JP3268301B2 - スノーボード用バインディング装置 - Google Patents

スノーボード用バインディング装置

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JP3268301B2
JP3268301B2 JP16772098A JP16772098A JP3268301B2 JP 3268301 B2 JP3268301 B2 JP 3268301B2 JP 16772098 A JP16772098 A JP 16772098A JP 16772098 A JP16772098 A JP 16772098A JP 3268301 B2 JP3268301 B2 JP 3268301B2
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高成 渡邊
司 加藤
大祐 成瀬
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株式会社プラテアード
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スノーボードに
ボーダー(ライダー)のブーツを固定するためのバイン
ディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスノーボードにボーダーのブーツ
を固定するためのバインディング装置としては、上面に
ブーツが載せられる基板部の左右両側に側壁部を連設し
たベースプレートを基体とし、前記側壁部にブーツの足
首部および爪先部締結用のストラップや足首後部保護用
のハイバックなどを取付け、前記基板部に穿設した取付
用穴に嵌込まれる抑え板をスノーボードにねじ止めして
ベースプレートをスノーボードに取付ける形式のものが
広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来のバ
インディング装置においては、たとえば特表平7−50
3389号公報に記載のように、ベースプレート(ビン
ディングプレート)の基板部は各部での板厚が等しい平
板状であり、スノーボードに取付けた基板部の上面はス
ノーボードの上面と平行になるため、ブーツをこのバイ
ンディング装置に固定した状態でボーダーがスノーボー
ド上に立ったとき、身体の重心は踵側にかかるのでこの
重心がスノーボードの巾方向中心の直上部に来るナチュ
ラルポジションをとるためには、膝を大きく前方へ出し
て足首も屈曲させ重心を爪先側に意図的に移動させねば
ならず、このナチュラルポジションのための重心移動は
慣れないとなかなか自然におこなうことができない。
【0004】 この発明は上記従来の問題点を解決しよう
とするもので、ナチュラルポジションのための体重移動
を容易におこなうことができるスノーボード用バインデ
ィング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上面にブーツが載せられる基板部の左右両側に側壁部を
連設したベースプレートをそなえ、前記基板部に穿設し
た取付用穴に嵌込まれる抑え板によってスノーボードに
取付けられるスノーボード用バインディング装置におい
て、前記基板部の後端部寄りの部分の上面を、前記後端
部に向って上向きに傾斜させて、ブーツの踵部の底面が
載る傾斜面としたことを特徴とする。
【0006】 請求項2記載の発明は、上面にブーツが載
せられる基板部の左右両側に側壁部を連設したベースプ
レートをそなえ、前記基板部に穿設した取付用穴に嵌込
まれる抑え板によってスノーボードに取付けられるスノ
ーボード用バインディング装置において、前記基板部の
上面を、基板部の前端部から後端部に向って上向きに傾
斜した傾斜面としたことを特徴とする。
【0007】 この発明において、「前」側とは爪先側
(トゥー側)を、「後」側とは踵側(ヒール側)を称
し、「左右」とは前後方向に対する左右方向を称するも
のとする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を、そ
の第1例(請求項1記載の発明に対応する)を示す図1
〜図6を参照しながら説明する。図1において1は、ス
ノーボードにブーツ30(図6参照)を固定するための
スノーボード用バインディング装置で、ベースプレート
2を基体とし、このベースプレート2の側壁部4,4
