JP3267832B2 - 長尺部品取付用クランプ装置 - Google Patents
長尺部品取付用クランプ装置Info
- Publication number
- JP3267832B2 JP3267832B2 JP08804795A JP8804795A JP3267832B2 JP 3267832 B2 JP3267832 B2 JP 3267832B2 JP 08804795 A JP08804795 A JP 08804795A JP 8804795 A JP8804795 A JP 8804795A JP 3267832 B2 JP3267832 B2 JP 3267832B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- cover
- component
- panel
- mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明は、パイプや電線等の長
尺部品を自動車車体パネル等のパネルに取り付けるため
のクランプ装置に関する。特に本発明は、取り付けられ
た部品の外側を覆って保護するためのカバーを備えたク
ランプ装置に関する。
尺部品を自動車車体パネル等のパネルに取り付けるため
のクランプ装置に関する。特に本発明は、取り付けられ
た部品の外側を覆って保護するためのカバーを備えたク
ランプ装置に関する。
【０００２】
【従来技術】 たとえば自動車のような車両において、
パイプ等の配管や電線等の長尺部品を車体床下に配置
し、クランプ装置により車体に固定する構造が広く採用
されている。クランプ装置は、部品を車体パネルに取り
付けるためのクランプと該クランプ及び取り付けられた
部品を覆って保護するカバーとから構成される。
パイプ等の配管や電線等の長尺部品を車体床下に配置
し、クランプ装置により車体に固定する構造が広く採用
されている。クランプ装置は、部品を車体パネルに取り
付けるためのクランプと該クランプ及び取り付けられた
部品を覆って保護するカバーとから構成される。
【０００３】この種のクランプ装置の例が実開平5-7338
8 号に開示されている。この公知のクランプ装置では、
部品を取り付ける車体パネルの裏側に予めナットを溶接
しておき、ボルトをこの溶接ナットにねじ込むことによ
り車体に取付られる。部品を保持するためのクランプ
は、複数の長尺部品を並列に保持できるように複数の凹
溝が並列に形成され、これら凹溝の各々において、凹溝
の開口近傍には、部品を弾性的に保持するための弾性保
持爪が凹溝に対して斜め内方に延びるように形成され
る。クランプは、凹溝が部品を保持した状態で車体パネ
ル側に向くように配置され、カバーは、クランプの外側
に配置され、金属ステーを介してボルトにより車体パネ
ルに固定される。
8 号に開示されている。この公知のクランプ装置では、
部品を取り付ける車体パネルの裏側に予めナットを溶接
しておき、ボルトをこの溶接ナットにねじ込むことによ
り車体に取付られる。部品を保持するためのクランプ
は、複数の長尺部品を並列に保持できるように複数の凹
溝が並列に形成され、これら凹溝の各々において、凹溝
の開口近傍には、部品を弾性的に保持するための弾性保
持爪が凹溝に対して斜め内方に延びるように形成され
る。クランプは、凹溝が部品を保持した状態で車体パネ
ル側に向くように配置され、カバーは、クランプの外側
に配置され、金属ステーを介してボルトにより車体パネ
ルに固定される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】 この従来のクランプ
装置は、車体パネルに予めナットを溶接しておくことが
必要であり、かつ取り付けに金属ステーの使用が不可欠
である。したがって、部品点数が多くなり、取付作業が
面倒で、重量も嵩むという問題がある。本発明は、従来
のクランプ装置のこのような問題を解決し、取り付け作
業が容易で部品点数が少なく、軽量な長尺部品取付用ク
ランプ装置を提供することを解決すべき課題とする。
装置は、車体パネルに予めナットを溶接しておくことが
必要であり、かつ取り付けに金属ステーの使用が不可欠
である。したがって、部品点数が多くなり、取付作業が
面倒で、重量も嵩むという問題がある。本発明は、従来
のクランプ装置のこのような問題を解決し、取り付け作
業が容易で部品点数が少なく、軽量な長尺部品取付用ク
ランプ装置を提供することを解決すべき課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本発明のクランプ装置においては、スクリューグロ
メットにタップスクリューのようなスクリューを挿入す
ることによりクランプがパネルに取り付けられる。カバ
ーは適当な係合手段によりクランプに取り付けられる。
すなわち、本発明による長尺部品取付用クランプ装置
は、パネルに取り付けるための取付部と長尺部品を保持
するための部品保持部とが一体に形成されたクランプ
と、パネルに形成した孔に挿入される脚部を有しクラン
プの取付部をパネルに取り付けるためのスクリューグロ
メットと、長尺部品及びクランプを車体に取り付けた状
態でクランプの外側及び該クランプに保持された部品を
覆うように該クランプに取付られるクランプカバーと、
を備え、クランプの取付部とスクリューグロメットにス
クリューを挿入して前記スクリューグロメットの前記脚
部を半径方向外向きに拡開して前記クランプをパネルに
固定するようになったことを特徴とする。クランプとス
クリューグロメットとは樹脂材料により一体に形成する
ことが好ましい。クランプカバーには、クランプの部品
保持部と同形状の長尺部品を保持するためのカバー側部
品保持部を少なくとも１つ形成することが好ましい。さ
らに、クランプの部品保持部は、複数の部品を並列に保
持するための並列に形成された複数の凹溝を備え、該凹
溝の開口近傍には該部品を弾性的に保持するための弾性
保持爪を該溝に対し斜め内方に延びるように形成した形
式とすることが好ましい。クランプには、取付部とは反
対側の部品保持部の端部の外面にクランプカバーに係合
する係合フックを形成し、クランプカバーの幅方向片側
には該フックに係合する係合部を形成し、クランプカバ
ーの幅方向反対側はスクリューによりクランプとともに
パネルに取り付けらようにすることが好ましい。
め、本発明のクランプ装置においては、スクリューグロ
メットにタップスクリューのようなスクリューを挿入す
ることによりクランプがパネルに取り付けられる。カバ
ーは適当な係合手段によりクランプに取り付けられる。
すなわち、本発明による長尺部品取付用クランプ装置
は、パネルに取り付けるための取付部と長尺部品を保持
するための部品保持部とが一体に形成されたクランプ
と、パネルに形成した孔に挿入される脚部を有しクラン
プの取付部をパネルに取り付けるためのスクリューグロ
メットと、長尺部品及びクランプを車体に取り付けた状
態でクランプの外側及び該クランプに保持された部品を
覆うように該クランプに取付られるクランプカバーと、
を備え、クランプの取付部とスクリューグロメットにス
クリューを挿入して前記スクリューグロメットの前記脚
部を半径方向外向きに拡開して前記クランプをパネルに
固定するようになったことを特徴とする。クランプとス
クリューグロメットとは樹脂材料により一体に形成する
ことが好ましい。クランプカバーには、クランプの部品
保持部と同形状の長尺部品を保持するためのカバー側部
品保持部を少なくとも１つ形成することが好ましい。さ
らに、クランプの部品保持部は、複数の部品を並列に保
持するための並列に形成された複数の凹溝を備え、該凹
溝の開口近傍には該部品を弾性的に保持するための弾性
保持爪を該溝に対し斜め内方に延びるように形成した形
式とすることが好ましい。クランプには、取付部とは反
対側の部品保持部の端部の外面にクランプカバーに係合
する係合フックを形成し、クランプカバーの幅方向片側
には該フックに係合する係合部を形成し、クランプカバ
ーの幅方向反対側はスクリューによりクランプとともに
パネルに取り付けらようにすることが好ましい。
【０００６】
【実施例】 以下、本発明の一実施例を図について説明
する。図１ないし図３は、本発明の実施例におけるクラ
ンプ１を拡大スケールで示す平面図、側面図及び背面図
である。このクランプ１は、合成樹脂の一体成形により
形成されるもので、平坦な板状の本体部２を備える。本
体部２の一端側は車体パネルへの取付部２ａを構成する
もので、該取付部２ａの片側の面から突出してスクリュ
ーグロメット３が一体に形成されている。
する。図１ないし図３は、本発明の実施例におけるクラ
ンプ１を拡大スケールで示す平面図、側面図及び背面図
である。このクランプ１は、合成樹脂の一体成形により
形成されるもので、平坦な板状の本体部２を備える。本
体部２の一端側は車体パネルへの取付部２ａを構成する
もので、該取付部２ａの片側の面から突出してスクリュ
ーグロメット３が一体に形成されている。
【０００７】スクリューグロメット３は、本体部２の取
付部２ａに形成されたスクリュー孔２ｂと同軸であり、
一対の直径方向に対向して配置された広幅脚３ａと、該
広幅脚３ａの間に配置される狭幅脚３ｂとから構成され
る。対をなす広幅脚３ａは、図４に示すように先端に向
かって内面の間隔が狭まる形状である。広幅脚３ａの外
面には、本体部２の取付部２ａの面からパネル厚さ相当
分だけ距離を置いた位置に、外向きに突出する仮止め用
係止爪３ｃが形成されている。狭幅脚３ｂは、図５に示
すように、先端に向かって内面の間隔が狭まる形状であ
る。図４及び図５から分かるように、広幅脚３ａの方が
狭幅脚３ｂより高さが高い。
付部２ａに形成されたスクリュー孔２ｂと同軸であり、
一対の直径方向に対向して配置された広幅脚３ａと、該
広幅脚３ａの間に配置される狭幅脚３ｂとから構成され
る。対をなす広幅脚３ａは、図４に示すように先端に向
かって内面の間隔が狭まる形状である。広幅脚３ａの外
面には、本体部２の取付部２ａの面からパネル厚さ相当
分だけ距離を置いた位置に、外向きに突出する仮止め用
係止爪３ｃが形成されている。狭幅脚３ｂは、図５に示
すように、先端に向かって内面の間隔が狭まる形状であ
る。図４及び図５から分かるように、広幅脚３ａの方が
狭幅脚３ｂより高さが高い。
【０００８】取付部２ａに対し本体部２の長さ方向反対
側の位置に、パイプ又は電線等の長尺部品保持部４が形
成される。この保持部４は、一部が本体部２上に、残り
が本体部から延長して形成された延長部５上に形成され
た複数の部品保持用凹溝６を備える。この凹溝６は、長
尺部品を支持するための半円形断面の支持面６ａを有
し、溝の開口部６ｂの近傍には弾性保持爪６ｂが形成さ
れている。弾性保持爪６ｂは、凹溝６の開口部近傍から
斜め内向きに延びるように形成され、支持面６ａ上に置
かれた部品の外面に弾性的に係合して該部品を弾性的に
保持するように作用する。
側の位置に、パイプ又は電線等の長尺部品保持部４が形
成される。この保持部４は、一部が本体部２上に、残り
が本体部から延長して形成された延長部５上に形成され
た複数の部品保持用凹溝６を備える。この凹溝６は、長
尺部品を支持するための半円形断面の支持面６ａを有
し、溝の開口部６ｂの近傍には弾性保持爪６ｂが形成さ
れている。弾性保持爪６ｂは、凹溝６の開口部近傍から
斜め内向きに延びるように形成され、支持面６ａ上に置
かれた部品の外面に弾性的に係合して該部品を弾性的に
保持するように作用する。
【０００９】図５に示すように、本体部２は取付部２ａ
の位置で横断面形状がコ字状で、幅方向両側にスクリュ
ーグロメット３とは反対側に延びる側壁２ｃを有する。
さらに、延長部５の端部付近の外面には、係止用のフッ
ク７が形成されている。本発明の実施例では、クランプ
カバーはフロントカバー８とリヤカバー９に分割されて
いる。図６及び図７はフロントカバー８を示すもので、
このフロントカバー８は、細長い形状の本体部８ａから
なる。該本体部８ａは、全体が図８に示す横断面形状
で、ほぼ等間隔で形成された複数の開口８ｂを有する。
図示実施例では、本体部８ａの先端部は図７に示すよう
に斜めに屈曲しているが、これは取り付けられる車体の
形状に沿わせたもので、形状は任意に選定できる。本体
部８ａの後端部にはリヤカバー９との結合部８ｃが形成
される。
の位置で横断面形状がコ字状で、幅方向両側にスクリュ
ーグロメット３とは反対側に延びる側壁２ｃを有する。
さらに、延長部５の端部付近の外面には、係止用のフッ
ク７が形成されている。本発明の実施例では、クランプ
カバーはフロントカバー８とリヤカバー９に分割されて
いる。図６及び図７はフロントカバー８を示すもので、
このフロントカバー８は、細長い形状の本体部８ａから
なる。該本体部８ａは、全体が図８に示す横断面形状
で、ほぼ等間隔で形成された複数の開口８ｂを有する。
図示実施例では、本体部８ａの先端部は図７に示すよう
に斜めに屈曲しているが、これは取り付けられる車体の
形状に沿わせたもので、形状は任意に選定できる。本体
部８ａの後端部にはリヤカバー９との結合部８ｃが形成
される。
【００１０】フロントカバー８の中間部には、クランプ
１と係合するための係合部１０が形成される。係合部１
０は図９に示す断面形状で、本体部８ａから幅方向に張
り出した取付部１０ａを備える。取付部１０ａは、クラ
ンプ１の取付部２ａの側壁２ｃ間に嵌まる幅を有し、中
間部１０ｂから段状に低く形成されている。取付部１０
ａには、クランプ１の取付部２ａのスクリュー孔２ｂに
重なる位置にスクリュー孔１０ｃが形成される。係合部
１０は、取付部１０ａとは反対側の部分がクランプ１の
本体部２と延長部５の外面に対応する形状に形成されて
おり、端部に係止用フック７に係合するための係合孔１
０ｄが形成されている。
１と係合するための係合部１０が形成される。係合部１
０は図９に示す断面形状で、本体部８ａから幅方向に張
り出した取付部１０ａを備える。取付部１０ａは、クラ
ンプ１の取付部２ａの側壁２ｃ間に嵌まる幅を有し、中
間部１０ｂから段状に低く形成されている。取付部１０
ａには、クランプ１の取付部２ａのスクリュー孔２ｂに
重なる位置にスクリュー孔１０ｃが形成される。係合部
１０は、取付部１０ａとは反対側の部分がクランプ１の
本体部２と延長部５の外面に対応する形状に形成されて
おり、端部に係止用フック７に係合するための係合孔１
０ｄが形成されている。
【００１１】また、フロントカバー８には、係合部１０
より後方の位置にカバー側の部品保持部１１が形成され
ている。カバー側部品保持部１１は、図１０に示すよう
に、クランプ１の部品保持部４と同様の形状で、並列に
配置された複数の凹溝１２と該凹溝１２に形成された弾
性係止爪１３を備える。図１０には、取付られる部品と
してパイプ１４を並列に保持した状態が示されている。
より後方の位置にカバー側の部品保持部１１が形成され
ている。カバー側部品保持部１１は、図１０に示すよう
に、クランプ１の部品保持部４と同様の形状で、並列に
配置された複数の凹溝１２と該凹溝１２に形成された弾
性係止爪１３を備える。図１０には、取付られる部品と
してパイプ１４を並列に保持した状態が示されている。
【００１２】図１１にリヤカバー９を示す。リヤカバー
９はフロントカバー８とほぼ同様な構造であり、本体部
９ａにはほぼ等間隔で開口９ｂが形成され、前端にはフ
ロントカバー８との結合のための結合部９ｃが形成され
ている。リヤカバー９はフロントカバー８とほぼ同様な
構造であるから、これ以上は詳細に説明しない。リヤカ
バー９の後端寄りの位置に、フロントカバー８と同様に
クランプ１との係合のための係合部１０が形成される。
この係合部１０はフロントカバー８に形成される係合部
１０と同一の形状である。さらに、係合部１０の前側と
後側の各１個所に、フロントカバー８の保持部１１と同
一形状のカバー側保持部１１が形成される。
９はフロントカバー８とほぼ同様な構造であり、本体部
９ａにはほぼ等間隔で開口９ｂが形成され、前端にはフ
ロントカバー８との結合のための結合部９ｃが形成され
ている。リヤカバー９はフロントカバー８とほぼ同様な
構造であるから、これ以上は詳細に説明しない。リヤカ
バー９の後端寄りの位置に、フロントカバー８と同様に
クランプ１との係合のための係合部１０が形成される。
この係合部１０はフロントカバー８に形成される係合部
１０と同一の形状である。さらに、係合部１０の前側と
後側の各１個所に、フロントカバー８の保持部１１と同
一形状のカバー側保持部１１が形成される。
【００１３】クランプ１とフロントカバー８及びリヤカ
バー９により構成されるクランプ装置を使用する場合に
は、フロントカバー８とリヤカバー９を結合部８ｃ、９
ｃで結合し、それぞれの係合部１０にクランプ１を取り
付ける。この場合、クランプ１の部品保持部４の外面に
形成した係止爪７を係合部１０の係止孔１０ｄに係合さ
せる。次いで、クランプ１の部品保持部４及びフロント
カバー８とリヤカバー９のカバー側部品保持部１０の凹
溝にパイプ１４等の部品を取り付ける。
バー９により構成されるクランプ装置を使用する場合に
は、フロントカバー８とリヤカバー９を結合部８ｃ、９
ｃで結合し、それぞれの係合部１０にクランプ１を取り
付ける。この場合、クランプ１の部品保持部４の外面に
形成した係止爪７を係合部１０の係止孔１０ｄに係合さ
せる。次いで、クランプ１の部品保持部４及びフロント
カバー８とリヤカバー９のカバー側部品保持部１０の凹
溝にパイプ１４等の部品を取り付ける。
【００１４】この状態で、クランプ１の取付部２ａに形
成したスクリューグロメット３をパネルの孔に挿入す
る。この時、スクリューグロメットの広幅脚３ａの外面
に形成した仮止め用係止爪３ｃがパネルに係合して、仮
止めが行われる。次いで、カバー８、９の係合部１０に
形成したスクリュー孔１０ｄと、クランプ１の取付部２
ａに形成したスクリュー孔２ｂに通してスクリューグロ
メット３にタップスクリュー（図示せず）をねじ込む。
この操作により、スクリューグロメット３の広幅脚３ａ
及び狭幅脚３ｂの内面にねじが形成され、タップスクリ
ューはスクリューグロメットと確実に係合する。同時
に、スクリューグロメット３の広幅脚３ａ及び狭幅脚３
ｂが半径方向外向きに拡開され、スクリューグロメット
３がパネルに確実に保持される。
成したスクリューグロメット３をパネルの孔に挿入す
る。この時、スクリューグロメットの広幅脚３ａの外面
に形成した仮止め用係止爪３ｃがパネルに係合して、仮
止めが行われる。次いで、カバー８、９の係合部１０に
形成したスクリュー孔１０ｄと、クランプ１の取付部２
ａに形成したスクリュー孔２ｂに通してスクリューグロ
メット３にタップスクリュー（図示せず）をねじ込む。
この操作により、スクリューグロメット３の広幅脚３ａ
及び狭幅脚３ｂの内面にねじが形成され、タップスクリ
ューはスクリューグロメットと確実に係合する。同時
に、スクリューグロメット３の広幅脚３ａ及び狭幅脚３
ｂが半径方向外向きに拡開され、スクリューグロメット
３がパネルに確実に保持される。
【００１５】スクリューグロメットにタップスクリュー
をねじ込む取り付け構造により、クリープで取り付けが
緩む恐れはなくなる。しかし、タップスクリューの使用
は本発明にとって必須ではない。また、スクリューグロ
メットは、スクリューの挿入により半径方向に膨らませ
ることができる袋状の脚部を備える形式でもよい。この
袋状の脚部を備えたスクリューグロメットを使用する
と、水密性を得ることができる。また、スクリューグロ
メットはクランプと一体である必要はなく、クランプと
別体に構成して、カバー及びクランプとともにスクリュ
ーのねじ込みでパネルに取り付けられる構造にする変更
も本発明の範囲に含まれる。
をねじ込む取り付け構造により、クリープで取り付けが
緩む恐れはなくなる。しかし、タップスクリューの使用
は本発明にとって必須ではない。また、スクリューグロ
メットは、スクリューの挿入により半径方向に膨らませ
ることができる袋状の脚部を備える形式でもよい。この
袋状の脚部を備えたスクリューグロメットを使用する
と、水密性を得ることができる。また、スクリューグロ
メットはクランプと一体である必要はなく、クランプと
別体に構成して、カバー及びクランプとともにスクリュ
ーのねじ込みでパネルに取り付けられる構造にする変更
も本発明の範囲に含まれる。
【００１６】本発明においては、クランプとスクリュー
グロメット、及びカバーはすべて合成樹脂の成形により
形成される。
グロメット、及びカバーはすべて合成樹脂の成形により
形成される。
【００１７】
【効果】 以上述べたように、本発明においては、クラ
ンプがスクリューグロメットによりパネルに取り付けら
れ、該クランプにクランプカバーが取り付けられる構造
であるので、パネルにナットを予め溶接する必要がな
い。また、取り付けに金属ステーを使用する必要もな
い。したがって、部品点数を少なくでき、取り付け作業
が簡単で、軽量である。
ンプがスクリューグロメットによりパネルに取り付けら
れ、該クランプにクランプカバーが取り付けられる構造
であるので、パネルにナットを予め溶接する必要がな
い。また、取り付けに金属ステーを使用する必要もな
い。したがって、部品点数を少なくでき、取り付け作業
が簡単で、軽量である。
【図１】 本発明の一実施例によるクランプ装置に使用
されるクランプの平面図である。
されるクランプの平面図である。
【図２】 図１に示すクランプの側面図である。
【図３】 図１に示すクランプの背面図である。
【図４】 図１の線Ａ−Ａにおける断面図である。
【図５】 図１の線Ｂ−Ｂにおける断面図である。
【図６】 本発明の実施例によるクランプ装置に使用さ
れるフロントカバーの平面図である。
れるフロントカバーの平面図である。
【図７】 図６に示すフロントカバーの側面図である。
【図８】 図６の線Ｃ−Ｃにおける断面図である。
【図９】 図６の線Ｄ−Ｄにおける断面図である。
【図１０】図６の線Ｅ−Ｅにおける断面図である。
【図１１】本発明の実施例によるクランプ装置に使用さ
れるリヤカバーの平面図である。
れるリヤカバーの平面図である。
１・・・・クランプ、 ２・・・・本体部、 ２ａ・・・・取付部、 ３・・スクリューグロメット、 ４・・・・部品保持部、 ６・・・・凹溝、 ６ｂ・・・・弾性保持爪、 ７・・・・係止用フック、 ８・・・・フロントカバー、 ９・・・・リヤカバー、 １０・・・・係合部、 １１・・・・カバー側部品保持部。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−79453（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−73388（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−14082（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16L 3/22 F16L 3/223
Claims (5)
- 【請求項１】 パネルに取り付けるための取付部と長尺
部品を保持するための部品保持部とが一体に形成された
クランプと、 パネルに形成した孔に挿入される脚部を有し前記クラン
プの前記取付部をパネルに取り付けるためのスクリュー
グロメットと、 前記部品及び前記クランプを車体に取り付けた状態で前
記クランプの外側及び該クランプに保持された部品を覆
うように前記クランプに取付られるクランプカバーとを
備え、 前記クランプの前記取付部と前記スクリューグロメット
にスクリューを挿入して前記スクリューグロメットの前
記脚部を半径方向外向きに拡開して前記クランプをパネ
ルに固定するようになった長尺部品取付用クランプ装置
であって、 前記クランプカバーには、前記クランプの前記部品保持
部と同形状の長尺部品を保持するためのカバー側部品保
持部が少なくとも１つ形成された ことを特徴とするクラ
ンプ装置。 - 【請求項２】 パネルに取り付けるための取付部と長尺
部品を保持するための部品保持部とが一体に形成された
クランプと、 パネルに形成した孔に挿入される脚部を有し前記クラン
プの前記取付部をパネルに取り付けるためのスクリュー
グロメットと、 前記部品及び前記クランプを車体に取り付けた状態で前
記クランプの外側及び該クランプに保持された部品を覆
うように前記クランプに取付られるクランプカバーとを
備え、 前記クランプの前記取付部と前記スクリューグロメット
にスクリューを挿入して前記スクリューグロメットの前
記脚部を半径方向外向きに拡開して前記クランプをパネ
ルに固定するようになった長尺部品取付用クランプ装置
であって、 前記クランプには、一端側に前記取付部が、他端側に前
記部品保持部が形成され、前記取付部とは反対側の前記
部品保持部の端部の外面に前記カバーに係合する係合フ
ックが形成され、前記カバーの幅方向片側には該フック
に係合する係合部が形成され、前記カバーの幅方向反対
側はスクリューにより前記クランプとともに前記パネル
に取り付けられるようになった ことを特徴とするクラン
プ装置。 - 【請求項３】 請求項１又は２に記載したクランプ装置
であって、前記クランプと前記スクリューグロメットと
が一体に形成されたクランプ装置。 - 【請求項４】 請求項２に記載したクランプ装置であっ
て、前記クランプカバーには、前記クランプの前記部品
保持部と同形状の長尺部品を保持するためのカバー側部
品保持部が少なくとも１つ形成されたクランプ装置。 - 【請求項５】 一端側にパネルに取り付けるための取付
部が形成され他端側に長尺部品を保持するための部品保
持部が形成された一体構造のクランプと、 パネルに形成した孔に挿入される脚部を有し前記クラン
プの前記取付部に一体に形成されたスクリューグロメッ
トと、 前記部品及び前記クランプを車体に取り付けた状態で前
記クランプの外側及び該クランプに保持された部品を覆
うように配置されるクランプカバーと、 を備え、 前記部品保持部は、複数の長尺部品を並列に保持するた
めの並列に形成された複数の凹溝を一面に有し、前記ス
クリューグロメットは前記凹溝が形成された前記一面側
に突出するように形成され、 前記クランプの前記取付部から前記スクリューグロメッ
トにスクリューを挿入して前記スクリューグロメットの
前記脚部を半径方向外向きに拡開して前記クランプをパ
ネルに固定するようになっており、 前記クランプカバーには前記クランプの前記部品保持部
と同じ形状のカバー側部品保持部が少なくとも１個所に
形成され、少なくとも２個の前記クランプが長尺部品の
長手方向に間隔を持った位置に取り付けられ、前記カバ
ー側部品保持部は前記クランプのない個所に位置させら
れるようになっており、 前記クランプは、前記部品保持部の背後位置で前記クラ
ンプカバーに係合し、前記クランプカバーは前記クラン
プの前記取付部に対応する位置で該取付部に重ねて配置
され、前記スクリューによりパネルに固定されるように
なったことを特徴とする長尺部品取付用クランプ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08804795A JP3267832B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 長尺部品取付用クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08804795A JP3267832B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 長尺部品取付用クランプ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08285142A JPH08285142A (ja) | 1996-11-01 |
| JP3267832B2 true JP3267832B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=13931925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08804795A Expired - Fee Related JP3267832B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 長尺部品取付用クランプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3267832B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002213652A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Usui Internatl Ind Co Ltd | 配管の振動吸収用保持具 |
-
1995
- 1995-04-13 JP JP08804795A patent/JP3267832B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08285142A (ja) | 1996-11-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5799907A (en) | Pipe straps | |
| US4638965A (en) | Universal bracket assembly | |
| US4664469A (en) | Grounding strap | |
| US20030020279A1 (en) | Exhaust system clamp assembly and associated method | |
| US4518138A (en) | Fastening device | |
| US5669589A (en) | Pipe and cable clamp with base part and receiving strap | |
| US4591229A (en) | Grounding strap | |
| JP3267832B2 (ja) | 長尺部品取付用クランプ装置 | |
| JP3380012B2 (ja) | 長尺体支持具 | |
| JP3197135B2 (ja) | スタッド固定具 | |
| JPH0236806B2 (ja) | ||
| JPH0353046Y2 (ja) | ||
| JPH07222333A (ja) | 線管類固定用クリップ | |
| CN216813175U (zh) | 管夹组件以及车辆 | |
| JPH09231851A (ja) | グロメット | |
| JP2926011B2 (ja) | 配管取付け具 | |
| JPH0629134Y2 (ja) | ラジエータグリル取付構造 | |
| JPH0519662Y2 (ja) | ||
| JP2909404B2 (ja) | 配管類用締付け固定具 | |
| JP3148524B2 (ja) | スタッド固定具 | |
| JP2935175B2 (ja) | ケーブルラック用底板 | |
| JP3485218B2 (ja) | ワイヤーハーネス用グロメット | |
| JPH067259Y2 (ja) | 配管、配線取付金具 | |
| JPH0810034Y2 (ja) | ラヂエータグリルの取付構造 | |
| JPH0716891Y2 (ja) | クランプ構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |