JP3264878B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油汚れや石鹸かす
汚れに対して優れた洗浄力を有し、かつ基材に対する損
傷性が低い、特に台所まわり用及び浴室用洗浄剤として
好適な液体洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
洗浄剤は、浴室、台所、床等の処理対象に応じた異なる
汚れを除去するため、それぞれに適した組成のものが用
いられている。例えば、台所まわり用洗浄剤としては、
熱、日光、空気中の酸素等の作用により変質した油汚れ
を除去するため、界面活性剤、溶剤及びアルカリ剤等を
含む洗浄剤が用いられている。また、浴室用の洗浄剤と
しては、金属石鹸、特に脂肪酸のカルシウム塩の汚れを
除去するため、界面活性剤、溶剤、金属イオン封鎖剤等
を含む洗浄剤が用いられている。かかる洗浄剤に含まれ
る溶剤としては、アルキレングリコールアルキルエーテ
ル系溶剤が汎用されているが、広範な洗浄対象に対する
洗浄力としては充分に満足できるものではない。
【0003】また、洗浄剤に対しては、洗浄力のみなら
ず、洗浄対象となる基材を損傷しないことも求められて
いる。例えば、洗浄剤に配合する溶剤によっては、最近
各種構造物の素材として多用されるようになってきたA
BS樹脂等のスチレン系樹脂からなる基材又はスチレン
系樹脂と金属、ガラス等の他の材料を併用した基材を洗
浄した場合、それらを損傷するおそれもある。
【0004】そこで本発明は、各種基材、特にスチレン
系樹脂に代表されるようなプラスチック基材に対する基
材損傷性を示さず、かつ各種汚れ、特に変性油汚れや石
鹸かす汚れに対して高い洗浄力を発揮できる液体洗浄剤
組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明者らは、先に、用
途ごとに洗浄剤を使い分ける煩雑さを解消するため、広
範な用途への適用を可能とする洗浄剤として、特定範囲
のグリセリルエーテル系溶剤を配合した硬質表面用洗浄
剤組成物を提案している(特開平7−3289号公
報)。この洗浄剤組成物は、台所まわりを初めとし、浴
室、トイレまわり、塗装面、壁、床、テーブル、窓、
鏡、食器等の汚れに対して高い洗浄力を発揮するもので
ある。本発明者らは、素材の多様化に対応するため、特
開平7−3289号公報に記載の洗浄剤組成物を基礎と
して研究を重ねた結果、前記組成物で用いているグリセ
リルエーテルに替えて、特定の組み合わせのグリセリル
エーテル混合物を配合することにより得られる組成物
が、洗浄力を低下させることなく、さらにスチレン系樹
脂に対する基材損傷性を示さないという新規かつ特有な
効果を奏することを見出し、本発明を完成したものであ
る。
【0006】即ち本発明は、(a)下記一般式(I): R−OCH2CH(OH)CH2OH (I) [式中、Rは炭素数1〜11のアルキル基又はアルケニ
ル基を示す。]で表されるグリセリルエーテルのアルキ
ル基の炭素数が異なるもの及び構造異性体から選ばれる
2種以上のグリセリルエーテル混合物 0.1〜50重
量%、(b)界面活性剤 0.01〜30重量%、
(c)ビルダー又はアルカリ剤 0.01〜30重量%
及び水を含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物を
提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いる(a)成分のグリ
セリルエーテル混合物としては、(i)一般式(I)で
表されるグリセリルエーテルの直鎖のアルキル基又はア
ルケニル基(R)部分の炭素数が異なるものの2種以上
から選ばれる混合物、(ii)一般式(I)で表されるグリ
セリルエーテルの構造異性体から選ばれる2種以上の混
合物又は(iii)これらから選ばれる2種以上の混合物を
挙げることができる。グリセリルエーテルの混合比は、
例えば2種のグリセリルエーテルの場合、好ましくは
1:9〜9:1であり、特に好ましくは2:8〜8:2
であり、さらに好ましくは3:7〜7:3である。
【0008】(i)の例としては、Rが炭素数1〜11、
好ましくは炭素数3〜8、特に好ましくは炭素数4〜6
の直鎖アルキル基であるグリセリルエーテルから選ばれ
る2種以上の組み合わせが好ましい。(ii)の例として
は、R部分がn−、イソ−、sec−、tert−等の炭素数
に応じて存在する構造異性体である2種以上のグリセリ
ルエーテルの組み合わせを挙げることができ、それらの
中でも、R部分がイソ/n−、イソ/sec又はn/secで
あるグリセリルエーテルの組み合わせが好ましく、特に
イソ/sec又はn/secであるグリセリルエーテルの組み
合わせが好ましい。(iii)の例としては、(i)のグリセリ
ルエーテルと(ii)のグリセリルエーテルとの組み合わせ
が好ましい。
