JP3270010B2 - 自動ドレン排出装置 - Google Patents

自動ドレン排出装置

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JP3270010B2
JP3270010B2 JP21482198A JP21482198A JP3270010B2 JP 3270010 B2 JP3270010 B2 JP 3270010B2 JP 21482198 A JP21482198 A JP 21482198A JP 21482198 A JP21482198 A JP 21482198A JP 3270010 B2 JP3270010 B2 JP 3270010B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアコンプレッサに
おける自動ドレン排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のエアコンプレッサの自動ド
レン排出装置のフローシートである。エアーコンプレッ
サ1は不図示の空気圧縮機でもって圧縮された空気を不
図示のエアータンクに一旦貯留し、エアタンクから吐出
配管2でもって圧縮空気の需要者側へ送る。エアタンク
内で発生したドレンはドレンセンサ24で検出され、そ
の信号はドレン自動排出制御部26へ送られドレン自動
排出制御部26は一定時間排出弁5を開弁しドレンを排
出する。上記においてドレンセンサ24、排出弁5、ド
レン自動排出制御部26でもって自動ドレン排出装置2
3を構成している。
【0003】図6は図5の自動ドレン排出装置の具体的
構成例である。ドレンセンサ検出槽29にはドレンセン
サ24が設けられている。ドレンセンサ検出槽29内に
はドレンセンサ24として上限液位を検出する電極24
Hと、電極24Hよりも下方に位置する電極24Lとを
備えている。
【0004】エアコンプレッサ1からのドレンは、ドレ
ンセンサ検出槽29に図示矢印イの方向から入る。ドレ
ンセンサの一方の電極24Hは、電圧を印加するための
電源(+V)に接続され、他方の電極24Lは、トラン
ジスタ(TR1)30のベースに接続されている。
【0005】ドレンがドレンセンサ24Hの位置まで達
すると電極24H,24L間に電流が流れドレンが検出
される。この電流によりトランジスタ(TR1)30が
“ON”となる。トランジスタ30が“ON”となるこ
とにより時定数回路27により一定時間電磁弁駆動部2
8に排出弁5を開放する命令を送出する。電磁弁駆動部
28は時定数回路27からの時間だけ電磁弁5を開放す
るように電力を与える。このことによりドレンセンサ検
出槽29に貯留したドレンを排出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例ではドレン
センサに常時電圧(+V) を印加しているので防爆に
対する配慮がなされていない。
【0007】センサ部(電極)に、導電性(金属等)ご
みがたまると、誤って排出するばかりでなく連続してド
レン排出動作を行ってしまう危険性がある。
【0008】誤って連続排出してしまうと、コンプレッ
サ内の圧力が大幅に低下してしまうことになる。
【0009】トランジスタのベースに接続されている電
極にノイズが重畳すると誤って排出動作を行ってしまう
(コンプレッサの圧力低下要因となる)。
【0010】いつドレンが検出されるかわからないの
で、常時検出回路に電源を供給しておかなければなら
ず、低電力消費とならない。
【0011】ドレンセンサ検出槽が必要であるので装置
規模が大きくなる。このため、取付設置が容易でない。
【0012】ドレンセンサは、圧縮空気があるドレンセ
ンサ検出槽に配置されるので気密性が要求されコストア
ップとなる。
【0013】ドレンセンサが、ドレン内に埋没するので
ドレンセンサが腐食する可能性があり検出信頼性が低下
する。
【0014】以上のように、ドレンを信頼性高く、効率
よく排出することが困難であった。
【0015】本発明は上記従来の技術を発展させ、信頼
性が高く効率よくドレンを排出できる自動ドレン排出装
置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
は連続又は間欠して運転されるエアコンプレッサに付設
される自動ドレン排出装置において、空気圧縮機から吐
出された圧縮空気の圧力を検出する圧力検出手段と、圧
力検出手段が検出した圧力検出値を一定時間隔で入力さ
れて現在の圧力検出値と前回の圧力検出値を比較し、現
在の圧力検出値が前回の圧力検出値よりも大きいときの
圧力上昇回数を積算し計数値が予め設定した設定回数に
達すると排出タイマーを作動させる積算手段と、積算手
段からの信号により一定時間ドレン排出弁を開弁させる
排出タイマーと、排出タイマーによって制御されるドレ
ン排出弁と、を有することを特徴とする自動ドレン排出
装置である。
【0017】本出願に係る第2の発明はドレンを排出す
ると共に積算手段をリセットし積算手段をスタートする
ことを特徴とする第1の発明に記載の自動ドレン排出装
置である。
【0018】本出願に係る第3の発明は積算手段と排出
タイマーは設置時間が可変であることを特徴とする第1
又は第2の発明に記載の自動ドレン排出装置である。
【0019】本出願に係る第4の発明は排出タイマーを
付勢するためのサイクルタイマーを付加し、サイクルタ
イマーと積算手段の何れかが設定値に達すると排出タイ
マーを付勢してドレン排出弁を開弁すると共にサイクル
タイマーと積算手段をリセットすることを特徴とする第
1から第3の発明の何れか1つに記載の自動ドレン排出
