JP3262387B2 - 渦巻アンテナ - Google Patents

渦巻アンテナ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、渦巻アンテナに関し、
特に、広い放射指向特性を有する渦巻アンテナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の渦巻アンテナとしては、
例えば図5の一部断面した斜視図に示すものがある。同
図において、渦巻アンテナ1は、表面に渦巻状の放射素
子2a,2bが形成された誘電体基板3を、中空の円筒
部材4の開口部に載置し、該誘電体基板3の外周縁を、
その半径方向で、前記誘電体基板3の放射素子形成面と
垂直な断面がL字状の損失性誘電体からる接着環状
材5により、前記誘電体基板3を前記中空の円筒部材
に接着、結合させていた。
【0003】前記誘電体基板3を前記中空の円筒部材
に結合するに際し、前記誘電体基板3の外周縁部と前記
接着環状部材5との接合面に電波吸収材6を塗布し、該
基板3上の渦巻状の放射素子2a,2bを流れる電流を
該放射素子2a,2bの端部で吸収させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来の渦巻アンテナ1にあっては、所要の放射指
向特性を得るために、その特性を大きく変化させること
は困難であった。
【0005】すなわち、前記渦巻アンテナ1の放射指向
特性は、その放射素子2a,2bを流れる電流の自己調
整作用により、強い放射の生ずる位置が、自動的に決定
されてしまうため、通常の放射指向特性以外の特性、特
に、より広い放射指向特性が要求される分野には適用で
きないという問題点があった。
【0006】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、より広い放射指向特性
が得られるような渦巻アンテナを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、渦巻状の放射素子が形成され誘電
体基板を、中空の円筒部材に結合するため、該誘電体基
板の外縁部を、電波吸収材を介して環状部材により、前
中空の円筒部材に固着する渦巻アンテナにおいて、次
のとおりある。
【0008】前記環状部材は、その半径方向で、前記誘
電体基板の放射素子形成面と垂直な断面が、結合される
前記誘電体基板及び前記中空の円筒部材が占める中心角
が約90度の範囲の切り欠きを有するほぼ円形状又はほ
ぼ楕円形状の誘電体から成り、前記放射素子に該環状部
材を装荷させる渦巻アンテナである。
【0009】また、前記環状部材は、その半径方向で、
前記誘電体基板の放射素子形成面と垂直な断面が、L字
状の誘電体から成るとともに、該環状部材の外側に、そ
の半径方向で、前記誘電体基板の放射素子形成面と垂直
な断面が、固着される前記環状部材が占める中心角が約
90度の範囲の切り欠きを有するほぼ円形状又はほぼ楕
円形状の誘電体から成る外側環状部材を固着し、前記放
射素子に該外側環状部材を装荷させる渦巻アンテナであ
る。
【0010】
【作用】 前記のように構成される渦巻アンテナは、前記
環状部材、又は前記外側環状部材の、半径方向で、前記
誘電体基板の放射素子形成面と垂直な断面の形状、大き
さ及びその誘電率を選択することにより、その放射指向
特性を大きく変化させ、かつ所要の広い放射指向特性を
得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。
【0012】(第1実施例)図1は、本発明の渦巻アン
テナの第1実施例を示す一部断面した斜視図で、図5と
同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
【0013】図1において、渦巻アンテナ11は、図5
に示す接着環状部材5に代えて、半径方向で、前記誘電
体基板3の放射素子形成面と垂直な断面が、結合される
前記誘電体基板3及び前記中空の円筒部材4が占める中
心角が約90度の範囲の切り欠きを有するほぼ円形状の
誘電体から成る環状部材12により、前記誘電体基板3
の外周縁部を前記中空の円筒部材4に結合させるととも
に、渦巻状の放射素子 2a,2bに前記環状部材12を
装荷させている。
【0014】この環状部材12の前記断面は前記ほぼ円
形状に限らず、その対応する形状がほぼ楕円形状又は多
角形状でもよく、かつ結合される前記誘電体基板3及び
前記中空の円筒部材4が占める中心角が約90度の範囲
を切り欠いている。
【0015】前記渦巻アンテナ11の放射素子2a,2
bから放射される電波は、前記環状部材12内を通過す
る領域(広角域)と、通過しない領域(正面域)とに分
けることができる。
【0016】前記電波が前記状部材12内を通過する
領域では、該環状部材12の誘電体による波長短縮作
用、誘電体表面での反射、屈折作用及び誘電体内部での
反射、屈折作用が生ずる。
【0017】これらの作用から、前記渦巻アンテナ11
の開口面の電磁界分布を広角域で変化させ、結果として
遠方界が広い放射指向特性を持たせる。又、前記環状部
材12の前記断面形状、大きさ及び誘電体の誘電率を変
化させて、前記渦巻アンテナ11の開口面の電磁界分布
を変化させ、結果として放射指向特性も変化させること
ができる。
【0018】(第2実施例)図2は本発明の第2実施
例を示す一部断面した斜視図で、図1の変形例である。
図2において、渦巻アンテナ21の環状部材22は誘電
体から成り、その半径方向で、前記誘電体基板3の放射
素子形成面と垂直な断面形状は、図1に示される前記
状部材12の一部変形で、その内側の円弧の一点から引
