JP3276292B2 - 横型超微粒ミル - Google Patents

横型超微粒ミル

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JP3276292B2
JP3276292B2 JP22829496A JP22829496A JP3276292B2 JP 3276292 B2 JP3276292 B2 JP 3276292B2 JP 22829496 A JP22829496 A JP 22829496A JP 22829496 A JP22829496 A JP 22829496A JP 3276292 B2 JP3276292 B2 JP 3276292B2
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mill
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pulverized
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慎治 松本
賢二 西沢
勝征 植田
五輪麿 天野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超微粉体の製造設
備として用いられる横型超微粒ミルに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に横型超微粒ミル(以下「UFミ
ル」と略称する)を用いた従来の連続粉砕の状態を例示
するもので、同図のUFミルは外筒を固定し、内筒のみ
を回転させて被砕物を粉砕する仕様としたものである。
【0003】図中、被砕物は原料ホッパ1からスクリュ
ーフィーダでなる供給機2により、また湿式粉砕の場合
はさらにスラリー媒液がタンク3から供給ポンプ4によ
りそれぞれUFミルに連続供給される。
【0004】このUFミルは、ミル外筒5とミル内筒6
との間隙に充填された粉砕ボール7被砕物の粉砕子が行
なわれるもので、得られた微砕粉あるいは湿式粉砕の場
合であれば微粒スラリーは、ミル端部の同心円周方向に
設けられた排出スリット8により粉砕ボール7と分離さ
れ、微砕粉のみが連続排出されて製品タンク9に回収さ
れるようになるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5は上記図4で示し
た構成のUFミルにより、ある天然鉱石をバッチ粉砕し
た際の粉砕時間と粉砕平均粒径との関係を例示したもの
である。UFミルは、粉砕平均粒径で数μmオーダーま
での超微粉砕を目的として開発されたものであり、この
図で示すように数100μm乃至数10μmオーダーで
の粉砕はごく短時間で実施可能である。
【0006】しかるに、このUFミルでの運転における
粉砕平均粒径は、ミルの運転条件、すなわちミル回転
数、粉砕ボール7の充填率等により微調整することは可
能であるものの、主としては被砕物の供給量により決定
される。
【0007】ところで、粉砕物の利用目的によっては、
粉砕平均粒径として数100μmオーダーのものが要求
されることもある。そのため、連続粉砕時には供給量を
大きくしてミル内での被砕物の滞留時間を小さくする必
要がある。
【0008】しかしながら、上記排出スリット8での排
出負荷、すなわち排出量[kg/時]/排出口面積[m
2 ]が大きくなり過ぎるとミルからの連続排出は困難と
なるので、この排出負荷が要因となって、数100μm
乃至数10μmオーダーでの粉砕は実用上非常に困難と
なっていた。
【0009】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、排出負荷を軽減
し、供給量を増大させることができるようにすること
で、粉砕平均粒径を広い範囲に渡って調整することが可
能な横型超微粒ミルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
撹拌翼を装着した内筒及び外筒を有し、その間隙に粉砕
ボールを充填し、粉体及びスラリーを粉砕する媒体撹拌
型ミルにおいて、ミル本体の上部に該ミルの回転軸に沿
って間隔をおいて設けられた複数の供給口と、ミル本体
の下部に設けられた、上記粉砕ボールの直径より小さな
幅を有するスリットを形成した複数の排出口とを備えた
ことを特徴とする。
【0011】このような構成とすれば、内筒及び外筒の
間隙に充填された粉砕ボールが粉砕物と共にミル外部に
排出されてしまうこともなく、排出負荷が大幅に軽減
し、被砕物のミル内滞留時間を短くすることで連続供給
量を大幅に増大させることができるため、粉砕平均粒径
を広い範囲に渡って調整して、安定した粉砕動作を長時
間連続して実行させることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の一形態について説明する。図1はその基本構造を示す
もので、上記図4と同一部分には同一符号を付してその
説明は省略するものとする。
