JP3281718B2 - 分割型の超音波探触子 - Google Patents
分割型の超音波探触子Info
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- JP3281718B2 JP3281718B2 JP08755794A JP8755794A JP3281718B2 JP 3281718 B2 JP3281718 B2 JP 3281718B2 JP 08755794 A JP08755794 A JP 08755794A JP 8755794 A JP8755794 A JP 8755794A JP 3281718 B2 JP3281718 B2 JP 3281718B2
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- Japan
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- piezoelectric element
- electrode
- reference potential
- ultrasonic probe
- probe
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は送信及び受信を独立的に
行う分割型の超音波探触子（分割型探触子とする）を利
用分野とし、特に信号に対する雑音の比（Ｓ／Ｎ比）を
大きくしたドップラー方式の分割型探触子（ドップラー
型探触子とする）に関する。
行う分割型の超音波探触子（分割型探触子とする）を利
用分野とし、特に信号に対する雑音の比（Ｓ／Ｎ比）を
大きくしたドップラー方式の分割型探触子（ドップラー
型探触子とする）に関する。
【０００２】
【発明の背景】ドップラー型探触子は、流体の速度を計
測する探触子として、例えば医用において、血流の測定
に用いられている。そして、このようなものでは、外来
雑音等の影響が大きく、受信時におけるＳ／Ｎ比の向上
が求められている。
測する探触子として、例えば医用において、血流の測定
に用いられている。そして、このようなものでは、外来
雑音等の影響が大きく、受信時におけるＳ／Ｎ比の向上
が求められている。
【０００３】
【従来技術】第３図はこの種の従来例を説明するドップ
ラー型探触子の図で、同図（ａ）は断面図、同図（ｂ）
は圧電素子の後面図ある。ドップラー型探触子は、半円
状とした送信用及び受信用の圧電素子１（ａｂ）を円板
状に並べてなる。具体的には、筒状とした金属容器２の
先端側（開口端）に、円板状の圧電板の外周を接着剤３
をもって固着する。そして、板面の中央を切断して並べ
られる。各圧電素子１（ａｂ）は、基準電位用電極４
（ａｂ）を前面に有し、後面には基準電位用電極４（ａ
ｂ）の折返電極５（ａｂ）と信号用電極６（ａｂ）を有
する。そして、圧電板の中央の分割溝には、シールド板
７が嵌装される。シールド板７は、金属板８の両面にゴ
ム系弾性体９（ａｂ）を設けてなる。そして、各圧電素
子１（ａｂ）の後面に、基準電位用と信号用の２本づつ
のリード線（未図示）を接続し、シールド板７の金属板
８とともに金属容器２の後端面から外部に導出する。
ラー型探触子の図で、同図（ａ）は断面図、同図（ｂ）
は圧電素子の後面図ある。ドップラー型探触子は、半円
状とした送信用及び受信用の圧電素子１（ａｂ）を円板
状に並べてなる。具体的には、筒状とした金属容器２の
先端側（開口端）に、円板状の圧電板の外周を接着剤３
をもって固着する。そして、板面の中央を切断して並べ
られる。各圧電素子１（ａｂ）は、基準電位用電極４
（ａｂ）を前面に有し、後面には基準電位用電極４（ａ
ｂ）の折返電極５（ａｂ）と信号用電極６（ａｂ）を有
する。そして、圧電板の中央の分割溝には、シールド板
７が嵌装される。シールド板７は、金属板８の両面にゴ
ム系弾性体９（ａｂ）を設けてなる。そして、各圧電素
子１（ａｂ）の後面に、基準電位用と信号用の２本づつ
のリード線（未図示）を接続し、シールド板７の金属板
８とともに金属容器２の後端面から外部に導出する。
【０００４】このようなものでは、送信用の圧電素子１
ａにバースト信号を印加して周波数ｆ0の超音波を、図
示しない血管内の血流に対して送出し、受信用の圧電素
子１ｂにてその反射波を受信する。そして、ドップラー
効果による反射波ｆ0’の周波数変化Δｆを検出し、血
流の速度を計測する。その際、上記構成では、圧電板素
子１（ａｂ）を金属容器２内に収納するとともに、送受
信用の圧電素子１（ａｂ）間にシールド板７を設けたの
で、外部的及び内部的（送受信間）にも、受信時の雑音
信号を低減する。
ａにバースト信号を印加して周波数ｆ0の超音波を、図
示しない血管内の血流に対して送出し、受信用の圧電素
子１ｂにてその反射波を受信する。そして、ドップラー
効果による反射波ｆ0’の周波数変化Δｆを検出し、血
流の速度を計測する。その際、上記構成では、圧電板素
子１（ａｂ）を金属容器２内に収納するとともに、送受
信用の圧電素子１（ａｂ）間にシールド板７を設けたの
で、外部的及び内部的（送受信間）にも、受信時の雑音
信号を低減する。
