JP3271163B2 - 広帯域増幅回路 - Google Patents

広帯域増幅回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図4及び図5) 発明が解決しようとする課題(図6〜図8) 課題を解決するための手段(図1〜図3) 作用 実施例(図1〜図3) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は広帯域増幅回路に関し、
特に集積回路に内蔵され、高速駆動が要求されるものに
適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、エミツタフオロアでなる集積回路
の出力段は図4及び図5に示すように構成されており、
出力ピンP1より出力信号VOUT を出力するようになさ
れている。
【0004】ここで集積回路1(図4)の出力段は、オ
ペアンプAMP1で増幅された入力信号VINによつてN
PN型トランジスタQ1を駆動し、当該トランジスタQ
1のエミツタに接続された負荷抵抗R1に生じる出力電
圧VOUT を出力ピンP1より出力するようになされてい
る。
【0005】また集積回路2(図5)の出力段は、NP
N型トランジスタQ1のエミツタに電流源3を接続して
トランジスタQ1を定電流駆動するようになされてお
り、出力ピンP1より出力電圧信号VOUT を出力するよ
うになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが集積回路の出
力段にはピン容量(4〜5〔pF〕)やパツド容量及び
外部部品の容量等の負荷容量C1が存在し、これ等の負
荷容量C1を出力段は電圧出力信号VOUT で駆動しなけ
ればならないため周波数特性を高域まで十分に伸ばすこ
とはできなかつた。
【0007】例えば集積回路1や集積回路2の出力段の
場合、求めたい出力信号の振幅をVP-P とすると共に、
信号周波数の最大値をfmax とし、さらにセトリングタ
イムをtmin (ただしfmax ・tmin =0.35)とする
と、次式
【数1】
【数2】 の関係を用いて、最低出力電流Imin は、次式
【数3】 の関係が成り立つことになる。
【0008】すなわち集積回路1及び2より出力する出
力振幅が大きくしたい場合や高周波数特性を必要とする
場合には、多くの出力電流が必要である。ところが出力
電流を多くすればするほどNPN型トランジスタのベー
ス蓄積容量が増加したり、高周波数帯域になると電流増
幅率hFEが低下し、その結果出力インピーダンスが高く
なつて発振しやすくなり、この発振を抑制するためトラ
ンジスタQ1のベースに抵抗を接続する必要が生じ、周
波数特性を40〜50〔MHz〕程度までしか伸ばせられなか
つた。
【0009】そこで負荷容量C1を駆動するため出力段
をプツシユプル回路構成にすることが考えられている
(図6及び図7)。ところが集積回路4(図6)の出力
段の場合には、集積回路1や集積回路2に比べれば周波
数特性を伸ばすことができるが、それでもNPN型トラ
ンジスタQ1とプツシユプル回路を構成するPNP型ト
ランジスタQ2のトランジシヨン周波数fT が低い影響
により 150〔MHz〕程度までしか周波数特性を伸ばすこ
とができなつた。
【0010】また集積回路5(図7)の出力段の場合に
は、NPN型トランジスタQ1及びQ3を直列に接続す
ると共に、各トランジスタQ1及びQ3のベースにバツ
フアアンプAMP2及び反転バツフアアンプAMP3を
それぞれ接続し、出力段をプツシユプル動作させるよう
になされているが、バツフアアンプAMP2と反転バツ
フアアンプAMP3の遅延時間の違いにより周波数特性
を十分高域まで伸ばすことはできなかつた。
【0011】そこで高周波の入力信号が入力される場合
のみスピードアツプコンデンサCSPEED を介して、次式
【数4】 で与えられる電流ISPEED をアイドリング電流I0に加
算して流すことができる補助電流発生回路7を反転バツ
フアアンプAMP3の出力端に接続することが考えられ
る。
【0012】このようにすると高周波帯域の信号を増幅
する必要がある場合や振幅の大きい信号出力を得たい場
合にも常時出力段に流れるアイドリング電流は一定値I
0のままで良く、蓄積容量の増加を抑制することができ
周波数特性を伸張させることができる。
【0013】ところが数〔pF〕程度の容量値をもつス
ピードアツプコンデンサCSPEED の容量値は集積回路の
製造工程上では容易に数10パーセント以上ばらつきが
生じ、またバツフアアンプAMP2及び反転バツフアア
