JP3271640B2 - デジタルデータ受信装置 - Google Patents

デジタルデータ受信装置

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JP3271640B2
JP3271640B2 JP29607894A JP29607894A JP3271640B2 JP 3271640 B2 JP3271640 B2 JP 3271640B2 JP 29607894 A JP29607894 A JP 29607894A JP 29607894 A JP29607894 A JP 29607894A JP 3271640 B2 JP3271640 B2 JP 3271640B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は伝送路から順次受信され
る複数のデジタルデータを、まず受信データFIFOへ
一時的に記憶すると共に、受信されたそれぞれの前記デ
ジタルデータ毎に、発生したエラー等に関する情報を表
わす補助情報データを、該当する前記デジタルデータに
対応させながら受信ステータスFIFOへ一時的に記憶
するようにしたデジタルデータ受信装置に係り、特に、
受信バッファとし用いるFIFO(first-in first-ou
t)に必要な記憶容量を削減し、これによりコスト削減
等を図ることができるデジタルデータ受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電話型公衆通信回線等の電話網や特定通
信回線等、音声による相互通話を目的として構築された
電話網は、これをデータ通信に利用する際には、伝送品
質や伝送速度の点で制約がある。このため、データトラ
フィック特性等、データ通信特有の特性により適合した
デジタルデータ公衆網が、我国を含め世界各国で進めら
れている。このデジタルデータ公衆網は、デジタル信号
用の伝送路及び交換機を用いたものであり、我国では、
回線交換網やパケット交換網によるサービスが提供され
ている。又、国際接続についても、CCITT(intern
ational telegraph and telephone consultative commi
ttee)によって国際標準化が進められ、現在、回線交換
方式、パケット交換方式、デジタル専用線など新データ
網関係の勧告(Xシリーズ勧告)としてほぼ整備されて
いる。
【0003】一方、データベース等の情報(データ)や
周辺機器の共有等を目的として、近年LAN(local ar
ea network)と称するネットワークが広く用いられるよ
うになっている。このLANは、限定された所定の構
内、例えばオフィスや工場や研究所や大学等の限定され
た範囲内で、分散設置されたコンピュータや通信端末機
器等のデジタル機器を接続するというものであり、ある
種の交換機能を有している。このようなLANにおいて
も、IEEE(institute of electrical electronics
engineers )802委員会や、ISO(国際標準化機
構)等において、プロトコル等の標準化が行われてい
る。
【0004】前記デジタルデータ公衆網で適用されてい
るOSI(open systems interconnection)参照モデル
や、IEEEで標準化された前記LANのプロトコルの
レイヤ構成は、複数のレイヤに階層分け可能なプロトコ
ルを用いたものとなっている。又、WAN(wide area
network )や他のLAN等で多く用いられるプロトコル
は、標準化されたものであり、通常複数のレイヤに階層
分け可能なものである。
【0005】前記OSI参照モデルのレイヤは、第1層
のフィジカルレイヤと、第2層のデータリンクレイヤ
と、第3層のネットワークレイヤと、第4層のトランス
ポートレイヤと、第5層のセッションレイヤと、第6層
のプレゼンテーションレイヤと、第7層のアプリケーシ
ョンレイヤとで構成されている。又、IEEEで規定さ
れる前記プロトコルのレイヤ構成は、第1層がフィジカ
ルレイヤであり、第2層が媒体アクセス制御サブレイヤ
とロジカルリンク制御サブレイヤであり、第3層はネッ
トワークレイヤとなっている。
【0006】ここで、前述の第2層のデータリンクレイ
ヤに用いられるプロトコル、即ちデータリンクプロトコ
ルには、例えば、BASIC手順やHDLC(high lev
el data link control)手順と称するプロトコル等があ
る。
【0007】例えば前記BASIC手順は、公衆回線網
のプロトコルの下位レベルに用いられるものであり、テ
レタイプ端末による通信がその研究となっている。この
BASIC手順は、例えば米国IBM社のBSC手順に
も相当する。又、前記HDLC手順は、公衆回線網等に
広く用いられるプロトコルの下位レベルで広く用いられ
るものである。該HDLC手順では、前述のBASIC
手順から発展したものであり、特にデータ通信リンクの
確率及び解除、又転送されるデータの誤り制御を規定す
る。
【0008】図8は、HDLC手順のフォーマットを示
す線図である。
【0009】この図8に示される如く、HDLC手順の
規定に従った1つの電文のフォーマットは、フラグA1
と、アドレスA2と、コントロールA3と、転送データ
A4と、CRCA5及びA6と、フラグA7とにより構
成される。
【0010】まず、先頭の前記フラグA1と尾端の前記
フラグA7とによって、1つの電文の認識がなされる。
例えば、該フラグA1は、8ビットの一定ビット列、即
ち“01111110”のビット列である。前記アドレ
スA2は該当電文の転送先を示す。又、前記コントロー
ルA3は、該当電文の種々の設定あるいは制御に用いら
れる。これらアドレスA2及びコントロールA3は、い
ずれも、8ビットのビット列である。
【0011】これらフラグA1、アドレスA2及びコン
トロールA3の後に伝送される前記転送データA4は、
当該電文にて実際に伝送すべきデジタルデータである。
該転送データA4は、HDLC手順においては、多数の
ビットデータが順次連続して伝送されるものであり、ビ
ットストリーム状態である。例えば、バイト単位、ある
