JP3274128B2 - 圧延装置 - Google Patents

圧延装置

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JP3274128B2 JP2000278507A JP2000278507A JP3274128B2 JP 3274128 B2 JP3274128 B2 JP 3274128B2 JP 2000278507 A JP2000278507 A JP 2000278507A JP 2000278507 A JP2000278507 A JP 2000278507A JP 3274128 B2 JP3274128 B2 JP 3274128B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば箔などの
薄い板を高精度に圧延する用途に好適な圧延装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】圧延装置はロール間に被圧延材を通すこ
とによって圧延を行うが、圧延時に被圧延材から受ける
反力によってロールが撓み、被圧延材の厚さが不均一に
なることがある。特に熱間圧延を行う場合には、ロール
の軸線方向に生じる温度勾配によってロールの外径が軸
線方向に微妙に変化することがある。このようなロール
の変形は、箔のように薄い被圧延材の場合に製品の圧延
精度に重大な影響を及ぼすことになる。
【0003】このため、予め圧延時のロールの変形量を
見込んだ形状のロールを用いることも行われているが、
被圧延材の仕様が変るたびにロールを交換しなければな
らないため、多品種の生産に対応することが難しい。多
品種の生産に対応できるようにするには、ローラを交換
することなく発生クラウンを臨機応変に制御することの
可能なクラウンコントロールが必要である。
【0004】従来、箔などの薄い板を圧延するには一般
に4段以上の多段圧延装置が使われてきた。しかし箔の
種類によっては、大径なロール(ワークロール)によっ
て圧延することが望まれることがあり、2段式圧延装置
の適用が検討されている。従来の多段圧延装置におい
て、クラウンコントロールを行うには、例えばバックア
ップロールを支持するチョックの適宜位置に複数の油圧
シリンダを収容し、制御すべきクラウン量に応じてこれ
ら油圧シリンダを駆動することにより、チョックを介し
てロールを変形させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし圧延装置に組込
まれるチョックの幅(ロールの軸線方向に沿う寸法)に
は限界があるため、狭いチョック内にいくつもの油圧シ
リンダを組込むことに困難を伴う。このためチョック内
に油圧シリンダを設ける構造では、クラウンコントロー
ルを十分に行うことができないという問題があった。し
かもチョック内に複数の油圧シリンダを組込む構造で
は、チョック内部の構造が複雑となり、コストも高くな
る。これらの事情から、箔用の2段圧延装置において、
クラウンコントロールを効果的に行えるような圧延装置
の開発が望まれてきた。
【0006】従って本発明の目的は、チョック内部に油
圧シリンダを組込むことなく効果的にクラウンコントロ
ールが行えるような圧延装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を果たすための
本発明の圧延装置は、請求項1に記載したように、上ロ
ールおよび下ロールを含むロール対と、前記上ロールと
下ロールのそれぞれの端部を回転自在に支持する上チョ
ックおよび下チョックと、前記上チョックを前記下チョ
ックに向かって押圧する圧下機構と、前記上チョックと
下チョックとの間に介在されてロール間隔を規制可能で
かつ前記圧下機構の荷重中心に対し前記ロール対の軸線
方向に移動可能な支持部材を有する可動ライナー機構と
を具備している。
【0008】この発明の圧延装置において、可動ライナ
ー機構の支持部材を荷重中心の外側あるいは内側に偏寄
した位置に移動させ、圧下機構によって圧延荷重を与え
る。こうすることにより、支持部材を支点としてロール
対に曲げモーメントが作用しロール対が撓むことによ
り、支持部材の位置に応じてクラウンコントロールがな
される。
【0009】本発明の圧延装置は、請求項2に記載した
ように、上チョック側受け部材と下チョック側受け部材
との間に油圧シリンダ等の押圧機構をさらに備えていて
