JP3281028B2 - 製品分離装置 - Google Patents

製品分離装置

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JP3281028B2
JP3281028B2 JP11460992A JP11460992A JP3281028B2 JP 3281028 B2 JP3281028 B2 JP 3281028B2 JP 11460992 A JP11460992 A JP 11460992A JP 11460992 A JP11460992 A JP 11460992A JP 3281028 B2 JP3281028 B2 JP 3281028B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミクロジョイント部を
もって多数個取りされた製品を、ワークより分離すると
共に残材を裁断処理するための製品分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレスにて大きなサイズの
ワークから、小製品を多数個取り加工を行なうには、各
小製品の輪郭加工を僅かだけ残し、この大きなサイズの
ワークにミクロジョイント(小連結)させておき、全て
の各小製品の打抜き加工を終了させ、次いで、ミクロジ
ョイントされた状態の大きなサイズのワークをパンチプ
レスから搬出した後、人手により各小製品を軽く叩いて
この大きなサイズのワークから切離し、人手で各小製品
を製品種類毎に仕分けて集積していた。
【0003】また、前記小製品の切離しについては、予
めパンチプレスの一部に輪郭切断用パンチを備えてお
き、この輪郭切断用パンチによってミクロジョイントさ
れた各小製品を切離し、パンチプレスに設けた搬出用ロ
ーラ等によって、小製品を搬出し仕分けることもなされ
ていた。
【0004】そして、前記小製品が切離された大きなサ
イズのワークは、枠状になった残材として定尺材の大き
さで集積されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の処理のうち、前者の場合では、人手を要すると
共に、大きなサイズのワークから切離し後に種類分けが
煩雑であるという問題があり、後者の多数個取り加工で
は、搬出された各小製品を製品種類毎に仕分け集積する
機能を備えなければならず、装置が大型化されるという
問題があった。
【0006】それに加えて、残材を定尺材のままで集積
しているため、集積された残材の処理が大変であるばか
りか、同材質、同質量の残材だけをまとめて処理しなけ
れば価値がなく、加えて細かく裁断されていることが望
ましいという課題については対処されていなかった。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、簡単な構造でミクロジ
ョイントされた各小製品を分離すると共に、各製品毎に
仕分け集積し、各小製品を分離した残材を細かく裁断し
て集積する製品分離装置を提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の製品分離装置は、適数の製品がミクロジョ
イント部で連結されたワークから、前記製品を分離せし
める製品分離部と、この製品分離部で分離された製品を
仕分け集積せしめる製品集積部と、前記ワークから製品
を分離して残った残材を裁断せしめる裁断部を備えてな
ることを特徴とするものであり、前記ワークを予め複数
集積しておくワーク集積部と、前記ワークをワーク集積
部から製品分離部、裁断部へ移送せしめるワーク移送装
置を備えてなることが望ましいものである。
【0009】
【作用】上記した構成による製品分離装置は、予め複数
集積してあるワーク集積部から、ミクロジョイントされ
たワークを1枚取りしてワーク移送装置に載置する。こ
のワーク移送装置は前記ワークを製品分離部へ移送し、
製品分離部ではミクロジョイント部を分離する。この分
離された製品は直ちに製品集積部の所定位置に仕分け集
積する。
【0010】一方、製品を分離して枠状になった残材
は、再びワーク移送装置に載置されて裁断部へ移送され
裁断部にて細かく裁断されて小片状のスクラップとな
り、裁断部に付設されたスクラップ集積部に収容され