いは16ビットや32ビット等のワード単位でデジタル
データを転送する場合でも、HDLC手順では、このよ
うなバイト単位の区別やワード単位の区別を行うことな
く、ビットストリーム状態で順次デジタルデータを伝送
する。
【0012】該転送データA4の後、前記CRCA5及
びA6が伝送される。これらCRCA5及びA6は、フ
レームチェックシーケンスとも呼ばれる。又、これらC
RCA5及びA6は、いずれも8ビットのビット列であ
り、合計16ビットのビット列となる。これらCRCA
5及びA6によって、伝送されるデジタルデータの、H
DLC手順に従った各電文単位での誤り制御を行う。
【0013】図9は、従来のデジタルデータ受信装置の
構成を示すブロック図である。
【0014】この図9においては、従来からの、受信バ
ッファとしてFIFOを用いたデジタルデータ受信装置
の一例が示される。この図9のデジタルデータ受信装置
は、伝送路から順次受信される複数のデジタルデータR
XDを、まず受信データFIFO12に一時的に記憶す
ると共に、受信されたそれぞれの前記デジタルデータ毎
に、発生したエラー等に関する情報を表わす補助情報デ
ータを、該当するデジタルデータRDに対応させながら
受信ステータスFIFO14へ一時的に記憶する。
【0015】このようなデジタルデータ受信装置は、こ
れに限るものではないが、例えば前述したHDLC手順
に従って伝送されるデジタルデータの受信にも用いるこ
とができる。
【0016】又、この従来例のデジタルデータ受信装置
にあっては、例えばHDLC手順に従った電文を取扱う
際、前記図8に示されるようなフォーマットの電文が受
信されると、前記受信データFIFO12にアクセスす
る1単位のビット幅の単位、即ち8ビット単位に、図1
0に示されるようなデータへと変換する。
【0017】即ち、前記フラグA1と前記フラグA7と
で挟まれる間の部分の、受信された1電文中のビットス
トリームを、8ビットの長さで順次分割していく。前記
アドレスA2、前記コントロールA3、前記CRCA5
及びA6については、HDLC手順のフォーマットでい
ずれも8ビットであるため、それぞれ1バイトとして扱
われ、図10の符号B2、B3、B7、及び、B8に示
される如く扱われる。又、前記転送データA4について
も、HDLC手順でビットストリーム状態であったもの
を8ビットの長さで順次分割し、例えば図10の符号B
4〜B6に示されるように取扱われる。
【0018】なお、前記図8に示す前記フラグA1及び
A7については、伝送されるデータの同期をとるための
ものである。従って、受信後には、これらフラグA1及
びA7は、前記受信データFIFO12へは取り込まれ
ない。最終的にこれらフラグA1及びA2、又これに対
応する前記図10中のフラグB1及びB9のデータは捨
てられる。
【0019】ここで、このような8ビット長での分割の
際、ビットストリームの終端部に相当する転送データB
6については、8ビットの長さに満たない場合もある。
HDLC手順の電文を受信する際の、該転送データB6
のような所定ビット幅Lに満たないデータを、以降、端
数データと称する。
【0020】まず、この図9に示される如く、従来の前
記デジタルデータ受信装置は、FIFO制御部10と、
前記受信データFIFO12と、前記受信ステータスF
IFO14と、シリアルパラレル変換部16と、端数情
報エンコーダ18とにより構成される。
【0021】前記受信データFIFO12は、前述のよ
うに伝送路から順次受信される前記デジタルデータRX
Dを一時的に記憶する、受信バッファとして用いられ
る。該受信データFIFO12は、例えばビット幅が8
ビット単位でアクセスされる。又、該受信データFIF
O12は、例えば合計1024バイトのRAMが用いら
れる。
【0022】一方、前記受信ステータスFIFO14
は、前述のように、伝送路から順次受信される前記デジ
タルデータRXD毎に、発生したエラー等に関する情報
を表わす、図11に示されるような6ビット単位の補助
情報データを記憶する。該受信ステータスFIFO14
は、6ビット単位でアクセスされるものであり、(6ビ
ット×1024ワード)のRAM(random access memo
ry)となっている。
【0023】この図11に示される如く、該受信ステー
タスFIFO14は、REビットB0〜B2と、CRC
EビットB3と、OVREビットB4と、EOFビット
B5とにより構成される。
【0024】ここで、この図11において、まず、RE
ビットB0〜B2は、これら3ビットにて、“1”〜
“8”の数値を示す。該数値によって8ビット幅にて分
割した終端部となる前記端数データ、例えば前記10の
前記転送データB6の、実際に有効なビット長を示す。
【0025】前記CRCEビットB3は、HDLC手順
に従って伝送され、受信された電文に対して、CRC
(cyclic redundancy check )エラーの有無を示す。こ
のCRCチェックは、前記図8の前記CRCA5及びA
6に従って行われる。
【0026】前記OVREビットB4は、このデジタル
データ受信装置にて伝送路から前記デジタルデータRX
Dを順次受信する際、前記受信データFIFO12及び
前記受信ステータスFIFO14に一時的に記憶された
データについて、読み出されていないにも拘らず、別の
データが上書きされてしまった場合に発生するオーバラ
ンエラーの有無を示す。このようなオーバランエラー
は、伝送路から前記デジタルデータRXDが順次受信さ
れるのに応じ、前記受信データFIFO12及び前記受
信ステータスFIFO14へ順次データが書き込まれる
ものの、この書き込みに比べ、これら受信データFIF
O12及び受信ステータスFIFO14からのデータの
読み出しが遅れてしまう場合に生じてしまう。
【0027】前記EOFビットB5は、これに対応する
前記受信データFIFO12へ書き込まれるデータが、
前記図8に示されるHDLC手順にて転送されるデータ
の最終データであるか否かを示す。例えば、前記受信デ
ータFIFO12の対応するデータが、図10の前記転
送データB6の如く、最終データであるか否かを示す。
【0028】なお、このように最終データとなること
