JP3268297B2 - シートの開閉装置 - Google Patents

シートの開閉装置

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JP3268297B2
JP3268297B2 JP12791197A JP12791197A JP3268297B2 JP 3268297 B2 JP3268297 B2 JP 3268297B2 JP 12791197 A JP12791197 A JP 12791197A JP 12791197 A JP12791197 A JP 12791197A JP 3268297 B2 JP3268297 B2 JP 3268297B2
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敏明 桑原
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    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G9/00Cultivation in receptacles, forcing-frames or greenhouses; Edging for beds, lawn or the like
    • A01G9/24Devices or systems for heating, ventilating, regulating temperature, illuminating, or watering, in greenhouses, forcing-frames, or the like
    • A01G9/241Arrangement of opening or closing systems for windows and ventilation panels
    • A01G9/242Arrangement of opening or closing systems for windows and ventilation panels for greenhouses with flexible coverings
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04FFINISHING WORK ON BUILDINGS, e.g. STAIRS, FLOORS
    • E04F10/00Sunshades, e.g. Florentine blinds or jalousies; Outside screens; Awnings or baldachins
    • E04F10/02Sunshades, e.g. Florentine blinds or jalousies; Outside screens; Awnings or baldachins of flexible canopy materials, e.g. canvas ; Baldachins
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    • E04F10/0607Sunshades, e.g. Florentine blinds or jalousies; Outside screens; Awnings or baldachins of flexible canopy materials, e.g. canvas ; Baldachins comprising a roller-blind with means for holding the end away from a building with guiding-sections for supporting the movable end of the blind
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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  • Environmental Sciences (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はシートの開閉装置に
関し、特に温室の屋根面,側面又は妻面の任意の位置の
開口部を開閉する換気装置、もしくは温室内に配置した
保温用,遮光用シートの開閉に適するシートの開閉装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に植物の育成等に使用するビニール
ハウスと称する温室は、例えば地上に多数のアーチパイ
プを起立し、このアーチパイプにクロスする横方向支柱
と横方向のシート止め用フレームを配設して骨組を構成
し、この骨組上に上記シート止め用フレームを介して例
えば合成樹脂材からなる透明又は半透明なシートを展張
している。
【0003】更に上記温室では屋根面,側面又は妻面の
任意の位置に開口部を形成し、この開口部をシートで開
閉して換気を行なっている。
【0004】又、上記温室では温室内の上方又は中間に
保温用又は遮光用シートを配置し、この保温用シート又
は遮光用シートを開閉することにより温室内の室温を調
整したり、直射日光を植物に照射したり遮断したりして
いる。
【0005】更に遮光用シートは骨組上に展張したシー
