JP3267540B2 - 繊維クッション体の成形方法及び熱風成形装置 - Google Patents

繊維クッション体の成形方法及び熱風成形装置

Info

Publication number
JP3267540B2
JP3267540B2 JP29475897A JP29475897A JP3267540B2 JP 3267540 B2 JP3267540 B2 JP 3267540B2 JP 29475897 A JP29475897 A JP 29475897A JP 29475897 A JP29475897 A JP 29475897A JP 3267540 B2 JP3267540 B2 JP 3267540B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot air
housing
lower molds
molded
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29475897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11131398A (ja
Inventor
晃 桑原
Original Assignee
ジョンソン コントロールズ オートモーティブ システムズ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジョンソン コントロールズ オートモーティブ システムズ株式会社 filed Critical ジョンソン コントロールズ オートモーティブ システムズ株式会社
Priority to JP29475897A priority Critical patent/JP3267540B2/ja
Publication of JPH11131398A publication Critical patent/JPH11131398A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3267540B2 publication Critical patent/JP3267540B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用座席や事務
用椅子、あるいはヘッドレストやアームレスト等の緩衝
ないしはクッション材として有用な繊維クッション体の
成形方法及び熱風成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3はこの種の繊維クッション体例を示
している。この繊維クッション体50は、メイン部50
aの両側に位置する上下部50b,50cが立ち上が
り、メイン部50aの内側にフレームが配置される。原
料の繊維系原材料は高融点素材に低融点素材を混合した
ものである。低融点素材は、例えば、リサイクル性に優
れた熱可塑性のものであり、繊維間ないしは繊維同士の
バインダーとして機能する。
【0003】図4はその成形に使用された熱風成形装置
の主要部である成形型例を示している。この成形型60
は、上下型61,62の型締め状態で形成される型成形
部63に加熱送風手段を介して熱風を通過しながら熱処
理する構造である。そのため、上下型61,62は、型
成形部63を形成している気体透過性の型成形部分61
A,62Aと、各型成形部分61A,62Aの外側にそ
れぞれ設けられている空洞部64,65とを有し、上型
61が下型62内に型締めされる。また、下型62に
は、前記加熱送風手段を介して圧送されてくる熱風を空
洞部65内に導入する入口66が設けられている。上型
61には、空洞部65から型成形部63を通って空洞部
64内に達した熱風を排気する出口67が設けられてい
る。この出口67から排気された熱風は、前記加熱送風
手段に導かれ再び定温度に加温されて入口66へ送られ
循環される。
【0004】そして、繊維クッション体50を成形する
場合は、下型62の型成形部分62A内に繊維系原材料
を配置した後、上型61を下型62に収容するように移
動して繊維系原材料の圧縮を伴って型締めする。その状
態から、型成形部63内の繊維系原材料は、前記した熱
風が空洞部65から型成形部63を介して空洞部64へ
所定時間通過されるのに伴って低融点素材を溶融して繊
維間ないしは繊維同士を結合し、その後、冷却されると
型成形部63に応じた形状に保形される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した成形方法で
は、繊維系原材料として、例えば、開繊されて綿状のも
のを適宜な大きさに切り込んで、計量された必要量を下