を、以降では、「EOF(end of frame)となる」のよ
うにも表現する。
【0029】次に、前記FIFO制御部10は、伝送路
から受信デジタルデータRXDを受信するため、入力さ
れる書き込み信号FWRに従って、前記受信データFI
FO12及び前記受信ステータスFIFO14を制御す
る。この書き込み信号FWRは、後述するように、前記
シリアルパラレル変換部16から出力される。又、前記
FIFO制御部10は、具体的には、該FIFO制御部
10が有するアドレスレジスタAに応じ、受信された8
ビットに分割された1バイトのデータを前記受信データ
FIFO12へ書き込み、これに対応する6ビットの前
記補助情報データを前記受信ステータスFIFO14へ
書き込む。このような書き込みは、制御信号CT1及び
CT2によって行われる。又、このような書き込みの
後、前記アドレスレジスタAに記憶されるアドレスはイ
ンクリメント(値を“1”だけ増加)される。
【0030】又、該FIFO制御部10は、外部から入
力される読み出し信号FRDによって、受信されたデー
タやこれに対応する前記補助情報データを、前記受信デ
ータFIFO12あるいは前記受信ステータスFIFO
14から読み出す際の制御を行う。具体的には、該FI
FO制御部10は、内蔵するアドレスレジスタBで指定
される前記受信データFIFO12及び前記受信ステー
タスFIFO14のメモリの読み出しを、制御信号CT
1及びCT2を用いて行う。このような1つのデータの
読み出しの後には、前記アドレスレジスタBの値はイン
クリメントされる。
【0031】なお、前記アドレスレジスタA及びBの値
は、“0”〜“1023”の値となる。又、これらアド
レスレジスタA及びBの初期値は、いずれも“0”であ
り、順次インクリメントされる。又、“1023”とな
った後には再び“0”となる。又、前記アドレスレジス
タAの値が前記アドレスレジスタBの値を追越してしま
うと、前記受信データFIFO12及び前記受信ステー
タスFIFO14で記憶される未読出しのデータに対し
て、新しいデータが上書されてしまい、前述したオーバ
ランエラーが発生してしまう。このため、これらアドレ
スレジスタAあるいはBにより、このようなオーバラン
エラーを判定する。又、このようなオーバランエラーが
判定されると、該FIFO制御部10は、制御信号OV
REを出力する。
【0032】前記シリアルパラレル変換部16は、HD
LC手順に従ってビットストリーム状態で伝送路から順
次受信される前記デジタルデータRXDを、シリアル/
パラレル変換する。該シリアルパラレル変換部16は、
ビットストリーム状態で受信された前記デジタルデータ
RXDを、内蔵する8ビットのシフトレジスタへ順次読
み込む。この様に順次読み込まれた前記シフトレジスタ
の8ビットのビットパターンが、前記フラグA1のHD
LC手順で定められたフラグパターン(“011111
10”)に一致すると、該シリアルパラレル変換部16
は、制御信号FをH状態とする。この後、該シリアルパ
ラレル変換部16は、受信され、又シリアル/パラレル
変換された後のパラレルの8ビットのデータRD1を、
並列に前記受信データFIFO12へ出力する。
【0033】ここで、該シリアルパラレル変換部16
は、前記フラグA1の検出後、前記アドレスA(前記ア
ドレスB2)から前記CRCA6(前記CRCB8)ま
での期間、パラレルの前記データRD1の出力毎に、図
12等を用い詳しく後述する制御信号RE1が“0”と
なるタイミングで、前記書き込み信号FWRをH状態と
する。又、該シリアルパラレル変換部16は、前記フラ
グA7の検出時にも、前記書き込み信号FWRをH状態
とする。なお、該書き込み信号FWRがH状態となる詳
しいタイミングについては、図13を用い後述する。
【0034】又、該シリアルパラレル変換部16は、こ
のような前記デジタルデータRXDの受信の際、制御信
号EOF及びCRCEを出力する。なお、制御信号EO
Fの論理状態は、前記図11に示した前記EOFビット
B5へ書き込まれる。又、前記制御信号CRCEの論理
状態については、前記CRCEビットB3へ書き込まれ
る。なお、前記FIFO制御部10が出力する前記制御
信号OVREについては、この論理状態は前記OVRE
ビットB4へ書き込まれる。
【0035】次に、前記端数情報エンコーダ18は、図
12に示す如く、3ビットバイナリーカウンタ18aが
用いられている。
【0036】又、前記図12に示される如く、受信クロ
ックRXCは、前記3ビットバイナリカウンタ18aの
入力Dに入力される。該受信クロックRXCは、前記デ
ジタルデータRXDと共に、伝送路から受信される。
又、前記制御信号Fは、該3ビットバイナリカウンタ1
8aの入力RSTに入力される。該3ビットバイナリカ
ウンタ18aは、前記入力RSTがH状態となると、カ
ウント中の値がリセットされ、“0”となる。又、該3
ビットバイナリカウンタ18aは、前記入力Dの論理状
態が立ち上がると、カウント中の値をインクリメントす
る。又、該3ビットバイナリカウンタ18aのカウント
値は、3ビットで前記制御信号RE1として出力され
る。又、該制御信号RE1は、前記図11の前記REビ
ットB0〜B2に相当し、前記受信ステータスFIFO
14へ書き込まれる。
【0037】又、該端数情報エンコーダ18の動作は、
図13のタイムチャートに示される如くである。
【0038】まず、前記受信クロックRXCは、伝送路
から順次受信され前記シリアルパラレル変換部16へ取
り込まれる前記デジタルデータRXDの各ビットに対応
するクロック信号である。又、前記制御信号Fは、前記
シリアルパラレル変換部16が前記フラグA1又はA7
を受信するとH状態となる。
【0039】従って、図13のタイムチャートに示され
る如く、時刻t1で前記制御信号FがH状態となると、
まず前記3ビットバイナリカウンタ18aがリセットさ
れる。従って、該3ビットバイナリカウンタ18aが出
力する前記制御信号RE1の値は“0”となる。
【0040】この後、時刻t2において次の前記受信ク
ロックRXCが入力されると、前記3ビットバイナリカ
ウンタ18aの値がインクリメントされ、“1”とな
