JP3281418B2 - 栓体の通過検知装置 - Google Patents

栓体の通過検知装置

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JP3281418B2
JP3281418B2 JP22303092A JP22303092A JP3281418B2 JP 3281418 B2 JP3281418 B2 JP 3281418B2 JP 22303092 A JP22303092 A JP 22303092A JP 22303092 A JP22303092 A JP 22303092A JP 3281418 B2 JP3281418 B2 JP 3281418B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、泥水の流出を防ぐため
配管内に押し込められる栓体の通過を検知する装置に関
する。
【0002】泥水加圧式シールド工法等において配管延
伸作業を行う際には、配管接続時に既設配管の開口部か
らの泥水流出を防止するため、既設配管内の所定位置ま
で栓体が押し込められる。
【0003】
【従来の技術】泥水加圧式シールド工法等においては、
掘削深さ(長さ)に合わせて送泥用および排泥用の配管
が延伸される。
【0004】配管延伸作業においては、既設配管の最後
部に新たな配管が接続されるが、その際には既設配管の
開口部からの泥水流出を防止するため、既設配管の所定
位置まで栓体(通称「押し玉」と呼ばれる。)が押し込
められる。
【0005】そして、栓体が所定位置まで到達している
かどうかの判断は、タンクから既設配管内に送り込まれ
る液体の量(タンク内の残量から逆算)を目安としてい
る。
【0006】しかし、既設配管内に送り込まれる液体
は、注入時の圧力により配管内壁と栓体外周面との隙間
から漏れることがあるので、液体の注入量から栓体の正
確な位置を測定することは困難であった。
【0007】そこで従来は、図5のように既設配管の最
後部26と高圧ホース28との間に取り付けられる接続
管50に1インチ程度の孔をあけてバルブ52を取り付
け、栓体14の取り付け・移動作業の際にバルブ52を
開くことにより、流出する泥水の変化(水質)から栓体
14の通過を確認していた。
【0008】また、これに代わる方法としては、既設配
管の側面をハンマー等でたたき、その反応音の違いから
栓体の位置を確認していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、接続管50に
バルブ52を取り付ける方法では、配管延伸作業のたび
に泥水を流出させるため、その廃棄・清掃等に多くの手
間と時間を要し、その結果、工費も増大する。
【0010】また、ハンマー等で配管をたたく方法で
は、栓体の位置を確認するために配管延伸部へ専用の作
業員を配置する必要があり、しかもその作業は熟練を要
し、時間もかかる。
【0011】本発明は上記従来の事情に鑑み創案された
ものであって、その目的は、配管延伸作業において泥水
を流出させることなく確実かつ容易に配管内の栓体の通
過を確認でき、また、配管延伸部に専用の作業員を配置
する必要もない装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による装置は以下のように構成されている。
図1のように配管10側壁にはカム16が揺動可能に取
り付けられている。
【0013】このカム16は配管10側壁に形成された
長孔12より配管10内部に突出されており、配管10
内に押し込まれた栓体14の通過により配管10の外側
へ押し出される。
【0014】カム16の移動側先端には往復杆18が配
置されている。配管10側壁にはカム16を覆う箱体2
0が取り付けられている。
【0015】箱体20には、カム16に接合されていな
い往復杆18の先端側を除いて前記往復杆18を覆う筒
体22が取り付けられており、往復杆18の先端部が突
出する筒体22の開口部はシール部材24で閉塞されて
いる。
【0016】
【作用】本発明では、配管10内に押し込められた栓体
14の通過によりカム16が配管10の外側へ押し出さ
れ、筒体22の開口部より往復杆18が突出されて栓体
14の通過が確認される。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を説明する。図1,図2には本発明における第1実施例
の構成が示されている。
【0018】既設配管の最後部26と高圧ホース28と
の間にはジョイント30,30により栓体検知用の配管
10が接続されており、高圧ホース28側から液体が加
圧されて栓体14が押し移動される。
【0019】高圧ホース28内に押し込められる栓体1
4は硬質ゴム等で形成されており、円筒形状を有してい
る。高圧ホース28内を押し移動される栓体14は配管
10内を通過して既設配管の最後部26に押し込まれ
る。
【0020】栓体検知用の配管10の側壁には長孔12
が形成されており、長孔12の近傍位置にはブラケット
32が設けられている。そして、ブラケット32にはカ
ム16がピン34により揺動可能に取り付けられてお
り、カム16は長孔12より配管10内部へ突出された
状態とされる。
【0021】図2からも理解されるようにカム16は板
状に形成されており、配管10内を流れる流体の損失水
頭を増やさぬよう極力断面積を小さくした形状とされて
いる。カム16の移動側先端には延出部36が設けられ
ており、延出部36には往復杆18がピン接合されてい
る。
【0022】また、配管10の側壁にはカム16を覆う
箱体20が取り付けられており、箱体20にはカム16
に接合されていない往復杆18の先端側を除いて前記
復杆18を覆う筒体22が取り付けられている。そし
て、往復杆18の先端部が突出する筒体22の開口部は
シール部材24とその上から取り付けられる蓋38とで
閉塞されている。