【０００５】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記構成のドップ
ラー型探触子では、送受信用の圧電板素子１ａは、絶縁
性の接着剤３をもって、金属容器２の開口端に固着され
る。したがって、厳格には、金属ケース２と各圧電素子
１（ａｂ）の側面には、必然的に間隙を生ずる。そのた
め、第４図に示したように、周囲の電子機器等からの外
来雑音Ｎが、その間隙を通過して各圧電素子１（ａｂ）
の信号用電極６（ａｂ）に到達する。このことから、金
属容器２で全体的にシールドしても、特に受信時のＳ／
Ｎ比を悪化させる問題があった。なお、ドップラー型で
は、送信用の圧電素子１ａに印加するバースト信号は、
約３０Ｖ程度となる。したがって、受信電圧はかなり小
さくなる。このため、この種のものでは、低レベルの雑
音でも受信信号に対する影響が大きくなる。
ラー型探触子では、送受信用の圧電板素子１ａは、絶縁
性の接着剤３をもって、金属容器２の開口端に固着され
る。したがって、厳格には、金属ケース２と各圧電素子
１（ａｂ）の側面には、必然的に間隙を生ずる。そのた
め、第４図に示したように、周囲の電子機器等からの外
来雑音Ｎが、その間隙を通過して各圧電素子１（ａｂ）
の信号用電極６（ａｂ）に到達する。このことから、金
属容器２で全体的にシールドしても、特に受信時のＳ／
Ｎ比を悪化させる問題があった。なお、ドップラー型で
は、送信用の圧電素子１ａに印加するバースト信号は、
約３０Ｖ程度となる。したがって、受信電圧はかなり小
さくなる。このため、この種のものでは、低レベルの雑
音でも受信信号に対する影響が大きくなる。
【０００６】
【発明の目的】本発明は、特に受信時のＳ／Ｎ比を向上
する分割型の超音波探触子を提供することを目的とす
る。
する分割型の超音波探触子を提供することを目的とす
る。
【０００７】
【解決手段】本発明は、受信用圧電素子の基準電位用電
極を全面に形成し、信号用電極を基準電位用電極よりも
小さく形成したことを基本的な解決手段とする。以下、
本発明の一実施例をその作用とともに説明する。
極を全面に形成し、信号用電極を基準電位用電極よりも
小さく形成したことを基本的な解決手段とする。以下、
本発明の一実施例をその作用とともに説明する。
【０００８】
【実施例】第１図は本発明の一実施例を説明するドップ
ラー型探触子の図で、同図（ａ）は断面図、同図（ｂ）
は圧電素子の後面図である。なお、前従来例図と同一部
分には同番号を付与し、その説明は簡略する。ドップラ
ー型探触子は、前述したように送受信用の圧電素子１
（ａｂ）が、両者間にシールド板７を嵌装され、その外
周を金属容器２の開口端に接着剤３をもって固着され
る。そして、この実施例では、各圧電素子１（ａｂ）の
前面の基準電位用電極４（ａｂ）はその全面に形成さ
れ、後面に折返電極５（ａｂ）を延出する。また、後面
の信号用電極１０（ａｂ）は、基準電位用電極４（ａ
ｂ）よりも小さく形成される。具体的には、円板状とし
た圧電板の前面の全面に基準電位用電極４を、後面に折
返電極５とともに基準電位用電極４よりも半径の小さな
同心円状の信号用電極１０を形成する。そして、金属容
器２の開口端に固着後、その中心を分割して形成され
る。
ラー型探触子の図で、同図（ａ）は断面図、同図（ｂ）
は圧電素子の後面図である。なお、前従来例図と同一部
分には同番号を付与し、その説明は簡略する。ドップラ
ー型探触子は、前述したように送受信用の圧電素子１
（ａｂ）が、両者間にシールド板７を嵌装され、その外
周を金属容器２の開口端に接着剤３をもって固着され
る。そして、この実施例では、各圧電素子１（ａｂ）の
前面の基準電位用電極４（ａｂ）はその全面に形成さ
れ、後面に折返電極５（ａｂ）を延出する。また、後面
の信号用電極１０（ａｂ）は、基準電位用電極４（ａ
ｂ）よりも小さく形成される。具体的には、円板状とし
た圧電板の前面の全面に基準電位用電極４を、後面に折
返電極５とともに基準電位用電極４よりも半径の小さな
同心円状の信号用電極１０を形成する。そして、金属容
器２の開口端に固着後、その中心を分割して形成され
る。
【０００９】このような構成であれば、第２図に示した
ように、各圧電素子１（ａｂ）と金属容器２の間隙に外
来雑音Ｎが侵入しても、信号用電極１０ｂがその外周に
は形成されてれいないので、単に外周を通過するのみと
なる。したがって、このような外来雑音は、信号用電極
１０ｂに衝突することがないので、その受信を避けるこ
とができる。このことから、この種の雑音発生を防止し
て、Ｓ／Ｎ比を向上する。
ように、各圧電素子１（ａｂ）と金属容器２の間隙に外
来雑音Ｎが侵入しても、信号用電極１０ｂがその外周に
は形成されてれいないので、単に外周を通過するのみと
なる。したがって、このような外来雑音は、信号用電極
１０ｂに衝突することがないので、その受信を避けるこ
とができる。このことから、この種の雑音発生を防止し
て、Ｓ／Ｎ比を向上する。
【００１０】
【他の事項】上記実施例では、ドップラー型探触子とし
て説明したが、基本的には受信レベルの小さな場合に
は、その効果は大きく、単に送受信を独立的にして動作
させる分割型であっても適用できる。また、送受信とも
