JP3282060B2 - 空気調和機用熱交換器 - Google Patents

空気調和機用熱交換器

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JP3282060B2
JP3282060B2 JP25629994A JP25629994A JP3282060B2 JP 3282060 B2 JP3282060 B2 JP 3282060B2 JP 25629994 A JP25629994 A JP 25629994A JP 25629994 A JP25629994 A JP 25629994A JP 3282060 B2 JP3282060 B2 JP 3282060B2
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heat exchanger
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幸彦 赤松
英隆 曽又
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機用熱交換器
の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】一般に、空気調和機にあっ
ては図4に示される様に複数のフィン1…1が一定間隔
をおいて平行に配列されたフィン群1Aに共通して熱交
換コイルを構成するパイプ2を挿通し、フィン群1Aを
包囲して保護する枠体3を設けた構造の熱交換器が使用
されている。
【0003】冷房運転時、ファンの駆動により室内空気
が冷却されたフィン群1Aの隙間を通過するときに熱交
換されて冷風となる。その際フィン群1Aの表面には室
内空気に含有される水分が温度低下によって結露し、そ
の水滴がフィン群の表面を伝って自重により落下し、枠
体3の下枠31に受けられて排水孔32から熱交換器の
下に敷かれたドレンパン4上に落下して排出されるので
あるが、冷房運転中には下枠31上の水の大半はフィン
群1Aの隙間を通過する空気の風圧によって吐出口側に
吹き寄せられて下枠31の端部からドレンパン4上に落
下して排出されるようになっている。
【0004】下枠上の水が出口側に吹き寄せられたと
き、調和空気の吐出口側の最下端のパイプ2と下枠31
との間に充分な間隔があるときには何ら抵抗なく下枠3
1の端部からドレンパン4上に落下して排出されるが、
間隔が狭い場合、その最下端のパイプ2が堰の作用をし
て水が溜り、パイプ2を乗り越えて吐出口側に零れよう
とする水が風圧により水滴となって飛散して機器類やダ
クト類を濡らし、水漏れ事故を起こす原因となるため、
従来は風速を遅くするか、ドレンパンの幅を広くするか
して対処していた。
【0005】前者の場合は、風量減少による空気の処理
能力及び熱交換能力を低下させる問題点があり、後者の
場合は、熱交換器設置のためのスペースが広くなるとい
う問題点があった。
【0006】設置スペースを広くせず空気の処理能力及
び熱交換能力を上げるために、ドレンパンの幅を変えな
い代わりにフィン幅を短くする方法も考えられるが、飛
散防止のためにはフィン幅を相当短くする必要があり、
風量増加による空気の処理能力及び熱交換能力の上昇よ
りも熱交換面積の減小による熱交換効率の低下の方が大
きく、実施できなかった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、吐出口側最近傍の最下端のパ
イプと枠体の下枠との間に充分な間隔をあけると共に、
フィン群を構成する複数のフィンに水滴を捕捉する切起
片を形成することによって上記問題点を解決しようとす
るものである。
【0008】
【発明の開示】本発明に係る空気調和機用熱交換器は、
複数のフィンが一定間隔をおいて平行に配列されたフィ
ン群に共通して熱交換コイルを構成するパイプを挿通
し、フィン群を包囲して保護する枠体を設けた空気調和
機用熱交換器において、調和空気の吐出口側最近傍の最
下端のパイプと前記枠体の下枠との間に間隔を設ける
共に、吐出口側最近傍の列のパイプから二列目の最下端
パイプの風下側のフィンには、切り起こされた面がフ
ィン面に平行で上流側と下流側とが開口されている切起
片を縦方向に複数個所形成したことを特徴とするもので
ある。
【0009】
【発明の作用】下枠上に落下した結露水が風圧によって
出口側に吹き寄せられても吐出口側最近傍の最下端のパ
イプと下枠との間に充分な間隔があって水が溜まらず、
出口側最近傍の列のパイプから二列目のパイプを乗り越
えて飛散しようとする水滴はフィンの切起片で捕捉され
る。
【0010】
【実施例】本発明熱交換器の実施例を図面について具体
的に説明する。図1は、本発明熱交換器の正面図、図2
は、図1の中央縦断側面図、図3は、図2のA−A線に
おける拡大横断平面図である。1は、熱交換用のフィン
で、複数のフィン1…1を一定間隔をおいて平行に配列
してフィン群1Aを構成している。2は、熱交換コイル
を構成するパイプで、前記フィン群1Aに共通して挿通
