は大きい。
【0037】また、第二の記憶装置から第一の記憶装置
に移動したデータをデータ属性テーブル108に記録し
ておくため、移動データを書き込んだ記憶用媒体が交換
される時にそのデータを削除するので、指定した記憶用
媒体のみにデータを記録することができ、つまり、指定
外の記憶用媒体にデータを重複して記録するような無駄
を省くことができ、その実用的効果は大きい。
【0038】(実施の形態2)実施の形態1、つまり図
1の構成からなるデータ管理装置において、図4に示す
フローチャートを用いてその動作を説明する。このデー
タ管理装置では、指定された記憶用媒体にデータを書き
込む構成になっている。
【0039】図4は第一の記憶装置でアクセス中の記憶
用媒体に空き容量が存在する場合に、第二の記憶装置か
ら第一の記憶装置にデータを移動する手順、あるいは、
第二の記憶装置に空き容量ができた場合は、第一の記憶
装置から第二の記憶装置にデータを移動する手順を示し
たフローチャートである。ここでは、新規にデータを第
二の記憶装置に書き込むために、実施の形態1で示した
手順で、第二の記憶装置から第一の記憶装置にデータを
移動したと仮定する。
【0040】まず、データ管理手段108は、第二の記
憶装置からデータが削除されて、空き容量ができたこと
を知る(ステップ401)。次に、第二の記憶装置にで
きた空き容量を埋めるために、データ管理手段108
は、データ属性テーブル107を調べ、退避しているデ
ータのうちで、アクセス頻度の高いデータから第二の記
憶装置にできた空き容量を満たすデータサイズになるデ
ータ群を選択する(ステップ402)。前記選択された
データ群を制御装置106が第二の記憶装置に移動する
(ステップ403)。データ管理手段108はデータ属
性テーブルの退避情報を修正する(ステップ404)。
【0041】ステップ401が起きる前に、第一の記憶
装置において、第二の記憶装置から移動したデータを書
き込んだ記憶用媒体が交換されていた時は、実施の形態
1と同様、交換の際、その記憶用媒体から第二の記憶装
置から移動したデータの削除がなされる。
【0042】なお、第二の記憶装置に移動するデータを
選択する手段として、アクセス頻度を用いたが、LRU
(もっとも長い間アクセスされていないデータを選択す
る)を用いても、FIFO(最初に第二の記憶装置に書
かれたデータを選択する)を用いてもよい。この場合、
データ属性テーブルに記録される属性としては、アクセ
ス頻度ではなく、データの書き込み時刻になる。
【0043】以上のように、本実施の形態では、データ
属性テーブルに記録している退避情報により、第二の記
憶装置からデータが削除されて第二の記憶装置に空き容
量ができた場合、以前第二の記憶装置に存在したデー
タ、すなわち、第一の記憶装置に存在するデータの中で
第二の記憶装置に置いておくことが最も有効だと思われ
るデータを、第一の記憶装置から第二の記憶装置に戻す
ことにより、キャッシュ用に設けた第二の記憶装置に無
意味な空き領域をなくすので、すなわち、第二の記憶装
置に存在している利用可能性の高いデータを常に高速に
読み出せるので、その実用的効果は大きい。
【0044】(実施の形態3)図5は、本実施の形態に
おけるデータ管理装置を示し、図5において、501は
空き容量のない記憶用媒体、502は未使用の記憶用媒
体、503、504は記憶用媒体のデータを読み書きす
る記憶用媒体にアクセスするアクセス装置、505は各
記憶用媒体のデータの利用履歴を記録するデータ利用履
歴記録手段、506は第一の記憶装置に含まれる複数の
記憶用媒体を論理的に単一の記憶用媒体として管理する
記憶用媒体管理手段、507は記憶用媒体間のデータの
交換を行うデータ交換手段である。なお、図5に示す本
実施の形態のデータ管理装置は、基本的には図1に示し
たデータ管理装置と同じ構成であるので、同一構成部分
には同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0045】図6は記憶用媒体管理手段506による管