トの上方に重ねて配置し、この遮光用シートを開閉する
ことにより温室内に直射日光を照射したり遮断すること
により温室内の室温を調整したり、植物に対する直射日
光の照射を調整している。
【0006】上記のように骨組上にシートを展張する場
合には、先ず骨組上にシートを配置し、このシートの任
意の位置を例えば蟻溝状のシート止めフレーム内に弾性
な係止線条を介して定着している。
【0007】又、上記のように温室内の換気を行なう場
合には、開口部の上端に例えば上記のシート止めフレー
ムと係止線条を介してシートの上端を固定し、シートの
下端を横方向のパイプに巻き付け、このパイプを手動又
はモータ等を介して回転することによりシートを下方か
ら上方に向け巻きながら開口部を開口させ、逆に巻き付
けたシートを下方に巻き戻すことにより開口部を閉塞さ
せている。
【0008】更に、上記のように保温用,遮光用シート
の開閉は上記の換気機構と同じように、シートの一端を
骨組や室内の支柱に固定しておき、他端をパイプに巻き
付け、手動又はモータでパイプを回転駆動することによ
りこのパイプでシートを巻き取って所定の位置を開口さ
せ、逆にシートを巻き戻した時シートが所定の位置に張
られるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
温室の骨組に対するシートの展張機構、シートの巻き付
け,巻き戻しによる換気機構及びシートの巻き付け、巻
き戻しによる保温,遮光機構は、機能上、特に欠陥があ
るわけではないが、次のような改善すべき点がある。
【0010】即ち、第1にシートの展張機構として改善
が望まれる不具合は、次の通りである。
【0011】(1)展張したシートを骨組上に固定する
ためには縦方向のアーチパイプ等の支柱に蟻溝状のシー
ト止めフレームを配置する必要があるから部品点数が多
く、組付けが困難で加工性,組付性,経済性に不利であ
る。更にシートを上記シート止めフレームに固定するに
はあらかじめ骨組上全体にシートを引き上げて配設し、
次いで順次シート止めフレームにシートを固定するた
め、その作業が著しく面倒であり且つ困難な上、特に固
定位置が屋根面や側面上方もしくは妻面上方の場合は高
所作業となり作業者が落下する危険を伴う不具合もあ
る。更に又、上記のように高所位置でシートの止め作業
を行なっている時突風がふくと、この風でシートがあお
られたり、ふき上げられたり、飛んだりしてしまうおそ
れがある。
【0012】(2)同じくシートを止めフレームに固定
する際、シートを均一に張ったり、シートに皺や凹凸が
発生しないように一端を強制的に引張る作業が必要とな
り、その作業が困難で大きな力作業が必要となり、手を
痛めたりするおそれがある。
【0013】(3)同じくシートをシート止めフレーム
で固定して展張した後でもシートが風等で部分的にばた
ばたしないようにシートの上にバンドを配設する必要が
うり、部品点数が多くなり、このバンドの取付作業が困
難で面倒でもある。
【0014】(4)同じく骨組上にシートを展張した状
態では、例えば台風等により強風,突風が温室にふきつ
けられた時、シートを骨組から直ちに取りはずすことが
できないから、温室自体が骨組ごと飛されたり、破損し
てしまうおそれがある。
【0015】第2に上記の換気機構として改善が望まれ
る不具合は、次の通りである。
【0016】(a)温室の側面下方や妻面の下方の開口
部に換気機構を設けた場合、シートは下方から上方に向
けて巻き取るようにしている為、例えば開口部を遮断し
てシートを巻き取るパイプが地上近くにあると、冬期に
はこの部分が雪が積りこれを廃除しなければシートの巻
き取りが出来ない。又雪が凍結すると直ちに換気作業が
行なえず、雪の重みでシートが破損したり、パイプが曲
ってしまう場合もある。
【0017】(b)シートを巻き上げ又は巻き戻すと
き、シートが骨組との間でこすれが生じ、シートの破損
の原因となる。又シートを巻き上げる時、シートに付着
したごみ,水,雪等も一緒に巻き込むためシートが汚れ
てしまう、しかもごみが硬くて大きかったり、火山灰,
砂,土のようなものを巻き込むと巻き上げ,巻き戻し作
業が困難となり、シートがこすれて破断するおそれがあ
る。
【0018】(c)シートを巻き上げて開口部を開放さ
せている状態ではシートはパイプに多重に巻かれた束状
となっており、このままの状態で放置すると、この束状
のシート内に雨水が侵入したり、束状のシート上に雪が
積ってしまい、巻き戻し作業が困難となるばかりでなく
シートの汚れが目立ち、カビが発生する原因ともなる。
【0019】(d)開口部を開放するにはシートを下方
から上方に向けて巻き上げる方式であるから、例えばこ
れを地上に近い側面下端部に配置すると、急激に温室内
に風や冷気が侵入し、植物が小さい苗の場合には、この
苗の育成に好ましくない。そこで地上近くの側面には風
や冷気が侵入しないようにわざわざ捨張りと称するシー
トを展張しておく必要があり、ハウス施工において組付
性,加工性,経済性に劣るものである。
【0020】(e)シートは横方向に配設したパイプに
巻き付けているから、骨組が曲ったり、ゆがんでいると
パイプは常に水平状態を保っことができず、パイプに対
してシートが傾斜して巻かれるおそれが生じ、パイプが
動かなくなったり、シートが破断したりするおそれがあ
る。
【0021】第3にシートを巻き付け、巻き戻す保温,
遮光機構では、上記の換気機構の場合と同じく、シート