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0012】図1ないし図3において、製品分離装置1
は枠体構造の本体フレーム3と、この本体フレーム3内
に設けられた複数段からなる棚上には、最上段のワーク
Wを水平方向に複数枚積層して集積するワーク集積部
5、残材を細かく裁断する裁断部7、この裁断部7で細
かく裁断されたスクラップを集積するスクラップ集積部
9、ミクロジョイント(小連結)されたワークより製品
を分離し仕分ける製品分離部11、及び分離し仕分けら
れた製品を集積する製品集積部13が設けてある。そし
て、このような本体フレーム3の前面側には本体フレー
ム3に沿って上下動自在なワーク移送装置15が設けて
ある。
【0013】前記本体フレーム3は直方体を上下方向に
長く置いた形状で、直方体の各稜部に支柱部材を配した
フレーム構造である。この本体フレーム3の正面から見
て(図2参照)、左右側には棚部を置くための突出部1
7が所定間隔を置いて左右平行に設けてある。この突出
部17は前面側左右の支柱19より、後面側左右の支柱
21に通して架設されている。そして、この本体フレー
ム3の間口側(前面)は大きなサイズのワーク(定尺
材)の長手方向より大きく、奥行側(側面)は前記ワー
クの幅方向より大きくとってあり、前記定尺材であるワ
ークWを水平方向に積層して収容できるように形成して
ある。
【0014】この本体フレーム3の最上段に設けられた
ワーク集積部5は、前記突出部17にその両端を支持さ
れた着脱自在のパレット23が取付けられ、このパレッ
ト23上には予めプレス機械にて加工されたミクロジョ
イント部(小連結部)を有するワークWが、水平に積層
されて集積されている。この集積されたワークWの略々
中心部の上方には、前記本体フレーム3の上部に設けら
れた流体シリンダ25のピストン27により上下動され
るワーク吸着保持部材29が備えてあり、ワーク吸着保
持部材29の下側面に設けられた複数個の吸着パット3
1により、ワークWの最上段の1枚を吸着取りするワー
ク1枚取り装置33が設けてある。なお、吸着パット3
1は真空パッド、マグネット等よりなるものである。
【0015】前記ワーク集積部5の下段にはワークWの
残材を細かく裁断する裁断部7が設けてある。この裁断
部7は本体フレーム3の突出部17上に設けられたY軸
ガイド部材35に係合し、Y軸ガイド部材35に案内さ
れてY軸方向に移動自在な加工ヘッド保持部材37と、
この加工ヘッド保持部材37に保持されると共に、加工
ヘッド保持部材37内にあってX軸方向に移動自在な加
工ヘッド39とより形成されている。
【0016】前記加工ヘッド保持部材37は門型のフレ
ームで、左右の脚部の下端面は前記Y軸ガイド部材35
に滑合され、フレームの中央上部には後述するY軸ボー
ルネジ41に螺合するボールネジナット43が設けてあ
る。このボールネジナット43に螺合するY軸ボールネ
ジ41は、本体フレーム3の前面側より後面側へ張設し
てあって、後面側のY軸ボールネジ41の突出端にはY
軸駆動モータ45が設けてある。このY軸駆動モータ4
5の駆動によりY軸ボールネジ41が回転され、これに
螺合するボールネジナット43を介して加工ヘッド保持
部材37は、Y軸ガイド部材35上をY軸方向へ移動さ
れる。
【0017】この加工ヘッド保持部材37のフレーム方
向の中央下面には、逆凸状のガイド溝47が設けてあっ
て、このガイド溝47内には摺動自在に形成された加工
ヘッド39が移動自在に設けてあり、前記ガイド溝47
内に架設されたX軸ボールネジ49に螺合されている。
このX軸ボールネジ49にはX軸駆動モータ51が接続
されていて、X軸駆動モータ51の駆動により前記加工
ヘッド39はX軸方向に移動される。
【0018】加工ヘッド39はレーザ光、プラズマジェ
ット等の切断用ヘッドやウォータジェットによる切断用
ヘッドを用いてもよく、枠状になったワークWの残材を
切断し得るものであればよい。
【0019】上述した裁断部7の加工ヘッド39の下方
には、ワークWを剣状の刃先で支持するための剣山テー
ブル53が設けてある。この剣山テーブル53はY軸方
向に延伸した丸棒状の剣山保持部材55に、上下一対の
剣山57を設けたもので、この剣山57は1本の剣山保
持部材55に複数個宛取付けられている。この複数個の
剣山57を等間隔に取付けた剣山保持部材55を同一水