理方法を具体的に表した図で、601は制御装置により
認識されている記憶用媒体名で、データの読み書きの要
求はこの名前の記憶用媒体に対して行なわれる。602
は実際の単一の記憶用媒体名で、例えば記憶用媒体1
は、記憶用媒体Aと記憶用媒体Bの2枚の記憶用媒体か
ら構成され、記憶用媒体1を指定して書き込まれたデー
タは記憶用媒体Aか記憶用媒体Bに書き込まれている。
【0046】以上のように構成されたデータ管理システ
ムにおいて、図7のフローチャートを用いてその動作を
説明する。
【0047】図7は記憶用媒体1が空き容量のない記憶
用媒体501のみから構成されている時に、記憶用媒体
1に対して書き込み命令が来た際のデータ管理装置の動
作の手順を示したフローチャートである.まず、データ
管理手段108は記憶用媒体501にデータを書き込む
要求を受ける(ステップ701)。データ管理手段10
8は記憶用媒体501の空き容量を調べて見ると空き容
量がないので(ステップ702)、データ管理手段10
8は記憶用媒体移動装置103を制御して、未使用の記
憶用媒体502を使用していないアクセス装置504に
アクセスする(ステップ703)。データ利用履歴記録
手段505は、記憶用媒体501の中でアクセス頻度の
低いデータを選ぶ(ステップ704)。ステップ704
によって選ばれたデータをデータ交換手段507を用い
て記憶用媒体502に移す(ステップ705)。新規に
記憶用媒体1に書き込みたいデータを制御装置106が
記憶用媒体501に書き込む(ステップ706)。記憶
用媒体管理手段506は、記憶用媒体502も記憶用媒
体1の記憶用媒体として管理する(ステップ707)。
【0048】今回の構成では、新規に書き込みを行なう
データは利用可能性の一番高い記憶用媒体に記録するこ
ととする。
【0049】なお、本実施の形態においては、データ利
用履歴記録手段505で、アクセス頻度を用いたが、L
RU(もっとも長い間アクセスされていないデータを移
動する)を用いても、FIFO(最初に記憶用媒体50
1に書かれたデータを移動する)を用いてもよい。この
場合、データ属性テーブルに記録される属性としては、
アクセス頻度ではなく、データの書き込み時刻になる。
【0050】なお、本実施の形態では、記憶用媒体に書
き込む時、書き込み容量がない場合の動作を述べている
が、物理的に2枚以上の記憶用媒体から構成される論理
的に単一の記憶用媒体の中で、一番利用可能性の高い記
憶用媒体以外からデータを読み出す時も、データを読み
出した記憶用媒体より利用可能性の高い記憶用媒体か
ら、データを読み出した記憶用媒体に、利用可能性の低
いデータを移動することにより、今回読み出したデータ
を、より利用可能性の高い記憶用媒体に再配置すること
もできる。
【0051】つまり、データの読み出し時に、「利用可
能性の高い記憶用媒体と、利用可能性の低い記憶用媒体
が同時に2つのアクセス装置でアクセス可能な場合」
は、即、交換を行い、一方、「利用可能性の高い記憶用
媒体と、利用可能性の低い記憶用媒体が同時アクセス不
可能な場合」は、1)利用可能性の低い記憶用媒体から
読み出すデータXを第二の記憶装置に書き込む(第二の
記憶装置から利用可能性の低いデータは退避される)、
2)利用可能性の高い記憶用媒体にアクセスする、3)
第二の記憶装置と、利用可能性の高い記憶用媒体でデー
タの交換を行う。つまり、データYを前記利用可能性の
高い記憶用媒体から取り出し、(第二の記憶装置に書き
込み、)データXを利用可能性の高い記憶用媒体に書き
込む、4)データYを利用可能性の低い記憶用媒体に書
き込む。これらの処理をデータ交換手段507によって
実行する。
【0052】以上のように、本実施の形態では、データ
利用履歴記録手段505によって、記憶用媒体に含まれ
るデータのアクセス頻度を記憶用媒体ごとに管理し、ア
クセス頻度によって記憶用媒体を選んでデータを記録す
るため、つまり、ア)書き込みを指定した記憶用媒体Xに