がこすれて破断したり、シートに付着したごみ等の汚れ
を巻き込んでシートを汚したり、破断させてしまう不具
合がある。
【0022】そこで、本発明の目的は温室におけるシー
トの展張,換気機構,保温,遮光機構のいずれにも利用
でき、作業性,組付性,経済性にすぐれ、シートの汚れ
や破損をできるだけ少なくでき、植物の育成に悪影響を
与えないシートの開閉装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の一つの基本的手段は、相対向する一対の支
柱と、二つの支柱間に架設されたチェーンベルトと、こ
のチェーンベルトに移動自在に取付けた移動部材と、こ
の移動部材に取付けた横方向に延びるシートの定着フレ
ームと、上記一方の支柱に一端を固定し他端を上記シー
トの定着フレームに固定したシートと、からなり、移動
部材が中空なハウジングと、ハウジング内に回転自在に
配設されたギャ又はスプロケットと、ハウジングを横方
向に貫通して上記ギャ又はスプロケットに結合された駆
動シャフトと、ハウジングの前後に設けた開口部とで構
成され、上記チェーンベルトを上記開口部を介してハウ
ジング内を貫通させながら上記ギャ又はスプロケットに
噛合させ、移動部材をチェーンベルトに沿って移動する
ことにより上記二つの支柱間にシートを展張し又は開放
させることを特徴とするものである。
【0024】同じく温室のシートの展張機構として利用
する手段は、縦方向支柱に対して横方向支柱を架設して
骨組を構成し、当該骨組上にシートを展張している温室
に於て、任意の二つの横方向支柱間に架設されたチェー
ンベルトと、このチェーンベルトに移動自在に取付けた
移動部材と、この移動自在に取付けた横方向に延びるシ
ートの定着フレームと、一端を任意の横方向支柱に固定
し他端を上記シートの定着フレームに固定したシート
と、からなり、移動部材が中空なハウジングと、ハウジ
ング内に回転自在に配設されたギャ又はスプロケット
と、ハウジングを横方向に貫通して上記ギャ又はスプロ
ケットに結合された駆動シャフトと、ハウジングの前後
に設けた開口部とで構成され、上記チェーンベルトを上
記開口部を介してハウジング内を貫通させながら上記ギ
ャ又はスプロケットに噛合させ、移動部材をチェーンベ
ルトに沿って移動することにより骨組上にシートを展張
することを特徴とするものである。
【0025】同じく温室の換気機構として利用する手段
は、縦方向支柱に対して横方向支柱を架設して骨組を構
成し、当該骨組上にシートを展張し且つ上記シートの一
部を開閉して換気を行なう温室に於て、上方の任意の横
方向支柱と下方の任意の横方向支柱間に架設された一つ
又は複数のチェーンベルトと、このチェーンベルトに移
動自在に取付けた移動部材と、この移動部材に取付けた
横方向に延びるシートの定着フレームと、下端を下方の
任意の横方向支柱に固定すると共に上端を上記シートの
定着フレームに固定したシートからなり、移動部材が中
空なハウジングと、ハウジング内に回転自在に配設され
たギャ又はスプロケットと、ハウジングを横方向に貫通
して上記ギャ又はスプロケットに結合された駆動シャフ
トと、ハウジングの前後に設けた開口部とで構成され、
上記チェーンベルトを上記開口部を介してハウジング内
を貫通させながら上記ギャ又はスプロケットに噛合さ
せ、移動部材をチェーンベルトに沿って移動することに
より上記上方と下方の任意の横方向支柱間でシートを展
張し又は開放して換気を行なうことを特徴とするもので
ある。
【0026】同じく温室の保温,遮光機構として利用す
る手段は、縦方向支柱に対して横方向支柱と架設して骨
組を構成し、当該骨組上にシートを展張し、且つこのシ
ートの下方に保温用又は遮光シートを開閉自在に配設し
ている温室に於て、温室内上方に相対向して配置した二
つの支柱と、二つの支柱間に架設されたチェーンベルト
と、このチェーンベルトに移動自在に取付けた移動部材
と、この移動部材に取付けた水平方向に延びるシートの
定着フレームと、一端を一方の支柱に固定すると共に他
端を上記シートの定着フレームに固定した保温用又は遮
光用シートとからなり、移動部材が中空なハウジング
と、ハウジング内に回転自在に配設されたギャ又はスプ
ロケットと、ハウジングを横方向に貫通して上記ギャ又
はスプロケットに結合された駆動シャフトと、ハウジン
グの前後に設けた開口部とで構成され、上記チェーンベ
ルトを上記開口部を介してハウジング内を貫通させなが
ら上記ギャ又はスプロケットに噛合させ、移動部材をチ
ェーンベルトに沿って移動することにより上記二つの支
柱間で保温用又は遮光用シートを展張し又は開放させる
ことを特徴とするものである。
【0027】上記の各手段において、チェーンベルトの
一端に当該チェーンベルトのテンションを調整するター
ンバックルとスプリングとが直列に連設されているのが
好ましい。同じく、ハウジングの上部に相対向する二つ
の爪.挾持片又は溝部材を設け、二つの爪,挾持片又は
溝部材を介して開口部巾狭のフレーム又は蟻溝状フレー
ムからなるシートの定着フレームが取付けられているの
が好ましい。同じく、ハウジング内にスプロケットに対
向してローラ,従動ギャ又はサブスプロケットが回転自
在に配設され、チェーンベルトがローラ,従動ギャ又は
サブスプロケットにガイドされながらスプロケットに噛
合されているのが好ましい。同じく、ハウジング内に開
口部に連通するガイド溝が形成され、チェーンベルトが
開口部とガイド溝を介してハウジング内を貫通すると共