されており、少なくとも空気の出口側最近傍の最下端の
パイプ2は後述の枠体の下枠との間隔がHcmとなるよ
うに配列されている。この間隔Hは実験の結果2cm以
上とするのが最適であった。3は、フィン群1Aを保護
する枠体であって、その下枠31が冷房時フィン群1A
表面から滴下する水滴を受ける作用をし、下枠31の中
央部に形成された排水孔または排水溝32から熱交換器
の下に敷かれたドレンパン4に下枠31上の水を落下さ
せて排水させる。11…11は、出口側最近傍の列から
二列目の最下端のパイプの風下側(フィン群の隙間から
侵入してくる空気がパイプを通過した後方位置)に形成
された水滴を捕捉する切起片で、各フィンをコの字刃に
よって打抜いて切り起こすことによって形成するもの
で、その幅はフィン間隔の略半分の幅さとするのが最適
である。
【0011】冷房運転時、ファンの駆動によりフィン群
1Aの入口側から矢印方向に入った室内空気は冷却され
たフィン群1Aの隙間を通過するときに熱交換されて徐
々に冷却される。その際フィン群1Aを構成するフィン
1の両面には室内空気に含有される水分が温度低下によ
って結露し、その水滴が通常はフィン両面を伝って自重
により落下し、枠体3の下枠31に受けられて排水孔3
2からドレンパン4上に落下して排出されるのである
が、水滴の落下方向に対して直角方向から風圧がかかっ
ているため、水滴は出口側に吹き寄せられ、下枠31上
に落下した水も風圧により出口側に吹き寄せられる。
【0012】熱交換器を構成するパイプ2は、吐出口側
最近傍の最下端のパイプと下枠31との間隔を大きくと
ると、その配列上二列目の最下端のパイプと下枠31と
の間隔は狭くなりその二列目の最下端のパイプと風上側
の最下端のパイプとの間に水が溜り、二列目の最下端の
パイプを乗り越えて風下側に零れようとする水が風圧に
より水滴となって飛散しようとするが、その水滴はフィ
ン1…1の切起片11…11で捕捉されて下枠31上に
落下し、下枠31の端部から熱交換器の下に敷かれてい
るドレンパン4上に落下して排水される。
【0013】この様にして下枠3上に溜まった水はフィ
ン1…1の切起片11…11の作用によりフィン群1A
の終端つまり調和空気の吐出口から水滴が飛散すること
がないものである。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る空気調和機用熱交換器によ
れば、調和空気の吐出口側最近傍の最下端のパイプと枠
体の下枠との間に間隔を設けると共に、吐出口側最近傍
の列のパイプから二列目の最下端のパイプの風下側のフ
ィンには、切り起こされた面がフィン面に平行で上流側
と下流側とが開口されている切起片を縦方向に複数個所
形成したものであるから、処理する空気の速度つまり風
速を上げても吐出口から水滴が飛散するようなことがな
いもので、水滴の飛散防止機能を有する熱交換器として
熱交換器自体をコンパクトにすることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明熱交換器の正面図である。
【図2】本発明熱交換器の中央縦断側面図である。
【図3】図2のA−A線における拡大横断平面図であ
る。
【図4】従来公知の熱交換器の中央縦断側面図である。
【符号の説明】
1 フィン 11 切起片 1A フィン群 2 パイプ 3 枠体 31 下枠 4 ドレンパン
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−60121(JP,U) 実開 昭53−47654(JP,U) 実開 昭51−112949(JP,U) 実開 昭61−46218(JP,U) 実開 昭59−65319(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 F24F 13/30 F25B 39/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフィンが一定間隔をおいて平行に
    配列されたフィン群に共通して熱交換コイルを構成する
    パイプを挿通し、フィン群を包囲して保護する枠体を設
    けた空気調和機用熱交換器において、調和空気の吐出口
    側最近傍の最下端のパイプと前記枠体の下枠との間に間
    隔を設けると共に、吐出口側最近傍の列のパイプから二
    列目の最下端のパイプの風下側のフィンには、切り起こ
    された面がフィン面に平行で上流側と下流側とが開口さ
    れている切起片を縦方向に複数個所形成したことを特徴
    とする空気調和機用熱交換器。
JP25629994A 1994-09-26 1994-09-26 空気調和機用熱交換器 Expired - Lifetime JP3282060B2 (ja)

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JPH0894115A JPH0894115A (ja) 1996-04-12
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