【0023】したがって、配管10内の液体が長孔12
とカム16との隙間から箱体20内を通って筒体22内
に浸入したとしても、外部に液体が漏れ出すおそれはな
い。なお、シール部材24は往復杆18と密着してお
り、摩擦係数が大きいので、配管10内を流れる液体の
圧力でカム16が押し上げられたり、カム16および往
復杆18の自重で往復杆18が滑り落ちることはない。
【0024】また、箱体20の上面には透過性シールド
等を用いた窓部40が形成されており、内部の状態を肉
眼で容易に確認できるようになっている。次に実施例の
作用につき説明する。
【0025】高圧ホース28内に挿入された栓体14
は、背面側から加圧・注入される液体により押し移動さ
れて配管10内に到達し、さらに押し移動されて配管1
0内を通過する。このとき、カム16は栓体14に押さ
れてピン34を中心に配管10の外側へ回転し、カム1
6の移動により筒体22の蓋38より往復杆18が突出
し、これにより栓体14の通過が確認される。
【0026】さらに、栓体14が既設配管の最後部26
内に移動されると、高圧ホース28側からの液体注入が
中止され、ジョイント30が外されて既設配管の最後部
26が切り離される。
【0027】そして、既設配管の最後部26には新たな
配管が接続されて延伸される。なお、カム16が栓体1
4の通過により箱体20内へ移動される際に、箱体20
内の液体は長孔12とカム16との隙間から配管10内
に流れ込むので、箱体20の内圧が変化することはな
い。
【0028】以上説明したように本発明によれば、栓体
14の通過と同時に往復杆18が突出するので、配管1
0内の栓体14の通過を容易かつ確実に確認することが
できる。
【0029】また、配管延伸作業において泥水を流出さ
せる必要がないので、その廃棄・清掃等の問題が生じ
ず、その分作業時間を短縮でき、工費も減少できる。さ
らに、配管延伸部に専用の作業員を配置する必要もない
ので、人員を削減でき、その分人件費を抑えることがで
きる。
【0030】なお、往復杆18のカム16に接合されて
いない先端側にリミットスイッチを取り付け、これを高
圧ホース28への液体注入用ポンプ(またはバルブ)と
連動させれば、栓体14の通過確認作業および高圧ホー
ス28への液体注入停止作業を自動化できる。
【0031】次に本発明における第2実施例を説明す
る。図3,図4には第2実施例の構成が示されている。
この実施例では第1実施例に比べ、カム16の先端側が
栓体14とスムースに接触するよう全体にRが形成され
ている。
【0032】また、筒体22の開口部は先端側のみなら
ず基端側(箱体20側)もシール部材24と蓋38とで
閉塞されており、筒体22内部にはグリス42が充填さ
れている。
【0033】したがって、配管10内の液体が筒体22
内に浸入することはないので、往復杆18が腐食するお
それが少なく、メンテナンスが容易となり、また配管1
0内の液体が外部に漏れ出すおそれはきわめて少ない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、栓
体の通過と同時に往復杆が突出するので、配管内の栓体
の通過を容易かつ確実に確認できる。
【0035】また、配管延伸作業において泥水を流出さ
せる必要がないので、その廃棄・清掃等の問題が生じ
ず、その分作業時間の短縮および工費の減少を図れる。
さらに、配管延伸部に専用の作業員を配置する必要もな
いので、人員を削減でき、その分費用を抑えることがで
きる。
【0036】また、リミットスイッチ等と連動させるこ
とにより、栓体の通過確認作業の自動化を図ることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成を示す縦断面図である。
【図2】第1実施例の構成を示す横断面図である。
【図3】第2実施例の構成を示す縦断面図である。
【図4】第2実施例の構成を示す横断面図である。
【図5】従来例の構成を示す縦断面図である。
【図6】従来例の構成を示す横断面図である。
【符号の説明】
10 配管 12 長孔 14 栓体 16 カム 18 往復杆 20 箱体 22 筒体 24 シール部材 26 既設配管の最後部 28 高圧ホース 30 ジョイント 32 ブラケット 34 ピン 36 延出部 38 蓋 40 窓部 42 グリス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/06 301 E21D 9/12 F16L 1/024

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管(10)側壁に揺動可能に取り付け
    られ、配管(10)側壁の長孔(12)より配管(1
    0)内部へ突出され、配管(10)内に押し込まれた栓
    体(14)の通過により配管(10)の外側へ押し出さ
    れるカム(16)と、 カム(16)の移動側先端に配置される往復杆(18)
    と、 配管(10)側壁に取り付けられ、カム(16)を覆う
    箱体(20)と、 箱体(20)に取り付けられ、カム(16)に接合され
    ていない往復杆(18)の先端側を除いて前記往復杆
    (18)を覆う筒体(22)と、 往復杆(18)の先端部が突出する筒体(22)の開口
    部を閉塞するシール部材(24)と、 を有する、ことを特徴とする栓体の通過検知装置。
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DE102013004189B4 (de) 2013-03-12 2019-07-18 Sew-Eurodrive Gmbh & Co Kg Elektrogerät mit Gehäuse und auf dem Gehäuse aufsetzbarem Deckel

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