JP3275611B2 - インバータ制御によるホイスト - Google Patents
インバータ制御によるホイストInfo
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Description
イストに関し、特に、微速巻上げ(巻下げ)機能を備え
たホイストに関する。
のモータは、一般に堅固で故障の少ない誘導電動機が使
用されている。近年、周波数を自由に可変できるインバ
ータが普及し、ホイストのモータの速度制御にも使用さ
れるに至っている。図5はかかるインバータ制御による
従来のホイストの概略の結線図を示す。
用モータ(以下、巻上用モータと略称する。)、51は
インバータで、三相交流電源Eの電力を直流に変換する
順変換部COと、この順変換部COの直流出力を交流に
変換する逆変換部IVと、該逆変換部IVのベースを制
御して出力電圧、周波数を制御するベースドライブ回路
および操作用押釦スイッチ52の操作により巻上用モー
タ50を巻上げと巻下げ等のシーケンス制御を行う制御
回路CSから構成されている。操作用押釦スイッチ52
は、巻上用および巻下用の釦スイッチ52Uおよび52
Dを有し、またこれら釦スイッチ52Uおよび52Dに
は、夫々高速巻上および高速巻下スイッチUH,DH
と、低速巻上および低速巻下スイッチUR,DRを有す
る。
夫々2段アクションの押釦スイッチから成り、常時は開
放していて、1段のアクションで低速用のスイッチUR
(DR)を閉じ、2段アクションで高速用のスイッチU
H(DH)を閉じる。
以外に左右横行操作用等の押釦スイッチが設けられてい
るが省略した。
巻下用接点53Dから成り、インバータ51と巻上用モ
ータ50間に設けられ、これら各接点53U,53D
は、操作用押釦スイッチ52の巻上用および巻下用釦ス
イッチ52Uおよび52Dを押したとき閉成され、巻上
用モータ50の回転方向を切換える。
切換える手段は、釦スイッチ52Uおよび52Dを押し
たときインバータの出力の位相を切換えて行えば、この
電磁開閉器53は不用となる。
Eの2相からトランスTFを介して取り出し、ブレーキ
接点BC1を介してダイオードD1,D2で半波整流し、
電磁ブレーキMBのブレーキ引外しコイルに接続されて
いる。BC2は抵抗Rと並列に設けられた接点で、これ
ら接点BC1およびBC2は巻上用又は巻下用の釦スイッ
チ52U及び52Dに連動して開閉し、このスイッチ5
2U又は52のいずれかが閉じたときに閉成してブレー
キを開放する。
ている。
ては、高速と低速の巻上速度を10:1に設定し、低速
巻上(巻下)スイッチUR(DR)を押したとき、高速
巻上速度の1/10の速度となるようにし、高速巻上
(巻下)スイッチUH(DH)を押したとき高速(定格
速度)となるようにしてある。
2Uおよび52Dの1段アクションで制御回路CSはイ
ンバータに設定された低い周波数を出力するように制御
し、2段アクションで設定された高い周波数に切換えて
出力するように制御する。そして巻上用モータの回転速
度を制御して該モータで駆動される巻ドラムのワイヤロ
ープの巻上(巻下)速度を制御する。
ホイストは、巻上用モータの回転速度をインバータの出
力周波数を制御することで任意に制御できるが、低速時
には、周波数が低いため、巻上げ負荷が大きいと保持ト
ルクや始動トルクが不充分となるので、あまり低く出来
ず、巻上速度の速度変化範囲はせいぜい定格速度から1
/10程度までであった。
げ下げ、また、ワークを持って所定の槽へ走行、停止、
槽へ沈め、その工程を終了したワークを次の工程へ搬送
する、といった制御が行われ、特に、ワークを槽の中に
浸漬するとき極く微速で浸漬することが行われる。かか
る工程では高速から1/20程度の範囲まで可変速可能
なホイストが望まれていた。
バータ制御によるホイストを提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段は、ホイストの巻きドラムを
高速用減速機を介して高速回転駆動する高速用モータと
微速用減速機を介して回転駆動する微速用モータとで駆
動する微速つきホイストと、前記高速用および微速用モ
ータの回転速度を夫々周波数制御によって制御する高速
側インバータおよび微速側インバータと、これら高速側
インバータおよび微速側インバータを選択的に制御する
ための操作手段とを備えると共に、前記操作手段の高速
側インバータの出力周波数選択用として高速用,中速用
に設定された巻上側接点と、低速用,微速用に設定され
た巻下側接点で構成し、前記操作手段の微速用インバー
タの出力周波数選択用として中速用,低速用に設定され
た巻上側接点と、低速用,微速用に設定された巻下側接
点とで構成されたことを特徴とする前記の高速側インバ
ータの出力周波数を高速用と中速用に設定し、微速側イ
ンバータの出力周波数を低速用と微速用に設定し、且
つ、高速側インバータの高速用、中速用および微速側イ
ンバータの低速、微速用の設定出力周波数は、巻きドラ
ムの回転数が高速用に対して夫々1/2,1/10,1
/20となるように設定することを好適とするものであ
る。
速用と中速用に設定し、微速側インバータの出力周波数
を低速用と微速用に設定し、且つ、高速側インバータの
高速用、中速用および微速側インバータの低速、微速用
の設定出力周波数は、巻きドラムの回転数が高速用に対
して夫々1/2,1/10,1/20となるように設定
することを好適とするものである。
ドラムの回転速度(巻上および巻下速度)を、設定最高
速度およびその1/2となるように高速側インバータの
出力周波数を設定し、また設定最高速度の1/10およ
び1/20となるように微速側インバータの出力周波数
を設定しておけば、操作部を操作して各インバータの設
定周波数を選択することにより巻きドラムの回転が広範
囲に制御される。
説明する。
上モータと略称)と微速巻上用電動機(以下、微速巻上
モータと略称)を備えた微速つきホイストを用い、その