にガイド溝の途中でチェーンベルトがスプロケットと噛
合させても良い。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図にも
とづいて説明する。
【0029】図1は本発明の一実施例の形態に係り、こ
れは温室のシートの展張機構と換気機構に利用したシー
トの開閉装置を示すものである。
【0030】温室Aは骨組上に合成樹脂製の透明又は半
透明なシート1を展張したビニールハウスからなるもの
である。
【0031】即ち、温室Aは地上に多数の縦方向支柱た
るアーチパイプ2,2を起立し、このアーチパイプ2に
クロスする一つ又は複数の横方向支柱4,4とシート止
めフレーム3,3とで骨組を構成し、この骨組上にシー
トを開閉自在に展張している。
【0032】骨組の上端中央には傘形の棟材14が固定
され、この棟材14と下方の任意の支柱3との間に側面
Cと屋根面Bに沿うチェーンベルト5とターンバック6
とスプリング7とからなる軌道8が一つ又は任意の間隔
を置いて奥行き方向に沿って複数架設されている。軌道
8はチェーンベルト5のみで構成していてもよい。
【0033】チェーンベルト5には移動部材9が一つ又
は複数上下移動自在に取付けられている。
【0034】移動部材9の上部には横方向に延びるシー
トの定着フレーム10が取付けられている。
【0035】シート1の下端は下方の任意のシート止め
フレーム3に固定され、シートの定着フレーム10に、
このシート1の上端を固定している。この為、移動部材
9とシートの定着フレーム10とをチェーンベルト5に
沿って矢印X方向たる上方に移動するとシートの定着フ
レーム10に引きづられてシート1が移動し、温室Aの
側面C上方から屋根面B全域に亘ってシート1が展張さ
れる。
【0036】又、逆に移動部材9とシートの定着フレー
ム10をチェーンベルト5に沿って矢印Yたる下方に移
動するとシート1の上端が下方の部分をたるませながら
下降し、これにより屋根面Bと側面Cの上方を開口し、
温室A内の空気を換気できる。即ち、シート1を上下方
向に移動することにより、シート1の展張と温室内の換
気とが一つのシートの開閉装置で共用できるものであ
る。
【0037】上記の実施の形態では側面Cの中間に架設
されたシート止めフレーム3にシート1の下端を固定し
ているが、最下端のシート止めフレーム3に固定して側
面Cと屋根面Bとの全域に亘ってシート1を展張し、且
つ同じく全域に亘ってシート1を開閉するようにしても
よい。
【0038】中間のシート止めフレーム3にシート1を
固定した場合には中間と最下段のシート止めフレーム3
間には公知の方法で他のシート1aを展張しておく。
【0039】棟材14は公知のように傘部材4aが長手
方向に沿って形成され、移動部材9とシートの定着フレ
ーム10が最上段まで移動した時、これらの部材が傘部
材4aの下方に形成されている空間たる溝状の収容部内
に収容される。
【0040】上記のシートの開閉装置は温室Aの妻面D
に配置してもよい。
【0041】図2は本発明の他の実施の形態を示し、こ
れは温室Aの側面Cに配設されて換気機構として利用し
たものである。
【0042】即ち、温室Aの側面Cの上部に架設された
横方向の支柱3と同じく側面Cの下部に架設した他の横
方向支柱3との間に複数のチェーンベルト5等からなる
軌道8を縦方向に架設し、この軌道8に上下移動自在に
移動部材9を取付け、移動部材9には横方向に延びる蟻
溝状のシート定着フレーム10が取付けられている。更
に側面Cの下部に設けた任意のシート止めフレーム2に
シート1の下端を固定し、同じく、このシート1の上端
を上記シート定着フレーム10に固定し、移動部材9を
軌道8に沿って上下動した時、上下二つの横方向支柱
4,4間の開口部がシート1で開閉されて温室A内の換
気を行なうようにしている。側面Cの上部には横方向に
沿って傘部材11を設け、シート1を閉じ方向に引き上
げた時シート定着フレーム10とシート1の上端が、こ
の傘部材11の溝状収容部内に収容できるようになって
いる。
【0043】図2に示す軌道8は縦方向支柱たるアーチ
パイプ2の内側に沿って配設され、アーチパイプ2より
若干下側を移動部材9が移動するようになっているが、
もとよりアーチパイプ2より外側を移動するようにして
もよい。即ち、アーチパイプ2にクロスして配設された
横方向支柱4やその他の部材がアーチパイプ2より内側
に配設している場合は移動部材9が移動する時これらの
横方向支柱4等が干渉する為、移動部材9はアーチパイ
プ2の外側を移動するようにした方が好ましい。逆に横
方向支柱4等がアーチパイプ2の外側に配置している場
合には移動部材9はアーチパイプ2の内側を移動するよ
うにした方が好ましい。
【0044】図3は本発明の他の実施の形態に係り、こ
れは温室Aの屋根面Bと側面Cとにそれぞれ独立して本
発明に係るシートの開閉装置を配設し、それぞれ独立し
て屋根面Bと側面Cにおけるシートの展張と換気を行な
うようにしたものである。
【0045】温室Aの骨組は図1又は図2と同じように
縦方向の支柱たるアーチパイプ2と、これにクロスする
横方向支柱4及びシート止めフレーム3とで構成され、
骨組の上端に傘形の棟材14を設けている。
【0046】屋根面Bと側面Cとの途中の屈曲部に近接
した位置に横方向支柱4と取付金具12とが設けられて
おり、取付金具12にはシート止めフレーム3と、この