平面上にY軸方向に並べ、各剣山保持部材55の一端で
同一箇所にはプーリ59を設け、このプーリ59にはタ
イミングベルト61を巻装し、剣山保持部材55の1つ
に装着したモータ63により、同期して一斉に回転する
ように形成してある。
【0020】上記した剣山テーブル53の下側にはスク
ラップ集積部9が備えてある。このスクラップ集積部9
は、前記本体フレーム3の突出部17上に載置されたス
クラップ集積用パレット65と、このスクラップ集積用
パレット65上に設けられた複数個のスクラップボック
ス67とより成り、前記裁断部7で細かく裁断されたス
クラップ69を、前記剣山テーブル53の回転によって
落下されるのを受取るようになっている。このスクラッ
プ集積用パレット65はスクラップボックス67を搭載
したままで本体フレーム3より着脱可能であり、スクラ
ップボックス67はスクラップ集積用パレット65から
自在に取外すことが可能となっている。前記スクラップ
集積部9の下段には製品分離部11が設けてある。この
製品分離部11には前記突出部17に移動自在に架設さ
れたアーム部材71が設けてあって、このアーム部材7
1はその中央上部でアーム部材71をY軸方向に移動さ
せるアーム部材移動用ボールネジ73に螺合されてお
り、このアーム部材移動用ボールネジ73に接続された
アーム部材駆動用モータ75により、Y軸方向に移動さ
れるようになっている。このアーム部材71の下面側に
はアーム部材71の幅(奥行方向)より僅かに長いコン
ベア装置77が設けてあり、このコンベア装置77はア
ーム部材11のX軸方向全域に亘って設けてある。
【0021】このコンベア装置77の下側面にはコンベ
ア装置77と僅かな隙間を置いて振動テーブル79が、
これまたアーム部材71のX軸方向全域に亘って設けて
ある。この振動テーブル79の後方で、前記コンベア装
置77との交点位置には先端が下方に下がる傾斜状の製
品案内コンベア装置81が設けてあって、前記コンベア
装置77と振動テーブル79との間に挿入されたミクロ
ジョイント部を有するワークWが、振動テーブル79の
作動によって振動され、前記ジョイント部が外れ、分離
された製品がワークWより外れたものを下方に案内する
ようになっている。
【0022】上記した製品分離部11のセパレータ83
によって分離された製品は、セパレータ83の下方に設
けられた製品パレット85上に仕分け集積される。この
仕分けは前記セパレータ83のアーム部材71をY軸方
向に移動させることによって行なわれる。
【0023】前記製品分離部11の下段には製品集積部
13があって、この製品集積部13は製品パレット85
を入れ換え自在に装着されており、前記製品分離部11
の作業工程に応じて移動されるようになっている。
【0024】前記ワーク移送装置15は、本体フレーム
3の前面側の左右の支柱19にガイドレール87を設
け、このガイドレール87に上下動自在なリフタ89を
設けてある。このリフタ89は前記ガイドレール87に
沿って設けられたリフタ用ボールネジ91に螺合されて
おり、このリフタ用ボールネジ91には上部にリフタ用
駆動モータ93が接続されている。このリフタ用駆動モ
ータ93の駆動によってリフタ89は上下動される。な
お、前記リフタ用駆動モータ93の下側に設けてあるプ
ーリ95は、本体フレーム3の前側の左右支柱19の他
方側のリフタ用ボールネジ91が同期回転すべく設けら
れたものである。
【0025】前記リフタ89はトレイ状に形成してあっ
て、X軸方向は本体フレーム3の左右の支柱19の間隔
に等しく、Y軸方向はワークWを収納するに十分な長さ
を有している。このリフタ89内にはワーク移動用コン
ベア97を備え、このワーク移動コンベア97の上部に
は先端にワーククランプ99を設け、リフタ89内にY
軸方向に移動自在なパレット交換キャリヤ101が設け
てある。このパレット交換キャリヤ101の上部にはパ
レット係合フック103が設けてあり、例えばパレット
23を引き出すときは、パレット23にパレット係合フ
ック103を引掛け、パレット交換キャリヤ101を移
動させてパレット23をワーク移動用コンベア97上に
載置する。また、ワークWを1枚取り出すときは前記ワ
ーククランプ99によって行なうようになっている。
【0026】以下、図4ないし図6を参照して前記リフ
タ89の構造を詳細に説明する。リフタ89内に設けら