ンプAMP3のゲインも同様にばらついてしまう。
【0014】このため反転バツフアアンプAMP3より
出力される反転出力の振幅vP-P もばらつき出力段の出
力電流もばらついて周波数特性がばらつく欠点があつ
た。
【0015】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比して一段と周波数特性を高域まで伸長する
ことができる広帯域増幅回路を提案しようとするもので
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、並列接続された第1及び第2の増
幅手段AMP2及びAMP3に入力信号VINを入力し、
当該第1及び第2の増幅手段AMP2及びAMP3に入
力される第1の利得調整信号S1に基づいて設定された
利得に基づいて増幅される第1及び第2の出力信号を出
力段(Q1、Q3)に供給してプツシユプル駆動し、出
力端POより第3の出力信号を出力する広帯域増幅回路
10において、第2の増幅手段AMP3より第2の出力
信号を入力し、第3の出力信号の立ち下げ時、出力段
(Q1、Q3)に流れるアイドリング電流I0に加えて
補助電流ISPEED を流し、出力信号の立ち下げに要する
時間を短縮する補助電流供給手段7と、第2の増幅段A
MP3に第2の利得調整信号S2を供給し、第2の増幅
手段AMP3の利得を調整することにより補助電流供給
手段7より出力段(Q1、Q3)に供給される補助電流
SPEED を一定に制御する利得調整手段GCONT2 とを備
えるようにする。
【0017】また本発明においては、第1及び第2の増
幅手段AMP2及びAMP3はそれぞれ同相増幅手段及
び反転増幅手段でなり、同相増幅手段は、互いに並列接
続された第1及び第2の差動増幅段(Q16、Q17)
及び(Q18、Q19)と、第1及び第2の差動増幅段
(Q16、Q17)及び(Q18、Q19)の共通エミ
ツタに接続される第1及び第2の定電流源11とを有
し、ベースに入力信号VINを入力すると共にエミツタに
定電流源11を接続する第1及び第2のトランジスタQ
10及びQ11のエミツタより第1及び第2の負荷R
IN1 及びRIN2 を介して入力信号VINを第1及び第2の
差動増幅段(Q16、Q17)及び(Q18、Q19)
の共通エミツタに入力し、当該入力信号VINと逆相に変
動する共通エミツタ電流を第1及び第2の差動増幅段
(Q16、Q17)及び(Q18、Q19)の差動入力
端に与えられる第1の差電圧ΔE1に基づいて分流した
コレクタ電流を互いに逆相となるコレクタ電流同士足し
合わせ、出力抵抗RL より第1の出力信号として出力
し、反転増幅手段は、互いに並列接続された第3及び第
4の差動増幅段(Q12、Q13)及び(Q14及びQ
15)の共通エミツタに第1及び第2のトランジスタQ
10及びQ11のコレクタを接続し、入力信号VINと同
相に変動する共通エミツタ電流を第3及び第4の差動増
幅段(Q12、Q13)及び(Q14及びQ15)の差
動入力端に与えられる第2の差電圧ΔE2に基づいて分
流したコレクタ電流を互いに逆相となるコレクタ電流同
士足し合わせ、出力抵抗RL より第2の出力信号として
出力するようにする。
【0018】さらに本発明においては、第1の利得調整
信号S1および基準電圧VREF3を差動入力として入力
し、差動出力を第1の差電圧ΔE1として第1及び第2
の差動増幅手段(Q16、Q17)及び(Q18、Q1
9)に供給する第5の差動増幅手段(Q20、Q21)
と、第1の利得調整信号S1と第2の利得調整信号S2
との分圧電圧および基準電圧VREF3を差動入力として入
力し、又は第1の利得調整信号S1および第2の利得調
整信号S2と基準電圧VREF との分圧電圧を差動入力と
して入力し、差動出力を第2の差電圧ΔE2として第3
及び第4の差動増幅手段(Q12、Q13)及び(Q1
4、Q15)に供給する第6の差動増幅手段(Q22、
Q23)とを備えるようにする。
【0019】
【作用】出力端に補助電流供給手段が接続された第2の
増幅段AMP3に第2の利得調整信号S2を供給し、第
2の増幅手段AMP3の利得を調整することにより、第
1及び第2の増幅手段AMP2及びAMP3の利得のば
らつきや補助電流供給手段7を構成する容量のばらつき
によらず出力段(Q1、Q3)に供給される補助電流I
SPEED を一定に制御する。これにより利得を代えても常
に高帯域まで周波数特性の平坦な広帯域増幅回路を得る
ことができる。
【0020】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0021】図8との対応部分に同一符号を付して示す