いた接線22aと、前記誘電体基板3の面とで形成され
部分22bが付加され、前記誘電体基板3との接合面
が、該誘電体基板3に固着される。
【0019】このような環状部材22を、前記放射素子
2a,2bに装荷させるので、前記環状部材22の前記
付加される部分22bの形状及び大きさにより、前記渦
巻ア ンテナ21の放射指向特性を、所要の指向特性に調
整することができる。
【0020】(第3実施例)図3は、本発明の第3実施
例を示す一部断面した斜視図で、図5と同一部材には同
一符号を付してその説明を省略する。
【0021】図3において、渦巻アンテナ31は、環状
部材として、従来の渦巻アンテナ1を構成するもので、
その半径方向で、前記誘電体基板3の放射素子形成面と
垂直な断面が、L字状の誘電体から成る前記接着環状部
材5を有し、この接着環状部材5の外側に、その半径方
向で、前記誘電体基板3の放射素子形成面と垂直な断面
が、固着される前記接着環状部材5が占める中心角が約
90度の範囲の切り欠きを有するほぼ円形状の誘電体か
ら成る外側環状部材を固着するとともに、前記放射素子
2a,2bに該外側環状部材32を装荷させている。
【0022】前記外側環状部材32の前記断面は、前記
ほぼ円形状に限らず、その対応する形状がほぼ楕円形状
又は多角形状でもよく、かつ固着される前記接着環状部
材5が占める中心角が約90度の範囲を切り欠いてい
る。
【0023】前記渦巻アンテナ31は、前記外側環状部
材32の前記断面形状、大きさ及び誘電体の誘電率によ
り、放射指向特性を所要の指向特性に調整することがで
きる。
【0024】図4は、本実施例による渦巻アンテナ31
と従来の渦巻アンテナ1との各放射指向特性(放射角に
対する放射減衰量を示す)の比較図である。同図から明
らかなように、本実施例の前記外側環状部材32を装荷
することにより、渦巻アンテナ31の放射指向特性は、
従来のものに比較して広い放射角にわたり減衰量の変動
が少なく、広い放射指向特性が得られている。
【0025】なお、本発明の技術は前記実施例における
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果す他の
態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記構
成の 範囲内において種々の変更、付加が可能である。
【0026】
【発明の効果】 以上の説明から明らかなように本発明の
渦巻アンテナによれば、渦巻状の放射素子が形成される
誘電体基板を中空の円筒部材に結合するための環状部
材、又は断面L字状環状部材の外側に固着する外側環状
部材は、その半径方向で、誘電体基板の放射素子形成面
と垂直な断面が、結合される前記誘電体基板及び前記中
空の円筒部材、又は前記断面L字状環状部材が占める中
心角が約90度の範囲の切り欠きを有するほぼ円形状又
はほぼ楕円形状の誘電体から成り、前記放射素子に前記
環状部材又は前記外側環状部材を装荷させるので、前記
環状部材又は前記外側環状部材の前記断面形状、大きさ
及びその誘電率を選択することにより、種々のより広い
放射指向特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の渦巻アンテナの第1実施例を示す一部
断面した斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す一部断面した斜視図
である。
【図3】本発明の第3実施例を示す一部断面した斜視図
である。
【図4】第3実施例による渦巻アンテナ31と、従来の
渦巻アンテナ1との各放射指向特性(放射角に対する放
射減衰量を示す)の比較図である。
【図5】従来の渦巻アンテナを示す一部断面した斜視図
である。
【符号の説明】
1,11,21,31 渦巻アンテナ 2a,2b 放射素子 3 誘電体基板 4 中空の円筒部材 5 接着環状部材 6 電波吸収材 12,22 環状部材 32 外側環状部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 渦巻状の放射素子が形成され誘電体基
    板を、中空の円筒部材に結合するため、該誘電体基板の
    外縁部を、電波吸収材を介して環状部材により、前記
    空の円筒部材に固着する渦巻アンテナにおいて、前記環状部材は、その半径方向で、前記誘電体基板の放
    射素子形成面と垂直な断面が、結合される前記誘電体基
    板及び前記中空の円筒部材が占める中心角が約90度の
    範囲の切り欠きを有するほぼ円形状又はほぼ楕円形状の
    誘電体から成り、 前記放射素子に該環状部材を装荷させことを特徴とす
    る渦巻アンテナ。
  2. 【請求項2】 渦巻状の放射素子が形成される誘電体基
    板を、中空の円筒部材に結合するため、該誘電体基板の
    外縁部を、電波吸収材を介して環状部材により、前記中
    空の円筒部材に固着する渦巻アンテナにおいて、 前記環状部材は、その半径方向で、前記誘電体基板の放
    射素子形成面と垂直な断面が、L字状の誘電体から成る
    とともに、該環状部材の外側に、その半径方向で、前記
    誘電体基板の放射素子形成面と垂直な断面が、固着され
    る前記環状部材が占める中心角が約90度の範囲の切り
    欠きを有するほぼ円形状又はほぼ楕円形状の誘電体から
    成る外側環状部材を固着し、 前記放射素子に該外側環状部材を装荷させることを特徴
    とする渦巻アンテナ。
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