JP3277758B2 - 碍子用シリコーンゴム組成物 - Google Patents

碍子用シリコーンゴム組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱硬化により優れた
高電圧電気絶縁体となるシリコーンゴムを与える碍子用
のシリコーンゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】送電線
等に用いる碍子に使用される高電圧電気絶縁体は、一般
に磁器製又はガラス製である。しかし、海岸沿いの地域
や工業地帯のように汚染を受けやすい環境下では、高電
圧電気絶縁体の表面を微粒子や塩類、霧等が通ることに
より、漏れ電流が発生したり、フラッシュオーバーにつ
ながるドライバンド放電等が起こるという問題があっ
た。
【0003】そこで、これらの磁器製又はガラス製の絶
縁体の欠点を改良するために種々の解決法が提案されて
いる。例えば米国特許第3511698号公報には、硬
化性樹脂からなる部材と白金触媒含有オルガノポリシロ
キサンエラストマーとからなる耐候性の高電圧電気絶縁
体が提案されている。また、特開昭59−198604
号公報には、一液性の室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物をガラス製又は磁器製の電気絶縁体の外側表面
に塗布することにより、湿気、大気汚染、紫外線等の野
外におけるストレスの存在下においても前記電気絶縁体
の有する高性能の電気性能を維持させる技術が提案され
ている。
【0004】更に、特公昭53−35982号公報及び
特開平4−209655号公報には、加熱硬化によりシ
リコーンゴムとなるオルガノポリシロキサンとアルミニ
ウム水和物との混合物を100℃よりも高い温度で30
分以上加熱することによって、電気絶縁性が改良された
シリコーンゴム組成物が得られることが提案されてい
る。
【0005】しかしながら、前記の従来技術では、いず
れも使用されているシリコーンゴム材料の高電圧電気絶
縁性能が未だ十分満足できるものではなかったり、シリ
コーンゴム材料の硬化に長時間を要するという不満があ
った。また、従来の技術では、シリコーンゴム材料を硬
化させるにあたり、白金触媒を使用するとシリコーンゴ
ムの電気絶縁性が劣化するとされ、この劣化を防止する
ために白金触媒を用いる付加硬化方式に代えて有機過酸
化物を使用することが多く行われている。しかし、有機
過酸化物架橋は、高粘度生ゴム状オルガノポリシロキサ
ンを主成分としているため、ロール混練機などにて混練
し、成形機に供給できるような形状とする分出し作業
(プレフォーム工程)が必要であり、この工程は射出成
形作業以上の人手を要し、省力化のネックでもあった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
射出成形が可能で、加熱硬化後に苛酷な大気汚染、塩害
あるいは気候に晒される条件下での耐候性、耐トラッキ
ング性、耐アーク性及び耐エロージェン性等の高電圧電
気絶縁特性に優れたシリコーンゴムを与える碍子用のシ
リコーンゴム組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、オルガノ
ポリシロキサンを主成分として無機質充填剤を含有し、
有機過酸化物により硬化させるシリコーンゴム組成物に
おいて、上記オルガノポリシロキサンとして下記平均組
成式(1) RaSiO(4-a)/2 (1) (但し、式中Rは置換又は非置換の一価炭化水素基であ
り、aは1.85〜2.10である。)で示され、分子
鎖両末端がトリビニルシリル基、ジビニルメチルシリル
基又はビニルジメチルシリル基で封鎖された1種又は2
種以上のオルガノポリシロキサンであり、かつ分子鎖両
末端がトリビニルシリル基又はジビニルメチルシリル基
で封鎖されたオルガノポリシロキサンが全体の70重量
%以上を占める25℃における粘度が400〜1000
00cps(センチポイズ)のオルガノポリシロキサン
を使用し、かつアルミニウム水酸化物を所定量配合する
と共に、必要により下記平均組成式(2) R1 bSiO(4-b)/2 (2) (但し、式中R1は脂肪族不飽和炭化水素基を除く置換
又は非置換の一価炭化水素基であり、bは1.85〜
2.2である。)で示され、分子鎖両末端が(CH33
SiO1/2単位で封鎖された25℃における粘度が30
〜100000cpsのオルガノポリシロキサンを添加
することにより、面倒な操作を行うことなく射出成形が
可能で作業性に優れ、かつコスト的にも有利である上、
苛酷な大気汚染、塩害あるいは気候に晒される条件下で
の耐候性、耐トラッキング性、耐アーク性、耐エロージ
ェン性に優れ、高電圧電気絶縁性能に優れたシリコーン
ゴムを与え、このシリコーンゴムは碍子等の高電圧電気
絶縁体として有用であることを知見し、本発明をなすに