図1において、10は全体として広帯域増幅回路を示
し、広帯域増幅回路10はゲインコントロール端子G
CONT1 より共通に供給される制御電圧S1に基づいてバ
ツフアアンプAMP2及び反転バツフアアンプAMP3
のゲインを同時に調整することができるようになされて
いる。
【0022】また広帯域増幅回路10は反転バツフアア
ンプAMP3専用のゲインコントロール端子GCONT2
り供給される制御電圧S2に基づいてスピードアツプコ
ンデンサCSPEED や反転出力の振幅vP-P がバラついて
も(4)式を満たす補助電流ISPEED の値が常に一定値
となるようにゲインを調整することができるようになさ
れている。
【0023】ここで広帯域増幅回路10を構成するバツ
フアアンプAMP2及びAMP3はそれぞれ図2に示す
ように2組の差動対(トランジスタQ16、Q17及び
Q18、Q19)、(Q12、Q13及びQ14、Q1
5)の並列接続によつてそれぞれ構成されるようになさ
れている。
【0024】この実施例の場合、バツフアアンプAMP
2の差動対を構成するトランジスタのうちトランジスタ
Q16及びQ18のベースには基準電源VREF2が与えら
れ、また各トランジスタと対をなすトランジスタQ17
及びQ19のベースには可変基準電源(VREF2+ΔE
1)がそれぞれ与えられ、これら差電圧ΔE1に応じて
流れるコレクタ電流を共通エミツタに接続された電流源
11に供給するようになされている。
【0025】ここでトランジスタQ16とQ19のコレ
クタ及びトランジスタQ17とQ18のコレクタはそれ
ぞれ共通に接続され、当該共通コレクタに接続される負
荷抵抗RL に互いに逆相の関係になるコレクタ電流を加
算した電流値の電流を供給するようになされている。
【0026】一方、バツフアアンプAMP3の差動対を
構成するトランジスタのうちトランジスタQ12及びQ
14のベースには基準電源VREF2が与えられ、また各ト
ランジスタと対をなすトランジスタQ13及びQ15の
ベースには可変基準電源(VREF2+ΔE2)がそれぞれ
与えられ、これら差電圧ΔE2に応じて流れるコレクタ
電流を共通エミツタに接続されたトランジスタQ10及
びQ11を介して電流源11に供給するようになされて
いる。
【0027】ここで各トランジスタQ12、Q13及び
Q14、Q15のコレクタはバツフアアンプAMP2の
場合と同様、共通コレクタに接続される負荷抵抗RL に
互いに逆相の関係に各コレクタ電流を加算した電流を供
給するようになされている。
【0028】このときトランジスタQ10及びQ11に
はそれぞれ入力信号VINが入力されるようになされてお
り、バツフアアンプAMP2は抵抗RIN1 及びRIN2
介して入出力される信号電流iによつて入力信号VIN
対して逆相の関係によつて増減する共通エミツタ電流に
応じて変動する各コレクタ電流を信号電流として負荷抵
抗RL に流し、入力信号VINに対して同相の出力信号を
トランジスタQ1に出力するようになされている。
【0029】因に抵抗RIN1 及びRIN2 は配線長さの違
いによる配線抵抗の大きさの相違によつて共通エミツタ
の電位にオフセツトが生じないように配線長の短い抵抗
IN1 の抵抗値が抵抗RIN2 の抵抗値に比して大きくな
るようになされている。
【0030】また反転バツフアアンプAMP3は入力信
号VINに対して同相の関係によつて増減する共通エミツ
タ電流に応じて変動する各コレクタ電流を信号電流とし
て負荷抵抗RL に流し、入力信号VINに対して逆相の出
力信号をトランジスタQ5に出力する。
【0031】ところでバツフアアンプAMP2及び反転
バツフアアンプAMP3のゲインはゲインコントロール
端子GCONT1 及びGCONT2 より供給される制御電圧S1
及びS2によつて定まる可変基準電源ΔE1及びΔE2
に基づいて調整されるようになされているが、この可変
基準電源ΔE1及びΔE2差電圧は図3に示す回路によ
り発生される。
【0032】すなわち可変基準電源ΔE1は差動対をな
すトランジスタQ20及びQ21のベースにバツフアア
ンプAMP10及びAMP11を介して与えられるゲイ
ンコントロール端子GCONT1 の制御電圧S1及び基準電
圧VREF3の差電圧に応じたダイオード出力として与えら
れるようになされている。
【0033】また可変基準電源ΔE2は差動対をなすト
ランジスタQ22及びQ23のベースにバツフアアンプ
AMP12及びAMP13を介して与えられるゲインコ
ントロール端子GCONT1 の制御電圧S1及び基準電圧V