【0009】この(a)成分のグリセリルエーテルは、
例えば、Rに相当するアルコールと1−クロロ−2,3
−エポキシプロパンとを、ルイス酸触媒の存在下、エー
テル化反応により縮合し、加水分解によりエポキシ環を
開環する方法により得ることができる。
【0010】(a)成分の含有量は、充分な洗浄力を付
与し、水系における安定性を向上させるため、液体洗浄
剤組成物中において、0.1〜50重量%であり、好ま
しくは0.5〜30重量%であり、特に好ましくは1〜
20重量%である。
【0011】本発明で用いる(b)成分の界面活性剤と
しては、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤又は
両性界面活性剤を挙げることができ、これらは1種又は
2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0012】陰イオン界面活性剤としては特に限定され
ないが、下記のものを挙げることができる。
【0013】(1)直鎖又は分岐鎖アルキル基を有する
アルキルベンゼンスルホン酸塩類であって、アルキル基
の平均炭素数が8〜18のもの。
【0014】(2)ポリオキシアルキレン基を有する陰
イオン界面活性剤であって、ポリオキシアルキレンエー
テル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル
硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテ
ル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルアリールエ
ーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンモノ−又はジアル
キルエーテルリン酸塩、ポリオキシアルキレンモノ−又
はジアルケニルエーテルリン酸塩、ポリオキシアルキレ
ンモノ−又はジフェニルエーテルリン酸塩、ポリオキシ
アルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシ
アルキレンアルケニルエーテルカルボン酸塩、ポリオキ
シアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシアル
キレンアルケニルエーテル酢酸塩、ポリオキシアルキレ
ンアルキルアミドエーテルカルボン酸塩、ポリオキシア
ルキレンアルケニルアミドエーテルカルボン酸塩等。
【0015】これらの陰イオン界面活性剤におけるアル
キル基又はアルケニル基としては、炭素数4〜26のも
のが好ましく、炭素数8〜24のものが特に好ましい。
また、これらのアルキル基又はアルケニル基は直鎖でも
分岐鎖でもよい。また、上記陰イオン界面活性剤におけ
るポリオキシアルキレン基としては、ポリオキシエチレ
ン基、ポリオキシプロピレン基、ポリオキシブチレン基
を挙げることができるが、ポリオキシエチレン基、ポリ
オキシプロピレン基が好ましい。また、ポリオキシアル
キレン基の付加モル数は、好ましくは1〜20であり、
特に好ましくは1〜10である。さらに、上記陰イオン
界面活性剤における塩としては、ナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のア
ルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、モノ−、ジ−又は
トリエタノールアミン等のアルカノールアミン等を挙げ
ることができる。
【0016】(3)アルキル又はアルケニル硫酸塩であ
って、アルキル基又はアルケニル基の平均炭素数が8〜
20のもの。
【0017】(4)オレフィンスルホン酸塩類であっ
て、平均10〜20の炭素原子を有するもの。
【0018】(5)アルカンスルホン酸塩類であって、
平均10〜20の炭素原子を有するもの。
【0019】(6)飽和又は不飽和脂肪酸塩類であっ
て、平均10〜24の炭素原子を有するもの。
【0020】(7)下記の一般式(II)で表されるα−
スルホ脂肪酸塩類又はα−スルホ脂肪酸エステル類。
【0021】
【化1】
【0022】[式中、Yは炭素数1〜3のアルキル基又
は対イオンを示し、Zは対イオンを示し、R1は炭素数
10〜20のアルキル基又はアルケニル基を示す。]こ
こで陰イオン界面活性剤の対イオンとしては、ナトリウ
ム、カリウム等のアルカリ金属イオン等を挙げることが
できる。
【0023】(8)一般式(III)で表されるジフェニ
ルエーテルジスルホン酸型陰イオン界面活性剤。
【0024】
【化2】
【0025】[式中、R2、R3は、炭素数6〜22の直
鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基又
は水素原子を示し(ただし、R2、R3は両方が水素原子
となることはない)、M及びM’は、水素原子、アルカ