空きがない場合、空きのある記憶用媒体Yに、移動すべ
きデータを利用履歴に基づいて選択し、そのデータを移
動し(指定した記憶媒体Xに書き込みを行い)、前記指
定した記憶用媒体Xと前記データを移動した記憶用媒体
Yとを論理的に単一の記憶用媒体とする処理を行うた
め、また、イ)利用可能性の高くない記憶用媒体からデー
タを読み出した時、データを読み出した記憶用媒体に、
利用可能性の低いデータを移動し、今回読み出したデー
タを、より利用可能性の高い記憶用媒体に再配置するな
どにより、読み出す確率の高いデータを物理的に一枚の
記憶用媒体にまとめておくので、その記憶用媒体はアク
セス頻度が多くなり、逆に、読み出す確率の低いデータ
も物理的に一枚の記憶用媒体にまとめておくので、その
記憶用媒体はアクセス頻度が少なくなり、結果的にアク
セス頻度の多い記憶用媒体がアクセス装置でアクセスさ
れ続けるので記憶用媒体の交換が少なくなり、その実用
的効果は大きい。
【0053】また、記憶用媒体管理手段506によっ
て、複数の記憶用媒体を論理的に一枚の記憶用媒体とし
て管理できるため、指定された記憶用媒体に書き込んで
いるのと同様な機能をもつことができ、その実用的効果
は大きい。
【0054】(実施の形態4)実施の形態3、つまり図
5の構成からなるデータ管理装置において、図8に示す
フローチャートを用いて、その動作を説明する。
【0055】図8は、第一の記憶装置で記憶用媒体の交
換が発生し、新しくアクセス装置でアクセスした記憶用
媒体から第二の記憶装置にデータの先読みを行なう手順
を示したフローチャートである。
【0056】まず、アクセス装置503又は504でア
クセスする記憶用媒体の交換が発生すると(ステップ8
01)、データ利用履歴記録手段505は、新しくアク
セス装置503又は504でアクセスした記憶用媒体か
らアクセス頻度の高いデータを先読みデータとしていく
つか選択する(ステップ802)。データ管理手段10
8は、選択したデータのデータサイズをデータ利用履歴
記録手段505から伝えられ、第二の記憶装置105の
空き容量と比較する(ステップ803)。
【0057】ステップ803の結果、空き容量があった
場合、制御装置106が選択したデータを第二の記憶装
置105にコピーする(ステップ804)。
【0058】一方、ステップ803の結果、空き容量が
ない場合、実施の形態1で示した手順で第二の記憶装置
に空き容量を作る(ステップ805)。次に、制御装置
106が選択したデータを第二の記憶装置にコピーする
(ステップ804)。
【0059】なお、データ利用履歴記録手段505によ
るデータ選択の方法として、アクセス頻度を用いたが、
LRU(もっとも長い間アクセスされていないデータを
移動する)を用いても、FIFO(最初に記憶用媒体5
01に書かれたデータを移動する)を用いても同様の効
果が得られる。この場合、データ属性テーブルに記録さ
れる属性としては、アクセス頻度ではなく、データの書
き込み時刻になる。
【0060】以上のように、本実施の形態では、第二の
記憶用媒体に空き容量ができた時に、あるデータが読み
出されなくても、データ利用履歴記録手段505を用い
て、アクセス中の記憶用媒体から読みだし確率の高いと
思われるデータを第二の記憶装置にコピーするため、読
みだし確率の高いと思われるデータの読み出しが高速に
行なわれるので、その実用的効果は大きい。
【0061】(実施の形態5)図9は、本実施の形態に
おけるネットワークデータ管理システムを示した構成図
の一例であり、図9において、901は複数のクライア
ントからの要求を蓄積する要求蓄積手段、902は蓄積
された要求を適切な順序で取り出す順序決定手段、90
3は記憶用媒体がアクセス装置102にセットされたこ
とを、複数の要求元クライアントに通知する回答通知手
段、904は本ネットワークデータ管理システムにおけ
るサーバであるデータ管理装置、905は更新データを
書き込む記憶用媒体をサーバ上のアクセス装置にセット
することを要求する要求通知手段、906は要求に対す