REF3とゲインコントロール端子GCONT2 の制御電圧S2
を分圧した電圧値との差電圧に応じたダイオード出力と
して与えられるようになされている。
【0034】以上の構成において、高速で動作するエミ
ツタフオロア出力回路を実現するため信号の立ち下げ速
度を早めるスピードアツプコンデンサCSPEED を用いた
にもかかわらず高帯域まで周波数特性が十分伸びない場
合(すなわちスピードアツプコンデンサCSPEED の容量
のばらつきやアンプAMP2及びAMP3のゲインのば
らつきによる出力振幅のばらつきによつて信号立ち下げ
時に流れるスピードアツプ電流ISPEED の値が変動する
場合)、ユーザはゲインコントロール端子GCONT2 の制
御電圧を可変すれば良い。
【0035】このとき反転バツフアアンプAMP3のゲ
インは基準電圧VREF3とゲインコントロール端子G
CONT2 に与えられる電圧とを分圧した電圧値とゲインコ
ントロール端子GCONT1 より与えられる制御電圧との差
電圧によつて定まる値に調整され、(4)式で与えられ
るスピードアツプ電流ISPEED の値を信号周波数によら
ず一定にできる。これにより周波数特性は安定し、高域
まで周波数特性は平坦になる。
【0036】以上の構成によれば、スピードアツプコン
デンサCSPEED が接続される反転バツフアアンプAMP
3のゲインのみゲインコントロール端子GCONT2 の制御
電圧S2を可変することにより調整できるようにし、バ
ツフアアンプAMP2や反転バツフアアンプAMP3の
ゲインのばらつき及びスピードアツプコンデンサC
SPEED の容量値のばらつきを吸収する。
【0037】これによりバツフアアンプAMP2や反転
バツフアアンプAMP3のゲインを変えても出力信号立
ち下げ時に常に一定のスピードアツプ電流ISPEED を出
力段に流れるアイドリング電流I0に加算して流すこと
ができ、従来に比して一段と高域まで周波数特性を伸張
することができる。
【0038】なお上述の実施例においては、ゲインコン
トロール端子GCONT1 の制御電圧S1を調整することに
よりバツフアアンプAMP2及び反転バツフアアンプA
MP3のゲインを調整し、かつゲインコントロール端子
CONT2 の制御電圧S2を調整することにより反転バツ
フアアンプAMP3のゲインのみを独立に調整すること
ができるようにする場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、広帯域増幅回路6(図4)の反転バツフア
アンプAMP3のゲイン調整用に専用のゲインコントロ
ール端子GCONT2 を用けるようにしても良い。
【0039】また上述の実施例においては、補助電流発
生回路7を図1に示すように構成し、カレントミラー電
流源を構成するトランジスタQ3及びQ6のベースとス
ピードアツプコンデンサCSPEED とを直接接続する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、カレントミ
ラー電流源とスピードアツプコンデンサCSPEED との接
続中点にリミツタ回路を接続するようにしても良い。こ
こでリミツタ回路はダイオード接続されたトランジスタ
Qでなり、エミツタをカレントミラー電流源とスピード
アツプコンデンサとの接続中点に接続し、他端を接地し
てなる。
【0040】さらに上述の実施例においては、反転バツ
フアアンプAMP3のゲインを調整する場合、ゲインコ
ントロール端子GCONT1 よりトランジスタQ22に与え
られる制御電圧S1を可変とし、かつトランジスタQ2
3に与えられる基準電圧VREF3とゲインコントロール端
子GCONT2 の制御電圧S2の分圧電位を可変とし、制御
電圧S1と分圧電位との差電圧を可変することによりゲ
インを調整する場合について述べたが、本発明はこれに
代え、トランジスタQ23に与えられる電位を基準電圧
REF3に固定し、かつ他方のトランジスタQ22にゲイ
ンコントロール端子GCONT1 及びGCONT2 によつて可変
される制御電圧S1及びS2の分圧電位を与えることに
よりゲインを調整するようにしても良い。
【0041】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、出力端に
補助電流供給手段が接続された第2の増幅段に第2の利
得調整信号を供給し、第1の増幅手段とは別に第2の増
幅手段の利得のみを調整することができるようにする。
これにより第1及び第2の増幅手段の利得のばらつきや
補助電流供給手段を構成する容量のばらつきによらず補