れたパレット交換キャリヤ101はX軸方向のリフタ8
9の内側側面に設けられたキャリヤガイド105に摺動
自在に係合され、このキャリヤガイド105に沿って設
けられたボールネジ107に螺合されている。このボー
ルネジ107は左右側に対をなしてY軸方向に架設して
あり、ボールネジ107に設けたプーリ109に張設さ
れたタイミングベルト111によって、2本のボールネ
ジ107は同期して同方向に駆動モータ113によって
回転され、パレット交換キャリヤ101をY軸方向に移
動させる。
【0027】一方、前記ワーク移動用コンベア97も前
記パレット交換キャリヤ103の下方に設けたコンベア
移動キャリヤ115に支持されており、このコンベア移
動キャリヤ115はリフタ89の床面に設けたY軸方向
のコンベアガイドレール117にガイドされ、コンベア
移動キャリヤ115の中央に設けたボールネジナット
(図示せず)とY軸方向に架設されたコンベア移動用ボ
ールネジ119と駆動モータ121とによって、前記パ
レット交換キャリヤ101とは別にY軸方向に移動され
る。
【0028】上記した構成による製品分離装置1は、ワ
ーク集積部5のワーク1枚取り装置33によって、パレ
ット23上のワークWを吸着パット31にて吸着して持
ち上げる。このワークWを持ち上げた位置にワーク移送
装置15のリフタ89を移動し、ワーククランプ99の
位置をワークに合わせて停止させる。
【0029】次に、リフタ89内のパレット交換キャリ
ヤ101と、コンベア移動キャリヤ115がそれぞれY
軸方向に移動され、パレット交換キャリヤ101のワー
ククランプ99がワークWを把持し、このワーククラン
プ99にて把持されたワークWの下側にワーク移動用コ
ンベア97が移動されると、前記吸着パット31は解放
されてワークWの一端をクランプしたままワークWはワ
ーク移動用コンベア97上に置かれる。そして、パレッ
ト交換キャリヤ101とコンベア移動キャリヤ115は
引き戻され、ワークWをリフタ89内に収容する。
【0030】このワークWを収容したリフタ89はリフ
タ用駆動モータ93によって製品分離部11まで降下さ
れ、再びパレット交換キャリヤ101とコンベア移動キ
ャリヤ115は押し出され、ワークWはセパレータ83
のコンベア装置77と振動テーブル79との間に挿入さ
れ、コンベア装置77に押えられ振動テーブル79の振
動を受けて、製品ワークW1 をワークWより分離する。
【0031】この分離された製品ワークW1 は製品案内
コンベア装置81によって製品パレット85上に移され
る。前記セパレータ83はワークWに振動を与えなが
ら、図1の左側より右側へアーム部材移動用ボールネジ
73によって移動され、次のポジションで製品ワークW
2 を分離し、以下同様に同一のミクロジョイントされた
ワークWを製品ワークW1 やW2 上に集積する。このと
き、前記セパレータ83の移動に伴ない、リフタ89内
のワーク移動コンベア97は同じ速さで移動する。
【0032】上述したセパレータ83によってミクロジ
ョイントされた各製品ワークを分離したワークWは、パ
レット交換キャリヤ101に引かれてリフタ89内に収
容される。この収容されたワークWの残材はリフタ89
によって裁断部7へ移送される。
【0033】裁断部7では図7ないし図9に示すよう
に、ワークWSはパレット交換キャリヤ101によって
押し出され、同時にワーク移動コンベア97も押し出さ
れて剣山テーブル53上にて停止される。そして、ワー
ク移動コンベア97がリフタ89内に戻されると、ワー
クWSは剣山テーブル53上に載置される。この後でパ
レット交換キャリヤ101もリフタ89内に戻り、リフ
タ89は次の作業に備えてワーク集積部5へ移動され、
新しい次のワークWを1枚取りして、そのワークWを製
品分離部11へ移送する。
【0034】前記剣山テーブル53上に載置されたワー
クWSは上方に設けられた加工ヘッド39のX軸方向及
びY軸方向への移動により、図10に示すようにワーク
WSを細かく裁断してスクラップ69とする。このと
き、加工ヘッド39の軌跡は隣接する剣山57の間を図
11に示すように通過するように設定してあり、加工ヘ
ッド39による剣山57の損傷はないようになってい
る。
【0035】この加工ヘッド39による裁断が終了され
ると、前記剣山57は剣山保持部材55の回転運動によ