る回答があるまで、一時的に更新データを保持するデー
タ保持手段、907は要求通知手段905とデータ保持
手段906と外部との制御を行うクライアント制御装
置、908は要求通知手段905とデータ保持手段90
6とクライアント制御装置907とを少なくとも有する
クライアント装置を示す。なお、図9に示す本実施の形
態のデータ管理装置は、基本的には図1に示したデータ
管理装置と同じ構成であるので、同一構成部分には同一
番号を付して詳細な説明を省略する。
【0062】以上のように構成されたネットワークデー
タ管理システムにおいて、図10のフローチャートを用
いてその動作を説明する。
【0063】図10は、クライアント装置908で更新
したデータをデータ管理装置904に転送する手順を示
したフローチャートである。
【0064】まず、クライアント装置908でデータの
更新を行なうと(ステップ1001)、クライアント装
置908はデータ保持手段906でデータを保持する
(ステップ1002)。クライアント装置908はデー
タを更新したので、要求通知手段905によって、サー
バに記憶用媒体の交換要求を出す(ステップ100
3)。データ管理装置904では、クライアント装置9
08からの要求を要求蓄積手段901に蓄積する(ステ
ップ1004)。データ管理装置は要求蓄積手段901
に蓄積された要求のうち、一番要求の多い記憶用媒体を
順序決定手段902によって選択し、アクセス装置10
2でアクセスする(ステップ1005)。次に、回答通
知手段903により、アクセスした記憶用媒体に書き込
みを行ないたいクライアントすべてに記憶用媒体がアク
セス装置102にセットされたことを伝える(ステップ
1006)。クライアント装置908では、記憶用媒体
がセットされたことを受けて、データ保持手段906で
保持していたデータをデータ管理装置904に転送し、
アクセスされた記憶用媒体に直接書き込む(ステップ1
007)。
【0065】以上のように、本実施の形態では、クライ
アント装置にデータ保持手段906を設け、データ管理
装置側で指定した記憶用媒体がアクセスされた時に、デ
ータを転送するので、第二の記憶装置に更新データを書
き込むことなく、記憶用媒体に更新データを書き込むこ
とができる、つまり、第二の記憶装置をバッファとして
使わないでデータ管理装置に書き込みを行なうので、第
二の記憶装置の全容量をキャッシュとして使用できるの
で、その実用的効果は大きい。
【0066】
【発明の効果】以上のように、第一の発明では、(交換
可能な複数の)記憶用媒体と、前記記憶用媒体のデータ
を読み書きするアクセス装置と、指定した記憶用媒体を
前記アクセス装置に移動し、データの読み書きを可能な
状態にする記憶用媒体移動装置とを少なくとも有する第
一の記憶装置と、前記第一の記憶装置が有する記憶用媒
体よりも、高速にデータの読み書きができる第二の記憶
装置と、前記第一の記憶装置と第二の記憶装置と外部と
の三者間でのデータ転送の制御を行う制御装置と、前記
第二の記憶装置が記憶しているデータの属性と、第二の
記憶装置から第一の記憶装置に退避したデータの属性と
を保持するデータ属性保持手段と、前記第一の記憶装置
に含まれる複数の記憶用媒体を識別し、各記憶用媒体の
空き容量を管理し、前記記憶用媒体移動装置を制御して
特定の記憶用媒体をアクセス装置へ移動させ、前記制御
装置を用いてデータの転送を行い、前記データ属性保持
手段の更新と参照を行うデータ管理手段とを備え、前記
データ管理手段が、第一のデータを前記第二の記憶装置
に書き込む時点で、第二の記憶装置の空き容量が不足し
ていると判断した場合に、前記データ属性保持手段に基
づいて、前記第二の記憶装置に存在するデータの中か
ら、参照される可能性の低いデータを選択し、その時点
でアクセス装置に存在する記憶用媒体に選択したデータ
を退避させ、結果として前記第二の記憶装置に確保され
た空き領域に第一のデータを書き込み、退避先の記憶用
媒体をアクセス装置から移動する時点で、退避したデー
