JP3262563B2 - 鋳造キャビティの下注ぎ鋳造法、及びこの方法を実行するときに使用するための鋳造鋳型または鋳型部 - Google Patents

鋳造キャビティの下注ぎ鋳造法、及びこの方法を実行するときに使用するための鋳造鋳型または鋳型部

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JP3262563B2
JP3262563B2 JP54227398A JP54227398A JP3262563B2 JP 3262563 B2 JP3262563 B2 JP 3262563B2 JP 54227398 A JP54227398 A JP 54227398A JP 54227398 A JP54227398 A JP 54227398A JP 3262563 B2 JP3262563 B2 JP 3262563B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/08Features with respect to supply of molten metal, e.g. ingates, circular gates, skim gates
    • B22C9/082Sprues, pouring cups
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は後押湯を伴う底から注湯する鋳造法(下注ぎ
鋳造)に関し、この方法は請求の範囲1の前文に記載さ
れた種類のものである。
背景技術 金属は液体から固体状態に冷えたとき容積の減少、い
わゆる熱収縮を受けることはよう知られている。鋳造鋳
型において、不均一な熱分布が注湯後の鋳型キャビティ
に存在し、この理由のため鋳造品の全ての部分が同時に
凝固せず、これが最後に凝固する鋳造部に早期に凝固し
た鋳造部の収縮を補償するための液体金属の放出を起こ
させ、これが鋳造品の表面に存在する形、または鋳造内
部のキャビティ(巨視的または微視的穴)の形で現れ
る、一般的に“収縮穴”として知られる鋳造欠陥を導
く。これらの鋳造欠陥を避けるために、当業者は一連の
手段を用いており、その中で最も一般的なものは押湯溜
め(feeding reservoirs)、すなわち注湯時に金属で満
たされる鋳型内のキャビティ、の使用であり、このキャ
ビティはキャビティ内の金属が最後に凝固する鋳造部よ
り遅く凝固するような寸法を有しており、比較的大きな
断面積を持つダクトを通して鋳造部に連結されており、
かくして収縮を補償するために鋳造部を液体金属で後押
湯することができる。
このような後押湯溜めは主として二つの形、すなわち
押湯(feeders)または揚り(risers)、すなわちキャ
ビティを鋳造部に連結するダクトから鋳型の上表面まで
導く実質的に円筒状のキャビティとして、または鋳型内
の内部または閉鎖キャビティ、いわゆる後押湯される鋳
造部の直ぐ近くに置かれた“盲押湯”または“収縮ノ
ブ”、の形で、知られている。後者の形式に比べて、前
者は押湯位置における最大の金属静圧、すなわちその上
にある金属柱からの圧力、が連結ダクトを通して押湯金
属を鋳造部中に押すことにより押湯を高度に助けるとい
う利益を与え、これと対照的に後者の形式の圧力は押湯
工程中に減少する。他方、後者の形式は鋳造工程中の金
属のより高い歩留り、すなわち引続いての再溶融(再循
環)のための鋳造工程後の鋳造品から分離される金属の
より少ない量、を通常作り出すという利益を与え、これ
はまた溶融のために用いられるエネルギーを減らす。
鋳型キャビティ自体に連結された揚りまたは“収縮ノ
ブ”が用いられるとき、それらは注湯工程中に冷やされ
た溶湯で従来満たされ、これは下注ぎの場合に特にそう
である。この理由のため、後押湯溜めを構成するこれら
のキャビティは−冷却にもかかわらず−鋳造品が凝固す
るときに後押湯溜め内に液体溶湯がまだ存在することを
確実とするに十分な大きさに作られねばならない。この
結果はある合金を用いるときまたは臨界鋳造品を作ると
き、ほぼ50%の歩留りに止まること、すなわち後押湯及
び堰システムが作られる鋳造品と同じ重量に達するとい
うこととなる。かくして、所望の鋳造品自身のために用