至ったものである。
【0008】従って、本発明は、(1)上記平均組成式
(1)で示され、分子鎖両末端がトリビニルシリル基、
ジビニルメチルシリル基又はビニルジメチルシリル基で
封鎖された1種又は2種以上のオルガノポリシロキサン
であり、かつ分子鎖両末端がトリビニルシリル基又はジ
ビニルメチルシリル基で封鎖されたオルガノポリシロキ
サンが全体の70重量%以上を占める25℃における粘
度が400〜100000cpsのオルガノ ポリシロキサン 100重量部 (2)無機質充填剤 1〜100重量部 (3)アルミニウム水酸化物 50〜300重量部 (4)上記平均組成式(2)で示され、分子鎖両末端が
(CHSiO1/2単位で封鎖された25℃にお
ける粘度が30〜100000cpsのオルガノ ポリシロキサン 0〜20重量部 (5)有機過酸化物 0.1〜10重量部 を配合してなることを特徴とする碍子用のシリコーンゴ
ム組成物を提供する。
【0009】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の碍子用シリコーンゴム組成物の第一成分
は、下記平均組成式(1) RSiO(4−a)/2 (1) (但し、式中Rは置換又は非置換の一価炭化水素基であ
り、aは1.85〜2.10である。) で示され、分子鎖両末端がトリビニルシリル基、ジビニ
ルメチルシリル基又はビニルジメチルシリル基で封鎖さ
れた1種又は2種以上のオルガノポリシロキサンであ
り、かつ分子鎖両末端がトリビニルシリル基又はジビニ
ルメチルシリル基で封鎖されたオルガノポリシロキサン
が全体の70重量%以上を占める25℃における粘度が
400〜100000cpsの室温で液状のオルガノポ
リシロキサンである。
【0010】ここで、上記式(1)中のRは、好ましく
は炭素数1〜12、特に炭素数1〜10の置換又は非置
換の一価炭化水素基であり、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ヘキシル
基、シクロヘキシル基、オクチル基等のアルキル基、ビ
ニル基、アリル基、プロペニル基、ブテニル基、ヘキセ
ニル基等のアルケニル基、フェニル基、トリル基等のア
リール基、ベンジル基、フェニルエチル基等のアラルキ
ル基やこれらの炭化水素基の水素原子が部分的にハロゲ
ン原子、シアノ基等で置換されたクロロメチル基、トリ
フルオロプロピル基、シアノエチル基などが挙げられ
る。特に、R基全体の少なくとも50モル%、より好ま
しくは60〜99.7モル%がメチル基で、かつ0.1
〜10モル%、より好ましくは0.3〜3モル%がビニ
ル基であることが好適である。なお、aは1.85〜
2.10である。
【0011】また、上記第一成分のオルガノポリシロキ
サンは、分子鎖両末端がトリビニルシリル基又はジビニ
ルメチルシリル基で封鎖されたオルガノポリシロキサン
が全体の70重量%以上、好ましくは80〜100重量
%含有することが必要であり、70重量%に満たないと
射出成形において実用的な短時間硬化が達成し難い上、
硬化物の機械的特性も損なわれる。
【0012】上記式(1)のオルガノポリシロキサン
は、25℃における粘度が400〜100000cp
s、好ましくは1000〜50000cpsであり、式
(1)のオルガノポリシロキサンの2種以上を混合する
場合は混合物の粘度を上記範囲とすることが必要であ
る。なお、このオルガノポリシロキサンは実質的には線
状構造のジオルガノポリシロキサンであるが、三官能の
シロキサン単位(即ちモノオルガノシロキサン単位)が
入っていてもよい。
【0013】第二成分の無機質充填剤は、主として本発
明組成物の機械的強度を高めるために使用されるもので
あり、このような無機質充填剤としては、例えばBET
法による比表面積が50m2/g以上、特に50〜40
0m2/gの沈澱シリカ、ヒュームドシリカ、焼成シリ
カ等のシリカ系の補強充填剤等が挙げられる。また、補
強性はさほど強くないが、石英粉、ケイ藻土、炭酸カル
シウム等の充填剤も用いることができる。なお、これら
の無機質充填剤は、そのまま用いてもよいが、ヘキサメ
チルジシラザン、ポリメチルシロキサン等の有機ケイ素
化合物で表面処理し、表面を疎水性に改質して用いても
よい。
【0014】無機質充填剤の配合量は、第一成分のオル
ガノポリシロキサン100部(重量部、以下同様)に対
して1〜100部、好ましくは2〜50部とするもの
で、1部に満たないと補強効果が弱く、100部を超え
ると第三成分のアルミニウム水酸化物を高充填すること
が困難になる。
【0015】次に、第三成分のアルミニウム水酸化物
は、シリコーンゴム組成物の耐アーク性、耐トラッキン
グ性を改善するために使用されるもので、本発明組成物
において必須のものである。
【0016】この場合、アルミニウム水酸化物として
は、下記式(3) Al23・3H2O (3) で表され、平均粒子径が30μm以下、好ましくは0.