装置である。
【0020】本出願に係る第5の発明は連続又は間欠し
て運転されるエアコンプレッサに付設される自動ドレン
排出装置において、空気圧縮機から吐出された圧縮空気
の圧力を検出する圧力検出手段と、圧力検出手段が検出
した圧力検出値を一定時間隔で入力されて現在の圧力検
出値と前回の圧力検出値を比較し、現在の圧力検出値が
前回の圧力検出値よりも大きいときの圧力上昇回数を積
算し、現在の圧力検出値が前回の圧力検出値と等しいか
又は低くなったとき、圧力上昇回数に応じて排出タイマ
ーを作動させる積算手段と、積算手段からの信号により
ドレン排出弁を開弁させる排出タイマーと、排出タイマ
ーによって制御されるドレン排出弁と、を有することを
特徴とする自動ドレン排出装置である。
【0021】本出願に係る第6の発明は排出タイマーを
付勢するためのサイクルタイマーを付加し、サイクルタ
イマーが設定値に達するか積算手段に入力される現在の
圧力検出値が前回の圧力検出値と等しいか又は低くなっ
たときドレン排出弁を開弁させる排出タイマーを有する
ことを特徴とする第5の発明に記載の自動ドレン排出装
置である。
【0022】本出願に係る第7の発明は現在の圧力検出
値と前回の圧力検出値を比較して圧力上昇勾配を算出し
ドレン排出弁の動作時間を圧力上昇勾配に応じて可変と
することを特徴とする第5又は第6の発明に記載の自動
ドレン排出装置である。
【0023】本出願に係わる第8の発明は連続又は間欠
して運転されるエアコンプレッサに付設される自動ドレ
ン排出装置において、空気圧縮機から吐出された圧縮空
気の圧力を検出する圧力検出手段と、圧力検出手段が検
出した圧力検出値を一定時間隔で入力されて現在の圧力
検出値と前回の圧力検出値を比較するレベル比較器と、
レベル比較器からの出力を受けて現在の圧力検出値が前
回の圧力検出値よりも大きいときの圧力上昇回数を積算
し計数値を排出タイマーに出力する積算手段と、積算手
段からの信号により設定開弁時間を計数値に従って変更
すると共にレベル比較器から現在の圧力値が前回の圧力
値と等しいか低いときの信号を受けて作動する排出タイ
マーと、排出タイマーによって制御されるドレン排出弁
と、を有することを特徴とする自動ドレン排出装置であ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0025】(実施の形態1)図1において、エアコン
プレッサ1は図示されない空気圧縮機、電動機、エアタ
ンク等を備えている。エアタンクには圧力スイッチを有
し、エアタンク中の圧縮空気が設定下限圧力を検出する
と上記電動機を駆動してこの電動機により駆動する空気
圧縮機を駆動する。空気圧縮機は大気を吸い込んで加圧
し、エアタンク内の圧力が設定上限圧力を検出すると上
記電動機を停止して空気圧縮機を停止する。また、アン
ローダ装置を有するエアコンプレッサにおいては、設定
下限圧力を検出するとアンロードを解除して空気圧縮機
を加圧状態とし設定上限圧力を検出すると電動機を停止
することなく、空気圧縮機を非加圧状態とする。
【0026】エアコンプレッサ1は生成した圧縮空気を
吐出配管2を通じて圧縮空気の需要側へ送る。一方、エ
アコンプレッサ1の圧縮空気を貯留するエアタンクで発
生したドレンはドレン排出弁5を通じて排出される。こ
のドレン排出弁5は電磁弁、電動弁等である。
【0027】エアコンプレッサ1にはその吐出される圧
縮空気圧力を検出する圧力検出手段として圧力計7で検
出する。この圧力計7は前述した圧力スイッチで兼ねて
もよい。尚、以下の説明は、処理をデジタルで行うこと
を想定し圧力計出力にA/D変換器を付加しデジタル信
号にすることで説明されているが圧力計出力がアナログ
の場合にはそのままアナログで処理する方法でもよい。
圧力計7で検出された圧縮空気圧力はA/D変換器3で
デジタル値に変換されてサンプルホールド8に入力され
る。サンプルホールド8は基準発振器10から信号が入
力されており、圧力計7からA/D変換器3を介して入
力された現在の圧縮空気の圧力値を保持すると共に前に
入力された前の圧縮空気の圧力値を保持回路11へ入力
する。基準発振器10は例えば1秒毎のパルスを発生す
るものである。サンプルボード8は現在の圧縮空気圧力
値をレベル比較器9に送り、保持回路11は前の圧縮空
気圧力値をレベル比較器9に送る。
【0028】現在及び前の圧縮空気圧力値をサンプルホ
ールド8及び保持回路11から入力されたレベル比較器
9は現在の圧縮空気圧力値が前の圧縮空気圧力値よりも
大きいときはカウンタ12へ能動信号を送り、小さいと
きは送らない。カウンタ12は基準発振器10からクロ
ックパルスを受けており、上記入力される能力信号の間
基準発振器10からのクロックパルスを計数する。即ち
現在の圧縮空気圧力値が前の圧縮空気圧力値よりも上昇
方向にある回数を計数する。カウンタ12の設定値は可
変であり、設定値に達すると排出タイマー13にトリガ
ーパルスを送り排出タイマー13を動作させ排出タイマ
ー13はクリア信号をカウンタ12に送ってカウンタ1
2を0に戻すと共にドレン排出弁5を排出タイマー13
の設定時間開弁して閉じる。
【0029】図2は上記構成の自動ドレン排出装置の動
作を示すタイムチャートである。
【0030】時刻t0において電源が投入される。
【0031】時刻t1において図2のaに示すようにエ
アコンプレッサ1の運転を開始する際は図2のbに示す
ように圧力計7は設定下限圧力Lを検出しており、図2
のcに示すようにドレン量はゼロである。時刻t1から
t2までエアコンプレッサ1を運転すると図2のdに示
すように圧縮空気圧力は設定上限圧力Hに達する。する