タを記憶用媒体から削除することにより、第二の記憶用
媒体から削除したデータに対しても、記憶用媒体の交換
をすることなくそのデータを読み出すことができ、ま
た、記憶用媒体の交換時には、そのデータを削除するの
で、特定の記憶用媒体以外にデータが残ることはなく、
データの整合性が保たれるという有利な効果が得られ
る。
【0067】第二の発明では、上記第一の発明と同様の
構成からなるデータ管理装置において、第二の記憶装置
に空き容量ができた時点で、退避先の記憶用媒体が交換
されていなかった場合に、データ属性保持手段が保持し
ているデータの属性を調べ、一時的に記憶用媒体に退避
したデータを第二の記憶装置に復帰させることにより、
第一の記憶装置に移動しておいたデータを第二の記憶装
置に戻すことができ、第二の記憶装置に存在したデータ
が第二の記憶装置から削除される確率を少なくでき、第
二の記憶装置の空き容量もできるだけ作らないようにで
きるので、第二の記憶装置の容量を有効に使えるという
有利な効果が得られる。
【0068】また第三の発明では、上記第一の発明にお
けるデータ管理装置に、複数の記憶用媒体を論理的に単
一の記憶用媒体として管理する記憶用媒体管理手段と、
各記憶用媒体のデータの利用履歴を記録するデータ利用
履歴記録手段と、記憶用媒体間のデータの交換を行うデ
ータ交換手段とを更に備えることにより、複数の記憶用
媒体を1つの記憶用媒体としてまとめて管理することが
でき、アクセスされる可能性の高いデータを単一の記憶
用媒体にまとめて保管することができるので、利用可能
性の高いデータの集まった記憶用媒体をアクセスする確
率が増え、記憶用媒体の交換を減らせることができると
いう有利な効果が得られる。
【0069】また第四の発明では、上記第一の発明にお
けるデータ管理装置に、各記憶用媒体のデータの利用履
歴を記録するデータ利用履歴記録手段を更に備えること
により、前記データ利用履歴記録手段を用いて、第一の
記憶装置でアクセスされている記憶用媒体から第二の記
憶装置に先読みするデータを選択することができ、ある
データを読み出さなくても現在アクセス装置によってア
クセスされている記憶用媒体から先読みを行なえるとい
う有利な効果が得られる。
【0070】また第五の発明では、上記第一の発明にお
けるデータ管理装置に、複数のクライアントからの要求
を蓄積する要求蓄積手段と、蓄積された要求を適切な順
序で取り出す順序決定手段と、記憶用媒体がアクセス装
置にセットされたことを、複数の要求元クライアントに
通知する回答通知手段とを更に備え、前記データ管理装
置内データの更新を行う複数クライアントを前記データ
管理装置とネットワークで接続する構成にすることによ
り、指定された記憶用媒体にデータを直接書き込むこと
ができ、第二の記憶装置をバッファとして使わないです
むので、第二の記憶装置は読みだし確率の高いデータで
満たされるキャッシュとして使用できるという有利な効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1及び実施の形態2におけ
るデータ管理装置の構成図
【図2】実施の形態1におけるデータ属性テーブルのフ
ォーマット図
【図3】実施の形態1における第二の記憶装置から第一
の記憶装置にデータが移動され、第一の記憶装置からそ
のデータが削除される手順を示したフローチャート
【図4】実施の形態2における第一の記憶装置から第二
の記憶装置にデータを移動する手順を示したフローチャ
ート
【図5】本発明の実施の形態3及び実施の形態4におけ
るデータ管理装置の構成図
【図6】実施の形態3における記憶用媒体管理手段にお
ける管理方法のフォーマット図
【図7】実施の形態3における第一の記憶用媒体にデー
タを書けない場合、使用中の記憶用媒体から未使用の記
憶用媒体にデータを移動する手順を示したフローチャー
【図8】実施の形態4におけるアクセス中の記憶用媒体
から第二の記憶装置にデータを先読みする手順を示した
フローチャート