に、ブーツ30の足首部締結用のアンクルストラップ1
1および爪先部締結用のトゥーストラップ12をねじ1
3,14により取付けるとともに、足首後部保護用のハ
イバック15をねじ16により前後に傾動可能に取付け
て成る。
【0009】 17はベースプレート2をスノーボードに
取付けるための段付円板状の抑え板で、ベースプレート
2の基板部3に穿設した取付用穴8(図2参照)に嵌込
まれ、ねじ止め用穴18に挿通したねじ19(図5参
照)によりスノーボードSに締付固定される。21はハ
イバック15の下部後面部に、ねじ22により上下位置
調節可能に取付けたストッパで、ハイバック15の傾斜
角度を調節するためのものである。
【0010】 図2〜図4に示すように、ベースプレート
2は、上面にブーツ30が載せられる基板部3の左右両
側に、側壁部4,4を連設したプラスチック成形品から
成り、側壁部4,4の後部は斜め上方へ突出して一体化
し、略半円状に湾曲した踵フレーム5を形成しており、
この踵フレーム5の上部に、前記ストッパ21の下端面
が係合する。
【0011】 そして基板部3は、図2において斜線を付
した後端部3a寄りの部分を除いて、厚さTの平板状を
呈し、一方、後端部3aから寸法Lの位置にある始点位
置Pから、その上面を後端部3aに向って上方へ傾斜さ
せて、角度θだけ傾斜した傾斜面3bを形成してあり、
この傾斜範囲を図2において斜線を付して図示してあ
る。6および7は、基板部3の上面に必要に応じて設け
る滑止め用の凸条であり、また基板部3の下面側には重
量低減化のために凹部を並設してあるが、その図示は省
略してある。
【0012】 8は基板部3の前後中間部に設けた段付穴
状の取付用穴で、その段部上面には放射状に細かいピッ
チで凹凸条9が並設され、この取付用穴8に嵌合する前
記抑え板17の段付部下面にも同様な凹凸条20(図5
参照)が放射状に設けてあり、これら凹凸条9,20の
係合により、ベースプレート2はスノーボードに対して
所望の設定角度位置に固定される。
【0013】 使用時には、上記構成のスノーボード用バ
インディング装置1(右足用)およびこれと左右対称形
(但しこの例ではベースプレート2は左右共用)のスノ
ーボード用バインディング装置(左足用)を、図5に示
すように抑え板17のねじ19によるねじ止めによっ
て、スノーボードSに固定取付けする。ボーダーの履い
たブーツ30をベースプレート2の基板部3上に載せ
て、アンクルストラップ11およびトゥーストラップ1
2により固定すれば、ブーツ30の踵部33の底面33
aが基板部3の傾斜面3b上に載るため、靴底、従って
ブーツ全体が小角度前傾状態となる。
【0014】 このためボーダーはスノーボードS(詳し
くはベースプレート2の基板部3)上に立った状態で膝
が自然に前方へ出て、身体の重心がスノーボードSの前
後中心寄りに移動するので、スノーボードSがトゥー側
およびヒール側とも角付けされないナチュラルポジショ
ンをとりやすいのである。
【0015】 前記傾斜面3bによるブーツ30の踵部3
3の持上量は大きすぎると爪先荷重となりやすく、小さ
すぎると踵荷重になりやすいので適切な値とする必要が
あり、発明者の実験によると、図2に示すような取付用
穴8の後縁部近傍の始点位置Pから傾斜面3bを立上げ
る場合、図3における傾斜角度θは5〜8度の範囲内の
角度とすることにより、良好な結果が得られた。
【0016】 なお上記の例では、傾斜面3bの始点位置
Pを取付用穴8の後縁部より後側の位置に設定したの
で、取付用穴8に嵌込んだ抑え板17の上面を基板部3
の平面部上面と面一として、抑え板17の上面によって
もブーツ30の底面を確実に支承することができるとい
う長所を有するものであるが、上記始点位置Pはたとえ
ば取付用穴8の中心付近あるいは前縁部付近など、上記
の例より前側の位置に設定することもできる。
【0017】 次に図7および図8は、この発明の実施の
形態の第2例(請求項2記載の発明に対応する)を示
し、ベースプレート2の基板部3の上面全体を、前端部
3cから後端部3aに向って上向きに傾斜させて基板部
3全長にわたる傾斜面3bを形成したものであり、その
他の構成は前記第1例と同じであり、第1例と同一また
は相当部分には同一符号を付して図示し、その詳細な説
明は省略する。
【0018】 この基板部3を有するスノーボード用バイ
ンディング装置41を用いれば、図8に示すようにブー
ツ30は底面全体が前傾し、第1例と同様にこのブーツ