もよい。この押圧機構により、荷重中心から外側に偏寄
した位置において上ロールと下ロールの端部を上下方向
に変位させれば、前記支持部材を支点としてロール対に
曲げモーメントを生じさせることができる。この押圧機
構によって、クラウンコントロールをさらに効果的に行
うことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第1の実施形態に
ついて、図1から図7を参照して説明する。この実施形
態の2段圧延装置10は、図1,図2に示すように圧延
スタンド11と、上ロール12および下ロール13を含
むロール対14とを備えている。上ロール12の両端部
は、ベアリングを内蔵した上チョック15,16によっ
て回転自在に支持されている。下ロール13の両端部
は、ベアリングを内蔵した下チョック17,18によっ
て回転自在に支持されている。
【0011】図1において左側に位置する上チョック1
5と下チョック17は、圧延スタンド11の一方の側壁
11a(図2と図3に示す)に形成された開口部20
に、上下方向に移動可能に収容されている。図1におい
て右側に位置する上チョック16と下チョック18は、
圧延スタンド11の他方の側壁11bに形成された開口
部21に、上下方向に移動可能に収容されている。
【0012】圧延スタンド11の上壁11cには、上チ
ョック15,16の上面に対向して圧下機構25,26
が設けられている。この実施形態の場合、圧下機構2
5,26の一例は油圧シリンダであるが、スクリュー方
式の圧下機構であってもかまわない。これら圧下機構2
5,26により、上チョック15,16が下チョック1
7,18に向かって所望の荷重で押圧されるようになっ
ている。図1あるいは図5〜図7において、線分L1,
L2は、それぞれ圧下機構25,26による荷重中心を
示している。
【0013】図1に示すように、圧下機構25,26の
下側に突出する加圧部材27,28は、それぞれ、球状
支持面30を有する荷重伝達部材31を介して、上チョ
ック15,16を加圧するようにしている。下チョック
17,18は、それぞれ、球状支持面32を有する荷重
伝達部材33を介して圧延スタンド11の底壁11dに
支持されている。
【0014】上ロール12と下ロール13の内部には、
熱間圧延を行う際にこれらのロール12,13を所望温
度に加熱する加熱機構35,36が設けられている。こ
れら加熱機構35,36は電気ヒータでもよいし、ある
いはロール12,13の内部に高温流体を循環させる熱
媒循環系であってもよい。ロール12,13の一端側に
ジョイント部37,38が設けられている。これらジョ
イント部37,38を介して、ロール回転用モータ(図
示せず)のトルクがロール12,13に伝達される。な
お本発明は、熱間圧延用のロール12,13以外に、冷
間圧延用のロールにも適用できることは言うまでもな
い。
【0015】図1に示すように、左側の上チョック15
と下チョック17との間に対応する位置に、第1のライ
ナーユニット41が設けられている。右側の上チョック
16と下チョック18との間に対応する位置に、第2の
ライナーユニット42が設けられている。第1のライナ
ーユニット41は、図3に示すように、互いに平行に配
された一対の可動ライナー機構45,46を備えてい
る。第2のライナーユニット42も、互いに平行に配さ
れた一対の可動ライナー機構47,48を備えている。
これらのライナー機構45,46,47,48は互いに
同等の構成であるから、図4に示す可動ライナー機構4
5を代表して以下に説明する。
【0016】この可動ライナー機構45は、上チョック
15と下チョック17との間に設けられてロール12,
13間の隙間(圧延寸法)を規制する機能を有し、か
つ、支持部材50を備えている。支持部材50は、圧下
機構25の荷重中心L1に対してロール12,13の軸
線X1,X2(図5に示す)に沿う方向に移動可能であ
る。支持部材50は圧延荷重に耐える剛性を有してお
り、その下面側に球状の荷重受け面50aを有してい
る。
【0017】可動ライナー機構45は、支持部材50の
ほかに、上テーパ部材51と、下テーパ部材52と、送
りねじ53と、送りねじ53を回転させるギヤ54など
を備えている。図3に示すように互いに対をなす可動ラ
イナー機構45,46のそれぞれの送りねじ53は、モ
ータ55によって回転するウォームギヤ等の動力伝達系
56を介して、互いに同期して同一方向に同一量回転す