シート止めフレーム3に連設した傘部材11が取付けら
れている。
【0047】上記屈曲部に近接した横方向支柱4と棟材
14又は棟材14下方の支柱4aとの間に屋根面側軌道
8が架設され、この屋根面側軌道8に移動部材9が上下
移動自在に取付けられ、更に、この移動部材9に取付け
たシート定着フレーム10と上記取付金具12上のシー
ト止めフレーム3との間にシート1の上下端を結合し、
移動部材9を上下動することにより屋根面Bの任意の範
囲L1におけるシートの展張とシートの開閉による換気
を行なう。
【0048】同様に上記屈曲部近くの横方向支柱4と下
方の横方向支柱4との間に側面側軌道8を設け、この軌
道8に移動部材9を上下移動自在に取付け、この移動部
材9上に設けたシートの定着フレーム10にシート1の
上端を固定し、このシート1の下端を下方のシート止め
フレーム3に固定し、移動部材9を上下動することによ
り側面Cの任意の範囲L2におけるシートの展張とシー
トの開閉による換気を行なうものである。
【0049】図4は本発明の他の実施の形態に係り、こ
れは本発明のシートの開閉装置を保温用又は遮光用シー
トの展張と開閉機構に利用したもである。
【0050】即ち、これは縦方向支柱たるアーチパイプ
2に対して横方向支柱4をクロスして架設することによ
り骨組を構成し、この骨組上に透明又は半透明なシート
1aを展張した温室Aたるビニールハウスにおいて、上
記温室A内の上方に設けた保温用又は遮光用シートの展
張又は開閉機構として利用するものである。一般に温室
の保温機構は温室内の上方にシートを水平に又はやや傾
斜して展張し、温室内を二重層に仕切り、暖房機による
加温の暖房効率を高めている。
【0051】同様に温室の遮光機構としては温室の屋根
面Bに対向して水平又はやや傾斜して透明又は半透明な
シートを配設し、このシートを開閉することにより屋根
面Bから照射する直射日光の植物に対する照射を調整
し、併せて室内の温度も調整している。
【0052】図4の保温機構又は遮光機構は上記の目的
と同じ目的で使用される。
【0053】即ち、側面C側の取付部材、例えば横方向
支柱4と、屋根面B側から垂設した他の支柱4bとの間
に平行に複数のチェーンベルト5からなる軌道8を水平
又はやや傾斜して架設し、この軌道8に移動部材9を移
動自在に取付け、更に、この移動部材9上にシートの定
着フレーム10を水平方向に取付け、シート1の一端を
他の横方向支柱4又はシート止めフレームに固定すると
共にシート1の他端を上記シートの定着フレーム10に
固定し、移動部材9を軌道8に沿って一方向に移動させ
ることによりシート1を開閉させるものである。この場
合、例えばシート1が側面C方向に寄せせられた時、支
柱4,4a間が開口して屋根面Bからの直射日光を下方
に導き、シート1を中央寄りにたぐり寄せた時、支柱
4,4a間がシート1で遮断されて日光の下方への照射
を遮断させる。従って、植物に対する直射日光の供給が
調整され、又シート1が開閉されることによりシート1
で仕切られた上下の室の空気の環流が調整され、あるい
は暖房機による室温の調整も図られる。
【0054】図5は、本発明の他の実施の形態に係り、
これは温室A内に保温用又は遮光用シート1を上下二段
に重ねて配設し、上下のシート1が互いに反対方向に開
閉されるようにしたものである。即ち、温室Aの短手方
向に上下二組の軌道8,8を設け、各軌道8,8に移動
部材9,9を取付けて上下のシート1の端部を互い違い
に移動できるようにしている。
【0055】同じく図6は、本発明の他の実施の形態に
係り、これは温室Aの短手方向に複数の軌道8を設け、
この軌道8の両側に相対向する一対の移動部材9を移動
自在に取付け、各移動部材9間のシート1を開閉するよ
うにしたものである。
【0056】同じく図7は、本発明の他の実施の形態に
係り、これは温室Aの長手方向に平行に複数の軌道8を
架設し、この軌道8の両側にそれぞれ移動部材9を取付
け、この移動部材9を軌道8に沿って長手方向に移動す
ることにより両側からシート1を開閉するようにしたも
のである。
【0057】図5,6,7における軌道8、移動部材
9、シートの取付構造等は図1に示すものと同じであ
り、作用,効果も同じである。
【0058】図8乃至図10は、図1,図2,図3に示
すシートの開閉装置に利用する移動部材9等の実施の形
態を示す。
【0059】この場合、図3に示すように軌道8が上下
二段に連設されているものとし、上段の屋根面B側の軌
道8が棟材14と中間の横方向支柱4との間に架設さ
れ、下段側面C側の軌道8は中間の横方向支柱4と最下
段の横方向支柱4との間に架設されるものとする。図8
は図3に示すような屋根面Bに配設したシートの開閉装
置を示し、図9は同じく側面C側に配設したシートの開
閉装置を示し、図10は同じく移動部材9を棟材14内
に収容した状態を示す。
【0060】軌道8はチェーンベルト5と、このチェー
ンベルト5のテンションを調整するスプリング7とター
ンバックル6とで構成されている。
【0061】骨組の一部を構成するシート止めフレーム
3は公知の開口部巾狭のフレーム又は蟻溝状フレームか
らなり、シート1はこのシート止めフレーム3内にやは
り公知の弾性な係止線条を介して定着される。
【0062】移動部材9は中空なハウジング15と、ハ
ウジング15内に回転自在に配設されたスプロケット1
6と、このスプロケット16を回転駆動する回転駆動シ