型62の型成形部分62A内に配置して、型締めにより
圧縮した状態から熱処理するものである。このような、
成形方法にあっては、加熱不足や過剰が部分的に起こる
と品質に直接することから、型成形部63内にセットさ
れている繊維系原材料の全体が均一に熱処理されること
を前提としている。そして、設計上は、熱風が型内に均
等に流れるよう型形態等に細心の注意がなされると共
に、加熱送風手段の加熱能率や送風圧等にも配慮されて
いる。しかし、実際上は型成形部63の容積が比較的大
きくなったり、複雑な形状になるほど温度差が生じ易
い。典型例としては、下型62の型成形部分62Aと上
型61の型成形部分61Aとの温度差である。この温度
差は、型成形部63の容積等によっても異なるが、例え
ば、座席用の繊維クッション体程度の大きさになると約
10〜30℃に達することもある。このように、型成形
部63の温度差が大きくなると、成形の進行度合いが不
均一になるばかりでなく、過剰な溶融や溶融不足等を部
分的に生じて所定の品質を維持できなくなる。
【0006】本発明は以上のような背景に鑑みなされた
ものである。その目的は、型成形部内の温度をより均一
化できるようにして、成形品の品質と信頼性を更に向上
できるようにした繊維クッション体の成形方法及び熱風
成形装置を実現することある。更に他の目的は、以下に
説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明方法は、図1から図3に例示される如く、型成形
部分2A,3Aが気体透過性に形成されている上下型
2,3を用いて、上下型2,3で形成される型成形部4
内に保形用低融点素材と高融点素材の混合された繊維系
原材料を配置した後、上下型2,3を型締めし、上下型
2,3の外側から型成形部4内に熱風を通過しつつ、前
記繊維系原材料を加熱成形する繊維クッション体の成形
方法において、前記上下型2,3をハウジング5に回転
可能に内蔵し、前記熱風をハウジング5の上側又は下側
の何れか一方に設けられた入口9から圧送し、型成形部
4内を通して前記他方に設けられた出口10に向かう熱
風流路をハウジング5内に形成して、該熱風流路内で上
下型2,3を回転しながら熱処理するよう構成したもの
である。
【0008】また、本発明装置は、上下型2,3が型成
形部2A,3Aを気体透過性にそれぞれ形成しており、
型成形部4内に低融点素材と高融点素材の混合された繊
維系原材料を配置し、加熱送風手段17,16により型
成形部4の一方側から型成形部4内を通って他方側へ熱
風を通過しつつ、前記繊維系原材料を熱成形する繊維ク
ッション体用の熱風成形装置1において、上下型2,3
により内部を上下に区分し、かつ上下型2,3を回転可
能に配置しているハウジング5と、上下型2,3を回転
するモータ14等の回動手段13と、ハウジング5の下
側に設けられた入口9及び上側に設けられた出口10と
を少なくとも備え、加熱送風手段17,16から入口9
を通じてハウジング5内に圧送される熱風により、出口
10に向かう一方向の熱風流路をハウジング5内に形成
し、該熱風流路内で上下型2,3を回転しながら熱処理
可能にした構成である。
【0009】以上の本発明方法は、この種の熱風成形に
おいて、型成形部4内の温度差を極力形成しない手法と
してハウジング5内に一方向の熱風流路を形成し、その
熱風流路内で上下型2,3を回転させることにより、上
下型2,3が座席用の繊維クッション体程度の大きさに
なる場合にも、各型成形部分2A,3A間に生じる温度
差を緩和し、全体がより均一に加温されるようにしたも
のである。この構造では、上下型2,3を構成している
各型成形部分2A,3Aが熱風流路内で回転されて、熱
風流路の上流又は導入側と下流又は排出側とに交互に位
置移動することから、図4の如く各型成形部分が位置的
に固定されている従来構造と比較して、加熱度合いが局
部的に片寄る虞を構造的に解消し、型成形部4の内部の
繊維系原材料をより均一に熱処理することが可能にな
る。
【0010】装置構造的には、従来構造に対し、上下型
2,3を回転可能に支持する機構と、回動手段13等を
必要とするが、何れも公知手段を利用できることから、
機器類に要する経費増も少なく、上下型2,3自体の形
状を専用ハウジング5を用いることで単純化することも
可能となる。
【0011】本発明の繊維系原材料としては、例えば、
ポリエステル系等の低融点繊維と、反発性・圧縮耐久性
に優れたポリエステル系ポリマー等の高融点繊維とを混
合したものである。要は、低融点素材(繊維等)だけを
溶融可能な温度にて熱処理して、その低融点素材をバイ
ンダーとして繊維間ないしは繊維同士を結合し、成形型
の成形部形状に対応した成形体形状に保形できるもので