と図2のeに示すようにエアコンプレッサ1は断電され
て停止する。この圧縮空気圧力が図2のbからdまで達
する間常に上昇しており、図2のcからfに示すように
ドレン量は増大する。この間レベル比較器9からは能動
信号をカウンタ12へ送っているのでカウンタ12は計
数を続け(7)を計上している。
【0032】時刻t2から時刻t3までは圧縮空気の使
用により圧力計7が検出した圧縮空気圧力は図2のdか
らgに示すように降下する。この間図2のfからhに示
すようにドレン量はほぼ一定である。時刻t3において
圧力計7が設定下限圧力Lを検出すると図2のiに示す
ようにエアコンプレッサ1は運転され、図2のgからj
に示すように圧力計7は圧縮空気圧力の上昇を検出す
る。圧力計7が圧縮空気圧力のgからjへの上昇を検出
している途中の時刻t4において圧縮空気圧力の上昇に
よりカウンタ12は設定値の(8)を計数する。この時
刻t3からt4までの間にドレン量は図2のhからkに
示すように増大している。設定値(8)に達したカウン
タ12は排出タイマー13へ排出トリガー信号を送り排
出タイマー13はカウンタ12へクリア信号を送ってカ
ウンタ12を復帰させると共に設定時間(時刻t4から
t5)の間、図2のl(エル)からmに示すようにドレ
ン排出弁5を開弁し、図2のkからnに示すようにドレ
ンを排出して後閉弁する。
【0033】かかるドレン排出中もエアコンプレッサ1
は運転されており時刻t5からt6までドレンは図2の
nからo(オー)に示すように生じ、カウンタ12は
(2)を計数する。時刻t6において圧力計7が図2の
jに示すように設定上限圧力を検出するとエアコンプレ
ッサ1は図2のpのように停止する。
【0034】時刻t6からt7まで圧縮空気は使用され
て圧力は降下し時刻t7において図2のqに示すように
圧力計7が圧縮空気の設定下限圧力Lを検出すると、エ
アコンプレッサ1は図2のrのように運転される。
【0035】時刻t7からt8まで圧縮空気圧力は上昇
して時刻t8においてカウンタ12が(8)を計数する
と、カウンタ12は排出タイマー13へ排出トリガー信
号を送る。排出タイマー13はクリア信号をカウンタ1
2へ送りカウンタ12を復帰させると共にドレン排出弁
5を開弁する。そして図2のsからtのように増大した
ドレンは排出タイマー13が時刻t8からt9までドレ
ン排出弁5を図2のuからvに示すように開弁し、ドレ
ンは図2のtからwに示すように排出される。
【0036】時刻t9において圧力計7が図2のxに示
すように設定上限圧力xを検出すると、図2のyに示す
ようにエアコンプレッサ1は停止する。なお時刻t8か
らt9までカウンタ12は圧縮空気の上昇を受けて新た
に(1)を計数している。
【0037】時刻t9からt10までエアコンプレッサ
1は図2のyからzに示すように停止しており、圧縮空
気圧力は圧力計7において図2のxからa1に示すよう
に低下し、時刻t10において圧縮空気の設定下限圧力
Lを圧力計7が検出すると、図2のzに示すようにエア
コンプレッサ1は運転され、時刻t11において図2の
b1に示すように圧力計7が圧縮空気の設定上限圧力H
を検出すると、図2のc1に示すようにエアコンプレッ
サ1は停止する。
【0038】時刻t10からt11までにドレンは図2
のd1からe1に示すように増大し、カウンタ12はこ
の間に(2)から(6)と計数する。
【0039】時刻t11からt12までは図2のb1か
らf1に示すように圧縮空気圧力は降下し設定下限圧力
Lとなる。また、この間のドレン量は図2のe1からk
1のように殆ど変化しない。
【0040】時刻t12においてエアコンプレッサ1は
図2のg1に示すように運転され、圧縮空気圧力は図2
のf1からh1示すように増大する。この圧縮空気圧力
の増大を受けて圧力計7から送られる信号によりカウン
タ12は(7)(8)を計数し、計数値が(8)となっ
た時刻t13において、カウンタ12は排出トリガーパ
ルスを排出タイマー13へ送り、排出タイマー13はク
リア信号をカウンタ12へ送ってカウンタ12を復帰さ
せると共に時刻t13からt14間図2のi1からj1
のようにドレン排出弁5を開弁し、ドレン排出弁5は図
2のl(エル)1からm1に示すようにドレンを排出し
て閉弁する。
【0041】かかる図2のl(エル)1からm1のよう
にドレンを排出中もエアコンプレッサ1は図2のg1か
らn1に示すように運転されており、圧力計7が検出す
る圧縮空気圧力は図2のf1からh1のように上昇して
いるのでカウンタ12は(1)を計数する。
【0042】実施の形態1によれば、以下の効果を奏す
る。 1)簡単な回路構成で、ドレン発生を予測し確実にドレ
ンを排出できる。 2)エアコンプレッサ内には、ドレンセンサ等の電圧を
印加していないので防爆に対する配慮を容易に行うこと
ができる。 3)ドレンセンサ検出槽が必要でないので装置規模を小
さくできる。このため、取付設置が容易である。 4)ドレンセンサで検出する方式は、圧縮空気があるド
レンセンサ検出槽に配置されるので気密性が要求されコ
ストアップとなるが、本方式の場合には構成が簡単であ
るのでコストメリットがある。 5)ドレンセンサで検出する方式は、ドレンセンサがド
レン内に埋没するのでドレンセンサが腐食する可能性が
あり検出信頼性が低下する恐れがあったが本実施の形態
は、エアコンプレッサの動作時間で検出しているので全
く問題ない。 6)積算カウンタ12、排出タイマー13は、電子回路
により構成されるので設定時間を容易に変えられるので
効率よく排出制御できる。 7)圧力計7では絶対圧力を測定しないので、圧力変化
分のみを検出するので圧力計の「絶対精度」を必要とし