るように構成されている。
【0018】図4に示すように送りねじ53の先端部5
3aは下テーパ部材52の雌ねじに螺合し、送りねじ5
3の回転方向と回転量に応じて、下テーパ部材52が上
テーパ部材51に対して水平方向に移動し、その移動量
に応じて上下のテーパ部材51,52の組合わせによる
厚さ(上下方向の厚さ)を変化させることができるよう
になっている。テーパ部材51,52の厚さが変化する
と、上チョック15と下チョック17との間の距離(ロ
ール間隔)が変化することにより、圧延寸法が変化する
ことになる。
【0019】可動ライナー機構45全体はロール対14
の軸線X1,X2方向すなわち水平方向に移動可能であ
る。この可動ライナー機構45は、図示しない吊り上げ
機構あるいは下記押圧機構65,66によって上チョッ
ク15が上昇させられた状態において、荷重中心L1を
境に、荷重中心L1の外側あるいは内側に移動させるこ
とができるようになっている。
【0020】可動ライナー機構45全体が移動すると、
支持部材50もロール12,13の軸線X1,X2方向
に移動することになる。図5は、支持部材50のセンタ
ーが荷重中心L1上に位置している状態を示している。
図6は、支持部材50のセンターが荷重中心L1の外側
に移動した状態を示している。図7は、支持部材50の
センターが荷重中心L1の内側に移動した状態を示して
いる。
【0021】図1に示すように、上チョック15,16
には、荷重中心L1,L2の外側に偏寄した位置、すな
わち上ロール12の両端部の延長部分12a,12bを
支持する位置に、上チョック側受け部材60,61が設
けられている。下チョック17,18には、荷重中心L
1,L2の外側に偏寄した位置、すなわち下ロール13
の両端部の延長部分13a,13bを支持する位置に、
下チョック側受け部材62,63が設けられている。
【0022】図2に示すように、一方の上チョック側受
け部材60の両側部60a,60bと下チョック側受け
部材62の両側部62a,62bとの間に、これら受け
部材60,62間の距離を広げる方向に受け部材60,
62を押すことのできる押圧機構65が設けられてい
る。押圧機構65の一例は油圧シリンダである。これら
押圧機構65は前記支持部材50の外側に偏寄した位置
に設けられているため、受け部材60,62間の距離を
広げる方向に駆動したときに、支持部材50を支点とし
て、ロール12,13の延長部分12a,13aが上下
方向に変位する。これにより、ロール12,13が撓ん
で、後述する凸クラウンが生じることになる。
【0023】他方の上チョック側受け部材61の両側部
と下チョック側受け部材63の両側部の間にも、上記押
圧機構65と同様の押圧機構66(図3に示す)が設け
られている。これら押圧機構66も支持部材50の外側
に偏寄した位置にあるため、受け部材61,63間の距
離を広げる方向に駆動したときに、支持部材50を支点
として、ロール12,13の延長部分12b,13bが
上下方向に変位し、ロール12,13が撓んで凸クラウ
ンが発生することになる。
【0024】次に上記圧延装置10の作用について説明
する。なお可動ライナー機構45,46,47,48の
作用は互いに実質的に共通であるため、以下に図5〜図
7に示す可動ライナー機構45,47を代表して説明す
る。
【0025】図5に示すように、可動ライナー機構4
5,47の各支持部材50のセンターをそれぞれ荷重中
心L1,L2上に位置させた場合、圧下機構25,26
の圧延荷重Pは、上チョック15,16から支持部材5
0を介して下チョック17,18に伝わる。この場合、
上テーパ部材51と下テーパ部材52の組合わせ厚さに
応じて、上チョック15,16と下チョック17,18
との間の距離、すなわちロール12,13間の圧延寸法
が規制される。
【0026】図6に示すように、支持部材50を荷重中
心L1,L2の外側に偏寄させ、圧下機構25,26に
よって荷重Pを与える。この場合には支持部材50を支
点としてロール12,13に曲げモーメントが作用し、
ロール12,13が2点鎖線X1′,X2′で誇張して
示すように撓むことにより、ロール12,13にいわゆ
る凸クラウンを発生させることができる。この場合、荷
重中心L1,L2から支持部材50のセンターまでの距
離D1が大きいほど、発生クラウン量は大きくなる。つ
まり支持部材50の移動量に応じて発生クラウン量を調
整することができる。