ャフト17とからなり、ハウジング15の上側には相対
向する二つの爪19,20を介して蟻溝状フレームから
なるシートの定着フレーム10が取付けられている。ハ
ウジング15の中央を横方向に回転駆動シャフト17が
回転自在に貫通し、このシャフト17にスプロケット1
6が結合され、シャフト17の一端を手動によるギャ機
構等からなる駆動源21を駆動するとシャフト17とス
プロケット16が回転するようになっている。
【0063】ハウジング15内にスプロケット16に対
向して二つのローラ18,18又は従動ギャが回転自在
に配設されている。チェーンベルト5はハウジング15
の前後に設けた開口部22,23を介して貫通し、ロー
ラ18,18にガイドされながらスプロケット16に噛
合され、スプロケット16が一方向に下移動するとハウ
ジング15が上側又は下側にチェーンベルト5を介して
移動するようになっている。
【0064】シートの定着フレーム10内には弾性な係
止線条24を介してシート1の端部が固定され、ハウジ
ング15の移動に伴なってシートの定着フレーム10を
介してシート1の上端が上方に引き上げられ又は下方に
たるませながら引き下げるようになっている。
【0065】図9に示すように側面C側に配設されたハ
ウジング15の上部とシートの定着フレーム10とは側
面Cの上部に設けた傘部材11下方の収容部内に収容さ
れ、同じく図10に示すように屋根面B側に配設した移
動部材9とシートの定着フレーム10が棟材14の傘部
材14a下方の収容部内に収容されるようになってい
る。
【0066】図11は、本発明の移動部材の他の実施の
形態を示すものである。
【0067】この移動部材9はハウジング15と、ハウ
ジング15内の中空部に回転自在に配設されたギャ又は
スプロケット16と、ハウジング15を貫通してスプロ
ケット16の中央に結合された駆動シャフト17とから
なっている。
【0068】ハウジング15にはストレートなガイド溝
25と、このガイド溝25に連通する開口部22,23
とが形成され、この開口部22,23とガイド溝25を
介してチェーンベルト5が貫通し、ガイド溝25の途中
でチェーンベルト5がスプロケット16の歯と噛合して
いる。ハウジング15の上部上側端部に溝部材26を一
体に形成し、この溝部材26の溝内にシートの定着フレ
ーム10が嵌合している。更にハウジング15の上部に
は横方向に向けて孔が形成され、この孔内にパイプ28
が貫通し、必要に応じてシートの定着フレーム10に代
えてこのパイプ28にシート1の上端を結合してもよ
い。
【0069】シートの定着フレーム10は蟻溝フレーム
で構成されているが、シート1を固定できるものであれ
ばパイプ,パッカーその他の部材であってもよい。
【0070】図12は本発明に係る移動部材の他の実施
の形態に係り、軌道8は図2に示すようにアーチパイプ
2の内側に配設されたものを示している。
【0071】移動部材9はハウジング15aと、ハウジ
ング15a内の中空部に回転自在に配設されたスプロケ
ット16aと、ハウジング15aの上下に設けた開口部
22a,23aと、ハウジング15aを貫通してスプロ
ケット16aに結合された回転駆動シャフト17とから
なり、開口部22a,23aを貫通するチェーンベルト
5が中空部内においてスプロケット16aと噛合してい
る。ハウジング15aにはボス15bが起立し、このボ
ス15b上に挾持片26,27を介してシートの定着フ
レーム10が挾持されている。その他の構成,作用,効
果は図2の場合と同じである。
【0072】図13は、本発明に係る移動部材の他の実
施の形態を示す。
【0073】移動部材9はハウジング15cと、ハウジ
ング15c内の二つの中空部内に回転自在に設けたメイ
ンスプロケット16bとサブスプロケット16cと、ハ
ウジング15cの上下に形成した開口部22a,23b
と、ハウジング15cを貫通してメインスプロケット1
6bに結合された駆動シャフト17とで構成されてい
る。チェーンベルト5は開口部22b,23bを介して
貫通すると共にそれぞれメインスプロケット16bとサ
ブスプロケット16cとに噛合している。ハウジング1
5cの上部には溝部が形成され、この溝部内にシートの
定着フレーム10が嵌合している。その他の構成,作
用,効果は上述の場合と同じである。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果がある。
【0075】(1)請求項1の発明によれば、温室等に
於て、シートの展張と、シートの開閉による換気と、同
じくシートの開閉による保温・遮光とが基本的に同じ機
構で利用できるため、展張機構と換気装置と保温・遮光
機構とを別々に設計する必要がなく、温室の設計が容易
となり、部品の共通化が図れ、温室の施工における加工
性,組付性,作業性,経済性の向上が図れる。
【0076】(2)請求項2の展張機構に利用した発明
によれば、移動部材の移動によってシートの展張が行な
えるため、その操作が著しく向上する。又シートは移動
部材側のシートの定着フレームと骨組を構成する任意の
横方向支柱とに両端を固定するのみであるからシートを
固定する部材がなく、部品点数が少なく、シートの組付
けが容易であり、加工性,組付性,経済性が向上する。
【0077】又、軌道に沿って移動部材を移動するだけ
でシートが自動的に展張されるからシートの展張作業が
著しく向上する。しかもシートの展張時に温室の屋根面
等の高所作業が不要となり、作業が安全である。更にシ
ートの展張時にシートを屋根面等に一枚一枚引き上げる
必要がないから、突風等でシートかあおられたり、吹き
上げられたり、飛んだりするおそれが解消される。
【0078】(3)同じくシートの一端は単に移動部材
側のシートの定着フレームに固定するだけでよく、展張
時にシートの一端を引張って皺の発生や凹凸の発生を防
止させるような余分な作業が不要となり、作業時に手を
痛めるようなこともない。
【0079】(4)同じくシートは移動部材で強制的に
引張られて展張でき、その時シートのたるみ、ゆるみが
防止できるから、シートの展張後シートの上にバンド等
を配設する必要がなく、この為、部品点数が少なく、バ
ンドの取付作業が不要となる。
【0080】(5)同じくシートを展張している状態で
台風等による強風,突風が温室自体に作用した時移動部
材を介して温室の骨組上全体のシートを下方に移動させ
て温室内を直ちに開放すれば、この突風は温室内から更
に外部に通過してしまい、温室自体が飛ばされたり、破
損するのが防止される。
【0081】(6)請求項3の換気機構に利用した発明
によれば、シートは温室の上方から下方に向けて支柱間
の開口部を開くようにしてあり、この開口部を閉じてい
る時は移動部材やシートの定着フレームは上方に位置し
ており、その結果地上に積った雪中にこれらの部材がう
もれたり、凍結することがない。従って、除雪作業等を
行なわれなくても直ちにシートの換気作業が行なえる。
【0082】(7)同じく、シートはその端部を移動部
材で引き上げ、引き下げるだけで換気が行なえるため、
シートの表面にゴミ,水,雪,火山灰,砂等が付着して
いても、これらの付着物には全く影響を受けずに作業が
でき、従ってシートがこれらの付着物にこすれて破断す
るようなこともない。
【0083】(8)同じく、シートを引き下げて温室内
を開放させている状態が長時間続いたとしても、シート
は下方に垂下げられているため、雨水や雪がシートの外
面に付着してもこれらは下方に流下してしまい、再度シ
ートを閉じ方向に引き上げてもその障害とはならない
し、シートの表面が汚れたり、カビが発生するようなこ
とが防止される。
【0084】(9)同じく、シートは上方から下方に向
けて開くようにされており、シートの下部は下方の横方
向支柱に固定されていて温室の地上近くの下方を常に閉
じている。従って、急激に温室内の下方から風や冷気が
侵入するのが防止され、これにより植物が小さい苗の場
合であっても、この苗に冷気が作用せず、植物の育成に
悪影響を与えない。従って、又、冷気等が侵入するのを
防止する拾張りが不要となり、温室における施工が簡素
化され、組付性,加工性,経済性が向上する。
【0085】(10)シートは軌道に沿う移動部材を介
して開閉され、移動部材は軌道の方向に影響されるだけ
で骨組の角度には極端に影響を受けない。従って、骨組
が多少曲っていたり、ゆがんでいてもシートの開閉が行
なえ、シートがゆがんだり、動かなくなるようなことが
無い。
【0086】(11)請求項3の保温・遮光機構に利用
した発明において、上記(7)及び(10)と同じ効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートの開閉装置を展張機構として利用した温
室の一部切欠き斜視図である。
【図2】シートの開閉装置を側面側の換気機構として利
用した温室の側面部の一部縦断断面図である。
【図3】シートの開閉装置を屋根面と側面とに展張機構
と換気機構として利用した温室の一部縦断断面図であ
る。
【図4】シートの開閉装置を保温・遮光機構として利用
した温室の一部切欠き斜視図である。
【図5】同じく他の実施の形態に係る保温・遮光機構と
して利用した温室の略示斜視図である。
【図6】同じく他の実施の形態に係る保温・遮光機構と
して利用した温室の略示斜視図である。
【図7】同じく他の実施の形態に係る保温・遮光機構と
して利用した温室の略示斜視図である。
【図8】一実施の形態に係る移動部材を取付けた温室の
一部拡大斜視図である。
【図9】図8の移動部材を傘部材内に侵入させた状態の
断面図である。
【図10】同じく図8の移動部材を棟材内に侵入させた
状態の断面図である。
【図11】他の実施の形態に係る移動部材の断面図であ
る。
【図12】他の実施の形態に係る移動部材の断面図であ
る。
【図13】他の実施の形態に係る移動部材の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シート 2 縦方向支柱 4 横方向支柱 5 チェーンベルト 8 軌道 9 移動部材 10 シートの定着フレーム 15,15a,15c ハウジング 16,16a,16b スプロケット 17 回転駆動シャフト A 温室

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する一対の支柱と、二つの支柱間
    に架設されたチェーンベルトと、このチェーンベルトに
    移動自在に取付けた移動部材と、この移動部材に取付け
    た横方向に延びるシートの定着フレームと、上記一方の
    支柱に一端を固定し他端を上記シートの定着フレームに
    固定したシートと、からなり、移動部材が中空なハウジ
    ングと、ハウジング内に回転自在に配設されたギャ又は
    スプロケットと、ハウジングを横方向に貫通して上記ギ
    ャ又はスプロケットに結合された駆動シャフトと、ハウ
    ジングの前後に設けた開口部とで構成され、上記チェー
    ンベルトを上記開口部を介してハウジング内を貫通させ
    ながら上記ギャ又はスプロケットに噛合させ、移動部材
    をチェーンベルトに沿って移動することにより上記二つ
    の支柱間にシートを展張し又は開放させることを特徴と
    するシートの開閉装置。
  2. 【請求項2】 縦方向支柱に対して横方向支柱を架設し
    て骨組を構成し、当該骨組上にシートを展張している温
    室に於て、任意の二つの横方向支柱間に架設されたチェ
    ーンベルトと、このチェーンベルトに移動自在に取付け
    た移動部材と、この移動自在に取付けた横方向に延びる
    シートの定着フレームと、一端を任意の横方向支柱に固
    定し他端を上記シートの定着フレームに固定したシート
    と、からなり、移動部材が中空なハウジングと、ハウジ
    ング内に回転自在に配設されたギャ又はスプロケット
    と、ハウジングを横方向に貫通して上記ギャ又はスプロ
    ケットに結合された駆動シャフトと、ハウジングの前後
    に設けた開口部とで構成され、上記チェーンベルトを上
    記開口部を介してハウジング内を貫通させながら上記ギ
    ャ又はスプロケットに噛合させ、移動部材をチェーンベ
    ルトに沿って移動することにより骨組上にシートを展張
    することを特徴とするシートの開閉装置。
  3. 【請求項3】 縦方向支柱に対して横方向支柱を架設し
    て骨組を構成し、当該骨組上にシートを展張し且つ上記
    シートの一部を開閉して換気を行なう温室に於て、上方
    の任意の横方向支柱と下方の任意の横方向支柱間に架設
    された一つ又は複数のチェーンベルトと、このチェーン
    ベルトに移動自在に取付けた移動部材と、この移動部材
    に取付けた横方向に延びるシートの定着フレームと、下
    端を下方の任意の横方向支柱に固定すると共に上端を上
    記シートの定着フレームに固定したシートからなり、移
    動部材が中空なハウジングと、ハウジング内に回転自在
    に配設されたギャ又はスプロケットと、ハウジングを横
    方向に貫通して上記ギャ又はスプロケットに結合された
    駆動シャフトと、ハウジングの前後に設けた開口部とで
    構成され、上記チェーンベルトを上記開口部を介してハ
    ウジング内を貫通させながら上記ギャ又はスプロケット
    に噛合させ、移動部材をチェーンベルトに沿って移動す
    ることにより上記上方と下方の任意の横方向支柱間でシ
    ートを展張し又は開放して換気を行なうことを特徴とす
    るシートの開閉装置。
  4. 【請求項4】 縦方向支柱に対して横方向支柱と架設し
    て骨組を構成し、当該骨組上にシートを展張し、且つこ
    のシートの下方に保温用又は遮光シートを開閉自在に配
    設している温室に於て、温室内上方に相対向して配置し
    た二つの支柱と、二つの支柱間に架設されたチェーンベ
    ルトと、このチェーンベルトに移動自在に取付けた移動
    部材と、この移動部材に取付けた水平方向に延びるシー
    トの定着フレームと、一端を一方の支柱に固定すると共
    に他端を上記シートの定着フレームに固定した保温用又
    は遮光用シートとからなり、移動部材が中空なハウジン
    グと、ハウジング内に回転自在に配設されたギャ又はス
    プロケットと、ハウジングを横方向に貫通して上記ギャ
    又はスプロケットに結合された駆動シャフトと、ハウジ
    ングの前後に設けた開口部とで構成され、上記チェーン
    ベルトを上記開口部を介してハウジング内を貫通させな
    がら上記ギャ又はスプロケットに噛合させ、移動部材を
    チェーンベルトに沿って移動することにより上記二つの
    支柱間で保温用又は遮光用シートを展張し又は開放させ
    ることを特徴とするシートの開閉装置。
  5. 【請求項5】 チェーンベルトの一端に当該チェーンベ
    ルトのテンションを調整するターンバックルとスプリン
    グとが直列に連設されている請求項1、2,3又は4の
    シートの開閉装置。
  6. 【請求項6】 ハウジングの上部に相対向する二つの
    爪.挾持片又は溝部材を設け、二つの爪,挾持片又は溝
    部材を介して開口部巾狭のフレーム又は蟻溝状フレーム
    からなるシートの定着フレームが取付けられている請求
    項1,2,3,4又は5のシートの開閉装置。
  7. 【請求項7】 ハウジング内にスプロケットに対向して
    ローラ,従動ギャ又はサブスプロケットが回転自在に配
    設され、チェーンベルトがローラ,従動ギャ又はサブス
    プロケットにガイドされながらスプロケットに噛合され
    ている請求項1,2,3,4.5又は6のシートの開閉
    装置。
  8. 【請求項8】 ハウジング内に開口部に連通するガイド
    溝が形成され、チェーンベルトが開口部とガイド溝を介
    してハウジング内を貫通すると共にガイド溝の途中でチ
    ェーンベルトがスプロケットと噛合している請求項1,
    2,3,4,5又は6のシートの開閉装置。
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