ない(コストメリット)。 8)圧力の変化分しか検出しないため、圧力計を選ばな
いので圧力計が安価である。 9)アンローダ方式、圧力開閉式、併合方式等、各種エ
アコンプレッサに適用できる。 10)エアコンプレッサに設置されている圧力計と兼用
できるため新たに圧力計を設置する必要がない。 11)圧力の変化を検出するので、途中の配管点でも設
置できる。
【0043】(実施の形態2)この実施の形態2は実施
の形態1にサイクルタイマー14を付加したものであ
る。
【0044】図3は実施の形態1の図1にサイクルタイ
マー14を付加したものである。サイクルタイマー14
は設定された周期で排出タイマー13へ排出トリガーパ
ルスを送り、排出トリガーパルスを設けた排出タイマー
13はサイクルタイマー14へクリア信号を送りサイク
ルタイマー14を復帰させると同時に設定時間ドレン排
出弁5を開弁する。図3に示すように、カウンタ12及
びサイクルタイマー14の出力は夫々排出タイマー13
へ入力される(オア回路)、そして排出タイマー13は
前記何れかの入力を受けるとカウンタ12及びサイクル
タイマー14を復帰するクリア信号を送る。
【0045】図4は実施の形態2の動作説明用タイムチ
ャートである。サイクルタイマー14の動作を除き時刻
t0からスタートして時刻t6までは実施の形態1と同
様であり、実施の形態1の説明を援用する。時刻t0に
おいて電源を投入するとサイクルタイマー14はスター
トする。時刻t4における排出タイマー13からのクリ
ア信号によりサイクルタイマー14はリセットされる。
【0046】時刻t6後t7まで圧縮空気圧力は図4の
jからqに示すように低下して時刻t7において圧力計
7が圧縮空気の設定下限圧力を検出すると図4のrに示
すようにエアコンプレッサ1は運転される。時刻t6か
らt7までは図4のoからrに示すようにドレン量はほ
ぼ一定である。時刻t7からt8まで図4のqからsに
示すように圧縮空気圧力が上昇し、時刻t8において圧
力計7が圧縮空気の設定上限圧力を検出すると、図4の
tに示すようにエアコンプレッサ1は停止する。時刻t
7からt8までの圧縮空気圧力の上昇につれてドレン量
は図4のrからuのように増大しる。また時刻t7から
t8までの間にカウンタ12は(3)(4)(5)と計
数値を増加させる。
【0047】時刻t9において、時刻t4において復帰
されたサイクルタイマー14の設定時間Tcyclとな
り、サイクルタイマー14が排出タイマー13を付勢
し、、排出タイマー13はカウンタ12及びサイクルタ
イマー14にクリア信号を送り排出タイマー13及びカ
ウンタ12を復帰させると共に排出タイマー13は設定
時間t9からt10の間ドレン排出弁5を図4のvから
wに示すように開弁しエアタンク中のドレンは図4のx
からyに示すように排出される。時刻t10において排
出タイマー13がタイムアップすると、ドレン排出弁5
は閉弁される。
【0048】この実施の形態2によれば、実施の形態1
の効果に加えて下記の効果がある。 1)カウンタに加えてサイクルタイマーが付加されてい
るのでドレン排出を確実に行うことができる。 2)カウンタによるドレン排出時、サイクルタイマーに
よるドレン排出時には各々タイマーを復帰し再スタート
させるので、無駄なドレン排出動作がなくなり排出効率
が向上する。 3)カウンタによるドレン排出機能、サイクルタイマー
によるドレン排出機能の何れかが損なわれても、ドレン
排出が行なわれる。装置に適用される。
【0049】(実施の形態3)この実施の形態3は実施
の形態1において、ドレン排出弁5の開弁時間を圧縮空
気圧力の圧力上昇速度を考慮して定めるものである。
【0050】図7はこの実施の形態3のブロック図であ
り、図1と同符号で示すものは同機能を有するので図1
に関する説明を援用し、異る部分について説明する。圧
力勾配平均値計算器15は保持回路11から入力された
前回の検出圧力値P0と、サンプルボード8から入力さ
れた今回の検出圧力値P1を入力されて圧力値、P0,
P1の比又は差を一定の時間間隔をおいて計算し、計算
した結果を排出タイマー13へ送り、排出タイマー13
の設定時間を圧力計7が検出した圧力に基いて圧力勾配
の平均値を算出し、圧力勾配の平均値に応じて排出タイ
マー13の動作時間を可変するようになっている。この
実施の形態3では排出タイマー13はタイムアップ時に
クリア信号をカウンタ12に送りカウンタ12を復帰す
るようにしている。なお実施の形態1、2においてもこ
のように排出タイマー13のタイムアップ時にカウンタ
2を復帰するようにしてもよいものである。
【0051】この実施の形態3のタイムチャートはほぼ
図2と大略同様な図8である。
【0052】図8においてドレン排出弁5はl(エル)
からm、uからv、i1からj1間夫々開弁する。実施
の形態1においてはこの開弁時間t4からt5、t8か
らt9、t13からt14は夫々同一長さの時間であ
る。
【0053】この実施の形態3では次のような理由に基
いてドレン排出タイマー13の動作時間を変更する。カ
ウンタ12が設定値になるまでのカウンタ12の動作時
間は一定であり、この累計時間の間圧縮空気圧力は上昇
している。一定時間に圧縮空気圧力が上昇する高さが大
きい程ドレン発生量は大きくなる。また、この一定時間
に圧縮空気圧力が上昇する圧縮空気圧力の上昇勾配の大
きい程ドレンの発生量は多くなる。そこで本発明ではド
レン排出弁5の開弁時間をカウンタ12が設定値に達す
る時点までの圧縮空気圧力勾配の平均値計算器15を設
けて、排出タイマー13の設定値をこの計算器15で計
算された圧縮空気圧力勾配の平均値に従って常に変更す
るようにしたものである。