【0027】上記圧延荷重Pを負荷すると同時に、押圧
機構65,66によって上ロール12の延長部分12
a,12bと下ロール13の延長部分13a,13bを
上下方向に押す。こうすることにより、支持部材50を
支点としてロール12,13にさらに大きな曲げモーメ
ントを発生させることができ、より大きな凸クラウンが
得られる。このため前述の圧下荷重Pに基くクラウンコ
ントロールに加えて、押圧機構65,66が発生する押
圧力によってクラウンコントロールをさらに効果的に行
うことが可能となる。
【0028】一方、図7に示すように支持部材50のセ
ンターを荷重中心L1,L2の内側に偏寄させ、圧下機
構25,26によって荷重Pを与えると、ロール12,
13には上記とは逆向きの曲げモーメントが生じる。こ
の場合、ロール12,13は支持部材50を支点とし
て、図7に2点鎖線X1”,X2”で誇張して示すよう
に逆側に撓むため、ロール12,13に凹クラウンを発
生させることができる。この場合も、荷重中心L1,L
2から支持部材50のセンターまでの距離D2が大きい
ほど発生クラウン量は大きくなる。つまり支持部材50
の移動量に応じて発生クラウン量を調整することができ
る。
【0029】なお、前述のクラウンコントロールを行う
とき、ロール12,13の撓みに伴ってチョック15,
16,17,18が僅かに傾く。この圧延装置10は、
球状支持面30,32を有する荷重伝達部材31,33
と、球状の荷重受け面50aを有する支持部材50を介
してチョック15,16,17,18を支持しているた
め、チョック15〜18の傾きが円滑に吸収され、クラ
ウンコントロールが効果的になされる。
【0030】以上述べたようにこの実施形態の圧延装置
10は、荷重中心L1,L2に対する支持部材50の位
置に応じてロール対14のクラウンコントロールをなす
ことができ、しかも押圧機構65,66を併用すること
によってさらに効果的にクラウンコントロールをなすこ
とができる。但しこの発明を実施するに当たって、押圧
機構65,66を設けることなく、圧下機構25,26
と支持部材50とによってクラウンコントロールを行う
ようにしてもよい。
【0031】また可動ライナー機構45〜48に関して
は、テーパ部材51,52を用いる代りに、圧延寸法に
応じた複数種類の厚さのライナーを、必要に応じて組合
わせたり交換するようにしてもよい。要するに、荷重中
心に対してロールの軸線方向に移動可能な支持部材を有
する可動ライナー機構を備えていればよい。また、可動
ライナー機構45〜48を設けることなく、押圧機構6
5,66のみによって凸クラウンを生じさせるようにし
てもよい。
【0032】図8と図9はこの発明の第2の実施形態の
2段圧延装置10Aを示している。この圧延装置10A
は、圧延スタンドを有しないスタンドレス形の圧延装置
である。すなわちこの圧延装置10Aは、ベッド70上
に設けた下チョック71,72と上チョック73,74
どうしが複数の油圧シリンダ75,76,77,78の
ロッド部75a,76a,77a,78aによって互い
に連結されている。
【0033】例えばロール80,81の一端側を支持す
るチョック71,73が一対の油圧シリンダ75,76
によって連結され、ロール80,81の他端側を支持す
るチョック72,74が一対の油圧シリンダ77,78
によって連結されている。この場合、油圧シリンダ7
5,76,77,78が圧下機構として機能することに
なる。図8に示すように一方側の油圧シリンダ75,7
6の中心を通る線分L3と、他方側の油圧シリンダ7
7,78の中心を通る線分L4が荷重中心である。
【0034】これらの油圧シリンダ75〜78を駆動
し、上チョック73,74を下チョック71,72に近
付ける方向に押圧することにより、圧延荷重を生じさせ
ることができる。このようなスタンドレス形の圧延装置
10Aは、圧延スタンドを用いるものに比べて構造が簡
単となる。なお、一対のロール80,81からなるロー
ル対82は、ギヤ等を用いた動力伝達機構85を介して
モータ86によって回転駆動される。
【0035】一方のチョック71,73間に、荷重中心
L3に対してロール対82の軸線方向に移動可能な支持
部材90を備えた可動ライナー機構91が設けられてい
る。他方のチョック72,74間にも、荷重中心L4に
対してロール対82の軸線方向に移動可能な支持部材9
0を備えた可動ライナー機構92が設けられている。
