JP3270555B2 - 半硬質ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents
半硬質ポリウレタンフォームの製造方法Info
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- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
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- C08G18/40—High-molecular-weight compounds
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Description
インストルメントパネル、ドアートリムアッパー部、ア
ームレスト、ヘッドレスト等に用いられる半硬質ポリウ
レタンフォームの製造方法に関する。
軟質ポリ塩化ビニル表皮を下型に装着し、ASG樹脂、
ABS樹脂等の芯材を上型に装着して、表皮上に半硬質
ポリウレタンフォーム原液を注入して発泡硬化させる3
層構造一体成形法が行われている。上記内装材を車内に
装着し長期間使用していると、軟質ポリ塩化ビニル表皮
が変退色したり、劣化したりする現象を起こし、大きく
製品価値を損ねる。地域によっては、直射日光により車
内温度が120〜130℃に上がり、ウレタンフォーム
中のアミン触媒が軟質ポリ塩化ビニル表皮の脱HCLを
促進して変退色させ、同時に表皮中の可塑剤がウレタン
フォーム中に移行するため、表皮そのものが軟質系から
硬質系になり劣化現象を起こすと言われている。これら
表皮の変退色、劣化現象を改良するためには、ウレタン
フォーム中のアミン触媒を非反応型から反応型にして、
アミン触媒を表皮中に移行させないようにし、しかもア
ミン触媒濃度を低減すれば良い。しかしながら、アミン
触媒濃度を低減すると、ウレタンフォームの発泡硬化反
応が遅くなり、生産性が低下するので好ましくない。こ
のように、生産性を維持しながら表皮の変退色、劣化現
象を改良するには限界があった。
ォーム中のアミン触媒濃度を低減して、表皮の変退色、
劣化現象を大巾に改良し、しかも生産性を損なわない、
半硬質ポリウレタンフォームの製造方法を提供すること
を目的とするものである。
点を解決する目的で鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。即ち本発明は、ポリイソシアネート、ポリオール、
水その他の助剤を反応させて半硬質ポリウレタンフォー
ムを製造する方法において、下記一般式(A)(化2)
で示される化合物を基剤として得られた水酸基価24〜
55mgKOH/grのポリエーテルポリオールを、ポ
リオールの総量100重量部中、5〜80重量部使用す
ることを特徴とする、半硬質ポリウレタンフォームの製
造方法である。
ル基またはアルケニル基を、nは0または1〜3の整数
を表わす。)
エチレンジアミン、トリメチルジエチレントリアミン、
テトラメチルトリエチレンテトラミン、メチルエチルエ
チレンジアミン、トリエチルジエチレントリアミン、ジ
メチルイソプロピルジエチレントリアミン、トリメチル
エチルトリエチレンテトラミン等があり、特にトリメチ
ルジエチレントリアミンが最も好ましい。上記化合物に
プロピレンオキシド、エチレンオキシドを付加重合させ
て、水酸基価24〜55mgKOH/grのポリエーテ
ルポリオールを得ることができる。プロピレンオキシ
ド:エチレンオキシドの重量比率は、100:0〜6
0:40が適当で、特に80:20付近が好ましい。エ
チレンオキシドの重量比率が40%以上だと、得られた
フォームが収縮するので好ましくない。エチレンオキシ
ドの付加方法は、チップドタイプでもバランスタイプで
も良い。得られたポリエーテルポリオールの水酸基価が
24mgKOH/grより低いと粘度が高過ぎて使用し
難く、55mgKOH/grより高いとフォームが収縮
するので好ましくない。該ポリエーテルポリオールの使
用量は、ポリオールの総量100重量部中、5〜80重
量部が適当である。5重量部より少いとアミン触媒濃度
を低減することができず、本発明の目的を達成できな
い。逆に80重量部より多いとアミン触媒による反応制
御ができなくなり、ウレタン原液注入後の上型締めが間
に合わなくなり、空洞等の成形不良が発生し好ましくな
い。
リオールとしては、公知のものが使用可能であるが、特
に好ましいものは、水又はエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、
ペンタエリスリトール、ソルトール、ショ糖等のポリヒ
ドロキシ化合物にエチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシド等の1種または2種以上を付加重
合して得られるポリエーテルポリオールであって、官能
基数は2〜4、水酸基価24〜55mgKOH/grの
ものである。また、ポリエステルポリオールも用いら
れ、例えば、各種グリコール類とアジピン酸とから得ら
れるポリエステルポリオールがあげられる。アクリルポ
リオール等も同様に使用できる。
が使用可能であるが、特に好ましいものはポリメチレン
ポリフェニルポリイソシアネート(粗MDI、ポリメリ
ックMDI等と呼称されるもので、その製法を問わな
い。)、あるいは、ポリメチレンポリフェニルポリイソ
シアネートとポリオールを反応させて得られる末端イソ
シアナト基のプレポリマーである。
しく、例えば、日本ユニカー社製のL−5305、L−
3600、L−3601、L−5309、トーレシリコ
ン社製のSRX−274C、SF−2961、SF−2
962等がある。
である。例えばトリエチレンジアミン、トリメチルアミ
ノエタノール、N−メチルモルフォリン、テトラメチル
ヘキサメチレンジアミン等があり、通常ポリオール10
0重量部に対し、0.25〜1.00重量部使用される
が、本発明により、この使用量を大巾に低減することが
できる。
ジエタノールアミン等が、ポリオール100重量部に対
して0.03〜3.0重量部使用される。
シアナト基と水酸基の当量比(NCO/OH)は、0.