る。この後、時刻t3やt4等と、順次前記受信クロッ
クRXCのクロックが入力されると、該3ビットバイナ
リカウンタ18aの値は順次インクリメントされる。
【0041】このような該3ビットバイナリカウンタ1
8aのインクリメントは、前記転送データA4の全ての
ビットデータの受信に対応し、順次行われる。又、前記
図13中例えば時刻t12やt22の如く、該3ビット
バイナリカウンタ18aの値が“7”となれば、当該カ
ウンタが3ビットバイナリカウンタであるため、その値
は“0”となる。又、この時、前記書き込み信号FWR
がH状態となり、前記FIFO制御部10の制御下で、
前記受信データFIFO12や前記受信ステータスFI
FO14へのデータの書き込みが行われる。特に、前記
受信データFIFO12には、前記データRD1が書き
込まれる。
【0042】ここで、前記フラグA7が検出されると、
例えばこの図13の時刻t31の如く、前記制御信号F
がH状態となり、前記書き込み信号FWRがH状態とな
る。又、この時には、例えばこの図13の前記時刻t3
1の如く、前記3ビットバイナリカウンタ18aの値、
即ち前記制御信号RE1の値は、前述のような端数デー
タのビット数の値Xとなる。これは、該3ビットバイナ
リカウンタ18aにおける“0”から“7”までのイン
クリメントが、前記デジタルデータRXDの受信に同期
しているためである。なお、端数データのビット数がゼ
ロの場合、前記時刻t31において、前記制御信号RE
1の値はゼロである。
【0043】このように、前記図8〜図13を用い説明
した従来のデジタルデータ受信装置によれば、例えばH
DLC手順に従って伝送路から順次受信される前記デジ
タルデータRXDを、受信バッファ、具体的には前記受
信データFIFO12及び前記受信ステータスFIFO
14を用いながら受信することができる。特に、このよ
うに受信バッファを備えているため、受信データRD2
の読出が遅れたとしても、前述のようなオーバランエラ
ーが生じない範囲では能率良く伝送路から前記デジタル
データRXDを受信することが可能である。
【0044】又、このようなデジタルデータ受信装置に
あって、前記受信データFIFO12へ一時的に記憶さ
れた受信データは、8ビット長の受信データRB2とし
て読み出される。又、このように読み出される各受信デ
ータRB2の前記図11に示したような受信ステータス
は、前記受信ステータス14から、6ビット長の制御信
号STとして読み出すことができる。
【0045】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前記図
9〜前記図13を用い前述した従来のデジタルデータ受
信装置にあっては、受信データ8ビットに対し、対応す
る受信ステータスを記憶するための6ビットを要する。
【0046】具体的には、前記受信データFIFO12
に対して備えられる前記受信ステータスFIFO14
は、8ビットの受信データそれぞれに対して、前記図1
1に示したような6ビットの受信ステータスを記憶する
メモリを備えなければならない。
【0047】特に、各受信データに対して、よりきめ細
かな補助情報を記憶しようとした場合には、このような
前記受信ステータスFIFO14の記憶容量は増大して
しまう。例えば前記図11に示したような受信ステータ
スが8ビットへ増加すれば、伝送路から順次受信された
データを記憶する、受信バッファとして本質的に必要と
なる前記受信データFIFO12の記憶容量に対して、
全体として2倍の記憶容量を要してしまう。
【0048】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、受信バッファとして用いるFIFO
に必要な記憶容量を削減し、これによりコスト削減等を
図ることが可能なデジタルデータ受信装置を提供するこ
とを目的とする。
【0049】
【課題を達成するための手段】本発明は、伝送路から順
次受信される複数のデジタルデータを、まず受信データ
FIFOへ一時的に記憶すると共に、受信されたそれぞ
れの前記デジタルデータ毎に、発生したエラー等に関す
る情報を表わす補助情報データを、該当する前記デジタ
ルデータに対応させながら受信ステータスFIFOへ一
時的に記憶するようにしたデジタルデータ受信装置にお
いて、エラー発生等によって、受信された前記デジタル
データが無効データとなってしまった時に、前記受信ス
テータスFIFOへ記憶させる、該エラー発生の有無を
示す前記補助情報データを生成する補助情報データ生成
手段と、前記無効データに代えて前記受信データFIF
Oへ記憶させる、発生したエラーに関する詳細情報を生
成する詳細情報データ生成手段とを備えたことにより、
前記課題を達成したものである。
【0050】又、前記デジタルデータ受信装置におい
て、更に、前記補助情報データに対して、発生し得る複
数のエラーの種類間での、発生の有無の相互の排他性に
着目し、生成する前記補助情報データのデータ圧縮を行
う補助情報データ圧縮手段と、前記受信ステータスFI
FOから読み出す、データ圧縮されている前記補助情報
データのデータ伸長を、前記詳細情報を用いて行う補助
情報復元手段とを備えたことにより、前記課題を達成す
ると共に、受信バッファとして用いるFIFOに必要な
記憶容量を更に削減したものである。
【0051】又、前記デジタルデータ受信装置におい
て、前記伝送路から順次受信される複数の前記デジタル
データが、HDLC手順に基づいて、ビットストリーム
状態で受信されるものであって、前記受信データFIF
Oが、一連の複数の、それぞれがビット幅Lのワードメ
モリにより構成され、更に、前記伝送路から順次受信さ
れる前記デジタルデータを前記受信データFIFOへ一
時的に記憶させる際、ビットストリーム状態の前記デジ
タルデータを、前記ビット幅Lの長さで順次分割しなが
ら前記受信データFIFOへ書き込むデータ変換手段を
備えると共に、該データ変換手段での分割及び前記受信
データFIFOへの書き込みの際に、ビットストリーム
状態で受信された前記デジタルデータの終端部での、前
記ビット幅Lに満たない端数データを前記受信データF
IFOへ書き込む端数データ発生時には、該端数データ