いられる原料に加えて溶融する必要のある原料の量はエ
ネルギー損失を構成し、鋳造工程の費用の増大及び同時
に鋳造設備の高溶融能力の必要性をもたらす。
これらの不都合の幾つかは後押湯手段としてその一端
に後押湯キャビティを含む堰システムを構築し使用する
ことにより避けることができる。この方式で、鋳型キャ
ビティへの溶湯の通路の溶湯により加熱される後押湯溜
めが得られる。最適には、この後押湯溜めは最少可能熱
損失を持つように構成されねばならず、従って湯溜めを
加熱するためにかつその中の溶湯を液体状態に維持する
ようにそれを厚く維持するために最少可能溶湯量が用い
られる。最少可能熱損失は例えば熱単位当たり最少可能
表面積を持つ湯溜めを構築することにより達成される。
更に、熱損失は後押湯工程中に湯溜めを鋳型キャビティ
に密接して置くことにより最少とされる。その総体的結
果はこのような後押湯溜めを熱損失を考慮して鋳型キャ
ビティへの入口の直ぐ上流の堰システムの大きく広がっ
た部分を構成するキャビティとして最適に構築すること
である。しかし、底堰を用いるとき、これは底堰が鋳造
品自身が後押湯がもはや必要でなくなるような程度まで
凝固されるまで凝固溶湯によって塞がれることがないよ
うな態様の形状をして配置されねばならないという不利
を伴う。
DE−36 21 334から注湯のために可動チューブを使
用することは知られている。この後押湯は鋳造キャビテ
ィの頂部に位置した揚りにより供給される。
DE−34 44 941は注湯のために可動チューブを使用
する今一つの可能性を示す。この後押湯は鋳造キャビテ
ィの側面にある後押湯溜めから供給され、前記湯溜めは
堰を経由して底で鋳造キャビティに連結されており、こ
のことは後押湯が底充填入口を通して実行され、そこで
は前記底充填入口が鋳造品自身が後押湯がもはや必要で
なくなるような程度まで凝固されるまで凝固された溶湯
によって塞がれることがないような態様で構築されねば
ならないであろうことを意味する。
発明の開示 この背景の下に、最初に参照した種類の方法を提供す
ることが本発明の目的であり、この方法により、 − 後押湯溜めからの入口が鋳造品自身が追加の後押湯
を必要としない程度に凝固する前に凝固した原料により
塞がれることがない、 − 鋳造工程後に除去される過剰原料が可能な限り最低
水準に保たれる、 − 後押湯溜めを含む、堰システムが鋳型中の最少可能
空間を占める、そして − 後押湯の位置がより自由に選ばれる、 を達成することができる。
この目的は請求の範囲1または2の特徴節に記載され
た方法で進められることにより特徴づけられる、最初に
参照した種類の方法により達成される。
この発明は凝固が−経験及び/または計算に基づき−
最後に起こると予想される場所(それはまた鋳造品の熱
重心と呼ばれる)に近接したダクト流出口を通して後押
湯が起こるとき、鋳造品内の未凝固溶湯と後押湯溜めが
共働して後押湯入口ダクトを開いたまま保持し、底堰シ
ステムを満たすために溶湯を使用し堰システムを加熱状
態に保つ必要がなく、底堰システムを主として流れ状態
と最少原料消費に関して配置し構築することを可能と
し、あまり遅延凝固を考慮する必要がないという利益を
提供するという事実に基づいている。更に、溶湯の柱及
びそれに連結され恐らく適用された圧力が後押湯工程中
に最少摩擦で鋳型キャビティに溶湯を伸押揚することが
できる。
本発明はまたこの発明による方法を実行するときに使
用するための鋳造鋳型または鋳型部に関する。この鋳造
鋳型または鋳型部は請求の範囲の前文に記載された種類
のものであり、この発明によればそれは請求の範囲4の
特徴節に記載された特徴により特徴づけられる。
この方法及び鋳造鋳型または鋳型部の追加の有利な実
施例、その効果−自明なものを越える効果−は本発明の
以下の詳細な部分に説明されており、それぞれ請求の範
囲3,5及び6に切っされている。
図面の簡単な説明 本発明の以下の詳細な部分において、この発明が図面
に関してより詳細に説明されるであろう。図面におい
て、 図1は第一実施例で使用するための堰システムの正面
図であり、 図2は種々の充填度における図1による堰システムの
側面図を示し、 図3は後押湯溜め、網スクリーン及び縦湯口を持つ図