に信号用電極１０（ａｂ）を基準電位用電極４（ａｂ）
より小さくしたが、受信側のみ小さくしてもよい。この
場合、送信側においては、折返電極部分５（ａｂ）を除
く全面が励振されるので、超音波の出力を大きくできる
便利がある。また、金属容器２は絶縁容器にメタライズ
を施したものでもよく、実質的にシールド作用を奏する
ものであればよい。そして、圧電素子１（ａｂ）は半円
状としたが、矩系状としてもよいことは勿論である。
て説明したが、基本的には受信レベルの小さな場合に
は、その効果は大きく、単に送受信を独立的にして動作
させる分割型であっても適用できる。また、送受信とも
に信号用電極１０（ａｂ）を基準電位用電極４（ａｂ）
より小さくしたが、受信側のみ小さくしてもよい。この
場合、送信側においては、折返電極部分５（ａｂ）を除
く全面が励振されるので、超音波の出力を大きくできる
便利がある。また、金属容器２は絶縁容器にメタライズ
を施したものでもよく、実質的にシールド作用を奏する
ものであればよい。そして、圧電素子１（ａｂ）は半円
状としたが、矩系状としてもよいことは勿論である。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、受信用圧電素子の基準電位用
電極を全面に形成し、信号用電極を基準電位用電極より
も小さく形成したので、特に受信時のＳ／Ｎ比を向上す
る分割型の超音波探触子を提供できる。
電極を全面に形成し、信号用電極を基準電位用電極より
も小さく形成したので、特に受信時のＳ／Ｎ比を向上す
る分割型の超音波探触子を提供できる。
【第１図】本発明の一実施例を説明するドップラー型探
触子の図で、同図（ａ）は断面図、同図（ｂ）は圧電素
子の後面図である。
触子の図で、同図（ａ）は断面図、同図（ｂ）は圧電素
子の後面図である。
【第２図】本発明の一実施例の作用を説明する部分的な
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【第３図】従来例を説明するドップラー型探触子の図
で、同図（ａ）は断面図、同図（ｂ）は圧電素子の後面
図である。
で、同図（ａ）は断面図、同図（ｂ）は圧電素子の後面
図である。
【第４図】従来例の問題点を説明する部分的な拡大断面
図である。
図である。
１ 圧電素子、２ 金属容器、３ 接着剤、４ 基準電
位用電極、５ 折返電極、６、１０ 信号用電極、７
シールド材、８ 金属板、９ 弾性体．
位用電極、５ 折返電極、６、１０ 信号用電極、７
シールド材、８ 金属板、９ 弾性体．
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04R 17/00 332 H04R 17/00 330 A61B 8/00 G01N 29/24 503
Claims (1)
- 【請求項１】 前面に基準電位用電極を有し、後面に信
号用電極を有する、送受信用の圧電素子を金属容器の開
口端に設けた分割型の超音波探触子において、少なくと
も前記受信用の圧電素子においては、前記基準電位用電
極を全面に形成し、信号用電極を基準電位用電極よりも
小さく形成したことを特徴とする超音波探触子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08755794A JP3281718B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 分割型の超音波探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08755794A JP3281718B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 分割型の超音波探触子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07274298A JPH07274298A (ja) | 1995-10-20 |
| JP3281718B2 true JP3281718B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=13918299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08755794A Expired - Fee Related JP3281718B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 分割型の超音波探触子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3281718B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP08755794A patent/JP3281718B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07274298A (ja) | 1995-10-20 |
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