【0036】これら可動ライナー機構91,92は、第
1の実施形態の可動ライナー機構45〜48と同等の構
成でもよいし、あるいは、圧延寸法に応じた複数種類の
厚さのライナーを必要に応じて組合わせたり交換するよ
うにしてもよい。そして支持部材90を荷重中心L3,
L4の外側あるいは内側に偏寄させ、油圧シリンダ75
〜78によって圧延荷重を与えることにより、支持部材
90の位置に応じて、第1の実施形態と同様にクラウン
コントロールを行うことができる。
【0037】なお、この発明を実施するに当たって、ロ
ール対の形態をはじめとして、チョック、可動ライナー
機構、圧下機構、支持部材、押圧機構などの本発明の構
成要素を適宜に変形して実施できることは言うまでもな
い。またこの発明は3段以上の圧延装置にも適用可能で
あり、箔以外のクラウンコントロールを必要とする被圧
延材にも適用することができる。本発明は熱間圧延用ロ
ールを備えた圧延装置に限らず、たとえば冷間あるいは
温間圧延用ロールを備えた圧延装置にも同様に適用可能
である。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、圧下
機構と支持部材を利用することによって効果的にクラウ
ンコントロールを行うことができ、箔などの被圧延材を
高精度に圧延することができる。請求項2に記載した発
明によれば、請求項1の圧延装置に押圧機構を付加する
ことにより、さらに効果的にクラウンコントロールを行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す圧延装置の縦
断面図。
【図2】 図1に示された圧延装置の側面図。
【図3】 図1中のF3−F3線に沿う圧延装置の横断
面図。
【図4】 図1に示された圧延装置の可動ライナー機構
の一部を拡大して示す断面図。
【図5】 図1に示された圧延装置において可動ライナ
ー機構の支持部材が荷重中心にあるときの断面図。
【図6】 図1に示された圧延装置において可動ライナ
ー機構の支持部材が荷重中心の外側に移動した状態の断
面図。
【図7】 図1に示された圧延装置において可動ライナ
ー機構の支持部材が荷重中心の内側に移動した状態の断
面図。
【図8】 本発明の第2の実施形態を示す圧延装置の正
面図。
【図9】 図8に示された圧延装置の側面図。
【符号の説明】
10,10A…圧延装置 12…上ロール 13…下ロール 15,16…上チョック 17,18…下チョック 25,26…圧下機構 L1,L2…荷重中心 45,46,47,48…可動ライナー機構 50…支持部材 65,66…押圧機構 71,72…下チョック 73,74…上チョック 75,76,77,78…油圧シリンダ(圧下機構) L3,L4…荷重中心 80…下ロール 81…上ロール 91,92…可動ライナー機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 29/00 B21B 13/02 B21B 31/02 B21B 31/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上ロールおよび下ロールを含むロール対
    と、 前記上ロールと下ロールのそれぞれの端部を回転自在に
    支持する上チョックおよび下チョックと、 前記上チョックを前記下チョックに向かって押圧する圧
    下機構と、 前記上チョックと下チョックとの間に介在されてロール
    間隔を規制可能でかつ前記圧下機構の荷重中心に対し前
    記ロール対の軸線方向に移動可能な支持部材を有する可
    動ライナー機構とを具備し、 前記支持部材を前記荷重中心から前記ロール対の軸線方
    向に偏寄させるとともに前記圧下機構による圧延荷重を
    負荷して前記ロール対のクラウンコントロールをなすよ
    うにしたことを特徴とする圧延装置。
  2. 【請求項2】前記上チョックの前記荷重中心の外側に偏
    寄した位置に設ける上チョック側受け部材と、前記下チ
    ョックの前記荷重中心の外側に偏寄した位置に設ける下
    チョック側受け部材と、これら受け部材間の距離を広げ
    る荷重をこれら受け部材に与える押圧機構をさらに備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の圧延装置。
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