発生有りを示す前記補助情報データを生成する端数情報
生成手段を、前記補助情報データ生成手段に有し、前記
端数データ発生時に、前記詳細情報として、前記端数デ
ータのビット数Nを示す情報を生成する端数ビット数情
報生成手段を、前記詳細情報データ生成手段に有してい
ることにより、前記課題を達成すると共に、HDLC手
順に基づいた受信データを取り扱うことに対応し、前述
のような端数データに関する情報を前記補助情報データ
として記憶するFIFOに必要な記憶容量の削減をも図
ったものである。
【0052】
【作用】前述した従来例の如く、従来では、伝送路から
順次受信された前記デジタルデータRXDに関するデー
タについては、専用の前記受信データFIFO12へと
一時的に記憶するようにしている。一方、これとは明確
に区別し、前記デジタルデータRXDの受信の際発生す
るエラー等に関する補助情報については、前記受信デー
タFIFO12とは独立した、専用の前記受信ステータ
スFIFO14へ記憶するようにされている。
【0053】このように、従来においては、前記受信デ
ータFIFO12の利用目的及び前記受信ステータスF
IFO14の利用目的とは明確に区別されている。
【0054】ここで、本発明においては、伝送路から前
記デジタルデータRXDを受信する際、例えばエラー等
が発生してしまうと、この時受信した該デジタルデータ
RXDは無効な、又無意味なデータとなってしまうこと
に着目している。又、本発明においては、このようにエ
ラーの発生等によって、受信されたデータが無効データ
となってしまったときには、受信された該デジタルデー
タRXDを記憶するメモリを他に流用して、より有効に
使うよう構成されている。
【0055】即ち、本発明においては、前記受信データ
FIFO12の利用目的と、前記受信ステータスFIF
O14の利用目的とは、従来のようには明確に区別せ
ず、前記受信データFIFO12についても、発生した
エラーに関する情報等の補助情報を記憶するようにして
いる。これによって、このような補助情報を記憶する前
記受信ステータスFIFOに必要な記憶容量を削減する
ことができる。
【0056】具体的には、エラー発生等によって、受信
された前記デジタルデータが前述のように無効データと
なってしまった時には、前記受信ステータスFIFOへ
と、該エラー発生の有りの補助情報データのみ記憶する
ようにする。即ち、該受信ステータスFIFO14に
は、このように発生したエラーの詳細な情報については
記憶しない。
【0057】一方、このように発生してしまったエラー
等に関する、より詳細な情報については、発生したエラ
ーによって無効データとなってしまったデータに代え
て、前記受信データFIFO12に記憶するようにして
いる。エラーが発生し受信された前記デジタルデータR
XDが無効データとなれば、このような無効データを前
記受信データFIFO12へ記憶することは無意味であ
る。従って、このような無効データに代えて、発生した
エラーの種類などの、より詳細な情報を前記受信データ
FIFO12へ記憶させる。又、このように詳細な情報
を記憶させたことは、前記受信ステータスFIFO14
に記憶された、このようなエラー発生の有無の前記補助
情報データにて識別することができる。
【0058】従って、本発明によれば、エラー発生等に
関する情報を、前記受信ステータスFIFO14だけで
なく、前記受信データFIFO12も用いて記憶させる
ことができる。従って、このようにメモリを共用するの
で、全体として、受信バッファとして用いるFIFOに
必要な記憶容量を削減し、これによりコスト削減等を図
ることが可能である。
【0059】なお、前述のような補助情報データとして
対象となるものには、文字通りのエラーに関する情報に
限定されるものではない。即ち、エラー発生等の状態に
拘らず、何等かの状態が発生した場合、この時の受信デ
ータの少なくとも一部ビットが無効データとなれば、同
様に本発明を適用することが可能である。
【0060】例えば、後述する従来例においては、発生
したエラーに関するより詳細な情報を、まず無効データ
に代えて前記受信データFIFO12へ書き込むように
している。更に、この実施例では、HDLC手順を用い
る場合の、前記端数データに関する情報をも書き込むよ
うにしている。即ち、前記端数データにあっては、伝送
路から受信された前記デジタルデータRXDによる端数
のビットデータ以外は、無効なビットデータとなる。従
って、後述する実施例では、前記受信ステータスFIF
O14へは前記端数データであるか否かの前記補助情報
データのみを書き込み、具体的な前記端数データのビッ
ト数Nに関する情報は前記受信データFIFO12へ書
き込むようにしている。このため、従来のような前記端
数データのビット数Nを示す情報を前記受信ステータス
FIFO14に記憶する必要がなく、この分、受信バッ
ファとして用いるFIFOに必要な記憶容量を削減する
ことができる。
【0061】なお、前述のように、本発明においては、
前記受信ステータスFIFO14には、エラー等が発生
した場合の、その発生したエラーに関する詳細な情報は
記憶せず、単に発生したエラーの有無に関する情報のみ
記憶するようにしている。ここで、例えばいくつかのエ
ラーの種類に着目した場合、共に同時には発生し得ない
組合せが存在する。このように、発生するエラーの種類
の間での、発生の有無の排他性がある場合がある。この
ような場合には、例えば、後述する実施例の如く、複数
のエラーの種類における、エラー発生の有無の組合せパ
ターンを把握し、各組合せパターンに対して符号付けを
行うことで、エラー発生の有無を示す前記補助情報デー
タのデータ圧縮を行うことが可能である。
【0062】例えばHDLC手順に基づいて伝送路から
受信されるデータを取り扱う後述する実施例では、エラ
ーが発生したか否かと、端数データが発生したか否かと
に加え、EOFであるか否かも含め、このような3つの
特定の状態の発生の有無を、2ビットの前記補助情報デ
ータのみで識別するようにしている。このようなデータ
圧縮によって、この実施例では、本来3ビット必要な前
記補助情報データを2ビットに削減している。