1に示された縦湯口を断面で示す頂面図である。
図4は図3に示された後押湯溜め周りに断熱層を持つ
縦湯口を拡大寸法で断面で示し、 図4aは網スクリーンが縦湯口を取り巻いている縦湯口
の拡大寸法の断面であり、 図4bは網スクリーンが後押湯溜め内に縦湯口を形成し
ている縦湯口の拡大寸法の断面であり、 図5は図1−4の堰システムを用いるときの鋳型を通
る断面で見たところの注湯の例を示し、 図6はこの発明による堰システムを用いることのでき
る、かつこの工程を示す役目をする鋳型列プラントを示
し、 図7は図2と同じ方式で示した、この発明による堰シ
ステムを示し、 図8は図5と類似の方式で注湯の例を示すが、この発
明による別個の後押湯入口を持つものを示し、一方 図9と10は可動チューブを使用することによるこの発
明による注湯の例を示す。
好ましい実施例の説明 図1は受口2、溶湯湯道3、縦湯口4及び入口5から
なる堰システム1を示す。この堰システムにおいては、
溶湯が図では垂直に延びるように示されている縦湯口4
への入口に穏やかな状態で到達するように、溶湯が縦湯
口4中に直接注下されないことを確実とするために溶湯
湯道3は受口の下流に置かれている。それから、溶湯は
縦湯口頂部4aから縦湯口底部4bに流れる。示された実施
例では、縦湯口4は平坦なダクト状の形状をしており、
それは図3及び4から分かるように下向きに収斂してい
る。縦湯口4の平坦ダクト形状は縦湯口4内の流れが乱
流なしに実質的に層流的に起こることを確実とする。
底部4bに向かって下向きに収斂する縦湯口4の形状は
縦湯口4の頂部4a内に、特に溶湯の注入の初期相時に低
圧が発生しないことを確実とする。なぜなら正しく収斂
する形状は底部4bと同じ頂部4aの静圧を確実とするから
である。
直線状または非収斂縦湯口4は溶湯柱から“引き(pu
ll)”を起こし底部4bにおけるより低い頂部4aの圧力を
作り出し、堰システム1を通して反対方向に作用するこ
とのできる鋳型15内の溶湯からの背圧は存在しない。か
くして、この技術の当業者により一般的に知られている
縦湯口4のこの収斂形状により、縦湯口が速度、高さ及
び圧力に関連するベルヌーイの式を考慮して形作られる
とき、縦湯口4を通しての均一な圧力を確実とすること
ができる。
縦湯口4の一側は縦湯口4自体から押湯溜め7を分離
する網スクリーン6の形である。網スクリーン6は溶湯
に対して浸透性があるが、このような浸透に対して抵抗
を提供する。注入の初期相において、均一な圧力が縦湯
口4内に確立されているとき、この圧力はまた押湯溜め
7内に及んでおり、網スクリーン6はそれを通る流れに
対するその抵抗のために、通常のダクト壁の態様で作用
するであろう。この理由から、縦湯口4自体の中を溶湯
は流れ、押湯溜め7中にいかなる有意な量でも浸透しな
い。しかし、押湯溜め7は少なくとも縦湯口4を通って
流れる溶湯からの輻射熱で加熱される。鋳型キャビティ
15内の溶湯が縦湯口底部4b内に徐々に背圧を確立するに
つれ、縦湯口底部内の圧力は上昇し、溶湯を網スクリー
ン6を通して後押湯溜め7中に浸透させ、後押湯溜め内
にゆっくりした充填工程が開始される。これは続くであ
ろうが、網スクリーン6はなお溶湯による浸透に対して
ある抵抗を提供している。この後、鋳型キャビティ15が
頂部まで溶湯で満たされたとき、縦湯口4を通る液体流
は止まり、注湯されている溶湯からの全圧は今や網スク
リーン6を経由して湯溜め7に適用され、それから、湯
溜めは急速に満たされる。
この後、図6にBで示された、注湯場所での注湯は終
わり、もし鋳型が鋳型列の鋳型14であるなら、鋳型は冷
却帯域Cの方へ矢印Aの方向に通過することができる。
冷却帯域Cにおいて、鋳型キャビティ15内で凝固時に
鋳造品は収縮し、堰システム1内の圧力の降下をもたら
し、溶湯が加熱湯溜め7から引き出されて鋳型キャビテ
ィ15内の収縮により作られたキャビティを満たすことと
なる。
図5は図1に示された堰システム1を用いる、入口ダ
クト5aと堰5bを含む底入口を持つ鋳型を示す。溶湯が注
湯装置17から受口2に注湯されるとき、溶湯は堰システ
ム1を経て鋳型キャビティ15に流れ、溶湯は鋳型キャビ
ティを通って上昇するであろう。図5においては、鋳型
キャビティ15は揚り16により上向きに終了しているとこ