あればよい。この場合、低融点素材と高融点繊維は、融
点差が大きいほど成形効率的に好ましいが、通常、40
度以上であればクッション物性的に充足される。混合形
態的には、低融点素材と高融点繊維とを所定の混率で混
綿するが、この場合、熱接着性を持つ捲縮繊維等の芯鞘
型や偏芯鞘型を用いることが優クッション構造体を得る
上で好ましい。型詰め形態としては、例えば、低融点繊
維と高融点繊維とを混綿した後、カード等により開繊さ
れたウェブを適宜な大きさに切り込んだもの、又は低融
点繊維と高融点繊維とを混綿した後、カーディング作用
を与えると共に所定の厚さに重ねてウェブ積層体を形成
しそれを適宜な大きさに切り込んだもの等が用いられ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる形
態は、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲を制約するものではない。
【0013】図1は本発明を適用した熱風成形装置例を
示す要部の概略構成断面図であり、図3に示した繊維ク
ッション体50を成形するために用いられたものであ
る。図1において、熱風成形装置1は、上下型2,3
と、上下型2,3を回転可能に内蔵しているハウジング
5と、上下型2,3を所定の速度で回転させる回動手段
13と、加熱送風手段17などにより構成されている。
【0014】上下型2,3は、型成形部分2A,3Aが
主体となり、型締め状態で型成形部分2A,3Aの間に
型成形部4を区画形成する。型成形部4は繊維クッショ
ン体50に対応している。このうち、上型2は、外周部
を除いて型成形部分2Aつまり上型成形面を構成し、そ
こが気体透過性(パンチングメタル構成)に形成され、
多数の透孔2aが規則正しく設けられている。下型3
は、上開口した容器状をなしており、容器状の開口周囲
部を除いた部分が型成形部分3Aつまり下型成形面を構
成し、そこが気体透過性(パンチングメタル構成)に形
成され、多数の透孔2aが同様に設けられている。容器
状の両側には、立ち上がり基部外面に取付部3b,3c
が設けられ、各取付部3b,3cに対し後述するシャフ
ト13A,13Bの対応端部が固定されるようになって
いる。なお、以上の上下型2,3は、下型3に上型2を
型締めした状態において、両外周部分が従来と同様に固
定具により拘束される。この固定具は符号B1,B2にて
模式的に示している。
【0015】ハウジング5は、本体部6及び開閉蓋7か
らなり、上下型2,3を水平方向に余裕を持つて配置可
能な大きさとなっている。本体部6には下側部に入口9
が設けられてると共に、開閉蓋7には略中央部に出口1
0が設けられている。本体部6の内部には、下型3が前
記したシャフト13A,13Bを介して略中間に位置
し、水平方向に配置されている。シャフト13Aの自由
端側は、本体部6の対応側部に設けられた軸受け8Aを
通じて外部へ突出されている。シャフト13Bの自由端
側は、本体部6の対応側部に設けられた軸受け8Bに支
持されている。そして、本体部6は、両内側に仕切板1
1A,11Bを取り付けることにより、下型3及び各仕
切板11A,11Bを介在した状態で、内部空間を上下
の空洞部5A,5Bに区分している。なお、各仕切板1
1A,11Bは下型3の回転を損なわないよう設けら
れ、図1の前後に延びている。
【0016】回動手段13はモータ14及び減速ギア列
15等から構成されている。減速ギア列15は、図では
模式的に示しているが、モータ14の駆動軸側とシャフ
ト13Aの自由端側との間に大小のギアを介在すること
により、モータ14の回転を減速してシャフト13Aに
伝達するものである。この構造自体は、下型3を低速回
転可能であればよく、公知のギア機構が必要に応じて適
用されるものである。他の構造としては、回動手段13
をハウジング5の本体部6内に配置する等して、モータ
14の駆動力を、シャフト13Aの回転と共に、後述す
る加熱送風手段17の構成要素であるファン機構16の
回転を兼用できるようにしてもよい。
【0017】これに対し、加熱送風手段17は、従来と
同様のものを用いることができ、図1に例示される如
く、成形温度まで加熱する不図示の加熱機構と、ファン
機構16等からなり、熱風を配管18aを通じて入口9
から空洞部5Bへ圧送するものである。通常は、出口1
0に対し配管18bを介して接続されており、出口10
から排気された熱風を再び加熱機構により定温度まで加
温して、それをファン機構16等を通じて入口9に循環
する方式となっている。再循環に際し、熱風から不純物
を除く濾過部材等を有している。また、加熱機構を停止
させると常温の冷風を循環できることは勿論である。
【0018】次に、以上の熱風成形装置を用いる場合の