【0063】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0064】図1は、本発明が適用されたデジタルデー
タ受信装置の実施例の構成を示すブロック図である。
【0065】本実施例のデジタルデータ受信装置におい
ては、この図1に示されるFIFO制御部10と受信デ
ータFIFO12と、シリアルパラレル変換部16と、
端数情報エンコーダ18とは、前記図9等を用い前述し
た従来例と同一のハード構成のものが用いられている。
【0066】又、この図1の受信ステータスFIFO1
4は、後述するようなデータ圧縮を行わない場合には、
(3ビット×1024ワード)のRAMが用いられる。
一方、該受信ステータスFIFO14は、データ圧縮を
行う場合、(2ビット×1024ワード)のRAMを用
いる。
【0067】このような構成に加え、本実施例において
は、更に、ステータスエンコーダ22と、セレクタ24
と、ステータスデコーダ26とを有する。
【0068】前記セレクタ24は、入力S、0及び1
と、出力Uを有する。該セレクタ24は、前記入力Sへ
入力される信号に従って、前記入力0あるいは前記入力
1のいずれか一方を選択し、選択された入力の論理状態
を前記出力Uへと出力する。即ち、前記入力SへL状態
が入力されると、前記入力0へ入力される論理状態を前
記出力Uへ出力する。一方、前記入力SへH状態が入力
されると、前記入力1へ入力される論理状態を前記出力
Uへと出力する。
【0069】次に、前記ステータスエンコーダ22は、
図2に示す如く、補助情報データ生成手段22dと、詳
細情報データ生成手段22eとにより構成される。
【0070】これら補助情報データ生成手段22d及び
詳細情報データ生成手段22eには、前記シリアルパラ
レル変換部16が出力する前述した制御信号EOF及び
CRCEと、前記FIFO制御部10が出力する前述し
た制御信号OVREと、前記端数情報エンコーダ18が
出力する前述した3ビットの制御信号RE1が入力され
ている。又、前記補助情報データ生成手段22dから
は、前記受信ステータスFIFO14へ記憶させる2ビ
ットのステータス信号RS1が出力される。なお、該ス
テータス信号RS1のMSB側の1ビットの信号、即ち
ステータス信号RS1〈1〉は、前記セレクタ24に入
力し、該セレクタ24の切換え選択に用いる。なお、前
記ステータス信号RS1のLSB側がRS〈0〉であ
り、MSB側がRS〈1〉である。又、前記詳細情報デ
ータ生成手段22eは、前記セレクタ24に入力され、
該セレクタ24の選択によって前記受信データFIFO
12へ入力され書き込まれるデータ信号ECDを出力す
る。
【0071】まず、前記補助情報データ生成手段22d
について、この構成は図3に示すとおりである。この図
3に示される如く、前記補助情報データ生成手段22d
は、3つの負論理の入力を有するNAND論理ゲート2
2aと、OR論理ゲート22bと、論理回路22cとに
より構成されている。該論理回路22cについては、図
4の線図に示す真理値表に示されるような論理機能を有
し、前記ステータス信号RS1を出力する。
【0072】なお、本実施例において前記受信ステータ
スFIFO14へ記憶させるステータス信号をデータ圧
縮しない場合、該ステータス信号は3ビットの信号とな
る。即ち、この3ビットの該ステータス信号は、前記N
AND論理ゲート22aが出力する制御信号Rと、前記
シリアルパラレル変換部16が出力する前記制御信号E
OFと、前記OR論理ゲート22bが出力する制御信号
ER2である。この場合、前記論理回路22cについて
は、前記ステータス信号RS1〈1〉を生成する機能の
み備えれば良い。
【0073】なお、前記受信ステータスFIFO14へ
記憶されるステータス信号をデータ圧縮する場合、本実
施例では2ビットのステータス信号となる。即ち、この
2ビットのステータス信号は、前記ステータス信号RS
1である。
【0074】HDLC手順においては、EOFのときに
のみ、前記端数データが発生する。従って、EOFのと
きにのみ、端数データの有無が意味をもつ。このため、
前記制御信号EOFがH状態のときにのみ、前記制御信
号Rが意味をもつので、このEOFのときにのみ該制御
信号Rの状態を判断できればよい。本実施例ではこのよ
うな点に着目し、前記制御信号R、EOF及びER2の
3ビットを、2ビットの前記制御信号RS1へとデータ
圧縮している。このようなデータ圧縮によって、前記受
信ステータスFIFO14を、本来(3ビット×102
4ワード)の記憶容量が必要なところ、(2ビット×1
024バイト)の記憶容量とすることができ、合計10
24ビットの記憶容量の削減が可能となっている。
【0075】次に、前記詳細情報データ生成手段22e
は、前記制御信号CRCEあるいはOVREの少なくと
もいずれか1つがH状態となると、図5に示すような詳
細情報データECDを生成する。該詳細情報データEC
Dは、前記セレクタ24に入力される。特に、これら制
御信号CRCEあるいはOVREのいずれか1つがH状
態となると、前記論理回路22cが出力する前記ステー
タス信号RS1〈1〉がH状態となるので、前記セレク
タ24は前記生成詳細情報データECDを選択する。従
って、前記詳細情報データ生成手段22eが出力する前
記生成詳細情報データECDは、前記シリアルパラレル
変換部16が出力する前記受信データRD1に代えて、
前記受信データFIFO12へ書き込まれる。
【0076】この詳細情報データECDは、この図5に
示す如く、ビットB5には前記制御信号OVREの論理
状態が書き込まれる。ビットB6には、前記制御信号C
RCEの論理状態が書き込まれる。ビットB7には、前
記オーバランエラー又は前記CRCエラー発生時の、前
記制御信号EOFの論理状態が書き込まれる。このよう
に、該詳細情報データECDは、これら制御信号CRC
EあるいはOVREの少なくともいずれか1つがH状態
となり、前記CRCエラー又は前記オーバランエラーの
少なくともいずれか1つが発生した場合に、どのエラー
あるいはEOFが発生したか識別するための詳細情報デ
ータとなっている。
【0077】なお、前記CRCエラー又前記オーバラン