リ金属、アンモニウム基又はアルカノール置換アンモニ
ウム基を示す]。
【0026】陰イオン界面活性剤としては上記したもの
の中でも、洗浄力及び洗浄後の仕上がり性の面から、
(1)、(2)、(3)、(6)及び(8)が好まし
い。また、(2)の中でも、ポリオキシアルキレンアル
キルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニル
エーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル酢酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル酢
酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルアミドエーテルカ
ルボン酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルアミドエ
ーテルカルボン酸塩が特に好ましい。ここで、ポリオキ
シアルキレンアルキルアミドエーテルカルボン酸塩及び
ポリオキシアルキレンアルケニルアミドエーテルカルボ
ン酸塩としては、下記の一般式(IV)で表されるアミドエ
ーテルカルボン酸塩を挙げることができる。
【0027】
【化3】
【0028】[式中、R4は、炭素数5〜21の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、x及びy
は、それぞれ1≦x+y≦20を満足する0〜20の平
均重合度を示し、Aは(C24O)k(C36O)jCH2
COOM、(C24O)k(C36O)jCH2CH2
H、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、k
及びjは、それぞれ0≦k+j≦20を満足する0〜2
0の平均重合度を示し、M及びM’は、アルカリ金属、
アルカリ土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置
換アンモニウム基を示す。] また、上記のアミドエーテルカルボン酸塩には、製造中
間体である、一般式(IV)に−CH2COOMが付加して
いない化合物が若干量混入している場合があるが、この
ような混合物を使用してもよい。
【0029】さらに好ましい陰イオン界面活性剤の例と
しては、ポリオキシエチレン(EO=1〜10)C824
アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン(EO=
1〜10)C824アルキルエーテル酢酸塩、ポリオキ
シエチレン(EO=1〜10)C824アルキルアミドエ
ーテルカルボン酸塩を挙げることができる。
【0030】非イオン性界面活性剤としては特に限定さ
れないが、ポリオキシエチレンアルキル又はアルケニル
エーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル類、ポリオキシプロピレンアルキル又はアルケニル
エーテル類、ポリオキシブチレンアルキル又はアルケニ
ルエーテル類、アルキレンオキシド付加アルキル基又は
アルケニル基含有非イオン性界面活性剤混合物、蔗糖脂
肪酸エステル類、脂肪族アルカノールアミド類、脂肪酸
グリセリンモノエステル類、アミンオキサイド類、酸化
エチレン縮合型界面活性剤及びアルキルグリコシド類の
中から選ばれる1種又は2種以上が好ましい。かかる非
イオン性界面活性剤をさらに具体的に示すと以下の
(1)〜(11)を挙げることができる。
【0031】(1)ポリオキシエチレンアルキル又はア
ルケニルエーテル類であって、アルキル基又はアルケニ
ル基の平均炭素数が10〜20であり、エチレンオキサ
イド付加モル数が平均で1〜30モルであるもの。
【0032】(2)ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル類であって、アルキル基の平均炭素数が6〜
12であり、エチレンオキサイド付加モル数が平均で1
〜25モルであるもの。
【0033】(3)ポリオキシプロピレンアルキル又は
アルケニルエーテル類であって、アルキル基又はアルケ
ニル基の平均炭素数が10〜20であり、プロピレンオ
キサイド付加モル数が平均で1〜20モルであるもの。
【0034】(4)ポリオキシブチレンアルキル又はア
ルケニルエーテル類であって、アルキル基又はアルケニ
ル基の平均炭素数が10〜20であり、ブチレンオキサ
イド付加モル数が平均で1〜20モルであるもの。
【0035】(5)アルキル基又はアルケニル基を有
し、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイド(モル
比: 0.1/9.9 〜 9.9/0.1 )又はエチレンオキサイド
とブチレンオキサイド(モル比: 0.1/9.9 〜9.9 /0.