成形方法の要領を詳述する。なお、使用される繊維系原
材料は、例えば、低融点繊維素材と高融点繊維素材とを
混綿したものである。型詰め形態としては、混綿した状
態から、所定厚さのウェブ積層体に重ねたものを、適当
な大きさにカットしたもの、又は、混綿されて開繊され
た綿状ウェブを適当な大きさにカットしたものである。
【0019】型セット作業では、先ず、開閉蓋7及び上
型2が移動機構により取り除かれて、下型3内に上記し
た繊維系原材料が型詰めセットされる。その後、上型2
を型締めする。この操作では、上型2が下型3の上部内
に移動しつつ所定の押圧力を伴って配置される。そし
て、上下型2,3は固定具B1,B2にて着脱可能に固定
される。なお、このような操作において、下型3はシャ
フト13Aを介して減速ギア列15で動きを拘束されて
いるが、必要に応じて空洞部5B等に仮保持手段を設け
ておき、繊維系原材料のセット及び上型2の型締めが完
了するまでその仮保持手段により保持してもよい。更
に、各シャフト13A,13Bに対し下型3を着脱方式
により連結して、繊維系原材料のセット及び型締めがな
された状態から、本体部6内に入れシャフト13A,1
3Bに連結するようにしてもよいものである。
【0020】以上の型締め状態から、加熱送風手段17
が作動される。加熱機構が作動されると、ファン機構1
6はその加熱された気体を入口9から空洞部5B内に圧
送する。空洞部5Bに圧送された熱風は、所定圧に達す
ると、型成形部4内に透孔3aを通じて侵入し、繊維系
原材料内を上に向けて通過しつつ、繊維系原材料を熱処
理する。繊維系原材料を通過した熱風は、透孔2aを通
じて上型2から空洞部5Aに達し、出口10から排出さ
れる。そして、通常はハウジング5の内部にそのような
一方向の熱風通路が形成された後、モータ14が動作さ
れる。すると、上下型2,3は、モータ14の駆動軸,
減速ギア列15,シャフト13Aを通じて一体的に回転
され、図1と図2に示す如く各空洞部5A,5Bに対し
順次に逆転されながら、前記熱風通路を横切る。同時
に、熱風は透孔2a,3aを通じて型成形部4内に吸排
気される。なお、上下型2,3の回転時期は加熱送風手
段17の作動と同時に行ってよい。
【0021】以上の熱処理が所定時間行われると、繊維
系原材料を構成している低融点素材が次第に溶融して繊
維間ないしは繊維同士を結合し、型成形部4に応じた一
体ものの繊維クッション体50が成形される。その後、
加熱機構の作動を停止し、ファン機構16を介して常温
の冷風を同様に循環して、繊維クッション体50を冷却
する。これにより、繊維クッション体50は、その形状
が保形されるので開閉蓋7が移動されると共に上型7も
取り除かれ、脱型される。
【0022】このような、熱処理構造は次のような加熱
作用を有効に利用するものである。第1に、ハウジング
5に形成された熱風流路内で上下型2,3を回転し、型
成形部分2A,3Aを各空洞部5A,5Bを順次に位置
移動していることから、従来の如く座席用の繊維クッシ
ョン体程度の大きであっても、全体が均一に加熱され、
局部的に温度差が形成されるのを効率的に防ぐことがで
きる。第2に、上下型2,3の回転速度は比較的低速に
設定されるが、最適な回転速度を選定することにより、
型成形部4内に入り込んだ熱風の蓄熱作用も得られるこ
とである。これは、透孔2a,3aを通じて型成形部4
内に侵入した熱風が再び透孔2a,3aから排出される
軌跡を想定すると、従来の如く上下型が固定されている
構造ではその熱風の移動軌跡が熱風通路の風圧等により
おおよそ決まることに対し、上下型2,3が回転してい
る構造では型成形部4内から排出しようとする熱風部分
が新たに侵入する熱風部分によりその排出力を減衰ない
しは弱めるべく作用されるからである。
【0023】したがって、この熱風成形装置1を用いた
場合は、従来加熱不足となり易かった上型2の型成形部
分2A側を下型3と同程度に効率的に加熱し、繊維系原
材料の局部的な熱過剰や不足を防いで、熱処理の均一性
を確保し、熱成形的に極めて良好なものとなる。これに
より、成形される繊維クッション体50は、従来成形品
に対し局部的な過剰な溶融や溶融不足がなく、品質的に
より安定している。また、上記した蓄熱作用を制御する
ことにより成形時間の短縮化も可能となる。
【0024】なお、以上の形態は本発明の基本例であ
り、例えば、ハウジング1内に上下型2,3を保持する
構造、回動手段13や加熱送風手段17の具体的構造等
については上下型2,3の具体的な大きさ及び量産規模
等に応じて、公知の技術を適用して種々変形されるもの
である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