【図9】本発明の実施の形態5におけるネットワークデ
ータ管理システムの構成図
【図10】実施の形態5におけるデータ管理装置へのデ
ータの書き込みの手順を示したフローチャート
【図11】従来のデータ管理装置の構成図
【図12】従来のデータ管理装置におけるデータ属性テ
ーブルのフォーマット図
【符合の説明】
101 記憶用媒体 102 アクセス装置 103 記憶用媒体移動装置 104 第一の記憶装置 105 第二の記憶装置 106 制御装置 107 データ属性テーブル 108 データ管理手段 201 データ名 202 データサイズ 203 アクセス頻度 204 退避情報 501 記憶用媒体 502 記憶用媒体 503 アクセス装置 504 アクセス装置 505 データ利用履歴記録手段 506 記憶用媒体管理手段 507 データ交換手段 601 データ制御部により認識されている記憶用媒体
名 602 実際の1枚ごとの記憶用媒体名 901 要求蓄積手段 902 順序決定手段 903 回答通知手段 904 データ管理装置 905 要求通知手段 906 データ保持手段 907 クライアント制御装置 908 クライアント装置 909 ネットワーク 1101 記憶用媒体 1102 アクセス装置 1103 記憶用媒体移動装置 1104 第一の記憶装置 1105 第二の記憶装置 1106 制御装置 1107 データ属性テーブル 1108 データ管理手段 1201 データ名 1202 データサイズ 1203 アクセス頻度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内原 亜紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 倉知 一晃 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−173859(JP,A) 特開 昭57−125439(JP,A) 特開 平4−215414(JP,A) 特開 平4−96150(JP,A) 特開 平7−93110(JP,A) 特開 平6−52027(JP,A) 特開 平6−124239(JP,A) 特開 平2−96253(JP,A) 特開 平3−94342(JP,A) 特開 平1−319821(JP,A) 特開 平1−292452(JP,A) 特開 平5−150912(JP,A) 特開 平2−79253(JP,A) 特開 平4−257952(JP,A) 特開 平8−87449(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/08 - 12/12 G06F 3/06 - 3/08 G06F 12/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換可能な複数の記憶用媒体と、前記記
    憶用媒体のデータを読み書きするアクセス装置と、指定
    した記憶用媒体を前記アクセス装置に移動し、データの
    読み書きを可能な状態にする記憶用媒体移動装置とを少
    なくとも有する第一の記憶装置と、 前記第一の記憶装置が有する記憶用媒体よりも、高速に
    データの読み書きができる第二の記憶装置と、 前記第一の記憶装置と第二の記憶装置と外部との三者間
    でのデータ転送の制御を行う制御装置と、 前記第二の記憶装置が記憶しているデータの属性と、第
    二の記憶装置から第一の記憶装置に退避したデータの属
    性とを保持するデータ属性保持手段と、 前記第一の記憶装置に含まれる複数の記憶用媒体を識別
    し、各記憶用媒体の空き容量を管理し、前記記憶用媒体
    移動装置を制御して特定の記憶用媒体をアクセス装置へ
    移動させ、前記制御装置を用いてデータの転送を行い、
    前記データ属性保持手段の更新と参照を行うデータ管理
    手段とを備え、 前記データ管理手段が、第一のデータを前記第二の記憶
    装置に書き込む時点で、第二の記憶装置の空き容量が不
