JP3266864B2 - バンド - Google Patents
バンドInfo
- Publication number
- JP3266864B2 JP3266864B2 JP37031098A JP37031098A JP3266864B2 JP 3266864 B2 JP3266864 B2 JP 3266864B2 JP 37031098 A JP37031098 A JP 37031098A JP 37031098 A JP37031098 A JP 37031098A JP 3266864 B2 JP3266864 B2 JP 3266864B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- engaging
- engagement
- portions
- slide guide
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Buckles (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、端部に係合溝を
有するバンド（またはベルト）の構造に関し、特に、時
計バンド、ズボンまたはスカート用バンド、鞄または靴
用のバンドとして用いられるバンドの構造に関するもの
である。
有するバンド（またはベルト）の構造に関し、特に、時
計バンド、ズボンまたはスカート用バンド、鞄または靴
用のバンドとして用いられるバンドの構造に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】腕部、脚部、胴部等に、時計、腕輪、パ
ソコン等の携帯情報端末、血圧計、ズボンまたはスカー
ト等を被着する場合、通常、バンドによりその周囲長が
調整されて着脱される。
ソコン等の携帯情報端末、血圧計、ズボンまたはスカー
ト等を被着する場合、通常、バンドによりその周囲長が
調整されて着脱される。
【０００３】しかしながら、上記バンドの着脱作業を片
手で行うのは容易ではなく、特に、視認が難しい後背部
や、夜間または暗い場所におけるバンドの調整作業は極
めて困難である。
手で行うのは容易ではなく、特に、視認が難しい後背部
や、夜間または暗い場所におけるバンドの調整作業は極
めて困難である。
【０００４】また、時計バンドにあっては、バンドの中
間部に中留金具を設けて、これを爪や指先で操作するこ
とにより片手でバンドの装着、取り外しを行うことも行
われている。
間部に中留金具を設けて、これを爪や指先で操作するこ
とにより片手でバンドの装着、取り外しを行うことも行
われている。
【０００５】しかしながら、中留金具による着脱作業は
爪の短い人や力の弱い人にとっては操作に困難性を伴う
と共に、これを改善しようとすると、中留金具の構造が
複雑化するという問題点を有している。
爪の短い人や力の弱い人にとっては操作に困難性を伴う
と共に、これを改善しようとすると、中留金具の構造が
複雑化するという問題点を有している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、着脱作業が
迅速、容易かつ確実で、簡易な構造のバンドを提供する
ことを目的としたものである。
迅速、容易かつ確実で、簡易な構造のバンドを提供する
ことを目的としたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端部に係合
凸部を有し、他端部に係合凹部を有するバンドの該両端
部をスライドさせることにより周囲長を調節し、前記両
係合部の係合により環状に接続されるバンドにおいて、
前記係合凸部が前記係合凹部に係止した状態では、他端
部は一端部に対して進出自在であるが、後退不能とさ
れ、前記両端部の各外表面に、該両端部を片手の指先で
引き寄せることのできる一対の掛止部を設けてなること
を特徴とするものである。
凸部を有し、他端部に係合凹部を有するバンドの該両端
部をスライドさせることにより周囲長を調節し、前記両
係合部の係合により環状に接続されるバンドにおいて、
前記係合凸部が前記係合凹部に係止した状態では、他端
部は一端部に対して進出自在であるが、後退不能とさ
れ、前記両端部の各外表面に、該両端部を片手の指先で
引き寄せることのできる一対の掛止部を設けてなること
を特徴とするものである。
【０００８】前記掛止部は、バンドの外表面に設けた突
起であることが好ましい。前記掛止部の一方は、前記両
係合部のいずれかに沿って設けたスライドガイドである
ことが好ましい。前記掛止部は、バンドの外表面から内
表面に至る貫通孔であることが好ましい。
起であることが好ましい。前記掛止部の一方は、前記両
係合部のいずれかに沿って設けたスライドガイドである
ことが好ましい。前記掛止部は、バンドの外表面から内
表面に至る貫通孔であることが好ましい。
【０００９】
【作用】前記一対の掛止部に片手の指先を掛けて引き寄