【0054】また、エアコンプレッサ1が停止中圧縮空
気圧力はゆるやかに次第に低下するので新たなドレンの
発生は少ない。
【0055】この実施の形態3では圧縮空気圧力の上昇
する圧力上昇平均勾配が小さいときは一定時間内のドレ
ン発生量が少ないのでドレン排出タイマー13の設定時
間を短かくし、圧力上昇平均勾配が大きいときは一定時
間内のドレンの発生量が大きいのでドレン排出タイマー
13の設定時間を長くするようにドレン排出タイマー1
3の設定時間を可変としたものである。
【0056】このようにすることにより、ドレン排出弁
5から無用に圧縮空気を噴出させたり、排出すべきドレ
ンを相当量残してドレン排出弁5を閉じてしまうという
ことがない。
【0057】なお、この実施の形態はサイクルタイマを
援用した実施の形態2に適用し得ることは説明するまで
もない。
【0058】図8は上記構成の自動ドレン排出装置の動
作を示すタイムチャートである。時刻t0において電源
が投入される。
【0059】時刻t1において図8のaに示すようにエ
アコンプレッサ1の運転を開始する際は図8のbに示す
ように圧力計7は設定下限圧力Lを検出しており、図8
のcに示すようにドレン量はゼロである。時刻t1から
t2までエアコンプレッサ1を運転すると図8のdに示
すように圧縮空気圧力は設定上限圧力Hに達する。する
と図8のeに示すようにエアコンプレッサ1は断電され
て停止する。この圧縮空気圧力が図8のbからdまで達
する間常に上昇しており、図8のcからfに示すように
ドレン量は増大する。この間レベル比較器9からは能動
信号をカウンタ12へ送っているのでカウンタ12は計
数を続け(7)を計上している。
【0060】時刻t2から時刻t3までは圧縮空気の使
用により圧力計7が検出した圧縮空気圧力は図8のdか
らgに示すように降下する。この間図8のfからhに示
すようにドレン量はほぼ一定である。時刻t3において
圧力計7が設定下限圧力Lを検出すると図8のiに示す
ようにエアコンプレッサ1は運転され、図8のgからj
に示すように圧力計7は圧縮空気圧力の上昇を検出す
る。圧力計7が圧縮空気圧力のgからjへの上昇を検出
している途中の時刻t4において圧縮空気圧力の上昇に
よりカウンタ12は設定値の(8)を計数する。この時
刻t3からt4までの間にドレン量は図2のhからkに
示すように増大している。設定値(8)に達したカウン
タ12は排出タイマー13へ排出トリガー信号を送り排
出タイマー13は設定時間(時刻t4からt5)の間、
図8のl(エル)からmに示すようにドレン排出弁5を
開弁し、図8のkからnに示すようにドレンを排出して
後開弁する。排出タイマー13は設定時間の経過した時
刻t5においてカウンタ12へクリア信号を送ってカウ
ンタ12を復帰させる。
【0061】上記ドレンを排出する時刻t4に到るまで
の間カウンタ12のカウント値は圧力平均勾配計算器1
5に入力されており、圧力勾配平均値計算器15はカウ
ント値に従う一定時間間隔で保持回路11から送られた
圧力計7の前回検出値と今回検出値から圧力計7が示す
圧力勾配値を計算し、且つ、各カウント値の圧力勾配値
から圧力勾配平均値を算出し、この圧力勾配平均値に従
って排出タイマー13の設定時間を変更する。即ち、圧
力勾配平均値が大きいときは排出タイマー13の設定時
間を長くし、圧力勾配平均値が小さいときは排出タイマ
ー13の設定時間を短かくする。
【0062】この時刻t4における排出タイマー13の
設定値はカウンタ12が(1)から(7)を計上する時
刻t1からt2の間及び(8)を計上する時刻t3から
t4の間の圧縮空気圧力の上昇勾配の平均値に従って変
更される。即ち、この平均値が高いときは排出タイマー
13の設定時間を長くし、低いときは排出タイマー13
の設定時間を短くする。
【0063】かかるドレン排出中もエアコンプレッサ1
は運転されており時刻t5からt6までドレンは図8の
nからo(オー)に示すように生じ、カウンタ12は
(1)を計数する。時刻t6において圧力計7が図8の
jに示すように設定上限圧力を検出するとエアコンプレ
ッサ1は図8のpのように停止する。
【0064】時刻t6からt7まで圧縮空気は使用され
て圧力は降下し時刻t7において図8のqに示すように
圧力計7が圧縮空気の設定下限圧力Lを検出すると、エ
アコンプレッサ1は図8のrのように運転される。
【0065】時刻t7からt8まで圧縮空気圧力は上昇
して時刻t8においてカウンタ12が(8)を計数する
と、カウンタ12は排出タイマー13へ排出トリガー信
号を送る。排出タイマー13はドレン排出弁5を開弁す
る。そして図8のsからtのように増大したドレンは排
出タイマー13が時刻t8からt9までドレン排出弁5
を図8のuからvに示すように開弁し、ドレンは図8の
tからwに示すように排出される。この際の排出タイマ
ー13の設定時間t8−t9は時刻t5からt6、時刻
t7からt8間における圧縮空気圧力の平均上昇勾配に
比例して変更されている。
【0066】排出タイマー13は時刻t9において閉弁
すると同時にクリア信号をカウンタ12へ送りカウンタ
12を復帰させる。
【0067】時刻t9において圧力計7が図8のxに示
すように設定上限圧力xを検出すると、図8のyに示す
ようにエアコンプレッサ1は停止する。なお時刻t9に
おいてカウンタ12は排出タイマー13からのクリア信
号を受けて復帰している。
【0068】時刻t9からt10までエアコンプレッサ
1は図8のyからzに示すように停止しており、圧縮空
気圧力は圧力計7において図8のxからa1に示すよう
に低下し、時刻t10において圧縮空気の設定下限圧力
Lを圧力計7が検出すると、図8のzに示すようにエア