1 )が付加されてなる非イオン性界面活性剤混合物であ
って、アルキル基又はアルケニル基の平均炭素数が10
〜20であり、1分子当たりのアルキレンオキサイド付
加モル数が平均で1〜30モルであるもの。
【0036】(6)下記の一般式(V)で表される高級脂
肪酸アルカノールアミド類又はそのアルキレンオキサイ
ド付加物。
【0037】
【化4】
【0038】〔式中、R5は炭素数10〜20のアルキ
ル基又はアルケニル基を示し、R6、R7は同一又は異な
る水素原子又はCH3を示し、p は1〜3の数、q は0
〜3の数を示す〕。
【0039】(7)蔗糖脂肪酸エステル類であって、脂
肪酸部分の平均炭素数が10〜20であるもの。
【0040】(8)脂肪酸グリセリンモノエステル類で
あって、脂肪酸部分の平均炭素数が10〜20であるも
の。
【0041】(9)アミンオキサイド類。例えば炭素数
1〜24の直鎖又は分岐鎖アルキル基又はアルケニル基
を有するアルキル又はアルケニルアミンオキサイドを挙
げることができる。より好ましいアミンオキサイドとし
ては、下記の一般式(VI)で表されるアルキルアミンオキ
サイドを挙げることができる。
【0042】
【化5】
【0043】[式中、R8は炭素数8〜24のアルキル基
又はアルケニル基を示し、R9及びR10は同一又は異な
る炭素数1〜3のアルキル基を示し、Dは−NHC(=
O)−基又は−C(=O)NH−基を示し、Eは炭素数
1〜5のアルキレン基を示し、a及びbはa=0かつb
=0又はa=1かつb=1を示す。] 上記一般式(VI)において、R8は炭素数8〜24のアル
キル基又はアルケニル基であるが、特に炭素数12〜1
8のアルキル基が好ましい。R9、R10は炭素数1〜3
のアルキル基であるが、特に炭素数1のメチル基が好ま
しい。
【0044】(10)酸化エチレン及び酸化プロピレンを
縮合して得られる「プルロニック」(旭電化(株))の
商品名の非イオン界面活性剤。
【0045】(11)アルキル多糖類。例えば、下記の一般
式(VII)で表されるアルキル多糖類。 R11(OR12)xy (VII) 〔式中、R11は、直鎖又は分岐鎖の総炭素数8〜18の
アルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基を示
し、R12 は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは
炭素数5〜6を有する還元糖に由来する残基を示し、x
(平均値)は0〜5を示し、y(平均値)は1〜5を示
す〕。
【0046】式中のxはその平均値が0〜5であるが、
この値を変えることにより、洗浄剤組成物の水溶性及び
結晶性を調整できる。つまり、xの値が大きいもの程、
水溶性が高くなり、かつ結晶性が低くなる傾向にある。
好ましいxの値は0〜2であり、特に好ましくは0であ
る。
【0047】式中のyは、その平均値が1より大きい場
合、つまり2糖類以上の糖鎖を親水性基とする場合、糖
鎖の結合様式が1−2、1−3、1−4、1−6結合の
もの、さらにα−、β−ピラノシド結合又はフラノシド
結合及びこれらの混合された結合様式を有する任意の混
合物を含むことが可能である。また、一般式(VII)中のy
の平均値は1〜5、好ましくは1〜1.5、より好ま
しくは1.1〜1.4である。なお、yの測定値はプロ
トンNMR法によるものである。
【0048】式中のR11は、溶解性及び洗浄性の点から
炭素数10〜14のアルキル基が好ましい。R12 は、
水溶性の点から炭素数2〜3のアルキレン基が好まし
い。
【0049】式中のGは単糖類若しくは2糖類以上の原
料によってその構造が決定されるが、このGの原料とし
ては、単糖類ではグルコース、フルクトース、ガラクト
ース、キシロース、マンノース、リキソース、アラビノ
ース及びこれらの混合物等を挙げることができ、2糖類
以上ではマルトース、キシロビオース、イソマルトー
ス、セロビオース、ゲンチビオース、ラクトース、スク
ロース、ニゲロース、ツラノース、ラフィノース、ゲン
チアノース、メレジトース及びこれらの混合物等を挙げ
ることができる。これらのうち、好ましい原料は、それ
らの入手容易性及びコストの点から、単糖類ではグルコ
ース及びフルクトースであり、2糖類以上ではマルトー
ス及びスクロースである。これらの中でも特に入手容易
性の点からグルコースが好ましい。
【0050】さらに、次の一般式(XVI):
【0051】
【化6】
【0052】で表されるアルキルメチルグルカミド、ペ
ンタエリスリトール・イソステアリルグリシジルエーテ
ルの1モル付加体、ソルビトール・イソステアリルグリ
シジルエーテルの1モル付加体、マンニトール・2−オ
クチルドデシルグリシジルエーテルの1モル付加体、メ
チルグルコシド・イソステアリルグリシジルエーテルの
1モル付加体、ジグリセリン・イソステアリルグリシジ
ルエーテルの1モル付加体、フィタントリオール等の1
分子中に少なくとも1個の長鎖分岐アルキル基又はアル
ケニル基及び少なくとも3個の水酸基を有する非イオン
性界面活性剤を挙げることができる。
【0053】これらの非イオン界面活性剤の中でも
(1)、(3)、(6)、(9)及び(11)の非イオ
ン界面活性剤が好ましく、(6)、(9)及び(11)の非
イオン界面活性剤が特に好ましい。
【0054】両性界面活性剤としては特に限定されない
が、本発明においては下記の一般式(VIII)、(IX)、(X)
及び(XI)で表されるベタイン類から選ばれる1種又は2
種以上を挙げることができる。
【0055】
【化7】
【0056】[式中、R15は炭素数8〜22の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R16、R
17は同一又は異なって水酸基が置換していてもよい炭素
数1〜5のアルキル基を示し、R18は炭素数7〜21の
直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、
Yは水素原子又は水酸基を示し、r、s、tは1〜3の
数を示し、uは1〜5の数を示し、vは1以上の数を示
し、w、xは、0≦w+x≦4である数を示す]。
【0057】一般式(VIII)中、R15は洗浄力の点で炭素
数8〜18の飽和アルキル基が好ましく、特に炭素数1
0〜16の飽和アルキル基が好ましい。同様の理由で、
16、R17はそれぞれメチル基、エチル基又はヒドロキシ
エチル基が好ましく、rは1が好ましい。
【0058】一般式(IX)中、R15は洗浄力の点で炭素数
8〜18の飽和アルキル基が好ましく、特に炭素数10
〜16の飽和アルキル基が好ましい。同様の理由で、R
16、R17はそれぞれメチル基、エチル基又はヒドロキシ
エチル基が好ましく、sは1が好ましく、tは1が好ま
しい。
【0059】一般式(X)及び(XI)中、R18は洗浄力の点
で炭素数9〜15の飽和アルキル基が好ましい。同様の
理由で、R16、R17はそれぞれメチル基、エチル基又は
ヒドロキシエチル基が好ましく、uは2又は3が好まし
く、vは1が好ましく、wは1が好ましく、xは1が好
ましい。これらの具体例として、アルキルアミドプロピ
ル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、アルキルアミドプ
ロピル−N,N−ジメチル−2−ヒドロキシプロピルス
ルホベタイン、アルキルアミドプロピル−N,N−ジメ
チル−プロピルスルホベタイン等を挙げることができ
る。これらの中でも、洗浄力、起泡力の点で、ラウリン
酸アミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、ミ
リスチン酸アミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタ
イン、コカミドアミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸
ベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリ
ン酸アミドプロピル−N,N−ジメチル−2−ヒドロキ
シプロピルベタイン等が好ましい。
【0060】(b)成分としては、上記したものの中で
も洗浄性の点から非イオン界面活性剤が好ましい。
(b)成分の含有量は、充分な洗浄力を付与し、経済性
を考慮すると、液体洗浄剤組成物中において、0.01
〜30重量%であり、好ましくは0.01〜20重量%
であり、特に好ましくは0.1〜10重量%である。
【0061】本発明で用いる(c)成分としては、ビル
ダー又はアルカリ剤を単独で配合することができるほ
か、両成分を併用することもできる。
【0062】(c)成分のビルダーとしては特に限定さ
れるものではないが、下記に挙げる1種又は2種以上を
用いることができる。
【0063】(1)オルソリン酸、ピロリン酸、トリポ
リリン酸、メタリン酸、ヘキサメタリン酸、フィチン酸
等のリン酸系化合物のアルカリ金属塩又はアルカノール
アミン塩。
【0064】(2)エタン−1,1−ジホスホン酸、エ
タン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒド
ロキシ−1,1−ジホスホン酸及びその誘導体、エタン
ヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−
1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタン
ヒドロキシホスホン酸等のホスホン酸のアルカリ金属塩
又はアルカノールアミン塩。
【0065】(3)2−ホスホノブタン−1,2−ジカ
ルボン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカル
ボン酸、α−メチルホスホノコハク酸等のホスホノカル
ボン酸のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩。
【0066】(4)アスパラギン酸、グルタミン酸、グ
リシン等のアミノ酸のアルカリ金属塩又はアルカノール
アミン塩。
【0067】(5)ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エ
チレンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジア
ミン三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコール
エーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢
酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸等の
アミノポリ酢酸のアルカリ金属塩又はアルカノールアミ
ン塩。
【0068】(6)ジグリコール酸、オキシジコハク
酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳
酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、
グルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキシメ
チル酒石酸等の有機酸のアルカリ金属塩又はアルカノー
ルアミン塩。
【0069】(7)ゼオライトAに代表されるアルミノ
ケイ酸のアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩。
【0070】(8)アミノポリ(メチレンホスホン酸)
及びそのアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩、ポ
リエチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)及び
そのアルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩。
【0071】これらの中でも、クエン酸、リンゴ酸等の
ヒドロキシカルボン酸、ピロリン酸等の縮合リン酸、エ
チレンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジア
ミン三酢酸等のアミノカルボン酸又はこれらのナトリウ
ム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩
もしくはアルカノールアミン塩及びそれらの水溶性塩が
好ましい。
【0072】(c)成分のビルダーの含有量は、洗浄力
の点から、0.01〜30重量%であり、好ましくは
0.1〜20重量%であり、特に好ましくは0.5〜1
0重量%である。
【0073】(c)成分のアルカリ剤としては特に限定
されるものではなく、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化カルシウム等の水酸化物、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリウム等の炭酸塩、ケイ
酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等のケイ酸塩及び下記の
一般式(XII)、(XIII)、(XIV)及び(XV)で表されるアミン
化合物から選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
【0074】
【化8】
【0075】[式中、R20、R23、R25、R27、R29
31、R32は、それぞれ水素原子又は炭素数1〜4のア
ルキル基を示し、R21、R22、R24、R26、R28、R30
は、それぞれ水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又は
炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基を示す]。
【0076】一般式(XII)で表される化合物としては、
アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、N−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチル
−1−プロパノール等を挙げることができる。一般式(X
III)で表される化合物としては、N−(β−アミノエチ
ル)エタノールアミン等を挙げることができる。一般式
(XIV)で表される化合物としては、ジエチレントリアミ
ン等を挙げることができる。一般式(XV)で表される化合
物としては、モルホリン、N−エチルモルホリン等を挙
げることができる。これらの中でもモノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1
−プロパノール、モルホリンが好ましい。
【0077】(c)成分のアルカリ剤の含有量は、洗浄
力の点から、0.01〜30重量%であり、好ましくは
0.1〜20重量%であり、特に好ましくは0.5〜1
0重量%である。
【0078】本発明の液体洗浄剤組成物には、上記成分
以外にも、本発明の目的を損なわない範囲の他の成分を
配合することができる。例えば、エタノール等の低級ア
ルコール、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩等の
低級アルキルベンゼンスルホン酸塩等の低温安定化剤;
3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、
2,5−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、DL−α−トコ
フェロール等の酸化防止剤;香料、色素、防腐剤を挙げ
ることができる。
【0079】本発明の液体洗浄剤組成物においては、上
記各成分とともに水を配合する。水の配合量は、合計で
100重量%となるように調整する量である。また、本
発明の液体洗浄剤組成物は、洗浄力を高めるため、目的
に応じpHを調整できる。
【0080】本発明の液体洗浄剤組成物は、各種洗浄用
途に適用することができるが、特に硬質体用の洗浄剤組
成物として好ましい。ここで「硬質体」とは、平面的で
あるか又は立体的であるかを問わず、一定の形状を保持
しているものを意味するものであり、洗浄処理ができる
ものであれば、硬さの程度は限定されるものではない。
この硬質体としては、プラスチック、ゴム、金属、タイ
ル、レンガ、コンクリート、セメント、ガラス、木等か
らなる床、階段、壁等の固定物のほか、それらからなる
各種器械、器具、道具、家具、食器等の人が接触するも
の全般を挙げることができる。よって、本発明の液体洗
浄剤組成物は、台所まわり用洗浄剤、浴室用洗浄剤、床
用洗浄剤、食器用洗浄剤、全自動洗濯機洗濯槽の洗浄
剤、排水パイプの洗浄剤、台所や洗面所の小物の洗浄剤
等として適用することができる。
【0081】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
【0082】実施例1〜16、比較例1〜12 表1〜4に示す各成分を用い、実施例及び比較例の各液
体洗浄剤組成物を得た。pHは水酸化ナトリウム又は塩
酸で調整した。なお、(a)成分のグリセリルエーテル
は、下記化合物1〜5の混合物を用いた。 化合物1: CH3CH2CH2CH2CH2−OCH2CH(OH)CH
2OH 化合物2: CH3CH(CH3)CH2CH2−OCH2CH(OH)
CH2OH 化合物3 CH3CH2CH(CH3)CH2−OCH2CH(OH)
CH2OH 化合物4: CH3CH2CH2CH2−OCH2CH(OH)CH2OH 化合物5: CH3CH2CH2CH2CH2CH2−OCH2CH(O
H)CH2OH 各液体洗浄剤組成物を用い、下記の方法により、配合安
定性、油汚れ洗浄性、石鹸かす汚れ洗浄性及び基材損傷
性(ABS樹脂損傷性)の各試験を行った。結果を表1
〜4に示す。
【0083】(配合安定性)各成分を配合後、室温にて
3ヶ月間静置した場合の組成物の外観を目視により観察
し、下記の基準で配合安定性を評価した。 ○:相分離・白濁なし ×:相分離又は白濁が生じた。
【0084】(油汚れ洗浄性)天ぷら油10gを鉄板に
均一に塗布し、180℃の温度で30分間焼き付けたの
ち、さらに室温で3ヶ月間放置することにより殆ど乾い
た膜を形成してモデル汚染板とした。液体洗浄剤組成物
約0.5mlを、水平に固定したモデル汚染板に滴下し、
1分間放置した。その後、浮き上がった汚れを脱脂綿で
軽く除去した。この操作を計20回行い、それぞれの洗
浄の程度を目視により観察して下記の基準により評価
し、20回の平均値で表示した。 5:完全な汚れ落ち 4:80%程度の汚れ落ち 3:60%程度の汚れ落ち 2:50%程度の汚れ落ち 1:30%程度の汚れ落ち 0:まったく汚れが落ちない。
【0085】(石鹸かす汚れ洗浄性)3ヶ月、実際に使
用して石鹸かすが固着している洗面器(ポリプロピレン
製)を、評価用の液体洗浄剤組成物を含ませたポリウレ
タン製のスポンジに約500gの荷重をかけて5往復こ
すった。この操作を計20回行い、それぞれの洗浄の程
度を目視により観察して下記の基準により評価し、20
回の平均値で表示した。 5:汚れ落ちが非常に良好 4:汚れ落ちが良好 3:汚れ落ちにムラがある 2:若干汚れが落ちる程度 1:殆ど汚れが落ちない。
【0086】(ABS樹脂損傷性)230×35×2mm
のABS樹脂(三菱モンサント社製)テストピースを用
意した。このテストピースを、直径276mmの塩化ビニ
ル樹脂製パイプの表面形状に合わせて図1に示すように
固定し、図2に示すような歪み(歪み率0.74%)を
生じさせた。なお、この歪み率は、次式:歪み率(%)
=(I−L)×100/L(式中のI及びLの定義は、図2
に示す)から求めた。次に、このように歪みを生じさせ
た、即ち応力をかけたテストピースを、液体洗浄剤組成
物1.7gを含浸させた市販のティッシュペーパー(乾
燥時の重量1g)で10回(1往復が1回)拭いた。そ
の後、20℃、65%RHで24時間放置したのち、テ
ストピース表面の状態を目視により観察し、下記の基準
で損傷性を評価した。 ○:異常なし ×:ひび割れが生じた
【0087】
【表1】
【0088】
【表2】
【0089】
【表3】
【0090】
【表4】
【0091】
【発明の効果】本発明の液体洗浄剤組成物は、溶剤とし
て、一般式(1)で表されるグリセリルエーテルの混合
物を含有している。このため、高い洗浄力を有するとと
もに、スチレン系樹脂に対する損傷性がないという、新
規かつ特有な効果を有している。本発明の液体洗浄剤組
成物は、特に台所まわり用及び浴室用洗浄剤として適し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】基材損傷性試験の方法を説明するための斜視図
である。
【図2】基材損傷性試験の方法を説明するためのABS
樹脂テストピースの断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C11D 7:26 C11D 7:26 7:06) 7:06) (56)参考文献 特開 平6−346092(JP,A) 特開 平7−3289(JP,A) 特開 昭52−101211(JP,A) 特開 昭57−133200(JP,A) 特開 昭52−102211(JP,A) 特開 昭57−119998(JP,A) 特表 平4−506367(JP,A) 特表 平7−500861(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/00 - 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下記一般式(I): R−OCH2CH(OH)CH2OH (I) [式中、Rは炭素数4〜6のアルキル基又はアルケニル
    基を示す。] で表されるグリセリルエーテルのアルキル基の炭素数が
    異なるもの及び構造異性体から選ばれる2種以上のグリ
    セリルエーテル混合物 0.1〜20重量%、 (b)界面活性剤 0.01〜30重量%、 (c)ビルダー又はアルカリ剤 0.01〜30重量%
    及び水を含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 (a)成分の含有量が0.1〜9重量%
    である請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
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