30を履いたボーダーの膝が自然に前に出て重心がスノ
ーボードの前後中心寄りに移動し、ナチュラルポジショ
ンがとりやすい。
【0019】 上記各例においては、傾斜面3bは基板部
3自身の上面が傾斜面となるように成型したものである
が、このかわりに図9に示すように、平板状の(等厚
の)基板部3の上面に、断面くさび形(平面形状は図2
斜線図示部と同形状)のプラスチックあるいは金属製
などの取付片61を、接着やねじ止めにより取付け、こ
の取付片61の上面に傾斜面3bを形成する構成として
もよく、この取付片61上の傾斜面も、この発明におけ
る「基板部の上面」に形成した「傾斜面」に含まれるも
のである。
【0020】 また上記各例では傾斜面3bは基板部に対
して一定角度で傾斜した平面により構成したが、図10
に示すように半径Rの円筒面など、湾曲面(凸面状でも
よい)によって傾斜面3bを構成するようにしてもよ
い。
【0021】 この発明は上記各例に限定されるものでは
なく、たとえば各部の具体的形状や材質などは、上記以
外のものとしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように請求項1および2記
載の発明によれば、ベースプレートの基板部の後端部側
に設けた傾斜面によりブーツの踵部が持上げられて靴底
が前傾状態となるため、このブーツを履いたボーダーは
膝が自然に前方へ出て身体の重心がスノーボードの前後
中心寄りに移動し、膝および足首を大きく屈曲させなく
てもナチュラルポジションをとることができ、ナチュラ
ルポジションのための体重移動を容易におこなうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の第1例を示すスノーボ
ード用バインディング装置の斜視図である。
【図2】図1のバインディング装置のベースプレート部
の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図1のバインディング装置の使用状態を示す縦
断面図である。
【図6】図5におけるブーツの側面図である。
【図7】この発明の実施の形態の第2例を示す図3相当
図である。
【図8】この発明の実施の形態の第2例を示す図5相当
図である。
【図9】前記第1例におけるベースプレートの他の実施
態様を示す図3相当図である。
【図10】前記第1例におけるベースプレートのさらに
他の実施態様を示す図3相当図である。
【符号の説明】 1…スノーボード用バインディング装置、2…ベースプ
レート、3…基板部、3a…後端部、3b…傾斜面、3
c…前端部、8…取付用穴、17…抑え板、41…スノ
ーボード用バインディング装置、61…取付片、S…ス
ノーボード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成瀬 大祐 名古屋市港区津金2−11−20 津金タウ ンハウス105 (56)参考文献 特開 平8−71198(JP,A) 登録実用新案3030427(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にブーツが載せられる基板部の左右
    両側に側壁部を連設したベースプレートをそなえ、前記
    基板部に穿設した取付用穴に嵌込まれる抑え板によって
    スノーボードに取付けられるスノーボード用バインディ
    ング装置において、前記基板部の後端部寄りの部分の上
    面を、前記後端部に向って上向きに傾斜させて、ブーツ
    の踵部の底面が載る傾斜面としたことを特徴とするスノ
    ーボード用バインディング装置。
  2. 【請求項2】 上面にブーツが載せられる基板部の左右
    両側に側壁部を連設したベースプレートをそなえ、前記
    基板部に穿設した取付用穴に嵌込まれる抑え板によって
    スノーボードに取付けられるスノーボード用バインディ
    ング装置において、前記基板部の上面を、基板部の前端
    部から後端部に向って上向きに傾斜した傾斜面としたこ
    とを特徴とするスノーボード用バインディング装置。
JP16772098A 1998-05-31 1998-05-31 スノーボード用バインディング装置 Expired - Fee Related JP3268301B2 (ja)

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