JP3259793B2 - ウエハの洗浄処理方法 - Google Patents

ウエハの洗浄処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエハの洗浄処理方法
に係り、特に、ウエハ上に付着した微粒子、金属不純
物、有機膜、酸化膜等を除去する際に行うウエハの洗浄
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ウエハ上に付着した微粒子、
金属不純物、有機膜、酸化膜等を除去する目的で、種々
の洗浄処理方法が行われている。例えば、ウエハ上に付
着した微粒子を除去する方法としては、一般的に、ウエ
ハをNH4 OH/H2 2 /H2 Oからなる洗浄液(混
合溶液)中で洗浄処理する方法が挙げられ、ウエハ上に
付着した金属不純物を除去する方法としては、ウエハを
HCl/H2 2 /H2 Oからなる洗浄液中で洗浄処理
する方法が挙げられる。また、ウエハに付着した酸化膜
を除去する方法としては、一般的に、ウエハをHF/H
2 Oからなる洗浄液中、あるいはHF/NH4 Fからな
る洗浄液中で洗浄処理する方法が挙げられ、ウエハに付
着した有機膜を除去する方法としては、ウエハをH2
4 /H2 2 からなる洗浄液中で洗浄処理する方法が
挙げられる。
【0003】また、この他にも、例えば、特開昭62−
272540号公報や特開昭62−272541号公
報、及び特開平1−211925号公報に開示されてい
るように、ウエハを洗浄する際に、UV光とハロゲンガ
スを利用するガスクリーニング処理方法が紹介されてい
る。そしてまた、特開平1−259536号公報に開示
されているように、超音波振動の伝搬された洗浄液を噴
射して個々のウエハの洗浄処理を行う枚葉式洗浄処理方
法が紹介されている。
【0004】さらに、特開平4−26120号公報で
は、ウエハをHF/H2 2 /H2 Oからなる洗浄液中
で洗浄処理することで、当該ウエハに付着していた金属
不純物を除去すると共に、微粒子の再付着を防止するこ
とができる洗浄処理方法が紹介されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記N
4 OH/H2 2 /H2 Oからなる洗浄液のように、
アルカリ性の洗浄液は、微粒子を除去したり、Cu等の
ようにアンモニアと錯体を作り易い金属を除去すること
ができる反面、AlやFe等のように酸化し易い金属
は、前記洗浄処理の際に、酸化膜となってウエハ上に形
成され(ウエハ上に形成される酸化膜中に取り込まれ
る)、当該ウエハから除去することが困難であるという
問題があった。
【0006】また、前記HCl/H2 2 /H2 Oから
なる洗浄液やH2 SO4 /H2 2からなる洗浄液のよ
うに、酸性の洗浄液は、AlやFe等のように酸化し易
い金属は除去できるが、微粒子や拡散速度の速い金属を
除去することが困難であるという問題があった。そし
て、HF/H2 Oからなる洗浄液は、Cu等のように、
Siよりもイオン化傾向の小さい金属や微粒子が付着し
やすいという問題があった。
【0007】このため、現在では、前記種々の洗浄処理
方法を組み合わせて行うことで、ウエハに付着している
微粒子、金属不純物、有機膜、酸化膜等を除去してい
る。従って、洗浄処理に時間と手間がかかり、生産性を
低下させると共に、製造コストが増加するという問題が
あった。本発明は、このような問題を解決することを課
題とするものであり、ウエハに付着した金属不純物と微
粒子を同時に除去することが可能なウエハの洗浄処理方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、酸化力を有する溶液と、酸化膜をエッチ
ングする溶液と、pH調整溶液と、からなる混合溶液中
で、ウエハを洗浄する工程を備えたことを特徴とするウ
エハの洗浄処理方法を提供するものである。そして、前
記pH調整溶液として、NH4 Fを使用することを特徴
とするウエハの洗浄処理方法を提供するものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、酸化力を有する溶液と、酸化
膜をエッチングする溶液と、pH調整溶液と、からなる
混合溶液中で、ウエハを洗浄するため、ウエハに付着し
た金属不純物と微粒子を同時に除去することができる。
即ち、前記混合溶液中でウエハを洗浄すると、先ず、前
記酸化力を有する溶液の作用により、ウエハに付着して
いる金属不純物や微粒子が酸化され、当該ウエハ上に酸
化膜が形成される。次に、前記酸化膜をエッチングする
溶液の作用により、前記ウエハ上に形成された酸化膜が
エッチング除去される。従って、前記混合溶液中でウエ
ハを洗浄することにより、当該ウエハに付着していた金
属不純物と微粒子を同時に除去することができる。
【0010】ここで、前記混合溶液のpHが、所定値よ
りアルカリ性側に傾くと、ウエハから除去された金属不
純物が再びウエハに付着し易くなる。一方、前記混合溶
液のpHが所定値より酸性側に傾くと、ウエハから除去
された微粒子が再びウエハに付着し易くなる。従って、
本発明では、前記酸化力を有する溶液と、酸化膜をエッ
チングする溶液に、pH調整溶液を混合し、前記金属不
純物及び微粒子が、前記ウエハに再付着しないpH値を
得た。
【0011】また、前記pH調整溶液として、NH4
を使用することで、前記混合溶液内に塩が発生すること
がなく、ウエハへの金属不純物や微粒子の再付着をさら
に効果的に防止することができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る一実施例について説明す
る。先ず、H2 Oと、酸化力を有する溶液としてH2