コンプレッサ1は運転され、時刻t11において図8の
b1に示すように圧力計7が圧縮空気の設定上限圧力H
を検出すると、図8のc1に示すようにエアコンプレッ
サ1は停止する。
【0069】時刻t10からt11までにドレンは図8
のd1からe1に示すように増大し、カウンタ12はこ
の間に(1)から(6)と計数する。
【0070】時刻t11からt12までは図8のb1か
らf1に示すように圧縮空気圧力は降下し設定下限圧力
Lとなる。また、この間のドレン量は図8のe1からk
1のように殆ど変化しない。
【0071】時刻t12においてエアコンプレッサ1は
図8のg1に示すように運転され、圧縮空気圧力は図8
のf1からh1示すように増大する。この圧縮空気圧力
の増大を受けて圧力計7から送られる信号によりカウン
タ12は(7)(8)を計数し、計数値が(8)となっ
た時刻t13において、カウンタ12は排出トリガーパ
ルスを排出タイマー13へ送り、排出タイマー13は時
刻t13からt14間図8のi1からj1のようにドレ
ン排出弁5を開弁し、ドレン排出弁5は図8のl(エ
ル)1からm1に示すようにドレンを排出して閉弁す
る。かかる際に、ドレン排出タイマー13の設定値は時
刻t10からt11及びt12からt13における圧縮
空気圧力の上昇勾配の平均値に従って変更される。
【0072】かかる図8のl(エル)からm1のように
ドレンを排出中もエアコンプレッサ1は図8のg1から
n1に示すように運転されており、圧力計7が検出する
圧縮空気圧力は図8のf1からh1のように上昇してい
るの時刻t14において排出タイマー13からクリア信
号を受けて復帰しているカウンタ12は(1)を計数す
る。
【0073】実施の形態3によれば、以下の効果を奏す
る。 1)簡単な回路構成で、ドレン発生を予測し確実にドレ
ンを排出できる。 2)エアコンプレッサ内には、ドレンセンサ等の電圧を
印加していないので防爆に対する配慮を容易に行うこと
ができる。 3)ドレンセンサ検出槽が必要でないので装置規模を小
さくできる。このため、取付設置が容易である。 4)ドレンセンサで検出する方式は、圧縮空気があるド
レンセンサ検出槽に配置されるので気密性が要求されコ
ストアップとなるが、本方式の場合には構成が簡単であ
るのでコストメリットがある。 5)ドレンセンサで検出する方式は、ドレンセンサがド
レン内に埋没するのでドレンセンサが腐食する可能性が
あり検出信頼性が低下する恐れがあったが本実施の形態
は、エアコンプレッサの動作時間で検出しているので全
く問題ない。 6)積算カウンタ12、排出タイマー13は、電子回路
により構成されるので設定時間を容易に変えられるので
効率よく排出制御できる。 7)圧力計7では絶対圧力を測定しないので、圧力変化
分のみを検出するので圧力計の「絶対精度」を必要とし
ない(コストメリット)。 8)圧力の変化分しか検出しないため、圧力計を選ばな
いので圧力計が安価である。 9)アンローダ方式、圧力開閉式、併合方式等、各種エ
アコンプレッサに適用できる。 10)エアコンプレッサに設置されている圧力計と兼用
できるため新たに圧力計を設置する必要がない。 11)圧力の上昇方向だけでなく、上昇勾配(傾き)も
あわせて検出することによりきめ細かく制御でき圧縮空
気を逃がすことなくドレン排出の効率をより高めること
ができる。 12)圧力の変化を検出するので、途中の配管点でも設
置できる。
【0074】この実施の形態3においても実施の形態2
と同様にサイクルタイマーを付加してもよい。
【0075】(実施の形態4)この実施の形態は圧縮空
気の圧力勾配の上昇方向のカウンタ値を検出し、圧力勾
配“0”または“下降方向”となったら前記カウンター
値に応じた排出時間でただちにドレンを排出する。ドレ
ン排出と同時にサイクルタイマー(サイクルタイマーを
有する場合)、カウンタをリセットする。
【0076】図9はこの実施の形態4のブロック図であ
り、図1と同符号で示すものは同機能を有するので図1
に関する説明を援用し、異る部分について説明する。
【0077】レベル比較器9は圧縮空気圧の圧力勾配が
上昇しているときはカウンタ12に能動信号を送る。レ
べル比較器9で比較した圧力勾配が“0”または“下降
方向”のときはカウンタ12を付勢しないで排出タイマ
ー13を付勢する。この排出タイマー13の付勢される
時間はカウンタ12から出力されたカウンタ値に比例し
て変るように可変となっている。
【0078】図10はこの実施の形態のタイムチャート
である。
【0079】図10は上記構成の自動ドレン排出装置の
動作を示すタイムチャートである。
【0080】時刻t0において電源が投入される。
【0081】時刻t1において図10のaに示すように
エアコンプレッサ1の運転を開始する際は図10のbに
示すように圧力計7は設定下限圧力Lを検出しており、
図10のcに示すようにドレン量はゼロである。時刻t
1からt2までエアコンプレッサ1を運転すると図10
のdに示すように圧縮空気圧力は設定上限圧力Hに達す
る。すると図10のeに示すようにエアコンプレッサ1
は断電されて停止する。この圧縮空気圧力が図10のb
からdまで達する間常に上昇しており、図10のcから
fに示すようにドレン量は増大する。この間レベル比較
器9からは能動信号をカウンタ12へ送っているのでカ
ウンタ12は計数を続け(7)を計上している。時刻t
2において圧縮空気圧力が図10のdからgに向うこと
をレベル比較器9が検出するとレベル比較器9は排出タ
イマー13へ信号を送り排出タイマー13を作動する。
【0082】時刻t1からt2まではカウンタ12は
(7)を計数しており、この値をドレン排出タイマー1