って下方に落下し、スクラップ集積パレット65上のス
クラップボックス67内に集積される。なお、図7ない
し図9の符号123は加工ヘッド39のガイド部材であ
る。
【0036】図12及び図13は剣山テーブルの変形例
である。この剣山テーブル125は前記剣山保持部材5
5の一方側に、円錐状の剣山127を同方向の一方側に
設けて所定間隔で並設し、この剣山127の頂点を上方
に向けた時の剣山保持部材55の下側偏芯位置に、それ
ぞれ連結部材129の一端を回動自在に取付け、前記連
結部材129の他端に、シリンダ131より水平方向に
突出するロッド状部材133を回動自在に取付けたもの
である。
【0037】上記した構成による剣山テーブル125
は、図13に示すように、シリンダ131の作動により
ロッド状部材133が図の矢印方向(図の右方向)へ押
されると、前記連結部材129は剣山保持部材55を回
動させる方向に作用し、円錐状剣山127は直角方向に
向けられて剣山テーブル125上の残材WSを落下させ
ることができる。
【0038】図14ないし図16は、別の実施例で、こ
の裁断部135はワークWSを裁断する加工ヘッドに、
X軸方向に設けられた上部ブレード137と下部ブレー
ド139とを用いている。上部ブレード137にはX軸
方向に並設された複数のシリンダ141のピストンロッ
ド143が接続されている。このシリンダ141は本体
フレーム3の前側近傍で支柱19の裏側より逆L字状に
突出された上部ブレード押え部材145に固定されてい
る。この上部ブレード137の右側(前側)にはX軸方
向に延伸された板押え147が、前記上部ブレード13
7と同様にシリンダ149のピストンロッド151に取
付けられている。この板押え147と支柱19との間に
は板押えガイド153が設けてあり、板押え147と上
部ブレード137との間には上部ブレードガイド155
が設けてあって、上部ブレード137と板押え147と
は共に上下動されるようになっている。また、前記下部
ブレード139は下部ブレード保持部材157を介して
支柱19に固定してある。この下部ブレード保持部材1
57における下方の奥側に傾斜面を備え、前記上部ブレ
ード押え部材145との間に、X軸方向に延伸された開
口部159を形成してある。
【0039】この開口部159の下方には円形の回転刃
を備えたロータリーブレード161が設けてある。この
ロータリーブレード161は前記開口部159の中心を
中央として、X軸方向に延伸された回転軸163を有
し、この回転軸163上に左右より互いにロータリーブ
レード161の外周円が組み込まれたように複数個並設
してある。この2本の回転軸163にはギア165が互
いに噛み合わされ、一方が駆動用となり駆動モータ16
7が接続され、ロータリーブレード161は互いに反対
方向へ回転するようになっている。
【0040】このロータリーブレード161の下方には
スクラップ69を案内するスクラップ案内板169が設
けてある。このスクラップ案内板169はロータリーブ
レード161側が高く、奥側は低くなるように傾斜をも
って設けてある。このスクラップ案内板169はY軸方
向の幅の略々中央部でX軸方向に2分されており、ロー
タリーブレード161の真下に相当する側の案内板は、
可動案内板169Aとして側方に設けたそれぞれ1対の
シリンダ171とピストンロッド173に接続され、シ
リンダ171の作動によって上下動されるようになって
いる。一方、固定側の固定案内板169Bは前記本体フ
レーム3の突出部17に固定してある。
【0041】これらのスクラップ案内板169の下方に
は上述したスクラップボックス67が、可動案内板16
9Aと固定案内板169Bより落下するスクラップ69
を集積すべく、スクラップ集積用パレット65に載置さ
れ設けられている。
【0042】上記構成による裁断部135は、前記上部
ブレード137と下部ブレード139との間に、図14
には図示していないリフタ89より残材WSが挿入され
ると、上部ブレード押え部材145の側面に当って停止
される。次に、板押え147がシリンダ149の作動で
降下して残材WSを下部ブレード保持部材157上に押
えると、上部ブレード137がシリンダ141の作動で
降下し下部ブレード139と協働して残材WSをX軸方
向に裁断する。
【0043】この裁断された残材WSは下部ブレード保