せれば、バンドの両端部がスライドして、バンドの周囲
長を短く調節することができる。この状態では、両係合
部は係止されてバンドが緩むことはない。他方、両係合
部の係止を解除すれば、他端部は一端部に対して後退
し、バンドは自然に緩まる。
せれば、バンドの両端部がスライドして、バンドの周囲
長を短く調節することができる。この状態では、両係合
部は係止されてバンドが緩むことはない。他方、両係合
部の係止を解除すれば、他端部は一端部に対して後退
し、バンドは自然に緩まる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るバンドの最良
の実施形態を、時計バンドの実施形態を例にとり、図面
に基づいて説明する。
の実施形態を、時計バンドの実施形態を例にとり、図面
に基づいて説明する。
【００１１】図１（ａ）は、バンド１０の端部係合状態
を示す斜視図であり、図１（ｂ）は、その周方向におけ
る縦断側面図である。なお、以下の説明の便宜上、両端
部のうち、係合凸部を有する部を一端部１２Ａと称し、
係合凹部を有する部を他端部１２Ｂと称す。
を示す斜視図であり、図１（ｂ）は、その周方向におけ
る縦断側面図である。なお、以下の説明の便宜上、両端
部のうち、係合凸部を有する部を一端部１２Ａと称し、
係合凹部を有する部を他端部１２Ｂと称す。
【００１２】一端部１２Ａには、他端部１２Ｂの挿入を
容易にし且つこれを抑止するために、一部をループ状と
したスライドガイド１４が設けられており、スライドガ
イド１４の止輪１５の内側には、図１（ｂ）に示すよう
に、爪状の係合凸部１６Ａが形成されている。
容易にし且つこれを抑止するために、一部をループ状と
したスライドガイド１４が設けられており、スライドガ
イド１４の止輪１５の内側には、図１（ｂ）に示すよう
に、爪状の係合凸部１６Ａが形成されている。
【００１３】一方、他端部１２Ｂの外表面には、断面が
鋸歯状の係合凹部１６Ｂが形成されている。而して、こ
の実施形態の係合形式は両端部１２Ａ、１２Ｂをスライ
ドさせて両係合部１６Ａ、１６Ｂを係合させ、バンド１
０を着用者の最適な長さに調整して、環状に接続するも
のであり、爪状の係合凸部１６Ａが断面鋸歯状の係合凹
部１６Ｂに係止した状態では、他端部１２Ｂは一端部１
２Ａに対して進出自在であるが、後退不能となってい
る。
鋸歯状の係合凹部１６Ｂが形成されている。而して、こ
の実施形態の係合形式は両端部１２Ａ、１２Ｂをスライ
ドさせて両係合部１６Ａ、１６Ｂを係合させ、バンド１
０を着用者の最適な長さに調整して、環状に接続するも
のであり、爪状の係合凸部１６Ａが断面鋸歯状の係合凹
部１６Ｂに係止した状態では、他端部１２Ｂは一端部１
２Ａに対して進出自在であるが、後退不能となってい
る。
【００１４】他端部１２Ｂには、係合凹部１６Ｂの後方
外表面に、掛止部２０Ｂが突設されている。掛止部２０
Ｂは、指先で撮むことができる程度の大きさと形状を有
していれば十分である。従って、図示した半円状の他、
円柱状、角柱状の突起とすることができる。また、図２
（ａ）に示すような、バンド１０の外表面から内表面に
至る貫通孔２２としてもよいし、図２（ｂ）に示すよう
な、ピン２３によって軸支されたヒンジ２４としてもよ
い。
外表面に、掛止部２０Ｂが突設されている。掛止部２０
Ｂは、指先で撮むことができる程度の大きさと形状を有
していれば十分である。従って、図示した半円状の他、
円柱状、角柱状の突起とすることができる。また、図２
（ａ）に示すような、バンド１０の外表面から内表面に
至る貫通孔２２としてもよいし、図２（ｂ）に示すよう
な、ピン２３によって軸支されたヒンジ２４としてもよ
い。
【００１５】他方、本実施形態における一端部１２Ａ側
については、スライドガイド１４の止輪１５が一端部１
２Ａの外表面から僅かに立設して形成されていることか
ら、スライドガイド１４を一端部１２Ａの掛止部２０Ａ
として兼用することができる。しかしながら、本発明に
おいてスライドガイド１４は必ずしも必須のものではな
く、スライドガイド１４のような掛止部２０Ａの兼用物
が備わってないバンド１０にあっては、一端部１２Ａに
も独立した掛止部２０Ａを設けることが必要となる。
については、スライドガイド１４の止輪１５が一端部１
２Ａの外表面から僅かに立設して形成されていることか
ら、スライドガイド１４を一端部１２Ａの掛止部２０Ａ
として兼用することができる。しかしながら、本発明に
おいてスライドガイド１４は必ずしも必須のものではな
く、スライドガイド１４のような掛止部２０Ａの兼用物
が備わってないバンド１０にあっては、一端部１２Ａに
も独立した掛止部２０Ａを設けることが必要となる。
【００１６】また、図２（ｃ）に示すように、一端部１
２Ａがスライドガイド１４を備えている場合であって
も、一端部１２Ａに掛止部２０Ａとしての突起２６を設
けてもよい。なお、バンド１０は塩化ビニル、ポリエチ
レン、その他の可撓性の合成樹脂や、硬質ゴムにて製造