エラーのいずれも発生しない場合、EOFが発生したと
しても、前記詳細情報データECDは生成されない。従
って、前記受信ステータスFIFO14へは、このよう
なEOFが発生したことを示す情報を記憶する。
【0078】次に、前記詳細情報データ生成手段22e
は、前記端数データ発生有り且つEOFの場合には、図
6のNo.2〜8に示される受信データECDを生成す
る。なお、この図6のNo.1は、前記端数データ発生
なしの場合である。
【0079】このように前記端数データ発生有りの場合
には、この図6にも示されるように、前記図3に示した
前記ステータス信号RS1〈1〉もH状態となる。従っ
て、前記セレクタ24は、この図6のNo.2〜8の前
記詳細情報データECDを選択し、これを前記受信デー
タFIFO12へと書き込む。
【0080】ここで、この図6の前記受信データECD
に示す“x”は、端数データのうちの、伝送路から受信
される前記デジタルデータRXDに従った前記データR
D1の有効なデータ部分である。これに対して、該図6
の受信データECDにおいて、“0”又は“1”で示さ
れるビットは、無効ビットデータに対して、この無効ビ
ットデータであることを示すビットパターンを示す。本
実施例においては、前記端数データ発生有りに際して
は、有効ビットデータに隣接する無効ビットデータを
“0”とし、これ以外の無効ビットデータは全て“1”
としている。
【0081】ここで、前記受信ステータスFIFO14
へ記憶される前記制御信号RあるいはRS1によって、
端数データ発生有りが識別された場合、前記受信データ
FIFO12へ記憶される前記受信データECDについ
て、最もLSB(least significant bit )側の“0”
を認識すれば、このビットよりMSB(most significa
nt bit)側のビットは受信データとして有効なビットデ
ータとなる。
【0082】このように、本実施例においては、端数デ
ータ発生有りの場合、前記受信ステータスFIFO14
には、この端数データ発生有りを識別できる範囲の情報
のみ記憶させている。又、前記受信データFIFO12
に記憶される前記端数データで何ビットが有効なビット
データであるかについては、該受信データFIFO12
へ書き込まれる該端数データの無効ビットデータへと、
所定のビットパターンを書き込むことで識別できるよう
にしている。従って、前記受信ステータスFIFO14
へは、前記11の前記RE1ビットデータB0〜B2の
ような、複数ビットの、より詳細な情報を書き込む必要
がなく、該受信ステータスFIFO14の記憶容量の削
減を図ることが可能となっている。
【0083】次に、図7は、前記ステータスデコーダを
示す論理回路図である。
【0084】該ステータスデコーダ26は、必要に応じ
前記受信データFIFO12から呼び出される受信デー
タRD2のうちの3ビット、即ちRD5、RD6及びR
D7を用いながら、前記受信ステータスFIFO14か
ら読み出されるステータス信号RS2(2ビットの各ビ
ットはLSB側がRS20であり、MSB側がRS21
である)に従って、制御信号REOF、RCRCE及び
ROVRE、又、3ビットの制御信号RE2を出力す
る。
【0085】なお、この図7において、制御信号RS2
0は、前記受信ステータスFIFO14が出力する前記
ステータス信号RS2のLSB側である。又、制御信号
RS21は、前記ステータス信号RS2のMSB側であ
る。
【0086】前記制御信号REOFは、EOF発生を示
す。前記制御信号RCRCEは、CRCエラー発生を示
す。前記制御信号ROVREは、オーバランエラー発生
を示す。又、前記制御信号RE2は、前記図6にも示さ
れる前記端数情報エンコーダ18が出力する前記制御信
号RE1と同様であり、前記端数データの有効なビット
数Nを示す。
【0087】まず、この図7に示す如く、前記ステータ
スデコーダ26は、一方の入力が負論理のAND論理ゲ
ート26aと、AND論理ゲート26c、26d、26
f、26gと、エクスクルーシブOR論理ゲート26b
と、OR論理ゲート26eと、端数コードエンコーダ2
6hとにより構成されている。
【0088】なお、該端数コードエンコーダ26hは、
プライオリティエンコーダが用いられている。これによ
って、前記図6に示す前記詳細情報データECDと同等
の、前記受信データFIFO12から読み出される前記
受信データRD2から、前記制御信号RE2(前記図6
のRE1に相当)を生成することができる。
【0089】例えば、前記図6の前記詳細情報データE
CDと前記制御信号RE1との対応から明らかな如く、
前記受信データRD2の最もLSB側が“0”の場合、
前記制御信号RE2(又RE1)は“111(2進
数)”となる。LSBから2番目のビットが“0”の場
合、“110”となる。LSB側から3ビット目が
“0”の場合、前記制御信号RE2は“101”とな
る。
【0090】又、この図7に示される前記ステータスデ
コーダ26は、前記エクスクルーシブOR論理ゲート2
6bと前記AND論理ゲート26c及び26d、又前記
OR論理ゲート26eにて、EOFの発生の有無を示す
前記制御信号REOFを生成している。
【0091】次に、前記AND論理ゲート26cは、前
記制御信号RS20及びRS21に基づいて、前記CR
Cエラーあるいは前記OVRエラーの発生を判定してい
る。又、前記AND論理ゲート26fと前記AND論理
ゲート26cの出力によって、CRCエラー発生を示す
前記制御信号RCRCEを生成している。更に、前記A
ND論理ゲート26gと前記AND論理ゲート26cの
出力とで、前記OVRエラーを示す前記制御信号ROV
REを生成している。
【0092】又、これら制御信号REOF、RCRCE
及びROVREの生成に際しては、前記図5の前記ビッ
トB5〜B7と同様に割り付けられた、前記受信データ
FIFO12から読み出される前記受信データRD2の
ビットB5〜ビットB7の、ビットデータRD5〜RD
7が用いられている。
【0093】以上説明したとおり、本実施例によれば、
本発明を適用して前記受信ステータスFIFOへは前記
EOF発生の有無、あるいは前記オーバランエラーの発