持部材157の開口部159より落下してロータリーブ
レード161に入る。このロータリーブレード161は
互いに内側へ回転されているので、X軸方向に細長く裁
断された残材WSを、互いに向き合った複数のロータリ
ーブレード161によって細かく裁断しスクラップ69
の小片とする。このスクラップ69はスクラップ案内板
169に案内されてスクラップボックス67内に集積さ
れる。
【0044】この裁断は図17に示すように、初めにX
軸方向の裁断M1を上部ブレード137と下部ブレード
139とにより行ない、以下はM1ラインで落下された
残材WSは、ロータリーブレード161によって同時に
Nラインの裁断を行なうので効率的である。そして、ス
クラップボックス67のX軸方向に並設されたものがス
クラップ69でいっぱいになると、シリンダ171の作
動によってスクラップ案内板169の可動案内板169
Aを移動させ、他列のスクラップボックス67への案内
ができる利点を有している。
【0045】図18および図19は、他の実施例であっ
て、この裁断部175は前面側支柱19の近傍に逆L字
状の加工ヘッドガイド177を設け、この加工ヘッドガ
イド177の内側上面にガイドレール179をX軸方向
に設け、このガイドレール179には加工ヘッド181
を移動自在に設けてある。この加工ヘッド181はファ
イバー等を裁断するためのヘッドで、中央部にはX軸方
向に延伸されたボールネジ183に螺合するナット孔1
85が設けてあって、ボールネジ183の回転によって
加工ヘッド181はX軸方向に移動される。前記ボール
ネジ183の一端には加工ヘッド駆動用モータ187が
接続されており、この加工ヘッド駆動用モータ187と
ボールネジ183とはいずれも前記加工ヘッドガイド1
77に取付けられている。
【0046】この加工ヘッド181の下方で前記本体フ
レーム3の支柱19には、図示していないリフタ89で
搬入される残材WSを載置する残材支持部材189が設
けてあって、この残材支持部材189上に載置された残
材WSを、前記加工ヘッド181がX軸方向に移動しな
がら裁断する。この裁断された残材WSは直下に設けら
れた前記ロータリーブレード161で細かく裁断され、
ロータリーブレード161の下方に設けられたスクラッ
プ案内板169とシリンダ171とによってスクラップ
ボックス67内に集積される。
【0047】この裁断部175で裁断される残材WSに
対する裁断ラインは図17に示したものと同様に行なわ
れる。なお、この裁断部175の平面図は図16と同様
であり図示しないものとする。
【0048】以上説明したように、本実施例の製品分離
装置は、ミクロジョイントされたワークを例えば昼間に
ワーク集積パレット23を用いて用意しておけば、夜間
に自動的に製品を分離して仕分けると共に、残材をスク
ラップ69としてスクラップボックス67内に集積させ
ることができる。
【0049】なお、ワーク集積部5、裁断部5,13
5,175、スクラップ集積部9、製品分離部11、製
品集積部13等の位置は限定するものでなく、また、本
発明は上述した実施例に限定されるものではなく、適宜
の変更を行なうことによって、その他の態様でも実施し
得るものである。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば特許請求の範囲に記載されたとおりの構成であるか
ら、ミクロジョイントされた各小製品を分離すると共
に、各製品毎に仕分け集積し、各小製品を分離した残材
を細かく裁断して集積させることを可能とする利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で、製品分離装置の側面図で
ある。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1のワーク移送装置の拡大側面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】図4の平面図である。
【図7】図1の裁断部の側面図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】図7の要部の平面図である。
【図10】図1の製品分離装置によるワークの平面図で
ある。
【図11】図10の側面状態を示す要部の側面図であ
る。
【図12】図1の製品分離装置に用いられる剣山テーブ