助電流供給手段より出力段に供給される補助電流を一定
に制御することができ、利得を変えても高帯域まで周波
数特性を伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による広帯域増幅回路の一実施例を示す
接続図である。
【図2】その増幅回路及び反転増幅回路の回路構成を示
す接続図である。
【図3】基準電圧源ΔE1及びΔE2を発生する発生回
路の回路構成を示す接続図である。
【図4】従来の広帯域増幅回路の説明に供する接続図で
ある。
【図5】従来の広帯域増幅回路の説明に供する接続図で
ある。
【図6】従来の広帯域増幅回路の説明に供する接続図で
ある。
【図7】従来の広帯域増幅回路の説明に供する接続図で
ある。
【図8】従来の広帯域増幅回路の説明に供する接続図で
ある。
【符号の説明】
6、10……広帯域増幅回路、7……補助電流発生回
路、AMP1、AMP2、AMP3……増幅回路、C
SPEED ……スピードアツプコンデンサ、GCONT1 、G
CONT2 ……ゲインコントロール端子。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/42 H03F 3/50 H03F 3/68 H03G 3/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並列接続された第1及び第2の増幅手段に
    入力信号を入力し、当該第1及び第2の増幅手段に入力
    される第1の利得調整信号に基づいて設定された利得に
    基づいて増幅される第1及び第2の出力信号を出力段に
    供給してプツシユプル駆動し、出力端より第3の出力信
    号を出力する広帯域増幅回路において、 上記第2の増幅手段より上記第2の出力信号を入力し、
    上記第3の出力信号の立ち下げ時、上記出力段に流れる
    アイドリング電流に加えて補助電流を流し、出力信号の
    立ち下げに要する時間を短縮する補助電流供給手段と、 上記第2の増幅段に第2の利得調整信号を供給し、上記
    第2の増幅手段の利得を調整することにより上記捕縄電
    流供給手段より上記出力段に供給される上記補助電流を
    一定に制御する利得調整手段とを具えることを特徴とす
    る広帯域増幅回路。
  2. 【請求項2】上記第1及び第2の増幅手段はそれぞれ同
    相増幅手段及び反転増幅手段でなり、 上記同相増幅手段は、互いに並列接続された第1及び第
    2の差動増幅段と、 上記第1及び第2の差動増幅段の共通エミツタに接続さ
    れる第1及び第2の定電流源とを有し、ベースに上記入
    力信号を入力すると共にエミツタに定電流源を接続する
    第1及び第2のトランジスタのエミツタより第1及び第
    2の負荷を介して上記入力信号を上記第1及び第2の差
    動増幅段の共通エミツタに入力し、当該入力信号と逆相
    に変動する共通エミツタ電流上記第1及び第2の差動
    増幅段の差動入力端に与えられる第1の差電圧に基づい
    分流したコレクタ電流を互いに逆相となるコレクタ電
    流同士足し合わせ、出力抵抗より上記第1の出力信号と
    して出力し、 上記反転増幅手段は、互いに並列接続された第3及び第
    4の差動増幅段の共通エミツタに上記第1及び第2のト
    ランジスタのコレクタを接続し、上記入力信号と同相に
    変動する共通エミツタ電流上記第3及び第4の差動増
    幅段の差動入力端に与えられる第2の差電圧に基づいて
    分流したコレクタ電流を互いに逆相となるコレクタ電流
    同士足し合わせ、出力抵抗より上記第2の出力信号とし
    て出力することを特徴とする請求項1に記載の広帯域増
    幅回路。
  3. 【請求項3】上記第1の利得調整信号および基準電圧を
    差動入力として入力し、差動出力を上記第1の差電圧と
    して上記第1及び第2の差動増幅手段に供給する第5の
    差動増幅手段と、上記第1の利得調整信号と上記第2の
    利得調整信号との分圧電圧および上記基準電圧を差動入
    力として入力し、又は上記第1の利得調整信号および上
    記第2の利得調整信号と基準電圧との分圧電圧を差動入
    力として入力し、差動出力を上記第2の差電圧として上
    記第3及び第4の差動増幅手段に供給する第6の差動増
    幅手段とを具えることを特徴とする請求項2に記載の広
    帯域増幅回路。
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