生の有無、あるいは前記CRCエラーの発生の有無のみ
に基づいた、よりデータ圧縮されたビットデータのみを
記憶させている。又、EOFあるいはどのエラーが発生
したかに関しては、前記受信データFIFO12に記憶
したデータを用いている。このため、前記受信ステータ
スFIFO14の1ワード当りのビット長を、より短縮
することができている。例えば、前記図9等に示した従
来1ワード当り6ビットであった前記受信ステータスF
IFO14を、1ワード当り3ビット、あるいは1ワー
ド当り2ビットへと、記憶容量を縮小することができて
いる。従って、前記受信ステータスFIFO14につい
ては、((6−3)×1024=3072)ビットの記
憶容量の削減、あるいは((6−2)×1024=40
96)ビットの記憶容量の削減が可能となっている。
【0094】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
受信バッファとして用いるFIFOに必要な記憶容量を
削減し、これによりコスト削減等を図ることができると
いう優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたデジタルデータ受信装置の
実施例の構成を示すブロック図
【図2】前記実施例に用いられるステータスエンコーダ
の構成を示すブロック図
【図3】前記実施例の前記ステータスエンコーダに用い
られる補助情報データ生成手段を示す論理回路図
【図4】前記実施例の前記ステータスエンコーダの前記
詳細情報データ生成手段の機能を示す真理値表の線図
【図5】前記実施例の前記ステータスエンコーダから受
信データFIFOへ書き込まれるエラーに関するデータ
を示す線図
【図6】前記実施例の前記ステータスエンコーダから受
信データFIFOへ書き込まれる端数データに関するデ
ータを示す線図
【図7】前記実施例に用いられるステータスデコーダの
論理回路図
【図8】HDLC手順の電文のフォーマットを示す線図
【図9】従来のデジタルデータ受信装置の構成を示すブ
ロック図
【図10】前記実施例あるいは前記従来例のデジタルデ
ータ受信装置における受信データFIFOへ取り込まれ
たデータ構成を示す線図
【図11】前記従来例の受信ステータスFIFOにおけ
るビットデータの構成を示す線図
【図12】前記実施例あるいは前記従来例に用いられる
端数情報エンコーダを示す論理回路図
【図13】前記端数情報エンコーダの動作を示すタイム
チャート
【符号の説明】
10…FIFO制御部 12…受信データFIFO 14…受信ステータスFIFO 16…シリアルパラレル変換部 18…端数情報エンコーダ 18a…3ビットバイナリカウンター 22…ステータスエンコーダ 22d…補助情報データ生成手段 22e…詳細情報データ生成手段 24…セレクタ 26…ステータスデコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 13/00 H04L 29/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送路から順次受信される複数のデジタル
    データを、まず受信データFIFOへ一時的に記憶する
    と共に、受信されたそれぞれの前記デジタルデータ毎
    に、発生したエラー等に関する情報を表わす補助情報デ
    ータを、該当する前記デジタルデータに対応させながら
    受信ステータスFIFOへ一時的に記憶するようにした
    デジタルデータ受信装置において、 エラー発生等によって、受信された前記デジタルデータ
    が無効データとなってしまった時に、前記受信ステータ
    スFIFOへ記憶させる、該エラー発生の有無を示す前
    記補助情報データを生成する補助情報データ生成手段
    と、 前記無効データに代えて前記受信データFIFOへ記憶
    させる、発生したエラーに関する詳細情報を生成する詳
    細情報データ生成手段とを備えたことを特徴とするデジ
    タルデータ受信装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、更に、 前記補助情報データに対して、発生し得る複数のエラー
    の種類間での、発生の有無の相互の排他性に着目し、生
    成する前記補助情報データのデータ圧縮を行う補助情報
    データ圧縮手段と、 前記受信ステータスFIFOから読み出す、データ圧縮
    されている前記補助情報データのデータ伸長を、前記詳
    細情報を用いて行う補助情報復元手段とを備えたことを
    特徴とするデジタルデータ受信装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記伝送路から順次受信される複数の前記デジタルデー
    タが、HDLC手順に基づいて、ビットストリーム状態
    で受信されるものであって、 前記受信データFIFOが、一連の複数の、それぞれが
    ビット幅Lのワードメモリにより構成され、 更に、前記伝送路から順次受信される前記デジタルデー
    タを前記受信データFIFOへ一時的に記憶させる際、
    ビットストリーム状態の前記デジタルデータを、前記ビ
    ット幅Lの長さで順次分割しながら前記受信データFI
    FOへ書き込むデータ変換手段を備えると共に、 該データ変換手段での分割及び前記受信データFIFO
    への書き込みの際に、ビットストリーム状態で受信され
    た前記デジタルデータの終端部での、前記ビット幅Lに
    満たない端数データを前記受信データFIFOへ書き込
    む端数データ発生時には、該端数データ発生有りを示す
    前記補助情報データを生成する端数情報生成手段を、前
    記補助情報データ生成手段に有し、 前記端数データ発生時に、前記詳細情報として、前記端
    数データのビット数Nを示す情報を生成する端数ビット
    数情報生成手段を、前記詳細情報データ生成手段に有し
    ていることを特徴とするデジタルデータ受信装置。
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