【0013】しかして、供給機2から供給された被砕物
は分配器10により、ミル外筒5の上面に該ミルの回転
軸位置を中心として周状に設けられた複数の供給口11
のいずれかからミル内部に連続供給される。
【0014】また、ミル内筒6の下部には、排出スリッ
ト13を配した排出口12を複数設ける。これら排出口
12は、例えば図2に示すようにその長手方向に沿って
排出スリット13,13,…を規則的に形成配列したも
ので、個々のスリット13の幅Pは、粉砕ボール7の直
径をDbとした場合に、例えば次式 P≦0.6×Db …(1) で与えられる値に設定している。このように、排出スリ
ット13の幅Pを粉砕ボール7の直径Dbに比して充分
小さな値で、且つ粉砕後の被砕物が余裕を持って通過可
能な大きさに設定することにより、粉砕ボール7と微砕
粉とを確実に分離して微砕粉のみをミル外部に連続排出
し、粉砕ボール7はミル外部に流出することがないよう
にしている。
【0015】そして、排出口12より排出された微砕粉
は、漏斗状の排出シュート14を介して製品タンク9に
回収されるようになる。上記のような構成にあって、供
給量比で約40〜112でのある天然鉱石の連続粉砕を
行なった場合の供給量比と平均粒子径との結果を、上記
図4で示した構成の従来のUFミルでの連続粉砕を行な
った同結果、及びバッチ粉砕を行なった同結果と共に図
3に示す。
【0016】同図に示すように従来型のUFミルでは排
出不良であった供給量比15以上の範囲でも本発明のU
Fミルは連続排出が可能であることが確認され、また粉
砕平均粒径も約60[μm]、110[μm]、280
[μm]をそれぞれ達成することができたことがわか
る。
【0017】このように、これまで供給量比15以上で
の連続粉砕は困難で、粉砕平均粒径が数10[μm]以
上への調整が困難であったUFミルを、数10[μm]
乃至数100[μm]までの粉砕平均粒径で調整可能と
することで、より幅広い粉砕平均粒径への対応が可能と
なった。なお、本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形し
て実施することが可能であるものとする。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、内筒及び
外筒の間隙に充填された粉砕ボールが粉砕物と共にミル
外部に排出されてしまうこともなく、排出負荷が大幅に
軽減し、被砕物のミル内滞留時間を短くすることで連続
供給量を大幅に増大させることができるため、粉砕平均
粒径を広い範囲に渡って調整して、安定した粉砕動作を
長時間連続して実行させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る基本構成を示す
図。
【図2】図1の排出スリットを形成した排出口の構成を
説明する図。
【図3】同実施の形態に係る平均粒子径と供給量比との
関係を示す図。
【図4】従来のUFミルの基本構成を示す図。
【図5】図4のUFミルによる粉砕時間比と平均粒子径
と関係を示す図。
【符号の説明】
1…原料ホッパ 2…供給機 3…タンク 4…供給ポンプ 5…ミル外筒 6…ミル内筒 7…粉砕ボール 8…排出スリット 9…製品タンク 10…分配器 11…供給口 12…排出口 13…排出スリット 14…排出シュート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 五輪麿 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重 工業株式会社長崎造船所内 (56)参考文献 実開 昭63−82437(JP,U) 実開 昭60−161442(JP,U) 特表 昭62−500503(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 17/00 - 17/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撹拌翼を装着した内筒及び外筒を有し、
    その間隙に粉砕ボールを充填し、粉体及びスラリーを粉
    砕する媒体撹拌型ミルにおいて、 ミル本体の上部に該ミルの回転軸に沿って間隔をおいて
    設けられた複数の供給口と、 ミル本体の下部に設けられた、上記粉砕ボールの直径よ
    り小さな幅を有するスリットを形成した複数の排出口と
    を備えたことを特徴とする横型超微粒ミル。
JP22829496A 1996-08-29 1996-08-29 横型超微粒ミル Expired - Fee Related JP3276292B2 (ja)

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CN112973865B (zh) * 2021-02-05 2023-02-10 江苏现代路桥有限责任公司 一种固体废弃物处理用研磨装置

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