85〜1.30、より好ましくは0.95〜1.10が
適当である。本発明の半硬質ポリウレタンフォームは、
手作業による方法、いわゆるハンドミックス法、また
は、機械を用いる方法により製造することができる。機
械による場合は、いわゆる高圧発泡機または低圧発泡機
によることができる。また、本発明の半硬質ポリウレタ
ンフォームは、モールドへ注入する方法により製造でき
る。この場合モールドの温度は35〜45℃が好まし
い。
実施例及び比較例をあげて説明する。結果をまとめて表
−1に示す。
ポリイソシアネート、触媒及び架橋剤は次の通りであ
る。 ポリオール−A;トリメチルジエチレントリアミンにプ
ロピレンオキシドとエチレンオキシドを80:20の比
で付加して得た水酸基価28mgKOH/grのポリエ
ーテルポリオール。 ポリオール−B;トリメチルジエチレントリアミンにプ
ロピレンオキシドとエチレンオキシドを80:20の比
で付加して得た水酸基価60mgKOH/grのポリエ
ーテルポリオール。 ポリオール−C;プロピレングリコールにプロピレンオ
キシドとエチレンオキシドを80:20比で付加して得
た水酸基価28mgKOH/grのポリエーテルポリオ
ール。 ポリイソシアネート;ポリメリックMDI(三井東圧化
学社製コスモネートM−200) 触媒−A;トリメチルアミノエタノール 触媒−B;トリエチレンジアミンの33%ジプロピレン
グリコール溶液 架橋剤−A;ジエタノールアミン
2.4部、架橋剤−A 2.0部、触媒−A 0.2
部及び触媒−B 0.1部を混合し、ポリオール成分と
した。 ポリオール成分をポリイソシアネートと混合
し、自由発泡及びモールド発泡を行った。自由発泡で
は、発泡が開始する時間(以下クリームタイム 略号
CTという)、フォームに棒を突き刺し、棒を引き上げ
た時フォームが糸を引く時間(ゲルタイム 略号G
T)、及び発泡が終了するまでの時間(ライタイム 略
号RT)を測定した。また発泡1時間後のフォーム状態
を観察した。モールド発泡では、予め40℃に調整した
平均厚み10mmのアルミ製テストモールドの下型に軟
質ポリ塩化ビニル表皮を装着し、その上にウレタン原液
を注入し、上型を締めて室温で6分間放置した後、得ら
れた2層一体成形品をモールドより取り出し、軟質ポリ
塩化ビニル表皮上にアスカー−C硬度計を当てて、脱型
硬度を測定した。さらに、フォームの成形状態を観察し
た。1日後、2層成形品を110℃のオーブンに400
時間放置した後、軟質ポリ塩化ビニル表皮の変退色△E
値を、(株)東京電色製の色差計で測定した。また、表
皮の伸び値(EL)を測定し、劣化状況を調べた。結果
は表−1の通りで、比較例1に比べて触媒量を半減して
いるわりには、脱型硬度が十分高く、キュアー性が良好
であり、表皮の変退色、劣化も殆んどなく良好であっ
た。
にすると、触媒量がさらに減り、3分で脱型でき、表皮
の変退色、劣化もなく良好であった。
媒の使用量が増え、表皮の変退色、劣化がひどくなっ
た。
は、触媒の使用量は減るが、フォームが収縮した。
触媒の使用量を減らすことができず、表皮の変退色、劣
化が改良されない。また、ポリオール−A使用量が90
部だと、アミン触媒の使用量は0となるが、反応が速す
ぎるため、型締めが間に合わず空洞が多発した。
ム中のアミン触媒濃度を低減して、表皮の変退色、劣化
現象を大巾に改良し、しかも生産性を維持した半硬質ポ
リウレタンフォームが得られる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリイソシアネート、ポリオール、水そ
の他の助剤を反応させて得られる半硬質ポリウレタンフ
ォームにおいて、下記一般式(A)(化1)で示される
化合物を基剤として得られ水酸基価24〜55mgKO
H/grのポリエーテルポリオールをポリオールの総量
100重量部中、5〜80重量部使用することを特徴と
する半硬質ポリウレタンフォームの製造方法。 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 は炭素数1〜3の低級アルキ
ル基またはアルケニル基を、nは0または1〜3の整数
を表わす。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00396393A JP3270555B2 (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | 半硬質ポリウレタンフォームの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00396393A JP3270555B2 (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | 半硬質ポリウレタンフォームの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06206969A JPH06206969A (ja) | 1994-07-26 |
JP3270555B2 true JP3270555B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=11571742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00396393A Expired - Lifetime JP3270555B2 (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | 半硬質ポリウレタンフォームの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3270555B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP2674238B1 (en) | 2012-06-15 | 2017-09-27 | Agie Charmilles New Technologies SA | Laser machine comprising a tool holder with guiding and locking system |
JP6121159B2 (ja) * | 2012-12-26 | 2017-04-26 | コベストロ、ドイチュラント、アクチエンゲゼルシャフトCovestro Deutschland Ag | 植物繊維で補強された発泡ポリウレタン成形品およびその製造方法 |
-
1993
- 1993-01-13 JP JP00396393A patent/JP3270555B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06206969A (ja) | 1994-07-26 |
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