3に出力してドレン排出タイマー13の設定開弁時間を
カウンタ値に比例させて増大している。
【0083】そこで時刻t2において排出タイマー13
はカウンタ12へクリア信号を送ってカウンタ12を復
帰させると共に設定時間(カウンタ値(7)に比例する
時刻t2からt3)の間、図10のl(エル)からmに
示すようにドレン排出弁5を開弁し、図10のfからh
に示すようにドレンを排出して後閉弁する。このときの
ドレン排出弁5の開弁時間t2−t3はカウンタ12の
カウンタ値(7)に比例しているのでドレン排出弁5か
ら発生したほぼ全部のドレンの液分のみ排出し圧縮空気
を洩らさないようにすることも可能である。
【0084】図10における時刻t4において圧力計7
が図10のgに示すように設定下限圧力Lを検出すると
図10のiに示すようにエアコンプレッサ1は運転さ
れ、図10のgからjに示すように圧力計7は圧縮空気
圧力の上昇を検出する。圧力計7が圧縮空気圧力のgか
らjへの上昇を検出することによりカウンタ12は
(3)を計数する。この時刻t4からt5までの間にド
レン量は図10のkからoに示すように増大する。時刻
t5においてコンプレッサ1は図10のpに示すように
停止する。このコンプレッサ1の停止後、吐出配管系及
び圧縮空気負荷の関係で図10のjからnに示すように
微小な圧力上昇後、時刻t6において圧縮空気圧力が図
10のqからsに向って下降するのを受けて、レベル比
較器9は排出タイマー13を付勢し排出タイマー13は
カウンタ12から受けたカウント値(3)に比例する時
間t6からt7の間図10のtからwのようにドレン排
出弁5を開弁する。
【0085】以下、同様に時刻t9においてカウント数
(8)に比例する時間t9−t10の間図10のuから
vに示すようにドレン排出弁5を開弁する。また、時刻
t13においてカウント数(7)に比例する時間t13
−t14の間図10のi1からj1に示すように排出弁
5を開弁する。また時刻t16においてカウント数
(4)に比例する時間t16−t17図10のm1から
n1に示すように排出弁5を開弁する。
【0086】実施の形態4によれば、以下の効果を奏す
る。 1)簡単な回路構成で、ドレン発生を予測し確実にドレ
ンを排出できる。 2)エアコンプレッサ内には、ドレンセンサ等の電圧を
印加していないので防爆に対する配慮を容易に行うこと
ができる。 3)ドレンセンサ検出槽が必要でないので装置規模を小
さくできる。このため、取付設置が容易である。 4)ドレンセンサで検出する方式は、圧縮空気があるド
レンセンサ検出槽に配置されるので気密性が要求されコ
ストアップとなるが、本方式の場合には構成が簡単であ
るのでコストメリットがある。 5)ドレンセンサで検出する方式は、ドレンセンサがド
レン内に埋没するのでドレンセンサが腐食する可能性が
あり検出信頼性が低下する恐れがあった本実施の形態
は、エアコンプレッサの動作時間で検出しているので全
く問題ない。 6)積算カウンタ12、排出タイマー13は、電子回路
により構成されるので設定時間を容易に変えられるので
効率よく排出制御できる。 7)圧力計では絶対圧力を測定しないので、圧力変化分
のみを検出するので圧力計の「絶対精度」を必要としな
い(コストメリット)。 8)圧力の変化分しか検出しないため、圧力計を選ばな
いので圧力計が安価である。 9)アンローダ方式、圧力開閉式、併合方式等、各種エ
アコンプレッサに適用できる。 10)エアコンプレッサに設置されている圧力計と兼用
できるため新たに圧力計を設置する必要がない。 11)圧力の上昇方向だけでなく、上昇勾配(傾き)も
あわせて検出することによりきめ細かく制御でき圧縮空
気を逃がすことなくドレン排出の効率をより高めること
ができる。 12)圧力の変化を検出するので、途中の配管点でも設
置できる。
【0087】この実施の形態4においても実施の形態2
と同様にサイクルタイマーを付加してもよい。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば 1)簡単な回路構成で、ドレン発生を予測し確実にドレ
ンを排出できる。 2)エアコンプレッサ内には、ドレンセンサ等の電圧を
印加している部材がないので防爆に対する配慮を容易に
行うことができる。 3)ドレンセンサ検出槽が必要でないので装置規模を小
さくできる。このため、取付設置が容易である。(エア
コンプレッサ1に配線を行うだけである。) 4)ドレンセンサで検出する方式は、圧縮空気があるド
レンセンサ検出槽に配置されるので気密性が要求されコ
ストアップとなるが、本発明の場合には構成が簡単であ
るのでコストメリットがある。 5)ドレンセンサで検出する方式は、センサがドレン内
に埋没するのでドレンセンサが腐食する可能性があり検
出信頼性が低下する恐れがあったが本発明は、エアコン
プレッサの動作時間でドレン量を検出しているので全く
問題ない。 6)積算カウンタ、排出タイマーは、電子回路により構
成されるので設定時間を容易に変えられるので効率よく
排出制御できる。 7)上記5)において検出されドレンの量が積算カウン
タで所定の圧力上昇積算値になった際、ドレン排出弁を
開弁するので確実にドレンを排出でき、ドレンが貯って
いない状態でドレン排出弁を開弁しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のブロック図である。
【図2】図1の動作を示すタイムチャートである。
【図3】実施の形態2のブロック図である。
【図4】図3の動作を示すタイムチャートである。
【図5】従来例のブロック図である。
【図6】従来例のドレン排出装置を示す.