高速巻上モータと微速巻上モータとをインバータで速度
制御し、巻きドラムの回転速度を制御して巻きドラムに
巻装してあるワイヤロープの巻上又は巻下速度を制御す
るものである。
図で、高速駆動部10と微速駆動部20とから成り、高
速駆動部10は高速用モータ11と高速用減速機12お
よび高速側ブレーキ13とから成り、高速用モータ11
を回転駆動することにより、巻きドラム1を所定の高速
で回転させる。
1と微速用減速機22および微速側ブレーキ23とから
成り、微速用モータ11を回転駆動することにより、微
速用減速機22で減速された回転で巻きドラム1を微速
回転(本実施例においては高速駆動部の設定最高速度の
1/10)させる。
で、図4および図5と同じ部分又は相当部にはこれと同
一符号を付して説明を省略する。
回転制御する高速側インバータ、24は微速用モータ2
1を回転制御するための微速側インバータで、これらイ
ンバータ14,15は図5のインバータ51と同様の構
成をなしている。
該操作部30は開閉接点から成り、高速側および微速側
インバータを制御する。図2および図3にこの操作部3
0の一例を示す。なお、図1の40は図示を省略したホ
イストの横行電動機を示す。
形のコントローラを使用した場合で、巻上側接点31と
巻下側接点32とから成り、巻上側接点31は、微速巻
上用接点CU1とCU2および高速巻上用接点HU1と
HU2とを有し、巻下側接点32は、微速巻下用接点C
D1,CD2および高速巻下用接点HD1,HD2とを
有する。
速側インバータ14および微速側インバータ24の出力
周波数を次のように設定しておく。
およびHD2が閉成したときに巻きドラム1の回転数が
設定最高速度(例えば定格速度)HNとなるようにな
し、高速巻上用および巻下用接点HU1およびHD1が
閉成したときにそのHN×1/2の中速度に、また微速
巻上用および巻下用接点CU2およびCD2が閉成した
ときは設定最高速度HNの1/10の低速に、更に同C
U1およびCD1が閉成したときに設定最高速度HNの
1/20の微速となるように、各インバータの出力周波
数を設定する。
モータ21の極数が同じであれば、例えば設定最高速度
の周波数設定が60Hzであれば、高速側インバータ1
4の出力周波数は60Hzとその1/2の30Hzを出
力するように設定される。
は、微速用減速機22の変速比が1:10であれば、微
速側インバータ24の出力周波数は、高速側インバータ
14と同様に60Hzと30Hzに設定すれば、設定最
高速度の1/10および1/20が得られる。なお、こ
の周波数の設定は、この実施例に限ることなく、インバ
ータ内の周波数設定器で任意の周波数に設定できるもの
である。
展開図で、電源オフの0ノッチを中心に左右に巻上側接
点31と巻下側接点32に分けられ、始動時は1ノッチ
から4ノッチ側に接触子を進める。
1を閉成し、2ノッチで低速用の接点CU2を閉成し、
3ノッチで中速用の接点HU1を閉成し、4ノッチで高
速用の接点HU2を閉成し、微速から最高速の広い範囲
で任意に制御が行われる。また、停止させる場合は、高
速側から微速側にノッチを移し、微速になってから0ノ
ッチのところで停止する。
動し、低速,中速又は高速の任意の速度で運転した後、
1ノッチで微速とした後、0ノッチで停止する。
し、停止も微速になった後停止される。従って、始動,
停止時の衝撃や吊荷への衝撃、荷振れがなくなる。
転形のコントローラによる場合であるが、図5のように
2段アクションの押釦スイッチを使用し、巻上げおよび
巻下げの微速を1段アクション、低速を2段アクション
とした釦スイッチとし、中速と高速を同様に1段と2段
のアクションとする釦スイッチを使用してもよい。
ら、この最高速度の1/20まで広範囲にわたる巻上
(巻下)速度の制御ができるので、ホイストの利用範囲
が広がり、特にメッキ処理槽へのワークの微速による浸
漬、引き上げが可能となった。
力周波数を極端に下げることなく広範囲な制御が可能と
なり、安定したインバータ制御によるホイストが得られ
る。
成図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ホイストの巻きドラムを高速用減速機を
介して高速回転駆動する高速用モータと微速用減速機を
介して回転駆動する微速用モータとで駆動する微速つき
ホイストと、前記高速用および微速用モータの回転速度
を夫々周波数制御によって制御する高速側インバータお
よび微速側インバータと、これら高速側インバータおよ
び微速側インバータを選択的に制御するための操作手段
とを備えると共に、前記操作手段の高速側インバータの
出力周波数選択用として高速用,中速用に設定された巻
上側接点と、低速用,微速用に設定された巻下側接点で
構成し、前記操作手段の微速用インバータの出力周波数
選択用として中速用,低速用に設定された巻上側接点
と、低速用,微速用に設定された巻下側接点とで構成さ
れたことを特徴とするインバータ制御によるホイスト。 - 【請求項2】 高速側インバータの高速用、中速用およ
び微速側インバータの低速、微速用の設定出力周波数
は、巻きドラムの回転数が高速用に対して夫々1/2,
1/10,1/20となるように設定したことを特徴と
する請求項2記載のインバータ制御によるホイスト。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP03959595A JP3275611B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | インバータ制御によるホイスト |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JPH08231192A JPH08231192A (ja) | 1996-09-10 |
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