    足していると判断した場合に、前記データ属性保持手段
    に基づいて、前記第二の記憶装置に存在するデータの中
    から、参照される可能性の低いデータを選択し、その時
    点でアクセス装置に存在する記憶用媒体に選択したデー
    タを退避させ、結果として前記第二の記憶装置に確保さ
    れた空き領域に第一のデータを書き込み、退避先の記憶
    用媒体をアクセス装置から移動する時点で、退避したデ
    ータを記憶用媒体から削除することを特徴とするデータ
    管理装置。
  2. 【請求項2】 第二の記憶装置に空き容量ができた時点
    で、退避先の記憶用媒体が交換されていなかった場合
    に、データ管理手段が、データ属性保持手段が保持して
    いるデータの属性を調べ、一時的に記憶用媒体に退避し
    たデータを第二の記憶装置に復帰させることを特徴とす
    る請求項1に記載のデータ管理装置。
  3. 【請求項3】 第一の記憶装置が有する複数の記憶用媒
    体の一部を論理的に単一の記憶用媒体として管理する記
    憶用媒体管理手段と、各記憶用媒体のデータの利用履歴
    を記録するデータ利用履歴記録手段と、記憶用媒体間の
    データの交換を行うデータ交換手段とを更に備え、 前記記憶用媒体管理手段が、論理的に単一の記憶用媒体
    として複数の記憶用媒体を管理し、データ管理手段が、
    前記単一の記憶用媒体として管理される複数の記憶用媒
    体に分散しているデータについて、前記利用履歴より認
    識できる各データの利用可能性に基づいて保管する記憶
    用媒体を決定し、前記データ交換手段が前記利用可能性
    の程度によって前記分散しているデータを記憶用媒体に
    振り分けて移動させることを特徴とする請求項1に記載
    のデータ管理装置。
  4. 【請求項4】 各記憶用媒体のデータの利用履歴を記録
    するデータ利用履歴記録手段を更に備え、 アクセス装置に存在する記憶用媒体から第二の記憶装置
    に先読みするデータを、データ管理手段が、前記利用履
    歴に基づいて選択することを特徴とする請求項1に記載
    のデータ管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のデータ管理装置をサー
    バとし、前記データ管理装置内のデータの更新を行うク
    ライアントと、前記サーバと、それらを繋ぐネットワー
    クとから少なくとも構成され、 前記データ管理装置は、前記クライアントからの要求を
    蓄積する要求蓄積手段と、蓄積された要求を適切な順序
    で取り出す順序決定手段と、記憶用媒体がアクセス装置
    にセットされたことを、要求元のクライアントに通知す
    る回答通知手段とを更に備え、 前記クライアントは、更新データを書き込む記憶用媒体
    をサーバ上のアクセス装置にセットすることを要求する
    要求通知手段と、要求に対する回答があるまで、一時的
    に更新データを保持するデータ保持手段とを備え、 前記クライアント側で、前記データ保持手段が更新デー
    タを一時的に保持し、前記要求通知手段がサーバに書き
    込む記憶用媒体のアクセス装置へのセットを要求し、前
    記サーバ側で、前記クライアントからの要求を前記要求
    蓄積手段で蓄積し、その蓄積された要求の内、前記順序
    決定手段によって決定された要求に対応する記憶用媒体
    を、記憶用媒体移動装置を用いてアクセス装置にセット
    し、前記回答通知手段を用いて前記記憶用媒体がセット
    されたことを各クライアントに回答し、前記回答を受け
    たクライアントはこの時点で前記更新データを前記セッ
    トされた記憶用媒体に書き込むことを特徴とするネット
    ワークデータ管理システム。
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