【図7】実施の形態3のブロック図である。
【図8】図7の動作を示すタイムチャートである。
【図9】実施の形態4のブロック図である。
【図10】図9の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…エアコンプレッサ 2…吐出配管 3…A/D変換器 5…ドレン排出弁 7…圧力計 8…サンプルホールド 9…レベル比較器 10…基準発振器 11…保持回路 12…積算カウンタ 13…排出タイマー 14…サイクルタイマー 15…圧力上昇勾配計算器 23…自動ドレン排出装置 24…ドレンセンサ 24H,24L…電極 26…ドレン自動排出制御部 27…時定数回路 28…電磁弁駆動部 29…ドレンセンサ検出槽 30…TR1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16T 1/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続又は間欠して運転されるエアコンプ
    レッサに付設される自動ドレン排出装置において、 空気圧縮機から吐出された圧縮空気の圧力を検出する圧
    力検出手段と、 圧力検出手段が検出した圧力検出値を一定時間隔で入力
    されて現在の圧力検出値と前回の圧力検出値を比較し、
    現在の圧力検出値が前回の圧力検出値よりも大きいとき
    の圧力上昇回数を積算し計数値が予め設定した設定回数
    に達すると排出タイマーを作動させる積算手段と、積算
    手段からの信号により一定時間ドレン排出弁を開弁させ
    る排出タイマーと、排出タイマーによって制御されるド
    レン排出弁と、 を有することを特徴とする自動ドレン排出装置。
  2. 【請求項2】 ドレンを排出すると共に積算手段をリセ
    ットし積算手段をスタートすることを特徴とする請求項
    1に記載の自動ドレン排出装置。
  3. 【請求項3】 積算手段と排出タイマーは設置時間が可
    変であることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動
    ドレン排出装置。
  4. 【請求項4】 排出タイマーを付勢するためのサイクル
    タイマーを付加し、サイクルタイマーと積算手段の何れ
    かが設定値に達すると排出タイマーを付勢してドレン排
    出弁を開弁すると共にサイクルタイマーと積算手段をリ
    セットすることを特徴とする請求項1から3の何れか1
    つに記載の自動ドレン排出装置。
  5. 【請求項5】 連続又は間欠して運転されるエアコンプ
    レッサに付設される自動ドレン排出装置において、 空気圧縮機から吐出された圧縮空気の圧力を検出する圧
    力検出手段と、 圧力検出手段が検出した圧力検出値を一定時間隔で入力
    されて現在の圧力検出値と前回の圧力検出値を比較し、
    現在の圧力検出値が前回の圧力検出値よりも大きいとき
    の圧力上昇回数を積算し、現在の圧力検出値が前回の圧
    力検出値と等しいか又は低くなったとき、圧力上昇回数
    に応じて排出タイマーを作動させる積算手段と、積算手
    段からの信号によりドレン排出弁を開弁させる排出タイ
    マーと、排出タイマーによって制御されるドレン排出弁
    と、 を有することを特徴とする自動ドレン排出装置。
  6. 【請求項6】 排出タイマーを付勢するためのサイクル
    タイマーを付加し、サイクルタイマーが設定値に達する
    か積算手段に入力される現在の圧力検出値が前回の圧力
    検出値と等しいか又は低くなったときドレン排出弁を開
    弁させる排出タイマーを有することを特徴とする請求項
    5に記載の自動ドレン排出装置。
  7. 【請求項7】 現在の圧力検出値と前回の圧力検出値を
    比較して圧力上昇勾配を算出しドレン排出弁の動作時間
    を圧力上昇勾配に応じて可変とすることを特徴とする請
    求項5又は6に記載の自動ドレン排出装置。
  8. 【請求項8】 連続又は間欠して運転されるエアコンプ
    レッサに付設される自動ドレン排出装置において、 空気圧縮機から吐出された圧縮空気の圧力を検出する圧
    力検出手段と、 圧力検出手段が検出した圧力検出値を一定時間隔で入力
    されて現在の圧力検出値と前回の圧力検出値を比較する
    レベル比較器と、レベル比較器からの出力を受けて現在
    の圧力検出値が前回の圧力検出値よりも大きいときの圧
    力上昇回数を積算し計数値を排出タイマーに出力する積
    算手段と、積算手段からの信号により設定開弁時間を計
    数値に従って変更すると共にレベル比較器から現在の圧
    力値が前回の圧力値と等しいか低いときの信号を受けて
    作動する排出タイマーと、排出タイマーによって制御さ
    れるドレン排出弁と、 を有することを特徴とする自動ドレン排出装置。
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