ルの側面図である。
【図13】図12の剣山テーブルの作動を示す側面図で
ある。
【図14】図1の製品分離装置の裁断部の別実施例の要
部側面図である。
【図15】図14の要部正面図である。
【図16】図14の要部平面図である。
【図17】図14に示した裁断部による残材の加工を示
す平面図である。
【図18】図1の製品分離装置の裁断部の別実施例で要
部の側面図である。
【図19】図18の要部正面図である。
【符号の説明】
1 製品分離装置 5 ワーク集積部 7 裁断部 9 スクラップ集積部 11 製品分離部 13 製品集積部 15 ワーク移送装置 39 加工ヘッド 53 剣山テーブル 89 リフタ 97 ワーク移動用コンベア 101 パレット交換キャリヤ 115 コンベア移動キャリヤ 125 剣山テーブル 137 上部ブレード 139 下部ブレード 161 ロータリーブレード 169 スクラップ案内板 181 加工ヘッド 189 残材支持部材

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適数の製品がミクロジョイント部で連結
    されたワークから、前記製品を分離せしめる製品分離部
    と、この製品分離部で分離された製品を集積せしめる製
    品集積部と前記ワークから製品を分離して残った残材を
    裁断せしめる裁断部とを、枠体構造の本体フレーム内に
    上下に段状に備えてなることを特徴とする製品分離装
    置。
  2. 【請求項2】 前記本体フレーム内に、前記ワークを予
    め複数集積しておくワーク集積部をさらに段状に備える
    と共に、前記ワークをワーク集積部から製品分離部、裁
    断部へ移送せしめるワーク移送装置を前記本体フレーム
    に上下動自在に備えてなることを特徴とする請求項1記
    載の製品分離装置。
  3. 【請求項3】 前記ワーク移送装置は、上下動自在なリ
    フタと、このリフタ内に設けられワーク及びパレットを
    本体フレームより移動させるパレット交換キャリヤと、
    このパレット交換キャリヤの下方に設けられ、前記ワー
    ク及びパレットを移動自在に載置するワーク移動用コン
    ベアとを備えた構成であることを特徴とする請求項2記
    載の製品分離装置。
  4. 【請求項4】 前記裁断部は、前記残材を載置する剣山
    テーブルと、この剣山テーブルの上方にあってX軸方向
    及びY軸方向に移動自在な加工ヘッドとを設けた構成で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の製品分離装
    置。
  5. 【請求項5】 前記裁断部は、前記残材を載置するとと
    もに、その一端に下部ブレードをX軸方向に延伸して備
    え、この下部ブレード上に上下動自在で下部ブレードと
    協働して残材をX軸方向に裁断する上部ブレードを設
    け、この上部ブレードの下方に2つの並設された複数の
    ロータリーブレードを設けた構成であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の製品分離装置。
  6. 【請求項6】 前記裁断部は、前記残材を載置する残材
    支持部材と、この残材支持部材上でX軸方向に移動自在
    で、前記残材をX軸方向に裁断する加工ヘッドと、この
    加工ヘッドの下方で2つの並設された複数のロータリー
    ブレードとを設けた構成であることを特徴とする請求項
    1又は2記載の製品分離装置。
  7. 【請求項7】 前記剣山テーブルは、複数の剣山保持部
    材を所定間隔をおいて並設し、前記加工ヘッドによる裁
    断加工後に剣山保持部材を回動せしめる駆動機構を備え
    た構成であることを特徴とする請求項4記載の製品分離
    装置。
  8. 【請求項8】 前記ロータリーブレードを設けた裁断部
    の下方には、ロータリーブレードで細かく裁断されたス
    クラップを、スクラップ集積部へ案内するための可動案
    内板を設けた構成であることを特徴とする請求項5又は
    及び6記載の製品分離装置。
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