ろが示されているが、揚り16は絶対的に必要ではない。
図6に示されるように、鋳型14は造型機10で造られる
ことができ、そこでは材料貯蔵所11からの鋳型砂が造型
空間に送られ、そこで水圧ピストン12上の模型13a,13b
と逆圧板13cのそれぞれが鋳型14を形成するように互い
に押圧され、鋳型はそれから鋳型列の一部を形成するよ
うに水圧ピストン12によって鋳型列中に押し出される。
鋳型は更に注湯場所Bに押され、そこで鋳型キャビティ
は溶湯で満たされる。この後、鋳型14は更に冷却帯域C
に向けて矢印Aの方向に動かされ、そこで溶湯は凝固し
鋳造品は収縮する。
例えば図6に示された造型プラントにおけるこの鋳造
工程中の堰システム1中の工程の推移は図2b−2eを持つ
図2に示されている。これらの内の図2bは注湯の初期相
を示し、ここで堰システムはちょうど満たされたところ
であり、図2cは鋳型内の溶湯から背圧が溶湯を押湯溜め
7中に浸透させるところの状況を示す。鋳型キャビティ
が完全に満たされた結果として液圧注湯サージングが起
こるとき、押湯溜めは図2dに示されるように実質的に完
全に満たされる。この後で鋳造品が収縮するとき、溶湯
は図2eに示されるように押湯溜め7から引かれるであろ
う。
図6に示された種類の造型プラントで鋳型が造られる
とき、押湯溜め7と網スクリーン6は有利には多分断熱
管8で断熱されているプレハブ一体化装置の形で作られ
かつ挿入されることができる。
網スクリーン6は例えば細い繊維状の石英ガラスから
なる材料から作られ、樹脂で結合された四角い穴を持つ
ウェブを形成するように組み立てられるとができるが、
もちろん、網スクリーンは耐熱性の他の材料、例えば通
常のガラス繊維ウェブから製造されてもよい。
浸透性壁は網スクリーン以外の形であってもよく、そ
れは例えば多孔性板、格子、ふるいまたは網等の形、例
えば断熱チューブに穿孔したものであることができる。
押湯溜め7と網スクリーン6が位置するダクトの形状
は、もちろん、図示のものと異なってもよく、それは例
えば網スクリーン6が上側を構成する大体水平な導管ま
たはダクトであることができる。
更に、縦湯口4と押湯溜め7それ自体は示された以外
の形状であってもよいが、流れが少なくとも実質的に層
流でなければならぬこと、及び上述の如くダクトシステ
ム中の低圧を避ける必要があることを考慮すべきであ
る。
図4aは網スクリーン6が縦湯口4を取り囲む実施例を
示す。この配置では、網スクリーン6の一方側は浸透性
壁として機能し、一方その他の残る側はダクトを強化す
る機能をする。この配置では、ダクト4,5,5a及び5bは個
々の装置として挿入されるまたは挿入前に押湯溜め7と
一体化されるプレハブ中空成形体素子の形であることが
でき、またはそれぞれがそれぞれの鋳型14に挿入された
二つの部分から組み立てられることができる。
プレハブダクト4を持つ特に有利な構造は図4bに示さ
れる態様でダクトが押湯溜め7中に挿入されるとき、そ
して湯溜めまたはその一部がダクト壁またはダクト装置
を構成するときに達成されることができる。
この構造は実質的に層流を維持しながら、湯溜め7を
丸い形状を持って構築し、入口/縦湯口4を湯溜めを通
して横断的に延ばさせ、同時に湯溜め7が丸いまたは円
筒形状のために小さな表面積、従って低熱損失を持つよ
うにさせることを可能とする。更に、この場合全てのダ
クト壁が湯溜め7により加熱され、押湯工程中の壁での
凝固が避けられる。
押湯溜め7と網スクリーン6が一体化装置の形で構築
されるとき、この装置は有利にはプレハブで作られ鋳型
14の作成中に挿入されることができる。
更に、押湯溜め7は圧力を維持するための及び/また
は押湯溜め7をまたは押湯溜めが注湯場所を離れるとき
も圧力下に保つための手段を備えることができ、このよ
うな圧力発生手段は例えば国際出願WO 95/18689に示さ
れた方式で設けることができる。
底からの注湯が用いられるとき(下注ぎ鋳造)、押湯
溜め7に対する要求は − 流れ状態への最少可能影響、 − 押湯溜め7及び押湯溜めから鋳型キャビティ15へ導
くダクトシステムが押湯工程が完了する前に溶湯凝固に
より塞がれないように構築されること、 − 収縮が起きる領域に溶湯を配布できること、及び − 後で完成鋳造物品から取り除かれる、押湯溜め7を