2 (30重量%)と、酸化膜をエッチングする溶液とし
てHF(50重量%)を、 H2 O:H2 2 :HF=540:48:1 の比率で調合し、第1の混合溶液を作製した。ここで、
濃度が0.1重量%であるHFは、酸化膜に対するエッ
チングレートが5Å/min 程度となる。
【0013】次に、前記第1の混合溶液(24℃)中
に、洗浄すべきウエハを浸漬し、10分間程度洗浄処理
を行った。この時、前記第1の混合溶液は、H2 2
作用により、ウエハに付着していた金属不純物や微粒子
を酸化し、当該ウエハ上に酸化膜を形成する。次いで、
前記第1の混合溶液中のHFの作用により、前記ウエハ
上に形成された酸化膜を50Å程度エッチング除去す
る。この除去された酸化膜は、前記第1の混合用液中に
混入(浮遊)した状態で存在する。
【0014】次いで、前記10分間の洗浄処理が終了し
た第1の混合溶液に、pH調整溶液としてNH4 Fを、
図1に示す割合(重量%)で混合(添加)し、第2の混
合溶液を作製する。なお、図1は、NH4 Fの添加量
と、得られた第2の混合溶液のpH値との関係を示す図
である。ここで、前記第2の混合溶液は、図1に示すよ
うに、NH4 Fの混合量に応じてそのpH値が変化して
いくことが判る。
【0015】また、図2は、第2の混合溶液のpH値
と、当該第2の混合溶液中からウエハに再付着した微粒
子(particle)の数(個数)との関係を示す図である。
図2から、第2の混合溶液のpH値が低くなる(酸性側
になる)ほど、微粒子の再付着量が減少することが確認
された。なお、図2では、pH値を調整した第2の混合
溶液にポリスチレンラテックス粒子(粒径=0.3μm
程度)を1×104 個/ml程度混入し、前記ウエハに
再付着したポリスチレンラテックス粒子の数を以て、微
粒子の再付着量とした。
【0016】また、図3は、前記第2の混合溶液のpH
値と、当該第2の混合溶液中からウエハに再付着した金
属不純物(Fe、Ni、Cu)の数(個数)との関係を
示す図である。図3から、第2の混合溶液のpH値が2
〜4程度であれば、金属不純物の物の再付着量が一定で
あることが確認された。これらの結果から、前記第1の
混合溶液に、NH4 F(pH調整溶液)を混合し、得ら
れた第2の混合溶液のpHを最適な値に調整すること
で、ウエハに付着していた金属不純物及び微粒子を同時
に除去することができると共に、当該ウエハに金属不純
物及び微粒子が再付着することを防止した良好な洗浄処
理を行うことができることが立証された。
【0017】なお、本実施例では、酸化力を有する溶液
としてH2 2 (1重量%)を使用したが、これに限ら
ず、酸化力を有する溶液であれば、他の種類の溶液を使
用してもよい。また、本実施例では、酸化膜をエッチン
グする溶液としてHF(0.1重量%)を使用したが、
これに限らず、酸化膜をエッチングする溶液であれば、
他の種類の溶液を使用してもよい。
【0018】そしてまた、前記酸化力を有する溶液と酸
化膜をエッチングする溶液との混合比は、各溶液の濃度
や洗浄するウエハに付着している物質の種類等、所望に
より決定してよい。さらに、本実施例では、pH調整溶
液としてNH4 Fを使用したが、これに限らず、混合溶
液内に塩が発生することなく、当該混合溶液のpH調整
を行うことができる溶液であれば、他の種類の溶液を用
いてもよい。
【0019】また、本実施例では、第2の混合溶液のp
Hを2〜4程度に調整したが、当該混合溶液のpHは、
状況に応じて調整すればよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るウエ
ハの洗浄処理方法は、酸化力を有する溶液と、酸化膜を
エッチングする溶液と、pH調整溶液と、からなる混合
溶液中でウエハを洗浄するため、当該ウエハに付着して
いた金属不純物や微粒子を、前記酸化力を有する溶液で
酸化して該ウエハ上に酸化膜を形成し、この酸化膜を前
記酸化膜をエッチングする溶液によりエッチング除去す
ることができる。このため、前記金属不純物と微粒子を
同時に除去することができる。また、前記pH調整溶液
を混合することで、前記金属不純物及び微粒子が、前記
ウエハに再付着することを防止することができる。この
結果、一度の洗浄工程のみで良好な洗浄処理を行うこと
ができ、洗浄処理工程を簡略化することができる。
【0021】さらにまた、前記pH調整溶液として、N
4 Fを使用することで、前記混合溶液内に塩が発生す
ることがなく、ウエハへの金属不純物や微粒子の再付着
をさらに効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例におけるNH4 Fの添加量
と、得られた第2の混合溶液のpH値との関係を示す図
である。
【図2】本発明に係る実施例における第2の混合溶液の
pH値と、当該第2の混合溶液中からウエハに再付着し
た微粒子(particle)の数との関係を示す図である。
【図3】本発明に係る実施例における第2の混合溶液の
pH値と、当該第2の混合溶液中からウエハに再付着し
た金属不純物の数との関係を示す図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化力を有する溶液と、酸化膜をエッチ
    ングする溶液と、pH調整溶液と、からなる混合溶液中
    で、ウエハを洗浄する工程を備えたことを特徴とするウ
    エハの洗浄処理方法。
  2. 【請求項2】 前記pH調整溶液として、NH4 Fを使
    用することを特徴とする請求項1記載のウエハの洗浄処
    理方法。
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