される。その際、バンド１０は被着される腕部、脚部、
胴部等に沿った曲面に予め成形しておくことが好まし
い。
２Ａがスライドガイド１４を備えている場合であって
も、一端部１２Ａに掛止部２０Ａとしての突起２６を設
けてもよい。なお、バンド１０は塩化ビニル、ポリエチ
レン、その他の可撓性の合成樹脂や、硬質ゴムにて製造
される。その際、バンド１０は被着される腕部、脚部、
胴部等に沿った曲面に予め成形しておくことが好まし
い。
【００１７】本実施形態のバンド１０は以上のように構
成されているので、掛止部２０Ａとしての止輪１５と掛
止部２０Ｂとに片手の指先を掛けて引き寄せれば、両係
合部１６Ａ、１６Ｂが擦り合いながら、スライドガイド
１４内を他端部１２Ｂが進出してゆき、バンド１０の周
囲長を短く調節することができる。この状態では、他端
部１２Ｂを一端部１２Ａから分離する方向に引いても、
両係合部１６Ａ、１６Ｂが噛み合っているので動くこと
はない。
成されているので、掛止部２０Ａとしての止輪１５と掛
止部２０Ｂとに片手の指先を掛けて引き寄せれば、両係
合部１６Ａ、１６Ｂが擦り合いながら、スライドガイド
１４内を他端部１２Ｂが進出してゆき、バンド１０の周
囲長を短く調節することができる。この状態では、他端
部１２Ｂを一端部１２Ａから分離する方向に引いても、
両係合部１６Ａ、１６Ｂが噛み合っているので動くこと
はない。
【００１８】他方、両係合部１６Ａ、１６Ｂの係合を解
除して、他端部１２Ｂを一端部１２Ａから引き抜くに
は、スライドガイド１４の側部（特に、止輪１５の位
置）を指にて外側から圧縮して、止輪１５を外側（図１
（ａ）、（ｂ）において上側）に撓ませればよい。この
とき、図１（ｃ）に示すように、両係合部１６Ａ、１６
Ｂの噛み合いが解除される結果、他端部１２Ｂは一端部
１２Ａに対して後退し、バンド１０は自然に緩まる。
除して、他端部１２Ｂを一端部１２Ａから引き抜くに
は、スライドガイド１４の側部（特に、止輪１５の位
置）を指にて外側から圧縮して、止輪１５を外側（図１
（ａ）、（ｂ）において上側）に撓ませればよい。この
とき、図１（ｃ）に示すように、両係合部１６Ａ、１６
Ｂの噛み合いが解除される結果、他端部１２Ｂは一端部
１２Ａに対して後退し、バンド１０は自然に緩まる。
【００１９】なお、本発明に係るバンドには、バンド１
０の両端部における係合形式に格別の制約がない。従っ
て、上記実施形態以外にも、係合部の係止状態において
バンド１０の他端部１２Ｂが一端部１２Ａに対して一方
向のスライドのみが許容されたバンドについて、前記一
対の掛止部２０Ａ、２０Ｂを設けることにより、本発明
を適用することができる。
０の両端部における係合形式に格別の制約がない。従っ
て、上記実施形態以外にも、係合部の係止状態において
バンド１０の他端部１２Ｂが一端部１２Ａに対して一方
向のスライドのみが許容されたバンドについて、前記一
対の掛止部２０Ａ、２０Ｂを設けることにより、本発明
を適用することができる。
【００２０】
【発明の効果】本発明のバンドによれば、バンドのサイ
ズ調整を着装状態において片手の指先だけで行うことが
できる。従って、バンドを迅速、容易かつ確実に着脱す
ることができる。また、バンドの構造が極めて簡易であ
ることから、製造コストも廉価であり、バンドの重量が
増加することもない。
ズ調整を着装状態において片手の指先だけで行うことが
できる。従って、バンドを迅速、容易かつ確実に着脱す
ることができる。また、バンドの構造が極めて簡易であ
ることから、製造コストも廉価であり、バンドの重量が
増加することもない。
【図１】図１（ａ）は、本発明のバンドの端部係合状態
を示す斜視図であり、図１（ｂ）は、その周方向におけ
る縦断側面図である。図１（ｃ）は、係合が解除された
状態における縦断側面図である。
を示す斜視図であり、図１（ｂ）は、その周方向におけ
る縦断側面図である。図１（ｃ）は、係合が解除された
状態における縦断側面図である。
【図２】バンドの端部断面図である。
１０ バンド １２Ａ、１２Ｂ バンドの一端部、他端部 １４ スライドガイド １５ 止輪 １６Ａ、１６Ｂ 係合凸部、係合凹部 ２０Ａ、２０Ｂ 掛止部 ２２ 貫通孔 ２６ 突起
Claims (4)
- 【請求項１】 一端部に係合凸部を有し、他端部に係合
凹部を有するバンドの該両端部をスライドさせることに
より周囲長を調節し、前記両係合部の係合により環状に
接続されるバンドにおいて、前記係合凸部が前記係合凹
部に係止した状態では、他端部は一端部に対して進出自
在であるが、後退不能とされ、前記両端部の各外表面
に、該両端部を片手の指先で引き寄せることのできる一
対の掛止部を設けてなることを特徴とするバンド。 - 【請求項２】 前記掛止部がバンドの外表面に設けた突
起である請求項１記載のバンド。 - 【請求項３】 前記掛止部の一方が、前記両係合部のい
ずれかに沿って設けたスライドガイドである請求項１記
載のバンド。 - 【請求項４】 前記掛止部がバンドの外表面から内表面
に至る貫通孔である請求項１記載のバンド。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37031098A JP3266864B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | バンド |
| CA002329298A CA2329298C (en) | 1998-04-23 | 1999-04-15 | Buckle and band with this buckle |
| US09/673,382 US6457210B1 (en) | 1998-04-23 | 1999-04-15 | Buckle and band with this buckle |
| CNB998053767A CN1154416C (zh) | 1998-04-23 | 1999-04-15 | 带有带扣的带子及其带扣 |
| DE69942504T DE69942504D1 (de) | 1998-04-23 | 1999-04-15 | Schnalle |
| AT99916051T ATE471088T1 (de) | 1998-04-23 | 1999-04-15 | Schnalle |
| KR10-2000-7011704A KR100480669B1 (ko) | 1998-04-23 | 1999-04-15 | 버클 부착 밴드 및 그 버클 |
| PCT/JP1999/002010 WO1999053792A1 (fr) | 1998-04-23 | 1999-04-15 | Boucle et bande equipee de cette boucle |
| AU34433/99A AU764639B2 (en) | 1998-04-23 | 1999-04-15 | Buckle and band with this buckle |
| EP99916051A EP1074195B1 (en) | 1998-04-23 | 1999-04-15 | Buckle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37031098A JP3266864B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | バンド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000199117A JP2000199117A (ja) | 2000-07-18 |
| JP3266864B2 true JP3266864B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=18496587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP37031098A Expired - Lifetime JP3266864B2 (ja) | 1998-04-23 | 1998-12-25 | バンド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3266864B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3276603B2 (ja) * | 1998-04-23 | 2002-04-22 | ビルマテル株式会社 | ヘッドバンド |
| JP2002253312A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-10 | Seiko Epson Corp | バンド構造並びにこれを備えた携帯時計及び携帯型電子機器 |
| CN103690336A (zh) * | 2014-01-04 | 2014-04-02 | 周玉梅 | 一种用于站立训练床的扣具 |
| KR101573906B1 (ko) * | 2014-07-15 | 2015-12-02 | 이수진 | 길이 조절이 간편한 가방용 버클 |
| JP7140406B2 (ja) * | 2019-11-12 | 2022-09-21 | 株式会社源兵衛 | 収集具 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP37031098A patent/JP3266864B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000199117A (ja) | 2000-07-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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