熱風流路内で上下型を回転させて、型成形部分に生じ易
い温度差を緩和し、全体がより均一に加熱されるように
したことから、型成形部分が位置的に固定されている従
来構造に対し、加熱度合いが片寄る虞がなく成形品の品
質と信頼性をより向上できる。また、型成形部に吸排気
される熱風の蓄熱作用も期待できることから、熱処理時
間を短縮して成形効率も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱風成形装置例を示す要部の概略
構成断面図である。
【図2】前記熱風成形装置の作動例を示す図である。
【図3】本発明対象の繊維クッション体例を示す断面図
である。
【図4】従来の熱風成形装置のうち、成形型例を示す概
略構成断面図である。
【符号の説明】
2…上型、3…下型、2A…下型の型成形部分 3A…上型の型成形部分、4…型成形部 5…ハウジング、5A,5B…空洞部 9…入口、10…出口、13…回動手段 16…ファン機構、17…加熱送風手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−192952(JP,A) 特開 平2−95838(JP,A) 特開 平6−294061(JP,A) 特開 平4−311410(JP,A) 特開 平5−280689(JP,A) 特開 平6−141957(JP,A) 特開 平9−85759(JP,A) 特開 平9−84973(JP,A) 特開 昭56−37373(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D04H 1/00 - 18/00 B27N 1/00 - 9/00 B68G 1/00 - 15/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型成形部分が気体透過性に形成されてい
    る上下型を用いて、前記上下型で形成される型成形部内
    に保形用低融点素材と高融点素材の混合された繊維系原
    材料を配置した後、前記上下型を型締めし、前記上下型
    の外側から型成形部内に熱風を通過しつつ、前記繊維系
    原材料を加熱成形する繊維クッション体の成形方法にお
    いて、 前記上下型をハウジングに回転可能に内蔵し、前記熱風
    を前記ハウジングの上側又は下側の何れか一方に設けら
    れた入口から圧送し、前記型成形部内を通して前記他方
    に設けられた出口に向かう熱風流路を前記ハウジング内
    に形成して、該熱風流路内で前記上下型を回転しながら
    加熱処理する、ことを特徴とする繊維クッション体の成
    形方法。
  2. 【請求項2】 上下型が型成形部を気体透過性にそれぞ
    れ形成しており、前記型成形部内に低融点素材と高融点
    素材の混合された繊維系原材料を配置し、加熱送風手段
    により前記型成形部の一方側から型成形部内を通って他
    方側へ熱風を通過しつつ、前記繊維系原材料を熱成形す
    る繊維クッション体用の熱風成形装置において、 前記上下型により内部を上下に区分し、かつ前記上下型
    を回転可能に配置しているハウジングと、前記上下型を
    回転するモータ等の回動手段と、前記ハウジングの下側
    に設けられた入口及び上側に設けられた出口とを少なく
    とも備え、 前記加熱送風手段から前記入口を通じて前記ハウジング
    内に圧送される熱風により、前記出口に向かう一方向の
    熱風流路を前記ハウジング内に形成し、該熱風流路内で
    前記上下型を回転しながら熱処理可能にした、繊維クッ
    ション体用の熱風成形装置。
JP29475897A 1997-10-28 1997-10-28 繊維クッション体の成形方法及び熱風成形装置 Expired - Fee Related JP3267540B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29475897A JP3267540B2 (ja) 1997-10-28 1997-10-28 繊維クッション体の成形方法及び熱風成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29475897A JP3267540B2 (ja) 1997-10-28 1997-10-28 繊維クッション体の成形方法及び熱風成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11131398A JPH11131398A (ja) 1999-05-18
JP3267540B2 true JP3267540B2 (ja) 2002-03-18