1〜30μm、更に好ましくは0.5〜15μmで、B
ET比表面積が0.1〜20m2/gのものが好ましく
使用される。
【0017】また、上記アルミニウム水酸化物は、その
まま用いてもよいが、シラン系、チタネート系のカップ
リング剤、ジメチルポリシロキサンオイル、ステアリン
酸等で表面処理したものを用いてもよい。
【0018】第三成分のアルミニウム水酸化物の配合量
は、第一成分100部に対して50〜300部、好まし
くは150〜250部の範囲であり、50部に満たない
と硬化後の組成物が必要な耐アーク性や耐トラッキング
性を得られないものとなり、300部を超えると組成物
への充填が困難となり、加工性が悪くなる。
【0019】更に、必要に応じて配合される第四成分の
オルガノポリシロキサンは、下記平均組成式(2) R1 bSiO(4-b)/2 (2) (但し、式中R1は脂肪族不飽和炭化水素基を除く置換
又は非置換の一価炭化水素基であり、bは1.85〜
2.2である。)で示され、分子鎖両末端が(CH33
SiO1/2単位で封鎖された25℃における粘度が30
〜100000cpsの室温で液状のもの、例えば直鎖
状のジオルガノポリシロキサンであり、これを配合する
ことにより、シリコーンゴム組成物の耐候性、撥水性、
耐トラッキング性をより向上させることができる。
【0020】ここで、上記式(2)中のR1は脂肪族不
飽和基を除く置換又は非置換の一価炭化水素基であり、
前記した平均組成式(1)のRにおける、アルケニル基
以外の炭素数1〜12、特に炭素数1〜10のものと同
様のものが挙げられるが、例えばメチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ヘキシル基、
シクロヘキシル基、オクチル基等の炭素数1〜8のアル
キル基、フェニル基、トリル基等の炭素数6〜12のア
リール基などが例示され、特にメチル基に代表されるア
ルキル基が好ましい。bは1.85〜2.2、好ましく
は1.9〜2.1である。
【0021】上記式(2)のオルガノポリシロキサン
は、25℃における粘度が30〜100000cps、
好ましくは100〜100000cps、更に好ましく
は1000〜50000cpsである。
【0022】第四成分のオルガノポリシロキサンの配合
量は、第一成分100部に対して0〜20部、好ましく
は3〜15部の範囲であり、配合量が20部を超えると
硬化したゴム弾性体の強度が低下し、また、表面にオイ
ルがブリードして作業性等が損なわれる。
【0023】第五成分の有機過酸化物は、本発明組成物
の硬化触媒として使用されるものである。この有機過酸
化物としては、一般にシリコーンゴムの硬化に用いられ
る有機過酸化物を使用し得、具体的には下記化合物を例
示することができるが、これらに限定されるものではな
い。
【0024】
【化1】
【0025】上記有機過酸化物の配合量は、所望の硬化
速度に応じて適宜選択することができるが、実用的な硬
化速度を得るためには第一成分100部に対して0.1
〜10部、好ましくは0.2〜2部の範囲とする。
【0026】本発明組成物には、上記成分以外に目的に
応じて各種の添加剤、例えば酸化チタン、酸化鉄、酸化
セリウム、酸化バナジウム、酸化クロム等の金属酸化
物、顔料、耐熱剤、難燃性付与剤などを本発明組成物の
特性が損なわれない範囲で添加することができる。
【0027】本発明のシリコーンゴム組成物は、上記し
た成分を常温で均一に混合することにより得ることがで
きるが、必要によりまず有機過酸化物以外の成分をプラ
ネタリーミキサーやニーダー等で100〜200℃の範
囲で2〜4時間熱処理した後、有機過酸化物を添加、混
合してもよい。
【0028】本発明のシリコーンゴム組成物は、射出成
形可能な性状を有しており、液状シリコーンゴム射出成
形機やトランスファ成形機を用いて成形し、120〜1
80℃で20〜200秒程度の短時間加熱することによ
り、容易に硬化させることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明のシリコーンゴム組成物は、面倒
な操作を行うことなく射出成形が可能で作業性に優れ、
かつコスト的にも有利である上、苛酷な大気汚染、塩害
あるいは気候に晒される条件下での耐候性、耐トラッキ
ング性、耐アーク性、耐エロージェン性に優れ、高電圧
電気絶縁性能に優れたシリコーンゴムを与え、碍子用と
して有用である。
【0030】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の部はいずれも重量部であ
る。
【0031】〔実施例1〜4〕表1に示すようにオルガ
ノポリシロキサン(1)〜(3)、湿式シリカ、アルミ
ナ水和物及びオルガノポリシロキサン(4)を室温(2
5℃)でプラネタリーミキサーにて攪拌混合した後、ジ
クミルパーオキサイドを加え、室温にて均一になるまで
混合し、シリコーンゴム組成物を得た。このシリコーン
ゴム組成物を液状シリコーン射出成形機を用いて165
℃で150秒間加熱して硬化させた後、更に200℃で
4時間二次硬化させ、それぞれ128mm×44mm×
6mm(厚み)のシリコーンゴム組成物のシート状硬化
物を得た。
【0032】〔実施例5、比較例1,2〕表1に示すよ
うにオルガノポリシロキサン(1)〜(3)、湿式シリ
カ、アルミナ水和物を150℃で2時間攪拌して混合し
た以外は、上記実施例1と同様にしてシリコーンゴム組
成物のシート状硬化物を得た。
【0033】得られたシート状硬化物について、下記方
法でトラッキング試験を行った。結果を表1に示す。 トラッキング試験:ASTM D−2303−64Tの
規格に準じ、荷電圧4KVで電極間距離50mmの間に
汚染液(0.1%NH4Clと0.02%非イオン性界
面活性剤との水溶液)を0.6ml/minの速さで上
部電極から滴下してトラックが発生し、導通するまでの
時間とそれによって起こる浸食重量減量を測定した。
【0034】表1の結果より、本発明のシリコーンゴム
組成物(実施例)は、容易に射出成形することができ、
これらのシート状硬化物は耐トラッキング性に優れ、か
つゴム物性も良好であることが確認された。一方、比較
例1のシート状硬化物は耐トラッキング性は良好である
ものの、生産性を考慮した上記の射出成形条件範囲の下
では硬化物の加硫度は不十分で硬化物のゴム物性に乏し
いものであった。また比較例2のシート状硬化物は耐ト
ラッキング性に劣るものであった。
【0035】
【表1】
【0036】
【化2】 *4:ニプシルLP(日本シリカ工業社製) *5:平均粒子径8μm、BET比表面積2m2 gの
水酸化アルミニウム *6:オルガノポリシロキサン(4) 粘度3万cpsの分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基
で封鎖されたジメチルポリシロキサン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08K 3/22 C08L 83/04 C08L 83/07

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)下記平均組成式(1) RSiO(4−a)/2 (1) (但し、式中Rは置換又は非置換の一価炭化水素基であ
    り、aは1.85〜2.10である。) で示され、分子鎖両末端がトリビニルシリル基、ジビニ
    ルメチルシリル基又はビニルジメチルシリル基で封鎖さ
    れた1種又は2種以上のオルガノポリシロキサンであ
    り、かつ分子鎖両末端がトリビニルシリル基又はジビニ
    ルメチルシリル基で封鎖されたオルガノポリシロキサン
    が全体の70重量%以上を占める25℃における粘度が
    400〜100000センチポイズのオルガノポリシロ
    キサン 100重量部 (2)無機質充填剤 1〜100重量部 (3)アルミニウム水酸化物 50〜300重量部 (4)下記平均組成式(2) R SiO(4−b)/2 (2) (但し、式中Rは脂肪族不飽和炭化水素基を除く置換
    又は非置換の一価炭化水素基であり、bは1.85〜
    2.2である。) で示され、分子鎖両末端が(CHSiO1/2
    位で封鎖された25℃における粘度が30〜10000
    0センチポイズのオルガノポリシロキサン 0〜20重量部 (5)有機過酸化物 0.1〜10重量部 を配合してなることを特徴とする碍子用シリコーンゴム
    組成物。
  2. 【請求項2】 白金又は白金化合物を含有しない請求項
    1記載のシリコーンゴム組成物。
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