含む堰システムの寸法ができるだけ小さいこと、 である。
鋳造品それ自体は熱重心と呼ばれるもの(通常は鋳造
品の中心、すなわち底堰の上、に位置する)を持ち、底
堰自身は鋳型の外側に近接して位置し、すなわち良く冷
却されるので、押湯溜めが堰システム中に位置している
ときには堰システムを構築するときにこれらの関係に影
響を及ぼすことを避けがたい。まず第一に、鋳型キャビ
ティ15中への溶湯の全ての流れは底部をより高温度に加
熱する方に貢献し、かくして鋳造品の熱重心を下向き方
向に移動させる。
しかし、これは不十分である。なぜなら底部冷却が熱
重心を鋳型キャビティ内で上向きに移動させ、そしてこ
の理由のため、底堰システムは熱重心が底堰により近い
ように保たれるような寸法で作られかつ恐らくそのよう
な態様で熱的に絶縁されねばならないからである。この
全てが堰システムをより大きくかつより複雑にする。
本発明によれば、これらの問題は鋳型キャビティの熱
重心に押湯溜め7から鋳型キャビティ15への別個の押湯
ダクトを設けることにより克服される。
この押湯ダクトは鋳型キャビティ内の溶湯の水準が押
湯ダクトの水準に達するまでまたはその後まで押湯溜め
内と鋳型キャビティ内の溶湯間に連結を確立しないよう
に配置される。
図7と8に示された実施例において、これは押湯溜め
7が鋳型キャビティ15の充填と同時に徐々に満たされる
ことにより起こる。図7に示されるように、湯溜め7は
鋳型キャビティ15が満たされる間に徐々に満たされ、押
湯溜め7内の溶湯の水準が押湯ダクト21の水準に達する
と溶湯は押湯ダクトを通して鋳型キャビティ15中に流れ
始めるであろう。
押湯ダクト21及び押湯溜め7は溶湯め底堰5から鋳型
キャビティ15内を上向きに少なくとも押湯ダクト21から
の出口と同じ高さの水準まで進入するまで鋳型キャビテ
ィ15中に流れないように構築され配置される。溶湯が押
湯ダクト21を経由して鋳型キャビティ15中に進入したと
き、押湯ダクトは堰システムの活性要素となり、従って
溶湯は底堰5と押湯ダクト21を経由して鋳型キャビティ
15に供給される。この後、底堰5を経由する溶湯の供給
は厳密には必要ではなく、この理由のためこの堰はただ
底堰としてのその通常の機能を果たすことができるよう
に設けられている。これは底堰5はもしそれがまた押湯
ダクトを構成するとしたものよりかなり小さいものであ
り、恐らく熱絶縁なしであることを意味する。
通常の鋳型充填工程のこの後半部中に、押湯ダクト21
を通って流れた溶湯は押湯ダクトを加熱し、この後、加
熱された押湯ダクト21中の液体溶湯は押湯溜め7内の溶
湯からの圧力を受ける。鋳型キャビティ内の鋳造品の引
き続いての収縮時に、押湯のための溶湯は押湯ダクト21
を経由して鋳型キャビティ15に供給される。
かくして、この配置により押湯目的のために底堰シス
テム自体内に溶湯を液体状態に保つ必要がない。更に、
押湯工程中に溶湯の鋳型キャビティ15内の鋳造品に対す
る熱重心に近接して送出することが可能であり、従って
加熱が容易となる。なぜなら、収縮を受ける鋳造品の部
分がまず熱重心に近接した領域から押湯溶湯を引っ張
り、同時に熱重心は押湯ダクト21を経由して溶湯を供給
されるからである。この工程は押湯溶湯が先に凝固した
溶湯を通過する必要がないので、押湯溶湯に対して摩擦
抵抗を減らし、凝固した溶湯がその完了前の押湯工程を
阻止する危険が避けられる。
かくして、この配置により押湯溜め7及び押湯ダクト
21の下の堰システム内に溶湯を液体状態に保つことが不
必要であり、これが溶湯の形の原料の消費を減らし、底
堰5のあらゆる熱絶縁の省略を含み、鋳型をよりコンパ
クトな態様で構築することを可能とする。更に、底堰を
押湯目的のために自由に保つために大量の溶湯及び/ま
たは断熱により底堰に向けて熱重心を下げる必要がな
い。
押湯ダクト21自身はどのような希望の形状であっても
よく、かつ例えば押湯溜め7の充填を鋳型キャビティ15
の充填に適合させるために傾斜させることもでき、また
は押湯溶湯柱の垂直範囲の一部を構成させることもでき
る。
押湯ダクト21は有利には熱的に絶縁されることがで
き、恐らくプレハブで、例えば押湯溜めと同様の材料で
押湯溜め7と一緒に作られることもでき、上述したとこ
ろのものに対応した態様で挿入されることができる。
図9と10に示された第二実施例において、底堰は溶湯
チューブ23により置き換えられ、この溶湯チューブは注
湯の開始時に注湯入口4を通して導入されており、押湯
ダクト21は鋳型キャビティ15の底へ向けて押湯ダクト2
4,25(これらの内の下方部24は先の例示的実施例の押湯
溜め7からの押湯ダクト21に対応する)によって置き換
えられている。注湯が始まったとき、溶湯はじょうご22
及び注湯チューブ23を通して鋳型キャビティ15の底へ注
湯され、鋳型キャビティ15内の溶湯の水準が上昇すると
同時に、または溶湯が凝固する前に、注湯チューブ23は
鋳型キャビティ15の底からかつ押湯ダクト24,25を通し
て鋳型キャビティから離れるように引き上げられ、この
工程中に押湯ダクトの下方部24(今や押湯溜めを構成し
ている)が満たされる。
注湯チューブ23は注湯中に出会う熱に耐えることので
きる耐熱性材料から作られ、それは有利には層流を確実
とする断面形状を持ち、恐らくまた、もしそれが望まし
いなら、上述の如く下向きに収斂するように構築するこ
とができる。
後者の配置は堰システムに損傷を与える危険なしにま
たは堰システムを増大した圧力に耐えることができる観
点で特別の態様で構築する必要なしに増大した圧力下に
下注ぎ鋳造を実行することを可能とする。
かくして全体として、この発明は材料の節約を、部分
的には注湯のために必要な溶湯に関して、部分的には今
やより小さくすることができる鋳型を作るための造型材
料に関して、達成することを可能とする。更に、押湯が
注湯されている溶湯により予熱された堰システム内の押
湯溜めを経由して起こり、かつ鋳造品の熱重心に近接し
て注入されるとき、押湯がより効果的で確実であるので
完成した鋳造品の品質が改善される。これに加えて、完
成鋳造品の品質は底堰を良好な流れ状態を考えて形作る
ことにより、または底堰を排除して挿入されている注湯
チューブにより良好な流れ状態を確実とさせることによ
り、更に改善される。部品表 A 矢印 B 注湯場所 C 冷却帯域 1 堰システム 2 注湯受口 3 溶湯湯道 4 縦湯口/ダクト/注湯入口 4a 縦湯口頂部 4b 縦湯口底部 5 底堰 5a 入口ダクト 5b 堰 6 網スクリーン 7 押湯溜め 8 断熱チューブ 10 造型機 11 材料貯蔵所 12 水圧ピストン 13a 模型 13b 模型 13c 逆圧板 14 鋳型 15 鋳造キャビティ 16 揚り 17 注湯装置 21 押湯ダクト 22 じょうご 23 注湯チューブ 24 押湯ダクト、下方部 25 押湯ダクト、上方部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−245959(JP,A) 特開 昭59−127966(JP,A) 実公 平4−15390(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22C 9/08 B22D 35/00,37/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底から鋳造キャビティ中へ注湯すること
    (下注ぎ鋳造)により凝固可能な溶融原料から物品を鋳
    造する方法であって、前記方法が冷却時に形成される減
    圧領域が溶湯で押湯される種類のものである方法におい
    て、入口(2)から出口まで下向きに延びた縦湯口
    (4)を含み、前記出口は鋳造キャビティ(15)の底堰
    (5)と連通し、前記縦湯口(4)は流れ制限手段を通
    して押湯溜め(7)に連結され、かつ底堰(5)とは別
    個に押湯溜め(7)からの押湯ダクト(21)が凝固が最
    後に起こると予想される鋳造キャビティ(15)内の前記
    領域の水準と少なくともほぼ同じ水準の鋳造キャビティ
    (15)の側面のある位置まで延びている堰システム
    (1)(図7と8)を設けることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】底から鋳造キャビティ中へ注湯すること
    (下注ぎ鋳造)により凝固可能な溶融原料から物品を鋳
    造する方法であって、前記方法が冷却時に形成される減
    圧領域が溶湯で押湯される種類のものである方法におい
    て、押湯ダクト(25,24)、並びに前記押湯ダクト(25,
    24)を通ってじょうご(22)からその下端にある出口ま
    で延びている注湯チューブ(23)からなる堰システム
    (4,22−25)を設けること、押湯ダクトの下方部(24)
    が凝固が最後に起こると予想される鋳造キャビティ(1
    5)内の前記領域の水準と少なくともほぼ同じ水準の鋳
    造キャビティ(15)の側面のある位置で流出しているこ
    と、注湯チューブ(23)が押湯ダクト(25,24)を通っ
    て押湯ダクトの縦方向に、その最下端が鋳造キャビティ
    (15)の底に近接している注湯位置(図9)と、その最
    下端が鋳造キャビティの側面の前記位置と少なくとも同
    じ水準に位置している押湯位置(図10)との間で移動さ
    せることができること、前記注湯チューブ(23)が注湯
    の少なくとも始めにおいて注湯位置(図9)に保たれ鋳
    造キャビティ(15)が満たされる時点より実質的に遅く
    ない時点で押湯位置(図10)に動かされることを特徴と
    する方法。
  3. 【請求項3】前記注湯チューブ(23)が鋳造キャビティ
    (15)が溶湯で満たされつつあるときにその最下端が実
    質的に鋳造キャビティ内の水準の上昇に追従するような
    態様で動かされることを特徴とする請求の範囲2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】請求の範囲1−3のいずれか一つに記載の
    方法を実行するときに使用するための鋳造鋳型または鋳
    型部(14)であって、それが a) 少なくとも一つの鋳造キャビティ(15)、 b) 堰システム(1;4,22−25)、及び c) 少なくとも一つの押湯溜め(7;24) を含むものにおいて、 d) 前記押湯溜め(7;24)が凝固が最後に起こると予
    想される鋳造キャビティ(15)内の前記領域の水準と少
    なくともほぼ同じ水準の前記鋳造キャビティ(15)の側
    面のある位置に連結されていること、 を特徴とする鋳造鋳型または鋳型部(14)。
  5. 【請求項5】入口(2)から鋳造キャビティ(15)の底
    堰(5)に連結された出口まで下向きに延びかつ流れ制
    限手段(6)を通して押湯溜め(7)に連結されている
    縦湯口(4)を含み、この押湯溜め(7)から押湯ダク
    ト(21)が凝固が最後に起こると予想される鋳造キャビ
    ティ(15)内の前記領域の水準と少なくともほぼ同じ水
    準の鋳造キャビティ(15)の側面のある位置まで延びて
    いる堰システム(1)(図7と8)を特徴とする請求の
    範囲1に記載の方法を実行するときに使用するための請
    求の範囲4に記載の鋳造鋳型または鋳型部(14)。
  6. 【請求項6】押湯ダクト(25,24)、並びに前記押湯ダ
    クト(25,24)を通って入口(22)からその最下端にあ
    る出口まで延びている注湯チューブ(23)からなる堰シ
    ステム(4,22−25)を持つこと、押湯ダクトの下方部
    (24)が凝固が最後に起こると予想される鋳造キャビテ
    ィ(15)内の前記領域の水準と少なくともほぼ同じ水準
    の鋳造キャビティ(15)の側面のある位置で流出してい
    ること、前記注湯チューブ(23)が前記押湯ダクト(2
    5,24)を通って押湯ダクトの縦方向に、その最下端が鋳
    造キャビティ(15)の底に近接している注湯位置(図
    9)と、その最下端が鋳造キャビティ(15)の側面の前
    記位置と少なくとも同じ水準に位置している押湯位置
    (図10)との間で可動であることを特徴とする請求の範
    囲2または3に記載の方法を実行するときに使用するた
    めの請求の範囲4に記載の鋳造鋳型または鋳型部(1
    4)。
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