Family

ID=17811929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29475897A Expired - Fee Related JP3267540B2 (ja) 1997-10-28 1997-10-28 繊維クッション体の成形方法及び熱風成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3267540B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106079389B (zh) * 2016-06-20 2019-08-09 上海航天精密机械研究所 树脂类板材多点热成形装置与方法
SE540754C2 (en) 2016-11-30 2018-10-30 Ikea Supply Ag Molding of fiber blanks into three-dimensional fiber block

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11131398A (ja) 1999-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2244731C (en) Fiber aggregate molding method
US4609519A (en) Processes for making molded composite panels
US7698817B2 (en) Methods of forming vehicle interior components which include a decoupler layer
US6656400B2 (en) Method for producing a pleatable filter material from a nonwoven fabric
US20070007695A1 (en) Method and device for producing three-dimensional molded parts and corresponding molded part
PT941441E (pt) Metodo e aparelho para fabricar preformas de material em fio de fibra de vidro
JP3267540B2 (ja) 繊維クッション体の成形方法及び熱風成形装置
US20060208379A1 (en) Rotary apparatus for forming decouplers for vehicle interior components
US4812284A (en) Process for heat treatment of nonwovens
CA2121513A1 (en) Thermoformable nonwoven fabric
FI86537C (fi) Anordning foer framstaellning av formkroppar.
JPH11192635A (ja) 防音材の製造方法
US6461561B1 (en) Slush molding process
JPH11131397A (ja) 繊維クッション体の成形方法及びそれに用いられる熱風成形型
JP3521810B2 (ja) 繊維クッション体の成形方法、並びに繊維クッション体および繊維クッション体を用いた車両用シート
FI90651B (fi) Menetelmä ja laite kaasua läpäisevän kappaleen valmistamiseksi kaasua läpäisevässä muotissa
JPH0649760A (ja) ラップの熱接着による立体的形状の成形方法及びその装置
JP3637761B2 (ja) シートカバーの製造方法
JPH11123756A (ja) 熱風成形型及びそれを用いた繊維クッション体の成形方法
JPH11147230A (ja) 座席用繊維クッション体の成形方法
JPH11123757A (ja) 繊維クッション体の成形方法
JPH11152665A (ja) 繊維クッション体用の熱風成形型
JPH11147229A (ja) 座席用繊維クッション体およびその製造方法
US20030221330A1 (en) Plastic granule dryer system
CN109382939B (zh) 汽车内饰件成型机的转筒式成型装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees